JPS61185965A - メモリセルおよびその製法 - Google Patents

メモリセルおよびその製法

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JPS61185965A
JPS61185965A JP60274862A JP27486285A JPS61185965A JP S61185965 A JPS61185965 A JP S61185965A JP 60274862 A JP60274862 A JP 60274862A JP 27486285 A JP27486285 A JP 27486285A JP S61185965 A JPS61185965 A JP S61185965A
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JP
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trench
layer
capacitor
region
transistor
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JP60274862A
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English (en)
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パラブ ケイ,チヤツタージー
サツトウインダー マルヒ
ウイリアム エフ.リチヤードソン
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Texas Instruments Inc
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Texas Instruments Inc
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B12/00Dynamic random access memory [DRAM] devices
    • H10B12/30DRAM devices comprising one-transistor - one-capacitor [1T-1C] memory cells
    • H10B12/39DRAM devices comprising one-transistor - one-capacitor [1T-1C] memory cells the capacitor and the transistor being in a same trench
    • H10B12/395DRAM devices comprising one-transistor - one-capacitor [1T-1C] memory cells the capacitor and the transistor being in a same trench the transistor being vertical
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B12/00Dynamic random access memory [DRAM] devices
    • H10B12/01Manufacture or treatment
    • H10B12/02Manufacture or treatment for one transistor one-capacitor [1T-1C] memory cells
    • H10B12/03Making the capacitor or connections thereto
    • H10B12/038Making the capacitor or connections thereto the capacitor being in a trench in the substrate
    • H10B12/0383Making the capacitor or connections thereto the capacitor being in a trench in the substrate wherein the transistor is vertical

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は半導体デバイスに関するものであり、とくにダ
イナミック型読出し書込みメモリ、すなわちダイナミッ
クRAM (以下dRAMという)に係わるものである
[従来の技術] 大規模モノリシックdRAMの開発は多くの問題を提起
しているが、そのうちでももつとも重要なもののひとつ
は、チップ1個に集積するメモリセルの数を増大させる
ために個々のセルの寸法を縮小してもソフトエラーの発
生率が増大しないようにするには、どのようにすればよ
いかということである。大規模dRAMはシリコンを主
たる構成材料として用いており、各メモリセルはソース
がキャパシタと、ドレーンがビットラインと、ゲートが
ワードラインとそれぞれ接続された1個のMO8電界効
果トランジスタを有するのがふつうである。このような
メモリセルは上記キャパシタに電荷を貯えたときには論
理1となり、貯えないときには論理Oとなるように動作
する。この場合のキャパシタは、薄い酸化物層により上
部電極から分離されまた空乏層により基板から分離され
た反転層により形成するのが、従来の方式であった。
しかしながら回路動作を安定に保持するためには、該キ
ャパシタの容量はこれを充分なS/N比を与えるような
大きな値とすることが必要となり、そのためには、基板
内における当該キャパシタの占有面積を大きくしなけれ
ばならない。さらにこのようなMOSキャパシタは、ア
ルファ粒子により基板中に生成される電荷や(5MeV
のアルファ粒子で200フエムトクーロン(fC)以上
の妨害電子を生成することが可能である)、基板から侵
入するノイズや、当該キャパシタの全域にわたるPN接
合リーク、および当該セル中のMOSFETのサブスレ
ショルドリーク等の影響を受けやすい。dRAM1個に
だ(わえられる電荷は通常250fCであり、従って電
源電圧が5vの場合、前記キャパシタの容量はこれを5
0fFとすることが必要で、電荷蓄積用の二酸化物層の
厚さが15OAの場合は、約20平方ミクロンのキャパ
シタ領域が必要であった。従来の2次元構造dRAMを
用いたメモリセルにおいては、これがセルの寸法上の最
小限度を規定するものであった。
こうした問題に対するひとつの試みがジョリイらの「再
結晶ポリシリコン中のダイナミックRAMセル(4IE
EE Elec、 Dev、 Lett、 8.198
3)であり、これはアクセストランジスタおよび電荷蓄
積キャパシタを含むセルの基本素子をすべてシリコン基
板上の酸化物層に被着したビーム再結晶化ポリシリコン
層内に形成しようというものである。この場合、ビット
ラインは再結晶化ポリシリコン層中に含まれ、トランジ
スタをオンとすることにより電荷蓄積領域に電荷が流入
することとなる。電荷蓄積領域としては上面、下面およ
び三方の側面を熱成長酸化物で凹まれた高不純物濃度の
再結晶化ポリシリコンを用いる。かくて得られる電荷蓄
積能力は、当該領域上下の電橋が薄い酸化物層により再
結晶化ポリシリコン内の電荷蓄積領域と分離されている
ため、同等の蓄積面積とした通常のキャパシタの能力の
約2倍となる。しかもこの電荷蓄積領域は、下層の酸化
物によって該領域周辺の回路から基板中に注入される電
荷や、アルファ粒子その他ソフトエラーの原因となる放
射線等により基板中に入り込む電荷から隔離されること
となる。さらにまた、ビットラインの下方に厚い酸化物
層が存在し、かつ完全な側壁酸化物のアイソレーション
が存在するため、ビットラインの容量が減少するという
こともある。しかしながら、たとえ容量を通常のものの
2倍としたとしても、セルのキャパシタによる占有面積
を充分小さなものとすることは不可能である。ざらにビ
ームによる再結晶化により下層構造に障害をきたすとと
もに、プロセス自体が単純かつ確立したものでないとい
う欠点もある。
dRAMを小型化するもうひとつの試みは、キャパシタ
のプレートを基板内部にまで延在させることである。こ
のようなキャパシタはコルゲーテッド(波型)キャパシ
タと呼ばれ、ト1.スナミらの[メガピットダイミック
MOSメモリ用コルゲーテッドキャパシタセル(CCC
)J ([EEEIEDHTech、 Digest 
806.1982 >や、同じ<H。
スナミらの「メガビットダイミックMOSメモリ用フル
ゲーテッドキャパシタセル(CCC)J(41EEE 
Elec、 Dev、 Lett、 90.1983)
や、さらには1.イト−らの「オンチップ電圧制限器つ
き実験的IMb  DRAMJ (1984IEEE 
ISSCCDigest of Tech、 Pape
r 282 )等にその記載がある。このコルゲーテッ
ドキャパシタはシリコン基板の内部に2.5ミクロンの
深さま・で延びており、これを製作するにはCVD二酸
二酸化シリコンスマスクいて、通常のCC第4による反
応性スバツタエツチ法によってトレンチを形成した後、
ウェットエッチを施すことによりドライエッチに起因す
る傷や汚れを除く。かくてトレンチを形成した後、二酸
化シリコン/窒化シリコン/二酸化シリコンの3層から
なる電荷蓄積層をトレンチ壁部に形成し、しかる後該ト
レンチをLPGVDポリシリコンにより充填して終りと
する。このようなコルゲーテッドキャパシタは、容量を
60fFとする3層7ミクロンのセルの場合、通常のセ
ルとくらべてその容量は7倍以上であるという。
セルキャパシタの占有面積を低減させるための第3の試
みは、上述のようにトレンチを形成する方法と類似のも
のであって、たとえばE、アライによる[サブミクロン
MO8VLSIプロセス技術J  (IEEE IED
HTech、 Diaest 19.1983 )やに
、ミネギシらによる「不純物導入表面トレンチキャパシ
タセルを用いたサブミクロンダイナミックRAM技術J
  (IEEE IEDHTech、 Digest 
319゜1983)や、■、モリエらによる「メガビッ
ト級MO8DRAMのためのデブリショントレンチキャ
パシタ技術J (4IEEE Elec、 Dev、 
Lett。
411、1983 >等にその記載があるが、これらは
いずれもキャパシタのプレートを基板に平行する代わり
に、基板のトレンチ壁部に形成することとした以外は、
通常のセルと同様の構成としたメモリセルについて述べ
たものである。このようなトレンチキャパシタは、単に
深いトレンチを用いるだけで基板の単位面積あたりの容
量を大きくとることができるもので、上記3論文によれ
ば次のようにして製作される。すなわち、まず結晶方位
(100)、P型、抵抗率4−5オームαのシリコン基
板に幅0.4−1.0ミクロンのトレンチを形成したも
のを電子ビーム直接描画法により作成する。ついで約1
4ミリTorrの圧力下でCBrF3による反応性イオ
ンエツチング(RIE)によって深さ1−3ミクロンの
トレンチを掘った後、硝酸、酢酸、フッ化水素酸の混合
液中でエッチ処理を施すことにより、トレンチ表面から
RIE処理に起因する傷を取り除く。次にPH/SiH
102ガスシステムを用いたCVDによりPSG (燐
シリケートガラス)を堆積してトレンチ表面層中に燐を
拡散させ、フッ化水素酸によりPSGをエッチ除去する
。つづいてトレンチ表面上に150−500人の5ho
2を乾燥酸素中で成長させるか、またはCVDにより5
13N4を厚さ500人に堆積し、最後にLPGVDポ
リシリコンによりトレンチを埋める。
このようにトレンチ側壁の単位面積あたりの容量は通常
のキャパシタの単位面積あたりの容量に匹敵するもので
あり、従ってトレンチ深さを大きくしたキャパシタは、
基板の単位面積あたりの電荷蓄積面積を増大させること
により、セルの基板面積を低減させることが可能である
。しかしながら、このようなトレンチキャパシタを用い
たメモリセルにおけるセルトランジスタは、当該キャパ
シタに隣接する基板の素材中に形成されているものであ
るため、前述の第1の方法におけるようにアイソレート
はされない。
他方、トレンチを用いてアイソレーションを行なうこと
も周知の技法であって、その研究も広く行なわれており
、たとえばR,ラングによる「ディープトレンチアイソ
レーテッドCMOSデバイスJ (IEEE IEDE
HTech、 Dioest 273.1982)や、
K、チャムらによる「トレンチ0MO8技術におけるト
レンチ反転の問題についての研究」(4IEEE El
ec、 Dev、 Lett、 303.1983 )
や、A、ハヤサカらによる[高速バイポーラVLSIの
ためのU型溝アイソレーション技法J (IEEE I
EDEHTech、 Digest 62.1982 
)や、H,ゴトーらによる「高性能バイポーラメモリの
ためのアイソレーション技法J (IEEE IEOE
HTech、 Digest 58゜1982)や、■
、ヤマグチらによる「自己整合7i3i2デイープトレ
ンチアイソレーシヨン技術を用いた高速ラッチアップ解
消0.5ミクロンチャンネルCMO8J (IEEE 
IEDEHTech、 Digest522、1983
 )や、S、コーヤマらによるrcMO8技術の方向J
 (IEEE IEDE14 Tech。
Digest 151.1983)や、K、チャムらに
よる[トレンチアイソレート型0MO8技術に関するト
レンチ面問題の特徴づけおよび模式化J(IEEEIE
DEHTech、 Diaest  23,1983 
)等にその記載がある。これらに記載されたアイソレー
ション用トレンチは、トレンチ形成コルゲーテドキャパ
シタの作成につきさきに述べたと同様の方法で形成され
る。すなわち、パターン形成(典型的には酸化物のマス
クを用いて行なう)や、CBrF3゜CCl4.Cl2
H2,CCl402等によるRIE処理や、食刻処理や
、側壁部の熱酸化(LPGVDによる窒化物層形成をと
もなう)や、さらにはポリシリコンによる植込み等の処
理手順を用いるものである。
しかしながら、ビームにより再結晶化されたセルはあま
りにも大きな基板面積を占有し、またトレンチキャパシ
タセルはトランジスタとキャパシタの電荷蓄積プレート
を基板からアイソレートするものでなく、さらにこれら
セルはすべて基板中に占める面積を最小限とするもので
もない。
[問題点を解決するための手段1 本発明は、セルキャパシタを形成した基板に設けたトレ
ンチの側壁上にセルトランジスタを形成し、該トレンチ
はこれをアレイのワードラインおよびビットラインの交
叉点の下方に位置させるようにした1トランジスタ型d
RAMセルの構造、およびこのようなセルからなるアレ
イ、さらには該dRAMセルの製造方法を提供するもの
で、このようにトランジスタをトレンチ内のキャパシタ
上に積層させることにより、基板上のセル面積を最小限
とするとともに、dRAMセルの集積密度を高めるよう
にしたものである。さらにトランジスタのチャンネル領
域を基板から絶縁し、セルの電荷を蓄積するキャパシタ
プレートを基板からアイソレートさせることにより、電
気的分離上の諸問題を解決するようにしてもよい。
[実施例] 第1A図は本発明の実施例としてビットライン20およ
びワードライン14に接続した11〜ランジスタ1キヤ
パシタセルを示すもので、その動作態様は下記の通りで
ある。すなわち、キャパシタ12は1ビツトの情報を表
わす電荷を蓄える(たとえば電荷が蓄積されてない状態
は論NOを表わし、キャパシタのプレート間電位5ボル
トに対応する電荷量が蓄積された状態は、論理1を表わ
すものとする)。この1ビツトの情報は、ゲート16に
接続されたワードライン14に電圧を印加することによ
りトランジスタ18がオンとされてアクセスされる(読
出し、あるいは新しいビットの書込みを行なう)。この
トランジスタ18がオンとなることにより、キャパシタ
12はビットライン2oと導通して、読出しまたは書込
みが行なわれる。その際、漏洩電流その他の原因による
キャパシタ12の蓄積電荷の消滅弁を補償すべく定期的
に電荷のリフレッシュを行なう必要があり、これがすな
わちダイナミックRAM (dRAM)なる名称の由来
である。
第1B図はビットライン20およびワードライン14か
らなるdRAMアレイにおける各ラインの交点に、上記
実施例のメモリセル3oを配設したアレイの一部を示す
平面図である。なおビットライン20は第1B図におい
てワードライン14の下方を通るように形成されている
が、ただしこの関係は逆にしてもよい。これらメモリセ
ル30はこれらラインの下方で基板中にまで延在して、
メモリ密度を最大とするようにしである。いま図示のよ
うに最小図形寸法(ミニマムフィーチャーサイズ)をf
1最小層間合せ許容寸法(刷り合せ誤差許容量、ミニマ
ムレジストレイジョン)をRとすると、各セルの面積は
(2(f+R))となる。従ってたとえば最小図形寸法
が1.0ミクロン、最小刷り合せ誤差許容寸法が0.2
5ミクロンである場合は、各セルの面積は約6.25平
方ミクロンとなる。
第2図は本発明の第1実施例たる上記dRAMセル3o
の断面図である。、このセル3oはP型エビ層34を有
するP十型シリコン基板32に形成されており、フィー
ルド酸化物層36と、P十型チャンネルストップ38と
、埋込みN十型ゲート領域40と、ワードライン酸化物
層42と、P+型キャパシタプレート領域44と、キャ
パシタ絶縁層/ゲート酸化物層46と、P型ポリシリコ
ンキャパシタプレート/チャンネル領域48と、P十型
ポリシリコンまたは金属珪化物付きポリシリコン(金属
珪化物とポリシリコンの積層体のビットライン20と、
酸化物層5oとを有する。この第2図に示された断面は
第1B図の矢視線2−2に対応しており、前記ゲート領
域40は第2図の紙面に対して垂直に延びてワードライ
ン14を形成し、また第1A図のキャパシタ12および
トランジスタ18を含む基板32、エビ層34、および
埋込みN十型ゲート領域40内における前記トレンチの
平面形状構造は第1B図より明らかであろう。
前記セル30において、キャパシタ18(第1Δ図)の
プレートは前記キャパシタプレート領域44とこの領域
44と対峙するポリシリコンキャパシタプレート/チャ
ンネル領域48の一部により構成され、またその絶縁層
は前記絶縁層/ゲート層46のうちこれら2履のプレー
ト間の部分により構成される。この場合電荷は領域48
内に蓄積され、従って前記酸化物層46により基板から
アイソレートされることとなる。かくてトレンチの断面
を1ミクロン×1ミクロン、深さを6ミクロンとした場
合、ゲート領域40の深さ分を約1ミクロンとすると、
上記キャパシタプレートの面積は約21平方ミクロンと
なる。
上記セル30においてはさらに、前記トランジスタ18
はこれをPチャンネルデプレッションモードの電界効果
トランジスタとして、上記ポリシリコンキャパシタプレ
ート/チャンネル領域48のうちキャパシタプレート形
成部によりソースを、該領域48の円筒状(ただし断面
は正方形)の残りの部分によりチャンネルを、該チャン
ネルに隣接するビットライン20の一部によりドレーン
を、またワードライン14と一体の領域40にゲートを
それぞれ形成してなるものである。このトランジスタは
上記のようにデプレッションモードで動作するものであ
るため、そのゲート電圧は通常高レベルとなり、これに
よりゲート領域40とキャパシタプレート領域44の間
の接合面が逆バイアスされることとなる。
つぎに上記第1実施例の製作方法につき説明するが、こ
の説明を通して該メモリセル30の寸法上および材料上
の特徴についても明らかにする。
第3八図ないし第3D図はこの製作方法を示すものであ
る。
1、 結晶方位を(100)とする抵抗率5ないし10
オームαのP+シリコン基板32のフィールド酸化物層
36に通常の方法によりチャンネルストップ38を形成
した後、エビ層34上に応力緩和用の酸化物層を成長さ
せ、この酸化物層上にLPGVD窒化物を被着する。つ
いで素子形成領域のパターン化を行なってプラズマエッ
チにより該素子形成領域外の酸化物および窒化物を除去
し、残った窒化物層をマスクとして用いてボロンの注入
を行なってチャンネルストップを形成し、さらにフィー
ルド酸化物11i36を厚み1ミクロンに成長させる。
つぎに窒化物層のパターン化を行なってワードライン1
4/領域40を画定した後、前記応力緩和用の酸化物層
をエッチ除去し、ヒ素の注入を行なってワードライン1
4即ち領域40を形成して、これらをN十型としてその
キャリア濃度を1×1018/a13となるようにする
。なお前記領域40の幅は2.0ミクロン、厚みは0.
7ミクロンとし、該領域のピッチは2.5ミクロンとす
る。このようにして得られた構造を第3A図に示す。
2、 前記領域40上に厚さ2,0OOAの酸化物11
42を成長させ、この酸化物層42のパターン化を行な
って、断面1平方ミクロンのトレンチ領域を画定してプ
ラズマエッチを施す。ついで該酸化物層42をマスクと
して用いて、HCj!にょる反応性イオンエッチ(RI
E)法により全体の深さ3.5ミクロンのトレンチを掘
る。かくてトレンチを掘った後、これらトレンチに対し
て酸によるウェットエッチ処理を行なって、上記RIE
処理に起因する傷や汚れを除去する。次にボロンの気相
拡散によりP十型層44を形成してその深さを約1.0
OOA、キャリア濃度をlX1017/a113となる
ようにする。かくて得られた構造を第3B図に示す。
3、 次に上記トレンチの側壁部、領域4oおよび44
に酸化物層46を厚さ150人に熱成長させて、トラン
ジスタ18のゲート酸化物層およびキャパシタ12の絶
縁体層を形成する。ついでP型不純物を導入してキャリ
ア濃度を1X1016/1 とした厚さ1.000人の
ポリシリコン層48をLPCVD法により被着した後、
これをパターン化してビットライン20を画定する。こ
の結果得られた構造を第3C図に示す。かくて形成され
たポリシリコン層48のうち、前記領域40と相対(対
峙)する部分によりトランジスタ18のチャンネルが形
成され、また該ポリシリコン層48のうち前記領域44
と相対する部分により、キャパシタ12の一方のプレー
トが形成される。
4、 次に前記トレンチに例えば側壁プロセス等を用い
て酸化物50を充填し、ポリシリコン層48のうち水平
部分を珪化またはN十型としてビットライン20を形成
する。かくて完成したセル30の構造を第2図に示す。
このようにして得られたセル30の特性は下記の通りで
ある。すなわち、トランジスタ18はポリシリコントラ
ンジスタであって、そのチャンネル幅を4.0ミクロン
、長さは0.7ミクロン、厚みは1,000人、さらに
漏洩電流は典型的には0.5pAである。またキャパシ
タ12はそのプレート面積が約12平方ミクロン、酸化
物絶縁層の厚みが150人、キャパシタンスが約22f
Fである。もしセル30のリフレッシュを蓄積電圧が2
ボルト降下する時に行なうようにするものとした場合は
、キャパシタンスが22 f F1漏洩電流が0.5p
Aとなったときの最大リフレッシュ間隔は9 Q ra
secとなる。さらに該セル30の基板上における占有
面積は6.25平方ミクロンであり、従って該基板上の
100.000平方ミル(1/1000インチ)の領域
に、これらセルを用いた4メガビツトのメモリが得られ
ることとなる。
次に本発明の第2実施例を第4図の断面図に示す。この
実施例は酸化物層36を用いて前記トランジスタ18を
キャパシタ12からアイソレートするようにした点で、
上述の実施例によるセル30と異なるものである。なお
本例においては、上記実施例における各部と同等の部分
はこれを同一の符号で示しである。図示のセル6oにお
いて、前記酸化物層36上に被着した不純物導入ポリシ
リコン層をパターン化してワードライン14/ゲート領
域40を形成し、このパターン化後に該ワードライン1
4/ゲート領域40を金属珪物化することにより金属珪
化物層41を形成して、該ワードラインの抵抗値を低減
させるようにする。さらに前記セル30の場合と同様、
これらワードライン14上に絶縁酸化物M42を被着し
てそのパターン化を行なうことにより、トレンチ掘削用
のマスクを形成する。ただしこのセル6oの場合は、領
域40により形成されるチャンネルストップは傾斜酸化
物層43によりこれを被覆して、該トレンチから離れた
ワードラインのエツジ部上に無用のデバイスが形成され
ることのないようにすることが必要である。上記酸化物
J!142.43は平坦化スパッタリングを伴うプラズ
マ促進CvD法を用いてこれらを同時に蒸着するように
することとしてもよく、あるいはプロセス効率によって
は該セル60を前述のセル3oと平行して製作するよう
にしてもよい。なお上記トランジスタ18のチャンネル
長さは、ポリシリコン層の厚みよりもむしろ拡散層の厚
みにより定まるものであるため、このセル60よりもセ
ル30の方がその制御が容易である。
第5A図および第5B図は本発明によるdRAMセルの
第3実施例の断面および平面を示すもので、このセル1
30はこれをP型シリコン基板132中に形成し、N十
型不純物導入プレート領域134、キャパシタ誘電体酸
化物層136、N十型ポリシリコンプレートl!138
、ゲート酸化物層140、N十型ポリシリコンゲート層
142、N十型不純物導入ドレーン領域144、P型領
域146、絶縁酸化物層148、およびフィールド酸化
物層150を有する。また該セル130のキャパシタは
上記ポリシリコンプレート層138により接地側プレー
トが形成され、またその誘電体層は前記酸化物層136
により、他方のプレートは上記N生型プレート領域13
4によりそれぞれ形成されている。これらのキャパシタ
プレートとこれらプレートをそれぞれ相隔てる誘電体層
とは、前記基板132に形成したトレンチの底部および
側壁部を形成するものであり、該キャパシタのプレート
領域134に正の電圧を印加することにより、該領域1
34と基板132との間の接合面が逆バイアスされるこ
ととなる。さらに該セル130のトランジスタは、前記
領域134によりソースが、前記領域144によりドレ
ーンが、ポリシリコン層142によりゲートが、酸化物
[140によりゲート酸化物層が、また基板132の領
域152(第5A図に破線で示しである)および領域1
46によりチャンネルがそれぞれ形成されている。かく
て当該トランジスタはその底部にフランジ部をもったほ
ぼ円筒状の形状となって、基板132に対して垂直な方
向に延在することとなる。第5B図は上記ゲート酸化物
層140を上から見たものである。この第5B図に示す
ように、ワードライン14は前記ポリシリコンゲートl
1i142中に形成され、前記ドレーン領域144内に
形成されたビットライン20に対して直角に延びている
。なお接地ラインはポリシリコンプレート層138中に
形成され、該ビットライン20と平行に延びている。
上記チャンネル152の有効長さは前記P型頭域146
の厚みに等しいが、これは該チャンネル152の基板1
32内における部分がP型頭域146よりも不純物濃度
がはるかに低く、二重拡散型MO3の場合のように単な
るドリフト領域としはたらくことによるものである。ま
た前記領域146の不純物濃度を加減することにより、
当該トランジスタのスレショルド電圧を調節することが
できる。また前記ポリシリコン1138は(ポリシリコ
ンプレート11138の厚みやトレンチの深さによって
は)トレンチを完全に埋めつくすようにする必要はなく
、この場合に生じるギャップは酸化物層154により満
たすようにすればよい。
第5B図にはさらに上記キャパシタ130と同時に形成
可能の電界効果トランジスタ160が示してあり、この
電界効果トランジスタを当該dRAMセルの周辺回路に
用いることとしてもよい。
つぎに上記構成のメモリセル130の製作方法につき説
明するが、この説明を通して該メモリセル130の寸法
上および材料上の特徴についても明らかにする。第6八
図ないし第6G図はこの製作方法を示すものである。
1、 結晶方位を(100)とする抵抗率5ないし10
オームαのP−シリコン基板132のフィールド酸化物
層150に、通常の方法によりチャンネルストップ15
6を形成した後、該基板132に酸化物層、窒化物層お
よび酸化物層を被覆する。つづいて最上部の酸化物層の
パターン化を行なって、露出した窒化物層および最下部
の酸化物層を介してボロンを高エネルギで注入すること
により、チャンネルストップ156を形成する。
ついでパターン化された酸化物層を窒化物層のマスクし
て用いる。パターン化された酸化物層を除去し、パター
ン化された窒化物層をマスクとじて用いてフィールド酸
化物層を厚み約5,000人に成長させ、窒化物層を除
去して保護用酸化物層162を成長させる。このように
して得られた構造を第6A図に示す。
2、 次に周辺領域(第6図の左側に示す)をマスクし
てボロンおよびヒ素の注入を行なうことにより、領域1
44,146をそれぞれ形成する。
一方の領域146には不純物を導入して、そのキャリヤ
濃度を約1X1017/α3、厚さを1ミクロンとする
。他方の領域144にも不純物を導入して、そのキャリ
ヤ濃度を約1×・1019/cIR3、厚さを2.00
0人とする。なおビットライン20はこの層144中に
形成される。かくて得られた構造を第6B図に示す。
3、 ついでCVD法により窒化物層を被着してそのパ
ターン化を行なうことによりトランジスタのトレンチ領
域を画定し、CCl4を用いたRIE処理を施すことに
より、領域146の底部とほぼ等しい深さ1.2ミクロ
ンのトレンチを掘る。このトレンチの断面積はこれを約
2.5平方ミクロンとする。かくてトレンチを掘った後
、これらトレンチに対して酸によるウェットエッチ処理
を行なって上記RIE処理に起因する傷や汚れを除去し
た後、熱酸化物を成長させてゲート酸化物層140を形
成する。次にRIE処理を施した窒化物層を除去し、N
十型不純物を導入してその濃度を1×1019/α3と
したポリシリコン層142をLPCVD法を用いて被着
してトランジスタトレンチを充填し、これポリシリコン
層142を通常の方法を用いてPMMA (ポリメチル
メタクリレート)等の物質によるスピンコーティングに
より平坦化した後、このポリシリコンとPMMAとの組
合わせ層に酸化物層150゜162に至るまでプラズマ
エッチを施す。かくて得られた構造を一第6C図に示す
4  次に厚さ2,000人の不純物導入ポリシリコン
層142をLPCVD法により被着した後、その上面に
酸化物層を成長させる。この結果得られた構造を第6D
図に示す。
5、 この工程4.の結果形成されたポリシリコン層に
対してパターン化およびエッチ処理を行ない、ワードラ
イン14および酸化物148の絶縁層を形成する。かく
て得られた構造を第6E図に示す。
6、 ついでCVD法を用いて厚さ1.0ミクロンの酸
化物層を被着した後、これをパターン化して断面的1.
5平方ミクロンの電荷蓄積用トレンチ領域を画定し、C
Cl4を用いたRIE法によりトレンチを2段階に分け
て掘る。第1の段階ではトランジスタトレンチ底部の酸
化物層140に至るまで電荷蓄積トレンチを掘削した後
、該トレンチを洗浄してその側壁部上に絶縁酸化物層1
49を成長させる。この結果得られた構造を第6F図に
示す。
1、 上記蓄積トレンチを掘削する第2の段階では、再
びCCl4を用いたRIE法によりトランジスタトレン
チの底部からさらに基板132の内部に該蓄積トレンチ
を約4ミクロン拡張させる。
ついで該トレンチをもう一度洗浄し、ついでその側壁部
および底部に気相拡散法によりN十型居134を形成し
、RIE処理時にマスクとして用いた酸化物層を除去し
、最後にキャパシタの酸化物層136を厚さ約150人
に成長させる。この結果得られた構造を第6G図に示す
8、 次にN十型不純物を導入したポリシリコン層13
8をLPCVD法により被着することにより、上記蓄積
用トレンチを一部充填した後、そのパターン化を行なっ
てビットラインおよびドレーン領域144(第5B図参
照)上に接地ラインおよび周辺電界効果トランジスタ1
60(第5A図参照)のゲート164を形成する。つい
でゲート164をマスクとして用いてトランジスタ16
0のN型ソースおよびドレーン領域166にイオン注入
を施し、最後に前記ポリシリコン層138の酸化処理を
行なって蓄積用1〜レンチ内のポリシリコン層138の
空隙部分の全てを埋め(すなわち酸化物層154)、さ
らに酸化物層のプラズマ促進エッチ処理を行なうことに
より、酸化物層154とゲート164のハンドル部16
8とポリシリコン層138のハンドル部168とを残す
またこの段階ではさらにヒ素によるイオン注入を行なっ
て、トランジスタ160のN十型ソースおよびドレーン
領域170を形成することができる。
第5A図はこの結果得られた構造を示すものである。
上記のセル130キャパシタ形成面積は約26平方ミク
ロンであるが(底部が約2.25平方ミクロン、4面の
側壁部の各面が6平方ミクロン)、ただし該セルにより
占有される基板面積はわずかに約16平方ミクロンであ
る。
次に本発明の第4実施例を第7図の断面図に示す。本例
においても、上記実施例のセル130の各部と同等の部
分はこれを同一の符号で示しである。この第7図に示す
セル131においては、ビットライン20および接地ラ
イン138は図面の紙面と平行して延在し、またワード
ライン14は該紙面に垂直に延びている。これは第5A
図の場合と逆の関係となる。さらに前述のセル130の
場合には2段階にトレンチを形成したのに対して、この
セル131は1段階のみであり、このためゲ−ト142
によって該トレンチにくびれ部が形成され、その結果こ
のくびれ部下力に被着されるポリシリコン138の量が
制限させることとなる。
第8図は本発明によるdRAMセルの第5実施例を構成
するセル230を、後述のようにして該セル230と同
時に製作可能のMO8電界効果トランジスタ270とと
もに示すものである。該セル230はP型ウェル234
を有するP−型シリコン基板232中に形成され、フィ
ールド酸化物層236と、P十型チャンネルス!〜ツブ
238と、N十型埋込みビットライン20と、ビットラ
イン絶縁用酸化物層242と、N十型ポリシリコンのワ
ードライン14と、トランジスタ18のチャンネル24
4と、トランジスタ18のゲート酸化物H246と、キ
ャパシタ212の一方のプレートを構成するN十型拡散
領域248と、キャパシタ12の他方のプレートの主要
部分を形成しかつトレンチ底部を介して基板に接地した
P十型ポリシリコン領域250と、キャパシタ12の両
プレート間の絶縁体をともに形成する酸化物層252お
よび窒化物層254と、絶縁酸化物層256とを有する
ものである。なおこの第8図に示すセル230の断面は
第1B図における水平線8−8に沿う断面に対応するも
のであり、この第1B図から前記キャパシタ12を含む
トレンチの正方形の断面形状が明らかであろう。
上記セル230においては、前記キャパシタ12の一方
のプレートはN十型領域248により、また他方のプレ
ートはP+型領域250およびP型ウェル234により
それぞれ形成されており、これらの領域248および2
50は前記酸化物層252および窒化物層254により
形成した絶縁層によりそれぞれ相隔てである。また領域
250とウェル234とは逆バイアス接合面を形成する
このP型ウェル234の不純物濃度はP+型領域250
にくらべてきわめて低くしであるため、この逆バイアス
接合面のキャパシタンスは該絶縁層を薄クシた場合にく
らべて小さな値をとり、かくて蓄積電荷がこの絶縁層を
介して基板から効果的にアイソレートされることとなる
。この場合トレンチの断面を1ミクロン×1ミクロン、
深さを5ミクロンとすると、チャンネル領域244がト
レンチ深さのうち約1ミクロンを占めるものとすれば、
当該キャパシタのプレート面積は約16平方ミクロンと
なる。
さらに当該セル230のトランジスタ18はもっばら基
板の材料内にポリシリコンゲートとともに形成されてお
り、そのチャンネル領域244は前記P型ウェル234
の一部により、ソース領域248(この領域はキャパシ
タ12の一方のプレートを形成するものでもある)およ
びドレーン領域248(この領域はビットライン2oを
形成するものでもある)は、上記P型ウェル234内の
N十型拡散領域によりそれぞれ形成され、さらにそのゲ
ート酸化物層246は該P型ウェル234のトレンチ表
面上に成長され、またゲートはポリシリコンワードライ
ン14の一部により構成される。なお絶縁層242.2
56はこれをやや薄くすることとするが、それでもゲー
ト14は第8図における垂直方向において前記ソース領
域およびドレーン領域とわずかにオー六−ラツブするの
みである。
つぎに上記構成のメモリセル230の製作方法につき説
明するが、この説明を通して該メモリセル230の寸法
上および材料上の特徴についても明らかにする。第9八
図ないし第9G図はこの製作方法を示すものである。
1、 結晶方位を(100)とする抵抗率5ないし10
オームαのP−シリコン基板232のセル230により
占有さるべき領域に、P型ウェル234をキャリヤ濃度
を約2×1016/cm3、深さを約6ミクロンとして
形成する。このようにして得られた構造を第9A図に示
す。
2、 次に通常の方法によりフィールド酸化物層236
およびP十型チャンネルストップ238を形成した後、
応力緩和用の酸化物層を成長させ、LPCVD法により
この酸化物層上に窒化物を被着する。ついで素子形成領
域のパターン化を行なってプラズマエッチを施すことに
より、該素子形成領域外の窒化物層および酸化物層を除
去し、窒化物層をマスクとして用いてボロンの注入を行
なツてチャンネルストップ238を深さ4.000人、
キャリヤ温度約1×1018/cIR3となるように形
成する。ついでフィールド酸化物H236を厚み5.0
00人に成長させた後、上記窒化物層を除去する。かく
て得られた構造を第9B図に示す。
3、 ついでフォトリソグラフィ法によりビットライン
2oにより占有さるべき領域の一部を画定した後、ヒ素
の注入によりこれらビットラインを深さ2,000人、
キャリヤ温度約1×1018/c113となるように形
成する。第9C図はこの後フォトレジストの除去および
保護用酸化物層の成長を行なった侵の構造を示すもので
ある。
4、 次にプラズマ促進CvD法を用いて厚み10.0
00人の酸化物層を被着してそのパターン化を行なうこ
とにより、1ミクロン×1ミクロンのトレンチ領域を画
定し、パターン化酸化物層264をマスクとしてCCl
4を用いたRIE法により、深さ1ミクロンのトレンチ
を掘り出す。
ついでこれらトレンチの壁面から上記RIE処理に起因
する傷や汚れを除去した後、トレンチの側壁部および底
面上に保護用酸化物層265を熱成長させ、つづいて側
壁プロセスを用いて、LPCVD法により窒化物層26
6を被着して側壁部酸化物層を保護するとともに、引き
続くプロセスにおける拡散の度合を制限するようにする
かくて得られた構造を第9D図に示す。
5、 さらにCCl4を用いたRIE法によりトレンチ
を掘削する。このとき酸化物11264も若干浸食され
ることとなるが、当初の蒸着厚さを十分大きくとっであ
るため、とくに問題は生じない。
かくてトレンチを掘り出してその全体の深さを約5.0
ミクロンとした後その清浄化を行ない、リンの気相拡散
を用いてN生型領域248を厚み2.000人、キャリ
ヤ温度約1×1018/cII3となるように形成する
。なおこの拡散工程にともなってトレンチ底部にも不純
物が混入するため、再度CCl4を用いたRIEを行な
ってトレンチを0.5ミクロン剥削して、トレンチ底部
の不純物混入個所を取り除くことが必要である。かくて
得られた構造を第9E図に示す。
6、 この時点で酸化物層254を厚さ75人となるよ
うに成長させてキャパシタ12のプレート間絶縁体層を
形成し、LPCVD法を用いて窒化物層252を厚み7
5人となるように形成する。
この絶縁体層はトレンチ底部をも被覆することとなるの
で、LPCVD法により当該絶縁体層上に保護用酸化物
層267を形成した後、CCl4を用いたRIEを行な
ってトレンチ底部から酸化物および窒化物の層を除去す
る。かくて得られた構造を第9F図に示す。
7、 ついで保護層267を除去する(これにより窒化
物層252がキャパシタの絶縁体層を保護することとな
り、また酸化物層264がさらに浸食される)。つづい
てキャリヤ温度約1×1018/ cttr 3となる
ように不純物を導入したN+型ポリシリコン層250に
より、LPCVD法を用いてトレンチを充填した後、P
MMAによるスピンコーティング等によりこのポリシリ
コン層250の平坦化を行ない、しかる俊プラズマエッ
チ処理を施してその表面全面およびほぼ領域248のレ
ベルに至るまでエッチ除去する。ついで酸化物層264
を除去するが、これによりフィールド酸化物層236も
若干除去されることとなるが、このフィールド酸化物層
236は当初からその厚みを十分なものとしであるため
、とくに問題は生じない。つづいて絶縁酸化物層256
を成長させる。
この結果得られた構造を第9G図に示す。
8、 次に(絶縁酸化物層256上方における)酸化物
層254および窒化物層252の露出部分を除去して、
ゲート酸化物H246を熱成長させる。上記露出部の除
去によって基板232上の薄い酸化物H246および若
干のフィールド酸化物FIJ23も除去されるため、ゲ
ート酸化物1!246の熱成長にともなってトランジス
タ270のゲート酸化物層272も成長されることとな
る。ついでキャリヤ温度約lX1018/α3となるよ
うにN十型不純物を導入したN十型ポリシリコン層をL
PCVD法により被着してパターン化することにより、
ワードライン14およびトランジスタゲート274の領
域を形成し、ヒ素を低濃度で注入することにより当該ト
ランジスタ270のソースおよびドレーン領域276を
形成する。最後にLPCVD法を用いて酸化物を被着し
た後、これにプラズマ促進エッチ処理を施すことにより
、ポリシリコン領域14.274ののエツジ部に沿って
酸化物のフィラメント78を残し、つづいてヒ素を高濃
度で注入することにより、トランジスタ270のソース
およびドレーンの接点領域280を形成する第8図はこ
の結果得られた構造を示すものである。
第10図は本発明によるdRAMセルの第6実施例を構
成するセル330の断面を示すものである。該セル33
0はエビ層334を有するP+型シリコン基板332中
に形成され、N生型埋込みビットライン20と、ビット
ライン絶縁用酸化物層342と、N十型ポリシリコンの
ワードライン14と、トランジスタ18のチャンネル3
44と、トランジスタ18のゲート酸化物層346と、
トランジスタ18のソースを構成するN十型拡散領域3
48と、キャパシタ12の一方のプレートを構成するP
生型ポリシリコン領域350(キャパシタ12の他方の
接地されたプレートはP十型基板332である。)と、
キャパシタ12の両プレート間の絶縁体を形成する酸化
物/窒化物/l化物積層スタック352と、絶縁酸化物
層356とを有するものである。なおこの第10図に示
すセル330の断面も第1B図における縦線2−2に沿
う断面に対応するものであり、この第1B図から前記キ
ャパシタ12およびトランジスタ18を含むトレンチの
正方形の断面形状が明らかであろう。
上記セル330においては、前記キャパシタ12の一方
のプレートはN十型領域348゜350により、また他
方のプレートは基板332およびエビ層334によりそ
れぞれ形成されており、このエビ層334の不純物濃度
はP十型基板332にくらべてきわめて低くしであるた
め、この領域348とエビl1334との間のN+/P
接合面のキャパシタンスおよびN十型領域350/積層
スタック352/P型エビ層334のキャパシタンスは
、N生型領域350/積層スタック352/P十型基板
332のキャパシタンスにくらべていずれもきわめて小
さく、無視しつる値である。また後述のごとくエビJl
1334のプレート領域は基板332のプレート領域に
くらべてその面積が小さく、このことからも上記エビ1
1334のキャパシタンスはさして重要ではない。かく
てトレンチの断面を1ミクロン×1ミクロン、深さを5
ミクロンとすると、その深さのうち1ミクロンをエビ層
334およびビットライン20が占めるものとすれば、
当該キャパシタ12のプレート面積は約17平方ミクロ
ンとなる。
さらに当該セル330のトランジスタ18はもっばら基
板の材料内にポリシリコンゲートとともに形成されてお
り、そのチャンネル領域44は前記エビ!J334の一
部により、ソース領域348(この領域はキャパシタ1
2の一方のプレートを形成するものでもある)およびド
レーン領域20(この領域はビットライン20を形成す
るものでもある)は、上記エビ層334内のN生型拡散
領域によりそれぞれ形成され、さらにそのゲート酸化物
11346は該P型エビ層334のトレンチ表面上に成
長され、またゲートはポリシリコンワードライン14の
一部により構成される。なおこのゲート14もトランジ
スタ18の前記ソース領域およびドレーン領域とオーバ
ーラツプするものである。
次に上記構成のメモリセル330の製作方法につき説明
するが、この説明を通して該メモリセル330の寸法上
および材料上の特徴についても明らかにする。第11A
図ないし第11G図はこの製作方法を示すものである。
1、 結晶方位を(100)とする抵抗率が1X10’
オームαより小さいP+シリコン基板332に、P型エ
ビ11334をキャリヤ濃度が約2×10 /c11 
、深さは熱処理後のP型エビ層の最終厚みが2.0ミク
ロンとなるように形成する。ついでフィールド酸化物層
336およびP型チャンネルストップ338を通常の方
法で形成し、さらに応力緩和用の酸化物層を成長させた
後、LPCVD法を用いて該酸化物層上に窒化物を被着
する。ついで素子形成領域(すなわち、ビットライン2
0形成領域およびセルアレイ外部の周辺領域)のパター
ン化を行ない、プラズマ促進エッチ処理により当該素子
形成領域外部の窒化物層および酸化物層をエッチ除去す
る。つづいて残った窒化物層をマスクとして用いてボロ
ンの注入を行なうことにより、チャンネルストップ33
8を深さが4,000人、キャリヤ濃度が約1×101
7/ cm  となるように形成し、さらにフィールド
酸化物層336を厚みが8,000人となるように成長
させる。ついで窒化物層を除去してフォトリソグラフィ
ー技法によりビットライン20により占有さるべき領域
を画定した後、ヒ素の注入を行なって該ビットライン2
0を深さが2,000人、キャリヤ濃度が約I X 1
02’/ cra3となるように形成する。かくてフォ
トレジストを除去して保護用酸化物層を形成した後の構
造を、第11A図および第11B図に示す。第11A図
は上記ビットライン20に沿う断面図であり、また第1
18図は該ビットライン20に対して垂直な断面図であ
る。なおこれらビットライン2oは、さきに第1B図に
ついて記載したように、その幅を約1.5ミクロンとし
である。
2、 次にプラズマ促進CvD法を用いて厚みが1ミク
ロンの酸化物層364を被着してそのパターン化を行な
うことにより、1ミクロン×1ミクロンのトレンチ領域
を画定し、パターン化酸化物層364をマスクとしてH
Clを用いたRIE法により、深さ1.25ミクロンの
トレンチを掘り出す。ついでこれらトレンチの壁面から
上記RIE処理に起因する傷や汚れを除去した後、トレ
ンチの側壁部および底面上に保護用酸化物層365を熱
成長させ、つづいて側壁形成プロセスにおけるLPCV
D法により窒化物層366を被着して側壁部酸化物層を
保護するとともに、引き続くプロセスにおける拡散の度
合を制限するようにする。保護用酸化物層365の厚み
は約200人、窒化物層366の厚みは約1,000人
とする。かくて得られた構造を第11C図に示す。この
第11C図は第11D図ないし第11H図と同様前記ビ
ットライン2oに沿う断面図である。
3、 ざらにHCIを用いたRIE法によりトレンチを
掘削する。このとき酸化物層364も若干掘削されるこ
ととなるが、当初の堆積厚さを十分大きくとっであるた
め、とくに問題は生じない。
かくてトレンチを掘ってその全体の深さを約5.0ミク
ロンとした後その清浄化を行ない、酸化物層を厚み10
0人となるように熱成長させてから、LPCVD法によ
り窒化物を厚み75人となるように被着することにより
、キャパシタ12の絶縁体積層スタック352を形成す
る。ついで窒化物層の熱酸化を行なって誘電特性を向上
させて、酸化物/窒化物/酸化物積層スタック352を
得た優、トレンチにN十型不純物を導入したポリシリコ
ン層350を充填する。かくて得られた構造を第110
図に示す。
4、  フォトレジストのスピンコーティング等により
上記ポリシリコン層350の平坦化を行ない、しかる後
プラズマ促進エッチ処理を施して、その表面全面および
絶縁体積層スタック352上面レベルの下方で基板33
2の上面に至るまでエッチ除去する。この場合、後述す
るように当該ポリシリコン層350の上面位置は、該層
が積層スタック352上端より下方でかつ基板332の
上方にあるのであれば、その位置はさして重大ではない
かくて得られた構造を第11E図に示す。
5、 ついで前記積層スタック352の露出部分を除去
する(この場合、窒化物11366は当該積層スタック
352よりもはるかに厚みが大きく、従ってこの積層ス
タック352の露出部は該窒化物層366の大幅な除去
を伴うことなく除去することが可能である)。しかる後
リンの気相拡散を用いて、N生型領域348を厚みが少
なくとも2.000人となるように形成する。かくて得
られた構造を第11F図に示す。なおこの第11F図に
は前記領域348が2個所に見えるが、実際にはこれら
はトレンチを取り囲みトランジスタ18のソースを形成
する単一の環状領域の一部である。またこのトランジス
タ18のゲート酸化物層は、この段階ではまだ形成され
ていない。
6、 次にLPCVD法を用いてN中型ポリシリコン層
を被着した後、これをプラズマエッチ処理によりその表
面全面およびトレンチ内部の酸化物1365および窒化
物層366に至るまでエッチ除去する。このポリシリコ
ン層は前記ポリシリコンI!350の厚みを増大させる
ためであり、図面では同一の符号で示しである。かくて
得られた構造を第11G図に示す。なおこの場合も、後
述するように当該ポリシリコンJI350の上部位置は
、該ポリシリコン層350が領域348と十分にオーバ
ーラツプして電気的に良好な接触状態となっているかぎ
り、その位置はさして重大ではなく、また前記酸化物J
i365および窒化物層366はすべてこれを露出させ
ることによって、トランジスタ18のゲートがそのチャ
ンネルを全面的に被覆しつるようにする。
7、 ついで上記ポリシリコン層350および領域34
8の露出部分に熱酸化物層356を厚さ約1.0OOA
となるように成長させる。このとき、前記窒化物11i
1t366はその下部エツジでバーズビークが形成され
る以外は、前記酸化物層365の成長を防ぐ役割を果た
す。しかる後、酸化物層356を成長させることにより
トランジスタ18のゲートからソースに至る寄生容はを
低下させるための一部とするが、場合によってはこれを
省略してもよい。つづいて前記窒化物H366をエッチ
処理した後、酸化物層365(およびこれよりもはるか
に厚みの大きな酸化物層356の一部)をウェットエッ
チ処理によりエッチ除去して、チャンネル領域344お
よび領域348の微小な一部を露出させる。ついでチャ
ンネル領域344上でゲート酸化物1i346を厚みが
250人(これにより酸化物層356の厚さも増加する
)となるように成長させた後、N十型ポリシリコン層1
4の被着およびパターン化を行ってワードライン14を
形成する。第10図はこの結果完成した構造を示すもの
である。
つぎに本発明によるdRAMセルの第7実施例およびそ
の製作方法につき、第12A図ないし第12D図を参照
して説明する。これら第12A図ないし第12D図は、
第10図および第11A図ないし第11G図と同様のも
のである。当該セル430の製作工程は次の通りである
1、 結晶方位を(100)とするP+シリコン基板4
32に厚みが1,000人の熱酸化物層435を成長さ
せた後、プラズマ促進CVD法を用いて厚みが1ミクロ
ンの酸化物層437を被着する。この酸化物層437の
パターン化を行なうことにより、1平方ミクロンのトレ
ンチ領域を画定し、該層をマスクとしてHClを用いた
RIE法により、深さ5ミクロンのトレンチを掘り出す
ついでこれらトレンチの壁部を清浄化した後、トレンチ
の側壁部および底面上にキャパシタの酸化物1i452
を厚みが150人となるように熱成長させ、ヒ素による
不純物導入を行なったN十型ポリシリコン層450を厚
さ4ミクロンとなるようにスパッタリングにより被着す
る。かくて得られた構造を第12A図に示す。
2、 上記酸化物層に対してウェットエッチ処理を施す
ことにより、キャパシタ酸化物層452の露出部分を除
去するとともに、酸化物層347上のポリシリコン層4
50の一部をリフトオフする。
ついで厚さ2,000人、抵抗率1ないし2オームGの
シリコンのエビll!1444を被着してこれにイオン
注入を行なうことにより、N十型ビットライン20およ
びトランジスタ18のドレーンとなるJ!1420と、
トランジスタ18のソースとなる領域448を形成する
。かくて得られた構造を第128図に示す。なお上記領
域448はこれがポリシリコン層450上に被着される
ものであるため、これに各種の欠点がともなうものであ
ることは当然予想されるが、上記エビ層444の非不純
物注入部がトランジスタ18のチャンネル領域となるも
のであるため、そうした欠点はあまり意味がない。
3、 ついでアニール処理により、注入されたドナーが
拡散し、この結果上記領域448が若干肥大する。つづ
いてゲート酸化物層446の熱成長を行ってその厚みを
250人とし、さらにN生型ポリシリコン層14を被着
かつパターン化してエッチ処理することにより、前記ワ
ード“ライン14を形成する。かくて完成したセル構造
を第12C図に示す。
つぎに本発明によるdRAMセルの第8実施例および製
作方法の第8実施例につき第12A図ないし第12E図
を参照して説明する。これら実施例は上に記載したdR
AMセル430およびその製作方法の変形例であるため
、上記と同様の符号を用いて以下説明する。
1、 前記の工程1、全体および工程2.のうち酸化物
層のエッチ処理に従う。
2、   LPCVD法を用イテ厚さ2.000人のポ
リシリコン層444を被着してこれにイオン注入を行な
うことにより、N十型1420.448を形成する。か
くて得られた構造は第4B図に示すものと同等であるが
、ただし本例の場合は前記第2の実施例におけるエビ層
ではなく、領域420.444.448をポリシリコン
層としである。
3、 ついでアニール処理および固相エピタキシ処理を
施すことにより、前記領域420および444を基板4
32上でエビ層に転換するとともに、前記領域448.
450の一部を単結晶に変質させる。第12D図の波型
破線はこの局部的な単結晶化領域を示すものである。た
だしこの場合上記領域444 (トランジスタ18のチ
ャンネル領域)の単結晶化のみが動作特性に対して有意
の影響を及ぼすものである。またこの処理に用いる高温
によって、注入ドナーが拡散を起こして第12D図に示
すように領域448が肥大する。ついでN十型層420
のパターン化を行ってエッチ処理することにより、ビッ
トライン2oを形成す  。
る。
4、 ついでゲート酸化物層446を厚みが250人と
なるように熱成長させた後、そのパターン化を行なって
エッチ処理することにより、ワードライン14を形成す
る。かくて完成したセル460を第12E図に示す。
上記実施例のセル430.460はいずれも前記セル3
30と同様に動作するものであり、そのトランジスタ1
8のドレーン201チヤンネル444、ソース448、
ゲート14はすべて縦方向に配置されている。またキャ
パシタ12はそのN十型領域448−450を一方のプ
レートとし、P生型基板432を使方のプレートとする
とともに、酸化物層452と領域448および基板43
2間の逆バイアス接合面によりその誘電体層を形成した
ものである。
上記セル460の製作にあたっては、上記のステップ3
を一部変更して、前記同相エピタキシ処理を施した後で
前記N+型層420のパターン化およびエッチ処理を行
って、ビットライン20間にチャンネルストップを画定
しかつイオン注入によりこれを形成するようにしてもよ
い。このようにビットライン20間にチャンネルストッ
プ38を形成する方法を前記第7実施例に適用する場合
は、第11B図に示すようにすればよい。
以上本発明の実施例につき説明してきたが、キャパシタ
による信号電荷の蓄積やトランジスタのオンオフ機能が
阻害されない限り、記載の実施例はこれをいろいろに変
形することが可能である。
そのような変形例としては、たとえば下記のようなもの
がある。
すなわちまず、トレンチの断面形状としてはこれを円形
、長方形、任意の凸形、波形、複合連結形等各種好便な
形状とすることが可能であり、また縦方向でその形状を
連続的または段階的に、あるいは一部を連続的かつ一部
を段階的に変化させることもできる。同様に、トレンチ
の側壁は必ずしもこれを垂直とする必要はなく、たとえ
ば側壁の一部を横方向に膨ませたり、全体的にテーバ状
としたり、あるいはその他の斜面としたりする等、いや
しくも形成可能のものならばどのような形状としても、
それなりに有効である。事実、たとえばトレンチを単純
に連結した構成とした場合は、該トレンチは記載の実施
例における直方体形と位相同形の関係となる。さらにト
レンチの各種寸法(深さや断面積、直径等)もこれをい
ろいろに変更することが可能であるが、ただし実際には
これらはプロセスを好便に行なうための条件や、要求さ
れるキャパシタンス、基板の面積等を考慮した妥協値と
して選定される。この場合要求されるキャパシタンスは
、リフレッシュタイムやトランジスタの漏洩電流、電源
電圧、ソフトエラーに対する余裕度、キャパシタの漏洩
電流等により定まるものであることは言うまでもない。
さらに前記キャパシタの絶縁層に用いる物質は、これを
酸化物または窒化物、あるいは酸化物と窒化物の組合せ
からなる積層構造または酸化物、窒化物および酸化物の
組合せからなる積層構造等とすることができる。また、
酸化物としてはこれを熱成長法やLPCVD法により、
あるいはドライ成長法あるいは水蒸気成長法により形成
させることができる。さらにこの絶縁層の厚みは、プロ
セスを好便に行なうための条件や絶縁層の信頼性、誘電
定数、降伏電圧等を考慮した妥協値として選定されるが
、この値も広い範囲にわたってこれを変更することがで
きる。なお、セルおよびアレイをシリコン以外の半導体
物質(たとえばガリウムひ素、テルル化水銀カドミウム
、ゲルマニウム、燐化インジウム等)とする場合は、当
該キャパシタの絶縁層もこれにそれぞれり準する物質と
することとする。またポリシリコンの代りに非晶質シリ
コンを使用することも可能である。
さらに前記トランジスタはそのスレショルド電圧を蓄積
モードあるいは反転モードで、またNチャンネルデバイ
スあるいはPチャンネルデバイスとして調節する(これ
はたとえば、ゲート酸化物層の成長または被着処理の直
前にチャンネル領域に浅い拡散層を形成することによっ
て行なう)ことにより、該トランジスタをいろいろのス
レショルド電圧で動作しうるように形成させることが可
能である。この場合、ドーピングレベルやドーパントと
して用いる物質はこれらを各種変更して、当該トランジ
スタの特性を変更させることができる。ただしトランジ
スタのチャンネル長はほぼトレンチの深さにより定まり
、またチャンネル幅はほぼトレンチの周縁間隔に等しい
さらにトランジスタのゲートは、これをポリシリコンや
金属、シリサイド等とすることができる。
以上のように各種の変更を行なった場合、トランジスタ
の特性もそれに応じて変化することとなるが、そのよう
な変化は当該セル用のパストランジスタとして適正に動
作するものである限り、所要の読出し書込み時間やキャ
パシタンス、リフレッシュタイム等セルのその他の特性
に鑑み、何ら差し支えはない。
さらにまた、本発明によるdRAMセルは例えば第1B
図に示したような交点型のセルアレキのみならず、その
他いかなる形式のセルアレイに用いることとしてもよい
ことは言うまでもない。
[発明の効果] かくて本発明によるdRAMセルおよびこのdRAMセ
ルからなるセルアレイ、さらには当該dRAMセルを製
作する方法は、基板上で占有する面積が小さく、その製
作には比較的標準的なプロセス手法を用いることができ
、蓄積電荷を酸化物または逆バイアス接合面により基板
からアイソレートすることが可能であり、ポリシリコン
トランジスタのチャンネルを基板から酸化物層によりア
イソレートしたり、またはトランジスタのチャンネルを
基板物質中に形成したりすることが可能であり、さらに
ビットラインやワードラインを基板からアイソレイトで
きるという長所を有するものである。またこれらの長所
の結果として、セルの実装密度を高めたり、ノイズやア
ルファ線に対する余裕度を大きくしたり、浮遊容量を低
下させたりすることができるという効果もある。
[発明の態様] 本発明の主たる態様は下記の通りである。
(1)  半導体基板に形成したメモリセルにおいて、
(2) 前記基板のトレンチ内に形成したキャパシタと
、 0 該トレンチ内に形成しかつ前記キャパシタに接続し
た電界効果トランジスタとからなることを特徴とするメ
モリセル。
(2)(2) 前記キャパシタは主として前記トレンチ
内の下部に位置し、(b)また前記トランジスタのチャ
ンネルは主として前記トレンチの上部内に位置して、そ
のチャンネル内における導通が縦方向に行われるように
することとした第1項に記載のメモリセル。
(3)(2) 前記トレンチは実質的に凸形の断面形状
を有することとした第2項に記載のメモリセル。
(4)@  前記チャンネルは前記トレンチの側壁に実
質的に隣接していることとした第2項に記載のメモリセ
ル。
(5)@  前記トレンチはその下部よりも上部の直径
が大きくなるようにした第4項に記載のメモリセル。
(6)@  前記チャンネルは前記トレンチ内部に挿入
した半導体物質によりこれを形成することとした第2項
に記載のメモリセル。
(7)(a)  前記チャンネルはこれを前記トレンチ
の側壁の一部に形成することとした第2項に記載のメモ
リセル。
(8)@  前記キャパシタはその一方のプレートは前
記トレンチの側壁を含み、他方のプレートが前記トレン
チ内部に挿入しかつ前記チャンネルに電気的に結合した
物質を含むようにした第7項に記載のメモリセル。
(9)  基板上に形成したメモリセルアレイにおいて
、 (2) 前記基板上に互いに平行に配列した複数本の第
1の導電体ラインと、 0 これら第1の導電体ラインと交差するとともにこれ
から絶縁させてなる複数本の互いに平行な第2の導電体
ラインと、 (c) これら第1および第2導電体ラインの交点にそ
れぞれ配置した複数個のセルよりなり、これらセルの各
々は前記交点直下で前記基板のトレンチに形成した電界
効果トランジスタおよびキャパシタからなり、前記トラ
ンジスタはそのドレーンが前記第1の導電体ラインのう
ちの1本と結合し、そのゲートが前記第2の導電体ライ
ンのうちの1本と結合し、またそのソースが前記キャパ
シタの第1のプレートと結合していることを特徴とする
メモリセルアレイ。
(10)@  前記キャパシタの第2のプレートはこれ
を前記基板と結合させることとした第1項に記載のメモ
リセル。
(11)半導体基板のトレンチメモリセルに1トランジ
スタ1キャパシタデバイスを製作するにあたって、 (2) 前記基板の表面内でかつ該表面近傍において該
基板の導電型とは逆の導電型を有する第1の領域を形成
し、 (c) 前記基板に前記第1の領域を介してトレンチを
形成し、 (c) このトレンチの壁部に絶縁体層を形成し、(c
) 前記トレンチ内に半導体物質の層を形成してこの半
導体物質の層により前記トランジスタのソース、チャン
ネル、ドレーンおよび前記キャパシタの一方のプレート
を形成するとともに、前記第1の領域により該トランジ
スタのゲートを形成し、さらに前記基板により前記キャ
パシタの他方のプレートを形成するようにしたことを特
徴とする1トランジスタ1キャパシタデバイスの製作方
法。
(12)  半導体基板のトレンチメモリセルに1トラ
ンジスタ1キャパシタデバイスを製作するにあたって、 (2) 前記基板に第1のトレンチを形成し、(b) 
この第1のトレンチの側壁および底部にトランジスタの
ゲートを構成する絶縁体層を形成し、@ 該第1のトレ
ンチにトランジスタのゲートを形成する物質を充填し、 @ 前記第1のトレンチ内の前記トランジスタゲート形
成物質を介して前記基板中に第2のトレンチを形成して
この第2のトレンチの幅を前記第1のトレンチの幅より
も小さくすることにより、前記第2のトレンチ形成時に
前記ゲート形成物質がすべて除去されないようにすると
ともに、前記第2のトレンチはこれを前記第1のトレン
チの底部から前記基板内部に延在させ、 (2) キャパシタプレート/トランジスタソース領域
を前記第2のトレンチ壁部上に形成し、(f)  キャ
パシタの絶縁体層を前記第2のトレンチ壁部に形成し、 (2) 第2のキャパシタプレート物質をこのキャパシ
タの絶縁体層上に形成するようにしたことを特徴とする
1トランジスタ1キャパシタデバイスの製作方法。
(13)半導体基板のトレンチメモリセルに1トランジ
スタ1キャパシタデバイスを製作するにあたって、 (2) 前記基板にトレンチを形成し、(c) このト
レンチの壁部に絶縁体層を形成し、(ロ) 該トレンチ
の底部に半導体物質を充填し、ゆ 前記トレンチ内の前
記非充填部およびその側壁部に電界効果トランジスタを
形成するとともに、前記半導体物質の近傍において前記
トレンチ上部を一部充填することにより前記トランジス
タのソース領域を形成し、前記半導体物質および前記ソ
ース領域により前記キャパシタの一方のプレートを形成
するようにしたことを特徴とする1トランジスタ1キャ
パシタデバイスの製作方法。
【図面の簡単な説明】
第1A図および第1B図はそれぞれ本発明によるdRA
Mセルの等価回路を示す概略図および該セルを用いたセ
ルアレイを示す平面図、第2図は本発明によるdRAM
セルの第1実施例を第1B図の線2−2に沿う断面で示
す断面図、第3八図ないし第3C図はこの第1実施例の
製作方法の一連の工程を示す断面図、第4図は第2実施
例を示す断面図、第5A図および第5B図は第3実施例
を示すそれぞれ断面図および平面図、第6八図ないし第
6G図はこの第3実施例の製作方法の一連の工程を示す
断面図、第7図は第4実施例を示す断面図、第8図は第
5実施例を第1B図の破線8−8に沿って示す断面図、
第9八図ないし第9G図はこの第5の実施例の製作方法
の一連の工程を示す断面図、第10図は第6実施例を示
す断面図、第11A図ないし第11G図はこの第6実施
例の製作方法の一連の工程を示す断面図、第12A図な
いし第12E図は第7および第8実施例の一連の工程を
示す断面図である。 12・・・キャパシタ、14・・・ワードライン、16
.40,164.446・・・ゲート、18.160,
270・・・トランジスタ、20・・・ビットライン、 48.138,142,350,450・・・ポリシリ
コン領域、 144・・・ドレーン領域、 36.42.46.136,140.148゜150.
154.162.242.246゜252.256,3
42.346.356゜364.365.435.43
7,452・・・酸化物層、 30.60,130,230.330 ・・・メモリセル、 32.132,232,332.432・・・基板、3
4.334.444・・・・・・エビ層、38.156
,238・・・チャンネルストップ、44.134,1
38,248,250・・・キャパシタプレート、 348.448・・・ソース領域、 146、 152. 244.344 ・・・チャンネル領域、 234・・・ウェル、 254.366・・・窒化物層、 352・・・酸化物/窒化物/酸化物スタック(キャパ
シタ12の絶縁体層)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)半導体基板に形成したメモリセルにおいて、(a
    )前記基板のトレンチ内に形成したキャパシタと、 (b)該トレンチ内に形成しかつ前記キャパシタに接続
    した電界効果トランジスタとからなることを特徴とする
    メモリセル。
  2. (2)半導体基板のトレンチメモリセルに1トランジス
    タ1キャパシタデバイスを製作するにあたつて、 (a)前記基板の表面内でかつ該表面近傍において該基
    板の導電型とは逆の導電型を有する第1の領域を形成し
    、 (b)前記基板に前記第1の領域を介してトレンチを形
    成し、 (c)このトレンチの壁部に絶縁体層を形成し、(d)
    前記トレンチ内に半導体物質の層を形成してこの半導体
    物質の層により前記トランジスタのソース、チャンネル
    、ドレーンおよび前記キャパシタの一方のプレートを形
    成するとともに、前記第1の領域により該トランジスタ
    のゲートを形成し、さらに前記基板により前記キャパシ
    タの他方のプレートを形成するようにしたことを特徴と
    する1トランジスタ1キャパシタデバイスの製作方法。
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