JPS61200199A - 舶用機関ならし運転用潤滑油組成物 - Google Patents
舶用機関ならし運転用潤滑油組成物Info
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- JPS61200199A JPS61200199A JP4106785A JP4106785A JPS61200199A JP S61200199 A JPS61200199 A JP S61200199A JP 4106785 A JP4106785 A JP 4106785A JP 4106785 A JP4106785 A JP 4106785A JP S61200199 A JPS61200199 A JP S61200199A
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- JP
- Japan
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- mineral oil
- lubricant oil
- oil composition
- composition
- acclimatizing
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は舶用機関ならし運転用潤滑油組成物に関し、詳
しくはスカッフィングを生ずることなく、清浄性が著し
く向上した舶用機関ならし運転用潤滑油組成物に関する
。
しくはスカッフィングを生ずることなく、清浄性が著し
く向上した舶用機関ならし運転用潤滑油組成物に関する
。
〔従来技術及び発明が解決しようとする問題点]新造船
においては、舶用機関を船体に取り付けて海上にて運転
を行なうに先立ち、陸上でならし運転が行なわれる。こ
のならし運転は短時間で高負荷をかけるため、使用され
る潤滑油は次の如き特性が要求される。すなわち、(1
)短時間でならしが完遂すること、(2)スカッフィン
グが生じないこと、(3)清浄性に優れること(ピスト
ンシリンダーライナ等にう・ツカ−やカーボン堆積物が
なく、カーボンの除去が容易であること)などである。
においては、舶用機関を船体に取り付けて海上にて運転
を行なうに先立ち、陸上でならし運転が行なわれる。こ
のならし運転は短時間で高負荷をかけるため、使用され
る潤滑油は次の如き特性が要求される。すなわち、(1
)短時間でならしが完遂すること、(2)スカッフィン
グが生じないこと、(3)清浄性に優れること(ピスト
ンシリンダーライナ等にう・ツカ−やカーボン堆積物が
なく、カーボンの除去が容易であること)などである。
従来、このならし運転に使用されている潤滑油は鉱油を
基油とする零連転油、いわゆるシリンダ油またはその低
アルカリ価のシステム油などであった。しかしながら、
これらの潤滑油をならし運転に使用すると、スカッフィ
ングを生じたり、清浄性も悪く、ラッカーやカーボン堆
積物が多い上にカーボンの除去が困難であって、充分に
満足し得るものではなかった。また、シリンダ油として
優れた性状を有しているポリブテンを配合した潤滑剤が
提案されている(特公昭47−4.0526号公報)が
、上記要求性状を充分溝たすものではなく、ならし運転
用として使用する上に問題があった。
基油とする零連転油、いわゆるシリンダ油またはその低
アルカリ価のシステム油などであった。しかしながら、
これらの潤滑油をならし運転に使用すると、スカッフィ
ングを生じたり、清浄性も悪く、ラッカーやカーボン堆
積物が多い上にカーボンの除去が困難であって、充分に
満足し得るものではなかった。また、シリンダ油として
優れた性状を有しているポリブテンを配合した潤滑剤が
提案されている(特公昭47−4.0526号公報)が
、上記要求性状を充分溝たすものではなく、ならし運転
用として使用する上に問題があった。
そこで、本発明者らはこれら上記要求性状を満たした船
舶のならし運転用の潤滑油を開発すべく検討した結果、
特定の組成物が極めて有用であることを見い出し、この
知見に基づいて本発明を完成した。
舶のならし運転用の潤滑油を開発すべく検討した結果、
特定の組成物が極めて有用であることを見い出し、この
知見に基づいて本発明を完成した。
すなわち、本発明は数平均分子量が300〜1000の
ブテン系ポリマー60〜100重量%および100℃に
おける粘度3〜50cStの鉱油0〜40重量%からな
り、かつアルカリ価が0.5〜30■・KOH/ gに
調整された舶用機関ならし運転用潤滑油組成物である。
ブテン系ポリマー60〜100重量%および100℃に
おける粘度3〜50cStの鉱油0〜40重量%からな
り、かつアルカリ価が0.5〜30■・KOH/ gに
調整された舶用機関ならし運転用潤滑油組成物である。
本発明に使用されるブテン系ポリマーは数平均分子量が
300〜1000、好ましくは400〜700の単体あ
るいは混合物であれば特に制限はない。ここで、ブテン
系ポリマーとしてはポリブテン、ポリイソブチレン等が
挙げられる。
300〜1000、好ましくは400〜700の単体あ
るいは混合物であれば特に制限はない。ここで、ブテン
系ポリマーとしてはポリブテン、ポリイソブチレン等が
挙げられる。
次に、本発明に使用される鉱油は100℃における粘度
が3〜50c5t、好ましくは5〜35cSLのもので
あれば良(、他に特別な制限はない。具体的には、ナフ
テン系鉱油、中間系鉱油、パラフィン系鉱油の潤滑油留
分、これら鉱油類の抽出によって得られる高芳香族成分
あるいはこれらの混合物などが挙げられる。
が3〜50c5t、好ましくは5〜35cSLのもので
あれば良(、他に特別な制限はない。具体的には、ナフ
テン系鉱油、中間系鉱油、パラフィン系鉱油の潤滑油留
分、これら鉱油類の抽出によって得られる高芳香族成分
あるいはこれらの混合物などが挙げられる。
本発明において上記のブテン系ポリマーおよび鉱油の配
合量は、ブテン系ポリマー60〜100重量%、好まし
くは70〜100重量%、鉱油0〜40重里%、好まし
くは0〜30重量%である。
合量は、ブテン系ポリマー60〜100重量%、好まし
くは70〜100重量%、鉱油0〜40重里%、好まし
くは0〜30重量%である。
したがって、鉱油が配合されない場合も含まれる。
ここで、ブテン系ポリマーが60重量%未満であると、
ピストンの清浄性が悪化し、ライナ変色面積が大となり
好ましくない。
ピストンの清浄性が悪化し、ライナ変色面積が大となり
好ましくない。
さらに、本発明の潤滑油組成物はアルカリ価(JIS
K−2500)が0.5〜30■・KOH/gでなけ
ればならない。アルカリ価が30■・KO)17gを超
えたものであると、スカッフィングの発生を来たしてし
まう。また、アルカリ価が低ずぎると、十分な清浄性が
得られない。アルカリ価の調整は通常知られている方法
により行なえば良い。
K−2500)が0.5〜30■・KOH/gでなけ
ればならない。アルカリ価が30■・KO)17gを超
えたものであると、スカッフィングの発生を来たしてし
まう。また、アルカリ価が低ずぎると、十分な清浄性が
得られない。アルカリ価の調整は通常知られている方法
により行なえば良い。
一般に、アルカリ土類金属のスルホネート、フェネート
、サリチレートあるいはカルボキシレートなどの考浄分
散剤を添加することにより行ない、特に高塩基性のもの
を使用することが好ましい。
、サリチレートあるいはカルボキシレートなどの考浄分
散剤を添加することにより行ない、特に高塩基性のもの
を使用することが好ましい。
ここで清浄分散剤としては具体的にカルシウムスルホネ
ート、カルシウムフェネート、カルシウムサリチレート
、バリウムスルホネート、バリウムフェネート、バリウ
ムサリチレートあるいはこれらの混合物等が挙げられる
。これらの使用量は、清浄分散剤の塩基性により異なり
、得られる組成物のアルカリ価を考慮してアルカリ価0
.5〜30■・KOH/ gの範囲にて決定すれば良い
。
ート、カルシウムフェネート、カルシウムサリチレート
、バリウムスルホネート、バリウムフェネート、バリウ
ムサリチレートあるいはこれらの混合物等が挙げられる
。これらの使用量は、清浄分散剤の塩基性により異なり
、得られる組成物のアルカリ価を考慮してアルカリ価0
.5〜30■・KOH/ gの範囲にて決定すれば良い
。
本発明において、ブテン系ポリマー、鉱油およびアルカ
リ価の調整成分の他に組成物の根本的性質を損なわない
程度に、必要により種々の添加剤を添加することができ
る。具体的には、フェノール類、アミン類等の酸化防止
剤;アルケニルコハク酸イミド、例えばポリブテニルコ
ハク酸イミドなどの分散剤ニジチオ■lン酸亜鉛、イオ
ウ系、リン系の極圧剤および消泡剤などが挙げられる。
リ価の調整成分の他に組成物の根本的性質を損なわない
程度に、必要により種々の添加剤を添加することができ
る。具体的には、フェノール類、アミン類等の酸化防止
剤;アルケニルコハク酸イミド、例えばポリブテニルコ
ハク酸イミドなどの分散剤ニジチオ■lン酸亜鉛、イオ
ウ系、リン系の極圧剤および消泡剤などが挙げられる。
本発明の組成物は、上記各成分を所定量加え、アルカリ
価の調整を通常の方法により行なえば良い。
価の調整を通常の方法により行なえば良い。
このようにして得られた潤滑油組成物は、アルカリ価が
0.5〜30■・に011/gであり、100“Cにお
ける粘度は通常、10〜25cst程度のものである。
0.5〜30■・に011/gであり、100“Cにお
ける粘度は通常、10〜25cst程度のものである。
このものを舶用機関のならし運転に使用すると、スカッ
フィングをほとんど生じないし、清浄性も極めて優れて
いる。また、生成するカーボンの除去も容易である。
フィングをほとんど生じないし、清浄性も極めて優れて
いる。また、生成するカーボンの除去も容易である。
したがって、本発明の潤滑油組成物は舶用機関のならし
運転用潤滑油組成物として極めて有用である。
運転用潤滑油組成物として極めて有用である。
次に、本発明を実施例により詳しく説明する。
実施例1〜4
第2表に示す組成の潤滑油組成物を、第1表に示す条件
下にて舶用機関であるボルネスエンジンを用いてならし
運転を行なった。スカッフィング発生の有無、清浄性お
よびならし後の部品清掃に要した時間の測定結果を第2
表に示す。
下にて舶用機関であるボルネスエンジンを用いてならし
運転を行なった。スカッフィング発生の有無、清浄性お
よびならし後の部品清掃に要した時間の測定結果を第2
表に示す。
*、l:MW・・・数平均分子量を示すd・・・・・・
100℃における粘度を示す* 2 : TB N 3
00 ・・・r LubrizoA56J(The L
ubrizolCo、製)−TBN250−rOLOA
229J (力ロナイト化学■製) TBN170・・・rAC−60C1 (Shell Chemicals Co、製)ポリブ
テニルコハク酸イミド・・・ rOLOA373J (力ロナイト化学■製) ジチオリン酸亜鉛・・・rOLOA267J(カロナイ
ト化学■製) *3:JIS K−2500に準拠 5S−15−80)に準拠 *6:シリンダライナの全表面積に対する割合*7:ス
クレバー、ワイヤブラシでカーボンを削り落とした後、
洗浄液中でサンドペーパーで磨き、ガソリンで汚れを流
し、乾燥することにより行なった。
100℃における粘度を示す* 2 : TB N 3
00 ・・・r LubrizoA56J(The L
ubrizolCo、製)−TBN250−rOLOA
229J (力ロナイト化学■製) TBN170・・・rAC−60C1 (Shell Chemicals Co、製)ポリブ
テニルコハク酸イミド・・・ rOLOA373J (力ロナイト化学■製) ジチオリン酸亜鉛・・・rOLOA267J(カロナイ
ト化学■製) *3:JIS K−2500に準拠 5S−15−80)に準拠 *6:シリンダライナの全表面積に対する割合*7:ス
クレバー、ワイヤブラシでカーボンを削り落とした後、
洗浄液中でサンドペーパーで磨き、ガソリンで汚れを流
し、乾燥することにより行なった。
Claims (1)
- (1)数平均分子量が300〜1000のブテン系ポリ
マー60〜100重量%および100℃における粘度3
〜50cstの鉱油0〜40重量%からなり、かつアル
カリ価が0.5〜30mg・KOH/gに調整された舶
用機関ならし運転用潤滑油組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4106785A JPS61200199A (ja) | 1985-03-04 | 1985-03-04 | 舶用機関ならし運転用潤滑油組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4106785A JPS61200199A (ja) | 1985-03-04 | 1985-03-04 | 舶用機関ならし運転用潤滑油組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61200199A true JPS61200199A (ja) | 1986-09-04 |
Family
ID=12598090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4106785A Pending JPS61200199A (ja) | 1985-03-04 | 1985-03-04 | 舶用機関ならし運転用潤滑油組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61200199A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01287196A (ja) * | 1988-05-13 | 1989-11-17 | Idemitsu Kosan Co Ltd | 潤滑油組成物 |
US4948522A (en) * | 1988-02-23 | 1990-08-14 | Exxon Chemical Patents Inc. | Dispersant for marine diesel cylinder lubricant |
JP2002241780A (ja) * | 2001-02-20 | 2002-08-28 | Chevron Texaco Japan Ltd | ディーゼル内燃機関の慣らし運転用潤滑油組成物 |
WO2014057683A1 (ja) * | 2012-10-10 | 2014-04-17 | Jx日鉱日石エネルギー株式会社 | クロスヘッド型ディーゼル機関用シリンダー潤滑油組成物 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS493066A (ja) * | 1972-04-04 | 1974-01-11 |
-
1985
- 1985-03-04 JP JP4106785A patent/JPS61200199A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS493066A (ja) * | 1972-04-04 | 1974-01-11 |
Cited By (7)
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JP4703015B2 (ja) * | 2001-02-20 | 2011-06-15 | シェブロンジャパン株式会社 | ディーゼル内燃機関の慣らし運転用潤滑油組成物 |
WO2014057683A1 (ja) * | 2012-10-10 | 2014-04-17 | Jx日鉱日石エネルギー株式会社 | クロスヘッド型ディーゼル機関用シリンダー潤滑油組成物 |
CN104837967A (zh) * | 2012-10-10 | 2015-08-12 | 吉坤日矿日石能源株式会社 | 十字头型柴油机用气缸润滑油组合物 |
JPWO2014057683A1 (ja) * | 2012-10-10 | 2016-09-05 | Jxエネルギー株式会社 | クロスヘッド型ディーゼル機関用シリンダー潤滑油組成物 |
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