JPS61197416A - 超高純度二酸化珪素の製造方法 - Google Patents

超高純度二酸化珪素の製造方法

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JPS61197416A
JPS61197416A JP3379885A JP3379885A JPS61197416A JP S61197416 A JPS61197416 A JP S61197416A JP 3379885 A JP3379885 A JP 3379885A JP 3379885 A JP3379885 A JP 3379885A JP S61197416 A JPS61197416 A JP S61197416A
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ultra
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silicon
gas
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Tomoo Hagiwara
萩原 友郎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は超高純度でかつ微粒子の二酸化珪素を容品に製
造する方法に関する。
(従来の技術及び問題点) 超高純度の二酸化珪素は高度な電子部品、光学部品、医
療用材料、ファンデーションの素材として重要な物質で
ある。しかし天然の二酸化珪素である石英は不純物を含
み、かつ微量ではあるが放射性物質を含み、又10μ以
下に微粉にする場合には粉砕工程で不純物を混入し5t
o2として99.99チの純度を確保することも容易で
ない。現在採用されている高純度二酸化珪素の合成方法
は高純度の石英と高品位の炭との混合物、又は珪素の単
体を塩素の気流中で300℃〜310℃で加熱し塩化珪
素を製造し、その反応式は5IO2+2C+2Ct2=
SICt4+2CO又はSi+2Ct2=SIC,!!
、4で示される。前記5iC24と石英製バーナーを用
い約1100℃の酸水素炎と気化し次の反応式によって
S iO2を生成する。
SiCl2(g) + 2H2(g) +02(g)−
+5i02(s)+4HCag)塩素ガスと分離された
コロイダルシリカは純t99.0〜99.7%2粒径0
.015〜0.02μmであって、品位は99−999
%より低く又細か過ぎてそのまま使用するのには吸湿剤
等、本発明の利用分野である高度なICのフィラー等′
電子絶縁部品、光ファイバー等の光学部品、ファンデー
ション等の素材として不適当である。
二酸化珪素の精製が複雑であり且つ高純度にするには極
めて困難であるのに反し金属珪素の精製は比較的容易で
あり半導体材料の素材として極め、 て高純就の99.
999999999%(11X9)のものが工業的に多
量に使用されているのが現状である。
又斯様な高純度の金属珪素を半導体用材料に加工する間
に、半導体用としては純度が不充分であるが、一般的金
属珪素としては極めて高純[(99,99999ts)
のものが派生品として発生する。
これら高純度の金属珪素を酸化して二酸化珪素とすれば
容易に超高純度の二酸化珪素が得られるが実際には金属
珪素の酸化は容易に行われない。
二酸化珪素にはいくつかの結晶形があるが、これを加熱
すると通常1600℃以上最も安定な形態のものでも1
720℃以上になれば非晶質の石英ガラスとなる。した
がって金属珪素を酸化しようとするとその表面が石英ガ
ラスとなりて金属珪素を覆い酸素を遮断する。例えば2
00メツシユ以下の金属珪素を酸素気流中で2000℃
に加熱しても粒子の表面が酸化するだけで内部まではな
かなか酸化されず通常の方法では金属珪素を酸化して二
酸化珪素とすることは困難である。
(問題点を解決する。ための手段2作用及び効果)本発
明は上述の如き高純度(99,999%以上)の金属珪
素粉末を酸素を主体とするガスをプラズマガスとして用
いる高周波誘導プラズマを用いて酸化することKより従
来困難であった金属珪素の酸化を可能にし99.999
%以上の超高純度の微粒子ガラス質の二酸化珪素を容易
に製造する゛方法を提供するものである。
二酸化珪素と金属珪素の融点はそれぞれ1410℃、1
723℃、沸点はそれぞれ2355℃、2230℃であ
る。もし微細な金属珪素の粉末を酸素雰囲気中で240
0℃以上の温度に加熱することができれば表面に生成し
た二酸化珪素は蒸発するので常に金属珪素の表面に酸素
が供給されて酸化は継続する。二酸化珪素の生成速度が
蒸発速度より速やかで金属、珪素の表面を覆った場合で
も金属珪素の蒸気圧により二酸化珪素の被覆は破壊され
るので酸化が阻害されることはない。
塊状の金属珪素を酸素雰囲気中で加熱しても同様のこと
は可能である。しかし実際には溶融した金属珪素を保持
するための容器が必要であり2400℃以上の酸化雰囲
気において金属珪素或いは生成した二酸化珪素と反応し
ない材質の容器をうろことは困難であり、粉末を高温の
ガス中に浮遊させて加熱するのが実用的な方法である。
粉末の浮遊加熱法としてはガス炎によるものが知られて
いる。この方法では酸素アセチレン炎が最高3100℃
の燃焼温度をもっている。しかしこれは最高部位の温度
であり平均としては25001:程度でありこれによっ
て加熱される粉末の温度としては更に低くなる。かつ金
属珪素の粉末を気化しようとすると多量の蒸発潜熱を必
要とするため、金属珪素或いは二酸化珪素を酸素アセチ
レン炎で蒸発させることは困硼であり、したがってこの
方法で金属珪素を内部まで酸化して完全な二酸化珪素に
することはできない。
熱源としてアークを利用すれば3000’C以上の温度
が容易に得られる。しかしアークを発生するための電極
が必要となり、金属珪素を電極としないかぎり、電極材
料の溶融飛散または蒸発により二酸化珪素が汚染される
。また金属珪素は融点が低いので消耗が著しく安定した
電極とはなしがたい。よってアーク加熱も高純度二酸化
珪素の製造方法としては不適当である。
加熱方法として最も高温の得られるのはプラズマ加熱で
あり5ooo〜13000℃の温度がえられる。
しかしこの方法でも電極を使用するアークプラズマ法で
はアーク加熱と同様の電極による汚染による二酸化珪素
の純度低下の欠点をもっている。
本発明は上述の如き諸問題を有利に解決した−ものであ
り高周波誘導プラズマはガス自体を高周波電流により誘
導加熱するので電極による汚染のおそれがないことに着
目し、本発明をなしたものである。
以下本発明について詳細に説明する。
ガスとして主として酸素を用いるが、酸素中の窒素は金
属珪素と反応し窒化珪素となり不都合となるので予め物
理的な方法、たとえば分子篩いを用いるか化学的な方法
で酸素より不純の窒素等を取り除いた高純度の酸素を使
用し金属珪素を酸化して二酸化珪素とした時に得られる
二酸化珪素は原料の金属珪素の純度以上の純度の二酸化
珪素を製造することが出来るものである。
以下にその具体的方法に従って述べる。
第1図に本発明の実施態様例を示す。
第1図においてプラズマバーナー1にプラズマガスとし
て予め予備処理して窒素を取除いた酸素2を流し電極3
をバーナー内に下ろして高周波コイル4に電流を高周波
電源5より供給するとプラズマが発生し、加熱電極3を
バーナー外に引き出してもプラズマは持続する。次いで
微粉状の金属珪素を供給器6に入れキャリヤーガス7に
浮遊させてプラズマバーナー1の先端に供給すると蒸発
しつつ酸化し二酸化珪素となって、冷却コイル8で周囲
を冷却されている捕収器内に沈着する。
10は押収器壁に付着する二酸化珪素粉末をがきおとす
スクレーパー、11は堰出し用ホッノ4−である。この
際押収器壁に近い場所に酸素不活性アルゴンガスなどの
低温のガス12を流すと壁への二酸化珪素の付着を防止
することができる。
13.14は補助加熱用のアセチレン、プロパン等の可
燃ガスおよび燃焼用酸素であり、これらをプラズマ炎の
周囲で燃焼させると金属珪素粒子がプラズマ炎から飛び
出して未酸化のまま残るのを防止する効果がある。また
粒子の被加熱時間を延長して粒度生長をおこさせるのに
も用いることが出来る。二酸化珪素粉末のうち細かいも
のは捕収器9内に沈着しきれないので凝集器15に導い
て電極16により荷電凝集させる。17は電極16に高
電圧を供給する電源である。凝集して粒度の大きくなっ
た二酸化珪素はサイクロン18及びバッグフィルター1
9により捕集される。20はガス吸引用のプロワ−であ
る。
以上の方法においてプラズマガス2の全部が金属珪素の
酸化に使用されるわけではないので、電離性がよくプラ
ズマを発生し易いアルコ9ンなどの不活性ガスを酸素と
混合してプラズマガスとして用いてもよい。また金属珪
素粉末はプラズマ炎からはみ出ないように供給されねば
ならないがこのためにバーナーの先端ではなく上部より
供給してもよい。
以上のようにすれば通常の方法では酸化の困難な金属珪
素も容易に微粉状の非晶質の二酸化珪素とすることがで
き、かつ生成した二酸化珪素を効果的に捕器することが
できる。
(実施例) 次に実施例を示す。
実施例1 直径3811I&のプラズマバーナーに毎分6olの純
酸素ガスを流し、12kW高周波電流を加してプラズマ
を発生させた。このバーナーの先端へ品位99.99’
lの金属珪素、200メツシユ以下の粉体を酸素ガス中
に浮遊させて毎分2 grの割合で供給したところ平均
粒度0.5μ、純度99.999%以上の二酸化珪素が
えられた。この二酸化珪素を更に極微量の残存金属珪素
を塩素で加熱除去したところ同粒径、純度99.999
9−の二酸化珪素゛が見られた。
実施例2 実施例10条件で二酸化珪素粉末を製造する際補益の壁
にそって常温の酸素を毎分3001流したところ壁への
二酸化珪素の付着をほとんどなくすることができた。
実施例3 実施例10条件で二酸化珪素粉末を製造する際プラズマ
バーナーの周囲にリングバーナーをi=3き毎分171
のアセチレンと毎分181の酸素を送りて酸素アセチレ
ン炎を発生させたところ、金属珪素粉末の供給量を毎分
39まで増加しても酸化されずに残存する金属珪素は認
められなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施態様例を示す図である。 1:プラズマバーナー   2:酸素ガス6:金属珪素
粉末供給器  9:捕収器12:付着防止ガス  13
:補助加熱用がス14:燃焼用酸素   15:凝集器 16:サイクロン   19:バッグフィルター20:
吸引ブロワ− 一] 本多小平、71 L−ゴ 第1図 あ 20:鏝!1ブOつ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 純酸素又は純酸素にアルゴン混合のガスをガスプラ
    ズマガスとして用いる高周波誘導プラズマバーナーで超
    高純度(99.999%以上)の金属珪素粉末を酸化さ
    せることにより超高純度(99.999%以上)の二酸
    化珪素の製造方法。 2 二酸化珪素粉末を捕収する容器にそって低温のガス
    を流すことにより二酸化珪素粉末の捕収を容易にした特
    許請求の範囲第1項記載の超高純度二酸化珪素の製造方
    法。 3 プラズマバーナーの周囲に同心円状にガス燃焼炎を
    配置することにより金属珪素粉末の加熱酸化を促進せし
    めた特許請求の範囲第1項記載の超高純度二酸化珪素の
    製造方法。 4 純酸素又は純酸素にアルゴン混合のガスをガスプラ
    ズマガスとして用いる高周波誘導プラズマバーナーで超
    高純度(99.999%以上)の金属珪素粉末を酸化さ
    せることにより超高純度(99.999%以上)の二酸
    化珪素をなし、この超高純度二酸化珪素を加熱し塩素又
    は乾燥塩化水素により微量の残存金属珪素を除去する超
    高純度二酸化珪素の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003034521A (ja) * 2001-07-18 2003-02-07 Denki Kagaku Kogyo Kk 微細球状シリカ粉末の製造方法
KR100503675B1 (ko) * 2002-03-09 2005-07-25 임진영 고순도 실리카의 제조방법

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