JPS61193828A - 熱可塑性合成樹脂フイルムのエンボシングカレンダ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、エンボシングロールと、弾性コーティングを
有する相手方ロールと、押圧ロールとを備え、これらの
ロールがフレーム内に設けられている、熱可塑性合成樹
脂フィルム、すなわち箔またはシート、のエンボシング
カレンダに関する。

〔従来技術〕

西独国特許公告第１４３６８９１号明細書により、合成
樹脂の熱可塑性フィルムのためのエンボシングカレンダ
が知られている。フィルムは、外被部に所定の型を備え
たエンボシングロールと、弾性外被部を備えた相手方ロ
ールまたは押圧ロールとの間のロール間隙において、片
側がエンボシング加工される。エンボシング加工すべき
フィルムは巻体から繰り出され、エンボシング加工され
、そして再び巻取られる。

ＰＶＣフィルムを製造するためのカレンダ装置の場合、
フィルムはカレンダから出た後で、排出装置において約
１対２の比率で引っ張られる。

引っ張られた後で、フィルムはエンボシング装置に入る
。このエンボシング装置はエンボシングロールと弾性的
な相手方ロールと駆動ロールからなっている。弾性外被
部を備えた相手方ロールはエンボシングロールによって
駆動ロールに押し付けられる。従って、すべてのロール
が同時に回転する。

エンボシング加工を行う場合には、エンボシングロール
または相手方ロールにフィルムを前辺て接触させないで
、相手方ロールとエンボシングロールの間のエンボシン
グ間隙にフィルムを直角に入れることが非常に大切であ
る。

カレンダ装置で多面的なフィルムプログラムを作る場合
には、フィルムの種類に応じて、合成樹脂フィルムの下
面または上面を交互にエンボシング加工することが非常
に大切である。なぜなら、垂直または水平にそしてロー
ルに過早に接触させないで、フィルムをエンボシング間
隙の中に案内させなければならないからである。

カレンダラインをこのように切り換えるには、少なくと
も１日製造を停止しなければならない。

〔発明の目的〕

本発明の課題は、フィルムの下面と上面の交互のエンボ
シング加工を非常に簡単に行うことができるエンボシン
グカレンダを提供することである。

切り換え時間は最小限に減少すべきである。

〔発明の構成〕

この課題は、フレームが回転個所まで移動可能に、かつ
回転個所を中心に揺動可能に形成されていることによっ
て解決される。

〔発明の効果〕

フレームを回転個所まで移動しうるように形成し、この
回転個所でフレームを例えば９０度揺動させることによ
り、エンボシングカレンダをきわめて簡単にかつ迅速に
切り換えることができる。

その際、切り換えの後で、エンボシングロールまたは相
手方ロールに過早に接触させずに、フィルムをエンボシ
ング間隙内に直接案内できるよう、エンボシング間隙を
再び配置することが重要である。

エンボシングロールが排出装置室の下を移動し終わるま
で、３個のすべてのロールを収容するフレームを水平方
向に少しだけ移動させて錠止し、続いて水平位置から垂
直位置にフレームを揺動させることにより、エンボシン
グカレンダ内に案内されるフィルムの他の側がエンボシ
ング加工され、新しいエンボシング間隙の中央に入る。

フレームの水平方向の移動は例えば、フレームに作用す
る液圧シリンダまたはスピンドル装置によって行うこと
ができる。

ロールを収容するフレームの、垂直方向端位置への揺動
は、例えば、駆動可能に形成されたビニオンによって行
うことができる。フレームの歯車または歯車セグメント
は、水平方向移動の時にビニオンに当接し錠止される。

フレームの歯車セグメントにかみ合うビニオンを駆動す
ることにより、フレームは歯車セグメントと反対側が持
ち上げられ、新しい垂直な切り換え位置へ揺動する。

〔実施例〕

本発明の好ましい実施例を図に基づいて説明する。

第１図にはカレンダ装置が示しである。このカレンダ装
置は、ＰｖＣフィルムすなわちシートまたはその類似物
を作るためのカレンダｌと、フィルムの片側をエンボシ
ング加工するためのエンボシングカレンダ２とからなっ
ている。

カレンダ１とエンボシングカレンダ２の間には、排出装
置すなわち引き出し装置３が設けられている。

エンボシングカレンダはフレーム４を有する。

このフレームには、エンボシングロールＰ、相手方ロー
ルＧおよび駆動ロール八が支承されている。

フレーム４の両側にはそれぞれ、欠円状の歯車セグメン
ト５または歯車が回転しないように支承されている。

エンボシングカレンダ２は、例えば図示していない液圧
シリンダまたはスピンドル装置によって、レール６上を
矢印７の方向に水平に移動可能である。

カレンダ１で作られ排出装置３内に引き込まれたフィル
ムは、エンボシングロールＰと相手方ロールＧの間に入
り、エンボシング加工される。

エンボシング加工されたフィルムの側（下面）はＡで、
そしてエンボシング加工されていない側（上面）はＢで
示しである。

エンボシング加工された下面Ａの代わりに上面Ｂをエン
ボシング加工するときには、図示していない圧力シリン
ダにより、エンボシングカレンダ２をピニオン８に向か
って矢印７の方へ移動し錠止する。それによって、回転
しない歯車セグメント５または歯車がピニオン８にかみ
合う。

その後で、駆動ユニット８ａによってピニオン８を回転
させる。それにより歯車セグメント５ａが矢印１７の下
降し、同時にフレーム４をロールと共に位置Ｉ３へ揺動
させる。

すなわち、駆動ユニット８ａのスイッチを入れることに
より、歯車セグメント５と反対のフレーム４の側が、ゆ
っくりと持ち上げられ、エンボシングカレンダ位置１３
へ揺動する。

排出装置３から来るフィルムは、エンボシングロールＰ
と相手方ロールＧの間の隙間に入れられ、フィルムの下
面Ａの代わりに上面Ｂをエンボシング加工する。

この切り換えは数分で行われる。

第２図の他の実施例に従い、液圧回転シリンダ１５を用
いて、垂直位置１３への揺動を行うことができる。この
回転シリンダの両側の被駆動軸１６には、ピニオン１８
が固定されている。

ピニオン１８は歯車セグメント５，５ａにかみ合い、フ
レーム４を第１図に示すように垂直位置１３へ揺動させ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はエンボシングカレンダを含むカレンダ装置の概
略図、第２図は揺動を行う装置の他の実施例を示す図、
第３図は上方へ揺動したエンボシングカレンダの正面図
である。 ４　Φ・拳　フレーム １４・・・　回転個所 Ｐ　・・・　エンボシングロール Ｇ　・・・　相手方ロール Ａ　・・・　押圧ロール

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、エンボシングロールと、弾性コーティングを有する
   相手方ロールと、押圧ロールとを備え、これらのロール
   がフレーム内に設けられている、熱可塑性合成樹脂フィ
   ルムのエンボシングカレンダにおいて、フレーム（４）
   が回転個所（１４）まで移動可能に、かつ回転個所（１
   ４）を中心に揺動可能に形成されていることを特徴とす
   るエンボシングカレンダ。 ２、フレーム（４）が水平方向（７）に移動可能に、か
   つ垂直位置（１３）まで揺動可能に形成されていること
   を特徴とする特許請求の範囲第１項記載のエンボシング
   カレンダ。 ３、欠円状の歯車セグメント（５、５ａ）と、この歯車
   セグメント（５、５ａ）にかみ合いかつ三相交流モータ
   によって駆動されるピニオン（８）とが、回転個所（１
   ４）においてフレーム（４）に設けられていることを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載のエンボシングカレ
   ンダ。 ４、被駆動軸（１６）に取り付けられたピニオン（１８
   ）を備えた液圧回転シリンダ（１５）が回転個所（１４
   ）に設けられ、このピニオンが欠円状歯車セグメント（
   ５、５ａ）にかみ合っていることを特徴とする特許請求
   の範囲第１項記載のエンボシングカレンダ。