JPS61197333A - シ−トの送り出し方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、とくに厚みの薄い突板等のシートの送り出
し方法に関するものスある。

〔背景技術〕

化粧合板等の製造においては、突板を連続的に投入する
ために、従来よシ第４図に示すような突板自動送り装置
が用いられていた。この装置は、テーブルリフタ２上に
突板１を多数枚積載し、吸着ヘッド７を動かして突板１
を上から順に前方のピンチロール４へ送るものである。

かかる従来の送り装置における問題点は、吸着ヘッド７
が突板１の前端部に位置するために、単位時間当りの突
板投入枚数が少なく能率が悪いことであった。すなわち
、吸着ヘッド７は、１枚の突板１をピンチローｐに通し
たのち、この突板１がその下面に当る突板１の上面をほ
ぼ完全に通過するまで、次の送り操作ができず、上方で
突板が通過するまで待機していなければならなかった。

このため、送り出される突板間の間隔が広くなり、単位
時間当シの投入枚数が少なくなるのである。

この問題を解決するためには、吸着ヘッド７を突板１の
後端に位置させ、突板を後端で吸着し７て前方のピンチ
ロー／Ｌ／４へ押し出すようにするのが好ましい。

しかしながら、積載される突板１は通常、厚さが０．３
〜１ｗＩｎときわめて薄く柔軟であるうえに、突板同士
は積載によって相互に強く密着しているために、単に後
端を吸着して押し出すだけでは第５図に示すように、押
し出し時に突板ＩＣがいわゆる腰くだけとなり、円滑に
送り出すのが非常に困難であった。

〔発明の目的〕

この発明の目的は、薄突板等のシートの連続自動送り出
しを可能にしたシートの送り出し方法を提供することで
ある。

〔発明の開示〕

この発明のシートの送り出し方法は、積載したシートを
上から順に前方へ送り出すシートの送り出し方法であっ
て、積載したシート上面の後端両側部をそれぞれ吸着ヘ
ッドで吸着して最上部のシート後端を持ち上げかつその
中央部が下向きに突出するように湾曲させ、ついでシー
トを後方へ引いたのち、前方へ押し出すことを特徴とす
るものである。　　　　′ このように、吸着ヘッドがシートの後端を吸着し前方へ
送り出すに際して、吸着して持ち上げたシートの後端を
その中央部が下向きに突出するように湾曲させることに
よシ、シートに剛直性が付与され、送り出し時の腰くだ
けを防止することができる。また、吸着したシートを一
旦後方へ引き、それから前方へ送り出すので、シート同
士の密着がなくなシ、スムーズに前方へ押し出すことが
できる。

この発明の方法を第１図に基づいて説明する。

同図囚〜■はこの発明を用いた突板（シート）の送り出
し操作手順を示している。

まず、同図（８）に示すように、テープμリフタ２上に
積載した突板１の後端上方に両側部に分れた一対の吸着
ヘッド３．３が位置する。また、積載突板１の前方には
ピンチローｌｖ４が設けられ、最上部の突板１ａを前方
へ搬送している。この状態から、同図（ト）に示すよう
に、吸着ヘッド３．３が下降して突板１の後端両側部に
吸着する。ついで、同図（Ｃ）に示すように、吸着ヘッ
ド３，３を上昇させ、次の突板１ｂを上方へ持ち上げる
。これと同時に吸着ヘッド３．３をわずかに傾斜させて
突板１ｂ後端をその中央部が下向きに突出するように湾
曲させる。この状態で突板１ｂを後方へ引き（同図（６
））、ついで前方へ押してピンチローＩｖ４に投入する
（同図＠）。以下、同じ操作を繰シ返して連続的に突板
１を送り出すのである。

このように、突板１ｂを吸着後、一旦後方へ引いて下面
の突板との密着をなくシ、さらに突板１ｂを湾曲させて
腰を強くしたので、突板１ｂの後端を吸着して前方へ送
り出す操作をスムーズに行なうことができる。したがっ
て、先の突板１ａ先端がピンチロー／Ｉ／４に投入され
た時点で吸着へラド３は元の位置に復帰し、先の突板１
ａがピンチロー／Ｌ’４によって下面の突板１ｂ上を通
過している間にこの下面の突板１ｂを送り出す準備（す
なわち、第１図囚〜■の操作）を完了することができ、
先の突板１ａが下面の突板１ｂ上を完全に通過した直後
に下面の突板１ｂをピンチロー〃４へ送り出すことがで
きる。それゆえ、送り出される突板ｌａ、ｌｂ間には間
隔がほとんどなく、連続的な自動高速送り出しが可能と
なるのである。なお、吸着ヘッド３．３としては真空吸
着用ヘッドが使用可能である。

また、突板１の１枚ずつの送り出しをより確寮に行なう
ために、第２図に示すように、積載突板１の後方にエア
ー吹出しノズ／Ｌ１５を設け、吸着ヘッド３で突板１ｂ
を持ち上げる際に、エアーを吹き付けて２枚の突板が一
度に持ち上げられるのを防止するようにしてもよい。

第３図は第２図の装置をさらに改善したもので、積載突
板１の両側部にそれぞれエアーの積もれ防止壁６，６を
立設し、前記と同様にノズｌｖ５よシェアーを吹き付け
ながら、突板１を１枚ずつ確寮に投入できるようにした
ものである。その他は第１図と同様である。

なお、以上の説明では厚さがきわめて薄い突板１の送り
出し方法について説明したが、デフスナックフィルムや
ｉ／　、Ｆ、織布、不織布といった厚みが薄く剛直性に
欠ける他のシートにも同様にして適用可能である。

〔発明の効果〕

この発明によれば、薄突板等の厚みの薄いシートを連続
的に高能率で送り出すことができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の方法を示す説明図、第２図はこの発
明の他の方法を示す側面図、第３図（８）およびの）は
さらに他の方法を示す背面図および側面図、第４図は従
来の送り出し方法を示す側面図、第５図は従来の他の方
法における問題点を示す説明図である。 １　、１　ａ　、　１　ｂ−突板、３・・・吸着ヘット
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Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 積載したシートを上から順に前方へ送り出すシートの送
   り出し方法であって、積載したシート上面の後端両側部
   をそれぞれ吸着ヘッドで吸着して最上部のシート後端を
   持ち上げかつその中央部が下向きに突出するように湾曲
   させ、ついでシートを後方へ引いたのち、前方へ押し出
   すことを特徴とするシートの送り出し方法。