JPS61185191A - 新規抗生物質omr−59およびその製造法 - Google Patents
新規抗生物質omr−59およびその製造法Info
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- JPS61185191A JPS61185191A JP60023573A JP2357385A JPS61185191A JP S61185191 A JPS61185191 A JP S61185191A JP 60023573 A JP60023573 A JP 60023573A JP 2357385 A JP2357385 A JP 2357385A JP S61185191 A JPS61185191 A JP S61185191A
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- omr
- antibiotic
- acetonitrile
- antibiotic substance
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- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
- Compounds Of Unknown Constitution (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、新規な抗生物質OMR−59およびその製造
法に関するものである。
法に関するものである。
(発明の構成)
本発明者らは、放線菌の生産する抗生物質の探索の過程
において、新たに土壌より分離したー放線菌OMR−5
9が嫌気性細菌などに有効な新規抗生物質を生産するこ
とを見い出した。本生産菌株の同定および本物質を単離
した後、理化学的および生物学的性質を調べることによ
り本発明を完成した。
において、新たに土壌より分離したー放線菌OMR−5
9が嫌気性細菌などに有効な新規抗生物質を生産するこ
とを見い出した。本生産菌株の同定および本物質を単離
した後、理化学的および生物学的性質を調べることによ
り本発明を完成した。
本発明に係る構成物質OMR−59の理化学的性状は、
次のとおりである。
次のとおりである。
(11元素分析: C62,53% H6,23%(2
)分子量: 614、高分解能マススペクトルでの分子イオンピーク
、m/z 614.2362、元素分析およびC−13
核磁気共鳴スペクトル(第4図)から分子式C32H3
sO+zが求められる。
)分子量: 614、高分解能マススペクトルでの分子イオンピーク
、m/z 614.2362、元素分析およびC−13
核磁気共鳴スペクトル(第4図)から分子式C32H3
sO+zが求められる。
(3)融 点:230℃
(4)比旋光度: (α)O”(C−1、アセトニトリ
ル)(5)紫外線吸収スペクトル: 50%アセトニトリル水溶液中で230(s)ns+。
ル)(5)紫外線吸収スペクトル: 50%アセトニトリル水溶液中で230(s)ns+。
291ns+および347na+に吸収極大を示し、分
子吸光係数はそれぞれ4770.5760 (第1図)
。
子吸光係数はそれぞれ4770.5760 (第1図)
。
(6)赤外線吸収スペクトル:
第2図のとおりである。(KBr法)
(7)プロトン核磁気共鳴スペクトル:第3図のとおり
である。
である。
(81C−13核磁気共鳴スペクトル:第4図のとおり
である。
である。
(9)溶剤に対する溶解性は、アセトニトリル、アセト
ン、酢酸エチルに可溶であり、水、n −ヘキサンに不
溶である。
ン、酢酸エチルに可溶であり、水、n −ヘキサンに不
溶である。
Ql呈色反応は、ブロムフェノールブルー、過マンガン
酸カリ、H,SO4に陽性、ドラーゲンドルフ、ニンヒ
ドリンに陰性である。
酸カリ、H,SO4に陽性、ドラーゲンドルフ、ニンヒ
ドリンに陰性である。
(11)酸性物質である。
上記の理化学的性質および後述する生物活性を有する点
で、既知の抗生物質は存在しないので、本発明による新
規抗生物質をOMR−59と命名した。
で、既知の抗生物質は存在しないので、本発明による新
規抗生物質をOMR−59と命名した。
本物賞の生物学的性質は、次のとおりである。
(11抗菌性
寒天希釈法による最小阻止濃度(MIC)は、第1表に
示すとおりである。
示すとおりである。
第1表
湖鑵 MIC(μg/mj
りスタフィロコッカス・アウレウス ATCC65
38P >100(Staphylococc
us aureus)バチルス・ズブチルスATCC6
63310003acillus 5ubtilis)
ミクロコフカスリレチウス ATCC934
125(Miα■x℃−1uteus) エシェリヒア・コリ NIHJ
>1001scherichia c
oli) 4奔きあり) シュードモナス・エルギノーザ IFO3080
1(Xl伊s8uIkIIIanasaerugino
sa)ハタテロイテス・フラジリスATCC23′74
5〉1oO(&1cteroidas fragili
s)フッバクテリウム・バリウム ATCC8
501>100(1’usdoat、tsriuIlv
ariuiクロストリジウム・パーフリンゲンス AT
CCm 3.12(ClostridiL
lllperfringens)クロストリジウム・ノ
ビイ 0.1(
Clostridium novyi)(2)毒 性 本抗生物質をマウス腹腔内投与した場合のLD、。
りスタフィロコッカス・アウレウス ATCC65
38P >100(Staphylococc
us aureus)バチルス・ズブチルスATCC6
63310003acillus 5ubtilis)
ミクロコフカスリレチウス ATCC934
125(Miα■x℃−1uteus) エシェリヒア・コリ NIHJ
>1001scherichia c
oli) 4奔きあり) シュードモナス・エルギノーザ IFO3080
1(Xl伊s8uIkIIIanasaerugino
sa)ハタテロイテス・フラジリスATCC23′74
5〉1oO(&1cteroidas fragili
s)フッバクテリウム・バリウム ATCC8
501>100(1’usdoat、tsriuIlv
ariuiクロストリジウム・パーフリンゲンス AT
CCm 3.12(ClostridiL
lllperfringens)クロストリジウム・ノ
ビイ 0.1(
Clostridium novyi)(2)毒 性 本抗生物質をマウス腹腔内投与した場合のLD、。
は100mg/kg以上である。
本発明の抗生物質OMR−59を生産するために使用さ
れる微生物の実用的な例は、本発明者によって土壌から
分離された放線菌OMR−59株があげられる。この菌
は、工業技術院微生物工業技術研究所に受託番号「微工
研菌寄第7988号」として寄託されている。その菌学
的性状は、次のとおりである。
れる微生物の実用的な例は、本発明者によって土壌から
分離された放線菌OMR−59株があげられる。この菌
は、工業技術院微生物工業技術研究所に受託番号「微工
研菌寄第7988号」として寄託されている。その菌学
的性状は、次のとおりである。
(1)形態的性質
栄養菌糸は、各種寒天培地上でよ(発達し、気菌糸はス
ターチ・無機塩寒天培地とグリセロール・アスパラギン
寒天培地で豊富に着生するが、他の培地では着生しない
か、あるいは貧弱な着生である。顕微鏡下の観察では、
胞子柄は直線状を呈し、10ケ以上の胞子の連鎖が認め
られる。
ターチ・無機塩寒天培地とグリセロール・アスパラギン
寒天培地で豊富に着生するが、他の培地では着生しない
か、あるいは貧弱な着生である。顕微鏡下の観察では、
胞子柄は直線状を呈し、10ケ以上の胞子の連鎖が認め
られる。
(n)各種培地上での性状
イー・ビー・シャーリング(E、B、Shirling
)とディー・ゴツトリーブCD、Gottlieb)の
方法(インターナショナル・ジャーナル・オブ・システ
ィマチック・バクテリオロジー、16巻、313頁、
1966年)によって調べた本生産菌の培養性状を第2
表に示す。色調は標準色として、カラーハーモニー・マ
ニュアル第4版(コンテナー・コーポレーシヲン・オブ
・アメリカ・シカゴ、 1958年)を用いて決定し、
色票名とともに括弧内にそのコードを併せて記した。以
下は特記しない限り27℃、2週間目・の各培地におけ
る観察の結果である。
)とディー・ゴツトリーブCD、Gottlieb)の
方法(インターナショナル・ジャーナル・オブ・システ
ィマチック・バクテリオロジー、16巻、313頁、
1966年)によって調べた本生産菌の培養性状を第2
表に示す。色調は標準色として、カラーハーモニー・マ
ニュアル第4版(コンテナー・コーポレーシヲン・オブ
・アメリカ・シカゴ、 1958年)を用いて決定し、
色票名とともに括弧内にそのコードを併せて記した。以
下は特記しない限り27℃、2週間目・の各培地におけ
る観察の結果である。
第2表
(II)生理学的諸性質
(1)メラニン色素の生成
(イ)チロシン寒天 陽性(II
)ペプトン・イースト鉄寒天 陰性(ハ)グル
コース・ペプトン・ゼラチン培地穿刺(21〜23℃)
陰性(=)トリプトン・イースト液
陰性(2)チロシナーゼ反応
陽性(3)硫化水素の生産
陰性<4)硝酸塩の還元 陽性
(5)ゼラチンの液化(21〜23℃)(グルコース・
ペプトン・ゼラチン培地) 陰性(6)スターチの加
水分解 陽性(7)脱脂乳の凝固(3
7℃) 陰性(8)脱脂乳のペプトン化
(37℃) 陽性(9)生育温度範囲
15〜38℃aφ炭素源の利用性 (プリーダム・ゴドリーブ寒天培地) 利用する:D−グルコース、L−アラビノース、D−キ
シロース 利用しない:D−フラクトース、ラムノース、シェーク
ロース、D−マンニトー ル、ラフィノース、メリビオース、 i−イノシトール (11)セルロースの分解 陰性(I
V)細胞の化学組成 細胞壁のジアミノピメリン酸はLL型であり、全菌体の
糖組成として、マンノース、リボースおよびアラビノー
スを有する。
)ペプトン・イースト鉄寒天 陰性(ハ)グル
コース・ペプトン・ゼラチン培地穿刺(21〜23℃)
陰性(=)トリプトン・イースト液
陰性(2)チロシナーゼ反応
陽性(3)硫化水素の生産
陰性<4)硝酸塩の還元 陽性
(5)ゼラチンの液化(21〜23℃)(グルコース・
ペプトン・ゼラチン培地) 陰性(6)スターチの加
水分解 陽性(7)脱脂乳の凝固(3
7℃) 陰性(8)脱脂乳のペプトン化
(37℃) 陽性(9)生育温度範囲
15〜38℃aφ炭素源の利用性 (プリーダム・ゴドリーブ寒天培地) 利用する:D−グルコース、L−アラビノース、D−キ
シロース 利用しない:D−フラクトース、ラムノース、シェーク
ロース、D−マンニトー ル、ラフィノース、メリビオース、 i−イノシトール (11)セルロースの分解 陰性(I
V)細胞の化学組成 細胞壁のジアミノピメリン酸はLL型であり、全菌体の
糖組成として、マンノース、リボースおよびアラビノー
スを有する。
以上、本面の菌学的性状を要約すると、次のとおりにな
る。
る。
細胞壁のジアミノピメリン酸はLL型であり、全菌体の
糖組成として、アラビノースを有する。
糖組成として、アラビノースを有する。
形態的には、直線状の長い胞子鎖を形成する。栄養菌糸
は、ライトアイポリ−あるいはブラウンの色調を呈し、
気菌糸はホワイトあるいはグレイの色調を呈する。チロ
シン寒天培地でメラニン色素を生産し、その他の可溶性
色素としては、黄色系の色素を生産する。
は、ライトアイポリ−あるいはブラウンの色調を呈し、
気菌糸はホワイトあるいはグレイの色調を呈する。チロ
シン寒天培地でメラニン色素を生産し、その他の可溶性
色素としては、黄色系の色素を生産する。
これらの結果から、本菌株は、全菌体の糖組成において
アラビノースを有していることから、通常のStrep
tomyces属とは一致しないが、形態およびジアミ
ノピメリン酸型においては、Streptomyces
属によ?類似している放線菌であるといえる。
アラビノースを有していることから、通常のStrep
tomyces属とは一致しないが、形態およびジアミ
ノピメリン酸型においては、Streptomyces
属によ?類似している放線菌であるといえる。
上記1株の変異株も本発明の方法に使用することができ
る。
る。
培地としては、放線菌の培養に適する炭素源、窒素源、
無機物、必要に応じてその他の栄養物をほどよく含有す
る合成培地または天然培地を使用することができる。
無機物、必要に応じてその他の栄養物をほどよく含有す
る合成培地または天然培地を使用することができる。
培地に使用される炭素源、窒素源は、使用菌株の利用可
能なものならばいずれの種類でもよい。
能なものならばいずれの種類でもよい。
すなわち炭素源としては、たとえば、グルコース、クリ
セロール、フラクトース、マルトース、マンニット、キ
シロース、ガラクトース、リボース、゛澱粉またはその
加水分解物等の種々の炭水化物が使用できる。その濃度
は通常、培地に対して0.1〜5%(グルコース換算)
が好ましい。また、グルコン酸、ピルビン酸、乳酸、酢
酸等の各種有機酸、グリシン、グルタミン酸、アラニン
等の各種アミノ酸、さらにはメタノール、エタノール等
のアルコール類や、ノルマルパラフィン等の各種の非芳
香族系炭化水素、あるいは植物性もしくは動物性の各種
油脂等も使用可能である。窒素源としては、アンモニア
、塩化アンモニウム、燐酸アンモニウム、硫酸アンモニ
ウム、硝酸アンモニウム等の各種の無機酸あるいは有機
酸のアンモニウム塩類、尿素、ペプトン、NZ−アミン
、肉エキス、酵母エキス、乾燥酵母、コーンスチープリ
カー、カゼイン加水分解物、フィツシュミールあるいは
その消化物、大豆粉あるいはその消化物、脱脂大豆ある
いはその消化物、蛸加水分解物等の含窒素有機物質、さ
らにはグリシン、グルタミン酸、アラニン等の各種アミ
ノ酸が使用可能である。
セロール、フラクトース、マルトース、マンニット、キ
シロース、ガラクトース、リボース、゛澱粉またはその
加水分解物等の種々の炭水化物が使用できる。その濃度
は通常、培地に対して0.1〜5%(グルコース換算)
が好ましい。また、グルコン酸、ピルビン酸、乳酸、酢
酸等の各種有機酸、グリシン、グルタミン酸、アラニン
等の各種アミノ酸、さらにはメタノール、エタノール等
のアルコール類や、ノルマルパラフィン等の各種の非芳
香族系炭化水素、あるいは植物性もしくは動物性の各種
油脂等も使用可能である。窒素源としては、アンモニア
、塩化アンモニウム、燐酸アンモニウム、硫酸アンモニ
ウム、硝酸アンモニウム等の各種の無機酸あるいは有機
酸のアンモニウム塩類、尿素、ペプトン、NZ−アミン
、肉エキス、酵母エキス、乾燥酵母、コーンスチープリ
カー、カゼイン加水分解物、フィツシュミールあるいは
その消化物、大豆粉あるいはその消化物、脱脂大豆ある
いはその消化物、蛸加水分解物等の含窒素有機物質、さ
らにはグリシン、グルタミン酸、アラニン等の各種アミ
ノ酸が使用可能である。
無機物としては各種燐酸塩、硫酸マグネシウム、食塩等
、さらに微量の重金属塩が使用される。
、さらに微量の重金属塩が使用される。
また栄養要求性を示す変異株を用いる場合には、当然そ
の栄養要求を満足させる物質を培地に加えなければなら
ないが、この種の栄養素は、天然物を含む培地を使用す
る場合にはとくに添加を必要としない場合がある。
の栄養要求を満足させる物質を培地に加えなければなら
ないが、この種の栄養素は、天然物を含む培地を使用す
る場合にはとくに添加を必要としない場合がある。
醗酵は震盪培養または通気攪拌深部培養等の好気的条件
下で行なう。培養温度は通常20〜40℃である。培養
期間は通常1〜8日で、菌体内外に抗生物質OMR−5
9が生成蓄積する。
下で行なう。培養温度は通常20〜40℃である。培養
期間は通常1〜8日で、菌体内外に抗生物質OMR−5
9が生成蓄積する。
培養終了後に培養物より抗生物質OMR−59を、たと
えば、次の方法で採取する。培養物を遠心分離により、
濾液と沈澱物とに分離する。濾液からは活性炭、多孔性
合成高分子樹脂、イオン交換樹脂等に吸着させ、溶出さ
せることにより抽出する。
えば、次の方法で採取する。培養物を遠心分離により、
濾液と沈澱物とに分離する。濾液からは活性炭、多孔性
合成高分子樹脂、イオン交換樹脂等に吸着させ、溶出さ
せることにより抽出する。
沈澱物からは酢酸エチルまたはノルマルブタノールや含
水アセトン等の有機溶媒で抽出する。抽出物を適宜濃縮
乾固することにより、OMR−59の粗物質を得る。粗
物質はさらに、脂溶性物質の精製において通常用いられ
る公知の方法、たとえば、シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー等の濃縮法などを適宜組合わせることにより精
製される。これらの精製方法で得られる活性画分を濃縮
乾固することにより、抗生物質OMR−59の粉末を得
ることができる。
水アセトン等の有機溶媒で抽出する。抽出物を適宜濃縮
乾固することにより、OMR−59の粗物質を得る。粗
物質はさらに、脂溶性物質の精製において通常用いられ
る公知の方法、たとえば、シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー等の濃縮法などを適宜組合わせることにより精
製される。これらの精製方法で得られる活性画分を濃縮
乾固することにより、抗生物質OMR−59の粉末を得
ることができる。
本発明において、抗生物質OMR−59の検出および定
量は、シリカゲル薄膜クロマトグラフィー(メルク社製
シリカゲル60Fzs4、厚さ0.2nm、展開溶媒ベ
ンゼン/アセトン=3=1、抗生物質OMR−59(7
)Rf値0.44)およびクロストリジウム・パーフリ
ンゲンス(Clostridium perfring
ens)ATCC3624を用いる生物学的検定法によ
った。
量は、シリカゲル薄膜クロマトグラフィー(メルク社製
シリカゲル60Fzs4、厚さ0.2nm、展開溶媒ベ
ンゼン/アセトン=3=1、抗生物質OMR−59(7
)Rf値0.44)およびクロストリジウム・パーフリ
ンゲンス(Clostridium perfring
ens)ATCC3624を用いる生物学的検定法によ
った。
(発明の効果)
上記のとおり抗生物質OMR−59は毒性が低く、主と
して嫌気性細菌に活性を示す、したがって、本物質は、
ヒトおよび動物の微生物感染症に対する治療薬、予防薬
としての使用が期待される。
して嫌気性細菌に活性を示す、したがって、本物質は、
ヒトおよび動物の微生物感染症に対する治療薬、予防薬
としての使用が期待される。
(実施例)
次に、本発明の抗生物質OMR−59の実施例を示すが
、この実施例は単なる一例を示すものであって、本発明
を限定するものではない。
、この実施例は単なる一例を示すものであって、本発明
を限定するものではない。
放線菌OMR−59株(徽工研寄第7988号)の斜面
培養から一白金耳を100m lの種培地(グルコース
0.1%、スターチ2.4%、ペプトン0.3%、肉エ
キス0.3%、酵母エキス0.5%、炭酸カルシウム0
,4%)を入れた500m1容の坂ロフラスコに接種し
、27℃で2日間震盪培養して種培養を得た。この種培
養400mj!を、201の生産培地(グルコース0.
1%、スターチ2.4%、ペプトン0.3%、肉エキス
0.3%、酵母エキス0.5%、炭酸カルシウム0.4
%、塩化コバルト6水塩20y1g/ l 。
培養から一白金耳を100m lの種培地(グルコース
0.1%、スターチ2.4%、ペプトン0.3%、肉エ
キス0.3%、酵母エキス0.5%、炭酸カルシウム0
,4%)を入れた500m1容の坂ロフラスコに接種し
、27℃で2日間震盪培養して種培養を得た。この種培
養400mj!を、201の生産培地(グルコース0.
1%、スターチ2.4%、ペプトン0.3%、肉エキス
0.3%、酵母エキス0.5%、炭酸カルシウム0.4
%、塩化コバルト6水塩20y1g/ l 。
寒天0.1%)を入れた301容ジヤーフアメンターに
接種し、27℃で2日間通気攪拌培養(通気量101/
ll1n、攪拌300rpm)を行なった。
接種し、27℃で2日間通気攪拌培養(通気量101/
ll1n、攪拌300rpm)を行なった。
培養液2Mをシャープレス型遠心分離機を用いて遠心分
離し、菌体と培養上清に分離する。菌体に90%アセト
ン溶液2.51を加え攪拌し、再抽出を行なった。
離し、菌体と培養上清に分離する。菌体に90%アセト
ン溶液2.51を加え攪拌し、再抽出を行なった。
このアセトン溶液を減圧下で濃縮し、アセトンを除去し
た後、培養上清181と合わせ、塩酸でpH4に調整し
た。これを750mj!のダイカイオン)(p−2oを
充填したカラムに通した後、80%アセトン水で溶出し
、llずつ分画した。活性画分(11m2〜6)を集め
て減圧上濃縮し、アセトンを除去した後、塩酸でpH3
に調整し、800 mβの酢酸エチルで2回抽出した。
た後、培養上清181と合わせ、塩酸でpH4に調整し
た。これを750mj!のダイカイオン)(p−2oを
充填したカラムに通した後、80%アセトン水で溶出し
、llずつ分画した。活性画分(11m2〜6)を集め
て減圧上濃縮し、アセトンを除去した後、塩酸でpH3
に調整し、800 mβの酢酸エチルで2回抽出した。
抽出液を減圧下で濃縮乾固することにより、タール状物
質1gを得た。
質1gを得た。
タール状物質1gを3mlベンゼンに溶解し、あらかじ
めベンゼンに懸濁させたシリカゲル(40g、メルク社
製、 Ar t、 9385)を充填したカラム上端に
添加した。カラムをベンゼン/アセトン(5:1)で溶
出し、10mj!ずつ分画した。活性画分(磁60〜1
00)を集めて減圧下で濃縮することにより、油状物!
150mgを得た。
めベンゼンに懸濁させたシリカゲル(40g、メルク社
製、 Ar t、 9385)を充填したカラム上端に
添加した。カラムをベンゼン/アセトン(5:1)で溶
出し、10mj!ずつ分画した。活性画分(磁60〜1
00)を集めて減圧下で濃縮することにより、油状物!
150mgを得た。
油状’h’t 150mgは1.5m lアセトニトリ
ルに溶かし、15回に分けて高速液体クロマトグラフィ
ー(カラム、山村化学研究所部YMCA−324;展開
溶媒 65%アセトニトリル水、流速3ml/win;
検出 U V210nm;保持時間 13分)を行なっ
た。この活性分画を減圧下で濃縮乾固することにより、
白色粉末50mgを単離した。さらに、クロロホルムよ
り結晶化することにより、抗生物質OMR−59を無色
針状晶40mgとして単離した。
ルに溶かし、15回に分けて高速液体クロマトグラフィ
ー(カラム、山村化学研究所部YMCA−324;展開
溶媒 65%アセトニトリル水、流速3ml/win;
検出 U V210nm;保持時間 13分)を行なっ
た。この活性分画を減圧下で濃縮乾固することにより、
白色粉末50mgを単離した。さらに、クロロホルムよ
り結晶化することにより、抗生物質OMR−59を無色
針状晶40mgとして単離した。
第1図は抗生物質OMR−59の紫外線吸収スペクトル
(50%アセトニトリル水溶液中の測定)、第2図は赤
外線吸収スペクトル(KBr法)、第3図はプロトン核
磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム中で測定)、第4
図はC−13核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム中
で測定)を示す。 第1図 岐+(mn )
(50%アセトニトリル水溶液中の測定)、第2図は赤
外線吸収スペクトル(KBr法)、第3図はプロトン核
磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム中で測定)、第4
図はC−13核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム中
で測定)を示す。 第1図 岐+(mn )
Claims (2)
- (1)次の理化学的性質を有し、分子式C_3_2H_
3_8O_1_2で表わされる抗生物質OMR−59。 [1]比旋光度:〔α〕0°(C=1、アセトニトリル
) [2]第1図に示される紫外線吸収スペクトル [3]第2図に示される赤外線吸収スペクトル [4]第3図に示されるプロトン核磁気共鳴スペクトル [5]第4図に示されるC−13核磁気共鳴スペクトル - (2)下記の理化学的性質を有し、分子式C_3_2H
_3_8O_1で表わされる抗生物質OMR−59を生
産する能力を有する放線菌を培地に好気的に培養し、該
抗生物質OMR−59を生産蓄積させ、これを採取する
ことを特徴とする抗生物質OMR−59の製造法。 [1]比旋光度:〔α〕0°(C=1、アセトニトリル
) [2]第1図に示される紫外線吸収スペクトル [3]第2図に示される赤外線吸収スペクトル [4]第3図に示されるプロトン核磁気共鳴スペクトル [5]第4図に示されるC−13核磁気共鳴スペクトル
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60023573A JPS61185191A (ja) | 1985-02-12 | 1985-02-12 | 新規抗生物質omr−59およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60023573A JPS61185191A (ja) | 1985-02-12 | 1985-02-12 | 新規抗生物質omr−59およびその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61185191A true JPS61185191A (ja) | 1986-08-18 |
JPH0448793B2 JPH0448793B2 (ja) | 1992-08-07 |
Family
ID=12114284
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60023573A Granted JPS61185191A (ja) | 1985-02-12 | 1985-02-12 | 新規抗生物質omr−59およびその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61185191A (ja) |
-
1985
- 1985-02-12 JP JP60023573A patent/JPS61185191A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0448793B2 (ja) | 1992-08-07 |
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