JP2568674Y2 - 音響装置 - Google Patents

音響装置

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JP2568674Y2
JP2568674Y2 JP1988038440U JP3844088U JP2568674Y2 JP 2568674 Y2 JP2568674 Y2 JP 2568674Y2 JP 1988038440 U JP1988038440 U JP 1988038440U JP 3844088 U JP3844088 U JP 3844088U JP 2568674 Y2 JP2568674 Y2 JP 2568674Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、開口管ポートを有するヘルムホルツ共鳴
器に振動器を配設し、この振動器を駆動することにより
共鳴音響を放射するようにした音響装置に関し、特に、
小形で、重低音再生が可能であり、かつ、音源、すなわ
ち振動器および開口ポートの配置の自由度を増大した音
響装置に関する。
[従来の技術] ヘルムホルツ共鳴を利用した音響装置として位相反転
形(バスレフ形)スピーカシステムが知られている。第
9図は、バスレフ形スピーカシステムの構成の一例を示
す斜視図および断面図である。同図のスピーカシステム
は、箱体(キャビネット)1の前面に穴を開けて振動板
2および動電形スピーカ3からなる振動器(スピーカユ
ニット)4を取り付け、また、その下方に開口ポート6
で外部へ開口する音道7を有する開口管ポート8を設け
ている。ここで、通常の基本設定に従ったバスレフ形ス
ピーカシステムにおいては、箱体1の空気バネと音道7
の空気質量による共鳴周波数(反共振周波数)fopを、
バスレフ形箱体に組み込んだ状態での振動器4の最低共
振周波数foより僅かに低く設定してある。そして、前記
共鳴周波数よりも高い周波数では、振動板2の後面から
の音圧が音道7のところで逆位相となり、従って箱体1
の前方では、振動板2の前面からの直接放射音と開口ポ
ート6からの音が結果的に同相となり、同相加算されて
音圧が強められる。つまり、この同相加算によって、シ
ステムとしての最低共振周波数が共鳴器の共鳴周波数f
opまで伸び、最適設計されたバスレフ形スピーカシステ
ムによれば、出力音圧の周波数特性を振動器の前記共振
周波数fo以下まで伸ばすことができ、第10図に2点鎖線
で示すように、一様再生範囲を無限平面バフルや密閉形
バフルよりも広げることができる。
[考案が解決しようとする課題] ところで、このようなバスレフ形スピーカシステムに
おいては、反共振(共鳴)を生じさせる周波数は、50〜
100Hzと低いため、音の波長は長く、振動板2前面と開
口ポート6とのいわゆる2つの発音源間の距離差による
干渉は目立ちにくい。特に、通常のスピーカキャビネッ
ト寸法から見て、互いに逆相打消しに至る程の行程差を
有することはまずあり得ない。しかし、従来のバスレフ
形スピーカシステムにおいては、原理上、位置関係が重
要視され、一般に、同相加算をできるだけ正確に行なう
ために、振動板2と開口ポート6との2つの発音源を同
一平面に、特に再生音放射方面に対向するキャビネット
1の前面にいわゆる面一(つらいち)に並置すべきもの
と考えられていた。また、より低音再生帯域を伸ばす等
の目的で、開口管ポート8の長さを長くして行程差が大
きくなれば必然的に干渉の問題を生じることが考えられ
る。
また、従来のスピーカシステムでは、基本的により低
音を良好に再生するにはより大型のキャビネットに頼ら
ざるを得ず、これを打破するものはなかった。バスレフ
形スピーカシステムにおいても、同一キャビネット容積
では密閉形より低域まで再生が可能ではあるが、一般に
ある程度大きなキャビネットを用いるのが常であった。
ここで、共鳴周波数fopは、音速をc、開口管ポート8
の断面積(開口ポート6の面積)をS、開口管ポート8
の長さをl、キャビネット1の容積をVとすると、 fop=c(S/lV)1/2/2π ……(1) として求められる。したがって、従来、共鳴周波数fop
を設定する開口管ポート8の形状は、キャビネット容積
Vが大きい分、S/lが大きくて済み、一般にポートは短
くて済んでいた。このため、上述のように振動板2と開
口ポート6とをキャビネット1の前面に面一に並置する
ことに何ら支障はなかった。また、そこに収め切れない
ような、例えばキャビネット1の奥行以上の、ポート長
になることもなかった。また、従来から、“Loudspeake
rs in Vented Boxes:PartI,PartII"(A.N.Thiele,Journ
al of Audio Engineering Society 1971 vol.19 No.5,N
o.6)のバスレフ設計手法(これは振動板側の共振系の
特性を電気的な手法を用いて最適化しようというもの)
等に示されるように種々の検討もなされてきたが、いず
れによっても設計の困難性は本質的に解消できなかった
し、さらには未だ充分なる小型重低音再生を実現し得な
かった。
さらに、低音再生領域を拡大しようとして、バスレフ
形スピーカシステムの基本思想にこだわらず、キャビネ
ット1と開口管ポート8とで構成されるヘルムホルツ形
共鳴器の共鳴周波数fopを極度に低く設定することも考
えられるが、この場合、従来の一般的なパワーアンプに
よる定電圧駆動方式では、スピーカユニット側と共鳴器
側との相互依存性のため、ユニット側のQ値が上昇する
とともに共鳴器側のQ値が低下し、共鳴器として充分な
低音共鳴放射能力を確保することができなかった。この
ようなQ値の変化は、開口管ポート8の径を細くする
程、また開口管ポート長を長くする程、さらに、開口管
ポートを折曲げたり、開口管ポートの後端開口部とキャ
ビネット内面とが該開口管ポートの内径以下に近づくこ
とによっても顕著となる。したがって、従来の位相反転
形スピーカシステムにおいては、開口管ポート8を長く
して、折曲げたり、キャビネット前面より突出させなけ
ればならない程、小形化し、かつ低音再生領域を拡大す
ることは、不可能ないし極めて困難であると考えられて
いた。
この考案の目的は、上述の従来形の問題点に鑑み、小
形で、重低音再生が可能であり、かつ、音源配置の自由
度が大きい音響装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段」 上述した課題を解決するため、この考案では、開口管
ポートを有するヘルムホルツ共鳴器と、このヘルムホル
ツ共鳴器を駆動するための共鳴器駆動部を含んで構成さ
れる振動体を有して前記共鳴器に配設される振動器と、
この振動器を電気的に駆動する振動器駆動手段と、この
振動器駆動手段中に設けられ、電気的サーボ手段を構成
することにより、ヘルムホルツ共鳴器からの共鳴による
音響の再生特性に対するヘルムホルツ共鳴器の共振系の
特性および振動器の振動系の特性の相互依存条件を少な
くしあるいはなくすとともに、ヘルムホルツ共鳴器のQ
値を大きくする負性インピーダンス発生回路とを有し、
ヘルムホルツ共鳴器の共鳴周波数は、振動器駆動手段が
この振動器駆動手段の出力インピーダンス中に等価的に
零以上の抵抗成分を発生して振動器を駆動した場合にこ
のヘルムホルツ共鳴器の低音共鳴放射能力が確保される
最低周波数よりも低く、かつ、開口管ポートの管長がこ
の共鳴器の体積部分の最大寸法より長くなるように設定
され、また開口管ポートは、ヘルムホルツ共鳴器から外
部へ突出させたことにより必要な管長を確保することを
特徴とする。
[作用] 上述の構成からなるこの考案においては、ヘルムホル
ツ共鳴器駆動時に該共鳴器側からの大気反作用、すなわ
ち共鳴器内空気の反作用を打ち消すように振動器を駆動
するようにしている。つまり、振動器は共鳴器側すなわ
ち箱体側からの大気反作用に影響されない、充分に制動
のかかった、いわゆるデッドの状態で駆動されるため、
直接放射音響の周波数特性は箱体の容積に影響されな
い。したがって、ヘルムホルツ共鳴器の空洞として、か
つ振動器の容器として不都合が生じない限り、箱体の容
積を小さくすることができる。また、ヘルムホルツ共鳴
器駆動時に該共鳴器側からの大気反作用を打ち消すよう
に振動器を駆動するということは、該共鳴器側から見れ
ば、振動器の振動板が、共鳴器側からは駆動できない等
価的な壁となっているということである。したがって、
ヘルムホルツ共鳴器としてのQ値は、振動器の特性には
影響されず、共鳴周波数fopを下げても充分高いQ値を
確保することができる。また、開口管ポートの音響抵抗
の増加が共鳴器のQ値に及ぼす影響も前記相互依存によ
る場合より低減される。このため、この考案によると、
システムを小形化した上に、従来のバスレフ形スピーカ
システムより低音まで再生することが可能となる。
そして、この場合、キャビネットを小形化し、かつ共
鳴器の共鳴周波数fopを下げるためには、前記(1)式
よりS/lを小さくする必要があり、開口管ポート8の長
さlはキャビネット本体より長くなる可能性が高い。開
口管ポートをキャビネット内で何度も折曲させて収納し
ようとすると、音響抵抗が大きくなり、結果として共鳴
Qを低下させる。しかし、開口管ポート(共鳴ポート)
をキャビネットから突出させれば、共鳴器の共振周波数
fopを、前記開口管ポートの管長lが該共鳴器の体積部
分の最大寸法より長くなるような周波数に設定したとし
ても、開口管ポートの管長を確保しながら折曲による共
鳴Qの低下を防止することができる。
[効果] 以上のように、この考案によると、キャビネットを小
形化し、かつ重低音を再生することができるとともに、
このために開口管ポートを長くしたとしても、これによ
る低音域特性の劣化が少ない。すなわち、開口管ポート
をキャビネットから突出させることにより、システムを
さらに小形化することが可能となる。また、振動器(ス
ピーカユニット)と開口管ポートは、各分担帯域の音響
を独立的に放射するため、基本的には2音源間の位相関
係を考慮する必要がない。したがって、振動器と開口管
ポートの開口部との相対位置関係を任意に設定すること
ができる。
さらに、開口管ポートをキャビネットから突出させて
いるため、開口管ポートの開口方向を可変にすることが
でき、再生環境に応じ好みのセッティングを行なうこと
が可能となる。
[実施例] 以下、添付の第1図ないし第8図を参照して、この考
案の実施例を説明する。なお、第9図に示した従来例の
共通または対応する要素には同一の符号を付してある。
第1図は、この考案の一実施例に係る音響装置の構成
を示す。同図の音響装置(スピーカシステム)は、箱体
1の前面に穴を開けて振動板2および動電形電気音響変
換器(スピーカ)3からなる振動器4を取り付け、ま
た、箱体1の上部に該箱体1から突出するとともに開口
ポート6により外部へ開口する音道7を有する開口管ポ
ート8を設けて、この開口管ポート8と箱体1とでヘル
ムホルツ共鳴器を形成したものである。このヘルムホル
ツ共鳴器においては、閉じられた空胴である箱体1の空
気バネと開口管ポート8の音道7内の空気質量とによっ
て空気の共鳴現象が生じる。そして、この共鳴周波数f
opは、前記(1)式により求められる。
この実施例の音響装置において、変換器3は振動器駆
動装置30に接続されている。この振動器駆動装置30は箱
体1と開口管ポート8とからなるヘルムホルツ共鳴器駆
動時に該共鳴器側からの大気反作用を打ち消すように電
気的サーボを施すサーボ部31を具備している。このよう
なサーボ系としては、出力インピーダンス中に等価的に
負性インピーダンス成分(−Zo)を発生させる負性イン
ピーダンス発生回路を適用することができる。
次に、第1図に示す構成の音響装置の作用を説明す
る。
振動器駆動装置30から振動器4に駆動信号が与えられ
ると、変換器3はこれを電気機械変換して振動板2を前
後(図中の左右)に往復駆動する。振動板2はこの往復
運動を機械音響変換する。ここで、振動板2の前面側
(図中の右面側)は音響を直接外部に放射するための直
接放射部をなしており、振動板2の後面側(図中の左面
側)は箱体1ろ開口管ポート8からなるヘルムホルツ共
鳴器を駆動するための共鳴器駆動部をなしている。そし
て、この振動板2の後面側には、箱体1内の空気からの
大気反作用が加わるが、振動器駆動装置30は、この大気
反作用を打ち消すように振動器4を駆動する。
このように、振動器4を、前記ヘルムホルツ共鳴器駆
動時に該共鳴器からの大気反作用を打ち消すように駆動
すると、振動板2は共鳴器の側からは駆動できず、この
共鳴器側から見れば剛体すなわち壁として作用する。し
たがって、ヘルムホルツ共鳴器としての共鳴周波数およ
びQは、直接放射部としての振動器4の共振周波数およ
びQから独立したものとなり、かつ振動器4からの共鳴
器受動エネルギーも前記直接放射部とは独立して与えら
れることになる。また、振動器4は共鳴器すなわち箱体
1側からの大気反作用に影響されない、いわゆるデッド
の状態で駆動されるため、直接放射音響の周波数特性が
箱体1の容積に影響されない。したがって、この実施例
の構成によれば、ヘルムホルツ共鳴器の空洞である箱体
1の容積を従来のバスレフ形スピーカシステムより小さ
くすることができ、この場合、共鳴周波数fopを従来の
バスレフ形スピーカシステムよりさらに低く設定しても
Q値は充分な大きさに設定することができる。この結
果、第1図の音響装置においては、箱体1を従来のバス
レフ形スピーカシステムより小形化しても、より低音ま
で再生することが可能となる。
第1図において、変換器3は、振動器駆動装置30から
の駆動信号に応答して振動板2を駆動し、かつ箱体1と
開口管ポート8とで構成されるヘルムホルツ共鳴器に対
し独立に駆動エネルギーを与える。これにより、第1図
中に矢印aで示すように振動板2から音響が直接放射さ
れるとともに、箱体1中の空気が共鳴させられて、第1
図中に矢印bで示すように、共鳴放射部(開口ポート
6)から充分な音圧の音響が共鳴放射される。そして、
前記ヘルムホルツ共鳴器における開口管ポート8の音道
7内の空気等価質量の調整により、この共鳴周波数fop
を変換器3の再生周波数帯域より低く設定し、かつ音道
7の等価抵抗の調整によるQ値の適正レベルへの設定に
より、開口ポート6から適切なレベルの音圧が得られる
ことを条件として、例えば第2図に示すように音圧の周
波数特性を得ることができる。
また、このヘルムホルツ共鳴器は、振動器4とは全く
独立して重低音域の音響放射を行なう仮想ウーハとも言
うべき存在となっている。そして、この仮想ウーハは、
ポート径に相当する小口径であるにもかかわらず大口径
のものに相当し、しかも振動板が空気であり、振幅歪の
少ない理想的なスピーカである。
また、(1)式からも明らかなように、ヘルムホルツ
共鳴器の共鳴周波数fopは箱体1の任意の容積Vに対
し、音道7の断面積Sと長さlとの比率を適宜選択する
ことにより設定できるので、この比率を一定として共鳴
ポート(開口管ポート)8の長さlを設定することによ
り、開口部6を自由な位置へセットすることができる。
[他の実施例] 第3〜8図は、それぞれ第1図の開口管ポートの他の
実施例を示す図である。
第3図は、従来のバスレフ形スピーカシステムに対
し、開口管ポート8をキャビネット(箱体)1の奥行よ
り長くした場合の実施例を示す。この場合、開口管ポー
ト8の後端部を箱体1の内面から少なくとも該開口管ポ
ート8の内径だけ離し、開口管ポート8の箱体1内に収
らない部分を箱体1の外部に突出させている。
第4図は、第3図のものが箱体1の前面に開口管ポー
ト8を突出させているのに対し、箱体1の後面に開口管
ポート8を突出させたものである。
第5図は、開口管ポート8を箱体1および振動器4を
設置した部屋とは別の部屋に開口させたものである。
第6図は、第1図のものに対し、開口管ポート8をL
形に折り曲げたものである。
第7図は、第6図のL形開口管ポート8を箱体1への
取付部分8aで回動自在に構成したものである。
第8図は、開口管ポート8として中央部分8bをフレキ
シブル管で構成したフレキシブルポートを用いたもので
ある。
これらの第6図ないし第8図の構成によると、開口管
ポート8の開口部、すなわち仮想低域ウーハを再生環境
に応じて好みの位置および向きにセッティングすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例に係る音響装置の構成
図、 第2図は、第1図の音響装置から放射される音響の音圧
の周波数特性図、 第3〜8図は、それぞれ第1図の開口管ポートの変形例
を示す図、 第9図は、従来のバスレフ形スピーカシステムの構成を
示す斜視図および断面図、 第10図は、第9図のスピーカシステムの音圧特性の説明
図である。 2:振動板、3:変換器、4:振動器、6:開口ポート、7:音
道、8:開口管ポート、8a:開口管ポートの先端部、8b:フ
レキシブルポート、30:振動器駆動装置、31:サーボ部。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口管ポートを有するヘルムホルツ共鳴器
    と、 前記ヘルムホルツ共鳴器を駆動するための共鳴器駆動部
    を含んで構成される振動体を有して前記共鳴器に配設さ
    れる振動器と、 この振動器を電気的に駆動する振動器駆動手段と、 この振動器駆動手段中に設けられ、電気的サーボ手段を
    構成することにより、前記ヘルムホルツ共鳴器からの共
    鳴による音響の再生特性に対する前記ヘルムホルツ共鳴
    器の共振系の特性および前記振動器の振動系の特性の相
    互依存条件を少なくしあるいはなくすとともに、前記ヘ
    ルムホルツ共鳴器のQ値を大きくする負性インピーダン
    ス発生回路とを有し、 前記ヘルムホルツ共鳴器の共鳴周波数は、前記振動器駆
    動手段が当該振動器駆動手段の出力インピーダンス中に
    等価的に零以上の抵抗成分を発生して前記振動器を駆動
    した場合に当該ヘルムホルツ共鳴器の低音共鳴放射能力
    が確保される最低周波数よりも低く、かつ、前記開口管
    ポートの管長が該共鳴器の体積部分の最大寸法より長く
    なるように設定され、 また前記開口管ポートは、前記ヘルムホルツ共鳴器から
    外部へ突出させたことにより前記必要な管長を確保する
    ことを特徴とする音響装置。
  2. 【請求項2】前記開口管ポートは、その大気側開口部の
    開口方向が変更可能に構成されている請求項1記載の音
    響装置。
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