JPH0248875Y2 - - Google Patents

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JPH0248875Y2
JPH0248875Y2 JP1985027487U JP2748785U JPH0248875Y2 JP H0248875 Y2 JPH0248875 Y2 JP H0248875Y2 JP 1985027487 U JP1985027487 U JP 1985027487U JP 2748785 U JP2748785 U JP 2748785U JP H0248875 Y2 JPH0248875 Y2 JP H0248875Y2
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diaphragm
sound
string
guitar
resonator body
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、ギターの音量増幅構造に関するもの
である。
(ロ) 従来の技術 従来、響孔を有するギター、ウクレレ、マンド
リン等のギターは、音量を増幅する方法として、
共鳴箱の内容積を大きくしたり、あるいは、共鳴
棒(力木)を内部に補強して、音を大きくする工
夫がなされていた。
(ハ) 考案が解決しようとする課題 これまで、ギターの音の音量を増幅として、箱
(共鳴胴)の内部での音の反射をよくすること、
あるいは、共鳴箱の内部で発生した音を効率よ
く、響孔から出すこと等が考えられ、それぞれ、
力木の補強や、相対性サウンドホール式ギター、
あるいは響孔に取付けられたラツパ型の口等の構
造のギターが案出された。
この考案が解決しようとする課題は、従来のも
のよりも、もつと音の反射を良くし、音を効率よ
く響孔から出すことが出来るようにするには、ど
のような手段を講じればよいかという点にある。
(ニ) 課題を解決するための手段 本考案では、音響孔を有するギターの共鳴胴の
天井板表面に、弦受を介して弦を張設してなるギ
ターにおいて、共鳴胴の内部天井板に、ブラケツ
トを介して長手平板状とした振動板の基端部を取
付けて、同振動板を振動可能に構成し、しかも、
同振動板の先端部を、音響孔の近傍に向けた状態
で配設すると共に、同振動板の先端部で音響孔を
閉塞しないように伸延したことを特徴とするギタ
ーの音量増幅構造を提供せんとするものである。
また、共鳴胴の内部天井板において、弦受の裏
面に、ブラケツトを介して振動板を取付け、弦受
の振動を振動板に伝達させるように構成したこと
を特徴とする。
(ホ) 作用 本考案では、ギターの演奏を行う際に、同ギタ
ーの弦を弾くと、弦の振動によつて共鳴胴が共鳴
して、共鳴胴の音響孔より音(振動波)として発
生し、しかも、共鳴胴の共鳴によつて発生した振
動波が同共鳴胴内の振動板をも振動させて、さら
に振動波が増幅されることにより、音響孔からの
音量を増幅させる。
即ち、弦を弾いた際には、音響孔の付近に激し
い振動波が発生し、この振動波によつて音響孔の
近傍に向けて破設した振動板を揺り動かして振動
板を振動させる。
さらに、振動板の団扇のような作動にともなつ
て、振動波をあおることとなり、残響音の発生を
容易に行うことができる。
従つて、本考案によれば、共鳴胴内の振動板が
団扇の役目として音をあおりたてることによつて
音響孔より出る音の残響音がより長く生じて、長
い時間響き、その音が遠くに達すると共に、この
残響音によりビブラートや上、下降のスラー等の
特殊技巧の演奏をより巧みに行えることができ
る。
また、特に、弦の振動が共鳴胴の表面の弦受か
ら天井板を介してブラケツトより振動板に伝達さ
れて、振動板が振動し、上記の共鳴による振動と
の相乗効果によつて音響孔より出る音を増幅させ
ることができる。
また、この振動板は、音響孔に向けて配設され
ている為に、振動板が振動した際に、音響孔より
容易に音を放出することができ、さらに、音響孔
を閉塞していない構造である為に、同孔からの音
の放出を円滑に行うことができるものである。
このように、弦と振動板とが連動性をもつてお
り、例えば弦を強く弾くと、振動板はそれに呼応
して激しく揺れ、弦を弱く弾くと、振動板は弱く
揺れ、一方、弾いていた弦を急に止めると、振動
板もぴたりと止まる。
故にこの法則を利用して、振動板の動きを、訓
練づけておくと、最終的には、奏者の意のままに
振動板が動くことになり、演奏をよりダイナミツ
クにする時は強く、より繊細にする時は弱く弾
き、演奏される音も飛躍的に拡大する。
(ヘ) 実施例 本考案の実施例を図面にもとづき詳説すれば、
ギターAを示し、同ギターAは、瓢箪型に形成し
た箱状の共鳴胴1にネツク部2を延設している。
また、共鳴胴1の天井板3には、音響孔4を穿
設し、同ネツク部2から共鳴天井板3上側面に弦
5を張設させて、同弦5を、弦受6を介して天井
板3に連結せしめて、同弦5を弾けば、同弦受6
より、弦5の振動が共鳴胴1天井板3に伝達し
て、同共鳴胴1内で弦5の振動を共鳴効果により
一定の音量に変化せしめて音響孔4より発生する
ものであり、同ネツク部2を指で押えることによ
り音階を構成するものである。
箱状の共鳴胴1内部には硬質木材、又は金属、
合成樹脂素材の板体及び竹類等にて形成された振
動体7を設けて一定の弦の作用を同共鳴胴により
発生する音響を更に増幅せしめるように構成され
ている。
同共鳴胴1天井板3内側面3−1にはブラケツ
ト8を介して同振動体7を連設すると共に、同振
動体7が振動しても共鳴胴1周囲面に接触しない
ように位置せしめて、また音響孔4を同振動体7
が覆い音響を遮断しないように設け、同孔4から
発生する音響に支障とならない位置に構成されて
いる。
すなわち、同振動体7は幅員とした長手状に形
成し、同作動体の中途部をブラケツト8を介して
共鳴胴天井板3内側面3−1に連設して、振動体
7を基部7−1と端部7−2を構成すると共に、
振動体の基部先端部を音響孔4より突出しないよ
うに同孔4の縁部にてU字状aに切欠して音響の
発生に支障なく構成されている。
また、長手状の振動体7の位置としては共鳴胴
1天井板3内側面3−1前部、後部又は左右部い
ずれに設けてもよい。
尚、同振動体7は共鳴効果により共鳴胴1の音
響孔4から発する一定の音量を、更に共鳴胴1内
に設けた振動体7の振動により助成し増幅するも
のであればどのような形状でもよい。
上記のように構成されたギターAは、弦5を弾
くと、弦5は振動して、弦5の音の振動波を、共
鳴胴1の入口にある音響孔4から共鳴胴1内に伝
わる。そして、音響孔付近では弾弦されて振動し
ている弦5に近いので、共鳴胴1のなかでは、弦
の音の振動波(空気の振動)が最も激しく振動し
ている。
この振動波が(第2図で図示されているよう
に)、音響孔付近で振動板の先端部に、振動を与
えて、先端部を上下に大きく揺り動かす。その結
果、振動板7の先端部7−1は、縦方向に激しく
上下運動する。
この一連の振動板の動きは、言い換えれば、団
扇のような動きを行い、団扇の作用をする。
しかも、同時に、弦受6から伝わつた振動は、
ブラケツト8を経て、直接に振動板7に達し、振
動板7の振動を促進させ、音の増幅を行うように
している。
本考案の音量増幅構造の振動板7は、音響孔付
近の空気の振動に最も影響を受けるのである。
さて、この振動板7は、団扇のように大きく揺
れて、振動板7の先端部付近の空気を前方へ押し
(吹き)流す。
吹き流された音の振動波は勢いよく壁につき当
つて、はね返り直進し、又向こうの壁につき当た
る。
かくの如く、共鳴胴1における音の反射を、振
動板7のうちわの作用によつて、空気をあおり、
音響孔4から拡大されると共に遠方への音の伝達
を行うことができる。又、音の反射をさかんにす
ることにより、共鳴胴1の中の反射が長い時間保
たれるので、それにつれて長い残響音も生ずる。
次に、本考案の特徴の一つとして、空気を媒介
して、弦5と振動板7との連動性があげられる。
例えば、弦5強く弾くと、振動板7の先端部7
−1は、縦方向に強く揺れる。
そして、弦5を手で押さえると、振動板7の先
端部はぴたりと動きを止めて動かない。
又、少し弦を弱めに弾くと、それに呼応して、
振動板7の先端部がかすかに揺れる。
すなわち、弦5の動きに呼応して、振動板7
(特に先端部)も動くのである。
振動板7の変化が激しければ、それだけうちわ
の作用も激しく作用し、結果として音の増幅作用
も、より拡大されるのである。
であるから、この法則を利用すれば弦5を弾く奏
者によつて、音の表現を自由自在に操ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例全体平面図。第2図は第
1図の−線断面図。 A……ギター、1……共鳴胴、7……振動体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 音響孔4を有するギターAの共鳴胴1の天井
    板表面に、弦受6を介して弦5を張設してなる
    ギターにおいて、 共鳴胴1の内部天井板に、ブラケツト8を介
    して長手平板状とした振動板7の基端部を取付
    けて、同振動板7を振動可能に構成し、 しかも、同振動板7の先端部を、音響孔4の
    近傍に向けた状態に配設すると共に、同振動板
    7の先端部で音響孔4を閉塞しないように伸延
    したことを特徴とするギターの音量増幅構造。 2 共鳴胴の内部天井板において、弦受6の裏面
    に、ブラケツト8を介して振動板7を取付け、
    弦受6の振動を振動板7に伝達させるように構
    成したことを特徴とする請求項1に記載のギタ
    ーの音量増幅構造。
JP1985027487U 1985-02-26 1985-02-26 Expired JPH0248875Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985027487U JPH0248875Y2 (ja) 1985-02-26 1985-02-26

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JP1985027487U JPH0248875Y2 (ja) 1985-02-26 1985-02-26

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Publication Number Publication Date
JPS61143192U JPS61143192U (ja) 1986-09-04
JPH0248875Y2 true JPH0248875Y2 (ja) 1990-12-21

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ID=30524488

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2594109Y2 (ja) * 1992-06-01 1999-04-19 紀夫 横内 弦鳴楽器
JP6228270B1 (ja) * 2016-07-05 2017-11-08 澄夫 山本 弦楽器用モノコック構造の胴体。

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JPS61143192U (ja) 1986-09-04

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