JP2002262393A - 圧電型スピーカの取付構造 - Google Patents

圧電型スピーカの取付構造

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JP2002262393A
JP2002262393A JP2001061271A JP2001061271A JP2002262393A JP 2002262393 A JP2002262393 A JP 2002262393A JP 2001061271 A JP2001061271 A JP 2001061271A JP 2001061271 A JP2001061271 A JP 2001061271A JP 2002262393 A JP2002262393 A JP 2002262393A
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piezoelectric speaker
recess
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piezoelectric
electronic device
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JP2001061271A
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Junichi Hayakawa
純一 早川
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Kenwood KK
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Kenwood KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低音の再生を改善し、かつ十分な音量が得ら
れる圧電型スピーカの取付構造を提供すること。 【解決手段】 電子機器の底面3に形成される凹部5
に、その凹部5の凹部底面6とその凹部底面6に固定さ
れた圧電素子8とからなる圧電型スピーカを設け、凹部
5を、電子機器の外側に開口する開口部10と連通する
圧電型スピーカの取付構造とすること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器における
圧電型スピーカの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子機器、たとえば、PDA(P
ersnal Digital Assistant)
等の携帯端末には、圧電型スピーカが使用されているも
のがある。この圧電型スピーカを携帯端末に取り付ける
場合には、圧電型スピーカとして完成したものを携帯端
末の内部に組み込む構造か、あるいは携帯端末の表示用
前面パネルの裏側に圧電素子を貼り付け、この表示用前
面パネルを振動板として利用する構造かが採用されてい
る。後者の場合には、圧電型スピーカは、圧電素子と表
示用前面パネルとで構成されることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の圧電型
スピーカの取付構造においては、次のような問題があ
る。内部に圧電スピーカの完成品を組み込む構造の場合
には、取付スペースが狭いために、圧電型スピーカの大
きさに制約がある。したがって、小型の圧電型スピーカ
しか採用できない。このため、低音を再生することが難
しく、かつ音量が小さいという問題がある。
【0004】また、圧電素子が表示用前面パネルを駆動
する圧電型スピーカの場合には、表示用前面パネルの表
示部分以外の領域に圧電素子を貼る必要がある。このた
め、圧電素子の大きさは限られる。したがって、前者の
構造と同様に、低音を再生することが難しく、かつ音量
が小さいという問題がある。
【0005】そこで、本発明は、低音の再生を改善し、
かつ十分な音量が得られる圧電型スピーカの取付構造を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、電子機器の底面に形成される凹部に、そ
の凹部の凹部底面とその凹部底面に固定された圧電素子
とからなる圧電型スピーカを設け、凹部を、電子機器の
外側に開口する開口部と連通する圧電型スピーカの取付
構造としている。このため、大きな面積の圧電型スピー
カを形成することができるので、容易に低音を出力でき
る。また、開口部があるため、電子機器の凹部を下に置
いても、音の出力が大幅に制限されることはない。
【0007】また、他の発明は、さらに、凹部と開口部
との間に、1つまたは複数の溝を有する圧電型スピーカ
の取付構造としている。このため、圧電型スピーカから
の音は、溝を通じて開口部へと出力される。
【0008】また、他の発明は、さらに、凹部を塞ぐ蓋
を設け、その蓋を操作して開口部の大きさを変化できる
圧電型スピーカの取付構造としている。このため、蓋の
引き出し程度を調節して音響特性を変化させ、低音の出
方等の音質を制御することができる。したがって、音の
バランスをコントロールして好みの音質に合わせること
ができる。
【0009】また、他の発明は、さらに、凹部底面と電
子機器の底面との間に、凹部底面よりも薄肉の薄肉部を
有する圧電型スピーカの取付構造としている。このた
め、薄肉部がサスペンションとして機能し、凹部底面が
容易に上下方向に振動できる。したがって、低音の音が
より効果的に出力される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づいて説明する。
【0011】図1は、本発明に係る圧電型スピーカの取
付構造の第1の実施の形態を備えた携帯端末を示す図で
ある。(A)は携帯端末の側面図を、(B)は携帯端末
の底面図を、(C)は(B)の左側面図を、(D)は
(B)のX−X線断面図を、それぞれ示す。
【0012】携帯端末の本体1は、上カバー2と、底面
となる下カバー3とを組み合わせた構造を持ち、携帯端
末として機能するための種々の構成部品(図示しない)
を内蔵する内部空間4を備えている。上カバー2の外表
面には、図示しない表示部や操作部等が配置されてい
る。
【0013】下カバー3には、その外表面から内部方向
に凹んだ凹部5が形成されている。凹部5は、携帯端末
の裏から見て、略四角形をしている。凹部5の底面とな
る凹部底面6の周囲には、凹部底面6よりも肉薄の薄肉
部7が形成されている。すなわち、凹部底面6は、薄肉
部7を介して下カバー3と接続している。また、凹部底
面6の裏側(すなわち、内部空間4内)には、圧電素子
8が貼り付けられている。
【0014】図1(B)および図1(C)に示すよう
に、下カバー3には、凹部5から携帯端末の側面に抜け
る3本の溝9が設けられている。このため、携帯端末の
側面には、3本の溝9の開口部10がある。
【0015】圧電素子8に電気信号を加えて振動させる
と、凹部底面6が振動して、音が発生する。前述のよう
に、凹部底面6の周囲には、薄肉部7が設けられている
ので、薄肉部7は凹部底面6が振動する時のサスペンシ
ョンとして働く。このため、凹部底面6は、振幅し易く
なり、低音の再生を可能とする。
【0016】このように、圧電型スピーカは、振動板と
して働く凹部底面6と、サスペンションとして働く薄肉
部7と、駆動部として働く圧電素子8とから構成されて
いる。携帯端末の本体1を、その下カバー3が下になる
ように平らな場所に置いて使用する場合、3本の溝9
は、凹部底面6から発生する音の通り道になる。さら
に、3本の溝9は、音響上のダクトとしての効果も有す
ることになるため、低音再生効果が高まることになる。
【0017】また、凹部底面6は、下カバー3の一部を
利用して形成されているので、圧電型スピーカは、従来
構造に比してかなり大きな面積とすることができる。し
たがって、十分な音量を得ることができる。
【0018】図2は、本発明に係る圧電型スピーカの取
付構造の第2の実施の形態を備えた携帯端末を示す図で
ある。(A)は携帯端末の側面図を、(B)は携帯端末
の底面図を、(C)は(B)の左側面図を、(D)は
(B)のY−Y線断面図を、それぞれ示す。なお、以
下、第1の実施の形態と同じ構成要素については、第1
の実施の形態と同じ符号を付して説明するものとする。
【0019】携帯端末の本体1は、上カバー2と底面と
なる下カバー3とを組み合わせた構造を持ち、携帯端末
として機能するための種々の構成部品(図示しない)を
内蔵する内部空間4を備えている。上カバー2の外表面
には、図示しない表示部や操作部等が配置されている。
【0020】下カバー3の外表面から内部方向に一段凹
んだ場所には、凹部5が形成されている。凹部5は、携
帯端末の裏から見て、略四角形をしている。凹部5の底
面となる凹部底面6の周囲には、凹部底面6よりも肉薄
の薄肉部7が形成されている。したがって、凹部底面6
は、薄肉部7を介して下カバー3と接続している。ま
た、凹部底面6の裏側(すなわち、内部空間4内)に
は、圧電素子8が貼り付けられている。
【0021】図2(B)、図2(C)および図2(D)
に示すように、下カバー3の凹部5よりも外方向には、
長方形をした底面開口部11が設けられている。底面開
口部11は、スライド可能な蓋12で覆われている。底
面開口部11の周縁には、蓋12が図2(D)の左側
(白矢印の方向)にスライド可能なレール部13が設け
られている。
【0022】蓋12のスライドする方向の端部には、上
方にカーブすると共に、蓋12を閉じた状態にて携帯端
末の側面の一部を構成する立設部14が形成されてい
る。蓋12をスライドして開くと、携帯端末の側面に、
底面開口部11から連通する開口部10ができる。
【0023】圧電素子8に電気信号を加えて振動させる
と、凹部底面6が振動して、音が発生する。前述のよう
に、凹部底面6の周囲には、薄肉部7が設けられている
ので、薄肉部7は凹部底面6が振動する時のサスペンシ
ョンとして働く。このため、凹部底面6は、振幅し易く
なり、低音の再生を可能とする。
【0024】また、圧電型スピーカから発せられる音
は、底面開口部9と凹部底面6との間に形成される空隙
部15(凹部5も含む)から開口部10に向かって外部
に出てくる。したがって、空隙部15は、圧電型スピー
カから発せられる音の通り道になる。したがって、空隙
部15は、ダクトとしての効果を有することとなり、低
音再生効果がより高まる。
【0025】また、蓋12の引き出し程度を調節するこ
とにより、開口部10の大きさを自由に可変することも
できる。この結果、ダクトの音響特性が変化し、音質を
制御することができる。したがって、蓋12の引き出し
程度によって、音のバランスをコントロールして好みの
音質に合わせることができる。
【0026】また、凹部底面6は、下カバー3の一部を
利用して形成されているので、圧電型スピーカは、従来
構造に比してかなり大きな面積とすることができる。し
たがって、十分な音量を得ることができる。
【0027】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明はこれに限らず、種々の変形、応用が可能
である。
【0028】たとえば、本発明の圧電型スピーカを、携
帯端末以外の固定型の電子機器に設けても良い。また、
それ自身が閉空間である凹部5と溝9とから、携帯端末
の側面に開口部10を持つ開空間を形成する以外に、そ
れ自身が開空間である凹部5を形成しても良い。また、
開口部10は、携帯端末の側面ではなく、上カバー2に
あっても良い。
【0029】また、溝9は、3本に限定されるものでは
なく、1本あるいは2本、さらには4本以上としても良
い。また、溝9は、凹部5の片側方向に設けるのではな
く、凹部5周囲の任意の方向に延ばして設けても良い。
【0030】また、凹部5を塞ぐ蓋12は、凹部底面6
よりも大きな面積としても、小さな面積としても良く、
蓋12の形状も凹部底面6の形状に限定されるものでは
ない。また、凹部底面6よりも薄肉の薄肉部7を必ずし
も設ける必要はない。薄肉部7を設けなくても、凹部底
面6を薄く形成すれば、圧電素子の駆動により、容易に
振動する。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、電子機器における低音
の再生が改善し、かつ十分な音量を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る圧電型スピーカの取付構造の第1
の実施の形態を備えた携帯端末を示す図であり、(A)
は携帯端末の側面図を、(B)は携帯端末の底面図を、
(C)は(B)の左側面図を、(D)は(B)のX−X
線断面図をそれぞれ示す。
【図2】本発明に係る圧電型スピーカの取付構造の第2
の実施の形態を備えた携帯端末を示す図であり、(A)
は携帯端末の側面図を、(B)は携帯端末の底面図を、
(C)は(B)の左側面図を、(D)は(B)のY−Y
線断面図を、それぞれ示す。
【符号の説明】
3 下カバー(底面) 5 凹部 6 凹部底面 7 薄肉部 8 圧電素子 9 溝 10 開口部 12 蓋

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子機器の底面に形成される凹部に、その
    凹部の凹部底面とその凹部底面に固定された圧電素子と
    からなる圧電型スピーカを設け、上記凹部は、上記電子
    機器の外側に開口する開口部と連通することを特徴とす
    る圧電型スピーカの取付構造。
  2. 【請求項2】前記凹部と前記開口部との間に、1つまた
    は複数の溝を有することを特徴とする請求項1記載の圧
    電型スピーカの取付構造。
  3. 【請求項3】前記凹部を塞ぐ蓋を設け、その蓋を操作し
    て前記開口部の大きさを変化できることを特徴とする請
    求項1または2記載の圧電型スピーカの取付構造。
  4. 【請求項4】前記凹部底面と前記電子機器の底面との間
    に、前記凹部底面よりも薄肉の薄肉部を有することを特
    徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の圧電型ス
    ピーカの取付構造。
JP2001061271A 2001-03-06 2001-03-06 圧電型スピーカの取付構造 Withdrawn JP2002262393A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100807811B1 (ko) 2003-10-03 2008-02-26 다이요 유덴 가부시키가이샤 전자기기
JP2009290346A (ja) * 2008-05-27 2009-12-10 Panasonic Electric Works Co Ltd パネルスピーカ装置
US8542316B2 (en) 2009-04-23 2013-09-24 Panasonic Corporation Electronic device and imaging apparatus with sound emitting device
JP2014197854A (ja) * 2006-01-26 2014-10-16 日本電気株式会社 電子機器及び音響再生方法

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Effective date: 20080513