JP2001191028A - 振動アクチュエータ - Google Patents
振動アクチュエータInfo
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- JP2001191028A JP2001191028A JP2000010042A JP2000010042A JP2001191028A JP 2001191028 A JP2001191028 A JP 2001191028A JP 2000010042 A JP2000010042 A JP 2000010042A JP 2000010042 A JP2000010042 A JP 2000010042A JP 2001191028 A JP2001191028 A JP 2001191028A
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- Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
- Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 振動板を大きく、しかも平坦にした、また同
じ入力でもより大きな音圧を出力でき、かつ設計が簡素
化された振動アクチュエータを得る。 【解決手段】 周縁にコイル位置決め部7が形成された
コイル支持台6と、前記コイル支持台6に対して同軸状
に配置固定された柔軟なダンパ8と、前記ダンパ8の中
央部に嵌合される中心軸4と、前記ダンパ8との間に空
隙を有して前記中心軸に装着される磁気回路と、前記空
隙に配置されて前記コイル支持台6のコイル位置決め部
7に装着固定されるコイル5を備えると共に、前記磁気
回路をコイルに対して同軸上に配置してかつ可動に支持
して構成される振動アクチュエータであって、前記コイ
ル支持台6が、液晶表示板9に固定された振動アクチュ
エータとする。
じ入力でもより大きな音圧を出力でき、かつ設計が簡素
化された振動アクチュエータを得る。 【解決手段】 周縁にコイル位置決め部7が形成された
コイル支持台6と、前記コイル支持台6に対して同軸状
に配置固定された柔軟なダンパ8と、前記ダンパ8の中
央部に嵌合される中心軸4と、前記ダンパ8との間に空
隙を有して前記中心軸に装着される磁気回路と、前記空
隙に配置されて前記コイル支持台6のコイル位置決め部
7に装着固定されるコイル5を備えると共に、前記磁気
回路をコイルに対して同軸上に配置してかつ可動に支持
して構成される振動アクチュエータであって、前記コイ
ル支持台6が、液晶表示板9に固定された振動アクチュ
エータとする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として携帯電話
や携帯端末機器等の移動体通信機器(以下、携帯電話と
記す)に搭載され、振動を発生させるのに好適な振動ア
クチュエータに関するものである。
や携帯端末機器等の移動体通信機器(以下、携帯電話と
記す)に搭載され、振動を発生させるのに好適な振動ア
クチュエータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の振動アクチュエータの断面図を図
10に示す。図10の振動アクチュエータは、振動アク
チュエータ自体に振動板30を内蔵しており、その振動
板30から音声を出力する振動アクチュエータである。
この場合、その振動板30の端部は、筐体29aに固定
されており、前記筐体29aに放音孔31が開けられて
おり、振動板30からの音声が、放音孔31を通過し
て、外部に伝播するものである。
10に示す。図10の振動アクチュエータは、振動アク
チュエータ自体に振動板30を内蔵しており、その振動
板30から音声を出力する振動アクチュエータである。
この場合、その振動板30の端部は、筐体29aに固定
されており、前記筐体29aに放音孔31が開けられて
おり、振動板30からの音声が、放音孔31を通過し
て、外部に伝播するものである。
【0003】図10にて、ヨーク21、永久磁石22、
プレート23が、中心軸24によって固定されて磁気回
路を形成しており、コイル25が磁気回路の空隙内に装
着されている。なお、こうした構成の振動アクチュエー
タは、特願平8−324997(ペイジャー用振動アク
チュエータ:H8年12月5日出願)として提案された
ものである。
プレート23が、中心軸24によって固定されて磁気回
路を形成しており、コイル25が磁気回路の空隙内に装
着されている。なお、こうした構成の振動アクチュエー
タは、特願平8−324997(ペイジャー用振動アク
チュエータ:H8年12月5日出願)として提案された
ものである。
【0004】図11は、従来の他の振動アクチュエータ
の断面図である。図11の振動アクチュエータは、コイ
ル支持台26を、携帯電話の筐体29bに固定して筐体
29bを振動アクチュエータの振動板として音声を出力
するものである。図11にて、ヨーク21、永久磁石2
2、プレート23が中心軸24によって固定されて磁気
回路を形成しており、コイル25が磁気回路の空隙内に
装着されている。
の断面図である。図11の振動アクチュエータは、コイ
ル支持台26を、携帯電話の筐体29bに固定して筐体
29bを振動アクチュエータの振動板として音声を出力
するものである。図11にて、ヨーク21、永久磁石2
2、プレート23が中心軸24によって固定されて磁気
回路を形成しており、コイル25が磁気回路の空隙内に
装着されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の図10の振動ア
クチュエータの例の場合、振動アクチュエータより出力
された音声は、外部に放出するため、筐体29aに放音
孔31をあけなければならず、気密性に欠けるという問
題、および穴の面積に音圧が依存する等の問題がある。
クチュエータの例の場合、振動アクチュエータより出力
された音声は、外部に放出するため、筐体29aに放音
孔31をあけなければならず、気密性に欠けるという問
題、および穴の面積に音圧が依存する等の問題がある。
【0006】一方、従来の図11の例の場合、第1の例
と比較すると、振動板を内蔵しないため、構造がシンプ
ルになる、筐体に放音孔をあける必要がない等の特徴が
あるが、その反面筐体29bの材質、厚み、3次元形状
等に音圧が依存するため、最適な設計を行うには、高度
な技術が必要になる等の問題があった。
と比較すると、振動板を内蔵しないため、構造がシンプ
ルになる、筐体に放音孔をあける必要がない等の特徴が
あるが、その反面筐体29bの材質、厚み、3次元形状
等に音圧が依存するため、最適な設計を行うには、高度
な技術が必要になる等の問題があった。
【0007】さらに、近年、携帯電話の小型化が進む一
方、情報量を増やすため、液晶表示板の占める面積が大
きくなる傾向にあり、相対的に振動アクチュエータが占
める面積や、振動アクチュエータの振動板として使用可
能な筐体の面積が減少する傾向にある。このような状況
で、筐体を振動板として利用するための十分な面積が得
られず、従って、大きな音圧を出力できないという問題
点があった。
方、情報量を増やすため、液晶表示板の占める面積が大
きくなる傾向にあり、相対的に振動アクチュエータが占
める面積や、振動アクチュエータの振動板として使用可
能な筐体の面積が減少する傾向にある。このような状況
で、筐体を振動板として利用するための十分な面積が得
られず、従って、大きな音圧を出力できないという問題
点があった。
【0008】従って、本発明の目的は、振動板を大き
く、しかも平坦にした、また同じ入力でもより大きな音
圧を出力でき、かつ設計が簡素化された振動アクチュエ
ータを提供することである。
く、しかも平坦にした、また同じ入力でもより大きな音
圧を出力でき、かつ設計が簡素化された振動アクチュエ
ータを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の振動アクチュエ
ータは、従来の欠点を除去するため、振動板を内蔵しな
いタイプの振動アクチュエータとするものであり、筐体
の替りに、液晶表示板に固定し、前記液晶表示板を振動
板として利用するものである。
ータは、従来の欠点を除去するため、振動板を内蔵しな
いタイプの振動アクチュエータとするものであり、筐体
の替りに、液晶表示板に固定し、前記液晶表示板を振動
板として利用するものである。
【0010】即ち、本発明の振動アクチュエータは、コ
イルに交流電流を印加することにより、磁気回路の中に
あるコイルが振動し、コイル支持台を介して外部へ振動
を伝える振動アクチュエータにおいて、コイル支持台
を、またはコイル支持台に固定された保護部材を液晶表
示板に固定するよう構成したもので、平坦で大きな面積
を振動板として使用できることによる音圧出力の向上、
設計の簡略化を特徴とするものである。
イルに交流電流を印加することにより、磁気回路の中に
あるコイルが振動し、コイル支持台を介して外部へ振動
を伝える振動アクチュエータにおいて、コイル支持台
を、またはコイル支持台に固定された保護部材を液晶表
示板に固定するよう構成したもので、平坦で大きな面積
を振動板として使用できることによる音圧出力の向上、
設計の簡略化を特徴とするものである。
【0011】これによって、振動板を大きく、しかも平
坦な面積を確保でき、同じ入力でもより大きな音圧を出
力でき、さらに振動板として用いる液晶表示板が平坦で
あることにより、設計が簡素化されるものである。
坦な面積を確保でき、同じ入力でもより大きな音圧を出
力でき、さらに振動板として用いる液晶表示板が平坦で
あることにより、設計が簡素化されるものである。
【0012】また、本発明の振動アクチュエータは、振
動板を内蔵しないことによるシンプルな構成であること
や、従来のように筐体に放音孔をあける必要がないの
で、気密性が良いという特徴も兼ね備えるものである。
動板を内蔵しないことによるシンプルな構成であること
や、従来のように筐体に放音孔をあける必要がないの
で、気密性が良いという特徴も兼ね備えるものである。
【0013】即ち、本発明は、磁気回路と、コイルと、
液晶表示板とを主要部品として構成された振動アクチュ
エータであって、前記コイルに駆動電流が流されて、前
記コイルが液晶表示板を振動させる振動アクチュエータ
である。
液晶表示板とを主要部品として構成された振動アクチュ
エータであって、前記コイルに駆動電流が流されて、前
記コイルが液晶表示板を振動させる振動アクチュエータ
である。
【0014】また、本発明は、前記振動アクチュエータ
が、周縁にコイル位置決め部が形成されたコイル支持台
と、前記コイル支持台に対して同軸状に配置固定された
柔軟なダンパと、前記ダンパの中央部に嵌合される中心
軸と、前記ダンパとの間に空隙を有して前記中心軸に装
着される永久磁石を含む磁気回路と、前記空隙に配置さ
れて前記コイル支持台のコイル位置決め部に装着固定さ
れるコイルを備えると共に、前記磁気回路をコイルに対
して同軸上に配置して、かつ可動に支持して構成される
振動アクチュエータであって、該コイル支持台を液晶表
示板に固定した振動アクチュエータである。
が、周縁にコイル位置決め部が形成されたコイル支持台
と、前記コイル支持台に対して同軸状に配置固定された
柔軟なダンパと、前記ダンパの中央部に嵌合される中心
軸と、前記ダンパとの間に空隙を有して前記中心軸に装
着される永久磁石を含む磁気回路と、前記空隙に配置さ
れて前記コイル支持台のコイル位置決め部に装着固定さ
れるコイルを備えると共に、前記磁気回路をコイルに対
して同軸上に配置して、かつ可動に支持して構成される
振動アクチュエータであって、該コイル支持台を液晶表
示板に固定した振動アクチュエータである。
【0015】また、本発明は、前記振動アクチュエータ
が、周縁にコイル位置決め部が形成されたコイル支持台
と、前記コイル支持台に対して同軸状に配置固定された
柔軟なダンパと、前記ダンパの中央部に嵌合される中心
軸と、前記ダンパとの間に空隙を有して前記中心軸に装
着される永久磁石を含む磁気回路と、前記空隙に配置さ
れて前記コイル支持台のコイル位置決め部に装着固定さ
れるコイルと、前記コイル支持台に固定され前記磁気回
路との間に空隙を有して配置された保護部材を備えると
共に、該磁気回路を該コイルに対して同軸上に配置し
て、かつ可動に支持して構成される振動アクチュエータ
であって、前記磁気回路の開口部が、液晶表示板の面に
向くように設置され、該保護部材を液晶表示板に固定し
た振動アクチュエータである。
が、周縁にコイル位置決め部が形成されたコイル支持台
と、前記コイル支持台に対して同軸状に配置固定された
柔軟なダンパと、前記ダンパの中央部に嵌合される中心
軸と、前記ダンパとの間に空隙を有して前記中心軸に装
着される永久磁石を含む磁気回路と、前記空隙に配置さ
れて前記コイル支持台のコイル位置決め部に装着固定さ
れるコイルと、前記コイル支持台に固定され前記磁気回
路との間に空隙を有して配置された保護部材を備えると
共に、該磁気回路を該コイルに対して同軸上に配置し
て、かつ可動に支持して構成される振動アクチュエータ
であって、前記磁気回路の開口部が、液晶表示板の面に
向くように設置され、該保護部材を液晶表示板に固定し
た振動アクチュエータである。
【0016】また、本発明は、前記振動アクチュエータ
が、周縁にコイル位置決め部が形成されたコイル支持台
と、前記コイル支持台に対して同軸状に配置固定された
柔軟なダンパと、前記ダンパの中央部に嵌合される中心
軸と、前記ダンパとの間に空隙を有して前記中心軸に装
着される磁気回路と、前記空隙に配置されて前記コイル
支持台のコイル位置決め部に装着固定されるコイルと、
前記コイル支持台に固定され前記磁気回路との間に空隙
を有して配置される保護部材を備えると共に、前記磁気
回路を、コイルに対して同軸上に配置して、かつ可動に
支持して構成された振動アクチュエータであって、前記
磁気回路の開口部が、液晶表示板と反対側の面に向くよ
うに設置され、前記保護部材は、液晶表示板に固定され
た振動アクチュエータである。
が、周縁にコイル位置決め部が形成されたコイル支持台
と、前記コイル支持台に対して同軸状に配置固定された
柔軟なダンパと、前記ダンパの中央部に嵌合される中心
軸と、前記ダンパとの間に空隙を有して前記中心軸に装
着される磁気回路と、前記空隙に配置されて前記コイル
支持台のコイル位置決め部に装着固定されるコイルと、
前記コイル支持台に固定され前記磁気回路との間に空隙
を有して配置される保護部材を備えると共に、前記磁気
回路を、コイルに対して同軸上に配置して、かつ可動に
支持して構成された振動アクチュエータであって、前記
磁気回路の開口部が、液晶表示板と反対側の面に向くよ
うに設置され、前記保護部材は、液晶表示板に固定され
た振動アクチュエータである。
【0017】
【実施例】本発明による振動アクチュエータについて、
以下、説明する。
以下、説明する。
【0018】(実施例1)図1は、本発明の実施例1の
振動アクチュエータにおける一部切り欠き斜視図であ
る。また、図2は、同実施例の振動アクチュエータにお
ける一部切り欠き平面図であり、図3は、同実施例の振
動アクチュエータにおける断面図である。
振動アクチュエータにおける一部切り欠き斜視図であ
る。また、図2は、同実施例の振動アクチュエータにお
ける一部切り欠き平面図であり、図3は、同実施例の振
動アクチュエータにおける断面図である。
【0019】図3に示すごとく、円盤状の永久磁石2を
挟み込むようにヨーク1とプレート3で磁気回路が形成
される。また、中心軸4は、サラねじのような形状をし
ていて、ダンパ8の中央の中心穴を貫通し、さらに磁気
回路の中心穴に嵌入している。
挟み込むようにヨーク1とプレート3で磁気回路が形成
される。また、中心軸4は、サラねじのような形状をし
ていて、ダンパ8の中央の中心穴を貫通し、さらに磁気
回路の中心穴に嵌入している。
【0020】つまり、中心軸4によって磁気回路とダン
パ8は、同軸上に位置決め固定されている。ダンパ8と
コイル支持台6は、樹脂材料または金属材料で一体成形
または加工されている。コイル支持台6には、中心穴と
同心円状にコイル位置決め部7が設けてある。コイル5
は、このコイル位置決め部7を基準として嵌入される。
従って、コイル5は、磁気回路の空隙、つまり磁束密度
の大きい空間に、磁気回路と同軸上に位置決めされた状
態で組立されている。また、コイル支持台6は、液晶表
示板9の裏面、つまり表示面ではない面に固定されてい
る。
パ8は、同軸上に位置決め固定されている。ダンパ8と
コイル支持台6は、樹脂材料または金属材料で一体成形
または加工されている。コイル支持台6には、中心穴と
同心円状にコイル位置決め部7が設けてある。コイル5
は、このコイル位置決め部7を基準として嵌入される。
従って、コイル5は、磁気回路の空隙、つまり磁束密度
の大きい空間に、磁気回路と同軸上に位置決めされた状
態で組立されている。また、コイル支持台6は、液晶表
示板9の裏面、つまり表示面ではない面に固定されてい
る。
【0021】ダンパ8の形状は、図2の中に示すよう
に、らせん状のスリットが施されてあり、中心軸4の軸
方向には、柔軟に支持できる構成となっている。このよ
うに、ダンパ8の機能は、磁気回路が図3において上下
に振動した場合、これを柔軟に支持し、初期状態に復元
する板ばねとしての機能を有する。なお、ダンパ8は、
図3において正確には断面が連続的にはならないが、こ
こでは簡略化して連続的に作図している。
に、らせん状のスリットが施されてあり、中心軸4の軸
方向には、柔軟に支持できる構成となっている。このよ
うに、ダンパ8の機能は、磁気回路が図3において上下
に振動した場合、これを柔軟に支持し、初期状態に復元
する板ばねとしての機能を有する。なお、ダンパ8は、
図3において正確には断面が連続的にはならないが、こ
こでは簡略化して連続的に作図している。
【0022】今、コイル5に100Hz前後の単一周波
数の信号を入力すると、コイル5は磁気回路の空隙にあ
るため、フレミングの左手の法則に従い、コイル5と磁
気回路は相対的に入力周波数に同期して振動し、その振
動は液晶表示板9を経由して外部へ出力される。
数の信号を入力すると、コイル5は磁気回路の空隙にあ
るため、フレミングの左手の法則に従い、コイル5と磁
気回路は相対的に入力周波数に同期して振動し、その振
動は液晶表示板9を経由して外部へ出力される。
【0023】次に、コイル5に2kHz前後の単一周波
数の信号を入力すると、コイル5と磁気回路は、相対的
に入力周波数に同期して振動し、コイル5の振動が液晶
表示板9へ伝わり、液晶表示板9を振動させるが、周波
数が高いために人の可聴域に入りブザー音となって聞こ
える。
数の信号を入力すると、コイル5と磁気回路は、相対的
に入力周波数に同期して振動し、コイル5の振動が液晶
表示板9へ伝わり、液晶表示板9を振動させるが、周波
数が高いために人の可聴域に入りブザー音となって聞こ
える。
【0024】さらに、コイル5に数百から数千Hzの音
声信号を入力すると、同様に液晶表示板9が振動する
が、液晶表示板9が振動板と同等の特性を示し、本振動
アクチュエータは、通常のスピーカと同様に音声を出力
することとなる。
声信号を入力すると、同様に液晶表示板9が振動する
が、液晶表示板9が振動板と同等の特性を示し、本振動
アクチュエータは、通常のスピーカと同様に音声を出力
することとなる。
【0025】(実施例2)図4は、本発明の実施例2の
振動アクチュエータにおける一部切り欠き斜視図であ
る。また、図5は、同実施例の振動アクチュエータの断
面図である。
振動アクチュエータにおける一部切り欠き斜視図であ
る。また、図5は、同実施例の振動アクチュエータの断
面図である。
【0026】基本的な構成は、実施例1と同様である
が、本実施例2の振動アクチュエータは、コイル支持台
6は保護部材10aを介して液晶表示板9の裏面に固定
されている。保護部材10aは、中心軸4の軸方向に平
行に延伸し、かつヨーク1に対して一定の空隙を持って
配置されている。この保護部材10aは、衝撃等の異常
時に、ヨーク1を含む磁気回路が中心軸4に対してラジ
アル方向に変位しようとした時の変位量を抑制する働き
を持つ。
が、本実施例2の振動アクチュエータは、コイル支持台
6は保護部材10aを介して液晶表示板9の裏面に固定
されている。保護部材10aは、中心軸4の軸方向に平
行に延伸し、かつヨーク1に対して一定の空隙を持って
配置されている。この保護部材10aは、衝撃等の異常
時に、ヨーク1を含む磁気回路が中心軸4に対してラジ
アル方向に変位しようとした時の変位量を抑制する働き
を持つ。
【0027】(実施例3)図6は、本発明の実施例3の
振動アクチュエータにおける一部切り欠き斜視図であ
る。また、図7は、同実施例の振動アクチュエータの断
面図である。
振動アクチュエータにおける一部切り欠き斜視図であ
る。また、図7は、同実施例の振動アクチュエータの断
面図である。
【0028】基本的な構成は、実施例1と同様である
が、実施例3では、コイル支持台6は、保護部材10b
を介して液晶表示板9の裏面に固定されている。この場
合、先の実施例1と実施例2の場合の振動アクチュエー
タの固定夫の方向とは、上下逆転して固定されている。
が、実施例3では、コイル支持台6は、保護部材10b
を介して液晶表示板9の裏面に固定されている。この場
合、先の実施例1と実施例2の場合の振動アクチュエー
タの固定夫の方向とは、上下逆転して固定されている。
【0029】図7にて、保護部材10bは、中心軸4の
軸方向に平行に延伸し、かつヨーク1に対して一定の間
隔を持って配置され、衝撃等の異常時に、ヨーク1を含
む磁気回路が中心軸4に対してラジアル方向に変位しよ
うとしたときの変位量を抑制する働きを持つ。ここで、
磁気回路が上下反転している理由は、漏れ磁束が液晶表
示板9の表面に発生するのを防止するためである。
軸方向に平行に延伸し、かつヨーク1に対して一定の間
隔を持って配置され、衝撃等の異常時に、ヨーク1を含
む磁気回路が中心軸4に対してラジアル方向に変位しよ
うとしたときの変位量を抑制する働きを持つ。ここで、
磁気回路が上下反転している理由は、漏れ磁束が液晶表
示板9の表面に発生するのを防止するためである。
【0030】図8は、本発明の振動アクチュエータの携
帯電話(PHS)への応用例を示す図である。携帯電話
(PHS)の液晶表示板13の裏面に、本発明の振動ア
クチュエータ11を固定している。この場合、液晶表示
板が振動板として機能するため、従来のスピーカー内蔵
型に見られるような放音孔は必要としない。
帯電話(PHS)への応用例を示す図である。携帯電話
(PHS)の液晶表示板13の裏面に、本発明の振動ア
クチュエータ11を固定している。この場合、液晶表示
板が振動板として機能するため、従来のスピーカー内蔵
型に見られるような放音孔は必要としない。
【0031】図9は、本発明の振動アクチュエータの携
帯端末への応用例を示す図である。携帯端末14の液晶
表示板15の裏面に、本発明による振動アクチュエータ
11を固定している。この場合も、液晶表示板が振動板
として機能するため、従来のスピーカー内蔵型に見られ
るような放音孔は必要としない。
帯端末への応用例を示す図である。携帯端末14の液晶
表示板15の裏面に、本発明による振動アクチュエータ
11を固定している。この場合も、液晶表示板が振動板
として機能するため、従来のスピーカー内蔵型に見られ
るような放音孔は必要としない。
【0032】その他、図8、図9に限らず、本振動アク
チュエータは、ゲーム機やテレビ、パソコンのモニター
等液晶表示板を用いた表示装置に固定し、応用すること
が可能である。また、液晶表示板に限らず、外部筐体と
して、例えば、プラズマディスプレイのような平板表示
装置に応用することも可能である。
チュエータは、ゲーム機やテレビ、パソコンのモニター
等液晶表示板を用いた表示装置に固定し、応用すること
が可能である。また、液晶表示板に限らず、外部筐体と
して、例えば、プラズマディスプレイのような平板表示
装置に応用することも可能である。
【0033】以上、述べたごとく、本発明によれば、従
来、通常の筐体を振動板として利用する構成上、筐体の
材質、厚み、3次元形状等に音圧が依存するため、最適
な設計を行うには、高度な技術が必要になること、また
小型化に伴い振動板としての有効面積が減少し、十分な
音圧が得られない等の問題があったものを、液晶表示板
と一体化することで、設計の簡素化、有効面積の増加
(液晶表示板の大画面化に伴う)による音圧向上が可能
となった。
来、通常の筐体を振動板として利用する構成上、筐体の
材質、厚み、3次元形状等に音圧が依存するため、最適
な設計を行うには、高度な技術が必要になること、また
小型化に伴い振動板としての有効面積が減少し、十分な
音圧が得られない等の問題があったものを、液晶表示板
と一体化することで、設計の簡素化、有効面積の増加
(液晶表示板の大画面化に伴う)による音圧向上が可能
となった。
【0034】
【発明の効果】以上、本発明によれば、振動板を大き
く、しかも平坦にした、また同じ入力でも、より大きな
音圧を出力でき、かつ設計が簡素化された振動アクチュ
エータを提供することができる。
く、しかも平坦にした、また同じ入力でも、より大きな
音圧を出力でき、かつ設計が簡素化された振動アクチュ
エータを提供することができる。
【図1】本発明による実施例1の振動アクチュエータで
の一部切り欠き斜視図。
の一部切り欠き斜視図。
【図2】本発明による実施例1の振動アクチュエータで
の一部切り欠き平面図。
の一部切り欠き平面図。
【図3】本発明による実施例1の振動アクチュエータの
断面図。
断面図。
【図4】本発明による実施例2の振動アクチュエータで
の一部切り欠き斜視図。
の一部切り欠き斜視図。
【図5】本発明による実施例2の振動アクチュエータの
断面図。
断面図。
【図6】本発明による実施例3の振動アクチュエータで
の一部切り欠き斜視図。
の一部切り欠き斜視図。
【図7】本発明による実施例3の振動アクチュエータの
断面図。
断面図。
【図8】本発明による振動アクチュエータの携帯電話へ
の応用例の概略図。
の応用例の概略図。
【図9】本発明による振動アクチュエータの携帯端末へ
の応用例の概略図。
の応用例の概略図。
【図10】従来の振動アクチュエータの断面図。
【図11】従来の他の振動アクチュエータの断面図。
1,21 ヨーク 2,22 永久磁石 3,23 プレート 4,24 中心軸 5,25 コイル 6,26 コイル支持台 7,27 コイル位置決め部 8,28 ダンパ 9 液晶表示板 10a,10b 保護部材 11 振動アクチュエータ 12 携帯電話(PHS)の筐体 13 携帯電話(PHS)の液晶表示板 14 携帯端末の筐体 15 携帯端末の液晶表示板 29a,29b 筐体 30 振動板 31 放音孔
Claims (4)
- 【請求項1】 磁気回路と、コイルと、液晶表示板とを
主要部品として構成された振動アクチュエータであっ
て、前記コイルに駆動電流が流されて、前記コイルが液
晶表示板を振動させてなることを特徴とする振動アクチ
ュエータ。 - 【請求項2】 周縁にコイル位置決め部が形成されたコ
イル支持台と、前記コイル支持台に対して同軸状に配置
固定された柔軟なダンパと、前記ダンパの中央部に嵌合
される中心軸と、前記ダンパとの間に空隙を有して前記
中心軸に装着される磁気回路と、前記空隙に配置されて
前記コイル支持台のコイル位置決め部に装着固定される
コイルを備えると共に、前記磁気回路をコイルに対して
同軸上に配置して、かつ可動に支持して構成される振動
アクチュエータであって、前記コイル支持台が、液晶表
示板に固定されたことを特徴とする請求項1記載の振動
アクチュエータ。 - 【請求項3】 周縁にコイル位置決め部が形成されたコ
イル支持台と、前記コイル支持台に対して同軸状に配置
固定された柔軟なダンパと、前記ダンパの中央部に嵌合
される中心軸と、前記ダンパとの間に空隙を有して前記
中心軸に装着される磁気回路と、前記空隙に配置されて
前記コイル支持台のコイル位置決め部に装着固定される
コイルと、前記コイル支持台に固定され前記磁気回路と
の間に空隙を有して配置される保護部材を備えると共
に、前記磁気回路を、コイルに対して同軸上に配置し
て、かつ可動に支持して構成された振動アクチュエータ
であって、前記磁気回路の開口部が、液晶表示板の面に
向くように設置され、前記保護部材が、前記液晶表示板
に固定されたことを特徴とする請求項1記載の振動アク
チュエータ。 - 【請求項4】 周縁にコイル位置決め部が形成されたコ
イル支持台と、前記コイル支持台に対して同軸状に配置
固定された柔軟なダンパと、前記ダンパの中央部に嵌合
される中心軸と、前記ダンパとの間に空隙を有して前記
中心軸に装着される磁気回路と、前記空隙に配置されて
前記コイル支持台のコイル位置決め部に装着固定される
コイルと、前記コイル支持台に固定され前記磁気回路と
の間に空隙を有して配置される保護部材を備えると共
に、前記磁気回路を、コイルに対して同軸上に配置し
て、かつ可動に支持して構成された振動アクチュエータ
であって、前記磁気回路の開口部が、液晶表示板と反対
側の面に向くように設置され、前記保護部材は、前記液
晶表示板に固定されたことを特徴とする請求項1記載の
振動アクチュエータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000010042A JP2001191028A (ja) | 2000-01-13 | 2000-01-13 | 振動アクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000010042A JP2001191028A (ja) | 2000-01-13 | 2000-01-13 | 振動アクチュエータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001191028A true JP2001191028A (ja) | 2001-07-17 |
Family
ID=18538105
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000010042A Pending JP2001191028A (ja) | 2000-01-13 | 2000-01-13 | 振動アクチュエータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001191028A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010526478A (ja) * | 2007-05-03 | 2010-07-29 | アギア システムズ インコーポレーテッド | 集積オーディオビジュアル出力デバイス |
KR20170055942A (ko) * | 2015-01-13 | 2017-05-22 | 주식회사 씨케이머티리얼즈랩 | 웨어러블 장치 |
JP2021142526A (ja) * | 2017-06-29 | 2021-09-24 | パイオニア株式会社 | 振動子ホルダー、振動ユニット、及び振動ユニット付き座席 |
US11760375B2 (en) | 2015-01-13 | 2023-09-19 | Ck Materials Lab Co., Ltd. | Haptic information provision device |
-
2000
- 2000-01-13 JP JP2000010042A patent/JP2001191028A/ja active Pending
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US10204494B2 (en) | 2015-01-13 | 2019-02-12 | Ck Materials Lab Co., Ltd. | Haptic information provision device |
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US11760375B2 (en) | 2015-01-13 | 2023-09-19 | Ck Materials Lab Co., Ltd. | Haptic information provision device |
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