JPS61185403A

JPS61185403A - 丸鋸刃

Info

Publication number: JPS61185403A
Application number: JP2717785A
Authority: JP
Inventors: 利夫生田; 岩崎　重左ヱ門; 熊野　文博; 浜田　利一
Original assignee: Matsushita Electric Works Ltd
Current assignee: Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date: 1985-02-14
Filing date: 1985-02-14
Publication date: 1986-08-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［技術分野１本発明は、丸鋸基板の周端部に超硬合金材料で形成され
たチップをろう付けで固定して木材などの切断材料を切
れ昧良く切断できるようにした丸鋸刃に関するものであ
る。

［背景技術］第１１図に示すような丸鋸にあっては、ケーシング１１
及びケーシング１１内に設けられたモータ１２、モータ
１２の回転駆動輪に丸鋸刃取付ワッシャ１３によって取
り付けられた丸鋸刃１４などから構成されており、モー
タ１２の回啄駆動により丸鋸刃１４を回転させて木材な
どの切断材料１５を切断できるようになっている。そし
て、丸鋸刃１４の先端には切断材料１５が容易に切断で
きるように、超硬合金材料で形成されたチップ５がろう
付は等によって接合されている。すなわち、第１２図に
示すように、丸鋸刃１４の周囲に丸鋸台座１を複数外方
向へ突設すると共に丸鋸台座１の回転方向がわの側端部
に丸鋸刃１４の半径方向に対し略垂直な横面２とこの横
面２に対し交差する縦面３とで構成される切欠部４を形
成し、この切欠部４にチップ５をろう付けで固定するよ
うにしたものである。従来ではこのように、チップ５の
底面接合部１７とチップ５の側面接合部１６とでチップ
５は丸鋸台座１に接合されており、丸鋸刃１４の回転方
向の力に対するチップ５の接合強度は側面接合部１６で
受け、また丸鋸刃１４の半径方向の力に対する接合強度
は底面接合部１７で受けるようにしているものであった
。ところが、従来の丸鋸台座１及びチップ５の接合部分
であるろう付は面はストレート面であるため、ろう付は
強度が不十分であり、従って丸鋸の落下などで丸鋸刃１
４に半径方向の衝撃力Ｐが作用した場合にＩよチップ５
そのものは超硬合金であって硬いために欠けることはな
いが、第１２図（ｂ）のように切欠部４のＡ点を支庶と
して衝撃力Ｐの分力Ｐ　、、Ｐ、が発生し、チップ５が
回転して雨後合部１６，１７からチップ５が剥がれると
いう欠点があった。

このようになると、チップ５全体が剥がれるため急激に
切削抵抗が変動すると共に、すぐ後方のチップ５に大き
な負荷がかかってこのチップ５も直ぐに欠けることにな
り、次々とチップ５が欠けて丸鋸刃１４の切削能力が大
きく低下するものであった。そして、このように割合に
大きなチップ５全体が高速回転中に剥がれるとチップ５
が周囲へ飛び散って大変危険なものであった。

［発明の目的］本発明は上記の点に鑑みて成されたものであって、チッ
プのろう付は強度を上げることにより、チップが切削中
に飛び散るのをなくして丸鋸の安全性を向上することが
できると共に、切削能力が急激に低下するのを防止する
ことができる丸鋸刃を提供することを目的とするもので
ある。

［発明の開示］すなわち、本発明の丸鋸刃は、丸鋸台座１の半径方向に
対し略垂直な横面２とこの横面２に対し交差する縦面３
とで構成される切欠部４を丸鋸台座１に形成し、前記切
欠部４に接してチップ５をろう付けで固定して成る丸鋸
刃において、切欠部４の縦面３とチップ５の剥離方向の
荷重を受け止める突起部７を少なくとも丸鋸台座１とチ
ップ５とのいずれか一方に形成して成るもので、突起部
７を設けることによりチップ５と丸鋸台座１間の・ろう
付は面積を増し、また突起部７でチップ５が剥厘するの
を防止して上記目的を達成したものである。

以下本発明を実施例に基づいて詳述する。丸鋸刃１４は
丸鋸基板１８の周囲に複数の丸鋸台座１を外方向へ一定
間隔に突出すると共に丸鋸台座１に超硬合金材料のチッ
プ５をろう付けで固定して形成されている。第１図に示
すように、丸鋸台座１の回転方向側の端部には丸鋸台座
１の半径方向に対して略垂直な横面２とこの横面２に対
し交差する縦面３とで構成される切欠部４が形成されて
いる。横面２と縦面３とのなす角度θは鋭角に、すなわ
ち９０°以下に設定するのが好ましい、チップ５は超硬
合金材料でＬ字状に形成され、第２図に示すようにチッ
プ５の先端部には丸鋸台座１側へ向けて突起部７が一体
に突出してある。この突起部７とチップ５の丸鋸台座１
がわ側面１９との間には切欠部８が形成されている。

しかして、このチップ５を丸鋸刃１４の丸鋸台座１に接
合するにあたっては、チップ５の底部に形成された側面
鋭角の固定部２０を丸鋸台座１の切欠部４に挿入すると
共にチップ５の切欠部８内に丸鋸台座１の先端部に設け
られた突部２１を挿入重合させ、そしてチップ５と丸鋸
台座１との間に銀あるいは銀と銅の合金などで形成され
るろう材２２を充填してろう付けするのである。チップ
５はその突起部７裏面が丸鋸台座１の突部２１にろう付
けされ、またチップ５の側面１９が丸鋸台座１の切欠部
４の縦面３に、チップ５の底面２６が切欠部４の横面２
にそれぞれ接合されることになり、チップ５はろう付は
面積が増えて強固に丸鋸台座１に接合されることになる
。しかも、丸鋸台座１の切欠部４内にはチップ５の固定
部２０が嵌入し、且つチップ５の切欠部８内に丸鋸台座
１の突部２１が嵌入することになるために、チップ５に
切削時の過負荷が作用した場合でもチップ５の剥離力を
これらチップ５の突起部マと丸鋸台座１の突部２１とで
受け止めることができ、チップ５が丸鋸刃１４から剥離
するのを防ぐことができるものである。また、第３図の
ように丸鋸台座１の突部２１の先端部にアールを付けて
曲面加工をしておくことにより、チップ５に受ける衝撃
力をこの白面部２３で分散させることができ、負荷の集
中をな（してチップ５の剥離を防止することがで終るも
のである。しかも、この曲面部２３を設けることにより
、ろう付は作業が容易に行えチップ５を丸鋸台座１に重
合し易くなるという利点がある。

なお、第４図及び第５図はチップ５の形状を変えた別の
実施例を示したものである。すなわち、チップ５先端部
より丸鋸台座１の周方向へ上部突起９を突出すると共に
チップ５の側面１９両側から１１１１１部１０を鳳出し
て側面１９と側壁部１０とで突起部７を形成し、両側壁
部１０．１０と上部突起９との間で丸鋸台座１側へ開口
する切欠部８を形成するようにしたものである。チップ
５を丸鋸台座１にろう付けする場合には、チップ５の切
欠部８内に丸鋸台座１の突部２１を挿入するようにして
チップ５を丸鋸台座１に嵌合させると共に両者間にろう
材２２を充填して接合するのである。

この実施例にあっては、チップ５の側面１９が丸鋸台座
１の縦面３に接合し、チップ５の両側壁部１０．１０の
内面が丸鋸台座１の両側面に接合することになり、さら
にチップ５の底面２６が丸鋸台座１の横面２に接合され
てチップ５のろう付は強度が上がり、チップ５を丸鋸刃
１４に強固に接合することができるものである。しかも
、チップ５内に丸鋸台座１の突部２１が挿入しているた
めに、丸鋸台座１の厚み方向の荷重に対してもチッ・　
プ５の剥離強度を高めることができる利点がある。

サラニ、第６図は他の実施例を示したものである。この
実施例は丸鋸台座１の回転方向側に設けた切欠部４の画
室２５側に横面２より突起部７を外方向へ突出したもの
である。チップ５の固定部２０を切欠部４内に挿入Ｌ　
ｆ　′Ａ’ｒ　＃神ナスシ　手、。

プ５の回転方向がわの側面は突起部７で固定されると共
にこの部分のろう付は面積が増えることになり、ろう付
は強度が上がるのである。また、第７図のように突起部
７の画室２５側にテーパを付けておくことにより、上記
利息に加え切削屑を突起ｓ７のテーパ面３０を伝ってス
ムーズに１室２５内へ排出することが可能となり、丸鋸
刃１４の切削抵抗が減少できるものである。

また、第８図は他の実施例を示したもので、突起部７を
チップ５の底面２６から下方へ突出して形成すると共に
突起部７とチップ５の側面１９との間に切欠部８を形成
し、チップ５の固定部２０を丸鋸台座１の切欠部４内に
挿入すると共にチップ５の切欠部８内に丸鋸台座１の基
部２７を挿入係合させたものである。この実施例ではチ
ップ５の突起部７が丸鋸台座１の画室２５側の上面にろ
う付けされるために、チップ５に過負荷が作用し°た場
合でもチップ５の剥離力が突起部７で減少されると共に
、チップ５の突起部７の内面もろう付けされて７３）付
は面積が増し、ろう付は強度が上がるものである。

さらに、第９図に示すように、丸鋸台座１に設けた切欠
部４に凹溝２８を連通して形成し、チップ５の底面２６
に設けた突起部７を丸鋸台座１の凹溝２８内に挿入して
ろう付けするようにしても良い。チップ５の突起部７が
丸鋸台座１の凹溝２８内に挿入しているために、さらに
ろう付は強度を上げることができる。また、第１０図の
ように、丸鋸台座１の縦面３と横面２のなす角度θを９
０°以下に設定し、切欠部４の横面２を丸鋸刃１４の回
転方向側を上がり傾斜にしてここに突起部７を形成する
ようにしても良い。またそれに伴ってチップ５の底面２
６も突起部７の傾斜に対応してテーパ状に形成されてい
る。すなわち、チップ５の固定部２０の先端の角度θを
９０°以下に形成してチップ５の固定部２０をテーパ状
のくさび形状とするのである。この実施例にあっては、
丸鋸台座１の切欠部４の横面２が斜め上方向に傾斜して
いるので、第１０図で示す半径方向の衝撃力Ｐがチップ
５に加わった場合には、チップ５にはＡを支点として分
力Ｐ、、Ｐ２が発生するが、これらの分力ＰＩ−Ｐ２を
打ち消す力Ｐ、が、チップ５の側面１９と切欠部４の縦
面３との接合部分で発生するために、チップ５がＡ点回
りに回転しようする回転力が発生せず、チップ５が丸鋸
台座１から剥離するのを防ぐことができるものである。

［発明の効果］上記のように本発明は、切欠部の縦面とチップの剥離方
向の荷重を受け止める突起部を少なくとも丸鋸台座とチ
ップとのいずれか一方に形成したので、チップのろう付
は面積を増してチップのろう付は強度を上げることがで
き、従来のように切削時にチップが剥がれて周囲へ飛び
散るような危険をなくすることができるものであり、し
かも切削能力が急に低下したり、また他のチップへの悪
影響もなくなり、切削能力が大きく低下するのを防止す
ることができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）（ｂ）は本発明一実施例の要部正面図と要
部側面図、第２図は同上のチップの正面図、第３図は同
上の他の実施例の要部正面図、第４図（ａ）（ｂ）は同
上のさらに他の実施例の要部正面図と要部平面図、第５
図（ａ）は同上に使用するチップの平面図、！＃５図（
ｂ）はｔＩＳ５図（ａ）のＡ−Ａ線断面図、第６図（ａ
）（ｂ）は同上のさらに他の実施例の要部正面図と要部
側面図、第７図は同上のさらに他の実施例の要部正面図
、第８図乃至第１０図はそれぞれ同上のさらに他の実施
例の要部正面図、第１１図（ａ）（ｂ）は丸鋸の全体斜
視図と丸鋸刃の正面図、第１２図（ａ）（ｂ）は従来例
の説明図である。１は丸鋸台座、２は横面、３は縦面、４は丸鋸台座の切
欠部、５はチップ、７は突起部、８はチップの切欠部で
ある。代理人　弁理士　石　１）長　七第１図第２図第３図第４図第５図ｂ第８図第９図第１０図第１１図ｊｉｔう第１２図（ｂ）

Claims

【特許請求の範囲】

（１）丸鋸台座の半径方向に対し略垂直な横面とこの横
面に対し交差する縦面とで構成される切欠部を丸鋸台座
に形成し、前記切欠部に接してチップをろう付けで固定
して成る丸鋸刃において、切欠部の縦面とチップの剥離
方向の荷重を受け止める突起部を少なくとも丸鋸台座と
チップとのいずれか一方に形成して成ることを特徴とす
る丸鋸刃。
（２）チップは切欠部を有するＬ字状に形成され、丸鋸
台座をチップの切欠部に挿入し、前記切欠部を設けて形
成される突起部と丸鋸台座とを重合して成ることを特徴
とする特許請求の範囲第１項記載の丸鋸刃。
（３）丸鋸台座の先端部には円弧状に曲設された曲面部
が形成されていることを特徴とする特許請求の範囲第２
項記載の丸鋸刃。
（４）チップは側壁部で囲まれた切欠部を備えて断面Ｌ
字状に形成され、丸鋸台座をチップの切欠部に挿入する
と共に切欠部を設けて形成される突起部と丸鋸台座とを
重合して成ることを特徴とする特許請求の範囲第１項記
載の丸鋸刃。
（５）突起部が丸鋸台座の横面より突出されてチップの
側面に重合されていることを特徴とする特許請求の範囲
第１項記載の丸鋸刃。
（６）チップの基部に形成される突起部が丸鋸台座の基
部に重合されていることを特徴とする特許請求の範囲第
１項記載の丸鋸刃。
（７）チップは切欠部を有するＬ字状に形成され、丸鋸
台座の切欠部の横面には凹溝が形成され、前記チップの
切欠部を構成する突起部と前記丸鋸台座の凹溝を構成す
る突起部とを係合して成ることを特徴とする特許請求の
範囲第１項記載の丸鋸刃。
（８）丸鋸台座の切欠部の横面を丸鋸刃の回転方向側を
上がり傾斜にして突起部を構成すると共にチップの接合
面を前記突起部に対応させてテーパ状に形成して成るこ
とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の丸鋸刃。