JPS6118550Y2 - - Google Patents

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JPS6118550Y2
JPS6118550Y2 JP18036281U JP18036281U JPS6118550Y2 JP S6118550 Y2 JPS6118550 Y2 JP S6118550Y2 JP 18036281 U JP18036281 U JP 18036281U JP 18036281 U JP18036281 U JP 18036281U JP S6118550 Y2 JPS6118550 Y2 JP S6118550Y2
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JP
Japan
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koto
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JP18036281U
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JPS5888292U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、琴から発生する低音域の音を拡大
する琴の拡音装置に関するものである。
一般に琴は、弦を弾くと高音域の音が第1図に
示す琴1の上面である槽2の振動によつて発生
し、低音域の音が琴1の下面である竜背3の振動
によつて発生する。そしてこの低音域の音は、竜
背3に音穴4および竜〓5が設けられているが、
良く出なかつた。また木枠の上に琴を載置して、
演奏者が立つた状態で演奏するとき等、その木枠
の構造の影響を受けて極端に低音域の音が出なく
なる等の欠点があつた。
この考案は、竜背の振動によつて発生する低音
域の音を拡大して上記欠点を除去することのでき
る琴の拡音装置を提供することを目的とするもの
である。
以下図面に基づいてこの考案の実施例について
説明する。
第2,3図に示す拡音箱11は、下面に4本の
足12を有し、かつ上面の一端部にふくらみ部1
3を有している底板14と、この底板14の一側
に音を反射させるために取り付けられている一側
板15と、底板14の前縁および後縁に取り付け
られる前板16および後板17と、この前板16
および後板17と一側板との上部に取り付けら
れ、かつ一端に切欠部18を有している天板19
と、開口形成部材21とから構成されている。
天板19は、第3図に示すように平板状の板で
構成され、その一端部に琴の巾とほぼ同じ巾の切
欠部18が形成されている。
開口形成部材20は、第3図に示すように基部
21の下部に突出板22がやや下向きに、かつ水
平方向に突出して一体的に設けられて構成されて
いる。
そして第2,3図に示すように基部21と天板
19の切欠部18とによつて案内口23が、また
突出板21によつて案内路24が、また基部21
とふくらみ部13と前板16および後板17とに
よつて音響開放口25が形成されるように開口形
成部材20が前板16および後板17の上端部に
取り付けられている。
台座26は、第3図に示すように底面が平坦に
形成され、上面が琴の外形に合せた円弧状の曲面
に形成されて構成されている。
そして台座26の上面に第2,3図に示すよう
に琴1の竜背2の中央部を載置して図示しないボ
ルトで着脱自在に固定し、琴1の竜尾6側の端部
が案内口23に半分ほど入る様に台座26を天板
19の上面に載置して図示しないネジで着脱自在
に固定する。
次に上記から構成されるこの考案の作用につい
て説明する。
台座26の上面に固定された琴1の弦8を弾く
と、竜背3の中央部が台座で固定されているので
竜背3の中央部を中心にして竜頭7および竜尾6
が最も強く上下振動をして、竜背3から低音域の
音が発生する。そして竜尾6側の端部が第3図に
示すように半分ほど案内口23に入つているの
で、最も強く振動する竜尾6側の竜背3から発生
する低音域の音が案内路24aを通つて一側板1
5に到達し、この一側板15で反射し、さらに案
内路24bを通つて音響開放口25から前方(第
2,3図において左方向)に放出され、この結集
低音域の音が拡大されることになる。
またこのとき、琴1の音穴4を閉塞すると、琴
内部の振動変形による空気流も加わることになる
ので、低音域の音を一層大きく音響開放口25か
ら放出することができる。
以上のようにこの考案は、音を案内する案内口
を有している天板と音を反射する一側板と音を放
出する音響開放口を有している他側板等とから形
成され、かつ前記案内口に入つた音を前記音響開
放口に案内する案内路を有している拡音箱の前記
天板の上面に、琴をその竜背の一端部の面を前記
案内口に臨ませて前記琴の竜背の中央部に設けら
れる台座を介して設置したものであるから、最も
強く振動する竜額側又は竜尾側の竜背から発生す
る低音域の音が拡音箱の案内口および案内路を介
して音響開放口から一方向に放出されるので低音
域の音が拡大される。このため琴の音域特性が改
善され、また琴を拡音箱の上に台座を介して載置
するため、演奏者が立つて演奏する際に、拡音箱
の下に設ける足や木枠の構造の影響を受けないの
で、常に一様な低音域の音を発生することができ
る等の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、琴を裏返した概略斜視図、第2図は
この考案の実施例の斜視図、第3図は第2図の
−線による断面図である。 1……琴、3……竜背、11……拡音箱、15
……一側板、19……天板、20……開口形成部
材、23……案内口、24……案内路、25……
音響開放口、26……台座。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 音を案内する案内口を有している天板と音を反
    射する一側板と音を放出する音響開放口を有して
    いる他側板等とから形成され、かつ前記案内口に
    入つた音を前記音響開放口に案内する案内路を有
    している拡音箱の前記天板の上面に、琴をその竜
    背の一端部の面を前記案内口に臨ませて前記琴の
    竜背の中央部に設けられる台座を介して設置した
    ことを特徴とする琴の拡音装置。
JP18036281U 1981-12-03 1981-12-03 琴の拡音装置 Granted JPS5888292U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18036281U JPS5888292U (ja) 1981-12-03 1981-12-03 琴の拡音装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18036281U JPS5888292U (ja) 1981-12-03 1981-12-03 琴の拡音装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5888292U JPS5888292U (ja) 1983-06-15
JPS6118550Y2 true JPS6118550Y2 (ja) 1986-06-05

Family

ID=29976887

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18036281U Granted JPS5888292U (ja) 1981-12-03 1981-12-03 琴の拡音装置

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JP (1) JPS5888292U (ja)

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Publication number Publication date
JPS5888292U (ja) 1983-06-15

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