JP5229846B2 - カップ食品の料理方法 - Google Patents
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Description
また、容器の中にサラダ素材とドレッシングが入れてあり、食する時に容器内のサラダ素材にドレッシングをかけるタイプの容器入りサラダや、再封鎖可能な封鎖部材を有する容器内にサラダ素材とドレッシングが入れてあり、食する時にサラダ素材が入っている容器にドレッシングを入れ容器を再封鎖し、前記サラダ素材およびドレッシングを収容した容器を容器ごと振って混ぜるタイプの容器入りサラダがある。
従って、例えば、来客に提供するには体裁が悪く、専ら単身者の食事や、即席のものとして食されている。
また、上記カップ食品は、例えば汁入りラーメンやそば、うどん、焼きそば、スパゲティー、あるいはサラダといった単品であって、飲料、例えばスープやお茶が一緒に収容されたものはない。
そのため、例えば、食後にお茶が欲しい場合は、別途ペットボトル入りのお茶を購入、スープが欲しい場合には、別途スープのカップ食品を購入してくるほかはなかった。
例えば、乾燥海草を水戻しすることで簡単にサラダ素材にできるものは、手軽に食することができることで、広く普及している。
さらに、袋に収容されている乾燥海草の量が多い場合など、ちょっと食べたい時や一人暮らしの人が気軽に食べられる量ではない。
(1)固形料理の素と飲料の素が収納されたカップ形状の容器本体と同容器本体の上部に取り付けられたキャップ状の蓋体とから構成されたカップ食品を用意し、次いで(1)前記キャップ状の蓋体を取り外し、また前記カップ形状の容器本体から前記飲料の素を取り出して、前記固形料理の素が入っているカップ形状の容器本体に水又は湯を注いで料理した後、そこで得られた固形料理を容器本体から取り出して前記キャップ状の蓋体に盛りつけ、その後(2)前記カップ形状の容器本体に前記飲料の素を投入し、水又は湯を注いで飲料を製造することにより、蓋体に盛りつけた固形料理と容器本体に入った飲料とを提供することを特徴とするカップ食品の料理方法。
(2)キャップ状の蓋体が、その周縁部近傍に複数個の湯切り用又は水切り用の透孔を有してなることを特徴とする前記(1)に記載のカップ食品の料理方法。
(4)固形料理の素が乾燥海草であることを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれか1項に記載のカップ食品の料理方法。
(6)固形料理の素が乾燥春雨であることを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれか1項に記載のカップ食品の料理方法。
(7)固形料理の素が乾燥魚介類であることを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれか1項に記載のカップ食品の料理方法。
(8)固形料理の素が乾燥麺類であることを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれか1項に記載のカップ食品の料理方法。
(9)固形料理の素が乾燥御飯類であることを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれか1項に記載のカップ食品の料理方法。
(11)飲料の素が味噌汁の素、お吸い物の素、コーンスープの素、ポテトスープの素、コンソメスープの素、たまごスープの素、野菜スープの素、カレーの素、シチューの素から選ばれるいずれか1であることを特徴とする前記(1)〜(10)のいずれか1項に記載のカップ食品の料理方法。
(12)飲料の素が乾燥茶葉、紅茶の葉、粉末コーヒーから選ばれるいずれか1であることを特徴とする前記(1)〜(10)のいずれか1項に記載のカップ食品の料理方法。
したがって、本発明によれば1つのカップ食品で固形料理と飲料が同時に提供でき、消費者は一つのカップ食品を購入するだけで満足感の下に飲食を愉しむことができる。そのため、別にスープや味噌汁、お茶などを購入したり、用意する必要はなく、また、飲料用のコップやカップ、器を用意する必要もない。また固形料理が盛りつけられるのはキャップ状蓋体なので、使用後はそのまま廃棄でき、洗う必要がなく、片づけの手間が省ける。
〔5〕そして、固形料理の素として、乾燥海草、乾燥野菜、乾燥春雨、乾燥魚介類、乾燥麺類、乾燥御飯類等を採用することができ、またそれらを組み合わせることもできるので、様々な固形料理で、かつ栄養バランスに優れた料理を提供することができる。
そして、本発明によれば、一人分の固形料理、あるいは一人分の固形料理と飲料が簡単にできるので、一人暮らしの人や、夜食や間食などの軽食が必要な人に非常に便利で経済的であるとともに、固形料理の素を上記のように乾燥海草や乾燥野菜などとすることにより、海草サラダや、野菜サラダ、温野菜等、栄養バランスを考慮した固形料理を提供することができる。
そして、固形料理を、羊羹、プリン、ゼリー、大福、ケーキなど、デザート類とすることもでき、多種多様な固形料理を提供することができる。
また、本発明のカップ食品は、カップ形状の容器本体と同容器本体の上部に取り付けられるキャップ状の蓋体と、その中に収納された固形料理の素と飲料の素とから構成されるものであり、食する時には、容器本体に飲料が入れられ、またキャップ状蓋体には固形料理が盛り付けられて用いられるものである。
なお、前記キャップ状の蓋体の周縁部近傍に複数個の湯切り用又は水切り用の透孔を有して構成することができる。蓋体が前記透孔を有することで、湯や水で戻る固形料理の素である乾燥食材を同容器内で湯戻しや水戻しした後、前記容器に蓋体を取付けると、前記透孔で湯切りや水切りができ、ざるやボールなどを使用する必要がない。
高台部の形状としては、テーブルの上などに載置する際に、安定する形状であればよい。
図1は本発明のカップ食品の実施例1の外観説明図、図2〜図16は、本発明のカップ食品の実施例1の説明図、図17は本発明のカップ食品の実施例2の外観図、図18は、本発明のカップ食品の実施例2の説明図である。
図において、1はカップ食品、2はカップ形状の容器本体、3はキャップ状の蓋体、4A、4B、4Cは固形料理の素、5は飲料の素、6、6’は固形料理、7は飲料、8は湯切り用又は水切り用の透孔、9は調味料、10は取り具、11は湯、12は水、30は高台部、80は透孔カバー、である。
本発明のカップ食品1は、図1の本発明のカップ食品の実施例1の外観説明図に示すように、カップ形状の容器本体2と同容器本体2の上部に取り付けられるキャップ状の蓋体3と、その中に収納された固形料理の素4A、4B、4Cと飲料の素5とから構成される。なお、図1に示す実施例1では、固形料理の素4Aは乾燥魚介類、4Bは乾燥春雨、4Cは乾燥海草・きのこ類であり、調味料9として、ドレッシング類を収容してあり、固形料理海草サラダのカップ食品1を構成している。また、飲料の素5として、たまごスープの素が収容されている。
また、キャップ状の蓋体3は、その周縁部近傍に複数個の湯切り用又は水切り用の透孔8を有しており、使用前には、透孔カバー80が貼着されている。
さらに、キャップ状の蓋体3の表面部には、高台部30が突設されており、器として使いやすく、かつデザイン面でも優れた構成となっている。
なお、図示はしないが、固形料理が盛りつけられた時に見た目にも飲食を楽しめるよう、キャップ状の蓋体3の外面部や内面部に色や模様等を付すこともできる。
なお、実施例1は、カップ形状の容器本体2に固形料理の素4A、4B、4Cと飲料の素5が収容され、飲食時には、容器本体2に飲料7が入れられ、またキャップ状蓋体3には固形料理6が盛り付けられる構成のカップ食品1であるが、カップ形状の容器本体2に飲料の素5が収容されておらず、固形料理の素4A、4B、4Cだけが収容され、キャップ状蓋体3に固形料理6が盛り付けられるカップ食品1も以下の説明の飲料に関する部分を除けば、他は同様である。
一方、キャップ状の蓋体3は、容器2内に収容された固形料理の素4A、4B、4Cで作られる固形料理や、後述するあらかじめ容器2内に収容された固形料理6’(図17参照)を盛りつけることができる形状であればよく、盛りつける固形料理6、6’の種類によって、適宜その形状を選択することができる。
そして、キャップ状の蓋体3には、湯切り用又は水切り用の透孔8が設けてあることが好ましい。前記透孔8は、固形料理の素4A、4B、4Cが乾燥食材である場合に、湯戻しや水戻しができるように設けられているものであり、透孔8の数や大きさは、固形料理の素4A、4B、4Cの素材の大きさや形状に合わせて、湯切りや水切りに最適なものを選択することができる。
前記固形料理の素4A、4B、4Cの例としては、固形料理6が海草サラダである場合、固形料理の素は、海草や魚介類等の複数の素材が一袋に梱包されたものであってもよく、また野菜や春雨、魚介類等の海草サラダを構成する材料ごとに小分けにした複数の袋、例えば真空包装された袋とすることもできる。
上記のごとく、本発明におけるカップ食品1に収容される固形料理の素4A、4B、4Cは、単品でも複数品でもよく、固形料理6をつくるために必要な固形料理の素を自由に収容することができる。
そして、飲料の素としては、水やお湯を加えるとできあがる味噌汁の素、お吸い物の素、コーンスープの素、ポテトスープの素、コンソメスープの素、たまごスープの素、野菜スープの素、カレーの素、シチューの素など、あるいは、乾燥茶葉、紅茶の葉、粉末コーヒーなどであってもよい。
容器2内には、調味料9が固形料理の素4A、4B、4Cとともに収容されている。調味料9としては、ドレッシングや、醤油、ソースなど、容器2内に収容された固形料理の素4A、4B、4Cによって完成する固形料理の種類に合わせて、適宜選択して収容されるものである。
〈1〉カップ食品1の外周面を被包しているシュリンクフィルム(図示せず)を剥ぎ取ってから、容器2に収容された固形料理の素4A、4B、4C、調味料9のうち、固形料理の素4Cと調味料9及び飲料の素5を取り出す(図3)。本実施例1においては、固形料理の素4Aは乾燥魚介類、4Bは乾燥春雨、4Cは乾燥海草類である。
〈2〉容器2内の固形料理の素4A、4Bを湯戻しするために、容器2内に湯11を注ぐ(図4)。ここでは、固形料理の素4A、4Bが湯戻しが必要なために、固形料理の素4Aと4Bが容器2内に収容されているが、その他湯戻しが必要な固形料理の素が収容されている場合には、それら全部を入れて湯戻しする。
〈3〉容器2にキャップ状の蓋体3を取付け、固形料理の素4A、4Bの湯戻しに必要な時間待つ(図5)。
〈4〉湯切りのため、透孔カバー80を剥がす(図6)。
〈5〉湯切りする(図7)。
〈6〉湯切り後、容器2に水戻しが必要な固形料理の素4Cを入れる(図8)。
〈7〉容器2内に水12を注ぐ(図9)。
〈8〉容器2にキャップ状の蓋体3を取付け、固形料理の素4Cの湯戻しに必要な時間待つ(図10)。
〈9〉水切りする(図11)。
〈10〉キャップ状の蓋体3内に、容器2内の固形料理の素4A、4B、4Cを盛りつける(図12)。
〈11〉キャップ状の蓋体3に盛りつけた固形料理の素4A、4B、4Cに調味料9(ドレッシング)をかけ、固形料理6が完成する(図13)。
〈12〉容器2に飲料の素5を入れる(図14)。
〈13〉容器2に湯11を注ぐ(図15)。
〈14〉以上により、固形料理6と飲料7が完成する(図14)。
なお、冷やさない方がよい固形料理の素4A、4Bの場合には、〈5〉で湯切りした後に、一旦、キャップ状の蓋体3に固形料理の素4A、4Bをあけ、固形料理の素4Cのみを水切りすればよい。
また、湯戻しが必要でない固形料理の素のみが容器2内に収容されている場合には、湯戻しせずに、最初から水を注いで水戻しする。
このように、容器2内に収容される固形料理の素によって、湯戻しのみ、水戻しのみ、あるいは上記方法にあるように湯戻しした後に、水戻しする。
上記実施例2におけるカップ食品1’は、真空包装等された固形料理6’が、容器2’の中に収容され、食する際に、固形料理6’を、蓋体3’に盛りつけ、調味料9’を添加する。飲料の素7’については、固形料理6’を取り出した後の容器2’で湯や水を注いで、飲料を完成させる。
2、2’ カップ形状の容器
3、3’ キャップ状の蓋体
4A、4B、4C 固形料理の素
5、5’ 飲料の素
6、6’ 固形料理
7、7’ 飲料
8 湯切り用又は水切り用の透孔
9、9’ 調味料
10 取り具
11 湯
12 水
30 高台部
80 透孔カバー
Claims (12)
- 固形料理の素と飲料の素が収納されたカップ形状の容器本体と同容器本体の上部に取り付けられたキャップ状の蓋体とから構成されたカップ食品を用意し、次いで(1)前記キャップ状の蓋体を取り外し、また前記カップ形状の容器本体から前記飲料の素を取り出して、前記固形料理の素が入っているカップ形状の容器本体に水又は湯を注いで料理した後、そこで得られた固形料理を容器本体から取り出して前記キャップ状の蓋体に盛りつけ、その後(2)前記カップ形状の容器本体に前記飲料の素を投入し、水又は湯を注いで飲料を製造することにより、蓋体に盛りつけた固形料理と容器本体に入った飲料とを提供することを特徴とするカップ食品の料理方法。
- キャップ状の蓋体が、その周縁部近傍に複数個の湯切り用又は水切り用の透孔を有してなることを特徴とする請求項1に記載のカップ食品の料理方法。
- キャップ状の蓋体の表面部に高台部が突設されてなることを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載のカップ食品の料理方法。
- 固形料理の素が乾燥海草であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のカップ食品の料理方法。
- 固形料理の素が乾燥野菜であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のカップ食品の料理方法。
- 固形料理の素が乾燥春雨であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のカップ食品の料理方法。
- 固形料理の素が乾燥魚介類であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のカップ食品の料理方法。
- 固形料理の素が乾燥麺類であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のカップ食品の料理方法。
- 固形料理の素が乾燥御飯類であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のカップ食品の料理方法。
- 固形料理の素が複数の固形料理の素の組み合わせであることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のカップ食品の料理方法。
- 飲料の素が味噌汁の素、お吸い物の素、コーンスープの素、ポテトスープの素、コンソメスープの素、たまごスープの素、野菜スープの素、カレーの素、シチューの素から選ばれるいずれか1であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載のカップ食品の料理方法。
- 飲料の素が乾燥茶葉、紅茶の葉、粉末コーヒーから選ばれるいずれか1であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載のカップ食品の料理方法。
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