JP2832951B2 - 電子楽器のスピーカシステム - Google Patents

電子楽器のスピーカシステム

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JP2832951B2 JP63179063A JP17906388A JP2832951B2 JP 2832951 B2 JP2832951 B2 JP 2832951B2 JP 63179063 A JP63179063 A JP 63179063A JP 17906388 A JP17906388 A JP 17906388A JP 2832951 B2 JP2832951 B2 JP 2832951B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、電子楽器のスピーカシステムに関し、特
に、電子楽器の側板部または電子楽器を載置する楽器ス
タンド(以下、「側板部」と総称する)の内部にロード
ホーンを形成して電子楽器のスピーカボックスの接続す
ることにより、小口径スピーカでより低音までの再生を
可能にした電子楽器のスピーカシステムに関する。
[従来の技術] 従来、電子楽器においては、スピーカシステム用のス
ピーカボックスを別途装備していた。しかし、この場
合、スピーカボックスがコストアップ要因となったり、
デザイン上の制約となる等の不都合があった。
また、ペダルボックスをスピーカボックスに共用して
このペダルボックスにスピーカシステムを収納したもの
も知られている。しかし、この場合、容積、スピーカ口
径共に小さくなり、低音が出ないという不都合があっ
た。
さらに、本出願人による特願昭62−334262によれば、
従来のバスレフ形スピーカシステムに対し、ポートとキ
ャビネットとにより構成されるヘルムホルツ共鳴器の共
鳴周波数fOPをより低く設定し、かつ該ヘルムホルツ共
鳴器駆動用の振動器(スピーカユニット)を、該共鳴器
駆動時に該共鳴器側からの大気反作用を打ち消すように
駆動することによって、より小形のスピーカボックス
で、より低域まで再生可能にしたスピーカシステムが提
案されている。しかしながら、このようなスピーカシス
テムは、低音における電気音響変換効率の低下を負性イ
ンピーダンス発生回路やMFB回路等のアンプ回路の出力
を増大することにより補償するものであるため、大出力
アンプや高耐入力スピーカが必要であり、コストが高
い、消費電力が大きい、という不都合があった。
[発明が解決しようとする課題] この発明の目的は、小口径スピーカで低音再生が可能
であり、コスト低廉、かつデザイン上の制約の少ない電
子楽器のスピーカシステムを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 前記課題を達成するための発明では、スピーカユニッ
トを上向きに配設したスピーカボックスが側板部により
所定の高さに支持された棚板上に配置され、該側板の内
部にロードホーンが形成され、このロードホーンの入力
側開口部と前記スピーカボックスとが音響的に結合さ
れ、前記ロードホーンの出力側開口部が前記側板部の下
端側に設けられていることを特徴とする [作用] 前記構成によれば、電子楽器のスピーカボックスと側
板部のロードホーンとによりバックロードホーンスピー
カシステムが形成される。このバックロードホーンスピ
ーカシステムにおいては、中高音は電子楽器の棚板上に
配置されたスピーカボックスに取り付けられているスピ
ーカユニットの前面から直接放射され、低音はこのスピ
ーカユニットの背面で駆動されるロードホーンの出力側
開口部から充分な音量で放射される。
[効果] この発明によると、側板を利用してロードホーンをこ
の側板部に内蔵するようにしたため、デザイン上の制約
が少なく、コスト上も有利である。なお、ロードホーン
の収納容積の関係から側板が厚くなる場合があるが、こ
のように側板が厚くなることも、デザイン上はむしろ高
級感に結び付くので有利である。
さらに、この発明のスピーカシステムは、ホーンロー
ドであるため変換効率が高く、充分な音量の低音を出力
でき、しかも大出力アンプおよび高耐入力スピーカは不
要で、この面からもコスト上有利である。
[実施例] 以下、図面によりこの発明の実施例を説明する。
第1図は、この発明の一実施例に係る電子楽器のスピ
ーカシステムの構成を示す。同図において、棚板1は垂
直に設けられた1対の側板2(片方のみを図示してあ
る)によって所定の高さに支持されており、棚板1の上
に図示しない鍵盤や音源およびスピーカ駆動用アンプを
含む電気回路を備えた電子楽器本体3が搭載されてい
る。電子楽器本体3には、さらに、スピーカ(ユニッ
ト)4を取り付けたスピーカボックス5が配設されてい
る。
側板2には、内部にバックロードホーンのホーン部6
が形成されるとともに、内側下部にホーン開口部7が形
成されている。このホーン部6は、入力側開口部が前記
スピーカボックス5に開口してスピーカボックス5に音
響的に結合し、出力側開口部は前記ホーン開口部7に開
口しており、これらのスピーカ4、スピーカボックス
5、ホーン部6およびホーン開口部7によりバックロー
ドホーンスピーカシステムが形成されている。なお、ホ
ーン部6としては、第2図に示すように、側板2の内部
を壁で仕切って細長いチャンネル状に形成したもの、ま
たは第3図に示すように、ホルン等の楽器のホーン部と
同様の形状のものを側板2内に収まるように適宜折り曲
げて用いることができる。
この電子楽器において、前記鍵盤が操作され、この鍵
盤操作に応じて形成された楽音信号によりスピーカ4が
駆動されると、スピーカ4はこの楽音信号に応じた音響
信号を前面より直接放射するとともに、背面でスピーカ
ボックス内の空気を振動させる。ホーン部6はこの空気
振動により駆動される。これにより、スピーカ4の前面
から主に中高音域の音響が直接放射されるとともに、ホ
ーン開口部7からはホーン部6およびホーン開口部7の
形状に応じた出力音圧特性の主に低音域の音響が放射さ
れる。
バックロードホーンスピーカシステムは、低音域の効
率が良く、低音がよく出るが、この実施例に示すよう
に、バックロードホーンスピーカシステムを構成するた
めのバックロードホーンを電子楽器の側板内に形成すれ
ば、デザイン的には側板が従来のものより厚くなること
を除き制約は少ない。デザイン上は、側板が厚くなるこ
とによって高級感が増すため、むしろ有利である。
第4図は、ペダルボックス等を構成するボトム部8を
有する電子楽器にこの発明を適用した例を示す。同図に
おいて、バックロードホーンは、ホーンスロート部6aが
側板2に、ホーン先端部6bおよびホーン開口部7がボト
ム部8に分割して形成してある。そして、スピーカボッ
クス5とホーンスロート部6a、およびホーンスロート部
6aとホーン先端部6bをそれぞれ音響的に結合してある。
なお、これらの音響結合部9は、第3図に示すように開
口により空間的に結合しても良いが、受動振動体等によ
り空間的に分離するようにしても良い。
第4図のスピーカシステムも第3図のものと同様に作
用し、従来のものに対し、デザイン的に変更することな
く低音域の変換効率を改善したり、充分な効率を保った
ままでデザインをよりすっきりさせることができる。特
に、バックロードホーンの一部をボトム部に配設したた
め、側板内の容積を少なくすることができ、側板の幅や
厚みを抑えることができる。
[発明の適用範囲] なお、前記実施例においては、この発明を電子楽器本
体と側板が一体として固着された据置形電子楽器に適用
した例について説明したが、この発明は、ポータブル形
電子楽器のように前記電子楽器本体に相当する部分のみ
からなる電子楽器に対しても適用可能である。この場合
には、この電子楽器を載置するための楽器スタンドまた
は楽器台の側板内にバックロードホーンを形成し、この
楽器スタンド上に電子楽器を載置した際にこのバックロ
ードホーンと電子楽器のスピーカボックスとが結合する
ように構成すればよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例に係るスピーカシステム
の構成を示す断面図、 第2図および第3図は、それぞれ第1図の側板部に形成
されるバックロードホーンの詳細を示す斜視図、 第4図は、この発明の他の実施例を示す電子楽器の断面
図である。 1:側板、2:側板、3:電子楽器本体、4:スピーカユニッ
ト、5:スピーカボックス、6:ホーン部、6a:ホーンスロ
ート部、6b:ホーン先端部、7:ホーン開口部、8:ボトム
部、9:音響結合部。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−41097(JP,A) 特開 昭63−155193(JP,A) 実開 昭63−198098(JP,U) 実開 昭64−23196(JP,U) 実公 昭62−26793(JP,Y2) 山本武夫「スピーカ・システム (下)」ラジオ技術社(昭和52年)P. 252 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G10H 1/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スピーカユニットを上向きに配設したスピ
    ーカボックスが側板部により所定の高さに支持された棚
    板上に配置され、該側板部の内部にロードホーンが形成
    され、このロードホーンの入力側開口部と前記スピーカ
    ボックスとが音響的に結合され、前記ロードホーンの出
    力側開口部が前記側板部の下端側に設けられていること
    を特徴とする電子楽器のスピーカシステム。
JP63179063A 1988-07-20 1988-07-20 電子楽器のスピーカシステム Expired - Fee Related JP2832951B2 (ja)

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EP89112601A EP0352536B1 (en) 1988-07-20 1989-07-10 Musical instrument with electro-acoustic transducer for generating musical tone
US07/379,437 US5056400A (en) 1988-07-20 1989-07-13 Musical instrument with electro-acoustic transducer for generating musical tone
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