JPS6119664B2 - - Google Patents

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JPS6119664B2
JPS6119664B2 JP3611377A JP3611377A JPS6119664B2 JP S6119664 B2 JPS6119664 B2 JP S6119664B2 JP 3611377 A JP3611377 A JP 3611377A JP 3611377 A JP3611377 A JP 3611377A JP S6119664 B2 JPS6119664 B2 JP S6119664B2
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JP
Japan
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epoxy
acid
parts
resin
equivalent
Prior art date
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Expired
Application number
JP3611377A
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English (en)
Other versions
JPS53121828A (en
Inventor
Masataka Oooka
Akio Shoji
Shunji Arimoto
Hisafumi Sekiguchi
Toshiharu Ebara
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority to JP3611377A priority Critical patent/JPS53121828A/ja
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Publication of JPS6119664B2 publication Critical patent/JPS6119664B2/ja
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  • Epoxy Resins (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は耐候性の優れた硬化塗膜を与える粉体
塗料用樹脂組成物に関する。従来、ビスフエノー
ルAジグリシジルエーテル型エポキシ樹脂と遊離
のカルボキシル基を有する樹脂からなる粉体塗料
は耐蝕性、機械的性質の優れた塗膜を与えること
から注目されて来た。しかし、かかる塗料から得
られる塗膜の耐候性は著しく低く短期間の暴露で
著しく光沢が低下し、黄変する欠点を有し耐候性
が必要とされる用途には不向きであつた。 本発明者らは以上の点に鑑み鋭意研究を重ねた
結果、(A)酸価20〜300KOHmg/g、軟化点70〜150
℃のポリエステル樹脂と(B)一般式 (式中、R1およびR2は水素原子または炭素数1〜
8個のアルキル基を表す)で示される複素環式化
合物と1分子中に1個より多くのエポキシ基を含
むポリエポキシドとをポリエポキシドのエポキシ
基1当量につき、上記複素環式化合物のNH基が
1当量以下になる様な割合で反応させて得られる
エポキシ当量200〜3000の常温で固型のエポキシ
樹脂を含んで成る粉体塗料が耐ブロツキング性に
優れ、耐候性をはじめとして耐蝕性、外観、機械
的強度の極めて優れた硬化塗膜を与えることを見
出し本発明を完成するに至つた。 本発明において、使用するカルボキシル基含有
樹脂は、酸価20〜300好ましくは30〜150、軟化点
は70〜150℃好ましくは90〜130℃のもので、具体
的に用いられる樹脂としてはカルボキシル基を有
するポリエステル樹脂、カルボキシル基をペンダ
ントとして有する、ビニル系重合物等が挙げられ
るが、耐蝕性、機械的強度の点からポリエステル
樹脂が特に好ましい。かかるポリエステル樹脂の
構造は分岐構造でも、線状構造でも良いが、好ま
しくは分岐構造で一分子平均少なくとも2.5個の
遊離カルボキシル基を有するものが適する。かか
るポリエステル樹脂の製造法には特に制限はなく
周知の方法が適用できる。 ポリエステル樹脂製造に際し使用する酸成分、
アルコール成分は特に限定されず周知の原料が使
用できる。酸成分の具体例としては、例えばテレ
フタル酸、イソフタル酸、フタル酸、メチルテレ
フタル酸、トリメリツト酸、ピロメリツト酸、ア
ジピン酸、セバシン酸、コハク酸、フマル酸、テ
トラヒドロフタル酸、メチルテトラヒドロフタル
酸、ヘキサヒドロフタル酸、メチルヘキサヒドロ
フタル酸およびこれらの反応性誘導体が挙げられ
るが、全酸性分のうち少なくとも70モル%以上を
芳香族ジカルボン酸にするのが好ましい。又、ア
ルコール成分の具体例としては例えば、エチレン
グリコール、プロピレングリコール、1・3−ブ
タンジオール、1・4−ブタンジオール、1・6
−ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、ジ
プロピレングリコール、1・4−シクロヘキサン
ジメタノール、ネオペンチルグリコール、イソペ
ンチルグリコール、ビスヒドロキシエチルテレフ
タレート、水添ビスフエノールA、水添ビスフエ
ノールAのエチレンオキサイド付加物、トリメチ
ロールエタン、トリメチロールプロパン、グリセ
リン、ペンタエリスリトール、2・2・4−トリ
メチルペンタン−1・3−ジオール等があり、さ
らにモノエポキシ化合物もグリコール成分として
使用できる。 前記ポリエステル樹脂と組み合わせて使用され
るエポキシ樹脂(以後ヒダントインエポキシ樹脂
と称す)は、前記の一般式()で示されるヒダ
ントイン化合物と1分子中に平均して1個より多
くの、好ましくは2〜3個のエポキシ基を有する
ポリエポキシドとをエポキシドのエポキシ基1当
量につき一般式()の化合物のNH基が1当量
以下になる様な割合で反応させて得られるエポキ
シ当量200〜3000、好ましくは300〜1500の室温で
固型のものであり、その軟化点は好ましくは50〜
150℃である。かかるエポキシ樹脂の製造に際し
使用されるポリエポキシドとしては、一般的に耐
候性、電気特性等の物性や良好とされているもの
が適しており、その具体例としては、フタル酸、
イソフタル酸、テレフタル酸、トリメリツト酸等
の芳香族多価カルボン酸のポリ(β−メチル)グ
リシジルエステル類;ヘキサヒドロフタル酸、メ
チルヘキサヒドロフタル酸等の脂環族多価カルボ
ン酸のポリ(β−メチル)グリシジルエステル
類;アジピン酸、セバシン酸等の脂肪族多価カル
ボン酸のポリ(β−メチル)グリシジルエステル
類;P−オキシ安息香酸等のオキシ酸の(β−メ
チル)グリシジルエステルエーテル類;ビス
(3・4−エポキシシクロヘキシルメチル)アジ
ペート、(3′・4′−エポキシシクロヘキシルメチ
ル)−3・4−エポキシシクロヘキサンカルボキ
シレート、3−(3′・4′−エポキシシクロヘキシ
ル)2・4−ジオキサスピロ(5・5)−8・9
−エポキシウンデカン等の脂環式ポリエポキシド
類;ジグリシジルジメチルヒダントインに代表さ
れる含窒素複素環式ポリエポキシド類;水添ビス
フエノールA、1・6−ヘキサンジオール、トリ
メチロールプロパン等の脂肪族あるいは脂環族多
価アルコールのポリ(β−メチル)グリシジルエ
ーテル類;カルボキシル基含有ポリエステルのポ
リ(β−メチル)グリシジルエステル等が挙げら
れる。さらに、ビスフエノールA、エポキシノボ
ラツク等のフエノール性水酸基を有する化合物の
ポリ(β−メチル)グリシジルエーテル類も耐候
性を低下させない範囲で使用できる。これらエポ
キシドは単独で或は任意の2種以上の混合物とし
て使用できる。 一般式()で示される化合物の具体例として
は、ヒダントイン、5・5−ジメチルヒダントイ
ン、5・5−ジエチルヒダントイン、5・5−ジ
プロピルヒダントイン、5・5−ジブチルヒダン
トイン、5・5−ジペンチルヒダントイン、5−
メチル−5−エチルヒダントイン、5−メチルヒ
ダントイン、5−エチルヒダントイン等が挙げら
れる。尚、ヒダントイン化合物とホルムアルデヒ
ドから得られる化合物はヒダントインエポキシ樹
脂の成分として使用した場合、生成塗膜の可撓性
等の物性を低下せしめるので好ましくない。 一般式()の化合物とポリエポキシドの反応
によるヒダントインエポキシ樹脂の製造は無触媒
で行なつても良いが、トリエチルアミン等の3級
アミン、イミダゾール誘導体、テトラメチルアン
モニウムクロライドの様な4級アンモニウム塩、
トリフエニルホスフイン等のホスフイン化合物等
を触媒として用いることにより反応を促進するこ
とができる。 本発明組成物の調整に際してのカルボキシル基
含有ポリエステル樹脂とヒダントインエポキシ樹
脂の配合比は重量比で5/95〜95/5、好ましく
は30/70〜90/10である。さらに、これらの配合
比はポリエステル樹脂のカルボキシル基とヒダン
トインエポキシ樹脂のエポキシ基の当量比が0.6
〜1.5の範囲内にはいる様に設定するのが好まし
い。 本発明の組成物は硬化性が良好で優れた機械強
度を有する硬化塗膜を与えるが、3級アミン、イ
ミダゾール誘導体、カルボン酸の金属塩等の硬化
触媒を添加することによつて、さらに焼付温度を
引き下げ、焼付時間を短縮することができる。特
に、イミダゾール誘導体の添加はピンホールの生
成を抑制するので非常に有効である。 粉体塗料を調整するのは本発明の組成物に流動
調整剤、顔料その他の充填剤、場合によつては前
記の硬化触媒、本発明のヒダントインエポキシ樹
脂以外のエポキシ樹脂、ブロツク化ポリイソシア
ネート、アミノ樹脂等の公知の架橋剤、その他の
添加剤を配合し溶融混練後、微粉砕することによ
つて達成される。かくして得られる粉体塗料を基
体に塗布し150℃以上、好ましくは160〜230℃で
焼付けることにより優れた耐候性、機械的強度、
鮮映性、耐蝕性を有する硬化塗膜が形成される。 以下に本発明を実施例に従つて説明する。尚、
例中の部は重量部を意味する。 合成例 1 (ポリエステル樹脂P−1の合成) ネオペンチルグリコール1046部、1・4−シク
ロヘキサンジメタノール119部、ジメチルテレフ
タレート1000部および酢酸亜鉛1.1部からなる、
混合物を生成するメタノールを反応系外に除去し
ながら150℃で1時間、210℃で2時間反応後トリ
メチロールプロパン47部、テレフタル酸800部お
よびジブチルスズオキサイド1.5部を追加して同
温度で4時間、240℃で10時間加熱して脱水縮合
した。ついで反応混合物を180℃に降温して無水
トリメリツト酸313部を添加して同温度で3時間
反応し、軟化点125℃、酸価62のポリエステル樹
脂P−1を得た。 合成例 2 (ポリエステル樹脂P−2の合成) ネオペンチルグリコール1777部、1・4−シク
ロヘキサンジメタノール310部、1・6−ヘキサ
ンジオール70部、ジメチルテレフタレート1830
部、テレフタル酸1407部および無水トリメリツト
酸316部を用いて合成例1と同様の操作で反応を
行なつて軟化点120℃、酸価42のポリエステル樹
脂P−2を得た。 合成例 3 (エポキシ樹脂E−1の合成) フタル酸ジグリシジルエステル(エポキシ当量
204)670部と5・5−ジメチルヒダントイン100
部からなる混合物(エポキシ基/NH基=1/
0.48)を窒素ガス雰囲気中で撹拌しながら加熱
し、160℃で5時間反応させてエポキシ当量440、
軟化点99℃のエポキシ樹脂E−1を得た。 合成例 4 (エポキシ樹脂E−2の合成) ヘキサヒドロフタル酸ジグリシジルエステル
(エポキシ当量152)530部と5・5−ジメチルヒ
ダントイン100部からなる混合物(エポキシ基/
NH基=1/0.45)を合成例3と同様の方法で反
応させてエポキシ当量320、軟化点110℃のエポキ
シ樹脂E−2を得た。 合成例 5 (エポキシ樹脂E−3の合成) メチルヘキサヒドロフタル酸ジグリシジルエス
テル(エポキシ当量193)610部と5・5−ジメチ
ルヒダントイン100部からなる混合物(エポキシ
基/NH基=1/0.49)を合成例3と同様の方法
で反応させてエポキシ当量460、軟化点92℃のエ
ポキシ樹脂E−3を得た。 実施例 1〜3 第1表に示した比率で各成分(使用量は部単位
である)をドライブレンドした後、ブス社製コニ
ーダーPR−46を用いて溶融混練してから微粉砕
し、150メツシユ金網を通して白色粉体塗料を得
た。この塗料を静電吹付法により、リン酸亜鉛処
理板に塗布し、180℃で15分間焼付けた。膜厚約
60ミクロンにおける塗膜性能は第1表に示す通り
であつた。 【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A)酸価20〜300KOHmg/g、軟化点70〜150℃
    のカルボキシル基含有樹脂と、(B)一般式 (式中、R1およびR2は水素原子または炭素数1〜
    8個のアルキル基を表す)で示される複素環式化
    合物と1分子中に平均して1個より多くのエポキ
    シ基を含むポリエポキシドとを、ポリエポキシド
    のエポキシ基1当量につき、上記複素環式化合物
    のNH基が1当量以下になる様な割合で反応させ
    て得られるエポキシ当量200〜3000の常温で固型
    のエポキシ樹脂を含んで成る粉体塗料用樹脂組成
    物。
JP3611377A 1977-04-01 1977-04-01 Powder coating resin composition Granted JPS53121828A (en)

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JPH0218648U (ja) * 1988-07-15 1990-02-07
JPH04103867A (ja) * 1990-08-21 1992-04-06 Nissan Motor Co Ltd 過給機付ディーゼルエンジン

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP4400567B2 (ja) * 2003-07-30 2010-01-20 パナソニック電工株式会社 樹脂組成物

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