JPS639798Y2 - - Google Patents

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JPS639798Y2
JPS639798Y2 JP1980113022U JP11302280U JPS639798Y2 JP S639798 Y2 JPS639798 Y2 JP S639798Y2 JP 1980113022 U JP1980113022 U JP 1980113022U JP 11302280 U JP11302280 U JP 11302280U JP S639798 Y2 JPS639798 Y2 JP S639798Y2
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lever
connecting portion
tightening
load
belt
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JP1980113022U
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Priority to SE8104719A priority patent/SE434372B/sv
Priority to NO812663A priority patent/NO159975C/no
Priority to ES504655A priority patent/ES8204973A1/es
Priority to CA000383484A priority patent/CA1166830A/en
Priority to GB8124238A priority patent/GB2081801B/en
Priority to DE19813131387 priority patent/DE3131387A1/de
Priority to FR8115373A priority patent/FR2488357B1/fr
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、荷物を基台上にベルトを介して固縛
したり、あるいは荷物に掛け回したベルトを固縛
するために用いる荷締具に関する。
従来技術 この種の荷締具は最近大量に生産されつつあ
り、小型化と生産コストの低減が大きな課題とな
つている。
このような要求に応える荷締具が既に幾種類か
提供されているが、そのような要求に応えると同
時に、堅牢性と機能上の信頼性並びに取扱いの容
易性を十分に備えたものは未だ見当らない。例え
ば、本出願人は実願昭52−33683(実開昭53−
129694)において、構造がシンプルで小型化され
た荷締具を既に提供している。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上記構造の荷締具では、使用時
に振動を受けたような場合に、ベルトによりレバ
ーを荷締解除方向に回転させ、荷締が自然解除さ
れてしまい信頼性に欠けるとともに、レバーを保
護する物が無く、自動車等がレバーを踏むと上記
荷締具が破損し、堅牢性の点においても十分でな
いといつた問題がある。
本考案は、上記従来事情に鑑みてなされたもの
で、使用時に振動を受けてもベルトによりレバー
が荷締解除されず、機能上の信頼性に富むととも
に、自動車等に踏まれても破損することがなく、
堅牢性に富み、取扱容易性が十分でかつ安価な新
規な構造の荷締具を提供するものである。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するため、本考案は、締付本体
と、該締付本体から一方に延びるように連結され
た第1連結部材と、上記締付本体から他方に延び
るように連結された第2連結部材とを備えてな
り、上記締付本体は、ボデーと、該ボデーに回動
自在に連結されたレバーとで構成され、かつ上記
ボデーに上記第1連結部材が連結される一方、上
記レバーに上記第2連結部材のベルトが連結され
てなり、上記レバーが上記ボデーに対して上記レ
バーと上記ボデーとを連結する軸を中心として荷
締解除位置と荷締位置との間で回動されて上記第
2連結部材の上記ベルトが引張・解放されるとと
もに、上記荷締位置では上記レバーが上記ボデー
に係合・固定されるようにした荷締具であつて、
上記ボデーは、相対する1対のボデー側壁と、該
両ボデー側壁を連結する少なくとも3つのボデー
連結部すなわちボデー第1連結部とボデー第2連
結部とボデー第3連結部とを有し、上記ボデー第
1連結部と上記ボデー第2連結部は上記両ボデー
側壁の大略長手方向両端下部に夫々位置して、上
記ボデー第1連結部は上記第1連結部材に対する
連結部を構成し、上記ボデー第2連結部は、荷締
時でかつ上記締付本体の荷締位置における逆転時
の上記第2連結部材の上記ベルトの押えガイド部
を構成し、さらに上記ボデー第3連結部は、上記
ボデー第2連結部の近傍かつその上部に位置して
荷締時の上記レバーの位置規制をするストツパー
部並びに通常荷締時の上記第2連結部材のベルト
の押えガイド部を構成し、上記レバーは、相対す
る一対のレバー側壁と、該両レバー側壁を連結す
る少なくとも2つのレバー連結部すなわちレバー
第1連結部とレバー第2連結部とを有し、上記両
レバー側壁の基端部は上記ボデーの両ボデー側壁
間に嵌め込まれかつ該ボデーのボデー側壁の上記
ボデー第1連結部と上記ボデー第2連結部間でか
つその上部に配置された上記各軸で夫々枢着さ
れ、上記レバーは、荷締解除時に、該レバーの先
端部下部と上記ボデー第1連結部が接する如く大
略平行に収納される一方、荷締時は、上記軸回り
に大略180゜回転して上記第3連結部に当接し、上
記レバー第1連結部は、上記軸の中心とは偏心し
て大略上記両レバー側壁の長手方向中程に位置し
て上記第2連結部材のベルトを連結するためのベ
ルト巻掛部を構成し、上記レバー第2連結部は、
上記軸の中心とは偏心して上記両レバー側壁の基
端部に位置して荷締時のベルト押込部を構成し、
さらに、上記レバー第1連結部とレバー第2連結
部は、上記ボデー第3連結部に対して、上記軸に
関し、上記レバー第1連結部とレバー第2連結部
と上記ボデー第3連結部間を結ぶ線が、言い替え
ると上記レバー第1連結部とレバー第2連結部と
ボデー第3連結部間に張られた第2連結部材のベ
ルトが、上記レバーの荷締解除位置では上記軸の
中心の下方に位置する一方、上記レバーが、荷締
位置では上記軸の中心の上方でかつ該軸の中心に
対して上記ボデー第3連結部側に位置するよう
に、配置されるよう構成した。
考案の作用・効果 上記構成によれば、本考案は以下の作用・効果
を奏する。
上記構成の荷締具は、荷締解除状態において
は、レバーはボデー内に大略平行に収納された形
となり、全体として平坦な形状となる。したがつ
て、この状態では、非常に小型であつて、取扱い
に優れているとともに、非常に堅牢で、例えばこ
の荷締具を自動車の船積輸送等に用いる場合、自
動車に踏まれても十分耐えることができる。ま
た、この状態で放り投げる等の乱暴な取扱いを受
けても、レバーはボデー内に収納されているの
で、これらを連結する軸におけるガタ付きは生じ
にくく堅牢である。
また、上記荷締具の使用時に、この荷締状態の
第2連結部材のベルトに何らかの引張力が加えら
れた場合、レバー第1連結部とボデー第3連結部
との間に張られた上記ベルトの部分は、上記した
ように各軸の中心よりボデー第3連結部側に存す
るので、レバーには上記軸回りに荷締方向の回転
力が作用し、逆方向の回転力は作用しないので、
決して荷締が自然に解除されるといつたことがな
い。
また、上記軸に対して上記ボデー第2連結部を
ボデー側に配置することにより、上記レバーが荷
締解除位置と荷締位置との間で回転しても、軸に
対する上記ボデー第2連結部の位置は上記ボデー
第3連結部とともに一定であるから、上記第2連
結部材のベルトが常に上記ボデー第2連結部とボ
デー第3連結部との間に位置することができる。
これにより、荷締解除位置では、上記第2連結部
材の上記ベルトが、上記軸の中心に対して下側す
なわちレバーに荷締解除方向の回転力を与える領
域に移動することができず、常に上記両ボデー連
結部の間の領域、すなわちレバーに荷締方向の回
転力を付与し、レバーの自性解除を効果的に防止
することができる。従つて、締付本体に振動が生
じ上下動しても、上記第2連結部材のベルトがボ
デー第3連結部に当るだけで、上記ベルトがレバ
ーを押しあげて該レバーを荷締解除方向に回転さ
せ自然に荷締を解除するといつたこともない。さ
らに、荷締状態の締付本体が上下逆転しても、上
記第2連結部材のベルトが上記ボデー第2連結部
に当たるだけで、上記ベルトがレバーを押しあげ
て該レバーを荷締解除方向に回転させ自然に荷締
を解除するといつたことがない。すなわち、上記
ベルトに与えられる張力は、レバーに対して該レ
バーを常に荷締方向に回転させるように作用し
て、自然に荷締を解除するといつたことがない。
よつて、締付本体に振動が与えられたとき、あ
るいは締付本体が上下逆転したような場合であつ
ても、張力のかかるボデー第2連結部材のベルト
は常にボデー第2、第3連結部間に保持されて、
レバーはボデーに対して常に荷締方向に付勢され
るので、上記第2連結部材のベルトによつて自然
に荷締解除されるといつたことが確実に防止さ
れ、荷締の機能上の信頼性が非常に向上する。
また、上記レバーの両レバー側壁の基端部が、
上記第2連結部材のベルトを両側より規制するガ
イド部を有するようにすれば、荷締時に、上記第
2連結部材のベルトが上記レバーの両レバー側壁
から外れることがなく、より機能上の信頼性が増
す。
また、上記ボデーの両ボデー側壁と上記ボデー
第1、第2連結部および上記レバーの全体を、
夫々1枚の板金をプレス加工並びに曲げ加工によ
つて一体的に形成すれば、溶接作業の工程が大巾
に省かれ、したがつて、製作が容易な上、極めて
安価に提供することができる。
以上の如く、上記構成によれば、本考案は所期
の目的を十分達成することができる。
実施例 以下に、図示の実施例について本考案を具体的
に説明する。
第1〜6図は第1実施例を示している。
第1図に示すように、この荷締具は、締付本体
4aと該本体4aに連結される2つの連結部材、
すなわち第1連結部材4bと第2連結部材4cと
で大略構成しており、レバー5を第1,2図に示
す荷締解除位置と第3〜6図に示す荷締位置間で
回動させるようになつている。
上記締付本体4aは、ボデー6と、該ボデー6
に回動自在に連結されたレバー5とで構成してお
り、ボデー6に第1連結部材4bのベルト2aの
一端を連結する一方、レバー5に今1つの第2連
結部材4cのベルト2bを連結している。なお、
ベルト2aの他端にはフツク1aを、またベルト
2bの一端にはフツク1bを夫々連結している。
ボデー6は、相対する1対のボデー側壁7a,
7bと、該両ボデー側壁7a,7bを連結する3
つの連結部、すなわちボデー第1連結部8、ボデ
ー第2連結部9、ボデー第3連結部11を備えて
いる。上記両ボデー側壁7a,7bとボデー第
1、第2連結部8,9は1枚の板金をプレス加工
並びに曲げ加工して製作している。両ボデー側壁
7a,7bにはその長手方向直線状に伸びるリブ
10を夫々形成している。このリブ10はプレス
加工により内側より外側に線状に突出せしめて形
成したものである。ボデー第1、第2連結部8,
9は夫々両ボデー側壁7a,7bの長手方向両端
下部に夫々位置し、それらの下面は同一平面をな
している。なお、2つのボデー第1、第2連結部
8と9の間は開口しており、一方のボデー第1連
結部8の両側は夫々U字状に折り曲げている。こ
のボデー第1連結部8は第1連結部材4bのベル
ト2aの一端を連結するための連結部を同時に構
成している。今1つのボデー第2連結部9は、第
5図に示すように荷締時でかつ、本体4aが上下
逆転した場合(第1〜4図および第6図は本体4
aの通常状態を示す)に、ベルト2bを押さえる
ためのガイド部を同時に構成している。
今1つのボデー第3連結部11は、細軸であつ
て、ボデー第2連結部9の近傍かつその上部にお
いて、両ボデー側壁7a,7b間に溶接により固
定している。このボデー第3連結部11は、第3
図に示すように、荷締時にレバー5に当接してそ
の位置を規制するストツパー部としての機能と通
常荷締時(本体4aが上下逆転していない荷締状
態)にベルト2bを押さえるためのガイド部とし
ての機能を併せ有している。
一方、レバー5は、ボデー6より一回り小さい
類似形状であつて、相対する1対のレバー側壁1
5a,15bと、該レバー側壁15a,15bを
連結する3つのレバー連結部、すなわちレバー第
1連結部18、レバー第2連結部17、レバー第
3連結部16を備えている。このレバー5は、そ
の全体の1枚の板金をプレス加工並びに曲げ加工
して製作している。
上記レバー5の両レバー側壁15a,15b間
の巾寸法は、ボデー6の両ボデー側壁7a,7b
間の巾寸法よりも若干小さく、その基端部はボデ
ー6の両ボデー側壁7a,7b間に嵌め込んで、
該ボデー側壁7a,7b間のボデー第1、第2連
結部8,9間でかつその上部に各軸14a,14
bによつて夫々枢着している。したがつて、レバ
ー5は、その先端部がボデー第1連結部8に接す
る荷締解除位置(第2図)とその位置から略180゜
回転してボデー第3連結部11に当て止められる
荷締位置(第3図)間において自在に回動し得
る。なお、各レバー側壁15a,15bにはその
長手方向直線状に伸びるリブ19を形成してい
る。このリブ19はプレス加工により内側より外
側に線状に突出せしめて形成したものである。
上記レバー第3連結部16は両レバー側壁15
a,15bの先端間を連結するものである。ま
た、レバー第2連結部17は両レバー側壁15
a,15bの基端部を連結するものであつて、そ
の一部17aはレバー第3連結部16と同一平面
をなしているが、他の一部は17bは内側深くか
つ第3図の荷締状態において上記ボデー第3連結
部11に向けて伸びるように折り曲げている。こ
の部分17bとボデー第3連結部11を含む平面
は、第3図の荷締状態において、各軸14a,1
4bの中心よりレバー第3連結部16やレバー第
2連結部18側に偏位するように構成し、レバー
第2連結部17とボデー第3連結部11間に張ら
れたベルト2bの部分が各軸14a,14bの中
心よりレバー第2連結部17とボデー第3連結部
11側に位置するように配置している。また、上
記レバー第2連結部17の屈曲部17cとボデー
6に設けた上記ボデー第2連結部9の先端部は、
第5図によく示されるように荷締時に、それを含
む平面が各軸14a,14bの中心よりレバー第
2連結部17側に偏位して、本体4aが上下逆転
したとき、レバー第2連結部17とボデー第2連
結部9間に張られるベルト2bの部分が各軸14
a,14bの中心よりレバー第2連結部17側に
位置するように配置している。なお、くの字状の
上記レバー第2連結部17は、レバー5を第2図
の位置から第3図の位置まで荷締回動する際に、
ベルト2bの所定部を押し込んでいくベルト押込
部を構成している。また、レバー第2連結部17
の屈曲部17cに対して両レバー側壁15a,1
5bの基端部は突出して、ベルト2bを両レバー
側壁15a,15b内に位置規制するガイド部2
0a,20bを構成している。
今1つのレバー第1連結部18は、上記2つの
レバー第3連結部16とレバー第2連結部17の
中間に位置するものであつて、その両端を夫々半
円状に折り曲げて構成している。このレバー第1
連結部18は第3図に示すように、ベルト2bの
ためのベルト巻掛部を構成するものであつて、ベ
ルト2bはこのレバー第1連結部18に巻き掛け
て、レバー第2連結部17並びにボデー第3連結
部11の外側に沿つてその両端を本体4a外に導
出するようにしている。
なお、荷締時にレバー5をボデー6に固定する
ため、レバー5の両レバー側壁15a,15bの
所定位置に夫々孔12を、一方ボデー6の両ボデ
ー側壁7a,7bの対応位置に夫々突出部13を
プレス加工により形成し、荷締時に各突出部13
が孔12に嵌入・係合するように構成している。
なおまた、図中3はベルト2bの一端に設けたベ
ルト抜け止め板である。
上記構成の荷締具は、荷締解除状態において
は、第1,2図に示すように、レバー5はボデー
6内に大略平行に丁度収納された形となり、全体
として平坦な形状となる。したがつて、この状態
では、非常に小型であつて、取扱いに優れている
とともに、非常に堅牢で、例えばこの荷締具を自
動車の船積輸送等に用いる場合、自動車に踏まれ
ても十分耐えることができる。また、この状態で
放り投げる等の乱暴な取扱いを受けても、レバー
5はボデー6内に収納されているので、これらを
連結する軸14a,14bにおけるガタ付きは生
じにくく堅牢である。
荷締作業は両端のフツク1a,1bを所定のベ
ルトやチエーンに引つ掛けた後、ベルト2bの抜
け止め金具3の付いている端部を引つ張つて、該
ベルト2bの弛みをなくし、次いで、レバー5を
約180゜荷締方向に回動させる。レバー5はボデー
第3連結部11に当つて止められ第3,4図の状
態となる。このレバー5の荷締回動時、レバー5
の両レバー側壁15a,15bのガイド部20
a,20bは二重になつたベルト2bを両レバー
側壁15a,15bに保持する。ガイド部20
a,20bは丁度2つのボデー第1連結部8、ボ
デー第2連結部9間の開口部を通つて回転する。
ベルト押込部17は第2図に示した位置から第3
図に示した位置まで移動してベルト2bを図中左
方向に押し込んで行きベルト2bを締め上げる。
第3図の荷締状態において、ボデー6の両レバ
ー側壁15a,15bに形成した突出部13はレ
バー5の両レバー側壁15a,15bに形成した
孔12に嵌入して、ボデー6とレバー5の荷締関
係位置を固定する。使用時にこの荷締状態のベル
ト2bに何らかの引張力が加えられた場合、レバ
ー第2連結部17、ボデー第3連結部11間に張
られたベルト2bの部分は、上記したように各軸
14a,14bの中心に対してボデー第3連結部
11、荷締解除位置でのレバー第2連結部17側
に存するので、レバー5には荷締方向の回転力が
作用し、決して荷締が自然に解除されるといつた
ことがない。また、本体4aに振動が生じ上下動
しても、ベルト2bはボデー第3連結部11に当
つているためレバー5を押しあげて自然に荷締を
解除するといつたこともない。さらに、第5図の
如く荷締状態の本体4aが上下逆転しても、ベル
ト2bはボデー第2連結部9に当たるため、ベル
ト2bに与えられる張力はレバー5に対して該レ
バー5を常に荷締方向に回転させるように作用す
る。すなわち、ベルト2bが振動等によりボデー
6やレバー5に対して移動しようとしても、ベル
ト2bは、ボデー6に固定され軸14a,14b
に対して位置が変動しない上記ボデー第3連結部
11とボデー第2連結部9との間でしか移動でき
ず、上記ベルト2bが、軸14a,14bの下側
の領域まで移動してレバー5に荷締解除位置側へ
の回転力を付与することができない。従つて、上
記両ボデー連結部11,9間では、レバー5に対
して荷締位置側への回転力しか付与できず、ベル
ト2bの揺動によるレバー5の荷締解除を効果的
に防止することができる。
上記構成の荷締具は、第6図に示すように、表
面が平面的な荷物21に掛け回したベルト(図示
せず)を締める場合に非常に好都合である。すな
わち、ボデー第1連結部8、ボデー第2連結部9
の下面が同一平面をなしているので、ボデー6の
荷物21の表面に対する座りがよく非常に安定し
ており、レバー5の回動も、ボデー6を荷物21
の表面に据えた状態で容易に行うことができる。
上記構成の荷締具は、ボデー6のボデー第3連
結部11以外の部分、レバー5の全部分を夫々板
金のプレス加工および曲げ加工によつて構成して
いるので、溶接作業の工程が大巾に省かれ、した
がつて、製作が容易な上、極めて安価に提供する
ことができる。
上記構成は種々の利点を備えるものであるが、
本考案は上記構成に限定されるものではなく、例
えば第7図のように構成してもよい。この実施例
は、上記第1実施例におけるボデー6やレバー5
の各連結部8,9;17,18に相等する連結部
8′,9′;17′,18′を夫々ボデー側壁7a,
7b;15a,15bと別体の細軸で構成し、そ
れらを各ボデー側壁7a,7b;15a,15b
に溶接によつて固定したものである。その他の点
に関しては、第1実施例と基本的に異なることは
ない。なお、レバー5の両レバー側壁15a,1
5bのリブ19′は第1実施例とは逆に外側から
内側に突出せしめている。第1実施例のようにリ
ブ19を外側に打ち出している場合は、レバー回
動時に、このリブ19とボデー6の両ボデー側壁
7a,7bの摩擦が問題となるが、この実施例に
よればそのような問題は生じない。
なお、第1連結部材4bは、第8図に示すよう
に、ベルトを用いずに、フツク1aを1つのリン
ク22に連結し、該リンク22をボデー6の連結
部8″にU字状連結金具23およびピン24を介
して連結するようにしてもよい。
なおまた、第9,10図に示すように、荷締解
除状態においてベルト2bをボデー第2連結部9
上で定位置に保持するために、ボデー6の両ボデ
ー側壁7a,7bのボデー第2連結部9の周囲部
分7c,7cを絞つてその間隔をレバー5の両側
壁間距離と同じ程度に狭くしてもよい。このよう
にすれば、レバー5を荷締動作するとき、上記ボ
デー6のボデー第2連結部9上でベルト2bを巾
方向にほとんど移動せず定位置で摺動するので、
ベルト2bは確実にレバー5のガイド部20a,
20b間に入り込んで円滑に緊張される。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は第1実
施例に係る荷締具の荷締解除状態を示す全体正面
図、第2図は第1図の要部縦断面図、第3図は第
1,2図の荷締具の荷締状態を示す要部縦断面
図、第4図は第3図の平面図、第5図は第1〜4
図の荷締具の本体が上下逆転した状態を示す要部
縦断面図、第6図は第1〜5図の荷締具を荷物に
用いた状態を示す正面図、第7,8,9図は夫々
他の実施例に係る荷締具の要部縦断面図、第10
図は第9図の−線切断断面図である。 2a,2b……ベルト、4a……締付本体、4
b,4c……第1、第2連結部材、5……レバ
ー、6……ボデー、7a,7b……ボデー側壁、
8,8′;9,9′;11;17,17′;18,
18′……連結部、14a,14b……軸、15
a,15b……レバー側壁、20a,20b……
ガイド部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 締付本体4aと、該締付本体4aから一方に
    延びるように連結された第1連結部材4bと、
    上記締付本体4aから他方に延びるように連結
    された第2連結部材4cとを備えてなり、 上記締付本体4aは、ボデー6と、該ボデー
    6に回動自在に連結されたレバー5とで構成さ
    れ、かつ上記ボデー6に上記第1連結部材4b
    が連結される一方、上記レバー5に上記第2連
    結部材4cのベルト2bが連結されてなり、上
    記レバー5が上記ボデー6に対して上記レバー
    5と上記ボデー6とを連結する軸14a,14
    bを中心として荷締解除位置と荷締位置との間
    で回動されて上記第2連結部材4cの上記ベル
    ト2bが引張・解放されるとともに、上記荷締
    位置では上記レバー5が上記ボデー6に係合・
    固定されるようにした荷締具において、 上記ボデー6は、相対する1対のボデー側壁
    7a,7bと、該両ボデー側壁7a,7bを連
    結する少なくとも3つのボデー連結部すなわち
    ボデー第1連結部8とボデー第2連結部9とボ
    デー第3連結部11とを有し、上記ボデー第1
    連結部8と上記ボデー第2連結部9は上記両ボ
    デー側壁7a,7bの大略長手方向両端下部に
    夫々位置して、上記ボデー第1連結部8は上記
    第1連結部材4bに対する連結部を構成し、上
    記ボデー第2連結部9は、荷締時でかつ上記締
    付本体4aの荷締位置における逆転時の上記第
    2連結部材4cの上記ベルト2bの押えガイド
    部を構成し、さらに上記ボデー第3連結部11
    は、上記ボデー第2連結部9の近傍かつその上
    部に位置して荷締時の上記レバー5の位置規制
    をするストツパー部並びに通常荷締時の上記第
    2連結部材4cのベルト2bの押えガイド部を
    構成し、 上記レバー5は、相対する一対のレバー側壁
    15a,15bと、該両レバー側壁15a,1
    5bを連結する少なくとも2つのレバー連結部
    すなわちレバー第1連結部18とレバー第2連
    結部17とを有し、 上記両レバー側壁15a,15bの基端部は
    上記ボデー6の両ボデー側壁7a,7b間に嵌
    め込まれかつ該ボデー6のボデー側壁7a,7
    bの上記ボデー第1連結部8と上記ボデー第2
    連結部9間でかつその上部に配置された上記各
    軸14a,14bで夫々枢着され、 上記レバー5は、荷締解除時に、該レバー5
    の先端部下部と上記ボデー第1連結部8が接す
    る如く大略平行に収納される一方、荷締時は、
    上記軸14a,14b回りに大略180゜回転して
    上記第3連結部11に当接し、 上記レバー第1連結部18は、上記軸14
    a,14bの中心とは偏心して大略上記両レバ
    ー側壁15a,15bの長手方向中程に位置し
    て上記第2連結部材4cのベルト2bを連結す
    るためのベルト巻掛部を構成し、 上記レバー第2連結部17は、上記軸14
    a,14bの中心とは偏心して上記両レバー側
    壁15a,15bの基端部に位置して荷締時の
    ベルト押込部を構成し、 さらに、上記レバー第1連結部18とレバー
    第2連結部17は、上記ボデー第3連結部11
    に対して、上記軸14a,14bに関し、上記
    レバー第1連結部18とレバー第2連結部17
    と上記ボデー第3連結部11間を結ぶ線が、上
    記レバー5の荷締解除位置では上記軸14a,
    14bの中心の下方に位置する一方、上記レバ
    ー5が、荷締位置では上記軸14a,14bの
    中心の上方でかつ該軸14a,14bの中心に
    対して上記ボデー第3連結部11側に位置する
    ように、配置されるようにしたことを特徴とす
    る荷締具。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項に記載の荷締
    具において、上記レバー5の両レバー側壁15
    a,15bの基端部は、荷締時に、上記第2連
    結部材4cのベルト2bが上記レバー5の両レ
    バー側壁15a,15bから外れないように、
    上記第2連結部材4cのベルト2bを両側より
    規制するガイド部20a,20bを有すること
    を特徴とするもの。 (3) 実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項の
    いずれかに記載の荷締具において、上記ボデー
    6の両ボデー側壁7a,7bと上記ボデー第
    1、第2連結部8,9および上記レバー5の全
    体が、夫々1枚の板金をプレス加工並びに曲げ
    加工によつて一体的に形成され、上記ボデー6
    のボデー第1連結部8とボデー第2連結部9の
    各下面は同一平面をなすことを特徴とするも
    の。
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SE8104719A SE434372B (sv) 1980-08-08 1981-08-06 Spennanordning
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CA000383484A CA1166830A (en) 1980-08-08 1981-08-07 Clasping device
GB8124238A GB2081801B (en) 1980-08-08 1981-08-07 Strap fastenings
DE19813131387 DE3131387A1 (de) 1980-08-08 1981-08-07 Gurtstrammer
FR8115373A FR2488357B1 (fr) 1980-08-08 1981-08-07 Dispositif de serrage forme d'une sangle a deux crochets et tendeur pour la manutention et pour amarrer des objets

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5520744B2 (ja) * 1971-10-06 1980-06-04

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JPS5625819Y2 (ja) * 1977-03-19 1981-06-18
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JPS5520744B2 (ja) * 1971-10-06 1980-06-04

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