JPS6119470A

JPS6119470A - 食用巻貝の加工方法

Info

Publication number: JPS6119470A
Application number: JP59140462A
Authority: JP
Inventors: Tetsuya Kuji; 哲也久慈
Original assignee: Narasaki Shipbuilding Co Ltd
Current assignee: Narasaki Shipbuilding Co Ltd
Priority date: 1984-07-09
Filing date: 1984-07-09
Publication date: 1986-01-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）゛　本発明は、各種食用巻貝を、直ちに食用に供しうる
ように料理して、長期保存したり、店頭に陳列したりし
うるように加工する方法に関するものである。

（従来の技術）一般の生鮮食品や二枚貝類と異なり、ニスカルボ等の巻
貝は、貝殻より食用部分を取り出すことが面倒であるた
め、料理店や家庭において料理することは稀で、僅かに
専用工場において、食用部分のみを缶詰にしたもの、あ
るいは乾燥したものを購入して、簡単に料理して、食さ
れている。

（本発明が解決しようとする問題点）　　　　゛そのた
め、料理方法も普及しておらずζ折角の巻貝の有する特
有の味を賞味することができないのが現状である。

（問題点を解決するための手段）本発明は、生の巻貝を、専門の料理人が最高の技術をも
って料理し、貝殻とともに真空パックで包装することに
より、長期保存しうるようにして、かつ食する際には温
めるだけで、簡単に、随時随所で巻貝の真の味を賞味で
きるようにしたものである。

（作用）本発明方法は、生の巻貝をボイルして味付けした後、直
ちに真空包装するので、製品は、長期保存しても、味が
変ったり、腐敗したりすることはない。

（実施例）第１図は、本発明の第１の方法による製品を示すもので
、（１）は料理された巻貝、（２）は、料理された巻貝
を真空包装したパック、（３）は、真空包装により生じ
た、パック（２）のしわである。

図示の巻貝（１）は、本発明により、次のようにして料
理されたものである。

即ち、生の巻貝を真水中で、飼を与えないで、２日間放
置して脱臭した後、１００℃で５分間ボイルする。する
と、その蓋は、自動的に、もしくは僅かな外力で外れる
。

その後、常温で冷却して、先の尖った千枚通しの如きも
ので９食用部分を、貝殻から取り出す。

ついで、貝殻内に、次のような、ペースト状の小量のソ
ースを、なるべく奥部に至るように入れ、ついで、取り
出した食用部分を再び入れて、最後に、上記ソースと同
様のソースをもって蓋をした後、粉チーズを振り掛ける
。なお、貝殻は、必ずしも、食用部分が入っていた元の
巻貝のものではなく、他の巻貝のものであってもよい。

上記したペースト状ソースの２例を挙げれば、次の如き
ものである。

（１）、大葉、醤油、にんにく、レモン汁、有塩バター
を混合したもの（ブルゴーニュ風）。

す（２）、小麦粉、サラダ油、牛乳、生クリーム、塩、こ
しょうを混合したもの（グラタン風）。

上述のようにして調理した巻貝を、ポリエチレン樹脂、
又はその他の軟質合成樹脂製のパック（２）内に入れ、
公知の真空包装方法により、真空包装する。

第３図は、本発明の第２の方法による製品を示すもので
、（２１）は、上記（１）と同様に料理された巻貝であ
る。

図示する巻貝（２１）は、その開口部を、たとえば発泡
スチロール、あるいは耐熱合成樹脂板等の合板（２２）
をもって蓋をした後、上記同様のパック（２３）をもっ
て真空包装したもので、（２４）は、そのしわである。

本方法によれば、真空包装する際、パック（２３）の一
部が、貝殻の開口より貝殻内に吸入されたり、貝殻内に
充填した食用部分に含まれている液体や、ソースの一部
が、パック（２３）内に飛び出して、製品の外観を損う
等のおそれをなくすことができる。

つぎに、本発明の第３の方法を説明する。

即ち、上述と同様に調理した巻貝を、冷凍して、含まれ
ている水分を凍結するとともに、ソースを硬化させた後
、直ちに真空包装する方法である。

本方法によると、上記第２の方法と同様の効果を奏する
ことができる他に、合板（２２）等を用いる必要がなく
、安価に、かつ簡単に、しかも、体裁よく包装できると
いう利点がある。

（本発明の効果）本発明の方法によれば、料理された巻貝を、貝殻ごと真
空包装することができるので、食品としての体裁が良好
であり、しかも１店頭での陳列や輸送や持ち運びに便利
で、長期保存しても、味が変ったり、腐敗したりするこ
とはなく、オーブン等で温めれば、従来はとんど不可能
であった、専門家の味付けした巻貝の最高の味を、随時
賞味することができる。

しかも、本発明の実施は、容易である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の第１の方法により得られた製品の斜
視図、第２図は、第１図のＡ−Ａ線における拡大断面図。第３図は、本発明の第２の方法により得られた製品の斜
視図である。（１）巻貝　　　　　　　（２）パック（３）シわ　　
　　　　　（２１）器具（２２）台板　　　　　　（２
３）パック第１図第３図一３ζζ−

Claims

【特許請求の範囲】

（１）生の巻貝をボイルして、冷却した後、その蓋を取
去るとともに食用部分を一たん取り出し、ついで貝殻に
、味付け用のペースト状ソースと、取り出した食用部分
と、上記同様のソースを順に充填し、しかる後、真空包
装することを特徴とする食用巻貝の加工方法。
（２）生の巻貝をボイルして、冷却した後、その蓋を取
去るとともに食用部分を一たん取り出し、ついで貝殻に
、味付け用のペースト状ソースと、取り出した食用部分
と、上記同様のソースを順に充填し、しかる後、貝殻の
開口部に、硬質の台板を施して、真空包装することを特
徴とする食用巻貝の加工方法。
（３）蓋板が、発泡スチールよりなる特許請求の範囲第
（２）項に記載の方法。
（４）生の巻貝をボイルして、冷却した後、その蓋を取
去るとともに食用部分を一たん取り出し、ついで貝殻に
、味付け用のペースト状ソースと、取り出した食用部分
と、上記同様のソースを順に充填し、しかる後、冷凍し
て、真空包装することを特徴とする食用巻貝の加工方法
。