JP2002057769A - 電気電子機器 - Google Patents
電気電子機器Info
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- JP2002057769A JP2002057769A JP2000242539A JP2000242539A JP2002057769A JP 2002057769 A JP2002057769 A JP 2002057769A JP 2000242539 A JP2000242539 A JP 2000242539A JP 2000242539 A JP2000242539 A JP 2000242539A JP 2002057769 A JP2002057769 A JP 2002057769A
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- JP
- Japan
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- electric
- actuator
- protection panel
- piezoelectric actuator
- housing
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- Pending
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- Piezo-Electric Transducers For Audible Bands (AREA)
- Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
- Telephone Set Structure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 筐体全体を大型化することなく、表示画面の
面積を大型化でき、その上、クリアーかつ明瞭な音質が
得られる電気電子機器を提供する。 【解決手段】 本発明の携帯電話1は、駆動用の圧電型
アクチュエータ101と、このアクチュエータからの駆
動力を受けるLCDの保護パネル102とを具備する。
面積を大型化でき、その上、クリアーかつ明瞭な音質が
得られる電気電子機器を提供する。 【解決手段】 本発明の携帯電話1は、駆動用の圧電型
アクチュエータ101と、このアクチュエータからの駆
動力を受けるLCDの保護パネル102とを具備する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画と音の表示機能
を有する電気電子機器に関し、特に、限られた筐体面積
でも最大の表示面積をもつよう工夫される携帯電話等の
携帯機器に適する。
を有する電気電子機器に関し、特に、限られた筐体面積
でも最大の表示面積をもつよう工夫される携帯電話等の
携帯機器に適する。
【0002】
【従来の技術】近年、この種の携帯機器において、軽薄
短小化が著しい。この軽薄短小ゆえに画面表示用のLC
D(液晶表示器)が小さくならざるを得ず、それととも
に、その他のスピーカやマイク、キーボード等の部品も
小さくならざるを得なかった。
短小化が著しい。この軽薄短小ゆえに画面表示用のLC
D(液晶表示器)が小さくならざるを得ず、それととも
に、その他のスピーカやマイク、キーボード等の部品も
小さくならざるを得なかった。
【0003】しかし、マイクの小型化は限界に近づいて
おり、またキーボードは操作者とのインターフェース部
分であるために、現状以上に小型化することは困難であ
る。残る部分は、スピーカの設置面積であるが、現状の
スピーカはφ15mm〜17mmであり、これ以上の小
型化は難しくなっている。
おり、またキーボードは操作者とのインターフェース部
分であるために、現状以上に小型化することは困難であ
る。残る部分は、スピーカの設置面積であるが、現状の
スピーカはφ15mm〜17mmであり、これ以上の小
型化は難しくなっている。
【0004】したがって、現状の構成では、これ以上、
表示パネルの面積を大きくすることは困難であった。
表示パネルの面積を大きくすることは困難であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の課題
を解決し、筐体全体を大型化することなく、表示画面の
面積を大型化でき、その上、クリアーかつ明瞭な音質が
得られる電気電子機器を提供することにある。
を解決し、筐体全体を大型化することなく、表示画面の
面積を大型化でき、その上、クリアーかつ明瞭な音質が
得られる電気電子機器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明では、筐体振動を利用したスピーカの構
造を採用した。図3に示す従来の携帯電話等の携帯機器
のように、通常の筐体振動型スピーカ101をパネルに
設置するのみでは、このスピーカの面積がパネルの面積
を消費してしまい、期待したほどはLCD103の面積
が増えない。
ために、本発明では、筐体振動を利用したスピーカの構
造を採用した。図3に示す従来の携帯電話等の携帯機器
のように、通常の筐体振動型スピーカ101をパネルに
設置するのみでは、このスピーカの面積がパネルの面積
を消費してしまい、期待したほどはLCD103の面積
が増えない。
【0007】また、携帯機器の背面に筐体振動型スピー
カを設置しても通常の携帯機器では画面や操作パネルの
方に操作者は耳を付けるために、スピーカを背面に配置
することはできない。よって、通話音は必ず表面から出
力させる必要がある。
カを設置しても通常の携帯機器では画面や操作パネルの
方に操作者は耳を付けるために、スピーカを背面に配置
することはできない。よって、通話音は必ず表面から出
力させる必要がある。
【0008】したがって、LCDの上端部に表示面積を
消費しないような構成のスピーカまたはアクチュエータ
を設置する必要がある。このような要求から、アクチュ
エータとして棒状の圧電素子を使用する。
消費しないような構成のスピーカまたはアクチュエータ
を設置する必要がある。このような要求から、アクチュ
エータとして棒状の圧電素子を使用する。
【0009】ただし、一般的な圧電型アクチュエータを
使用した構成のスピーカは、音響特性が高域上がりのた
めに、低域から高域までのフラットでクリアーな再生を
求められる携帯機器用のスピーカとしては適さない部分
がある。そのために、音響特性を改善する手段が必要で
ある。ここでは、圧電型アクチュエータをLCDの保護
パネルに取り付ける、即ち圧電型アクチュエータを使用
して筐体振動を発生させる方法が有効である。
使用した構成のスピーカは、音響特性が高域上がりのた
めに、低域から高域までのフラットでクリアーな再生を
求められる携帯機器用のスピーカとしては適さない部分
がある。そのために、音響特性を改善する手段が必要で
ある。ここでは、圧電型アクチュエータをLCDの保護
パネルに取り付ける、即ち圧電型アクチュエータを使用
して筐体振動を発生させる方法が有効である。
【0010】上述した方法では、圧電型アクチュエータ
とLCDの保護パネルを組み合わせた際の音響特性・歪
み特性が重要となる。そこで、圧電型アクチュエータが
持っている高域上がりの特性を改善するために、LCD
パネルの構造を以下のように設定する。
とLCDの保護パネルを組み合わせた際の音響特性・歪
み特性が重要となる。そこで、圧電型アクチュエータが
持っている高域上がりの特性を改善するために、LCD
パネルの構造を以下のように設定する。
【0011】携帯機器においてLCDの面積を十分に確
保するには、80mm×40mm程度の面積が必要とな
る。この上端部に圧電型アクチュエータを設置し、筐体
振動にて音声を発生させる。この場合、LCDの保護パ
ネルに縦構造の極小のスリットを入れ、分割振動を抑制
し、それにより各帯域に発生する高調波歪みを抑制す
る。また、スリットを入れたことにより、LCDパネル
の低域共振周波数を低い部分へもっていく。これによ
り、低域が不足しがちな圧電型アクチュエータを用いた
スピーカの音響特性を補正することが可能となる。
保するには、80mm×40mm程度の面積が必要とな
る。この上端部に圧電型アクチュエータを設置し、筐体
振動にて音声を発生させる。この場合、LCDの保護パ
ネルに縦構造の極小のスリットを入れ、分割振動を抑制
し、それにより各帯域に発生する高調波歪みを抑制す
る。また、スリットを入れたことにより、LCDパネル
の低域共振周波数を低い部分へもっていく。これによ
り、低域が不足しがちな圧電型アクチュエータを用いた
スピーカの音響特性を補正することが可能となる。
【0012】スリットを入れたことにより、LCDの画
面が見づらくなることが生じるが、この場合はスリット
の深さが極小であるために画像が見づらいという不具合
を低減できる。
面が見づらくなることが生じるが、この場合はスリット
の深さが極小であるために画像が見づらいという不具合
を低減できる。
【0013】即ち、本発明は、アクチュエータと、該ア
クチュエータからの振動を受けて筐体振動する表示器の
保護パネルとを具備したことを特徴とする電気電子機器
である。
クチュエータからの振動を受けて筐体振動する表示器の
保護パネルとを具備したことを特徴とする電気電子機器
である。
【0014】また、本発明は、前記アクチュエータは、
棒状の圧電素子であることを特徴とする上記の電気電子
機器である。
棒状の圧電素子であることを特徴とする上記の電気電子
機器である。
【0015】また、本発明は、前記保護パネルは、アク
ティブダンパー機能を有することを特徴とする上記の電
気電子機器である。
ティブダンパー機能を有することを特徴とする上記の電
気電子機器である。
【0016】また、本発明は、前記保護パネルに、スリ
ットを設けたことを特徴とする上記の電気電子機器であ
る。
ットを設けたことを特徴とする上記の電気電子機器であ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施の形態に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0018】本発明の一実施の形態における携帯電話
は、圧電型アクチュエータとLCDの保護パネルを組み
合わせ、表示面積を広くしたものである。図1は、本発
明の一実施の形態における携帯電話を示す平面図であ
る。図2は、本発明の一実施の形態における携帯電話を
示す断面図である。
は、圧電型アクチュエータとLCDの保護パネルを組み
合わせ、表示面積を広くしたものである。図1は、本発
明の一実施の形態における携帯電話を示す平面図であ
る。図2は、本発明の一実施の形態における携帯電話を
示す断面図である。
【0019】図1に示すように、携帯電話1は、駆動用
の棒状の圧電型アクチュエータ101と、このアクチュ
エータからの駆動力を受けるLCDの保護パネル102
とを具備する。また、圧電型アクチュエータ101を駆
動源として、保護パネル102を駆動する筐体振動型電
気−音響変換機能を有する。保護パネル102は、LC
Dを保護する透明なパネルである。保護パネル102に
は、縦構造の極小のスリットが設けられている。
の棒状の圧電型アクチュエータ101と、このアクチュ
エータからの駆動力を受けるLCDの保護パネル102
とを具備する。また、圧電型アクチュエータ101を駆
動源として、保護パネル102を駆動する筐体振動型電
気−音響変換機能を有する。保護パネル102は、LC
Dを保護する透明なパネルである。保護パネル102に
は、縦構造の極小のスリットが設けられている。
【0020】図2に示すように、携帯電話の背面に、圧
電型アクチュエータ101が設けられている。保護パネ
ル102は、筐体振動しやすいように、アクティブダン
パー機能を有している。
電型アクチュエータ101が設けられている。保護パネ
ル102は、筐体振動しやすいように、アクティブダン
パー機能を有している。
【0021】以上、本発明の圧電型アクチュエータ、L
CDの保護パネルの構成によれば、筐体の大きさは現状
のままで、現状の2倍以上の画面表示面積をもった携帯
電話を構成することが可能となる。また、筐体振動にし
画面表示面積を増やしても、通話時の音響特性を犠牲に
することなく通常の携帯電話と同等の通話品質を保つこ
とが可能である。なお、保護パネルの筐体振動を利用す
るものであり、画像表示器はLCDに限らず、PDP
等、他のものでも良い。
CDの保護パネルの構成によれば、筐体の大きさは現状
のままで、現状の2倍以上の画面表示面積をもった携帯
電話を構成することが可能となる。また、筐体振動にし
画面表示面積を増やしても、通話時の音響特性を犠牲に
することなく通常の携帯電話と同等の通話品質を保つこ
とが可能である。なお、保護パネルの筐体振動を利用す
るものであり、画像表示器はLCDに限らず、PDP
等、他のものでも良い。
【0022】なお、形状が同様であれば、圧電型アクチ
ュエータでなくても、電磁型アクチュエータや動電型ア
クチュエータ、静電型アクチュエータであってもよい。
また、携帯電話を例にして述べてきたが、表示機能を有
する電気炊飯器のように、音と画の表示機能を有する電
気電子機器にも応用できることは明白である。
ュエータでなくても、電磁型アクチュエータや動電型ア
クチュエータ、静電型アクチュエータであってもよい。
また、携帯電話を例にして述べてきたが、表示機能を有
する電気炊飯器のように、音と画の表示機能を有する電
気電子機器にも応用できることは明白である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
スピーカと画像表示器の要するトータルのパネル専有面
積を少なくすることができるため、従来と比べ筐体全体
を大型化することなく、かつキーパッドやキーボード等
のインターフェース部でも操作感を損なうことがなく、
表示画面の面積を大型化することや、表示画面のを小さ
くすることなく筐体全体の小型化が可能となり、その
上、クリアーかつ明瞭な音質が得られる電気電子機器を
提供することができた。
スピーカと画像表示器の要するトータルのパネル専有面
積を少なくすることができるため、従来と比べ筐体全体
を大型化することなく、かつキーパッドやキーボード等
のインターフェース部でも操作感を損なうことがなく、
表示画面の面積を大型化することや、表示画面のを小さ
くすることなく筐体全体の小型化が可能となり、その
上、クリアーかつ明瞭な音質が得られる電気電子機器を
提供することができた。
【図1】本発明の一実施の形態における携帯電話を示す
平面図。
平面図。
【図2】本発明の一実施の形態における携帯電話を示す
断面図。
断面図。
【図3】従来の携帯電話を示す断面図。
1 携帯電話 101 圧電型アクチュエータ(またはスピーカ) 102 保護パネル 103 LCD
Claims (4)
- 【請求項1】 アクチュエータと、該アクチュエータか
らの振動を受けて筐体振動する表示器の保護パネルとを
具備したことを特徴とする電気電子機器。 - 【請求項2】 前記アクチュエータは、棒状の圧電素子
であることを特徴とする請求項1記載の電気電子機器。 - 【請求項3】 前記保護パネルは、アクティブダンパー
機能を有することを特徴とする請求項1または2記載の
電気電子機器。 - 【請求項4】 前記保護パネルに、スリットを設けたこ
とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電気電
子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000242539A JP2002057769A (ja) | 2000-08-10 | 2000-08-10 | 電気電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000242539A JP2002057769A (ja) | 2000-08-10 | 2000-08-10 | 電気電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002057769A true JP2002057769A (ja) | 2002-02-22 |
Family
ID=18733544
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000242539A Pending JP2002057769A (ja) | 2000-08-10 | 2000-08-10 | 電気電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002057769A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007140220A (ja) * | 2005-11-21 | 2007-06-07 | Hitachi Ltd | 表示装置 |
KR100748796B1 (ko) | 2004-08-23 | 2007-08-13 | 세이코 엡슨 가부시키가이샤 | 전기 광학 장치 및 전자기기 |
US7522159B2 (en) | 2002-11-08 | 2009-04-21 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Display appliance |
JP2013207554A (ja) * | 2012-03-28 | 2013-10-07 | Kyocera Corp | 携帯端末装置、プログラムおよび携帯端末装置の制御方法 |
-
2000
- 2000-08-10 JP JP2000242539A patent/JP2002057769A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7522159B2 (en) | 2002-11-08 | 2009-04-21 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Display appliance |
KR100748796B1 (ko) | 2004-08-23 | 2007-08-13 | 세이코 엡슨 가부시키가이샤 | 전기 광학 장치 및 전자기기 |
US7583811B2 (en) | 2004-08-23 | 2009-09-01 | Seiko Epson Corporation | Electro-optical device and electronic apparatus |
JP2007140220A (ja) * | 2005-11-21 | 2007-06-07 | Hitachi Ltd | 表示装置 |
JP2013207554A (ja) * | 2012-03-28 | 2013-10-07 | Kyocera Corp | 携帯端末装置、プログラムおよび携帯端末装置の制御方法 |
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