JPH09140344A - 容器入りインスタント食品及びその調理方法、並びにインスタント食品用容器 - Google Patents

容器入りインスタント食品及びその調理方法、並びにインスタント食品用容器

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JPH09140344A
JPH09140344A JP7302644A JP30264495A JPH09140344A JP H09140344 A JPH09140344 A JP H09140344A JP 7302644 A JP7302644 A JP 7302644A JP 30264495 A JP30264495 A JP 30264495A JP H09140344 A JPH09140344 A JP H09140344A
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JP
Japan
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ingredient
container
water
instant food
hot water
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Application number
JP7302644A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Kataoka
潔 片岡
Nobuteru Ishizuka
信輝 石塚
Emiko Kanejima
恵美子 金島
Akira Shigeta
明 繁田
Takuji Yasukawa
拓次 安川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 具材の有する歯ごたえを楽しみたい種類の料
理に於いて、具材が本来有する優れた食感を損なうこと
なく、更に還元等により新鮮感の高い風味と色彩食を発
現する具材とを同時に食することのできるインスタント
食品を提供する。 【解決手段】 容器中で湯等を注ぐ側に具材2を、その
下に湯等で還元する具材1を配置した容器入りインスタ
ント食品と、湯等を具材1が還元するに足る分量加え、
容器を上下反転することで具材2に具材1が上から掛か
った状態の食品を得る調理方法と、反転可能な上面及び
下面何れも静置可能であって、側面の中程に密閉性のあ
る開却可能な接合部を有する又は上下に蓋のあるインス
タント食品用容器を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、水又は湯に接す
ることで還元または復元する容器入りインスタント食品
に関する。更に詳しくは、2以上の具材を使用した上記
インスタント食品であって、その内の少なくとも1の具
材は、乾燥食品特有の歯ごたえを楽しむことのできるも
のとした容器入りインスタント食品及びその調理方法、
並びに該インスタント食品に適した容器に関する。
【0002】
【従来技術及び本発明が解決しようとする課題】従来提
供されているインスタント食品には、乾燥麺やその他の
具材に湯又は水等を注いで還元または復元させる容器入
りインスタント食品(以下、インスタント食品とす
る。)が提供されている。かかるインスタント食品は、
その調理方法が極めて容易であり、手軽に食することが
できることから、麺類を中心として多種多様の商品が提
供されるに至っている。
【0003】従来提供されているインスタント食品は、
容器中の乾燥麺やその他の具材を一緒にして湯又は水等
を注いで還元または復元させることから、該インスタン
ト食品を食する際には、全ての具材が一様に還元または
復元されて柔らかくなり、決して歯ごたえを楽しみなが
ら食することができるとは言い得ないものが殆どであ
る。
【0004】しかし料理によっては、かた焼きそばに代
表されるように、具材の有する歯ごたえを楽しみたい種
類のものが数多く存在しており、かかる種類の料理に於
いても従来提供されているインスタント食品の如く、水
又は湯で還元または復元して食することとした場合に
は、具材が本来有する優れた食感を損なってしまうた
め、非常に勿体無いこととなる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決するために鋭意検討した結果、インスタント食品
を構成するに当たって、具材を乾燥食品特有の歯ごたえ
のある具材と、水又は湯で還元または復元することで乾
燥食品特有の新鮮感の高い風味と色彩を発現する具材と
の両者に分別し、後者の水又は湯に接することで復元す
る具材1を、優先的に水又は湯で還元または復元するこ
とにより、料理の種類に応じて特定の具材が本来有して
いる食感を損なうことなく滋味に食することのできる容
器入りインスタント食品を見出して本発明に至ったもの
である。
【0006】即ちこの発明は、水又は湯に接することで
還元または復元する具材1と、別の具材2とからなり、
容器中で湯または水を注ぐ側に具材2を、反対側に具材
1を配置した容器入りインスタント食品を提供するもの
である。この容器入りインスタント食品を調理するに当
たっては、湯または水を具材1が還元または復元するに
足る分量加え、具材1が復元等した後、容器を上下反転
することで具材2に具材1が上から掛かった状態の食品
を得ることができる。
【0007】
【発明の実施の態様】水または湯と接することで復元又
は還元(以下、「湯戻し」とも言う。)する具材1とし
ては、例えば流動性のあるスープ、シチュー類でも、固
形分の多い八宝菜やチンジャオロースー等の野菜や肉の
炒め物のような料理でも良く、このような物としては具
体的には、五目スープ、チンジャオロースー、八宝菜、
シチュー、カレーシチュー、親子丼またはカツ丼等の丼
物の具又はミートソース等を例示することができる。こ
れらは主に呈味成分を含有している。
【0008】また上記具材1とは別の具材である歯ごた
えを楽しみたい具材2としては、多少水などにふやけて
も、或いは全く水分を吸収しなくても食べられるもので
あり、このような具材としては、例えば油揚げ米飯、コ
ーンフレーク若しくはポテトチップス等をそのまま、又
は各種麺類、パン粉、イモ類、米飯若しくはトウモロコ
シ類などの乾燥食品等を挙げることができる。これらは
主に澱粉を含有している。
【0009】この発明は、乾燥食品特有の歯ごたえのあ
る具材2と、水または湯で復元又は還元することで乾燥
食品特有の新鮮感の高い風味と色彩を発現する具材1と
を同時に楽しめる料理を、「一つの容器を使うだけ」と
いう手軽さで調理できる商品へと応用できるものであ
る。本発明のインスタント食品においては、調理後の出
来上がった食品は、以下の有利な効果を享受するため
に、具材2の上に具材1が掛かっている料理形態となっ
ている必要がある。
【0010】即ち、本発明のインスタント食品は、上記
の料理形態とすることにより、第1に、具材の種類、色
彩に富んだ具材1が上に掛かっているのでおいしいそう
に見える。第2に、具材1から具材2へと程良く水分が
移行し、食べやすくなる。第3に、具材2が容器の底と
接することで安定するので、箸などの食器で具材2を割
りながら食べるのに便利である等の有利な効果を得るこ
とができるのである。
【0011】上記の通り、出来上がった食品において、
具材2の上に具材1が掛かっている料理形態とする為に
は、以下の3つの手段をとる必要がある。
【0012】(1)出来上がった食品において、容器内
で具材1の上に具材2が配置される必要がある。 (2)具材1を湯戻しした後、容器を上下にひっくり返
す等、具材2の上に具材1を配置する為の操作が必要で
ある。 (3)上下にひっくり返すことを可能とした容器を採用
する。
【0013】また、本発明においては、上記のインスタ
ント食品の調理方法として、容器内に、具材2の下に配
置された具材1が還元または復元するに足る分量(但
し、完全に具材2が湯戻りしてしまうと、従来のインス
タント食品と略同様になり、目的とする歯ごたえ感は損
なわれてしまう。)の水又は湯を加え、具材1が還元ま
たは復元した後、容器を上下反転させる方法をも開示す
るものであり、該調理方法中で容器を反転することによ
り、具材2を容器底に移動させ、更に具材2の上に還元
または復元した具材1を載せた状態とすることができ
る。
【0014】上記の調理方法は、上面及び下面何れも静
置可能とすることにより、上下反転しても静置可能であ
って、側面の中程に密閉性のある開閉若しくは着脱自在
な接合部、又は上下に着脱自在な蓋のあるインスタント
食品用容器を採用することにより容易に行うことができ
る。該容器には、接合部を開放する又は蓋を取り外す等
により、少なくとも湯又は水を注入する為の開口部と、
容器を上下反転して具材2の上に具材1を載せた際に、
食品を食べるための開口部とを有する必要がある。接合
部が底部より広がりのある容器を2つ接合した場合に
は、該容器を上下逆さまにしたときに具材の上下の移動
円滑となる。
【0015】さらに本発明のインスタント食品において
は、以下の態様とすることもできる。
【0016】(1)容器内側と具材とが3カ所以上で接
することにより、輸送中に夫々の具材(具材1及び具材
2)が崩れることのないものとする。 (2)具材2に湯をかけたくない場合には、具材2と食
品容器3との間に適度な隙間を設け、その隙間から湯等
を具材1に注ぐことができるものとする。 (3)上記(2)の場合、具材2をドーナツ型の形状と
し、その中央の孔から湯等を具材1に注ぐことのできる
ものとする。 (4)具材2に湯を掛けても良い場合で、具材2を取り
出すのが面倒であり、しかも湯等の添加量を厳密にした
いときは、容器側面に透明材質を用いた覗き窓をつけ
る。 (5)容器を逆さまにした状態に於いて、具材1及び具
材2(特に具材1)が落下しにくい具材の時は、底部に
空気孔を設けて容易に落下可能とする。
【0017】
【実施例】以下、本発明を、かた焼きそばのインスタン
ト食品を具体化した一実施例に基づいて説明するが、本
発明はこの実施例に限定されるものではない。
【0018】図1は、この発明の実施例を示す断面略図
であり、図2はこの発明の実施例に示すインスタント食
品の調理方法を示す調理工程図である。
【0019】本実施例のインスタント食品(かた焼きそ
ば)においては、水または湯と接することで復元又は還
元する具材1として凍結乾燥の五目スープを採用してい
る。また、歯ごたえを楽しみたい具材2としては乾燥そ
ばを採用し、それら両具材(具材1及び具材2)は、図
1に示す如く、広袴状に開口し、接合部が底部よりも広
がりのある容器上部材31と容器下部材32とからな
り、容器上部材31及び容器下部材32の夫々の開口を
着脱自在に一体化して接合部としたインスタント食品用
容器3の容器下部材32内に、具材2の下に具材1を配
置(即ち具材1を容器下部材32の底の方に配置)して
収容されている。
【0020】この実施例のインスタント食品の調理方法
としては、図2に示す如く、インスタント食品用容器3
の容器上部材31を取り外した後(図2(イ))、容器
上部材31の開口部4から、乾燥そば(具材2)の下方
にある凍結乾燥の五目スープ(具材1)が浸る程度に熱
湯を注いで(図2(ロ))、容器上部材31を容器下部
材32に被せて一体状とする。そして具材1が復元した
時点で(図2(ハ))、容器3を反転させて(図2
(ニ))、下方に位置する容器上部材31に具材1及び
具材2を落下させる(図2(ホ))。その結果、容器上
部材31内には、具材2の上に具材1が載った調理形態
となり、容器下部材32を取り外すことにより(図2
(ヘ))、具材2の乾燥そばの歯ごたえと、具材1の復
元又は還元して発現する新鮮感の高い風味と色彩とを楽
しむことが可能となる。
【0021】
【発明の効果】本発明のインスタント食品によれば、従
来のインスタント食品では実現(提供)できなかった、
特定の具材2の優れた歯ごたえを損なうことなく滋味に
食することのできる料理が提供できる上、更に、この歯
ごたえのある具材2と、湯などで復元又は還元すること
により発現する乾燥食品特有の新鮮感の高い風味と色彩
とを有する具材1とを同時に食することができ、固いだ
け(歯ごたえのあるものだけ)、或いは柔らかいだけの
インスタント食品では得ることのできなかった食感を楽
しむことができる。
【0022】また本発明のインスタント食品は、上記の
特定の調理方法によって調理された場合には、歯ごたえ
のある具材2の上に、新鮮感の高い風味と色彩とを有す
る柔らかい具材1が載った調理形態となり、見た目も鮮
やかであって、更に具材2が最後までふやけることなく
滋味に食することのできる食品となる。この調理方法
は、特に上記のインスタント食品用容器を採用すること
により、容易に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例を示す断面略図である。
【図2】 (イ)〜(へ)は、この発明の実施例に示
すインスタント食品の調理方法を示す調理工程図であ
る。図(イ)調理前の状態を示す断面略図であり、図
(ロ)、図(ハ)、図(ニ)、図(ホ)の工程を経て、
図(ヘ)の断面略図に示すようなインスタント食品が調
理される。
【符号の説明】
1 具材1 2 具材2 3 インスタント食品用容器 31 同 上部材 32 同 下部材 4 接合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 繁田 明 茨城県鹿島郡神栖町東深芝20 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 安川 拓次 茨城県鹿島郡神栖町東深芝20 花王株式会 社研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水又は湯に接することで還元または復元
    する具材1と別の具材2とからなり、容器中で湯または
    水を注ぐ側に具材2を、反対側に具材1を配置した容器
    入りインスタント食品。
  2. 【請求項2】 別の具材2が乾燥食品特有の歯ごたえの
    ある具材である請求項1に記載の容器入りインスタント
    食品。
  3. 【請求項3】 請求項1項又は2項に記載の容器入りイ
    ンスタント食品に於いて、湯または水を具材1が還元ま
    たは復元するに足る分量加え、容器を上下反転すること
    で具材2に具材1が上から掛かった状態の食品を得る容
    器入りインスタント食品の調理方法。
  4. 【請求項4】 反転可能な上面及び下面が何れも静置可
    能であって、側面の中程に密閉性のある開閉若しくは着
    脱自在な接合部、又は上下に蓋のあるインスタント食品
    用容器。
JP7302644A 1995-11-21 1995-11-21 容器入りインスタント食品及びその調理方法、並びにインスタント食品用容器 Pending JPH09140344A (ja)

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JP7302644A JPH09140344A (ja) 1995-11-21 1995-11-21 容器入りインスタント食品及びその調理方法、並びにインスタント食品用容器

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JP7302644A JPH09140344A (ja) 1995-11-21 1995-11-21 容器入りインスタント食品及びその調理方法、並びにインスタント食品用容器

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JPH09140344A true JPH09140344A (ja) 1997-06-03

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JP (1) JPH09140344A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004017755A1 (ja) * 2002-08-23 2004-03-04 Fuji Oil Company, Limited 即席食品
JP2006087355A (ja) * 2004-09-24 2006-04-06 House Foods Corp 塊状凍結乾燥体及びこれと即席乾燥麺とが組み合わされてなる食品
JP2008074432A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Nissin Food Prod Co Ltd 包装即席麺及びその製造方法、並びに包装即席麺とカップ状容器からなる即席麺セット、及びその調理方法
JP2017000118A (ja) * 2015-06-15 2017-01-05 さゆり 堀 漬け物容器

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WO2004017755A1 (ja) * 2002-08-23 2004-03-04 Fuji Oil Company, Limited 即席食品
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JP2008074432A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Nissin Food Prod Co Ltd 包装即席麺及びその製造方法、並びに包装即席麺とカップ状容器からなる即席麺セット、及びその調理方法
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