JPS61280653A - Dramセルおよびそのメモリセルアレイならびにその製作方法 - Google Patents

Dramセルおよびそのメモリセルアレイならびにその製作方法

Info

Publication number
JPS61280653A
JPS61280653A JP61042798A JP4279886A JPS61280653A JP S61280653 A JPS61280653 A JP S61280653A JP 61042798 A JP61042798 A JP 61042798A JP 4279886 A JP4279886 A JP 4279886A JP S61280653 A JPS61280653 A JP S61280653A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
capacitor
post
transistor
memory cell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP61042798A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0783058B2 (ja
Inventor
ウイリアム エフ・リチヤードソン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Texas Instruments Inc
Original Assignee
Texas Instruments Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Texas Instruments Inc filed Critical Texas Instruments Inc
Publication of JPS61280653A publication Critical patent/JPS61280653A/ja
Publication of JPH0783058B2 publication Critical patent/JPH0783058B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は半導体デバイスに関するものであり、とくにダ
イナミック型読出し書込みメモリ、すなわちダイナミッ
クRAM (以FdRAMという)に係わるものである
[従来の技術] 大規模モノリシックdRAMの開発は多くの問題を提起
しているが、そのうちでももつとも重要なもののひとつ
は、チップ11aに集積するメモリセルの数を増大させ
るために個々のセルの寸法を縮小してもソフトエラーの
発生率が増大しないようにするには、どのようにすれば
よいかということである。大規模dRAMはシリコンを
主たる構成材料として用いており、各メモリセルはソー
スがキャパシタと、ドレーンがビットラインと、ゲート
がワードラインとそれぞれ接続された1個のMO8電界
効果トランジスタを有するのがふつうである。このよう
なメモリセルは上記キャパシタに電荷を加えたときには
論理1となり、加えないときには論理Oとなるように動
作する。この場合のキャパシタは、薄い酸化物層により
上層としての電極層から分離され空乏層より基板と分離
された反転層により形成するのが、従来の方式であった
。しかしながら回路動作を安定に保持するためには、該
キャパシタの容量はこれを充分なS/N比を与えるよう
な大きな値とすることが必要となり、そのためには、基
板内における当該キャパシタの占有面積を大きくしなけ
ればならない。さらにこのようなMOSキャパシタは、
アルファ粒子により基板中に生成される電荷や(5He
Vのアルファ粒子で200ヘムトクーロン(rc)以上
の災害電子を生成する可能性がある)、基板から侵入す
るノイズや、当該キャパシタの全域にわたるPN接合リ
ーク、および当該セル中のMOSFETのサブスレショ
ルドリーク等の影響を受けやすい。dRAM1個にたく
わえられる電荷は通常250fCであり、従って電源電
圧が5Vの場合、前記キャパシタの容量はこれを50f
Fとすることが必要で、電荷蓄積用の二酸化物層の厚さ
が150人の場合は、約20平方ミクロンのキャパシタ
領域が必要であった。従来の2次元構造dRAMを用い
たメモリセルにおいては、これがセルの寸法上の最小限
度を規定するものであった。
こうした問題に対するひとつの試みがジョリイらの「再
結晶ポリシリコン中のダイナミックRAMセル(41E
EE Elec、 Dew、 Lett、 8.198
3)であり、これはアクセストランジスタや電荷蓄積キ
ャパシタその他、セルの基本素子をすべてシリコン基板
上の酸化物層に被着したビーム再結晶化ポリシリコン層
内に形成しようというものである。この場合、ビットラ
インは再結晶化ポリシリコン層中に含まれ、トランジス
タをオンとすることにより電荷蓄積領域に電荷が流入す
ることとなる。電荷蓄積領域としては上面、下面および
三方を熱成長酸化物で囲まれた高不純物濃度の再結晶化
ポリシリコンを用いる。かくて得られる電荷蓄積能力は
、当該領域上下の電極が薄い酸化物層により再結晶化ポ
リシリコン中の電荷蓄積領域と分離され°Cいるため、
同等の蓄積面積とした通常のキャパシタの能力の約2倍
となる。しかもこの電荷蓄積領域は、下層の酸化物によ
って該領域周辺の回路から基板中に注入される電荷や、
アルファ粒子その他ソフトエラーの原因となる放射線等
により基板中に入り込む電荷から隔離されることとなる
。さらにまた、ビットラインの下方に厚い酸化物層が存
在し、かつ側壁酸化物のアイソレーションが完全である
ため、ビットラインの容量が減少するということもある
。しかしながら、たとえ容量を通常のものの2倍とした
としても、セルのキャパシタによる占有面積を充分小さ
なものとすることは不可能である。さらにビームによる
再結晶化により下層構造に障害をきたすとともに、プロ
セス自体が単純かつ確立したものでないという欠点もあ
る。
dRAMを小形化するもうひとつの試みは、キャパシタ
のプレートを基板内部にまで延在させることである。こ
のようなキャパシタはコルゲーテッド(波型)キャパシ
タと呼ばれ、H,スナミらの[メガビットダイミックM
OSメモリ用コルゲーテッドキャパシタセル(cCC)
 J  (IEEEIEDHTech、 Digest
 806.1982 )や、同じくH,スナミらの「メ
ガビットダイミックMOSメモリ用コルゲーテッドキャ
パシタセル(cCC)J(41EEE Elec、 D
ev、Lett、 90.1983 )や、さらには1
.イト−らの「オンチップ電圧制限器つき実験的1Mb
  DRAMJ  (19841EEEISSCCDi
gest of Tech、 Pater 282 )
等にその記載がある。このコルゲーテッドキャパシタは
シリコン基板の内部に2.5ミクロンの深さまで延びて
おり、これを製作するにはCVD二酸二酸化シリコンス
マスクいて、通常のCCl4による反応性スパッタエッ
チ法によってトレンチを形成した後、ウェットエッチを
施すことによりドライエッヂに起因する傷や汚れを除く
。かくてトレンチを形成した後、二酸化シリコン/窒化
シリコン/二酸化シリコンの3層からなる電荷蓄積層を
トレンチ壁部に形成し、しかる後置トレンチをLPGV
Dポリシリコンにより充填して終りとする。このような
コルゲーテッドキャパシタは、容量を60fFとする3
層7ミクロンのセルの場合、通常のセルとくらべてその
容量は7倍以上であるという。
セルキャパシタの占有面積を低減させるための第3の試
みは、上述のようにトレンチを形成する方法と類似のも
のであって、たとえばE、アライによる[サブミクロン
MO8VLSIプロセス技術J  (IEEE IED
HTech、 Digest 19.1983)やに3
ミネギシらによる「不純物導入フェーストレンチキャパ
シタセルを用いたサブミクロンダイナミックRAM技術
J  (IEEE IEDHTech、 Digest
319.1983)や、■、モリエらによる[メガビッ
ト級MO8DRAMのためのデプリショントレンチキャ
パシタ技術J  (4TEEE Elec、 Dev。
Lett、 411.1983)等にその記載があるが
、これらはいずれもキャパシタのプレートを基板に平行
とする代わりに、基板のトレンチ壁部に形成することと
した以外は、通常のセルと同様の構成としたメモリセル
について述べたものである。このようなトレンチキャパ
シタは、単に深いトレンチを用いるだけで基板の単位面
積あたりの容量を大きくとることができるもので、上記
3論文によれば次のようにして製作される。すなわち、
まず結晶方位(100)、P型、抵抗率4−5オーム1
のシリコン基板に幅0.4−1.0ミクロンのトレンチ
を形成したものを電子ビーム直接描画法により作成する
。ついで約14ミリTorrの圧力下でCBrF3によ
る反応性イオンエツチング(RIE)によって深さ1−
3ミクロンのトレンチを侵刻した後、硝酸、酢酸、フッ
化水素酸の混合液中でエッチ処理を施すことにより、ト
レンチ表面からRIE処理に起因する傷を取り除く。次
にP H3/ S ! t」4 / 02ガスシステム
を用いたCVDによりPSG <燐シリケートガラス)
を蒸着してトレンチ表面層中に燐を拡散させ、フッ化水
素酸によりPSGをエッチ除去する。つづいてトレンチ
表面上に150−500AのS f O2を乾燥酸素中
で成長させるか、またはCvDにより513N4を厚さ
500Aに蒸着し、最後にLPGVDポリシリコンによ
りトレンチを埋める。
このようにトレンチ側壁の単位面積あたりの容量は通常
のキャパシタの単位面積あたりの容量に匹敵するもので
あり、従ってトレンチ深さを大きくしたキャパシタは、
基板の単位面積あたりの電荷蓄積面積を増大させること
となって、セルの基板面積を低減させることが可能であ
る。しかしながら、このようなトレンチキャパシタを用
いたメモリセルにおけるセルトランジスタは、当該キャ
パシタに隣接する基板の素材(バルク)中に形成されて
いるものであるため、前述の第1の方法におけるように
アイソレートはされない。
他方、トレンチを用いてアイソレーションを行なうこと
も周知の技法であって、その研究も広く行なわれており
、たとえばR,ラングによる[デイーブトレンチアイソ
レーテッドCMOSデバイスJ (IEEE IEDE
HTech、 Digest 237.1982)や、
K、チャバらによる「トレンチ0MO8技術におけるト
レンチ反転の問題についての研究」(41EEE El
ec、 Dev、 Lett、303.1983)や、
A、ハヤサカらによる[高速バイポーラVLS 1のた
めのU型溝アイソレーション技法J(IEEE[EDE
HTech、 Digest 62.1982)や、H
,ゴトーらによる「高性能バイポーラメモリのためのア
イソレーション技法J  (IEEE IEDEHTe
ch。
Digest 58.1982)や、■、ヤマグチらに
よる「自己整合TiSi、、ディープトレンチアイソレ
ーション技術を用いた高速ラッチアップ解消0.5ミク
ロンチャンネルCMOSJ  (IEEEIEDEHT
ech、 Digest 522.1983)や、S、
コーヤマらによるrcMO8技術の方向J(IEEEI
EDEHTech、 o;gest 151.1983
)や、K、チャバらによる「トレンチアイソレート型0
MO8技術に関するトレンチ面問題の特徴づけおよび模
式化J (IEEE IEDEHTech、 Dige
st 23.1983)等にその記載がある。これらに
記載されたアイソレーション用トレンチは、トレンチ形
成コルゲーテッドキャパシタの作成につきさきに述べた
と同様の方法で形成される。すなわち、パターン形成(
典型的には酸化物のマスクを用いて行なう)や、CBr
F  、ccl  、Cl282、CC+4O□等によ
るRIE処理や、浸刻処理や、側壁部の熱酸化(LPG
VDによる窒化物層形成をともなう)や、さらにはポリ
シリコンによる埋込み等の処理手順を用いるものである
しかしながら、これら従来のメモリセルはいずれも、こ
れが基板中に占める面積を最小限とするものではない。
[@照点を解決しようとするための手段]本発明は、基
板から突出するポストの側壁上に電界効果トランジスタ
およびキャパシタを形成し、各ポスト間の間隙部に絶縁
物質を充填することにより個々のセルを互いに分離する
とともに、前記間隙にはさらに前記ポストの基部近傍に
おいて半導体物質ないしは導体物質を充填することによ
り、前記基板の延長部もしくはキャパシタプレートの共
通電極を形成させ、基板から遠い方のポスト端部の近傍
においてワードラインとビットラインとが互いに交差す
るようにした1トランジスタ1キャパシタ型dRAMセ
ルの構造、およびそのようなセルからなるアレイ、さら
には該dRAMセルの製造方法を提供するもので、この
ようなアレイおよびdRAMセルを製造するにあたって
は、まずワードライン方向の分離間隔がビットライン方
向の分離よりも小さく、従ってトランジスタのゲート部
を形成する物質の被着層がワードライン方向の近傍では
該ポスト部に当接するが、ビットライン方向の近傍では
当接しないようにポスト部のア1フイを形成する工程を
含む。これによってワードラインが作られる。
従って基板中に占める面積を最小限とする問題を解決す
るようにしたものである。
[実施例] 第1図は本発明によるdRAMセルの実施例としての1
トランジスタ1キャパシタ型セル構造を示すもので、そ
の動作態様は下記の通りである。
すなわち、キャパシタ12は1ビツトの情報を表わす電
荷を蓄える(たとえば電荷が蓄積されてない状態は論理
Oを表わし、キャパシタのプレート間電位5ボルトに対
応する電荷量が蓄積された状態は、論理1を表わすもの
とする)。この1ビツトの情報は、ゲート16に接続さ
れたワードライン14に電圧を印加してトランジスタ1
8をオンとすることによりアクセスされる(読出し、あ
るいは新しいビットの書込みを行なう)。このトランジ
スタ18がオンとなることにより、キャパシタ12はビ
ットライン20と導通して、読出しまたは書込みが行な
われる。基準電圧源1oの電圧値はビットラウン20に
印加される高電圧および低電の平均値として選定するこ
とにより、キャパシタ12の絶縁体層の両側にかかる電
圧を最小限とする。その際、漏洩M*その他の原因によ
るキャパシタ12の蓄積電荷の消滅分を補償すべく、定
期的に電荷のリフレッシュを行なう必要があり、これが
すなわちダイナミックRAM (dRAM)なる名称の
由来である。
第2図は本発明によるdRAMセルの第1の実施例にお
けるアレイのうち3ワ一ド4ビツト分に相当する部分を
示す平面図で、ビットライン20とこれらビットライン
20と交差するワードライン14との各交点にメモリセ
ル30(一般に点線で示す)を形成させてなるものであ
る。ただしワードライン14は第2図においてビットラ
イン20の下方を通るように形成されており、その様子
は第3図にも図示しである。
上記セル30は第2図において縦方向および横方向に延
在するトレンチの側壁に沿って、基板内部に延びている
。すなわち各セル30は、基板28内のトレンチにより
形成された基板の各ライン交差正方形ポスト部の断面の
四周の側壁上に形成されている。なお第2図において、
縦方向トレンチは横方向トレンチよりもこれを幅広とし
である。
これは必ずしも必要ではないが、後述するようにワード
ライン14の形成を単純化するのに役立つものである。
上記のように側壁面にセル30を配設することにより、
セルキャパシタ12の上方にセルトランジスタ18を積
層させて、アレイ形成面のセル集積度を最大とすること
が可能となる。
すなわち、いま仮にビットラインの線幅を1.0ミクロ
ンとしてその間の間隔を1.0ミクロンとし、かつワー
ドライン14の線幅を2.0ミクロン(トレンチの側壁
上の厚みを0.25ミクロンとすることにより1.5ミ
クロン平方のポスト部28を形成する)として、その間
の間隔を0.25ミクロンとすると、セルの占める面積
は4.5平方ミクロンとなる。
第3図は第2図の[13−3に沿う2個のセル30.3
0’の断面図である。(これらセル30゜30′は互い
に同等の構成としであるので、以下セル30についての
み説明し、第3図にはセル30′のキャパシタ、トラン
ジスタ、ポスト部をそれぞれ12’ 、18’ 、28
’で示しである。)しかして上記セル30はP十型ポリ
シリコンのワードライン14と、タングステンのビット
ライン20と、P型シリコン基板32の一部たる基板ポ
スト部28と、キャパシタの絶縁酸化物層46と、上記
基板ポスト部28中に反転層として形成したキャパシタ
電極領域48と、基準電圧源10(第1図)に接続する
P十型ポリシリコンキャパシタ電極部36(このキャパ
シタ電極部36は前記トレンチの下部空間を充たすこと
により、個々のポスト部28すべての四周を取り囲む、
全体的に一体の格子構造を形成するものであり、必要に
応じてセル3oのアレイ周辺部で上記基準電圧源10と
接続される)と、絶縁酸化物層47と、P十型チャンネ
ルストップ領wt49と、絶縁ゲート酸化物層56と、
N十型ドレーン領[(エビ層)26と、絶縁酸化物層4
0,42.44とからなるものである。
このように構成したセル30のトランジスタ18は、前
記キャパシタ電極領域48の上部によりソース領域を、
前記N十型ドレーン領域26によりドレーンを、前記ワ
ードライン14によりゲートを、前記ポスト部28の表
面領域58によりチャンネルを、前記絶縁ゲート酸化物
層56によりゲート酸化物層を、それぞれ形成している
。かくてこのトランジスタ18は単結晶のチャンネル領
域をもつこととなって、縦方向延在構成としであるのに
もかかわらず良好な特性を示す。このチャンネル領域お
よび上記キャパシタ12は、キャパシタ電極48により
取り囲まれたポスト部28の細い立上り部によっても基
板形成材料からある程度アイソレートされており、この
アイソレーション効果により、アルファ粒子が崩壊する
ことなくキャパシタ12および基板32内部に侵入する
のに必要な角度範囲が狭くなって衝突する確率が低くな
るため、アルファ粒子の衝突に起因するソフトエラーの
発生を制限する利点が得られる。また隣り合う個々のセ
ル間に酸化物層46とポリシリコンW3Bが介在するた
め、これら相隣るセルのキャパシタ12にアルファ粒子
が侵入することによりこれらのセルが短絡することもな
くなる。なお上記のような寸法関係とした場合は、前記
トランジスタ180チヤンネル領域の幅は(上記ポスト
部28の外周で)4ミクロンとなり、以下の記載ではチ
ャンネル領域の長さはこれを1ミクロンとして説明する
前記セル30のキャパシタ12は酸化物層46に対抗配
置された電Ifi48に信号電荷を貯え、これら信号電
荷は前記ポスト部28を取り囲むスリーブ状の領域に分
布することとなる。従ってこれらの信号電荷は、前記酸
化物層47およびP十チャンネルストップ領域49によ
り、相隣るセル内の信号電荷からアイソレートされると
ともに、上述のようにポスト部28の上記立上り部によ
り、基板32からもある程度アイソレートされる。この
アイソレーションにより、クロストークノイズやアルフ
ァ粒子による混乱(ソフトエラー)の発生が制限される
。なお、上記トランジスタ18がポスト部28上で垂直
方向に占める長さが1ミクロン(チャンネル長さか1ミ
クロン)で、該ポスト部28の高さが6ミクロンである
場合には、前記キャパシタ12の電極面積は約30平方
ミクロン(四周の側壁部のそれぞれで縦が5ミクロン、
幅が1.5ミクロン)となる。さらに、ポリシリコン領
域36を前記基準電圧源10(ビットライン20の高電
圧と低電圧の平均値に等しい電圧の供給源)に接続する
ことにより、絶縁層46のピーク電圧値がビットライン
20に印加される電圧の上下幅の2分の1に限定される
。いま代表的な電源電圧Vddを5ボルトとしたとき、
セル3゜の個々の構成要素は基板に対してほぼ次のよう
にバイアスされる。すなわち、ビットライン20および
ドレーン領1426はOボルトとVddボルトとの間で
電圧が上下して論理Oおよび論理1を表わし、ワードラ
イン14はOボルトとVddボルトとの間で電圧が上下
してトランジスタをオフ状態およびオン状態とし、ポリ
シリコン領域36は1/2Vddボルトに設定され、さ
らに電極48は0ボルトとVddボルトとの間で電圧が
上下する。
つぎに上記構成のメモリセル30の製作方法の第1の実
施例につき説明するが、この説明を通して該メモリセル
30の寸法上および材料上の特徴についても明らかにす
る。
(a)  結晶方位を(100)とする抵抗率コないし
2オームCta以下のP型プレーナ基板32に深さ0.
25ミクロンとなるようにヒ素を注入してP十型エビ層
26を形成する。ついでこのエビ層26上にhみs、o
oo人+7)LPGVD (減圧化学蒸着)酸化物層2
7を被着してパターン化した後エッチ処理することによ
り、断面が1.5ミクロン×1.5ミクロンで、基板3
2の面内における一方の方向に0.5ミクロン、他の方
向に0.75ミクロン間隔で分離された正方形のフット
プリントを有するポスト部28形成用マスクを画定する
。ついでこのLPGVD酸化物層27をマスクとして用
いてHCIによるRIE(反応性イオンエツチング)を
行なうことにより、深さが1.5ミクロンとなるように
ポスト部28を形成し、2000人のLPCVD酸化物
層29を被着して側壁を保護した後、異方性エッチ処理
により水平面上の部分を除去する。これらのポスト部2
8には、さらに酸化物層27をマスクとして用いてHC
IによるRIEを施寸ことにより、最終的に深さ6.0
ミクロンとして該ポスト部28を完成させる。かくて得
られた構造の断面図を第4A図に、平面図を第4B図に
それぞれ示す。
(b)  次に、前記ポスト部28の間およびその周囲
のエッチ除去領域の底面にボロンイオンを注入すること
によりチャンネルストップを形成する。
この注入層は浅く形成するため、注入物質が酸化物層2
7に侵入することはない。ついで酸化物層27.29を
除去し、1000℃でアニール処理および酸化物の成長
を行なわせた後、該酸化物層を除去することにより、上
記RIE処理に起因するきずや汚れ等を取り除く。この
ようにして酸化物層を除去した後の断面構造を第5図に
示す。
(c)  つづいて厚みが200人の酸化物層46を9
00℃で水蒸気の雰囲気中で成長させることにより、キ
ャパシタ12の絶縁層を形成する。なおこの場合、該酸
化物層は前記領域49の不純物濃度が比較的高くしであ
るため、酸化物層47の厚みは200Å以上となって、
前記ポリシリコン層36下部に反転層が形成されるのが
防止され、相隣るセルの電極48間で短絡の生ずること
がなくなる点に注意してほしい。第6図参照。
(d)  次に高不純物濃度のポリシリコン層36をL
PCVD法により厚みが5.000人となるように、コ
ンフォーマルに、すなわちFilの起伏形状に従うよう
に被着する。なおこの5,000人という厚みはポスト
部28間の空隙を充填するのに十分な厚みである。つづ
いて前記ポリシリコン!!36を、該ポスト部28の上
面から1−0ミクロン下方にまでエッチバックする。こ
のエッチ停止点はさして重要なものではなく、該停止点
が不正確であってもトランジスタの特性、たとえばその
チャンネル長さに影響が及ぶにすぎない。第7図参照。
(e)  次に前記酸化物層46の露出部を例えば四フ
ッ化シリコン(S i F4)による等方性プラズマエ
ッチ等により除去した後、ゲート酸化物1156を厚み
が150人となるようにポスト部28上で成長させる。
この酸化物層56が成長されるのにともなって、前記ポ
リシリコン層36上に酸化物層40が、また前記領域2
6上に酸化物がそれぞれ形成される。なおこの場合、該
酸化物層40は前記ポリシリコン領域36の不純物濃度
が比較的^くしであるため、その厚みは150人よりも
かなり大きくなる。つづいてN+型ポリシリコン層14
をLPCVD法により厚みが3,000人となるように
、下層の起伏形状に従って被着する。
この厚みは、該n十型ポリシリゴン層14によりポスト
部28間における前記0.5ミクロンの空隙(すなわち
第4B図における縦方向間隔)を満たすのに十分な厚み
であるが、ポスト部28間における前記0.75ミクロ
ンの空隙(すなわち第4B図における横方向間隔)を満
たすのには十分でない。かくて得られた構造を該0.7
5ミクロンの間隔方向に沿って示したものが第8図であ
る。
(f)  ついでポリシリコン層14に異方性プラズマ
エッチ処理を行なって該ポリシリコン14の水平部を除
去し、ポスト部28側壁上のポリシリコン層14が前記
0.75ミクロン方向に隣接するポスト部28上のポリ
シリコン層14から分離され、しかも前記0.5ミクロ
ン方向に隣接するポスト部28上のポリシリコン層14
と接続状態を維持するように残して、ワードライン14
が形成されることとなる。第9A図および第9B図はこ
のようにして得られた0、75ミクロン方向および0.
5ミクロン方向の構造を示すものである。
(g)  ついでLPCVD法により厚み5.000人
の酸化物層を下層の起伏に従って被着する。これにより
相隣るワードライン14および酸化物層44間に酸化物
層42を形成して、ビットライン20が絶縁されること
となる。最後に酸化物層44をパターン化してエッヂす
ることにより、N+型領iii!26に達するコンタク
トホール45を開口させ、しかる後タングステン層を厚
み5.000人となるように被着してパターン化、エッ
チ処理することにより、ビットライン2oを形成する。
第3図はこのようにして完成したセル30を示したもの
である。
次に本発明によるメモリセルの第2の実施例につき説明
する。この第2の実施例が前述の第1の実施例と異なる
主たる相違点は、個々のポスト部間にあってキャパシタ
12の電極部をそれぞれ形成するポリシリコン領域を基
板32と直接結合させたことにあり、これにより結果的
に前記基準電圧源10(第1図)が基板32に対して接
地レベルとなる。第10図は第3図と同様、セル130
゜130′を示す断面図で、前述のセル3oの場合と同
じ符号はそれぞれ同等の構成要素を示すものである。図
示のセル130はP+ポリシリコンのワードライン14
と、アルミニウムのビットライン20と、P型シリコン
基板32の一部たる基板ポスト部128と(このポスト
部128は前述のセル30におけるポスト部28とは対
照的に、その上部の断面積が下部の断面積よりも小さく
なっており、このためセル30にくらべてワードライン
14を形成するのに使用可能の余地が大きくなって、よ
り緊密な集積が可能となる)、キャパシタの絶縁酸化物
層46と、N十型キャパシタ電極領域148と、基板3
2に結合するP型ポリシリコンキャパシタ電橋部136
と、ゲート酸化物層56と、N十型ドレーン領域26と
、絶縁酸化物層40.42.44とからなるものである
このように構成したセル130のトランジスタ18は、
前記キャパシタ電極領域148の上部によりソース領域
を、前記N十型ドレーン領域26によりドレーンを、前
記ワードライン14によりゲートを、前記ポスト部12
8の表面領域158によりチャンネルを、前記絶縁ゲー
ト酸化物層56によりゲート酸化物層を、それぞれ形成
している。かくてこのトランジスタ18は前記セル30
のトランジスタ18と同等の特性をもつこととなる。
一方、前記セル130のキャパシタ12は酸化物層46
に対抗配置された電極148と、この電橋領域148と
前記ポスト部12′8との間の逆バイアスされた接合部
に信号電荷を貯え、従ってこれらの信号電荷も前記セル
30の場合と同様、ある程度アイソレートされることと
なる。
つぎに上記構成のメモリセル130の製作方法を本発明
による方法の第2の実施例につき説明するが、この説明
を通して該メモリセル130の寸法上および材料上の特
徴についても明らかにする。
(a)  結晶方位を(100)とする抵抗率コないし
2オーム1以下のP型プレーナ基板32に深さ0.25
ミクロンとなるようにヒ素を注入してP+型11層26
を形成する。ついでこのエビ層26上に厚み8,000
人のLPGVDII!化物層27を被着してパターン化
した後エッチ処理することにより、断面が1.0ミクロ
ン×1.0ミクロンで、基板32の面内における一方の
方向に0.5ミクロン、他の方向に0.75ミクロンの
間隔でそれぞれ分離された正方形のフットプリントを有
するポスト部128形成用マスクを画定する。ついでこ
の酸化物層27をマスクとして用いてHCIによるRI
Eを行なうことにより、深さが1.5ミクロンとなるよ
うにポスト部128を形成し、厚みが0.15ミクロン
となるように保護酸化物層を下層の起伏に従って被着し
て側壁を保護した後、該保護酸化物層29に異方性エッ
チ処理を施して基板32を露出させる。つづいて前記酸
化物層27およびこの保護酸化物層をマスクとして用い
てさらにHCIによるRIEを行なうことにより、深さ
が6.0ミクロンとなるようにポスト部128を形成す
る。このようにして形成したポスト部128の下部は、
該ポスト部の断面が1.0ミクロン×1.0ミクロンの
部分の垂直側壁部上にさらに厚みが0.15ミクロンの
酸化物層が形成されるため、1.3ミクロン×1.3ミ
クロンの正方形のフットプリントを有することとなる。
かくてPOCl3を850℃で拡散させることにより、
ポスト部128の下部および基板32の露出部に不純物
を導入する。ついでLPGVD保Ill化物層を被着し
て異方性エッチ処理を施すことにより基板32を露出さ
せ、この保護酸化物層等をマスクとして用いてRIEを
施すことにより、さらに0.25ミクロン掘り下げて基
板32の不純物導入部を除去してキャパシタの電極14
8を形成し、しかる後、酸化物層を除去する。かくて2
段階に分けて形成されたポスト部128の平面図を第1
1図に示す。この第11図において、128Aはポスト
部128の上部の外周面を、また128Bは該ポスト部
の下部の外周面をそれぞれ示すものである。
(b)  次にアニール処理および酸化物の成長を行な
わせた後、該酸化物層を除去することにより、上記RI
E処理に起因するきすや汚れ等を取り除く。つづいて厚
み200人の酸化物層46を成長させることにより、キ
ャパシタ12の絶縁層を形成する。さらに低圧SiF4
等による異方性酸化物プラズマエッチを行なって、ポス
ト部128間の酸化物層46の一部(基板32の面に対
して水平な部分)を除去する。この場合、該酸化物層は
厚みが小さいため当該エッチ処理は浅いエッチであり、
ポスト部128の側壁上の酸化物層の一部を言うことは
ない。次に高不純物濃度のポリシリコン層136をLP
CVD法により厚みが4,000人となるように、下層
の起伏形状に従って被着する。この4.000人という
厚みはポスト部128の下部間の空隙を充填するのに十
分な厚みであり、かくて基板32との接続部を形成する
ついで前記ポリシリコン層136を前記領域148の上
面から下方に(ずなわちポスト部128の肩部下方にま
で)エッチバックする。このエッチ停止点はさして重要
なものではなく、該停止点が不正確であってもトランジ
スタの特性、たとえばそのゲート、ソース間の容量に影
響が及ぶにすぎない。
(c)  次に前記酸化物tii48の露出部を例えば
S i F 4による等方性プラズマエッチ等により除
去した後、ゲート酸化物層56を厚みが150Aと′な
るように、ポスト部128の上部に成長させる。この酸
化物層56が成長されるのにともなって、前記ポリシリ
コン層36上に酸化物層40が、また前記領域26上に
酸化物がそれぞれ形成される。つづいてN十型ポリシリ
コン[f14をLPCVD法により厚みが3.000人
となるように、下層の起伏形状に従って被着する。なお
この厚みは、該ポリシリコン層14によりポスト部28
の上部間における前記0.50ミクロンの空隙(すなわ
ち第11図における縦方向間隔)を満たすのに十分な厚
みであるが、前記0.75ミクロンの空隙(すなわち第
11図における横方向間隔)を満たすのには十分でない
(d)  前記ポリシリコン層14に異方性プラズマエ
ッチ処理および0.25ミクロンのオーバーエッチ処理
を行なって該ポリシリコンの水平部を除去し、ポスト部
128上部の側壁上のポリシリコン層14のうち上部の
0.25ミクロンの部分以外の部分を残してこれが前記
0.75ミクロン方向に隣接するポスト部128上のポ
リシリコン層14からは絶縁され、しかも前記0.5ミ
クロン方向に隣接するポスト部28上のポリシリコン層
14とは接続状態を維持するようにし、かくてワードラ
イン14が形成されることとなる。
(e)ライでLPCVD法により厚み5.0OOAの酸
化物層を下層の起伏に従って被着する。これにより相隣
るワードライン14および酸化物N44間に酸化物層4
2を形成して、ビットライン20が絶縁されることとな
る。最後に酸化物層44をプレーナ化してN十型領域2
6に達するまでエッチした後、アルミニウム層を厚み5
.000人となるように被着して、パターン化、かつエ
ッチ処理することにより、ビットライン20を形成する
。第10図はこのようにして完成したセル130を示し
たものである。
以上本発明によるセルやアレイ、およびその製作方法の
実施例につぎ説明してきたが、トレンチによって互いに
分割された個々のセルのキャパシタによる信号電荷の蓄
積やトランジスタのオンオフ機能が阻害されない限り、
記載の実施例はこれをいろいろに変形することが可能で
ある。そのような変形例としては、たとえば下記のよう
なものがある。
すなわちまず、ポスト部は必ずしもそのフットプリント
を正方形とする必要はなく、その断面形状としてはこれ
を円形、六角形、任意の凸形等各種適宜の形状とするこ
とが可能である。同様にポスト部は必ずしもこれを垂直
とする必要はなく、たとえば側壁の一部を横方向に膨ま
せたり、全体的にテーバ状としたり、段差を有するもの
とじたり、あるいはその他の斜面としたりする等、形成
可能のものならばどのような形状としてもよい。
またこれらポスト部の各種形状や11部の各種構成に加
えて、基板上のポスト部の配列はこれを記載の実施例に
おけるように行方向および列方向に配列するほかに、極
端な場合にはこれを無作為に分散させる等、他に各種の
配列パターンを用いるようにしてもよい。こうした各種
のポスト部配列は、プロセス上の便宜を考慮し、あるい
は基板上に上記以外のデバイスを用いるような場合に必
要となるものである。またワードラインは、ビットライ
ンの上方でワードラインに垂直方向に結合させたり、あ
るいは個々のポスト部を画定するトレンチにラインを形
成すること等により、該ワードラインをトランジスタの
ゲートと分離して形成するようにしてもよい。ざらにポ
スト部の各種寸法(深さや断面積、直径等)もこれをい
ろいろに変更することが可能であるが、ただし実際には
これらは要求される容量や、プロセスを軽便に行なうた
めの条件、基板の占有面積等を考慮した妥協値として選
定される。この場合要求される容量値は、リフレッシュ
タイムやトランジスタの漏洩電流、電源電圧、ソフトエ
ラーに対する余裕度、キャパシタの漏洩電流等により定
まるものであることは言うまでもない。さらに前記第1
および第2の実施例の各工程上の特徴はこれを互いに混
用して、例えば第2の実施例においてワードラインのオ
ーバーエツチングを行なうことにより平坦なビットライ
ンがポスト部の上面に接触させたり、あるいはポスト部
を2段構造としたが、これを第1の実施例のキャパシタ
の基準電圧側電極に用いることも可能である。
さらに前記キャパシタの絶縁層に用いる物質は、これを
酸化物または窒化物、あるいは酸化物と窒化物の組合せ
からなる積層構造または酸化物、窒化物および酸化物の
組合せからなる積層構造等とすることができる。また、
酸化物としてはこれを各種の雰囲気中における熱Ii長
法や、LPCVD法やプラズマ法による蒸着等を用いて
形成することができる。ざらにこの絶縁層の厚みは、要
求される容量や、降伏電圧値、絶縁体の信頼性、プロセ
スを軽便に行なうための条件等を考慮した妥協値として
選定されるが、この値も広い範囲にわたってこれを変更
することかできる。なお、セルおよびアレイをシリコン
以外の半導体物質(たとえばガリウムひ素、アルミニウ
ムガリウムひ素、テルル化水銀カドミウム、ゲルマニウ
ム、燐化インジウム等)とする場合は、当該キャパシタ
の絶縁層もこれにそれぞれ準する物質とすることとする
またポリシリコンの代りに再結晶アモルファスシリコン
を使用することも可能であり、その場合の再結晶化はエ
ネルギービーム法またはアニーリング等によって行なう
ようにしてもよい。さらに高濃度ポリシリコンによるキ
ャパシタ電極はこれをP十型またはN十型ポリシリコン
、あるいはその他の1111性物質としてもよい。
さらに前記トランジスタはそのスレショルド電圧を調節
する(このためには例えば記載の実施例の場合、ゲート
酸化物層を成長させる直前に浅い拡散またはイオン注入
を行なう)ことにより、該トランジスタをいろいろのス
レショルド電圧で動作しつるように形成させることが可
能であり、またそのようなトランジスタはこれをPチャ
ンネル型デバイスとしてもNチャンネル型デバイスとし
てもよく、あるいは反転モードで動作するようにしても
蓄積モードで動作するようにしてもよい。
ざらにこのトランジスタはその不純物濃度レベルや不純
物源として用いる物質はこれらを各種変更して、当該ト
ランジスタの特性を変更させることができる。ただしト
ランジスタのチャンネル長およびチャンネル幅はこれを
広縫囲で変化させることができ、チャンネル幅はほぼポ
スト部の外周寸法により定まる。
さらに本発明によるセルはこれを記載の実施例のような
アレイのほかに各種のアレイに適用することが可能であ
る。
[発明の効果] 以上のように、本発明はdRAMセルおよびこれらセル
からなるアレイ、ならびに該セルおよびアレイの製作方
法を提供するもので、これらセルは基板から突出するポ
スト28,128の側壁上に形成され、ワードライン1
4およびビットライン20を行および列方向に配設して
なるものである。このセルは1トランジスタ1キャパシ
タセルであって、トランジスタはこれを電界効果トラン
ジスタとしてその電流の流れる方向がビットラインから
垂直に電荷蓄積キャパシタに向かうようにこれを形成す
る。基板32はシリコンとし、上記トランジスタのゲー
トを形成する物質はこれを十分に厚く蒸着することによ
り、相隣るゲートが互いに接触してワードラインを形成
するようにする。
かくて本発明によるセルや、これらセルを用いて構成さ
れるアレイ、さらに該はルを製作する方法は、セルによ
る基板の占有面積が小さく、標準的なプロセス技法を用
いて製作することができ、蓄積1荷やトランジスタのチ
ャンネルが基板からある程度絶縁され、トランジスタの
特性が良好で、セル自体の特性にも例えばキャパシタの
基準電圧側電極に非接地接続部を用いることが可能であ
る等、フレキシビリティに富むものであるなど各種の効
果がある。こうした効果により、セルの集積度を高め、
ノイズやアルファ粒子(ソフトエラー)に対する余裕度
を向上させ、さらにプロセスフローの経済性を高める等
の利点が得られることとなる。
以上の説明に関連してさらに以下の項を開示する。
(1)  実質的にプレーナ構造をもつ半導体基板に形
成したメモリセルにおいて、 (a)前記基板、ヒに形成したポストの側壁に形成した
キャパシタと、 (b)該側壁上に形成した電界効果トランジスタとから
なることを特徴とするメモリセル。
(2) (a)前記キャパシタはこれを主として前記ポ
スト部の基部に形成し、 (b)前記トランジスタのチャンネル領域はこれを主と
して前記基部から遠いポスト部に形成するとともに、そ
のチャンネルの伝導方向が前記ポスト部の軸方向に実質
的に沿うようにした第1項に記載のメモリセル。
(3) (a) 前記ポスト部は前記基板に対して実質
的に垂直の側壁を有し、これらの側壁を1個またはそれ
以上のセグメントに配列してこれらセグメントを水平方
向において互いにずらせるようにした第2項に記載のメ
モリセル。
(4) (a)前記キャパシタは前記側壁の1領域によ
り形成した第1の電極と、この領域上の層により形成し
た絶縁層と、前記絶縁層と隣接するようにして前記基板
に被着した第2の電極からなり、(b)前記トランジス
タのゲートは前記ポスト部および前記半導体物質上に被
着しかつこれらから絶縁した導電性物質からなることと
した第2項に記載のメモリセル。
(5) (a) tti記キャパシタは前記側壁の1領
域により形成した第1の電極と、この領域上の層により
形成した絶縁層と、前記絶縁層上に被着しかつ前記基板
から絶縁した第1の導電性物質により形成した第2の電
極とからなり、 (b) *記トランジスタのゲートは前記ポスト部およ
び前記第1の導電性物質上に被着しかっこれらから絶縁
した第2の導電性物質からなることとした第2項に記載
のメモリセル。
(6) (a)前記トランジスタのチャンネルおよび前
記トランジスタのゲートはいずれも前記ポスト部を取り
囲むようにこれを形成した第2項に記載のメモリセル。
(7)  実質的にプレーナ構造をもつ基板に形成した
メモリセルにおいて、 (a)前記基板上に形成した複数本の平行な第1のI!
導電ライン、 (b)前記第1の導電ラインと交叉しかつこれから絶縁
した複数本の平行な第2の導電ラインと、(c)前記交
叉点のそれぞれに形成した複数のセルとからなり、これ
らセルの各々は、(i)前記交叉点の各々において前記
基板上の側壁に位置し、(11)さらに各セルは前記基
板の前記基板の近傍における側壁の一部に形成したキャ
パシタと、(iii)ソースが前記キャパシタの両電極
の一方と接続され、ゲートが前記第2の導電ラインのう
ちの1本と接続され、前記電極の他方の電極が前記基板
と接続された電界効果トランジスタを有するようにした
ことを特徴とするメモリセルアレイ。
(8) (a)前記ポスト部上において前記トランジス
タのゲートは第1の方向で前記ワードラインと当接して
該第1の方向に該ワードラインを形成するようにした第
7項に記載のメモリセルアレイ。
(9) (a)前記ビットラインは前記基板に対して前
記ポスト部の上面上方に位置して該ポスト部上面に結合
する垂直の結合部を介して前記トランジスタと接続する
ようにした第8項に記載のメモリレルアレイ。
(10)前記キャパシタは前記側壁中に形成して前記ポ
スト部を取り囲むようにした第1の電極と、該ポスト部
の周辺に被着されて前記基板と結合した第2の電極とを
有することとした第8項に記載のメモリセルアレイ。
(11)半導体基板に形成したトレンチメモリセルに1
トランジスタ1キャパシタを製作する方法において、 (a)前記基板から突出し、前記基板形成物質と同一の
物質で形成されかつ前記ポスト部のうち該基板に隣接す
る部分および該基板と離れた部分において不純物の導入
により該基板の導電型と逆の導電型としたポスト部を形
成する工程と、(b)前記基板に隣接する不純物導入部
分上に絶縁層を形成した後、該絶縁層上に前記基板の導
電型と同一の導電型に不純物を導入した半導体物質を被
着して前記基板と結合させることにより、前記ポスト部
の基部にキャパシタを形成する工程と、 (c)前記不純物導入部間において前記ポスト部上にゲ
ート絶縁層を被着した後、該ゲート絶縁層上に導電性ゲ
ート材料を被着することにより、前記ポスト部のうち前
記基板から遠い方の部分にトランジスタを形成するよう
にしたことを特徴とする1トランジスタ1キャパシタ製
作方法。
(12)(a)前記導電性ゲート材料はこれを十分厚く
被着することにより、前記基板上の第1の方向において
隣接するポスト部の対応する導電性ゲート材料と結合さ
せて接触側の導電性ゲート材料からワードラインを形成
する一方、前記導電性ゲート材料はこれを十分厚く被着
することにより前記第1の方向と異る方向において隣接
するポスト部の対応する導電性ゲート材料とは結合しな
いようにした第11項に記載の1トランジスタ1キャパ
シタ製作方法。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるdRAMセルの等価回路を示す概
略図、第2図は該セルを用いたセルアレイのうち3ワ一
ド4ビツト分に相当する部分を示す平面図、第3図は本
発明によるdRAMセルの第1の実施例を構成する一対
のヒルを示す断面図、第4A図および第4B図はこの第
1の実施例によるdRAMを本発明によるセル製作方法
の第1の実施例により製作する場合の最初の工程を示す
断面図、第5図は第4A図および第4B図に示す工程に
引き続く工程を示す断面図、第6図は第5図に示す工程
に引き続く工程を示す断面図、第7図は第6図に示す工
程に引き続く工程を示す断面図、第8図は第7図に示す
工程に引き続く工程を示す断面図、第9A図および第9
B図は第8図に示す工程に引き続く工程を示す断面図、
第10図は本発明によるdRAMセルの第2の実施例を
構成する一対のセルを示す断面図、第11図は該セルを
用いたセルアレイを示す平面図である。 10・・・基準電圧源、 12・・・キャパシタ、 14・・・ワードライン、 16・・・ゲート、 18・・・トランジスタ、 20・・・ビットライン、 26・・・ドレーン領域(エビ層)、 28.128・・・ポスト部、 30.30’ 、130.130’ ・・・メモリセル
、32・・・基板、 36.48,136.148・・・キャパシタの電極、 40.42.44・・・絶縁酸化物層、44・・・チャ
ンネル、 46・・・キャパシタの絶縁酸化物層、56・・・ゲー
ト酸化物層。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)実質的にプレーナ構造をもつ半導体基板に形成し
    たメモリセルにおいて、 (a)前記基板上に形成したポストの側壁に形成したキ
    ャパシタと、 (b)該側壁上に形成した電界効果トランジスタとから
    なることを特徴とするメモリセル。
  2. (2)実質的にプレーナ構造をもつ基板に形成したメモ
    リセルにおいて、 (a)前記基板上に形成した複数本の平行な第1の導電
    ラインと、 (b)前記第1の導電ラインと交叉しかつこれから絶縁
    された複数本の平行な第2の導電ラインと、(c)前記
    交叉点のそれぞれに形成した複数のセルとからなり、こ
    れらセルの各々は、(i)前記交叉点の各々において前
    記基板上の側壁に位置し、(ii)さらに各セルは前記
    基板の前記基板の近傍における側壁の一部に形成したキ
    ャパシタと、(iii)ソースが前記キャパシタの両電
    極の一方と接続され、ゲートが前記第2の導電ラインの
    うちの1本と接続され、前記電極の他方の電極が前記基
    板と接続された電界効果トランジスタを有するようにし
    たことを特徴とするメモリセルアレイ。
  3. (3)半導体基板に形成したトレンチメモリセルに1ト
    ランジスタ1キャパシタを製作する方法において、 (a)前記基板から突出し、前記基板形成物質と同一の
    物質で形成されかつ前記ポスト部のうち該基板に隣接す
    る部分および該基板と離れた部分において不純物の導入
    により該基板の導電型と逆の導電型としたポスト部を形
    成する工程と、 (b)前記基板に隣接する不純物導入部分上に絶縁層を
    形成した後、該絶縁層上に前記基板の導電型と同一の導
    電型に不純物を導入した半導体物質を被着して前記基板
    と結合させることにより、前記ポスト部の基部にキャパ
    シタを形成する工程と、(c)前記不純物導入部間にお
    いて前記ポスト部上にゲート絶縁層を被着した後、該ゲ
    ート絶縁層上に導電性ゲート材料を被着することにより
    、前記ポスト部のうち前記基板から遠い方の部分にトラ
    ンジスタを形成するようにしたことを特徴とする1トラ
    ンジスタ1キャパシタ製作方法。
JP61042798A 1985-02-28 1986-02-27 Dramセルおよびそのメモリセルアレイならびにその製作方法 Expired - Fee Related JPH0783058B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US70680985A 1985-02-28 1985-02-28
US706809 2000-11-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61280653A true JPS61280653A (ja) 1986-12-11
JPH0783058B2 JPH0783058B2 (ja) 1995-09-06

Family

ID=24839136

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61042798A Expired - Fee Related JPH0783058B2 (ja) 1985-02-28 1986-02-27 Dramセルおよびそのメモリセルアレイならびにその製作方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0783058B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62219660A (ja) * 1986-03-20 1987-09-26 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 半導体装置およびその製造方法
JPS6425463A (en) * 1987-07-21 1989-01-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd Semiconductor memory cell
JPH01235268A (ja) * 1988-03-15 1989-09-20 Toshiba Corp 半導体記憶装置およびその製造方法
WO2023245711A1 (zh) * 2022-06-21 2023-12-28 长鑫存储技术有限公司 半导体结构及其制作方法、存储器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52141590A (en) * 1976-05-21 1977-11-25 Hitachi Ltd Semiconductor memory cell

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52141590A (en) * 1976-05-21 1977-11-25 Hitachi Ltd Semiconductor memory cell

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62219660A (ja) * 1986-03-20 1987-09-26 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 半導体装置およびその製造方法
JPS6425463A (en) * 1987-07-21 1989-01-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd Semiconductor memory cell
JPH01235268A (ja) * 1988-03-15 1989-09-20 Toshiba Corp 半導体記憶装置およびその製造方法
WO2023245711A1 (zh) * 2022-06-21 2023-12-28 长鑫存储技术有限公司 半导体结构及其制作方法、存储器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0783058B2 (ja) 1995-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4673962A (en) Vertical DRAM cell and method
US4713678A (en) dRAM cell and method
US4683486A (en) dRAM cell and array
KR910009786B1 (ko) 반도체 메모리장치 및 제법
JP2673952B2 (ja) メモリセル製造方法
KR100232393B1 (ko) 반도체 기억장치 및 그의 제조방법
JPS63122162A (ja) メモリ・アレイ
JP2002222873A (ja) 改良たて型mosfet
JP2510048B2 (ja) ダブルトレンチ半導体メモリ及びその製造方法
US6414347B1 (en) Vertical MOSFET
US4890145A (en) dRAM cell and array
JPS61185965A (ja) メモリセルおよびその製法
JPS61174670A (ja) Dramセルおよびその製作方法
JP2524002B2 (ja) 垂直構造を有するバイポ―ラ形ダイナミックramを製造する方法およびそのダイナミックramの構造
JPH0642534B2 (ja) 基板に延びている壁にコンタクトを形成する方法
JPH0612805B2 (ja) 半導体記憶装置の製造方法
JPS61280653A (ja) Dramセルおよびそのメモリセルアレイならびにその製作方法
JP2509177B2 (ja) メモリセル
JP3070537B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPS61198772A (ja) メモリセル・アレイ
JPS61107768A (ja) 半導体記憶装置
JPS627153A (ja) 半導体メモリ
JP2760979B2 (ja) 半導体記憶装置およびその製造方法
JPS61255056A (ja) 半導体メモリ
JP2906875B2 (ja) 半導体メモリセル及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees