JPS61195162A - 可撓性物品 - Google Patents

可撓性物品

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JPS61195162A
JPS61195162A JP3722285A JP3722285A JPS61195162A JP S61195162 A JPS61195162 A JP S61195162A JP 3722285 A JP3722285 A JP 3722285A JP 3722285 A JP3722285 A JP 3722285A JP S61195162 A JPS61195162 A JP S61195162A
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JP
Japan
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rubber
group
polyorganosiloxane
organic
carbon black
Prior art date
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Pending
Application number
JP3722285A
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English (en)
Inventor
Takatsugu Hashimoto
隆次 橋本
Seisuke Tomita
誠介 冨田
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は新規なゴム製の可撓性物品に係り、詳しくは耐
熱性、耐オゾン性、耐候性等に優れた、ゴムホース、ゴ
ムジ璽インド、ゴム製ガスケット、防振ゴム、衝撃吸収
材、コンベアベルト、伝動ベルト、ラバースクリーン、
ゴムパツキン、0リング、ゴムロール等の可撓性物品に
関する。
[従来の技術] 従来より、高耐熱性の可撓性物品に使用されるゴム組成
物としては、主として、エチレン−プロピレン−ポリジ
エン共重合ゴムの加硫物が用いられている。
エチレン−プロピレン−ポリジエン共重合ゴムの加硫物
は、そのゴム構造から、耐熱性、耐オゾン性、耐薬品性
等に優れ、また柔軟性を備えているため、機械的振動が
激しく、シかも高温度雰囲気に晒される自動車エンジン
周辺の部品の一つであるラジェーターホース等に好適に
使用されている。
しかるに、最近の自動車の排ガス規制等により、燃焼効
率も向上され、これに伴い、エンジン温度も上昇し、エ
ンジン周辺の温度は、従来100℃以下であったものが
、100℃以上となり、ラジェーターホース等のエンジ
ン周辺部品は従来より更に高温度に晒される結果となっ
た。
従って、エンジン周辺部で使用されるラジェーターホー
スはより一層の耐熱老化性を要求されるに至ったが、従
来公知のエチレン−プロピレン−ポリジエン共重合ゴム
の加硫物では、このような要求特性を満すことは困難で
あり、十分満足し得る物品が得られなかった。
このような要求特性の向上は、ラジェーターホースばか
りでなく、自動車エンジンまわりで使用される各種ゴム
ホース、ガスケット、防振ゴム、伝動ベルト、ゴムパツ
キン、0リング等のゴム製の可撓性物品すべてにあては
まることであり、しかも、今後エンジン温度の高温化は
更に高まる傾向にあり、これらの点から、画期的なゴム
製の可撓性物品が切望されている。
同様に、工業用品の範噂においても、各種可撓性物品に
高温特性が要求されている0例えば、製鉄所のスラグ等
の高温物の運搬1分離等の用途に用いられるゴムコンベ
アベルト、ラバースクリーン、ゴムロール等についても
、より高い耐熱性が要求されつつある。
一方、ピックアップカートリッジの°カンチレバー支持
用ダンパー等の防振材としては、従来より、ブチル系ゴ
ム等の制振性を有するゴム材料が用いられている。これ
らのブチル系ゴム製防振材は、その振動数が温度に依存
することから、温度変化により共振点のずれが大きく、
その防振効果が温度によって大きく変化するため、使用
し得る温度が狭い範囲に限定されるという欠点を有して
いた。
従って、このような防振材においても、耐熱安定性が強
く要求されている。
このような従来のエチレン−プロピレン−ジエン共重合
ゴムやブチル系ゴム等の有機ゴムに対し、シリコーンゴ
ムは、遥かに耐熱性、耐候性、耐オゾン性が良好で、か
つ離型性も非常に優れていることから、近年注目されて
いた。しかるに、これらの長所を有する反面、シリコー
ンゴムは。
一般の有機ゴム、即ち、主として炭素により形成されて
なるゴム弾性体に比較して、破壊特性、耐水性、耐熱水
性に劣るという欠点を有しており、シリコーンゴム製物
品の利用分野も制限されたものとなっている。
そこで、シリコーンゴムと有機ゴムとを組合せて、両者
の長所を兼、11 した物品を得るべく種々の検討がな
されており、例えば、防振ゴム材としては、シリコーン
ゴムにポリイソブチレンを配合したもの(特開昭54−
41937号)等が提案されている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら1本来、有機ゴムとポリオルガノシロキサ
ンとは親和性がないため、有機ゴムとポリオルガノシロ
キサンは極めて分離し易いものである。このため、従来
提案されている有機ゴムとポリオルガノシロキサンの混
合物は、未加硫時の貯蔵安定性が極端に悪く、最終製品
の品質、特性にも悪影響を及ぼし易く、その管理は甚だ
困難なものであった。その上、要求される諸物件が満足
され得す、例えば防振材としても、十分な防振性、周波
数特性、トレース性能を得ることはできなかった。
従って、現在、シリコ−ゴムと有機ゴム両者の長所を兼
備した耐熱性(耐熱安定性)、耐候性。
耐オゾン性等に優れたゴム組成物よりなる可撓性物品の
出現が期待されている。
[問題点を解決するための手段] 本発明は上記従来の問題点を解消し、耐熱性、耐水性、
耐熱水性、耐候性、耐オゾン性及び破壊特性に優れた、
シリコーンゴム組成物もしくはポリオルガノシロキサン
と有機ゴムとの混合ゴム組酸物よりなる可撓性物品を提
供するものであって、次を要旨とするものである。
ゴムとカーボンブラックとを含有し、かつ、架橋したゴ
ムよりなる可撓性物品であって、ゴムの成分は下記(イ
)であり1組成割合は下記(ロ)であることを特徴とす
る可撓性物品。
(イ)ゴムの成分; (A)有機ゴム及び(B)ポリオルガノシロキサン、も
しくは、(B)ポリオルガノシロキサンを含み、(B)
ポリオルガノシロキサンが一般式 %式% (式中R,fは炭化水素置換基、nは3以上の整数を示
す、) で表されるポリオルガノシロキサンであって、置換基R
,fのうち少なくとも6モル%以上がSmallの分子
引力恒数が350以上の炭化水素置換基である。
(ロ)組成割合: (A)有機ゴムと(B)ポリオルガノシロキサンとの比
が(A)/ (B)= 9515〜0/100である。
本発明者らは、上記した従来の問題点を解決するべく鋭
意検討を重ねた結果、従来のシリコーンゴムの欠点の多
くが、シリカ補強形態に起因するこを見出した0例えば
、シリコーン組成物の熱水による劣化は、従来より言わ
れてきたポリオルガノシロキサンの加水分解よりも、む
しろ、補強剤であるシリカのまわりに水が吸着し、その
ためにシリカによる補強効果がなくなってしまうことの
ほうが重大lJ:原因となる。
そこで、本発明者らは、カーボンブラックとポリオルガ
ノシロキサンの一次構造との組合せによる補強効果の面
から更に検討した結果。
■ 本発明に係る特定のポリオルガノシロキサンのみが
1通常の有機ゴムの優れた補強剤として用いられている
カーボンブラックと強い相互作用を示し、粒子分散性が
著しく向上し、カーボンブラックの滲出もなく、効果的
に補強されること、 ■ このカーボンブラックは、有機ゴムとポリオルガノ
シロキサンとの双方に高い親和性を有しているため、カ
ーボンブラック介在の下で、有機ゴムとポリオルガノシ
ロキサンとは良好な分散性で混合され、かつ、分散後の
安定性も極めて高いこと、 また、 ■ カーボンブラックで補強されるため、従来のシリカ
補強による問題もなく、本発明に係るゴム組成物により
形成される可撓性物品は、耐熱性、耐候性、耐オゾン性
に優れ、更に耐水性、耐熱水性及び破壊特性にも優れて
いること、を見い出し、本発明を完成させた。
以下に本発明につき詳細に説明する。
本発明において、可撓性物品とは1例えば、ゴムホース
、ゴムジ璽インド、ガスケット、ピックアップカートリ
ッジのカンチレバー支持用ダンパーあるいはターンテー
ブルのゴムシート等の防振ゴム、伝動ベルト、ゴムパツ
キン、0リング、ゴムコンベアベルト、ラバースクリー
ン、ゴムロール等のゴム単独、もしくは、ゴムとam、
金8属等との組合せからなる可撓性のゴム製品を指す。
本発明の可撓性物品は、ゴムとカーボンブラックを含有
しており、このうち、ゴムの成分は、(A)有機ゴムと
(B)ポリオルガノシロキサン、あるいは、(B)ポリ
オルガノシロキサンからなる。
(A)有機ゴムとしては、天然ゴム、インプレンゴム、
スチレンブタジェンゴム、ブタジェンゴム、アクリロニ
トリルブタジェンゴム等のエチレン−αオレフイン系ゴ
ム、その他、ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム、フッ
素ゴム、アクリルゴム、エピクロルヒドリンゴム、エチ
レン酢酸ビニル弁型°合体、エチレン−7クリレートゴ
ム、ポリウレタンゴム等が挙げられる。これらのうち、
エチレンプロピレンゴム、エチレンプロピレンジエンゴ
ム、ブチルゴム、ハロゲン化ブチル、ゴム、アクリルゴ
ムが特に好ましい。
なお、本発明において、ゴム組成物により形成する可撓
性物品が防振ゴムの場合には、有機ゴムとして、ブチル
ゴム、ハロゲン化ブチルゴム、あるいは、(a)スチレ
ン含有量が20重量%以上45重量%未満、好ましくは
25〜40重量%のスチレン−ブタジェン共重合体、と
りわけ、ブタジェンの1.2結合金有率が20〜60重
量%であるスチレン−ブタジェン共重合体、及び/又は
、(b)アクリロニトリル含有量が25重量%以上45
重量%未満、好ましくは25〜40重量%であるアクリ
ロニトリル−ブタジェン共重合体、が好ましく用いられ
る。(なお、後述するように、防振ゴムの場合(B)ポ
リオルガノシロキサンは全ゴム成分のうち20〜80重
量%の割合が好ましく、特に30〜65重量%が好まし
い、)特に、本発明において、耐熱性衝撃吸収材を得る
場合には、(A)有機ゴムとして、(a)スチレン含有
量が45〜75重量%、好ましくは50〜60重量%の
スチレン−ブタジェン共重合体、及び/又は、(b)ア
クリロニトリル含有量が45〜75重量%、好ましくは
50〜60重量%であるアクリロニトリル−ブタジェン
共重合体。
が好ましく用いられる。(なお、後述するように、耐熱
衝撃吸収材の場合、(B)ポリオルガノシロキサンは全
ゴム成分中60重量%以下、とりわけ30〜50重量%
の割合が好ましい、)(A)有機ゴムは、ポリオルガノ
シロキサンとの均一分散性、混線作業性等の面から、そ
のムーニー粘度ML   が20−150の範囲、好ま
し1+4 くは30〜100の範囲、とりわけ40〜8oの範囲の
ものが好適である。このような粘度の有機ゴムを用いる
ことにより、安定した品質及び特性を有する可撓性物品
を得ることができる。有機ゴムのムーニー粘度が上記範
囲外であると、混線作業性1分散性が悪くなり、品質、
特性を維持することが困難になる。
また、(B)ポリオルガノシロキサンは、一般式 %式% (式中R,には炭化水素置換基、nは3以上の整数を示
す、R,には同じであっても、異なっていても良い、) で表されるポリオルガノシロキサンであって、置換基R
,にのうち少なくとも6モル%以上はSmallの分子
引力恒数が350以上の炭化水素1打(以下、「補強性
置換基」ということがある、)であるポリオルガノシロ
キサンである。
ここで、Smallの分子引力恒数とは。
P、A、Small著、”Journal  ofAp
plied  Chemistry”第3巻第71〜8
0頁(1953年発行)に規定されるものである0本発
明において用いられるポリオルガノシロキサンは、上記
一般式の置換基R,Kのうち6モル%以上、好ましくは
10〜70モル%、更に好ましくは15〜60モル%、
特に好ましくは20〜50モル%のものが、350以上
のSmallの分子引力恒数を有している。
Sma l lの分子引力恒数は500以上、とりわけ
700以上であることが望ましい。
Smallの分子引力恒数が350以上である置換基と
しては、フェニル基、m−メチルフェニル基、p−メチ
ルフェニル基、p−エチルフェニル基、p−イソプロピ
ルフェニル基、m−5ecブチルフェニル基、m−te
rtブチルフェニル基、p−5ecブチルフエニル基、
p−tertブチルフェニル基、m−フェニルフェニル
基、p−フェニルフェニル基、p−ベンジルフェニル基
、β−ナフチル基、α−ナフチル、2.4−ジメチルフ
ェニル基、2.5−ジメチルフェニル基、3,4−ジメ
チルフェニル基、3.5−ジメチルフェニル基、0−メ
トキシフェニル基、 m −メトキシフェニル基、p−
メトキシフェニル基。
m−フェノキシフェニル基、p−フェノキシフェニル基
、4−メトキシ−3−メチルフェニル基。
6−メドキシー3−メチルフェニル基、3.4−ジメト
キシフェニル基、2−メチル−4−メトキシ−5−イソ
プロピルフェニル基、フェノキシメチル基、o−フルオ
ロフェニル基1m−フルオロフェニル基、p−フルオロ
フェニル基、o−クロロフェニル基、p−クロロフェニ
ル基、2..3−ジクロロフェニル基、2.4−’;ク
ロロフェニル基、2.5−ジクロロフェニル基、2.6
−ジクロロフェニル基、3.4−ジクロロフェニル基、
3.5−ジクロロフェニル基、2,3.4−)リクロロ
フェニル基、2,3.5−トリクロロフェニル基、2,
3.6−トリクロロフエニル基。
2.4.5−1リクロロフェニル基、2,3゜4.5−
テトラクロロフェニル基、2,3,4゜6−テトラクロ
ロフェニル基、2,3,5.6−テトラクロロフェニル
基、ペンタクロロフェニル基、O−ブロモフェニル基、
m−ブロモフェニル基、p −ブロモフェニル基、p−
シアノフェニル基、p−7ミノフエニル基、p−ヒドロ
キシフェニル基、m−シアノフェニル基、m−7ミノフ
エニル基、2−フェニルエチル基、2−フェニルプロピ
ル基、アセナフチル基、インドリル基、アントラシル基
、フェナントリル基等で例示される芳香族及びその誘導
体もしくは芳香族、芳香族誘導体をその構造中に含む有
機基、フリル基、フルフリル基、l−ピリジル基、2−
ピリジル基、3−ピリジル基、ピリダジル基、ピラジル
基、キノリル基、イソキノリル基、トリアジニル基、ト
リアゾイル基、チオフェニル基、オキサジル基等で例示
される複素環及びその誘導体もしくは複素環、    
□複素環誘導体をその構造中に含む有機基、2−ヒドロ
キシカルボニルエチル基、2−ヒドロキシ力ルポニルプ
aピル基、l−メチル−2−ヒドロキシカルボニルエチ
ル基、ジメチルヒドロキシカルボニルエチル基、2−メ
トキシカルボニルエチル基、2−エトキシカルボニルエ
チル基、2−メトキシカルボニルプロピル基、1−メチ
ル−2−メトキシカルボニルエチル基、1−メチル−2
−エトキシカルボニルエチル基、ジメチルメトキシカル
ボニルメチル基、ジメチルエトキシカルボニルメチル基
、2−ジヒドロアミノカルボニルエチル基、2−ジメチ
ルアミノカルボニルエチル基、2−ジエチルアミノカル
ボニルエチル基、2−ジメチルアミノカルボニルプロビ
ル基、2−ジエチルアミノカルボニルプロビル基、l−
メチル−2−ジメチルアミノカルボニルエチル基、1−
メチル−2−ジエチルアミノカルボニルエチル基、ジメ
チル(ジメチルアミノカルボニル)メチル基、ジメチル
(ジエチルアミノカルボニル)メチル基等で例示される
有機酸、有機酸エステル、有機酸誘導体(特にカルボキ
シル基及び/又はアミド基を含む誘導体)及びそれらを
その構造中に含有する有機基、ポリ−1−ブチニレン基
、ポリビニルエチレン基、ポリ−1−メチル−1−ブチ
ニレン基、高級不飽和酸残基等で例示される構造中にC
=C2重結合台上数有する有機基、その他高級脂肪酸残
基、長鎖アルキル基、ポリオキシアルキレン基等で例示
されるが、これらに限定されるものではない。
これらのうち、特にその構造中に芳香核を有する有機基
、特にベンゼン環を有する有機基が好ましい。
(B)ポリオルガノシロキサンの重合度、即ち、前記一
般式のnは、100以上、好ましくは゛2000以上、
更に好ましくは5000以上であることが好適である。
11合度が100未満であると、カーボンブラックによ
り補強され難く、しかも混線時の作業性が悪くなる。
本発明で用いられる(B)ポリオルガノシロキサンは実
質的に直鎖状であることが好ましいが。
部分的に分岐や網状構造を有していても良い。
本発明においては、得られるゴムに十分な物性を付与す
るために、ポリオルガノシロキサンは、架橋ないし有機
ゴムと共架橋させて、網目構造を形成させるのが好まし
い。
このため、ポリオルガノシロキサンの置換基R,には、
0.02〜20%ル%、トIJ ワケ0.03〜10モ
ル%、特に好ましくは0.05〜5モル%の範囲で、少
なくとも1つ以上のC:C2重結合を有する構造のもの
(以下、「架橋性置換基」ということがある、)である
のが好ましい、特に有機パーオキシド以外の架橋剤を用
いる場合には、上述の架橋性置換基が、シロキサンの珪
素原子から少なくとも1個の炭素原子を介してC=C2
重結合台上するようなものであることが好ましい、また
、架橋性置換基は5個以上の炭素原子を有するものであ
ることが好ましい。
架橋性置換基としては、ビニル基、アリル基等のアルケ
ニル基、エチリデンノルボルニル基、メチレンノルボル
ニル基等のアルキリデンノルボルニル基、ジシクロペン
テニル基、4−ペンテニル結合を有する構造の置換基で
あれば良く、これらに限定されるものではない。
本発明においては、ポリオルガノシロキサンの置換基の
うち、前述の補強性置換基及び架橋性置換基以外の置換
基に特に制限はない、その他の置換基としては、メチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘ
キシル基、オクチル基、デシル基等のアルキル基やクロ
ロメチル基等のハロゲン化アルキル基等が挙げられるが
1合成のし易さ及びシリコーンゴム組成物としての耐熱
性、耐候性等の諸特性を具備させるために、メチル基が
最も好ましい。
基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、
デシル基等のアルキル基やクロロメチル基等のハロゲン
化アルキル基等が挙げられるが、合成のし易さ及びシリ
コーンゴム組成物としての耐熱性、耐候性等の諸特性を
具備させるために、メチル基が最も好ましい。
架橋もしくは共架橋反応に用いられる加硫剤としては、
メチルエチルケトンパーオキシド、シクロヘキサノンパ
ーオキシド、3 、3 、4− トリメチルシクロヘキ
サノンパーオキシド、メチルシクロヘキサノンパーオキ
シド、メチルアセトアセテートパーオキシド、アセチル
アセトンパーオキシド、1.1−ビス(t−ブチルパー
オキシ)−3,3,5−)リスチルシクロヘキサン、l
、1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、
2.2−ビス(t−ブチルパーオキシ)オクタン、n−
ブチル−4,4−ビス(t−ブチルパーオキシ)バラレ
ート、2.2−ビス(t−ブチルパーオキシ)ブタン、
t−ブチルヒドロパーオキシド、クメンヒドロパーオキ
シド、ジイソプロピルベンゼンヒドロパーオキシド、p
−メタンヒドロパーオキシド、ジクミルパーオキシド。
2.5−ジメチルヘキサン−2,5−ジヒドロパーオキ
シド、l 、 1.3.3−テトラメチルブチルヒドロ
パーオキシド、ジ−t−ブチルパーオキシド、t−ブチ
ルクミルパーオキシド、α、α′−ビス(t−ブチルパ
ーオキシ−m−インプロピル)ベンゼン、2.5−ジメ
チル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、
2.5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ
)ヘキシン−3、アセチルパーオキシド、イソブチリル
パーオキシド、オクタノイルパーオキシド、デカノイル
パーオキシド、ラウロイノレバーオキシド、3,5.5
−トリメチルヘキサノイルパーオキシド、スクニツクア
ンドパーオキシド、ベンゾイルパーオキシド、2,4−
ジクロロベンゾイルパーオキシド、m−)リオイルパー
オキシド、シイツブaピルパーオキシジカーポネート、
ジー2−エチルへキシルパーオキシカーボネート、ジ−
n−プロピルパーオキシカーボネート、シミリスチルパ
ーオキシジカーボネート、ジアリルパーオキシジカーボ
ネート、ジー2−二トキシエチルパーオキシジカーボネ
ート、ジメトキシイソプロピルパーオキシカーボネート
、ジー(3−メチル−3−メトキシブチル)パーオキシ
カーボネート。
t−ブチルパーオキシアセテート、t−ブチルパーオキ
シインブチレート、t−プチルパーオキシピパレート、
t−ブチルパーオキシネオデカノエート、クミルパーオ
キシネオデカノエート、t−ブチルパーオキシ−2−エ
チルオクタノエート、t−ブチルパーオキシ−3,5,
5−トリメチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシ
ラウレート、1−ブチルパーオキシベンゾエート、シー
t−ブチルパーオキシインフタレート、2.5−ジメチ
ル−2,5−ジ(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、t
−ブチルパーオキシマレイン酸、t−プチルパーオキシ
イソプロビルヵーポネート、クミルパーオキシオクタノ
エート、L−ヘキシルパーオキシビバレート、t−ブチ
ルパーオキシネオヘキサノエート、t−へキシルバーオ
キシネオヘキサノエート、アセチルシクロスルホニルパ
ーオキシド、t−ブチルパーオキシアリルカーボネート
等が例示される有機パーオキシド、硫黄、硫黄類似化合
物、ジペンタメチレンチウラムテトラスルフィド、テト
ラメチルチウラムジスルフィド。
テトラエチルチウラムジスルフィド、テトラブチルチウ
ラムジスルフィド等のチウラム化合物、2−(4−モル
ホリノ−ジチオ)ベンゾチアゾール等のチアゾール化合
物、4,4°−ジチオール化合物、N、N”−4−チオ
ビス(ヘキサヒドロ−2H−アゼピノン−2)、アルキ
ルフェノールジスルフィド、高分子多硫化物等で例示さ
れる硫黄供与体、p−キノンオキシム、p”、p’−ジ
ベンゾイルキノンオキシム、ポリニトロソベンゼン、N
−(2−メチル−2−ニトロプロピル)−4−ニトロソ
アニリン等で例示されるオキシム及びニトロソ化合物、
アルキルフェノール拳ホルムアルデヒド樹脂、熱反応性
フェノール樹脂、メラミン・ホルムアルデヒド縮合物、
トリアジン・ホルムアルデヒド縮合物、ハロゲン化アル
キルフェノール・ホルムアルデヒド樹脂等で例示される
樹脂加硫剤、ジチオール化合物、ポリアミン類、ポリオ
ール金属酸化物等、その他、アルキルフェノール樹脂系
、キノイド系の広範囲の架橋剤が挙げられる。
なお、本発明の効果を損なわない範囲で、本願で用いら
れるポリオルガノシロキサンの一部を他のポリオルガノ
シロキサン、例えばポリジメチルシロキサン等で置換す
ることもできる。その場合、他のポリオルガノシロキサ
ンの量は本願で用いられるポリオルガノシロキサン10
0重量部に対して100重量部以下、好ましくは50重
量部以下である。
本発明において、可撓性物品を形成するゴム組成物に配
合されるカーボンブラックは、電子顕微鏡により測定さ
れた平均粒子径が100OA以下、特に600A以下で
あるものが好ましい、カーボンブラックの平均粒子径が
100OAを超えると、十分な物性を発現させる補強効
果が得にくくなる。
平均粒子径が100OA以下のカーボンブラックとして
は、例えば、SRF、GPF、HMF、ACEF、FF
、FEF、)IAF、l5FF、SAF、CF、SCF
、XCF、EPC,MPC,HPC,CC,GERMA
N。
ケッチェンブラック、アセチレンブラック等が挙げられ
るが、これらに限定されるものではない。
本発明において、(A)有機ゴムと(B)ポリオルガノ
シロキサンの組成比は(A)/ (B)=9515〜0
/100であり、好ましくは(A)/ (B)=80/
20〜20/80である。特に可撓性物品に耐熱水性が
要求される場合には。
(A)/ (B)=70/30〜50150であること
が望ましい、(B)ポリオルガノシロキサンの比率が5
%以下であると、十分な耐熱性、耐候性、耐オゾン性が
得られ難い。
また、カーボンブラックの配合量は、有機ゴムとポリオ
ルガノシロキサンとの総量100重量部に対し、2〜2
00重量部、好ましくは5〜100重量部、更に好まし
くは10〜70重量部とするのが好適である。有機ゴム
及びポリオルガノシロキサンの総量100重量部に対す
るカーボンブラックの量が、2重量部未満であっても、
200重量部を超える量であっても、好ましい物性が得
られ難く、また、200重量部を超えると、著しく混線
作業性が悪くなる傾向がある。
本発明の可撓性生物品を形成するゴム組成物には、必要
に応じて、補強性ないし非補強性の充填剤を配合するこ
とができる。これらの充填剤としては、煙霧質シリカ、
沈殿シリカ、シリカエアロゲル、粉砕石英、珪藻土、酸
化チタン、酸化亜鉛、炭酸マグネシウム、硫酸アルミニ
ウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、マイカ、アスベ
スト、ガラス粉末等が例示される。これらの充填剤の表
面を、有機珪素化合物、ポリジオルガノシロキサン等で
処理して疎水化しても良い。
また、その他公知の耐熱性付与剤、難燃剤、軟化剤、熱
伝導付与剤、導電付与剤、加硫促進剤、加硫促進助剤、
加工助剤等を配合しても良い。
本発明の可撓性物品は、(A)有機ゴム、(B)ポリオ
ルガノシロキサン及びカーボンブラック、あるいは、(
B)ポリオルガノシロキサン及びカーボンブラックを、
必要に応じて適当な配合剤を添加して加硫成型すること
により容易に製造される。
特に本発明において、防振ゴムを得る場合には、(A)
有機ゴムとして前述の(a)スチレン−ブタジェン共重
合体及び/又は(b)アクリロニトリル−ブタジェン共
重合体を用い、(a)及び/又は(b)80〜20重量
部と(B)ポリオルガノシロキサン20〜80重量部(
好ましくは、(a)及び/又は(b)70〜35重量部
、(B)ポリオルガノシロキサン30〜65重量部)と
よりなるゴム成分、並びに、カーボンブラック等の充填
剤及び加硫剤等を配合し、加熱硬化することにより、防
振性能の優れた耐熱性防皺ゴムを得ることができる。
また、耐熱衝撃吸収材を得る場合には、(A)有機ゴム
として前述の(a)スチレン−ブタジェン共重合体及び
/又は(b)アクリロニトリル−ブタジェン共重合体を
用い、(a)及び/又は(b)40重量部以上と(B)
ポリオルガノシロキサン60重量部以下(好ましくは、
(a)及び/又は(b)70〜50重量部、(B)ポリ
オルガノシロキサン30〜50重量部)とよりなるゴム
成分、並びに、これらのゴム成分100重量部に対して
カーボンブラック等の充填剤30〜300重量部、加硫
剤0−1o重量部、発泡剤0〜10重量部を配合し、加
熱硬化することにより、非発泡性ないし発泡性の反発弾
性が30%以下の優れた衝撃吸収性を有する耐熱衝撃吸
収材を得ることができる。
本発明の可撓性物品は、優れた耐熱性、耐熱水性、耐候
性、耐オゾン性、耐水性を有し、しかも高い力学的強度
を有する等の様々な優れた特性を有し、かつ、衝撃吸収
特性も極めて優れる。従って、様々なゴム製品に適用可
能であるが、防振性能の温度特性が安定であることから
、ターンテーブルのゴムシート、ピックアップカートリ
ッジ等の衝撃吸収関係の防振ゴムとして適用するのが有
利である。
[作用1 本発明の(A)有機ゴムと(B)ポリオルガノシロキサ
ン及びカーボンブラック、あるいは。
(B)ポリオルガノシロキサン及びカーボンブラー7り
を含むゴム組成物からなる可撓性物品は、機械的強度、
耐熱性、耐候性、耐オゾン性、耐水性、耐熱水性、耐久
性等の物理的性質に極めて優れる。
これは本発明に係る、特定の置換基を有するポリオルガ
ノシロキサンは、カーボンブラックと強い親和性を示し
、カーボンブラックと極めて良好な分散性で混合され、
また、一般の有機ゴムとの混合状態において、カーボン
ブラックを介在させることにより、従来の有機ゴム−ポ
リオルガノシロキサンゴムにない安定性を得ることがで
き、しかも、カーボンブラックにより効果的に補強され
ることによる。
[実施例1 以下に本発明を実施例及び比較例を挙げて更に具体的に
説明するが、本発明はその要旨を超えない限り以下の実
施例に限定されるものではない。
実施例1.2.比較例1〜3 第1表に示した配合の原料を、加硫温度170℃で成型
し、第1図及び第2図に示す如き、ゴムホースを作製し
た。
即ち、第1図のゴムホースは、加硫ゴム部lと合成繊維
又は天然繊維の繊維布部2とが円筒状に積層されたもの
で、第2図のゴムホースは加硫ゴム部3.5が繊維布部
4の内外層に円筒状に積層されたゴムホースである。
このゴムホースの加硫ゴム部より、DIN3号のダンベ
ルを打抜き、その緒特性を測定した。結果を第1表に示
す。
なお、第1表中、※l〜※13は次の通りである。
※1:重合度eooo、フェニル基(S■11の分子引
力恒数735)30モル%、ビニル基0.5モル%、他
の置換基はメチル基(Sma l lの分子引力恒数2
14)のポリオルガノシロキサン ※2:重合度eooo 、ビニル基0.2モル%、他の
置換基はメチル基のポリオルガノシロキサン ※3:JSREP57C ※4:東海カーボン(株)製 ジーストS(平均粒径1
50A) ※5:FEFブラック ※6:2,5−ジメチルー2.5−ジし一ブチルパーオ
キシヘキサンをポリジメチルシロキサンで希釈したもの
、有機パーオキサイド含有率50% ※7:混練後24時間放置した後の観察結果※8:加硫
物に2時間超音波で刺激を与えた後の観測結果 ※9:引張速度300ms/sin (D I N 3
号)、25℃の破断点における破断強度Tb (Kg/crn’) ※lO:※9の破断点における破断伸びEb(%) ※11:JIs  K6301による硬度Hs(JIS
  A) ※12:オーブン中、160℃で7日間熱処理後、※9
と同一の条件で測定し下記式により求めた変化率(%) ※13:オートクレープにより180℃で15時間熱水
処理し、※9と同一の条件で測定し、上記式で求めた変
化率(%) 第1表より、本発明に係るゴム組成物は、有機ゴムとシ
リコーンとの分離やカーボンの滲出もなく、加工作業性
、品質安定性に優れ、しかも、このゴム組成物により得
られるゴムホースは耐熱性、耐熱水性に極めて優れてい
ることが明らかである。
実施例3、比較例4〜6 第2表に示した配合の原料を、加硫温度170°Cで加
熱成型し、第3図に示す如き歯付ベルト、第4図に示す
如きVベルト及びコンベアベルト(図示せず)を加硫成
型した。
なお、第3図及び第4図において、l・1は歯。
12は保持ゴム層、13はコード、14は加硫ゴムより
なる外被層、15は接着ゴム層である。
これらのベルトの加硫ゴム部より、DIN3号のダンベ
ルを打抜き3その諸特性を測定した。その結果を第2表
に示す。
なお、第2表中、ポリオルガノシロキサン−1、ポリオ
ルガノシロキサン−2、カーボンブラック−1、カーボ
ンブラック−2、有機パーオキシドは、各々、第1表の
ものと同じであり、また、初期物性、耐熱性、耐熱水性
の測定方法も同様である。その他の※a〜※Cは次の通
りである。
※a:JSREPII ※b:R3s  No、1 ※C:静的オシylOOpphmX50”C!X48時
間における40%ストレッチにより静的オゾン試験をす
ることにより求め た0判定基準として、発生クラック数をアルファベ−/
 トで示し、Aは少数、Bは多数、Cは無数にクラック
が発生したことを表し、また1発生したクラックの大き
さを数字で示し、■は10倍のルーペで確認可能、2は
肉眼で確認可能、3は亀裂1mm未満、4は1〜3 m
 m f)亀裂、5は3mm以上の亀裂をそれぞれ表す
ようにした。
第 2 表 第2表より、本発明の可撓性物品は耐熱性、耐熱水性に
優れ、しかも耐候性にも優れていることが明らかである
。なお1本例においては、本発明によりベルトの外被層
を作製した例を示したが、その他、第3図及び第4図の
保持ゴム層12にも本発明を適用できることは言うまで
もない。
実施例4、比較例7.8 第3表に示した配合のゴム組成物を用い、第5図に示す
断面形状の芯金にゴム層をライニングしたロールを加硫
温度17(lで加硫成型した。
即ち、第5図において、21は内径34mm、外径40
mm、長さ316mmのSOS 304製芯金であり、
22はゴム層(層厚4 m m )である。
このゴム層からDIN3号のダンベルを打抜き、その諸
特性を測定した。また、このゴムロールを用いて通紙実
験を行ない、ロールに亀裂、割れが発生するまでの通紙
時間を測定した。結果を第3表に示す。
なお、x3gcb、ポリ十ルガノ・・ノ門と棒・ノ−l
、ポリオルガノシロキサン−2、カーボンブラック−1
、有機パーオキシドは、各々、第1表のものと同じであ
り、また、カーボンの滲出、初期物性、耐熱性の測定方
法も同様である。その他の*l〜本3は次の通りである
*l:日木7エロジル(株)製 アエロジル200 零2:引裂強度 JIS  B 木3:実施例4及び比較例7で得られたロール23を、
各々、第6図に示すように、テフロン(登録商標)ロー
ル24と組合 せ、かつゴムロール23に分離爪25の先端を当接させ
た状態で紙26通しを行なった。テフロンロール24及
び分離爪25の使用条件は次の通りである。
■ テフロンロール ・芯金 材質 5US304 外径 39.4mm 内径 26mm ・テフロン膜厚 lOルm ■ 分離爪 ・材質 ABS樹脂 ・非通紙時の押し圧 1.2g/mrn’・通紙時の押
し圧  220 g / mゴ・接触面積      
11mm″ ・ロール軸方向長さ   7mm ■ ゴムロールとテフロンロールとの間の押し圧 ・ゴムロールのゴム層厚4 m m カ3 m mに圧
縮される圧力 なお1通紙は、ゴムロール23の各サンプルとテフロン
ロール24との間に紙 26を毎秒1枚ずつ供給し、これによ り、毎秒1回ずつ、紙26の先端をゴムロール23のゴ
ム表面に衝突させると共に、紙26が分離爪25に衝突
するときの衝撃により、ゴムロール23のゴム表面に分
離爪25による衝撃力を与えた。
第3表 第3表より1本発明によるゴムロールは、破壊蛍度も高
く、カーボン補強のゴム組成物で形成さtているため、
シリカ補強のもの(比較例7)にtし、耐衝撃性に優れ
、かつ、カーボンの滲出も栄いため1紙を汚染すること
がない優れたロールであることが明らかである。
処施例5、比較例9 第3表の実施例4、比較例7の配合のゴム組成物を用い
、各々、Oリングを加硫温度170℃で^0硫成型した
。この0リングにつき、第1表にお1すると同様の方法
で、初期物性、耐熱性、耐熱水生の測定を行なった。
その結果を第4表に示す。
第  4  表 第4表より1本発明による0リングは従来のOリングに
比し、耐熱性、耐熱水性が格段に優れ、従来のものでは
使用できなかった湿熱条件でも使用できる。極めて優れ
たものであることが明らかである。本例においては、本
発明をOリングに適用した例を示したが、このような優
れた効果は。
0リングに限らず、ガスケット、ゴムパツキン等におい
ても同様に奏されるものであることは言うまでもない。
実施例6〜B、比較例1O〜13 第5表に示した配合の原料を、容器内温度80℃のゴム
ミキサーで混合した後1表面温度50℃のロールでシー
ト状にし、これをtoxi。
Xo、1cmの金型に充填し、50 K g / c 
m″、170℃、10〜15分加熱、加圧した後、脱型
した。
得られたシートより、DIN3号のダンベルを打抜き、
その諸物件を、第1表及び第2表におけると同様にして
測定した。
なお、第5表中零a−jは次の通りである。
木a:重合度8000、フェニル基(S■allの分子
引力恒数735)30モル%、エチリデンノルボルニル
基4.0モル%、他の置換基はメチル基(S■11の分
子引力恒数210のポリオルガノシロキサン 本り:重合度8000、ビニル基0 、5 mol!、
他の置換基はメチル基のポリオルガノシロキサン 木c:R5s  No、1 本d:結合スチレン35%、ブタジェン1.2結合40
%、M+L  露52の5BR1+4 本e:結合スチレン40%、ブタジェン1.2結合40
%、M+L  −50の5BR1※4 本f:Po1ysar  ブロモブチル X−2本g二
東海カーボン(株)製 ジーストS木h:動バネ定数(
E’  η2)と静的せん断弾性率(G5)17)比E
’  ηz/Gs(小さい程良好) 本i:損失正接20℃、15Hc(大きい程良好) 木1:低温ねじり試験、比モジュラスが2になる温度(
低い程良好) 第5表より、本発明によるゴムシートは、有機ゴムとシ
リコーンとの分離やカーボンの滲出もなく、加工作業性
、品質安定性が良好であり、また、破壊強度、耐熱性、
耐熱水性に優れ、しかも静動比、tanδが良好で、防
振ゴムとしての優れた特性を有し、しかも、本発明に係
る特定のポリオルガノシロキサンの影響により、防振性
能の温度特性も極めて安定であることが認められる。
従って、本発明によるターンテーブルのゴムシート、ピ
ックアップカートリッジ等の音響関係の防振ゴムが極め
て優れた性能を有することが明らかである。
実施例9〜11、比較例14.15 第6表に示した配合の原料を用いたこと以外は、実施例
6と同様にしてゴムシートを成型し、得られたシートよ
りDINa号のダンベルを打抜き、その諸特性を測定し
た。結果を第6表に示す。
なお、第6表中、ポリオルガノシロキサン−3、天然ゴ
ム及びカーボンブラック−1は第5表のものと同じであ
り、その他の☆1〜5は次の通りである。
★l:スチスフ1フ% ☆2:7クリロニトリル60% ☆3:2,5−ジメチルー2.5−ジt−ブチルパーオ
キシヘキサンをポリジメチルシロキサンで希釈したもの
、有機パーオキサイド含有率50% ★4ニジニトロソペンタメチレンテトラミンと尿素の混
合物 ☆5:ダンロップトリプソメーターにより測定第6表よ
り、本発明によるゴムシートは、破壊強度、耐熱性に優
れ、有機ゴムとシリコーンゴムとの分離やカーボンの滲
出がないことから、加工作業性、品質安定性も良好で、
しかも1反発弾性の測定結果から、高い衝撃吸収性を有
していることが認められる。しかも本発明に係るポリオ
ルガノシロキサンの影響により極めて耐オゾン性、耐候
性に優れる。
従って、本発明により、優れた衝撃吸収材が得られるこ
とが明らかである。しかも、この効果は発泡体としたも
の(実施例10)においても同様に奏される。
[効果] 以と詳述した通り、本発明の可撓性物品は、(A)有機
ゴム及び(B)Smallの分子引力恒数が350以上
の置換基を有するポリオルガノシロキサン、あるいは、
この特定のポリオルガノシロキサンを含み、カーボンブ
ラックにより補強されてなる架橋ゴムにより構成される
しかして、本発明に係るこの特定のポリオルガノシロキ
サンはカーボンブラックと良好な親和性を示し、有機ゴ
ムとも極めて安定に混合される。
従って1本発明の可撓性物品を形成するゴム組成物は、
カーボンブラックの滲出、有機ゴムとの分離等がなく、
極めて品質安定性、加工作業性に優れる。
しかも、カーボンブラックで補強されているため、得ら
れる物品は極めて高強度で、耐久性、耐熱性、耐水性、
耐熱水性、耐オゾン性、耐候性に優れる。更に1本発明
による可撓性物品は、優れた衝撃吸収特性を有し、しか
もこの衝撃吸収特性は極めて熱的に安定である。
従って、本発明の可撓性物品は、各種ゴム製品として極
めて有用であり、特に防振材として用いる場合、幅広い
温度で、優れた効果を発揮でき、工業的に極めて有利で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、実施例1.2及び比較例1〜3に
おいて作製したゴムホースの横断面図、第3図及び第4
図は、実施例3及び比較例4〜6で作製したベルトを示
し、第3図は歯付ベルトの長手方向断面図、第4図はV
ベルトの横断面図である。第5図は、実施例4及び比較
例7,8において作製したゴムロールの横断面図、第6
図は、このゴムロールを用いて行なった通紙実験の方法
を説明する概略断面図である。 1.3.5・・・・・・加硫ゴム部。 2.4・・・・・・繊維布部、 11・・・・・・歯、
12・・・・・・保持ゴム層、  13・・・・・・コ
ード、14・・・・・・外被層、  15・・・・・・
接着層。 21・・・・・・芯金、  22・・・・・・ゴム層、
23・・・…ゴムロール、 24・・・・・・テフロンロール、25・・・・・・l
Il爪、26・・・・・・紙。 代理人  弁理士  重 野  剛 第1rI!J    第2図 第3図   第4図 第5図   第6図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ゴムとカーボンブラックとを含有し、かつ、架橋
    したゴムよりなる可撓性物品であって、ゴムの成分は下
    記(イ)であり、組成割合は下記(ロ)であることを特
    徴とする可撓性物品。 (イ)ゴムの成分; (A)有機ゴム及び(B)ポリオルガノシロキサン、も
    しくは、(B)ポリオルガノシロキサンを含み、(B)
    ポリオルガノシロキサンが一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R、R′は炭化水素置換基、nは3以上の整数を
    示す。) で表されるポリオルガノシロキサンであって、置換基R
    、R′のうち少なくとも6モル%以上がSmallの分
    子引力恒数が350以上の炭化水素置換基である。 (ロ)組成割合; (A)有機ゴムと(B)ポリオルガノシロキサンとの比
    が(A)/(B)=95/5〜0/100である。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01198646A (ja) * 1987-10-30 1989-08-10 Japan Synthetic Rubber Co Ltd 架橋可能なゴム組成物および架橋ゴム製品
JPH01230652A (ja) * 1988-03-10 1989-09-14 Sumitomo Chem Co Ltd 樹脂組成物及び樹脂組成物用添加剤
JPH03195752A (ja) * 1989-12-25 1991-08-27 Shin Etsu Chem Co Ltd ゴム組成物及びその製造方法
JP2000248139A (ja) * 1999-03-02 2000-09-12 Denki Kagaku Kogyo Kk アクリル系ゴム組成物
CN109749147A (zh) * 2018-12-30 2019-05-14 广德天鹏实业有限公司 一种抗臭氧编织胶管及其生产加工方法

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