JPH0310879Y2 - - Google Patents

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JPH0310879Y2
JPH0310879Y2 JP1986017299U JP1729986U JPH0310879Y2 JP H0310879 Y2 JPH0310879 Y2 JP H0310879Y2 JP 1986017299 U JP1986017299 U JP 1986017299U JP 1729986 U JP1729986 U JP 1729986U JP H0310879 Y2 JPH0310879 Y2 JP H0310879Y2
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JP
Japan
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noodles
container
alpha
instant noodles
boiling water
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JP1986017299U
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JPS62128780U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は容器入り即席麺に関するものである。
[従来の技術] 即席麺は調理が簡単で子供でも手軽に作ること
ができ、特に容器入りの即席麺はお湯を注ぐだけ
で食することができるので人気が高い。
しかし、従来から使用されている麺は、消化し
やすいようにアルフアー化されている油で揚げた
油揚げ麺であり、製造後油がしだいに酸化し、麺
も劣化してしまうので賞味期間を数カ月以内に制
限しなければならなかつた。
それを解消するために、熱風を吹きつけたも
の、或は蒸気、熱湯で熱処理し、アルフアー化し
た後フリーズドライ等によつて乾燥した麺も提案
されてきたが、コストが高くなるので低価格の即
席麺にはなじまない。
また、いずれの方法にせよアルフアー化された
即席麺の大きな欠点は、食したときに歯応えがな
くゴムを咬んでいるような感触であり、味、食感
において、乾麺や生麺の味、食感には到底及ばな
いことである。
[考案が解決しようとする問題点] 従来、食器として使用できる容器入り即席麺
は、すべてアルフアー化されたものである。
これは容器入り即席麺が、沸騰させないで容器
内に湯を注ぎ、数分間経過後にそのまま食するた
め、アルフアー化されていないものはアルフアー
化できず、到底食することができないと思われて
いたからである。即ち、アルフアー化されていな
い乾麺等は沸騰している湯に数分間浸漬しないと
アルフアー化できないとの観念に基づいていたか
らである。
本考案者はこの常識を疑い、数々の実験を試み
た結果、アルフアー化されていない乾麺でも一定
の条件の下では十分にアルフアー化できることを
見出した。
[問題を解決するための手段] 上記問題点を解決するための手段は次の通りで
ある。即ち本考案は、 食器として使用できる容器内に即席麺と調味料
が収容されており、該容器は蓋によつて閉鎖され
るものにおいて、即席麺はアルフアー化されてい
ない麺であり、該麺は厚さ又は直径が1,5mm以
下であり、かつその量は熱湯又はスープ400gに
対して、100g以下である容器入り即席麺である。
本考案で使用される容器は食器として使用でき
るものであり、断熱効果を有するものが好まし
く、例えば発泡スチロールや二重構造のカツプの
ものを挙げることができる。
蓋は容器を閉鎖できれば良く、密封できるもの
或いは単に被冠するだけのものでも良い。
調味料は通常包装袋に封入されて即席麺とは別
に収容されるが、即席麺に直接付着或は包装袋に
入れないで添付されているものでも支障はない。
即席麺はアルフアー化されていない乾燥麺が使
用される。ここにいう麺は前記のようにアルフア
ー化されていない麺類の総称を意味し、そうめ
ん、うどん麺、中華麺等を含む広い概念である。
そして容器の中の即席麺の量は容器内に熱湯又は
スープを注入してアルフアー化できる量である。
この量は容器の大きさに関係し、一定ではない
が、熱湯又はスープ400〜500gに対して即席麺
100g以下である。なお、アルフアー化を促進す
る観点からは麺は厚さ又は直径が1.5mm以下、好
ましくは0.8〜1.0mmである。麺の厚さ又は直径が
1.5mmを越えると麺がアルフアー化される前に麺
の表面がとろけるばかりか芯が残り、かつ麺臭が
生じ美味でなくなる。
本考案に係る即席麺を調理する場合は、調味料
が包装袋に封入されているものは開封し、調味料
が包装袋に封入されていないものはものままに
し、容器内に熱湯又はスープ注ぐだけでよいが、
熱湯を注いだ後一旦熱湯を捨て、更に熱湯又はス
ープを注ぐようにすると麺臭がなくなり好まし
い。また、容器内にかやく及びやくみを収容する
ことは任意である。
[実施例] 本考案を実施例に基づき更に詳細に説明する。
実施例 1 第1図は、本考案の一実施例を示す一部断面図
である。
符号Aは容器入り即席麺で、容量700c.c.の発泡
スチロール製の容器1と、該容器1内に収容され
た乾燥そうめん2及び袋詰めの調味料3と、容器
1を閉鎖する蓋4とを備えている。蓋4には、容
器1に被冠したまま内部の熱湯を容器1外に排出
できるように排水路6が設けてある。そして容器
1全体はポリエチレンフイルム5によつて更に密
閉されている。乾燥そうめん2はアルフアー化さ
れておらず、あらかじめ容器1の内部の形状に適
合するように全体が整えられている。収容されて
いる乾燥そうめん2は直径が0.8mm、重量は60g
である。容器1内に熱湯500c.c.を注ぎ2分経過後
一旦容器1内の湯を捨て、袋を開封して調味料を
入れた後、更に新たに熱湯を注ぎ1分経過後これ
を食した。熱湯によつてアルフアー化され可食状
態となつた乾燥そうめん2は、食したときに歯応
えがあり、味、食感において既にアルフアー化さ
れている従来の即席麺よりはるかに勝つていた。
[比較例] 実施例1で使用した容器と同じ容器を使用し、
他の条件を同じにして、乾燥そうめんの直径のみ
1.7mmとした。容器に熱湯を注ぎ可食状態になる
ように試みたが、3分間を経過してもそうめんに
は芯が残り、更にそれ以上熱湯に浸漬したがそう
めんの表面がとろけだすばかりで可食状態にはな
らず、麺臭が生じた。なお、熱湯を追加した場合
も結果はさほど変らなかつた。
[考案の効果] 本考案は上記構成を有し、次の効果を奏する。
(a) 即席麺にアルフアー化していない麺を使用
し、食するときにアルフアー化するようにした
ので食したときに歯応えがあり、味、食感にお
いて既にアルフアー化された従来の即席麺より
はるかに勝つている。
(b) 麺の処理に油を使用していないので、油の酸
化に伴う麺の劣化がなく、賞味期間を長くでき
る。それどころか時間の経過と共に麺が熟成さ
れていくのでかえつて美味しくなる。
(c) 乾燥麺をそのまま使用し特に加工をしないの
で製造における工程も少なくなり製造コストを
低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は、本考
案の一実施例を示す一部断面図である。 A;容器入り即席麺、1;容器、2;乾燥そう
めん、3;調味料、4;蓋、5;合成樹脂被膜。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 食器として使用できる容器内に即席麺と調味料
    が収容されており、該容器は蓋によつて閉鎖され
    るものにおいて、即席麺はアルフアー化されてい
    ない麺であり、該麺は厚さ又は直径が1,5mm以
    下であり、かつその量は熱湯又はスープ400gに
    対して、100g以下である容器入り即席麺。
JP1986017299U 1986-02-08 1986-02-08 Expired JPH0310879Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986017299U JPH0310879Y2 (ja) 1986-02-08 1986-02-08

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JP1986017299U JPH0310879Y2 (ja) 1986-02-08 1986-02-08

Publications (2)

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JPS62128780U JPS62128780U (ja) 1987-08-14
JPH0310879Y2 true JPH0310879Y2 (ja) 1991-03-18

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