JPS6119324Y2 - - Google Patents

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JPS6119324Y2
JPS6119324Y2 JP4498879U JP4498879U JPS6119324Y2 JP S6119324 Y2 JPS6119324 Y2 JP S6119324Y2 JP 4498879 U JP4498879 U JP 4498879U JP 4498879 U JP4498879 U JP 4498879U JP S6119324 Y2 JPS6119324 Y2 JP S6119324Y2
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JP
Japan
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combustion
damper
amount
air
fuel
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JP4498879U
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JPS55145238U (ja
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  • Regulation And Control Of Combustion (AREA)
  • Air Supply (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
この考案は石油燃焼器具の燃焼制御装置に関す
るもので、即ちこの種の石油燃焼器具例えば気化
式石油燃焼器具は気化室内で予め燃焼空気と燃油
とを混合させて気化ガスとした後燃焼させる予混
合方式の為、気化室内に於ける燃焼空気量と燃油
量とは常に燃焼の大.中.小にかかわらず完全燃
焼状態を保つ空燃比(燃焼空気量を約10%過剰)
が必要である、従つて従来燃焼の大.中.小の可
変時にこの空燃比を保たせて燃焼空気量と燃油量
とを比例させているが、まだ完全でない、特に送
風路から分岐管を油タンクに連通させ燃焼空気量
に応じて油タンク内の燃油にバイパスされた静圧
(風圧)を負荷させるものに於いては、気化室に
供給される燃焼空気量と油タンクに負荷させる静
圧によつて気化室に供給される燃油量とのバラン
スが非常にむずかしいものであつた、即ちこの関
係を表にすると下記の通りとなつた。
【表】
【表】 この表は大火力燃焼と小火力燃焼のときの関係
表であり、従つてAの場合には燃焼空気量と油タ
ンクに負荷する静圧とは比例するが、しかしこれ
を理想線C及び中火力燃焼時も入れた第3図によ
つて明らかなように全体として燃焼空気量が静圧
より上まわり、この事はダンパーのバランスが悪
く静圧が小さいので燃油量も少ないと言えるもの
であつて結果的に完全燃焼状態でなく必要以上の
過剰空気が供給されているという事で気化ガス及
び気化室を冷却するということにつながり、従つ
て燃焼のリフテングが着火ミス等を生じる。 次にBの場合大火力燃焼時に燃焼空気量と油タ
ンクに負荷する静圧とは比例し、又最小の時両者
は反比例することが分かる。更に理想線C及び中
火力燃焼時も入れた第3図によつて明らかなよう
に大火力燃焼時から中火力燃焼時まではAと同様
に必要以上の過剰空気が供給されている、更に中
間点より最小までは逆に燃焼空気量より静圧の方
が上まわり、この事はやはりダンパーのバランス
が悪く静圧が大であるので燃油量も大と言えるも
のであつて結果的に完全燃焼状態でなく必要な燃
焼空気量が不足している事でありカーボンの発生
や気化室に燃油が溜まつたりし、従つて不完全燃
焼やバツクフアイヤーや燃油の溢流等の危険を生
じる。 従つてこのA,Bの場合いずれもダンパーが分
岐管に対して入口側か出口側かの片側制御である
ことが大きな原因の1つであると判明した、更に
A,B共に中火力燃焼から小火力燃焼時に於ける
燃焼空気量と静圧のバランスに大きな問題点が有
することが理想線Cとの比較で判明した。 この考案は上記の点に着目し、ダンパーの形状
及び分岐管とダンパーの関係を改良して燃焼空気
量と静圧とのバランスを第3図の理想線Cに近づ
け、これによつて最終的な燃焼空気量と燃油量と
が燃焼の大.中.小にかかわらず完全燃焼状態の
空燃比を保たせようとするものである。 次に図面に示すこの考案一実施例について説明
すれば、1は丸筒中空状の気化室で上部側方に炎
口2を形成し底部に摂氏約200〜240度に加熱する
加熱ヒーター3を備え乍ら燃焼室4の下部に備え
る、5は油タンク6と通電時開き通電停止時閉じ
る電磁弁7とを送油管8を介して接続し燃油を粒
状あるいは霧状にするノーズル体で気化室1の連
通口9内より気化室1に対向させる、10は気化
室1に燃焼空気を供給する燃焼用フアンで送風路
11を介して連通口9と接続する、前記送風路1
1の途中には入口側aと出口側bと挿入側cとを
開口した省T字状のダンパー室12を接続してい
る、又ダンパー室12の開口していない部分の中
心より稍出口側b寄りに油タンク6に燃焼空気の
一部を分流させるように連通した分岐管13を延
長させると共にダンパー室12内には分岐管13
を連通させ乍ら無頭丸筒状で流入口14と流出口
15とをほぼ対向する壁面に開口し且つ角度0〜
90度まで可変自在のダンパー16を備えている、
前記ダンパー16の流入口14は送風路11の縦
断面形状に対して大火力燃焼時には100〜90%を
更に中火力燃焼時には50〜40%を更に小火力燃焼
時には20%を開口すると共に又流出口15も同様
に大火力燃焼時には90〜70%を更に中火力燃焼時
には40〜30%を小火力燃焼時には25〜20%を開口
する適量の開口形状を成ししかも流入口14と流
出口15との開口割合を相違させて燃焼空気量と
油タンク6に負荷させる静圧とのバランスを第3
図の理想線Cとほぼ同様にでき従つて最終的な燃
焼空気量と燃油量が燃焼変化させても完全燃焼状
態を保つようになる、ちなみに従来の片側ダンパ
ーに於けるA及びBの場合は大火力燃焼時共に
100%更に中火力燃焼時共に50%更に小火力燃焼
時に20%としている、17は火力調節ハンドルで
ダンパー16と一体と成し押圧すると始動スイツ
チ18を閉じ制御回路(図示せず)に通電し且つ
適宜火力調節する為角度0〜90度回転される、1
9は給油タンクで油タンク6に一定量の燃油を供
給すると共に油タンク6上に着脱自在ならしめ且
つ装着時に油タンク6を密閉させ離別時間放させ
る、20は赤熱板、21は燃焼室4が一定温度に
なつたら始動する温風用フアン、22は温風出
口。 次にこの考案一実施例の作動について説明する
と、周知の燃焼操作することによりまず加熱ヒー
ター3が発熱し気化室1を設定した温度まで昇温
する、これより火力調節ハンドル17を所望する
火力(点火時は大火力燃焼に設定するのが普通で
ある)に合う位置まで押圧回転すると、同時に始
動スイツチ18が閉じられて電磁弁7が開き点火
器(図示せず)が火花放電し送風用フアン10に
も通電される。同時にダンパー16も全く同様に
所望された角度に開口され気化室1に燃焼空気を
供給し更に油タンク6内にも分岐管13を介して
燃焼空気量とバランスされた静圧を負荷する、こ
れにより油タンク6内の燃油は静圧による負荷に
応じた燃油量を押圧されノーズル体5より噴出し
燃焼空気と混合気を作る、この時気化室1に設定
した温度に昇温しているので瞬時に気化ガスとな
り点火器によつて炎口2附近で着火及び燃焼を開
始する、これにより燃焼熱及び排気ガスは燃焼室
4の温風出口22より放出される、しばらく燃焼
すると燃焼室4の温度も上昇するので温風用フア
ン21が始動し強制的に温風として放出する。 この燃焼中に火力調節ハンドル17を消火以外
の角度で可変しても、これと一体のダンパー16
も同時に同調され燃焼空気量と燃油とも比例して
完全燃焼状態が保たれる。 次にこのダンパー16によつて燃焼空気量と燃
油量とが良好にバランスされる理由について説明
すると、結論的にはダンパー室12の入口側aと
出口側bとの両方で燃焼空気量が規制又は調整さ
れることと又分岐管13とダンパー16との位置
関係によつて定まる、即ち大火力燃焼の場合に
は、ダンパー16の流入口14によつてダンパー
16内には100〜90%の燃焼空気が流入される、
この燃焼空気は流入口14より若干小さくしてい
る流出口15によつて90〜80%に規制される、こ
の事は流出口15から気化室1に対して約10%の
燃焼空気量が規制又は減少されたことになる、一
方ダンパー16内の内圧は約10%増大することと
なり内圧が増大された分プラスされてダンパー1
6と連通する分岐管13より油タンク6内に分流
される、このプラスされた分の静圧が負荷となつ
て燃油面を押圧する、これにより燃油は気化室1
に勢い良く大量の燃油量を供給し、第3図に示す
従来の片側ダンパーには見られないダンパー室1
2の入口側aと出口側bとを同時にしかも両方で
規制又は調整するので過剰な燃焼空気を供給する
ことを防止し且つ燃焼空気量に合つた燃油が供給
される。 又中火力燃焼に於いても、上記大火力燃焼と全
く同様である。 次に小火力燃焼の場合について説明すると、ダ
ンパー16の流入口14によつて予めダンパー1
6内には20%の小量の燃焼空気しか流入されな
い、この燃焼空気はきわめて規制され減少してお
り、従つて流入口14とほぼ同等の流出口15も
予め規制された燃焼空気量を25〜20%と規制して
おり、ダンパー16内の内圧もわずかとなる、即
ち第3図に示す従来の片側ダンパーのA,Bの如
く丁度両者は対称的な関係にありその中間点の状
態となる、従つて入口側aで一次規制された燃焼
空気量が同時に今1回流出口15で規制又は調整
され少ない空気量に合つた燃焼空気を分岐管13
より燃油タンク6内に分流させる、この静圧が負
荷となつて燃油面を押圧する、これにより燃油は
燃焼空気量にあつた少量が気化室に供給されるこ
ととなる。 以上要するにこの考案はダンパー16によつて
入口側と出口側との両方でしかも同時に燃焼空気
を規制及び調整され且つ分岐管13がダンパー1
6内と連通していることによつて全体の関係がバ
ランスされ常に完全燃焼状態を保つ燃焼空気量と
燃油とが得られるものである。 以上の如くこの考案によれば、燃焼室4の下方
に位置した気化筒1内で燃油と燃焼空気とを噴出
して予混合による気化ガスを作り炎口2で燃焼さ
せる石油燃焼器具に於いて、前記気化筒1に一方
を連接し且つ他方を燃焼用フアン10と連接した
送風路11の途中にダンパー室12を設けると共
に該ダンパー室12より油タンク6に分岐管13
を連通させ更にダンパー室12内には分岐管13
と連通して燃焼空気の入口側aと出口側bとの両
方を可変するダンパー16を設けたものであるか
ら、従来の片側ダンパーの一次規制又は調節でな
く燃焼空気を入口側と出口側との両方で燃焼空気
を規制及び調節ししかもこの時の分岐管がダンパ
ー内と連通している相乗作用によつて燃焼空気量
と静圧とが良好にバランスされ、且つこれによつ
て燃焼空気量と燃油量とは常に完全燃焼状態が得
られるように良好にバランスされるものである、
又この事によつて異常な過剰空気や過剰燃油の供
給が防止されリフテングや着火ミス及び不完全燃
焼がバツクフアイヤーや燃油の溢流等を阻止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案一実施例の断面図、第2図は
同要部の拡大断面図、第3図は同燃焼空気量と静
圧との関係を示した特性図。 1……気化室、6……油タンク、11……送風
路、12……ダンパー室、13……分岐管、16
……ダンパー、a……入口側、b……出口側。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 燃焼室4の下方に位置した気化筒1内で燃油と
    燃焼空気とを噴出して予混合による気化ガスを作
    り炎口2で燃焼させる石油燃焼器具に於いて、前
    記気化筒1に一方を連接し且つ他方を燃焼用フア
    ン10と連接した送風路11の途中にダンパー室
    12を設けると共に該ダンパー室12より油タン
    ク6に静圧を負荷する為の分岐管13を連通させ
    更にダンパー室12内には分岐管13と連通して
    燃焼空気の入口側aと出口側bとの両方を可変す
    るダンパー16を設けた事を特徴とする石油燃焼
    器具の制御装置。
JP4498879U 1979-04-05 1979-04-05 Expired JPS6119324Y2 (ja)

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JP4498879U JPS6119324Y2 (ja) 1979-04-05 1979-04-05

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JP4498879U JPS6119324Y2 (ja) 1979-04-05 1979-04-05

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JPS55145238U JPS55145238U (ja) 1980-10-18
JPS6119324Y2 true JPS6119324Y2 (ja) 1986-06-11

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