JPS6119916Y2 - - Google Patents

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JPS6119916Y2
JPS6119916Y2 JP12362081U JP12362081U JPS6119916Y2 JP S6119916 Y2 JPS6119916 Y2 JP S6119916Y2 JP 12362081 U JP12362081 U JP 12362081U JP 12362081 U JP12362081 U JP 12362081U JP S6119916 Y2 JPS6119916 Y2 JP S6119916Y2
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JP
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belt
lever
shaft
load
hook
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JP12362081U
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JPS5831971U (ja
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  • Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、荷物を基台上にベルトを介して固縛
したり、あるいは荷物に掛け回したベルトを固縛
するために用い荷締具に関する。
この種の荷締具は最近大量に生産されつつあ
り、小型化と生産コストの低減が大きな課題とな
つている。
このような要求に応える荷締具が既に幾種類か
提供されているが、そのような要求に応えると同
時に、堅牢性と機能上の信頼性並びに取扱いの容
易性を十分に備えたものは未だ見当らない。例え
ば、本出願人は実願昭52−33683(実開昭53−
129694)において、構造がシンプルで小型化され
た荷締具を既に提供しているが、この荷締具は使
用時振動を受けたような場合に荷締が自然解除さ
れ、信頼性に欠けるとともに、堅牢性の点におい
ても十分でないといつた問題等がある。
そこで本出願人は、小型でかつ簡単、安価に提
供でき、しかも機能上の信頼性と堅牢性並びに取
扱容易性が十分な新規な構造の荷締具を既に提供
している(実願昭56−52175号)。
ところが、この荷締具においては、荷締めるべ
きベルトは、その一端がレバーにまたその他端が
フツクに連結されていて、つまり、ベルトのレバ
ーとフツク間は一重であつて荷締時に、該ベルト
が伸び過ぎたりあるいは強度が不足するといつた
問題がある。
本考案は、レバー又は該レバーが装着されるボ
デーと上記フツク間においてベルトを二重構造に
して、レバー又はボデーとフツクとの間における
ベルトの伸びの減少を図るとともにベルトの強度
を強化しようとするものである。
以下に、本考案を図示の1実施例について具体
的に説明する。
第1図〜第6図に示すように、荷締具は、第1
フツク1を枢着したボデー2と該ボデー2に枢着
されるレバー3よりなる締付本体Sと、第2フツ
ク4を枢着した連結金具すなわちブラケツト5を
連結したベルト6とで基本構成される。
上記ボデー2は、中間部分に切欠穴7を形成し
たボデー底板部8と、該ボデー底板部8の両側か
ら平行にそれぞれ立上つた一対のボデー側板部
9,9と、該ボデー側板部9,9の下部分を前方
に延長してそれぞれ内側に狭窄させた一対のボデ
ー狭窄部10,10とを一体成形した厚鋼板製の
頑強な板金一体物である。
該ボデー2のボデー狭窄部10,10の間に
は、上記第1フツク1の基部を挾み込み、頭付の
フツク軸11を一方のボデー狭窄部10から挿通
させてその軸端部を他方のボデー狭窄部10側で
プレスかしめることにより、上下揺動自在に枢着
する。
上記レバー3は、レバー上板部12と、該レバ
ー上板部12の両側から平行にそれぞれ立下つた
一対のレバー側板部13,13と、該レバー側板
部13,13を基部に向つて延長してそれぞれ拡
大させ、ベルト6の幅よりも僅かに広い内幅でな
る一対のレバー拡大部14,14とを一体成形し
た厚鋼板製の頑強な板金一体物である。
上記レバー側板部13及びレバー拡大部14
は、上記ボデー側板部9,9の間に僅かの隙間を
隔てて嵌合する外幅に設定する。
上記ボデー2のボデー側板部9,9の上部の内
側には、レバー3のレバー拡大部14,14の下
部を嵌合し、該レバー拡大部14,14側からそ
れぞれ頭付のヒンジ軸15,15を同軸上で挿通
させてその軸端部をボデー側板部9,9側でプレ
スかしめすることにより、図示の荷締位置Aと、
第7図及び第8図に示す荷締解除位置Bとに約
180゜の範囲で上下揺動自在に枢着する。
なお、ヒンジ軸15,15の頭部がベルト6に
引つ掛らないように、レバー拡大部14,14の
ヒンジ軸部分をプレスで外向きに膨出させて頭部
を沈み込ませ、それに対応したボデー側板部9,
9もプレスで外向きに膨出させることが好まし
い。ボデー側板部9,9にこのような膨出部を広
幅で形成すると、特にボデー底板部8の切欠穴7
に起因するボデー2の強度低下を補うことができ
る。
上記レバー3のレバー拡大部14,14の上部
(つまりヒンジ軸15,15より上部)には、ヒ
ンジ軸15,15より僅か前側にベルト押込軸す
なわちステンレスやプラスチツク等の防錆材製ロ
ーレツト軸16を挿通させて、その両端部をレバ
ー拡大部14,14の外面側で溶接固定して水平
位置に架設する。同様に、ヒンジ軸15,15よ
り後側でローレツト軸16より僅か上部にステン
レスやプラスチツク等の防錆材製ベルト巻き回わ
し軸17を挿通させて、その両端部をレバー拡大
部14,14の外面側で溶接固定して水平位置に
架設する。
ローレツト軸16及びベルト巻き回わし軸17
を上記の架設構造とすることにより、ベルト6の
両側縁が各軸16,17の両端部とレバー拡大部
14,14との間に喰い込んだり、擦り切れたり
することがなくなる。また、各軸16,17は防
錆材製であるから錆が発生せず、錆に起因するベ
ルト錆付時の不具合が生ずることもない。
上記ローレツト軸16及びベルト巻き回わし軸
17は、掛け回し又は巻き回したベルト6の厚み
がレバー拡大部14,14の外周縁よりはみ出さ
ない位置に架設する。こうすれば、ベルト6の両
側縁がレバー拡大部14,14間で保持され、荷
締時に各軸16,17からずれて外れる恐れがな
くなる。
上記ボデー2のボデー側板部9,9の後上部に
は、レバー3のボデー側板部9,9を荷締位置A
に当て止めるストツパを兼ね、ベルト6を規制す
るガイド軸18を挿通させて、その両端部をボデ
ー側板部9,9の外面側で溶接固定して水平位置
に架設する。
ガイド軸18は、ベルト6をボデー底板部8と
の間に保持すると共に、ボデー底板部8の後縁8
aと相まつて、ローレツト軸16との間のベルト
部分を荷締時にビンジ軸18,18の中心0より
上側位置に規制する役割を果す。
このようにベルト6を規制すれば、第3図に示
すようにベルト6がガイド軸18で規制されてい
る場合、ベルト6の張力でレバー3が荷締位置A
方向の揺動力を受けて、不用意に荷締解除位置B
方向へ揺動されることがない。同様に、第9図に
示すように、ベルト6の張力が減少して荷締具が
自重で上下反対になり、ベルト6がボデー底板部
8の後縁8aで規制されている場合、ベルト6の
張力でレバー3が荷締位置A方向の揺動力を受け
て、不用意に荷締解除位置B方向へ揺動されるこ
とがない。
上記レバー3を荷締位置Aに確実にロツクする
ために、ボデー側板部9,9の内側に、突起1
9,19をプレスでそれぞれ打ち出して設けると
共に、レバー側板部13,13に荷締位置Aで上
記突起19,19に係合する突起孔20,20を
それぞれ設ける。
上記ベルト6は、第2フツク4の基部に枢着し
たブラケツト5に挿通して二重にされ、その一端
6aが1対の側板部9,9を互いに連結するため
の連結部材としての底板部8の切欠穴7の右部8
bに巻き回して連結される一方、その他端が上記
右部8bと上記ガイド軸18間に導入されかつ上
記ローレツト軸16を経てベルト巻き回わし軸1
7に巻き回された後に再びローレツト軸16を経
て右部8bとガイド軸18間より外部に導出され
る。尚、ベルト6の他部6bには抜止板22を取
り付けている。
上記のように荷締具を構成すれば、荷締解除位
置Bにおいては、第7図及び第8図に示すよう
に、レバー3のレバー拡大部14,14はボデー
2のボデー側板部9,9内に収納され、全体とし
て平坦な形状となる。したがつて、この状態では
非常に取扱いが優れていると共に、堅牢で、例え
ばこの荷締具を自動車の船積輸送等に用いる場
合、自動車に踏まれても十分に耐えることができ
る。また、この状態で放り投げる等の乱暴な取扱
いを受けてもヒンジ軸15,15にがたつきが生
じにくく堅牢である。
また、ベルト6は締付本体Sと第2フツク4間
において二重になつているので、ベルト6に対す
る荷重は上ベルトと下ベルトとに分散してかかる
ため、ベルト6の、締付本体Sと第2フツク4間
の伸びは従来の一重ベルトの場合に較べて半分と
なるため荷締が確実となるとともにベルトの強度
も2倍となる。
荷締作業は、第1フツク1と第2フツク4をベ
ルトやチエーンに引つ掛けた後、ベルト6の抜止
板22の付いている端部を引つ張つてベルト6の
ゆるみをなくす。このとき、第8図で明らかなよ
うに、ベルト巻き回わし軸17はローレツト軸1
6より僅かに上部配置されているので、ローレツ
ト軸16とベルト6との間に隙間ができ、ベルト
6の引つ張りがスムースに行なえる。ついでレバ
ー3を約180゜荷締方向に揺動させると、レバー
3は荷締位置Aでボデー6のガイド軸18に当て
止められ、第1図〜第6図の状態となる。このレ
バー3の荷締揺動時、レバー3のレバー拡大部1
4,14はベルト6をその間に保持してローレツ
ト軸16やベルト巻き回わし軸17から外れるの
を防止する。ベルト巻き回わし軸17は、ローレ
ツト軸16と相まつてベルト6の巻き回わし部分
を引き込んでゆき、ベルト6を締め上げる。
レバー3の荷締位置Aにおいて、ボデー2の突
起19にレバー3の突起孔20が係合し、レバー
3はボデー2に対してロツクされる。
使用中に、荷締状態のベルト6に上向きの引張
力が作用しても、上述した如く、ガイド軸18と
ボデー底板部8との間と、ローレツト軸16との
間のベルト部分は、ガイド軸18でヒンジ軸1
5,15の中心Oより上側位置に規制されるの
で、レバー3に荷締位置A方向の揺動力が作用し
てレバー3が自然に荷締解除位置B方向に揺動さ
れることがない。
同様に、第9図のように荷締具が自重で上下反
対になつても、ベルト部分は、ボデー底板部8の
後縁8aでヒンジ軸15,15の中心Oより上側
位置に規制されるので、荷締解除位置B方向に揺
動されることがない。
本考案は上記実施例に限定されるものではな
く、その他種々の態様で実施できる。特に、レバ
ー3はボデー2に直接枢着する必要はなく、リン
クを介して枢着するようにしてもよい。また、ボ
デーの底板部8bに代えてガイド軸18と同様の
軸としてもよい。さらに本考案は上記小型の荷締
具以外の他の型式の荷締具にも適用できることは
云うまでもない。
以上、実施例の具体的説明から明らかなよう
に、本考案に係る荷締具は締付本体と第2フツク
間において、ベルトを二重構造にしたので、荷重
に対してその間におけるベルトの伸びが従来の一
重構造のものに較べて半減し、荷締が良好となる
とともに、ベルトの強度も2倍となり、所期の目
的を達成することができる。
尚、実施例に示す如く、ボデーを、底板部と側
板部と狭窄部とを一体成形する一方、レバーを、
上板部と側板部と拡大部とを一体成形すれば、板
金一体物で頑強に、かつ簡単、コスト安に製作す
ることができる。
また、ボデー側板部にレバー側板部をヒンジ軸
で枢着すると共に、ヒンジ軸に対してレバー側板
部に特定の位置関係で、それぞれ防錆材製ローレ
ツト軸とベルト巻き回わし軸とを架設すれば、連
結部材としてのボデー底板部とガイド軸の協働に
より、ベルトの外れやベルトの引張方向の変化に
よる不用意なレバーの荷締解除揺動等の事故を未
然に防止でき、常にベルトの適正な荷締状態を維
持することができる。ローレツト軸とベルト巻き
回わし軸とは防錆材製であるから錆に起因するベ
ルト締付時の不具合も生じない。
さらに、ボデー側板部にレバー側板部を荷締位
置で突起と突起孔とによりロツクするようにすれ
ばレバーの荷締位置でのロツクが確実になる。
さらにまた、ベルトを、ベルト巻き回わし軸に
巻き回して2層に重ね、それをローレツト軸の外
周に掛け回した後、ボデー底板部とガイド軸との
間から導出すれば、ベルト切断時のベルトセツト
作業が簡単かつ迅速に行なえる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は荷締状態の荷締具の平面図、第2図は
第1図の正面図、第3図は第1図のA−A断面正
面図、第4図は第1図の底面図、第5図は第3図
のB−B端面図、第6図は第3図のC−C端面
図、第7図は荷締解除状態の荷締具の正面図、第
8図は第7図の断面図、第9図は上下反対になつ
た状態を示す荷締具の断面図である。 1……第1フツク、2……ボデー、3……レバ
ー、4……第2フツク、6……ベルト、8,8b
……ボデー底板部(連結部材)、8a……後縁、
9……ボデー側板部、10……ボデー狭窄部、1
1……フツク軸、12……レバー上板部、13…
…レバー側板部、14……レバー拡大部、15…
…ヒンジ軸、16……ローレツト軸(ベルト押込
軸)、17……ベルト巻き回わし軸、18……ガ
イド軸、19……突起、20………突起孔、A…
…荷締位置、B……荷締解除位置、O……中心。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 締付本体がボデーと該ボデーに回動自在に連結
    されたレバーとで構成され、かつボデーに第1フ
    ツクが連結される一方、レバーに第2フツクを有
    するベルトの一端が連結されてなり、レバーがボ
    デーに対して荷締位置と荷締解除位置間で回動さ
    れてベルトが引張・解放されるようにした荷締具
    において、 上記ボデーは、上記第1フツクの連結端と反対
    の側の端部において相対する1対の側板部間に、
    両側板部を連結するための連結部材を下方に、ま
    た荷締時のレバーと当接するガイド軸を上方に
    夫々備え、 一方上記レバーは、その基端部において相対す
    る側板部間にベルト巻き回し軸とベルト押込軸を
    備え、 上記ベルトは、上記第2フツクに連結した連結
    金具に挿通して二重にされ、その一端が上記ボデ
    ーの下方の連結部材に連結される一方、その他端
    が上記連結部材と上記ガイド軸間に導入されかつ
    上記レバー押込軸を経て上記ベルト巻き回し軸に
    巻回された後に再び上記ベルト押込軸を経て上記
    連結部材と上記ガイド軸間より導出されてなるこ
    とを特徴とする荷締具。
JP12362081U 1981-08-20 1981-08-20 荷締具 Granted JPS5831971U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12362081U JPS5831971U (ja) 1981-08-20 1981-08-20 荷締具

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12362081U JPS5831971U (ja) 1981-08-20 1981-08-20 荷締具

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Publication Number Publication Date
JPS5831971U JPS5831971U (ja) 1983-03-02
JPS6119916Y2 true JPS6119916Y2 (ja) 1986-06-14

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ID=29917519

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12362081U Granted JPS5831971U (ja) 1981-08-20 1981-08-20 荷締具

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JPS5831971U (ja) 1983-03-02

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