JP2002046890A - シート状部材の保持装置 - Google Patents

シート状部材の保持装置

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JP2002046890A
JP2002046890A JP2000229252A JP2000229252A JP2002046890A JP 2002046890 A JP2002046890 A JP 2002046890A JP 2000229252 A JP2000229252 A JP 2000229252A JP 2000229252 A JP2000229252 A JP 2000229252A JP 2002046890 A JP2002046890 A JP 2002046890A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドラムの周面へのシート状部材の密着保持す
る際に、ドラム周面に傷等による凹凸を形成することな
く、当該シート状部材の端部を確実に保持し、かつドラ
ム周面に対して浮き等を防止して、画質の低下を防止す
る。 【解決手段】 クランプ部160と印刷版12とを面接
触させたので、印刷版12の保持力が大きい。フラップ
の遠心力でクランプ部160をスライドさせるので、プ
レート150の回動による傾きが小さくなり、回転ドラ
ム54からの突出量を軽減できる。クランプ部160を
プレート150の幅方向一端部の先端に配置したため、
印刷版12の咥え代が短くなり、画像記録可能領域を大
きくできる。印刷版12をクランプ部160と回転ドラ
ム54との間への挟持と、クランプ部160のスライド
による緊張との機構をそれぞれ独立に設計できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート状部材をド
ラムの周面に巻き付けて保持し、この保持状態で前記ド
ラムを軸回転させながら、シート状部材の表面を処理す
る処理装置に用いられ、前記シート状部材の端部を前記
ドラムの周面に密着保持するためのシート状部材の保持
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、印刷には、アルミニウムの薄板
などのシート状の支持体に感光層を形成した感光性印刷
版(以下「印刷版」と言う)が用いられる。このような
印刷版には、印刷物のサイズに応じて縦横の寸法の異な
るものが用いられる。
【0003】印刷版に画像露光を施す画像露光装置に
は、印刷版を回転ドラムに巻き付け、回転ドラムと一体
で印刷版を回転しながら画像データに応じた光ビームを
印刷版に照射することにより、印刷版を走査露光するも
のがある。
【0004】回転ドラムに印刷版を巻き付ける場合、回
転ドラムの周方向に沿った印刷版の両端をチャック等の
保持部材によって回転ドラムとの間で挟持して固定す
る。
【0005】すなわち、印刷版におけるドラム周方向に
沿う何れか一方の端部(例えば巻き付け方向先端側の端
部)に対応するチャックを回転ドラムの所定の位置に取
り付けておき、印刷版の他方の端部(ここでは、巻き付
け方向後端部の端部)に対応するチャックを、回転ドラ
ムに印刷版を巻き付けた後に、印刷版のサイズにあわせ
た位置に装着する。
【0006】ここで、印刷版のサイズに合わせて回転ド
ラムに取り付けるためのチャックの構造として、回動ド
ラムの周面に周方向に亘って形成された装着溝の任意の
位置に挿入可能な固定コマ(支柱)を備えたものがある
(以下、クランプという)。このクランプに取り付けら
れた固定コマは、装着溝の何れにも移動可能であり、サ
イズの異なる印刷版に対応して適正位置で印刷版の端部
を挟持することができる。
【0007】ところで、回転ドラムに巻き付けた印刷版
を露光するときには、回転ドラムの周面に印刷版を密着
させ、回転ドラムと共に印刷版を高速で回転させるよう
にしている。
【0008】このとき、遠心力によってクランプのチャ
ック部によって固定した印刷版の端部に浮きが生じるの
を防止するため、固定コマの位置を挟んで、印刷版チャ
ック位置と反対側の位置に、チャック部による印刷版の
挟持力を助長する部材を設けている。この部材は、ばね
等の付勢部材であり、、この付勢部材の付勢力でチャッ
クによる挟持力を高める構造となっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ク
ランプ等の保持装置と回転ドラムとの間で付勢力が付与
されるためには、保持装置に設けている付勢部材を回転
ドラムの周面に接触させる必要がある。このため、回転
ドラムの周面に傷等による凹凸が形成されてしまうこと
がある。
【0010】この凹凸が形成された位置に異なるサイズ
の印刷版が密着すると、凹凸により印刷版に浮きが生
じ、光ビームを走査して画像記憶を行うときの、ピント
ずれや画像の歪みが発生して、画質に悪影響を及ぼすこ
とになる。
【0011】また、保持部材による挟持力が弱いと、印
刷版の回転ドラムへの密着性が低下し、ピントずれ等を
発生させる原因となる。これは、印刷版の腰の強さに起
因するものであり、特に印刷版の回転ドラム周方向の端
部(挟持位置)での印刷版の圧縮方向のずれにより発生
する。
【0012】本発明は上記事実を考慮し、ドラムの周面
へのシート状部材の密着保持する際に、ドラム周面に傷
等による凹凸を形成することなく、当該シート状部材の
端部を確実に保持し、かつドラム周面に対して浮き等を
防止して、画質の低下を防止することができるシート状
部材の保持装置を得ることが目的である。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
シート状部材をドラムの周面に巻き付けて保持し、この
保持状態で前記ドラムを軸回転させながら、シート状部
材の表面を処理する処理装置に用いられ、前記シート状
部材の端部を前記ドラムの周面に密着保持するためのシ
ート状部材の保持装置であって、前記ドラムの周面の所
定の位置に固定可能な支柱と、前記支柱を支点として前
記ドラムの周方向に所定角度回動可能なプレートと、前
記プレートの一端部に設けられ、かつ前記シート状部材
の端部の配置位置と対向され、前記支柱を中心とする回
動に応じて、前記シート状部材を挟持及び挟持解除の2
位置と取り得ると共に、前記ドラムの周方向にスライド
可能なクランプ部と、前記支柱のドラム周面への固定状
態で、前記プレートを、前記クランプ部がドラムの周面
に接近する方向へ回動させ、前記シート状部材を挟持す
る回動手段と、前記回動手段による前記シート状部材の
挟持状態で、前記ドラムの回転により発生する遠心力に
応じて、前記クランプ部を前記シート状部材を緊張させ
る方向へスライドさせるスライド手段と、を有してい
る。
【0014】請求項1記載の発明によれば、ドラムの周
面にシート状部材を配置し、その巻き付け方向端部に保
持装置を配置する。この保持装置は、予めドラムの周面
の所定位置に配置しておいてもよいし、ドラムから離反
させた状態で待機し、シート状部材の端部を位置決めし
た後、この端部に合わせてドラム周面上に配置してもよ
い。
【0015】保持部材の支柱がドラムの周面の所定位置
に固定されると、その後、回動手段による前記支柱を支
点とするプレートの回動により、クランプ部がドラム周
面方向へ移動し、このクランプ部とドラム周面とでシー
ト状部材の端部を挟持する。これにより、シート状部材
の端部が保持状態となる。
【0016】シート状部材はドラム周面に巻きつけら
れ、その巻き付け方向両端部がそれぞれ保持部材によっ
て保持されることで、ドラムの周面に密着保持される。
この場合、シート状部材の腰の強さ等により、めくれ上
がることは防止されるが、ドラム周面との相対移動(ず
れ)により、シート状部材の中間に浮きが生じることが
ある。この浮きは、シート状部材の表面までの距離が均
一な状態であることが好ましい処理(例えば、レーザー
ビーム等による画像走査記録処理)において、不都合と
なる。
【0017】そこで、請求項1に記載の発明では、クラ
ンプ部をドラム周方向に沿ってスライド可能としてお
く。この状態で、スライド手段によりドラムの回転に応
じて発生する遠心力を利用してこのクランプ部をシート
状部材が緊張する方向にスライドさせる。このとき、ク
ランプ部がシート状部材を追従させることになるため、
シート状部材に浮きが生じていてもこれをドラムの回転
によって解消することができる。すなわち、ドラムの回
転中が、シート状部材の表面への処理時期であるため、
少なくとも処理中のシート状部材の浮きを防止すること
ができる。
【0018】請求項2に記載の発明は、前記請求項1に
記載の発明において、前記回動手段が、前記支柱のドラ
ムへの固定状態で、プレートに付勢力を付与することが
可能なプレート回動用付勢手段であり、前記ドラムの回
転時には、この回転で生じる遠心力が前記プレート回動
用付勢手段の付勢力を助長することを特徴としている。
【0019】請求項2に記載の発明によれば、プレート
は、保持装置がドラムに固定されることで、プレート回
動用付勢手段の付勢力により回転し、クランプ部をドラ
ム方向に接近させ、このクランプ部とドラムとの間にシ
ート状部材を挟持することができる。また、この状態
で、ドラムが回転すると、プレートは、遠心力により支
柱を中心に回転する。この回転方向と、前記プレート回
動用付勢手段によるプレートの回動方向とが同一方向で
あるため、ドラム回転中は、プレートの回転が、プレー
ト回動用付勢手段の付勢力と、遠心力との両方の力が加
算されるため、シート部材を挟持する力を増加すること
ができる。
【0020】請求項3に記載の発明は、前記請求項1又
は請求項2に記載の発明において、前記スライド手段
が、前記ドラムの回転に応じて発生する遠心力で軸回転
するフラップと、このフラップと前記クランプ部を連結
すると共に前記フラップの軸回転方向を少なくとも引張
力でクランプ部によるシート状部材の緊張方向へのスラ
イド方向へ変換して伝達可能な連結部材と、で構成され
ていることを特徴としている。
【0021】請求項3に記載の発明によれば、回転軸か
ら半径方向に板材が延設されたフラップを用い、このフ
ラップが遠心力によりあおられることで、回転軸を回転
させ、この回転を連結部材によってクランプ部をスライ
ドさせる。このスライド方向は、シート状部材を緊張さ
せる方向であるため、ドラム回転中は常にシート状部材
を緊張方向に引っ張る力が働き、浮き等を生じさせるこ
とを防止できる。
【0022】請求項4に記載の発明は、前記請求項3に
記載の発明において、前記連結部材が緊張方向及び圧縮
方向の両方において力の伝達が可能な剛体であることを
特徴としている。
【0023】請求項4に記載の発明によれば、前記連結
部材として、一方を引張る(緊張)ことで他方に連結さ
れた部材を同量引張り可能であり、かつ一方を押圧(圧
縮)することで、他方に連結された部材を同量押圧可能
である剛体を用いることで、力のロスがない状態でフラ
ップの回転力による変位量をクランプ部のスライド量に
付与することができる。
【0024】請求項5に記載の発明は、前記請求項1乃
至請求項4の何れか1項記載の発明において、前記ドラ
ムには、周方向に亘り所定幅寸法の溝部が形成され、前
記支柱が軸回転位置に応じて幅寸法が、前記溝の幅寸法
に対して広幅又は狭幅となり得ることで、前記支柱を溝
部へ挿入可能、かつ挿入状態で抜け止め可能とされるこ
とを特徴としている。
【0025】請求項5に記載の発明によれば、ドラムに
周方向の溝部を形成し、支柱をこの溝部に沿って移動可
能とすることで、ドラムの周面の任意の位置に配置する
ことができる。また、支柱を溝部に挿入し、この挿入状
態で抜け止めを施すことで、遠心力を利用したプレート
の回転を確実なものとすることができる。
【0026】請求項6に記載の発明は、前記請求項1乃
至請求項5の何れか1項記載の発明において、前記クラ
ンプ部と前記ドラム周面との間への前記シート状部材の
非挟持状態で、前記クランプ部のスライド方向位置を前
記シート状部材の緊張方向への移動可能ストローク量が
最大となる原位置に位置決めする位置決め手段をさらに
有することを特徴としている。
【0027】請求項6に記載の発明によれば、クランプ
部は、シート状部材に非接触状態では、接触してからの
移動ストロークを稼ぐためにこの移動可能ストローク量
が最大となる原位置に戻しておく必要がある。そこで、
位置決め手段により、少なくともクランプ部がシート状
部材を押圧していない状態では、原位置に位置決めす
る。
【0028】請求項7に記載の発明は、前記請求項6に
記載の発明において、前記位置決め手段が、前記クラン
プ部を前記遠心力による前記シート状部材の緊張方向へ
のスライドよりも弱い付勢力で反対方向へ付勢するクラ
ンプ部スライド用付勢手段であることを特徴としてい
る。
【0029】請求項7に記載の発明によれば、請求項6
の位置決め手段として、クランプ部を前記遠心力による
前記シート状部材の緊張方向へのスライドよりも弱い付
勢力で反対方向へ付勢するクランプ部スライド用付勢手
段を用いることが、簡便な構造となる。
【0030】請求項8に記載の発明は、前記請求項1乃
至請求項7の何れか1項記載の発明において、前記保持
装置が、前記ドラムに対して着脱可能とされていること
を特徴としている。
【0031】請求項8に記載の発明によれば、上記請求
項1乃至請求項7の何れか1項の保持装置において、ド
ラムに対して着脱可能とする。すなわち、例えば、ドラ
ムの接線方向から搬送されてくるシート状部材の先端が
ドラムの周面の所定位置にきたときに、第1の保持装置
をドラムへ接近させて固定し、シート状部材の搬送方向
先端部をクランプする。このとき、後端部を保持する保
持装置はドラム上に存在しないため、シート状部材を順
次ドラムに巻き付けていくときに干渉することがない。
ドラムの周面にシート状部材が巻き付けられると、その
後端部に対応する位置に第2の保持装置を対応させ、固
定した後クランプする。これにより、シート状部材の両
端をクランプすることができる。なお、第1の保持装置
と第2の保持装置とは、シート状部材の前後端において
クランプする向きが異なるため、便宜上区別したのみで
あり、異なる構造を持つ必要はない。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1には、本実施の形態に適用し
た画像露光装置10の概略構成を示している。この画像
露光装置10は、シート体として例えばアルミニウム等
によって形成したの矩形薄板状(例えば肉厚が0.3mm
程度)の支持体に感光層を形成した感光性平版印刷版
(以下「印刷版12」という)を用い、この印刷版12
に画像データに基づいて変調した光ビームを照射して走
査露光する。画像露光装置10で画像露光の終了した印
刷版12は、図示しない自動現像装置等によって現像処
理等が施される。
【0033】この画像露光装置10には、機枠14内に
カセット装填部18、給版搬送部20、記録部22及び
排出バッファ部24等が設けられている。カセット装填
部18は、機枠14内の図1紙面右下側に配置されてお
り、それぞれに多数枚の印刷版12を収容している複数
のカセット16が、所定角度で傾斜された状態で装填さ
れる。
【0034】画像露光装置10では、縦横の寸法が異な
る複数サイズの印刷版12の処理が可能となっており、
カセット16には、何れかのサイズの印刷版12が、感
光層を上側にし、一端が所定の位置となるように位置決
めされて収容されている。また、カセット装填部18に
は、複数のカセット16が所定間隔で、かつそれぞれに
収容している印刷版12の一端が略一定の高さとなるよ
うに装填される。
【0035】給版搬送部20は、カセット装填部18の
上方に配置され、記録部22は、カセット装填部18に
隣接して、装置の中央下部に配置されている。給版搬送
部20には、一対の側板26(図1では一方のみを図
示)が設けられており、この側板26に反転ユニット2
8及び枚葉ユニット30が取付けられている。
【0036】反転ユニット28は、所定の外径寸法の反
転ローラ32を備え、この反転ローラ32の周囲に複数
の小ローラ(本実施の形態では、一例として小ローラ3
4A、34B、34C、34Dの4個)が設けられてい
る。小ローラ34A〜34Dは、カセット装填部18側
から反転ローラ32の上方を経て記録部22側に亘って
配置され、無端の搬送ベルト36が巻き掛けられてい
る。これにより、搬送ベルト36は、小ローラ34Aと
小ローラ34Dの間の約半周に亘って反転ローラ32に
巻き掛けられている。
【0037】一方、枚葉ユニット30は、カセット16
内の印刷版12の上端部を吸着する複数の吸盤38を備
えており、吸盤38を下方移動させてカセット装填部1
8に装填されているカセット16内の印刷版12の上端
部に対向させて印刷版12を吸着する。また、枚葉ユニ
ット30は、印刷版12を吸着した吸盤38を略上方へ
移動させることにより、カセット16から印刷版12を
引き出すと共に、引き出した印刷版12の先端を、反転
ローラ32と搬送ベルト36の間へ挿入する。なお、図
1では、吸盤38の移動位置の概略を二点鎖線で示して
いる。
【0038】反転ユニット28では、反転ローラ32と
搬送ベルト36がカセット16からの印刷版12の引き
出し方向(図1の矢印A方向)に回転する。これによ
り、印刷版12は、反転ローラ32と搬送ベルト36に
挟持されてカセット16から引き出されると共に、反転
ローラ32の周面に巻き掛けられることにより、湾曲さ
れながら搬送されて反転される。なお、反転ローラ32
の半径寸法は、印刷版12を湾曲させたときに、印刷版
12に折れや曲がりを生じさせない寸法(例えば100
mm以上)となっている。
【0039】図1に実線及び二点鎖線で示すように、側
板26は、印刷版12を取出すカセット16の位置に応
じて水平移動する。これにより、枚葉ユニット30の吸
盤38は、選択されたカセット16内の印刷版12に対
向される。
【0040】また、側板26には、小ローラ34Dの下
方にガイド40が設けられており、反転ローラ32によ
って反転された印刷版12は、小ローラ34D側で反転
ローラ32と搬送ベルト36の間から、このガイド40
へ向けて送り出される。また、記録部22の上方には、
搬送コンベア42が配置されており、反転ユニット28
から送り出された印刷版12は、ガイド40によって搬
送コンベア42へ案内される。
【0041】なお、ガイド40は、常に印刷版12の案
内方向を搬送コンベア42へ向けるように、側板26の
移動に伴って揺動する。また、記録部22側の小ローラ
34Dは、側板26の移動に伴って反転ユニット28か
らの印刷版12の送出し方向を換えるように移動し、小
ローラ34Cは、小ローラ34Dが移動したときに搬送
ベルト36に略一定の張力を付与するように移動する。
これにより、反転ユニット28から送り出される印刷版
12がガイド40によって緩やかに湾曲されるようにし
ている。
【0042】搬送コンベア42は、給版搬送部20の下
方に隣接したローラ44と、記録部22の上方に隣接し
たローラ46との間に搬送ベルト48が巻き掛けられ、
ローラ46側が下方となるように傾斜されている。
【0043】図1及び図2に示されるように、搬送コン
ベア42には、ローラ46に対向してローラ50が配置
されており、搬送コンベア42上に送り込まれた印刷版
12は、搬送ベルト48上を搬送されてローラ46、5
0に挟持される。また、記録部22には、架台52上に
回転ドラム54及び記録ヘッド部56が取付けられてい
る。また、回転ドラム54の上方には、パンチャー58
が配置されている。
【0044】図2に示されるように、パンチャー58に
は、銜え口60が形成されており、搬送コンベア42
は、ローラ46、50によって印刷版12を挟持し、印
刷版12の先端をパンチャー58の銜え口60に挿入し
て保持する。パンチャー58は、銜え口60に印刷版1
2の先端が挿入されると、印刷版12の先端の所定の位
置に、位置決め用として例えば切り欠きを穿設する。
【0045】搬送コンベア42は、印刷版12に切り欠
きが穿設されると、搬送ベルト48と共にローラ46、
50を逆転駆動して、印刷版12の先端をパンチャー5
8の銜え口60から引き出す。また、搬送コンベア42
には、図示しない揺動手段が設けられており、この揺動
手段によってローラ44側を軸にしてローラ46側が記
録部22の回転ドラム54に接近するように下方移動さ
れる(図1及び図2に二点鎖線で示す)。これにより、
搬送ベルト48上の印刷版12は、先端が回転ドラム5
4の外周面の所定位置に向けられて、搬送ベルト48上
を回転ドラム54へ向けて搬送される。
【0046】回転ドラム54は、図示しない駆動手段に
よって、印刷版12の装着露光方向(図1及び図2の矢
印B方向)及び装着露光方向と反対方向となる印刷版1
2の取外し方向(図1及び図2の矢印C方向)へ回転さ
れる。
【0047】図2に示されるように、記録部22に設け
られている回転ドラム54には、外周面の所定の位置
に、先端チャック62が取付けられている。記録部22
では、この回転ドラム54に印刷版12を装着するとき
に、先ず、先端チャック62が、搬送コンベア42によ
って送り込まれる印刷版12の先端に対向する位置(印
刷版装着位置)で回転ドラム54を停止させる。
【0048】記録部22には、印刷版装着位置で先端チ
ャック62に対向して装着カム64が設けられている。
先端チャック62は、この装着カム64が回動して一端
側が押圧されることにより、回転ドラム54の周面との
間に印刷版12の挿入が可能となる。記録部22では、
印刷版12の先端が先端チャック62と回転ドラム54
の間に挿入された状態で、装着カム64を戻して先端チ
ャック62への押圧を解除することにより、印刷版12
の先端を先端チャック62と回転ドラム54の周面との
間で挟持して保持する。なお、このときに、印刷版12
は、パンチャー58によって穿設された切り欠きに、回
転ドラム54の周面の所定の位置に突設されている図示
しない位置決めピンが入り込むことにより、回転ドラム
54に対して位置決めされる。
【0049】記録部22では、回転ドラム54に印刷版
12の先端が固定されると、回転ドラム54を装着露光
方向へ回転する。これにより、搬送コンベア42から送
り込まれる印刷版12は、回転ドラム54の周面に巻き
付けられる。
【0050】回転ドラム54の周面近傍には、印刷版装
着位置よりも装着露光方向の下流側にスクイズローラ6
6が配置されている。このスクイズローラ66は、回転
ドラム54に向けて移動することにより回転ドラム54
に巻き付けられる印刷版12を回転ドラム54へ向けて
押圧し、印刷版12を回転ドラム54の周面に密着させ
る。
【0051】また、記録部22には、スクイズローラ6
6よりも回転ドラム54の装着露光方向上流側近傍に後
端チャック着脱ユニット68が設けられ、装着露光方向
の下流側近傍に取外しカム70が配置されている。後端
チャック着脱ユニット68には、回転ドラム54へ向け
て突出されたシャフト72の先端に後端チャック74が
装着されている。
【0052】記録部22では、回転ドラム54に巻き付
けた印刷版12の後端が、後端チャック着脱ユニット6
8に対向すると、シャフト72を突出させて、後端チャ
ック74を回転ドラム54の所定の位置に装着する。こ
れにより、後端チャック74が、回転ドラム54との間
で印刷版12の後端を挟持して保持する。
【0053】記録部22では、印刷版12の先端及び後
端を回転ドラム54に保持させるとスクイズローラ66
を離間させる。この後、記録部22では、回転ドラム5
4を所定の回転速度で高速回転させながら、この回転ド
ラム54の回転に同期させて、記録ヘッド部56から画
像データに基づいて変調した光ビームを照射する。これ
により、印刷版12が画像データに基づいて走査露光さ
れる。
【0054】記録部22では、印刷版12への走査露光
が終了すると、印刷版12の後端を保持している後端チ
ャック74が後端チャック着脱ユニット68に対向する
位置で回転ドラム54を一時停止すると共に、スクイズ
ローラ66によって回転ドラム54との間で印刷版12
を挟持する。後端チャック着脱ユニット68は、後端チ
ャック74が対向して回転ドラム54の回転が停止する
と、回転ドラム54から後端チャック74を取り外す。
これにより、印刷版12の後端が開放される。
【0055】記録部22では、回転ドラム54から後端
チャック74を取り外すと、回転ドラム54を印刷版1
2の取出し方向へ回転する。これにより、スクイズロー
ラ66と回転ドラム54の間から印刷版12が送出され
る。
【0056】図1に示されるように、排出バッファ部2
4は、スクイズローラ66の上方側に設けられており、
回転ドラム54が印刷版12の取外し方向へ回転するこ
とにより、印刷版12は、後端側から排出バッファ部2
4へ向けて送り出される。また、回転ドラム54は、印
刷版12の取出し方向に回転して、先端チャック62が
取外しカム70に対向する印刷版取外し位置で停止す
る。記録部22では、この位置で取外しカム70を回動
することにより先端チャック62を押圧して、先端チャ
ック62と回転ドラム54との間での印刷版12の先端
の挟持を解除する。これにより、印刷版12が回転ドラ
ム54から取り外される。
【0057】一方、排出バッファ部24は、機枠14に
形成されている排出口76の内方側に設けられており、
排出ローラ78を備えている。この排出ローラ78の周
囲には、複数の小ローラ(一例として小ローラ80A、
80B、80C、80D、80E)が配置されており、
これらの小ローラ80A〜80Eの間に無端の搬送ベル
ト82が巻き掛けられている。これにより、排出ローラ
78には、小ローラ80Aと小ローラ80Eの間の1/
2周から3/4周の範囲で搬送ベルト82が巻き掛けら
れている。
【0058】小ローラ80Aは、記録部22のスクイズ
ローラ66側へ向けて突設されており、ローラ84が対
向して配置されている。記録部22から送出された印刷
版12は、小ローラ80Aとローラ84の間へ向けて案
内され、小ローラ80Aとローラ84とに挟持される。
【0059】排出バッファ部24では、排出ローラ78
を印刷版12の引き入れ方向(矢印D方向)に回転駆動
することにより、小ローラ80Aとローラ84に挟持し
た印刷版12を記録部22から引き出しながら排出ロー
ラ78と搬送ベルト82の間に案内し、排出ローラ78
と搬送ベルト82で挟持して排出ローラ78に巻き掛け
る。このとき、排出バッファ部24では、印刷版12の
先端部(記録部22から送出されるときの後端側)を小
ローラ80Aとローラ84に挟持することにより、排出
ローラ78に巻き掛けた印刷版12を一次的に保持す
る。
【0060】一方、図1に二点鎖線で示されるように、
排出バッファ部24では、小ローラ80Aとローラ84
が排出口76に対向する位置へ移動する。このとき、小
ローラ80Aとアイドルローラ84が一体で回動するこ
とにより、印刷版12の先端が排出口76へ向けられ
る。なお、小ローラ80Aの上方の小ローラ80Bは、
小ローラ80Aの移動に追従して移動し、搬送ベルト8
2に一定の張力を付与するようになっている。
【0061】排出バッファ部24では、印刷版12の先
端を排出口76へ向けると、排出ローラ78を、排出口
76に隣接して配置している自動現像装置などの処理装
置での印刷版12の搬送速度に応じた回転速度で、印刷
版12の送出し方向(矢印D方向と反対方向)へ回転駆
動する。これにより、印刷版12が排出口76から送り
出される。
【0062】ところで、回転ドラム54には、印刷版1
2を回転ドラム54に巻き付けたときに、印刷版12の
先端を回転ドラム54の周面の所定の位置に固定する先
端チャック62が取付けられており、また、この印刷版
12の後端を固定する後端チャック74が装着されるよ
うになっている。
【0063】図3に示されるように、先端チャック62
は、所定長さの帯板状に形成されたプレート150を備
えており、このプレート150が所定間隔で回転ドラム
54の軸線方向に沿って並べて配置されている。また、
後端チャック74は、所定長さの帯板状のプレート15
0を備えて、このプレート150が回転ドラム54の周
面に所定間隔で並べられて装着されるようになってい
る。なお、先端チャック62と、後端チャック74の機
能的な構造の違いはないが、プレート150の向きが異
なるのと、この実施の形態においては、先端チャック6
2が回転ドラム54に対して常に取り付け状態であるこ
と、後端チャック74が回転ドラム54に対して着脱可
能であること、が異なっている。
【0064】以下、先端チャック62及び後端チャック
74の構造を図4及び図5に従い説明する。なお、回転
ドラム54に対して着脱可能な機構が設けられた後端チ
ャック74を例にとり説明する。本実施の形態における
先端チャック62と後端チャック74との構造上の違い
は、先端チャック62が回転ドラム54に固定状態とさ
れているのに対し、後端チャック74が回転ドラム54
に対し、着脱可能とされている点のみである。
【0065】後端チャック74のプレート150は、そ
の長手方向に沿う所定の3箇所における幅方向略中間部
に、貫通孔152が形成され、支柱154が挿入されて
いる。支柱154は、矩形ブロック状の基部154A
(詳細は後述)と、この基部154Aの上面に立設され
た円柱状の支持部154Bとで構成されている。支持部
154Bの根元側には、円筒形のスペーサ156が挿通
されており、プレート150を基部154Aから所定の
高さで支持することができるようになっている。
【0066】一方、図3に示されるように、回転ドラム
54の周面には、複数本の溝部90が所定間隔で形成さ
れており、後端チャック74は、支柱154の基部15
4Aが溝部90に収容された状態で回転ドラム54に取
付けられる。この収容状態では、支柱1154が、装着
溝90と支柱154との接触点を中心に、ドラム周方向
に回転可能となっている。
【0067】ここで、図6に示される如く、溝部90の
断面形状は略台形となっており、開口端の幅寸法W1が
底部の幅寸法W2よりも小さく形成されている。これに
対して支柱154における溝部90への収容部分は、矩
形状であり、対向する一対の辺の一方の寸法W3は前記
溝部90の開口部の幅寸法W1よりも小さく、他方の寸
法W4は溝部90の底部90Aの幅寸法W2よりも小さ
く、かつ開口部90Bの幅寸法W1よりも大きく形成さ
れている。このため、支柱154を溝部90に挿入する
際には、細幅の辺を溝部90の幅方向に合わせておくこ
とで挿入可能となり、挿入後に略90°回転させること
で、抜け止めが施されることになる。
【0068】ここで、先端チャック62の場合には、着
脱が不要であるため、上記のような構造である必要はな
く、例えば、ボルト締め等で固定してもよいが、同一の
構造を適用し、常に固定状態としてもよい。
【0069】なお、このプレート150は、全ての部品
が取り付いた状態で、その重心位置が、支柱154の軸
線よりも図7及び図8の右方向とされている。
【0070】後端チャック74のプレート150には、
幅方向の一端側にクランプ部160が形成されている。
クランプ部160は、少なくとも回転ドラム54と対向
する平面(挟持面)160Aが存在する薄板棒状の挟持
部材162と、この挟持部材162とにより後述する金
属プレート158を挟んで固定する薄板棒状の補助部材
164と、で構成されている。
【0071】クランプ部160は、プレート150の肉
厚方向(以下、上下方向という)に移動可能とされてお
り、1枚のプレート150に対して長手方向に3個連続
して設けられている。図9に示される如く、それぞれの
クランプ部160の長手方向(回転ドラム54の軸線方
向)両端部は、前記補助部材164の方が挟持部材16
2よりも長く形成され、舌片部164Aとなっている。
この舌片部164Aは、プレート150の長手方向両端
部及び中央部に取付けられた支持プレート166のフッ
ク部166Aに支持されている。フック部166Aは、
略コ字型に屈強され、その内方に舌片部164Aが収容
されている。これにより、クランプ部160は、フック
部166Aの上下壁によって上下方向の移動量が制限さ
れると共に、下壁によって抜け落ちることが防止され
る。
【0072】また、このクランプ部160は、プレート
150内に形成された案内溝(図示省略)に案内され
て、プレート150の幅方向(以下、スライド方向とい
う)に所定量移動可能となっている。
【0073】各クランプ部160の図7及び図8の右側
面(図4及び図5において切欠部160Bが形成される
側面)には、圧縮コイルばね168の一端部が当接けら
れている。この圧縮コイルばね168の他端は、プレー
ト150内部の壁面に設けられた円溝(図示省略)に挿
入保持されており、これにより、クランプ部160は、
圧縮コイルばね168の付勢力により、印刷版12が挿
入してくる方向側のスライド範囲の端部へ付勢され保持
されるようになっている(以下、この位置を原位置とい
う)。
【0074】また、前述したように、クランプ部160
を構成する挟持部材162と補助部材164との間に
は、薄肉で可撓性を有する金属プレート158の一端部
が挟持されている。
【0075】金属プレート158は、平面視でロ字型
(枠型)とされており、前記挟持された辺と直交する2
辺がプレート150の図7及び図8の右端部まで延設さ
れている。なお、金属プレート158が枠状であるのは
機能的な理由ではなく、他の部品との干渉を防止するた
めである。従って、この干渉がなければ平板状であって
もよい。
【0076】前記プレート150の図7及び図8の右端
部には、支持体170を介して断面が略正方形の棒状の
回転部材172が取り付けられている。この回転部材1
72は、断面が略正方形の矩形ブロック状の前記支持体
170に軸支されており、支持体170に対して回転可
能となっている。なお、支持体170には取付フランジ
170Aが一体形成されており、プレート150に固着
されている。
【0077】回転部材172には、一端部が、当該回転
部材172の下端面に形成された切欠部172Aに緊密
に収容されるようにフラップ174が取り付けられてい
る。フラップ174は、前記切欠部172Aに収容され
る基部174Aから一対の翼体174Bがクランプ部1
60方向に延設されており、この翼体174Bの先端部
には錘176が固着されている。このような構造におい
て、後端チャック74が回転ドラム54へ固定されて回
転すると、フラップ174に対して遠心力が加わり、か
つ錘176によってその遠心力が有効に作用し、回転部
材172を回転させることができる。
【0078】この回転部材172の上端面には、前記金
属プレート158の他端部が配置され、この上端面と、
薄板棒状の固定部材178によって挟持固着されてい
る。
【0079】このため、金属プレート158には、回転
部材172の回転によって、緊張力(引張力)が付与さ
れることになる。なお、回転部材172の回転力が引張
力に変換されるのは、金蔵プレート150の撓み、すな
わち、回転部材172への金属プレート158の巻き付
きによるものである。なお、移動力が僅かであるため、
見掛け上は、金属プレート158はほとんど平面移動と
なる。
【0080】ここで、前記金属プレート158の引張力
は、前記圧縮コイルばね168付勢力に抗してクランプ
部160を原位置から図7及び図8の右方向(矢印C方
向)へ移動させることが可能となっている。
【0081】また、プレート150の図7及び図8の右
端部の下面側(金属プレート158の枠内)には、略く
の字型に屈曲された板ばね180の一端部が固着されて
いる。この板ばね180は、その屈曲方向が、回転ドラ
ム54に接近する方向であり、その他端部には錘182
が取り付けられている。錘182の先端面は円弧面とさ
れている。
【0082】この板ばね180及び錘182は、回転ド
ラム54に取り付けられるときには、回転ドラム54に
設けられた溝部90に収容されることになる。すなわ
ち、後端チャック74が回転ドラム54に接近すると、
まず、溝部90の底面に錘182が当接し、さらに接近
すると、板ばね180が弾性変形することになる。この
弾性変形により発生した付勢力は、プレート150を支
柱154をに支点として回動させる力となり、これによ
り、クランプ部160による押圧力が形成される。な
お、上記板ばねの弾性変形時に錘182が溝部90の底
面を摺動するが、この摺動面が円弧面となっているの
で、比較摩擦係数が小さく、円滑に摺動させることがで
きるようになっている。
【0083】以下に本実施の形態の作用を説明する。
【0084】画像露光装置10では、印刷版12に露光
する画像データが入力され、画像露光を行う印刷版12
のサイズ及び露光枚数が設定されて、画像露光の開始が
指示されると、印刷版12への画像露光処理を開始す
る。なお、これらの処理は、画像露光装置10に操作パ
ネルを設け、この操作パネルのスイッチ操作によって指
示するものであっても良く、画像露光装置10に画像デ
ータを出力する画像処理装置等からの信号によって画像
露光装置10の処理開始を指示するものであっても良
い。
【0085】画像露光装置10では、処理の開始が指示
されると、指定されたサイズの印刷版12を収容してい
るカセット16に対応する位置へ反転ユニット28と共
に枚葉ユニット30を移動させ、吸盤38によって該当
するカセット16内の印刷版12を吸着して取出し、反
転ユニット28の反転ローラ32と搬送ベルト36の間
へ送り込む。これにより、印刷版12は、反転ローラ3
2と搬送ベルト36に挟持搬送され、搬送コンベア42
へ送られる。
【0086】搬送コンベア42は、まず、この印刷版1
2の先端をパンチャー58の銜え口60に挿入する。パ
ンチャー58は、挿入された印刷版12の所定の位置に
位置決め用の切り欠きを穿設する。搬送コンベア42
は、印刷版12に切り欠きが穿設されると、この印刷版
12をパンチャー58の銜え口60から引き出して、回
転ドラム54の周面へ向けて送り出す。
【0087】記録部22では、この印刷版12の先端を
先端チャック62によって回転ドラム54に保持させる
と、スクイズローラ66によってスクイズしながら印刷
版12を回転ドラム54に巻き付け、印刷版12の後端
を後端チャック74によって回転ドラム54に保持させ
る。この保持の手順については、後述する。
【0088】この後、記録部22では、回転ドラム54
を高速回転しながら記録ヘッド部56から画像データに
基づいた光ビームを印刷版12に照射して、印刷版12
を走査露光する。この高速回転時、前記先端チャック6
2及び後端チャック74は、回転ドラム54の回転によ
る遠心力の作用で、印刷版12を挟持する力、並びに印
刷版12を緊張させる力(浮き防止)が働くようになっ
ている。この詳細な作用については、保持の手順と共に
後述する。
【0089】印刷版12の走査露光が終了すると、先端
チャック62を取外して、印刷版12を排出バッファ部
24へ送り出す。
【0090】排出バッファ部24では、印刷版12を小
ローラ80Aとローラ84によって挟持搬送して排出ロ
ーラ78に巻き掛けた後、小ローラ80Aとローラ84
を排出口76に対向させて、排出口76から所定の搬送
速度で送り出す。
【0091】次に、先端チャック62と後端チャック7
4とによる印刷版12の回転ドラム54への挟持並びに
緊張の手順、並びに維持について説明する。なお、以下
では、先端チャック62と後端チャック74とは、同じ
作用であるため、後端チャック74を例にとり説明す
る。 (後端チャック74の着脱)まず、後端チャック74を
回転ドラム54に装着する場合、支柱154の基部15
4Aが回転ドラム54の溝部90に収容するべく、溝部
90の開口幅方向に対して、短辺側を対応させる。これ
により、基部154Aは円滑に溝部90に収容される。
収容後は、支柱154全体を略90°回転させること
で、基部154Aの長辺側が溝部90の開口幅方向に沿
うようになり、抜け止めが施される。
【0092】なお、後端チャック74を回転ドラム54
から取外す場合には、基部154Aを略90°回転さ
せ、ひき抜けばよい。 (印刷版12の挟持(クランプ))印刷版12の端部が
回転ドラム54とプレート150との間にくると、先端
チャック62では、カム64による回転阻止を解除する
ことで、板ばね180の付勢力でプレート150が支柱
を支点として回動する。この回動により、クランプ部1
60が回転ドラム54の周面方向へ移動するため、この
クランプ部160と、回転ドラム54の周面とで印刷版
12を挟持することができる。
【0093】また、後端チャック74では、印刷版12
が所定位置にきた時点で、回転ドラム54への装着がな
されるため、この装着移動に伴なって、板ばね180の
付勢力が働き(板ばね180の先端の錘182が最先に
溝部90の底面に到達する)、徐々にプレート150を
支柱154を支点として回動させ、位置決めされていた
印刷版12を回転ドラム54の周面との間で挟持するこ
とができる。
【0094】印刷版12の先端チャック62及び後端チ
ャック74による保持が整うと、回転ドラム54は、画
像記録のために高速で回転を開始する。
【0095】この回転により、プレート150は、遠心
力によって支柱を支点として回動する。このとき、プレ
ート150の重心が支柱154を挟んでクランプ部16
0と相反する方向にあるため、遠心力による回動は、前
記板ばね180の付勢力による回動と同一方向となる。
このため、回転ドラム54の高速回転中、すなわち画像
記録中は、印刷版12の先後端の挟持力を増大させるこ
とができる。 (印刷版12の緊張)回転ドラム54の高速回転による
遠心力は、フラップ174にも作用する。このフラップ
174の翼体174Bには錘176が取り付けられてい
るため、遠心力による翼体174Bの軸回転のモーメン
トが増大し、この力によって回転部材172を回転させ
ることになる。回転部材172は、フラップ174が下
面側に取り付けられているため、図7及び図8の時計回
り方向の回転となる。ここで、回転部材172が図7及
び図8の時計回り方向に回転すると、回転部材172の
上端部に取り付けられた金属プレート158が回転部材
172に巻き付くように移動する。これにより、金属プ
レート158には、緊張方向(引張方向)の力が作用す
る。
【0096】この金属プレート158の引張方向の移動
は、圧縮コイルばね168の付勢力に抗して、クランプ
部160を原位置からスライドさせる力となる。
【0097】クランプ部160が原位置からスライドす
ると、回転ドラム54との間で挟持していた印刷版12
を緊張方向へ引っ張ることになる。この場合、クランプ
部160の印刷版12への接触が面接触であるため、摩
擦係数が大きく、確実に印刷版12を緊張させることが
できる。
【0098】この作用が、印刷版12の先後端で同時に
起きるため、印刷版12の中間部が回転ドラム54の周
面に対して浮きが発生することがなくなる。
【0099】仮に浮きが発生すると、印刷版12の表面
への画像記録時のレーザビームの焦点位置からずれるこ
とになるが、本実施の形態では、クランプ部160によ
って印刷版12の先後端を回転ドラム54との間に挟持
し(板ばね180とプレート150に加わる遠心力との
双方の力を合力)、かつ印刷版12を緊張させる(フラ
ップ174に加わる遠心力)ようにしたため、印刷版1
2の中間部が浮くようなことがなく、画質の劣化を防止
することができる。
【0100】以上説明したように、本実施の形態では、
プレート150に設けたクランプ部160における印刷
版12との接触を面接触するようにしたので、印刷版1
2の保持力を大きくすることができる。また、印刷版1
2に緊張力を付与するための機構として、印刷版12の
クランプ部160による保持機構とは別に、フラップの
遠心力によるあおりを利用してクランプ部160をスラ
イドさせるようにしたため、プレート150の回動によ
る傾きが小さくなり、回転ドラム54からの突出量を軽
減することができる。
【0101】さらに、クランプ部160をプレート15
0の幅方向一端部の先端に配置したため、印刷版12の
咥え代が短くなり、画像記録可能領域を大きくとること
ができる。
【0102】また、印刷版12のプレート150(クラ
ンプ部160)と回転ドラム54との間への挟持(保
持)と、印刷版12のクランプ部160のスライドによ
る緊張との機構をそれぞれ独立に設計できるため、最適
設計が容易となる。
【0103】なお、本実施の形態では、印刷版12の回
転ドラム54への巻き付け保持の手順を、先端チャック
62を固定、後端チャック74を着脱可能としたが、巻
き付けの手順に応じて、双方を着脱可能、又は固定、或
いは先端チャック62を着脱可能、後端チャック74を
固定としてもよい。また、固定されるチャック位置も限
定されるものではない。
【0104】
【発明の効果】以上説明した如く本発明は、ドラムの周
面へのシート状部材の密着保持する際に、ドラム周面に
傷等による凹凸を形成することなく、当該シート状部材
の端部を確実に保持し、かつドラム周面に対して浮き等
を防止して、画質の低下を防止することができるという
優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像露光装置を示す概略構成
図である。
【図2】画像露光装置の記録部を示す概略構成図であ
る。
【図3】回転ドラムへの先端チャックと後端チャックの
配置を示す概略斜視図である。
【図4】保持装置の1つである後端チャックの一部分解
斜視図である。
【図5】図4の一部の拡大図(分解斜視図)である。
【図6】回転ドラムに設けられた溝部と、支柱との寸法
関係を示す斜視図である。
【図7】図4のVII−VII線断面図である。
【図8】図4のIIX−IIX線断面図である。
【図9】クランプ部の端部の構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 画像露光装置(処理装置) 12 印刷版(シート状部材) 22 記録部 54 回転ドラム(ドラム) 62 先端チャック(保持装置) 74 後端チャック(保持装置) 150 プレート 154 支柱 158 金属プレート(連結部材) 160 クランプ部 162 挟持部材 168 圧縮コイルばね(クランプ部スライド用付勢
手段) 172 回転部材 174 フラップ 174B 翼体 180 板ばね(回動手段、プレート

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状部材をドラムの周面に巻き付け
    て保持し、この保持状態で前記ドラムを軸回転させなが
    ら、シート状部材の表面を処理する処理装置に用いら
    れ、前記シート状部材の端部を前記ドラムの周面に密着
    保持するためのシート状部材の保持装置であって、 前記ドラムの周面の所定の位置に固定可能な支柱と、 前記支柱を支点として前記ドラムの周方向に所定角度回
    動可能なプレートと、 前記プレートの一端部に設けられ、かつ前記シート状部
    材の端部の配置位置と対向され、前記支柱を中心とする
    回動に応じて、前記シート状部材を挟持及び挟持解除の
    2位置と取り得ると共に、前記ドラムの周方向にスライ
    ド可能なクランプ部と、 前記支柱のドラム周面への固定状態で、前記プレート
    を、前記クランプ部がドラムの周面に接近する方向へ回
    動させ、前記シート状部材を挟持する回動手段と、 前記回動手段による前記シート状部材の挟持状態で、前
    記ドラムの回転により発生する遠心力に応じて、前記ク
    ランプ部を前記シート状部材を緊張させる方向へスライ
    ドさせるスライド手段と、を有するシート状部材の保持
    装置。
  2. 【請求項2】 前記回動手段が、前記支柱のドラムへの
    固定状態で、プレートに付勢力を付与することが可能な
    プレート回動用付勢手段であり、前記ドラムの回転時に
    は、この回転で生じる遠心力が前記プレート回動用付勢
    手段の付勢力を助長することを特徴とする請求項1記載
    のシート状部材の保持装置。
  3. 【請求項3】 前記スライド手段が、前記ドラムの回転
    に応じて発生する遠心力で軸回転するフラップと、この
    フラップと前記クランプ部を連結すると共に前記フラッ
    プの軸回転方向を少なくとも引張力でクランプ部による
    シート状部材の緊張方向へのスライド方向へ変換して伝
    達可能な連結部材と、で構成されていることを特徴とす
    る請求項1又は請求項2記載のシート状部材の保持装
    置。
  4. 【請求項4】 前記連結部材が緊張方向及び圧縮方向の
    両方において力の伝達が可能な剛体であることを特徴と
    する請求項3記載のシート状部材の保持装置。
  5. 【請求項5】 前記ドラムには、周方向に亘り所定幅寸
    法の溝部が形成され、前記支柱が軸回転位置に応じて幅
    寸法が、前記溝の幅寸法に対して広幅又は狭幅となり得
    ることで、前記支柱を溝部へ挿入可能、かつ挿入状態で
    抜け止め可能とされることを特徴とする請求項1乃至請
    求項4の何れか1項記載のシート状部材の保持装置。
  6. 【請求項6】 前記クランプ部と前記ドラム周面との間
    への前記シート状部材の非挟持状態で、前記クランプ部
    のスライド方向位置を前記シート状部材の緊張方向への
    移動可能ストローク量が最大となる原位置に位置決めす
    る位置決め手段をさらに有することを特徴とする請求項
    1乃至請求項5の何れか1項記載のシート状部材の保持
    装置。
  7. 【請求項7】 前記位置決め手段が、前記クランプ部を
    前記遠心力による前記シート状部材の緊張方向へのスラ
    イドよりも弱い付勢力で反対方向へ付勢するクランプ部
    スライド用付勢手段であることを特徴とする請求項6記
    載のシート状部材の保持装置。
  8. 【請求項8】 前記請求項1乃至請求項7の何れか1項
    記載のシート状部材の保持装置が、前記ドラムに対して
    着脱可能とされていることを特徴とするシート状部材の
    保持装置。
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