JP3195616B2 - 回転切削工具 - Google Patents

回転切削工具

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JP3195616B2 JP18136291A JP18136291A JP3195616B2 JP 3195616 B2 JP3195616 B2 JP 3195616B2 JP 18136291 A JP18136291 A JP 18136291A JP 18136291 A JP18136291 A JP 18136291A JP 3195616 B2 JP3195616 B2 JP 3195616B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば木材の切削加工
に使用される木工用チップソー等の回転切削工具に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば木材を切削するときに用い
られる切削工具としては、図25に示すような円板状の
ブレード20周縁に2種類のチップ21,22を等間隔
で交互に取着した木工用チップソーが知られている。図
26は前記チップ21の正面図、また、図27はチップ
21の右側面図であって、両図に示すように、チップ2
1の正面、即ち切削面に対して刃先23には右下がりの
先端傾き角γが設けられている。
【0003】また、図28は前記チップ22の正面図、
図29はチップ22の左側面図であって、両図にに示す
ように、チップ22の切削面に対して刃先24には左下
がりの先端傾き角γが設けられている。即ち、前記両チ
ップ21,22は対称形状で形成され、図30に示すよ
うに、両チップ21,22はブレード20を回転した
際、前記各チップ21,22の刃先23,24の中心が
同じ軌跡を通るようにブレード20周縁に取着されてい
る。そして、図31に示すように、このチップソーで被
削材を切削加工する際は、チップ21の刃先23の中心
線Lから左半分とチップ22の刃先24の中心線Lから
右半分によって被削材30に被削材30に切削幅W0の
加工面を形成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記チ
ップソーで被削材30を切削加工する際、チップ21,
22の刃先23,24にそれぞれ先端傾き角γが設けら
れているため、図31に示すように、切削開始直後はチ
ップ21の刃先23の左側半分、また、チップ22の刃
先24の右側半分によって被削材30は切削加工され、
その加工面は略V字形に切削されるが、切削加工を長時
間行って前記両チップ21,22の刃先23,24が二
点鎖線で示されるZ部まで摩耗した場合、即ち図32に
示すように、刃先23,24の先端傾き角γが0°とな
って刃先23,24が平らな刃先となった場合、前記被
削材30を刃先23,24の全面で加工することとなる
ため、各チップ21,22に加わる切削抵抗が摩耗する
以前よりも大幅に増加する。
【0005】各チップ21,22に加わる切削抵抗が増
加するにつれ、チップ21,22は被削材から受ける応
力に耐えることができなくなってブレード20から外れ
たり、また、ブレード20周縁に変形が生じ、切削後の
被削材の寸法的精度やきれいな加工面を得ることができ
なくなるという問題があった。
【0006】本発明は上記問題を解消するためになされ
たものであって、その目的は切削刃の長寿命化を図るこ
とができるとともに、切削刃がある程度摩耗しても同切
削刃に大きな切削抵抗を与えず、被削材の切削時にブレ
ードに加わる切削抵抗を減少させることのできる回転切
削工具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明においては、先端傾き角を設けた刃先を
有する第1のチップ及び前記第1のチップの先端傾き角
とは対称の先端傾き角を設けた刃先を有する第2のチッ
プを、円板状のブレードの外周に固着した回転切削工具
において、前記第1のチップの刃先の低い位置にある隅
角を抉り、その抉って形成される刃先を後部刃先とする
とともに、抉らない刃先を前部刃先とし、前記ブレード
の回転中心から前記後部刃先までの距離をブレードの回
転中心から前部刃先までの距離よりも短くし、また、第
2のチップの刃先の低い位置にある隅角を抉り、その抉
って形成される刃先を後部刃先とするとともに、抉らな
い刃先を前部刃先とし、前記ブレードの回転中心から前
記後部刃先までの距離をブレードの回転中心から前部刃
先までの距離よりも短くした回転切削工具をその要旨と
する。
【0008】第2の発明では、先端傾き角のない刃先を
有するチップを、円板状のブレードの外周に固着した回
転切削工具において、前記チップの刃先のいずれか一方
の隅角を抉り、その抉って形成される刃先を後部刃先と
するとともに、抉らない刃先を前部刃先とし、前記ブレ
ードの回転中心から前記後部刃先までの距離がブレード
の回転中心から前部刃先までの距離よりも短くなるよう
に形成した第1のチップと、前記第1のチップとは反対
側の刃先の隅角を抉り、その抉った刃先を後部刃先とす
るとともに、抉らない刃先を前部刃先とし、前記ブレー
ドの回転中心から前記後部刃先までの距離がブレードの
回転中心から前記前部刃先までの距離よりも短くなるよ
うに形成した第2のチップとから構成した回転切削工具
をその要旨とする。
【0009】
【作用】従って、第1の発明及び第2の発明の回転切削
工具によれば、ブレードを回転して切削加工を開始する
と第1のチップ及び第2のチップの隅角が抉られていな
い前部刃先のみによって被切削材が切削される。このと
き、各チップに加わる切削抵抗は、前記前部刃先が摩耗
して後部刃先が切削に関与するまでの間は小さい状態で
保持される。
【0010】
【実施例】以下、第2の発明を木工用チップソーに具体
化した一実施例を図1〜20に基づいて説明する。
【0011】図2に示すように、回転切削工具としての
木工用チップソー1は、円板状に形成され、その中心部
に回転軸(図示せず)を挿通するための取付孔2を透設
したブレード3と、同ブレード3の周縁に1チップずつ
交互に等間隔で取着された第1のチップ4及び第2のチ
ップ5とから構成されている。
【0012】図3は前記第1のチップ4の斜視図であっ
て、第1のチップ4の基端部4a前面(同図において右
側面)の右側上部には凸部6が形成され、また、基端部
4aの左側上部には抉られたように凹部7が形成されて
いる。前記凸部6の上先端には被削材を切削するための
前部刃先8が形成され、一方、前記凹部7の上先端には
被削材を切削するための後部刃先9が形成されている。
なお、前記凸部6及び凹部7間は切削に関与しない非切
削面10となっている。
【0013】図4は前記第1のチップ4の正面図、ま
た、図5は第1のチップ4の背面図であって、第1のチ
ップ4の逃げ面4bは図4において左下がりの勾配を有
して形成されている。即ち、前記両刃先8,9には先端
傾き角αが設けられている。また、図6の第1のチップ
4の右側面図及び図7の左側面図に示すように、前記第
1のチップ4の逃げ面4bの後部(図6において右方)
は同逃げ面4bの前端部、即ち両刃先8,9よりも下方
へ傾斜している。
【0014】つまり、先端逃げ角βが設けられている。
従って、逃げ面4bの6隅角の内、隅角C1が一番高い
位置にある隅角となり、次いでC2、C3、C4、C5
そして、隅角C6が一番低い位置にある隅角となる。そ
の結果、前記前部刃先8の最も低い位置にある隅角C2
は、前記後部刃先9の最も高い位置にある隅角C3より
高い位置にある。
【0015】一方、図8は前記第2のチップ5の斜視図
であって、第2のチップ5の基端部5a前面(同図にお
いて左側面)の左側上部には凸部11が形成され、ま
た、基端部5aの右側上部には抉られたように凹部12
が形成されている。前記凸部11の上先端には被削材を
切削するための前部刃先13が形成され、また、前記凹
部12の上先端には被削材を切削するための後部刃先1
4が形成されている。なお、前記凸部11及び凹部12
間は切削に関与しない非切削面15となっている。
【0016】図9は前記第2のチップ5の正面図、又、
図10は第2のチップ5の背面図であって、第2のチッ
プ5の逃げ面5bは図9において右下がりの勾配を有し
て形成されている。即ち、前記両刃先13,14は先端
傾き角αが設けられて形成されている。また、図11の
右側面図及び図12の左側面図に示すように、前記第2
のチップ5の逃げ面5bの後部(図11において右方)
は同逃げ面5bの前端部、即ち両刃先13,14よりも
下方へ傾斜している。
【0017】つまり、先端逃げ角βが設けられている。
従って、逃げ面5bの6隅角の内、隅角C11が1番高
い隅角となり、次いでC12、C13、C14、C15
そして、隅角C16が1番低い隅角となる。その結果、
前部刃先13の最も低い位置にある隅角C12は、後部
刃先14の最も高い位置にある隅角C13より高い位置
となる。
【0018】つまり、前記第1のチップ4及び第2のチ
ップ5はそれぞれ対称形状で形成されている。これら第
1のチップ4及び第2のチップ5は前述したようにブレ
ード3周縁に1チップずつ交互に等間隔で取着され、さ
らに、それらはブレード3を回転した際、図1及び図1
3に示すように、各チップ4,5の左側面が同じ軌跡を
通り、また、各チップ4,5の右側面が同じ軌跡を通
り、さらに、図1に示すように、各逃げ面4b,5bに
対応する隅角C1(C11),C2(C12),C3
(C13),C4(C14),C5(C15),C6
(C16)が同じ高さとなるようにブレード3に取着さ
れている。そして、前記両非切削面10,15が交差し
た状態にあって、両チップ4,5の幅が被削材を切削す
る際の切削幅W0 となっている。
【0019】そして、被削材を切削する刃先となるの
は、前記両チップ4,5の1番高い位置にある逃げ面4
b,5bの隅角C1,C11及び次いで高い位置にある
隅角C2,C12とを有する刃先、即ち両前部刃先8,
13によって行われるようになっている。前記第1のチ
ップ4の前部刃先幅W11によって中心線Lより前記切削
幅W0 の右側が形成され、また、前記第2のチップ5の
前部刃先幅W12によって中心線Lより切削幅W0 の左側
が形成されている。従って、各前部刃先8,13がそれ
ぞれC3及びC13にまでの高さ位置に到達、即ち摩耗
するまでは後部刃先9,14は切削に関与しないことに
なる。
【0020】そして、前記各前部刃先8,13によって
チップソー正面外周は略V字形となり、このチップソー
で切削された被削材の切削加工面は略逆V字形に切削さ
れるようになっている。
【0021】続いて、上記のように構成されたチップソ
ーを用いて被削材を切削加工する際の作用について説明
する。まず、被削材としての木材30を切削する際はブ
レード3を回転させ、その外周に取着された各チップ
4,5を木材30に当接させる。そして、さらにチップ
ソーを木材30に押圧して木材30の切削加工を開始す
る。このとき、図14に示すように、木材30を切削す
る刃先は各チップ4,5の前部刃先8,13によって行
われ、その切削された木材30の切削加工面は図14に
示すように、略V字形に切削される。
【0022】また、この切削加工を長時間行い、前記各
前部刃先8,13が例えば図14のA部まで摩耗が進行
した場合、即ち第1のチップ4(第2のチップ5)の逃
げ面4b(5b)の隅角C1(C11)とC2(C1
2)とが同じ高さとなり、前記各前部刃先8,13の先
端傾き角αが0°となっても図15に示すように、両後
部刃先9,14はまだ切削に関与していないため、両チ
ップ4,5に加わる切削抵抗は前部刃先8,13摩耗前
とほとんど変化しない。そして、前部刃先8,13によ
って切削された木材30の切削加工面は前記略逆V時形
から略凹字形に切削される。なお、このときの各チップ
4,5の側面は図16,図17に示す状態となる。
【0023】さらに、前記各前部刃先8,13が例えば
図14のB部まで摩耗が進行して第1のチップ4(第2
のチップ5)の逃げ面4b(5b)の隅角C1(C1
1)とC3(C13)とが同じ高さとなった場合、図1
8に示すように、両後部刃先9,14は前記同様切削に
関与しておらず、前部刃先8,13でのみ木材30の切
削が行われる。従って、前記同様両チップ4,5に加わ
る切削抵抗はほとんど変化しない。なお、このときの各
チップ4,5の側面は図19,図20に示す状態とな
る。
【0024】また、図18の状態からさらに切削加工を
行い、前部刃先8,13の摩耗が進行して後部刃先9,
14が切削に関与した場合には、その後部刃先9,14
の摩耗量にともなって前記第1及び第2のチップ4,5
に加わる切削抵抗が増加する。そして、その摩耗量が隅
角C4及びC14に達したときには、前記前部刃先8,
13及び後部刃先9,14の全体によって木材30が切
削される。従って、このとき第1及び第2のチップ4,
5に加わる切削抵抗は従来のチップ21,22の刃先2
3,24に設けられていた先端傾き角γが0°となった
場合と同じとなる。
【0025】以上詳述したように、本実施例のチップソ
ーによれば、ブレード3周縁に取着した第1のチップ4
及び第2のチップ5の刃先の低い側の隅角を抉ったこと
によって後部刃先9,14が形成される。そして、その
後部刃先9,14からブレード3の回転中心までの距離
が前部刃先8,13からブレード3の回転中心までの距
離よりも短いため、後部刃先9,14は前部刃先8,1
3が摩耗してブレード3の回転中心からの距離が前記後
部刃先9,14とブレード3との距離と同じ距離になる
までは切削に関与されない。
【0026】従って、従来よりも長時間切削加工を行っ
ても、第1及び第2のチップ4,5に加わる切削抵抗は
少ないため、各チップ4,5の長寿命化を図ることがで
きるまた、同様にブレード3に加わる応力やチップソー
1の回転による遠心力等も減少されるのでブレード3の
変形を減少させることができ、切断精度の向上やきれい
な切断面に仕上げることができる。
【0027】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次の
ように構成することもできる。 (1)上記実施例では、ブレード3の周縁に第1及び第
2のチップ4,5が等間隔で1チップずつ交互に取着し
たが、例えば第1及び第2のチップ4,5を等間隔で2
チップ以上ずつ交互にブレード3周縁に取着してもよ
い。
【0028】(2)上記実施例では、第1及び第2のチ
ップ4,5の各非切削面10,15を交差させた状態で
第1及び第2のチップ4,5をブレード3周縁に取着し
たが、前記各非切削面10,15を交差させずに同じ軌
跡を通るようにブレード3周縁に第1及び第2のチップ
4,5を取着して構成してもよい。
【0029】(3)上記実施例では、木工用チップソー
1で具体化し、各チップ4,5の各刃先に先端傾き角α
を設けて構成したが、図21〜24に示すように、第1
及び第2のチップ17,18の前部刃先17a,18a
及び後部刃先17b,18bに先端傾き角αを設けない
で、各刃先を平刃で形成し、金属切削用チップ又は刈払
機用チップ等として構成してもよい。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、切
削刃の長寿命化を図ることができるとともに、切削刃が
ある程度摩耗しても同切削刃に大きな切削抵抗を与え
ず、被削材の切削時にブレードに加わる切削抵抗を減少
させることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の第1及び第2のチップの位置
関係を示すチップソーの一部断面図である。
【図2】チップソーの一部側面図である。
【図3】第1のチップの斜視図である。
【図4】第1のチップの正面図である。
【図5】第1のチップの背面図である。
【図6】第1のチップの右側面図である。
【図7】第1のチップの左側面図である。
【図8】第2のチップの斜視図である。
【図9】第2のチップの正面図である。
【図10】第2のチップの背面図である。
【図11】第2のチップの右側面図である。
【図12】第2のチップの左側面図である。
【図13】第1及び第2のチップがブレードに取着され
た状態の一部平面図である。
【図14】被削材の切削時における被削材及びチップソ
ーの一部断面図である。
【図15】第1及び第2のチップが摩耗した際に被削材
を切削した状態を示す正面図である。
【図16】図15の状態の第2のチップの右側面図であ
る。
【図17】図15の状態の第1のチップの左側面図であ
る。
【図18】図15よりもさらに第1及び第2のチップが
摩耗した際に被削材を切削した状態を示す正面図であ
る。
【図19】図18の状態の第2のチップの右側面図であ
る。
【図20】図18の状態の第1のチップの左側面図であ
る。
【図21】別例の第1のチップの正面図である。
【図22】別例の第2のチップの正面図である。
【図23】図22の右側面図である。
【図24】図22の左面図である。
【図25】従来のチップソーの一部側面図である。
【図26】従来のチップソーに使用されるチップの形状
を示す正面図である。
【図27】図26の右側面図である。
【図28】従来のチップソーの一部側面図である。
【図29】図28の左側面図である。
【図30】従来のチップソーに使用されるチップの位置
関係を示す正面図である。
【図31】従来のチップソーで被削材を加工した際の状
態を示す正面図である。
【図32】チップが摩耗した状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1…回転切削工具としての木工用チップソー、3…ブレ
ード、4…第1のチップ、5…第2のチップ、8…前部
刃先、9…後部刃先、13…前部刃先、14…後部刃
先、α…先端傾き角

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端傾き角(α)を設けた刃先を有する
    第1のチップ(4)及び前記第1のチップ(4)の先端
    傾き角(α)とは対称の先端傾き角(α)を設けた刃先
    を有する第2のチップ(5)を、円板状のブレード
    (3)の外周に固着した回転切削工具において、 前記第1のチップ(4)の刃先の低い位置にある隅角を
    抉り、その抉って形成される刃先を後部刃先(9)とす
    るとともに、抉らない刃先を前部刃先(8)とし、前記
    ブレード(3)の回転中心から前記後部刃先(9)まで
    の距離をブレード(3)の回転中心から前部刃先(8)
    までの距離よりも短くし、また、第2のチップ(5)の
    刃先の低い位置にある隅角を抉り、その抉って形成され
    る刃先を後部刃先(14)とするとともに、抉らない刃
    先を前部刃先(13)とし、前記ブレード(3)の回転
    中心から前記後部刃先(14)までの距離をブレード
    (3)の回転中心から前部刃先(13)までの距離より
    も短くしたことを特徴とする回転切削工具。
  2. 【請求項2】 先端傾き角のない刃先を有するチップ
    を、円板状のブレード(3)の外周に固着した回転切削
    工具において、 前記チップの刃先のいずれか一方の隅角を抉り、その抉
    って形成される刃先を後部刃先(17b)とするととも
    に、抉らない刃先を前部刃先(17a)とし、前記ブレ
    ード(3)の回転中心から前記後部刃先(17b)まで
    の距離がブレード(3)の回転中心から前部刃先(17
    a)までの距離よりも短くなるように形成した第1のチ
    ップ(17)と、 前記第1のチップとは反対側の刃先の隅角を抉り、その
    抉った刃先を後部刃先(18b)とするとともに、抉ら
    ない刃先を前部刃先(18a)とし、前記ブレード
    (3)の回転中心から前記後部刃先(18b)までの距
    離がブレード(3)の回転中心から前記前部刃先(18
    a)までの距離よりも短くなるように形成した第2のチ
    ップ(18)とから構成したことを特徴とする回転切削
    工具。
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