JPH0317518Y2 - - Google Patents

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JPH0317518Y2
JPH0317518Y2 JP19357785U JP19357785U JPH0317518Y2 JP H0317518 Y2 JPH0317518 Y2 JP H0317518Y2 JP 19357785 U JP19357785 U JP 19357785U JP 19357785 U JP19357785 U JP 19357785U JP H0317518 Y2 JPH0317518 Y2 JP H0317518Y2
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JP
Japan
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speaker
top plate
musical instrument
mounting portion
back plate
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JP19357785U
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JPS62103382U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はスピーカの重量による楽器本体の形
状変化を防止すると共に音の広がりが良く、演奏
者への影響を少なくし得るようにした電子楽器に
関する。
〔従来の技術〕
一般に、従来の電子オルガン等の電子楽器にお
いてはスピーカを楽器本体の天板下面に取付け、
音を上方に放射させるようにしている。第3図は
この種の電子楽器の従来例を示すもので、1は多
数の鍵2を収納してなる箱形の上本体、3は上本
体1を支持する下本体で、これら両本体1,3に
よつて楽器本体4を形成している。また、上本体
1の内部にはスピーカ5が天板6の下面に上向き
に固定されて配設されている。各鍵2は鍵盤フレ
ーム7上に後端を回動支点として上下方向に回動
自在に配設され、押鍵操作されると図示しないキ
ースイツチを動作させ、このキースイツチの出力
信号によつて楽音成形回路を駆動することにより
当該鍵に対応した電子音が前記スピーカ5から発
音されるように構成されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の電子楽器にお
いては、スピーカ5を天板6の下面に上向きに取
付けているので、音の広がりが少ない割には演奏
者の耳にうるさく聴え、演奏の防げになるという
不都合があつた。また、天板6にスピーカ5を直
接取付けているため、その重量が大になると、天
板6のスピーカ取付部が凹んだり、あるいはまた
天板6自体の変形に伴つて上本体1までもが変形
し、演奏に支障をきたすことがあつた。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係る電子楽器は上述したような問題
を解決すべくなされたもので、楽器本体を形成す
る天板と背面板との接合部にスピーカ取付部と、
スピーカグリルとを設けてなり、前記スピーカ取
付部は、前記天板と背面板とに接合し、前記楽器
本体の後端側上隅部に略45℃で後下がりに傾斜し
て設けられ、スピーカが前記スピーカ取付部の内
側面の天板および背面板近傍に、そのスピーカ孔
の周縁部を密接して固定され、前記スピーカグリ
ルは、その上面が前記天板と略同一面で、背面が
前記背面板と略同一面を形成するようにしたもの
である。
〔作用〕
この考案においては楽器本体にスピーカを斜め
後方でかつ上方に向けて取付けているので、音の
広がりが良好で、演奏者の耳に音が柔らかく聴
え、演奏への影響を軽減し得る。また、スピーカ
取付部をスピーカグリルで補強しているのでスピ
ーカの重量等による楽器本体の変形を防止する。
〔実施例〕
以下、この考案を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。
第1図はこの考案に係る電子楽器の一実施例を
示す要部側断面図である。なお、図中第3図と同
一構成部材のものに対しては同一符号を以つて示
し、その説明を省略する。同図において、上本体
1を構成する天板6と背面板8との接合部、すな
わち後端側上隈部の左右両端部はそれぞれ略45で
後下りに傾斜することによりスピーカ取付部Aを
形成し、このスピーカ取付部Aの外側面にアルミ
の押出成形によつて略L字形に形成されたスピー
カグリル10が取付けられ、これによつてスピー
カ取付部Aを補強している。また、スピーカ取付
部Aの中央には放音孔11が形成され、この放音
孔11に対応してスピーカ5が該取付部Aの内側
面に、そのスピーカ孔の周縁部を密接させて固定
されている。したがつて、スピーカ5は略45の角
度で斜め後方でかつ上方を指向している。
なお、スピーカグリル10の上面は天板6と同
一面で、背面は背面板8と同一面を形成してい
る。かくして、このような構成からなる電子楽器
によれば、演奏者がスピーカ5によつて斜め後方
上方に放射されるので、従来の上方に放射させる
場合に比べて音の広がりが良く(上、下に広が
る)、柔らかな音となるため、演奏者の耳にうる
さく聴えることが少なく、快く演奏することがで
きる。また、上本体1のスピーカ取付部Aをスピ
ーカグリル10で補強しているので、スピーカ1
0等によつてスピーカ取付部Aが凹んだりひずん
だりすることがなく、上本体1の形状を良好に維
持し得る。
第2図はこの考案の他の実施例を示す要部断面
図である。この実施例は上本体1の底板15上に
前後一対のブラケツト16,17を立設し、これ
らブラケツト16,17でスピーカ5を保持し、
該スピーカ5のスピーカ孔周縁部をスピーカ取付
部Aに密接させたものである。各ブラケツト1
6,17の上端は前記スピーカ取付部Aの内側面
に、止めねじもしくは係合片と係合孔によつて固
定されている。
このような構成においてはスピーカ5の重量を
スピーカ取付部Aで支えていないので、スピーカ
取付部Aが凹んだりひずんだりする虞れがなく、
上本体1の変形を確実に防止し得る利点がある。
なお、上記実施例はいずれも上本体1と下本体
3とで楽器本体4を構成した電子楽器について説
明したが、この考案はこれに何ら特定されるもの
ではなく、上本体のみで楽器本体を構成する卓上
型の電子楽器に対してもそのまま適用実施し得る
ことは勿論であり、その場合には楽器本体の後端
側上隈部にスピーカ取付部を設ければよい。
〔考案の効果〕
以上説明したようにこの考案に係る電子楽器
は、楽器本体の後端側上隈部にスピーカを斜め後
方上方に向けて取付けたので、音の広がりが良
く、演奏者の耳に柔らなあ音として聴えるように
なるため、演奏を快く楽しむことができる。ま
た、スピーカ取付部をスピーカグリルで補強して
いるため、スピーカの重量等による楽器本体の変
形を防止し得る。また、構造が簡単で、スピーカ
の取付けも容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す電子楽器の
要部側断面図、第2図はこの考案の他の実施例を
示す要部断面図、第3図は、スピーカを備えた電
子楽器の従来例を示す電子楽器の側断面図であ
る。 1……上本体、2……鍵、3……下本体、4…
…楽器本体、5……スピーカ、6……天板、8…
…背面板、10……スピーカグリル、11……放
音孔、A……スピーカ取付部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 楽器本体4を形成する天板6と背面板8との接
    合部にスピーカ取付部Aと、スピーカグリル10
    とを設けてなり、前記スピーカ取付部Aは、前記
    天板6と背面板8とに接合し、前記楽器本体4の
    後端側上隅部に略45で後下がりに傾斜して設けら
    れ、スピーカ5が前記スピーカ取付部Aの内側面
    の天板6および背面板8近傍に、そのスピーカ孔
    の周縁部を密接して固定され、前記スピーカグリ
    ル10は、その上面が前記天板6と略同一面で、
    背面が前記背面板8と略同一面を形成することを
    特徴とする電子楽器。
JP19357785U 1985-12-18 1985-12-18 Expired JPH0317518Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP19357785U JPH0317518Y2 (ja) 1985-12-18 1985-12-18

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JP19357785U JPH0317518Y2 (ja) 1985-12-18 1985-12-18

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Publication Number Publication Date
JPS62103382U JPS62103382U (ja) 1987-07-01
JPH0317518Y2 true JPH0317518Y2 (ja) 1991-04-12

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JP19357785U Expired JPH0317518Y2 (ja) 1985-12-18 1985-12-18

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7902445B2 (en) 2006-12-27 2011-03-08 Yamaha Corporation Housing structure of electronic keyboard musical instrument
JP5604826B2 (ja) * 2009-08-20 2014-10-15 ヤマハ株式会社 電子鍵盤楽器

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62103382U (ja) 1987-07-01

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