JPS61111696A - 新規な抗生物質l11−1及びその製造法 - Google Patents
新規な抗生物質l11−1及びその製造法Info
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- JPS61111696A JPS61111696A JP59234489A JP23448984A JPS61111696A JP S61111696 A JPS61111696 A JP S61111696A JP 59234489 A JP59234489 A JP 59234489A JP 23448984 A JP23448984 A JP 23448984A JP S61111696 A JPS61111696 A JP S61111696A
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- antibiotic
- reaction
- streptomyces
- lll
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- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
- Compounds Of Unknown Constitution (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は新規な抗生物質Lll−1及びその製造法に関
する。
する。
従来、放線菌が主題するトリエン系抗生物質としてはク
ロモトリエニン(Chranotrienin )(A
ntibiotiki 、 Vol、20 、973−
978(1975))、マイコトリエニン (Mycotrienin ) I: J、 Anti
biot、 t A 20 t329−333(196
7))、レゾスタフイ リン(Re+ristaphy
lin ) (J、人utibiot、 rVoC2
4,393−396(1971))、う、eミシン(R
apamycin ) (J、 Ancibiot、
eVoj、28,721−726(1975))、ト
リ エン(Trien )(人ntlbiotiki
、Vol−17,738−742(1972):l
、 ト リエニン(Trienine )
(J、 Antibiot、 a Voi21.611
−615(1968))、MM8CNature、Vo
j、206,399−’400(1965))、 13
1 −1 (Antibiotiki *VoC19,
99−104(1974):)等が仰られている。しか
しながら、これらのトリエン系抗生物質は、主に抗カビ
活性を有しているにすぎない。
ロモトリエニン(Chranotrienin )(A
ntibiotiki 、 Vol、20 、973−
978(1975))、マイコトリエニン (Mycotrienin ) I: J、 Anti
biot、 t A 20 t329−333(196
7))、レゾスタフイ リン(Re+ristaphy
lin ) (J、人utibiot、 rVoC2
4,393−396(1971))、う、eミシン(R
apamycin ) (J、 Ancibiot、
eVoj、28,721−726(1975))、ト
リ エン(Trien )(人ntlbiotiki
、Vol−17,738−742(1972):l
、 ト リエニン(Trienine )
(J、 Antibiot、 a Voi21.611
−615(1968))、MM8CNature、Vo
j、206,399−’400(1965))、 13
1 −1 (Antibiotiki *VoC19,
99−104(1974):)等が仰られている。しか
しながら、これらのトリエン系抗生物質は、主に抗カビ
活性を有しているにすぎない。
本発明は医療用として有用な新規抗生物質fr、得るこ
とを目的とする。
とを目的とする。
本発明者らは新規な抗生物質を得べく目然昇から多くの
微生物を分離し、その生産物の生物学的性質を調べたと
ころ、三亘県亀山市の畑土壌より分離した微生物がスト
レプトコッカス(5treptococcus ) j
liに対して特異的な抗菌活性を有する物/Xを産生ず
ることを見出した。そして該培養物から、この抗菌活性
物質を分離精製し、その理化学的性質を調べた結果、後
述の如く、これまでの公知化合物と異なる諸性質を有す
ることから、この物質は新規化合物であると判断し、抗
生物質Lll−1と命名した。
微生物を分離し、その生産物の生物学的性質を調べたと
ころ、三亘県亀山市の畑土壌より分離した微生物がスト
レプトコッカス(5treptococcus ) j
liに対して特異的な抗菌活性を有する物/Xを産生ず
ることを見出した。そして該培養物から、この抗菌活性
物質を分離精製し、その理化学的性質を調べた結果、後
述の如く、これまでの公知化合物と異なる諸性質を有す
ることから、この物質は新規化合物であると判断し、抗
生物質Lll−1と命名した。
本発明は斯かる新知見に基いて完成されたもので、新規
な抗生物質L11−1及びその製造法を提供するもので
ある。
な抗生物質L11−1及びその製造法を提供するもので
ある。
本発明者らによって分離された抗生物質Lll−1を産
生する菌株は次の歯学的性質を有する。
生する菌株は次の歯学的性質を有する。
幻 形態的%徴
Lll−1株はスターチ・無機塩寒天培地(ISP培地
4 ) (Inter、 J、 System、Bac
teriol、。
4 ) (Inter、 J、 System、Bac
teriol、。
VoC16,313〜340(1966):]上で、2
8C,10〜14日間培養し、観察した所見は次の通り
である。なお、■SP培地2.3及び5上においてもほ
ぼ同様な形態が観察された。
8C,10〜14日間培養し、観察した所見は次の通り
である。なお、■SP培地2.3及び5上においてもほ
ぼ同様な形態が観察された。
基生菌糸は曲線状で分校を伴って伸張し、直径0.4〜
0.5μであり、菌糸は分裂せず、胞子を着生しない。
0.5μであり、菌糸は分裂せず、胞子を着生しない。
基生菌糸より生じた気菌糸は曲線状で単純分岐t−なし
て伸張し、直径0.4〜0.6μであり、分校の先端に
多数連鎖した胞子を形成する。胞子の連鎖は通常2〜4
回密にまいて螺旋を形成する。胞子の形は楕円体形ない
し短円筒形を呈し、大きさは0、6〜0.8 X 0.
8〜1.2μであり、胞子の表面は透過型電子顕微鏡で
観察すると、とげ状を呈しており、走査型電子顕微鏡で
、憫察すると、しわ状(rugose ) を呈して
いる。鞭毛、胞子や胞子のうけ観察されない。
て伸張し、直径0.4〜0.6μであり、分校の先端に
多数連鎖した胞子を形成する。胞子の連鎖は通常2〜4
回密にまいて螺旋を形成する。胞子の形は楕円体形ない
し短円筒形を呈し、大きさは0、6〜0.8 X 0.
8〜1.2μであり、胞子の表面は透過型電子顕微鏡で
観察すると、とげ状を呈しており、走査型電子顕微鏡で
、憫察すると、しわ状(rugose ) を呈して
いる。鞭毛、胞子や胞子のうけ観察されない。
(2)各培地における生育状、態
各種培地上で、28℃、14日間培養し、観察した所見
は第1表の通りである。なお、色の表示はCo1or
HarmonF M&nual 第4版1958年(
(::ontainer Corporation o
fAmerica )による色の分類に従った。
は第1表の通りである。なお、色の表示はCo1or
HarmonF M&nual 第4版1958年(
(::ontainer Corporation o
fAmerica )による色の分類に従った。
す、下余白
C)生理的性質
■ 生育温度範囲:20−45℃
(至適温度範囲228℃付近)
■ 生育pH範囲=6〜8
(至適pH範囲ニア付近)
■ ゼラチンの液化:陽性
■ 澱粉の加水分解二階性
■ 脱脂牛乳の凝固二@性
脱脂牛乳のペプトン化:陽性
■ メラニン様色素の生成: ISP培地6及び7で陽
性 (4) 炭素源の同化性 L−アラビノース、D−7ラクトース、D−クルコース
、イノシトール、D−マンニトール、ラフィノース、L
−9ムノース、シュクロース及びD−キシロースの全て
が利用された。
性 (4) 炭素源の同化性 L−アラビノース、D−7ラクトース、D−クルコース
、イノシトール、D−マンニトール、ラフィノース、L
−9ムノース、シュクロース及びD−キシロースの全て
が利用された。
(5) 菌体組成
り、 Beakerらの方法(Appl、 Micro
biol、 +12.421〜423(1964))に
より分析したシアミノピメリン酸はLL−型が検出され
た。
biol、 +12.421〜423(1964))に
より分析したシアミノピメリン酸はLL−型が検出され
た。
以上の区学的性質、特に真性の基柱菌糸より多数の胞子
の連鎖を有する気菌糸を形成し、シアミノピメリン酸が
LL−Wであり、鞭毛胞子や胞子のうを形成しないなど
の特徴的性質を有することにより判断すると、本菌株は
ストレプトマイセス属に属する雌株であることは明らか
である〇 よって、本ピ株を公矧のものと区別する几め、ストレf
トマイセス・スピーシズ1,1l−1(5trepto
Wces sp、LXl −1)と命名し、工業技術
院工業技術研究所に受託番号微工研菌寄第7917号(
FEBM P −7917)として寄託した。
の連鎖を有する気菌糸を形成し、シアミノピメリン酸が
LL−Wであり、鞭毛胞子や胞子のうを形成しないなど
の特徴的性質を有することにより判断すると、本菌株は
ストレプトマイセス属に属する雌株であることは明らか
である〇 よって、本ピ株を公矧のものと区別する几め、ストレf
トマイセス・スピーシズ1,1l−1(5trepto
Wces sp、LXl −1)と命名し、工業技術
院工業技術研究所に受託番号微工研菌寄第7917号(
FEBM P −7917)として寄託した。
本発明の抗生物質Lll−1は、例えばストレプトマイ
セス属に属する抗生物質Lll−1生童菌を培養し、そ
の培養物から抗生物質Lll−1’を採取することによ
り製造される。
セス属に属する抗生物質Lll−1生童菌を培養し、そ
の培養物から抗生物質Lll−1’を採取することによ
り製造される。
本発明で使用される抗生物質Ll 1−1生産菌として
は、前述のストレゾトマイセス・スビシーズLll−1
があげられるが、放線醒の一般的性状として1学上の性
質は極めて変異し易く、一定したものではなく、自然的
にあるいは通常行われる紫外線照射、放射線層Mまたは
変異誘導剤例えば、N−メチル−N−ニトロ−N−二ト
ロソクアニゾン、エチルメタンスルホネートなどを用い
る人工的変異手段くより変異することは周矧の事実であ
る。従ってこのような人工変異株は勿論、自然変異株も
含め、ストレプトマイセス属に属し、抗生物質Lll−
1を生産する能力を有する菌株は、すべて本発明に使用
することができる。
は、前述のストレゾトマイセス・スビシーズLll−1
があげられるが、放線醒の一般的性状として1学上の性
質は極めて変異し易く、一定したものではなく、自然的
にあるいは通常行われる紫外線照射、放射線層Mまたは
変異誘導剤例えば、N−メチル−N−ニトロ−N−二ト
ロソクアニゾン、エチルメタンスルホネートなどを用い
る人工的変異手段くより変異することは周矧の事実であ
る。従ってこのような人工変異株は勿論、自然変異株も
含め、ストレプトマイセス属に属し、抗生物質Lll−
1を生産する能力を有する菌株は、すべて本発明に使用
することができる。
本発明方法において、培養は放線菌の培養に一般に用い
られている条件によって行うことができる。
られている条件によって行うことができる。
培地としては微生物が同化し得る炭素源、消化し得る窒
素源、さらには必要に応じ、無機塩などを含有させた栄
養培地が使用される。
素源、さらには必要に応じ、無機塩などを含有させた栄
養培地が使用される。
同化し得る炭素源としては、グルコース、フ9クトース
、マルトース、キシ四−ス、シュクロース、澱粉、ガラ
クトース、グリセリン、糖蜜、デキストリンなどが単独
または組合せて用いられる。消化し得る窒素源としては
コーン・スチーデ・リカー−硫安、ペプトン、酵母、大
豆粉、肉エキス、アミノ酸などが単独ま九は組合せて用
いられる。その他必要に応じてナトリウム塩、カリウム
塩、マグネシウム塩、リン酸塩、その低重金属塩などの
無機塩類が添加される。
、マルトース、キシ四−ス、シュクロース、澱粉、ガラ
クトース、グリセリン、糖蜜、デキストリンなどが単独
または組合せて用いられる。消化し得る窒素源としては
コーン・スチーデ・リカー−硫安、ペプトン、酵母、大
豆粉、肉エキス、アミノ酸などが単独ま九は組合せて用
いられる。その他必要に応じてナトリウム塩、カリウム
塩、マグネシウム塩、リン酸塩、その低重金属塩などの
無機塩類が添加される。
培養゛は通常振とりまたは通気攪拌培養などの好気的条
件下で行うのがよく、工業的には深部通気攪拌培養が好
ましい。培地のPHは6〜8、特に7付近が好ましい。
件下で行うのがよく、工業的には深部通気攪拌培養が好
ましい。培地のPHは6〜8、特に7付近が好ましい。
培養温度は20〜45C1特に28’C付近で行うのが
好ましい。培養時間は液体培養の場合、通常2〜5日で
あるが、培養物中の抗生物質Lll−1の蓄積量は約3
日で最大に達するので、この時点で培養を終了するのが
好ましい。これらの培地組成、培地の液性、培養温度、
攪拌速度、通気性などの培養条件は使用する菌株の種類
や外部の条件などに応じて好ましい結果が得られるよう
に適宜調節、選択されることは言うまでもない。液体培
養において発泡があるときは、クリボン油、植物油、界
面活性剤などの消泡剤が適宜使用される。
好ましい。培養時間は液体培養の場合、通常2〜5日で
あるが、培養物中の抗生物質Lll−1の蓄積量は約3
日で最大に達するので、この時点で培養を終了するのが
好ましい。これらの培地組成、培地の液性、培養温度、
攪拌速度、通気性などの培養条件は使用する菌株の種類
や外部の条件などに応じて好ましい結果が得られるよう
に適宜調節、選択されることは言うまでもない。液体培
養において発泡があるときは、クリボン油、植物油、界
面活性剤などの消泡剤が適宜使用される。
このようにして得られた抗生物質Lll−1は生とじて
培養F液中に含有されるので、培養vlJを濾過補助剤
、例えばセライ)1.Q−ライト、ハイフロース−IQ
−セルなどを加えて濾過するか、または遠心分離して培
養F液と菌体とに分離し、その培養F液から抗生物質L
ll −Xt−採取するのが有利である。
培養F液中に含有されるので、培養vlJを濾過補助剤
、例えばセライ)1.Q−ライト、ハイフロース−IQ
−セルなどを加えて濾過するか、または遠心分離して培
養F液と菌体とに分離し、その培養F液から抗生物質L
ll −Xt−採取するのが有利である。
培養F液から抗生物質Lll−1t−分離、精製する友
めには、F液を非親水性有機溶媒、例えば酢酸エチル、
酢酸ブチル、ブタノール、クロロホルム、メチルイソブ
チルケトンなどで抽出し、その抽出物を濃縮すればよく
、斯くすることにより粗底物として抗生物質Lll−1
が得られる。更に精製するには、クリカグル、活性アル
ミナ、活性炭、吸着樹脂例えばI(P−20等の担体を
用いるカラムクロマトグラフィーが好ましい。溶出溶媒
としては、クロロホルム−メタノール、クロロホルム−
アセトン、酢酸エチル−メタノール、酢酸エチル−アセ
トン、水性アセトン、水性アルコールなどの混合溶媒が
挙げられる。溶出のチェックはピプリオノ9−コランス
を用いるぺ一一一ディスク法ま友はシリカゲル薄層クロ
マトグラフィーにより行うことができる。このよう釦し
て得られた溶出′fLを同一取分を含む7ラクシヨンを
合せ、濃縮することにより精製された抗生物質Lll−
1’に得ることができる。
めには、F液を非親水性有機溶媒、例えば酢酸エチル、
酢酸ブチル、ブタノール、クロロホルム、メチルイソブ
チルケトンなどで抽出し、その抽出物を濃縮すればよく
、斯くすることにより粗底物として抗生物質Lll−1
が得られる。更に精製するには、クリカグル、活性アル
ミナ、活性炭、吸着樹脂例えばI(P−20等の担体を
用いるカラムクロマトグラフィーが好ましい。溶出溶媒
としては、クロロホルム−メタノール、クロロホルム−
アセトン、酢酸エチル−メタノール、酢酸エチル−アセ
トン、水性アセトン、水性アルコールなどの混合溶媒が
挙げられる。溶出のチェックはピプリオノ9−コランス
を用いるぺ一一一ディスク法ま友はシリカゲル薄層クロ
マトグラフィーにより行うことができる。このよう釦し
て得られた溶出′fLを同一取分を含む7ラクシヨンを
合せ、濃縮することにより精製された抗生物質Lll−
1’に得ることができる。
以上の如くして得られた抗生物質Lll−1は次のよう
な理化学的性質を有する。
な理化学的性質を有する。
く理化学的性質〉
■ 元素分析値
C:約65%、H:約8%SN:的6.5チ■ 分子量
639 (FABマススペクトルによる)■融点
84〜86℃(分解)
■ 比旋光度
(ff:li +43.4°(C:O−5%、)夕/
−ル)■ 紫外部吸収スペクトル s 肩267(1419)、 1チ 277(E 510)、 oR 1% ノー287(E 389) 1(! (第11) (6) 赤外flsa収スペクトル(KBr fE
)3400.2950.1820.1690,1640
.1580.1530,1460.1380,1300
.12 70.1220,1180.1100.104
0.1000.850.830譚−1に特徴的な吸収帯
を有する。
−ル)■ 紫外部吸収スペクトル s 肩267(1419)、 1チ 277(E 510)、 oR 1% ノー287(E 389) 1(! (第11) (6) 赤外flsa収スペクトル(KBr fE
)3400.2950.1820.1690,1640
.1580.1530,1460.1380,1300
.12 70.1220,1180.1100.104
0.1000.850.830譚−1に特徴的な吸収帯
を有する。
(第2図)
■ 核磁気共鳴スペクトル(水素核、CDCl3中10
0MHz) 第3図 ■ 溶解性 メタノール、エタノール、ブタノール、酢酸エチル、ア
セトン、クロロホルムに可溶。水、フクロヘキサン、石
油エーテルに不溶。
0MHz) 第3図 ■ 溶解性 メタノール、エタノール、ブタノール、酢酸エチル、ア
セトン、クロロホルムに可溶。水、フクロヘキサン、石
油エーテルに不溶。
■ 酸性、塩基性、中性の区別
中 性
[相] 物質の色及び性状
白色粉末
■ 呈色反応
過マンガンばカリウム脱色反応、フェーリング反応およ
びトレン反応は陽性。ニンヒドリン反応、塩化鉄反応お
よび坂口反応は陰性。
びトレン反応は陽性。ニンヒドリン反応、塩化鉄反応お
よび坂口反応は陰性。
■ 薄層クロマトグラフィー(東京化成製シリカゲルf
) 展開溶媒 Rf値クロロホルム:
メタノール(100:6) 0.26クロロホルム
:アセトン (10:4) 0.10酢酸エチル
:メタノール(20:1) 0.42□□□分子式 C3S Fun Ns Osと推定される。
) 展開溶媒 Rf値クロロホルム:
メタノール(100:6) 0.26クロロホルム
:アセトン (10:4) 0.10酢酸エチル
:メタノール(20:1) 0.42□□□分子式 C3S Fun Ns Osと推定される。
上記理化学的性質から、本発明の抗生物質Lll−1は
前記公矧のレジスタフィリン(分子量=504、分子式
: C*a Hss Nz Os )と同様、紫外部吸
収スペクトルにおいて233nm、 267 nm〜2
77nm、287nm付近に吸収を有しており、トリエ
ン系抗生物質と予想される。ま几赤外部吸収スペクトル
においてもレジスタフィリンと同様に1820cIn−
’ 付近に4員壌ラクトンのカルボニル基及びl 6
90on号、1640 an−”付近にアミドグルー
ゾに由来する強い吸収を有している。
前記公矧のレジスタフィリン(分子量=504、分子式
: C*a Hss Nz Os )と同様、紫外部吸
収スペクトルにおいて233nm、 267 nm〜2
77nm、287nm付近に吸収を有しており、トリエ
ン系抗生物質と予想される。ま几赤外部吸収スペクトル
においてもレジスタフィリンと同様に1820cIn−
’ 付近に4員壌ラクトンのカルボニル基及びl 6
90on号、1640 an−”付近にアミドグルー
ゾに由来する強い吸収を有している。
しかしながら、レジスタフィリンは900 on−’
付近に強い吸収を有しているが、抗生物/XLl 1−
1には9 Q Q cm−”に相当する1及収がなく
、かわりに830 ロー1に強い吸収を有している。
付近に強い吸収を有しているが、抗生物/XLl 1−
1には9 Q Q cm−”に相当する1及収がなく
、かわりに830 ロー1に強い吸収を有している。
また核磁気共鳴スペクトルにおいても、抗生物質Lll
−1は2.4 ppmにN−CR2に由来する強いピー
クを有しているが、レジスタフィリンには2.4ppm
にピークがない。さらに分子量、推定分子式においても
、本発明の抗生物質Lll−1とレジスタフィリンは明
瞭に区別でき、新規な化合物である。
−1は2.4 ppmにN−CR2に由来する強いピー
クを有しているが、レジスタフィリンには2.4ppm
にピークがない。さらに分子量、推定分子式においても
、本発明の抗生物質Lll−1とレジスタフィリンは明
瞭に区別でき、新規な化合物である。
本発明の抗生物質Lll−1の各種微生物に対する最少
発育阻止譲度(MIC)は第2表の通りである。
発育阻止譲度(MIC)は第2表の通りである。
以下余白
第2表
〔発明の効果〕
第2表の如く、本発明の抗生物質Lll−1はダラム陽
性菌、特にストレプトコツカス属に対しオ強い抗菌活性
を示しており、ストレプトコツカス属に起因する動物又
はヒトにおける諸疾患に河する治療又は予防剤として有
用である。
性菌、特にストレプトコツカス属に対しオ強い抗菌活性
を示しており、ストレプトコツカス属に起因する動物又
はヒトにおける諸疾患に河する治療又は予防剤として有
用である。
次に実施力を挙げて不発明を具体的に説明するが、これ
により本発明を限定するものではない。
により本発明を限定するものではない。
実施力1
ストレプトマイセス・スピーシズLll−1株(微工研
困W第7917号)の斜面培地から一白金耳を取り、1
00m1の糎培地(グルコース2チ、可溶性画紛2%、
大豆粉2チ、NaCJ O,25%%酵母エキス0.5
%、CaCO5O,35う、p)i6.5)’を入れ7
C5001nl$三角フラスコに接種し、28℃で3日
間振盪培養して種母とした。この種母をグリセリン3%
、可溶性U粉0.5%、C3L0.5%、肉エキス0.
5慢、?リペデトン0.5%、NaC1O,5%、Co
C1,・6H200,001%(pH7,0、滅困前)
からなる培地100ゴを入れた5 00 ml答三角フ
ラスコに3%接ailL、28℃で3日間振盪培養した
。この様にして得た層誉散10!tを濾過して一体を除
き、F液8jを得た。これtl−回数エチル2Eで2回
佃比するとLll−1吻質は、大部分gF−故エチェチ
ルノーった。このalEail−r−チル層を無水mW
ナトリウムで脱水した後、減圧濃縮すると、約3?の茶
喝色油状物買を得た。このLll−1物買を含有する茶
褐色油状物質3?を9友のクロロホルムに浴かし、クロ
ロホルム:メタノール(100:4 )にて充填した7
リカダルカラム(200m/)の上にのせ、上記展開液
を用いてクロマトグラフィーを行う。201分画でビブ
リオ・、Q−フランスに対して活性を示す分画A27〜
59ft集め、減圧vJk縮すると、純度的70%のL
ll−1物質の淡黄色4分末160 q を子浄九。
困W第7917号)の斜面培地から一白金耳を取り、1
00m1の糎培地(グルコース2チ、可溶性画紛2%、
大豆粉2チ、NaCJ O,25%%酵母エキス0.5
%、CaCO5O,35う、p)i6.5)’を入れ7
C5001nl$三角フラスコに接種し、28℃で3日
間振盪培養して種母とした。この種母をグリセリン3%
、可溶性U粉0.5%、C3L0.5%、肉エキス0.
5慢、?リペデトン0.5%、NaC1O,5%、Co
C1,・6H200,001%(pH7,0、滅困前)
からなる培地100ゴを入れた5 00 ml答三角フ
ラスコに3%接ailL、28℃で3日間振盪培養した
。この様にして得た層誉散10!tを濾過して一体を除
き、F液8jを得た。これtl−回数エチル2Eで2回
佃比するとLll−1吻質は、大部分gF−故エチェチ
ルノーった。このalEail−r−チル層を無水mW
ナトリウムで脱水した後、減圧濃縮すると、約3?の茶
喝色油状物買を得た。このLll−1物買を含有する茶
褐色油状物質3?を9友のクロロホルムに浴かし、クロ
ロホルム:メタノール(100:4 )にて充填した7
リカダルカラム(200m/)の上にのせ、上記展開液
を用いてクロマトグラフィーを行う。201分画でビブ
リオ・、Q−フランスに対して活性を示す分画A27〜
59ft集め、減圧vJk縮すると、純度的70%のL
ll−1物質の淡黄色4分末160 q を子浄九。
実施例2
実施例1で侍fc純度約70%のLll−1物質の淡黄
色粉末150叩を少量の酢酸エチルに溶解し、酢酸エチ
ルで充填し几シリカゲルカラム(15oi)の上にのせ
、酢酸エチルで展開し、クロマトグラフィー2行う。
色粉末150叩を少量の酢酸エチルに溶解し、酢酸エチ
ルで充填し几シリカゲルカラム(15oi)の上にのせ
、酢酸エチルで展開し、クロマトグラフィー2行う。
10r分画で分画すると、分画A59〜95でシリカゲ
ル薄層クロマトグツフィー(酢酸エチル:メタノール=
100:5)に於て、Lll−1物質の単一スピットを
示した。この分画を減圧濃縮すると、白色粉末72■が
得られた。
ル薄層クロマトグツフィー(酢酸エチル:メタノール=
100:5)に於て、Lll−1物質の単一スピットを
示した。この分画を減圧濃縮すると、白色粉末72■が
得られた。
第1図は本発明の抗生物質Lll−1の紫外部吸収スペ
クトル、82図は同赤外部吸収スペクトル、第3図は同
核a気共鳴スペクト、−(水素核)である。 以上 手続補正書(自発) 昭和60年11 月 1日 昭和、9年特許 願第234489号2 発明の名称 新規な抗生物質Lll−1及びその製造法3 補正をす
る者 事件との関係 出願人 (主 所 名 称 東洋醸造株式会社 6、補正の対象 明細書の「特許請求の範囲」、「発明の詳細な説明」、
「図面の簡単な説明」の欄および図面 7、 補正の内容 (1)明細書中、特許請求の範囲を別紙の如く訂正する
。 (2明細書中、第7頁第6行及び第7頁第9行「伸張」
とあるを「伸長」と訂正する。 (3)同第9頁、第1表「可溶性色素」の欄第5行 「イエロー・メイプル」とある次Kr(30?)」を挿
入する。 (4) 同第18頁第2行 r639(FABマススペクトル)」とあるをr683
(FABマススペクトル)第4図」と訂正する。 (5) 同第20頁第14行 r Cs5H4eNsCh と推定される。」とあるを
r C1yHssNsOs Jと訂正する。 (6ン 同第27頁第13行 「(水素核)である。」とあるを「(水素核)、第4図
は同FABマススペクトルである。」と訂正する。 (7)別添の第4図を特徴する 特許請求の範囲 1、 下記の理化学的性質を有する抗生物質Lll−1
゜ ■ 元素分析 C:約65%、H:約8%、N:約6.5%■ 分子量 683(FABマススペクトルによる)■融点 84〜86℃(分解) ■ 比旋光度 〔α)” + 43.4°(C:0.5%、メタノール
)■ 紫外部吸収スペクトル 第1図の通シ ■ 赤外部吸収スペクトル(KBr法)第2図の通り ■ 溶解性 メタノール、エタノール、ブタ7−ル、酢酸エチル、ア
セトン、クロロホルムに可溶。水、シクロヘキサン、石
油エーテルに不溶。 ■ 酸性、塩基性、中性の区別 中 性 ■ 物質の色及び性状 白色粉末 ■ 呈色反応 過マンガン酸カリウム脱色反応、フェーリング反応およ
びトレン反応は1@性、ニンヒドリン反応、塩化鉄反応
および坂口反応は陰性。 2、 ストレプトマイセス属に属する抗生物質Lll−
1生産菌を培養し、その培養物から抗生物質Lll−1
を採取することを特徴とする抗生物質Lll−1の製造
法。 3、 抗生物質Lll−1生産菌がストレプトヤイセス
Qスピーシズ(Streptomyces sp、 )
Lll−1株(微工研菌寄第7917号)である特許請
求の範囲第2項記載の製造法。
クトル、82図は同赤外部吸収スペクトル、第3図は同
核a気共鳴スペクト、−(水素核)である。 以上 手続補正書(自発) 昭和60年11 月 1日 昭和、9年特許 願第234489号2 発明の名称 新規な抗生物質Lll−1及びその製造法3 補正をす
る者 事件との関係 出願人 (主 所 名 称 東洋醸造株式会社 6、補正の対象 明細書の「特許請求の範囲」、「発明の詳細な説明」、
「図面の簡単な説明」の欄および図面 7、 補正の内容 (1)明細書中、特許請求の範囲を別紙の如く訂正する
。 (2明細書中、第7頁第6行及び第7頁第9行「伸張」
とあるを「伸長」と訂正する。 (3)同第9頁、第1表「可溶性色素」の欄第5行 「イエロー・メイプル」とある次Kr(30?)」を挿
入する。 (4) 同第18頁第2行 r639(FABマススペクトル)」とあるをr683
(FABマススペクトル)第4図」と訂正する。 (5) 同第20頁第14行 r Cs5H4eNsCh と推定される。」とあるを
r C1yHssNsOs Jと訂正する。 (6ン 同第27頁第13行 「(水素核)である。」とあるを「(水素核)、第4図
は同FABマススペクトルである。」と訂正する。 (7)別添の第4図を特徴する 特許請求の範囲 1、 下記の理化学的性質を有する抗生物質Lll−1
゜ ■ 元素分析 C:約65%、H:約8%、N:約6.5%■ 分子量 683(FABマススペクトルによる)■融点 84〜86℃(分解) ■ 比旋光度 〔α)” + 43.4°(C:0.5%、メタノール
)■ 紫外部吸収スペクトル 第1図の通シ ■ 赤外部吸収スペクトル(KBr法)第2図の通り ■ 溶解性 メタノール、エタノール、ブタ7−ル、酢酸エチル、ア
セトン、クロロホルムに可溶。水、シクロヘキサン、石
油エーテルに不溶。 ■ 酸性、塩基性、中性の区別 中 性 ■ 物質の色及び性状 白色粉末 ■ 呈色反応 過マンガン酸カリウム脱色反応、フェーリング反応およ
びトレン反応は1@性、ニンヒドリン反応、塩化鉄反応
および坂口反応は陰性。 2、 ストレプトマイセス属に属する抗生物質Lll−
1生産菌を培養し、その培養物から抗生物質Lll−1
を採取することを特徴とする抗生物質Lll−1の製造
法。 3、 抗生物質Lll−1生産菌がストレプトヤイセス
Qスピーシズ(Streptomyces sp、 )
Lll−1株(微工研菌寄第7917号)である特許請
求の範囲第2項記載の製造法。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、下記の理化学的性質を有する抗生物質L11−1。 (1)元素分析 C:約65%、H:約8%、N:約6.5%(2)分子
量 639(FABマススペクトルによる) (3)融点 84〜86℃(分解) (4)比旋光度 〔α〕^2^3_D+43.4°(C:0.5%、メタ
ノール)(5)紫外部吸収スペクトル 第1図の通り (6)赤外部吸収スペクトル(KBr法) 第2図の通り (7)溶解性 メタノール、エタノール、ブタノール、 酢酸エチル、アセトン、クロロホルムに 可溶。水、シクロヘキサン、石油エーテ ルに不溶。 (8)酸性、塩基性、中性の区別 中性 (9)物質の色及び性状 白色粉末 (10)呈色反応 過マンガン酸カリウム脱色反応、フェー リング反応およびドレン反応は陽性。ニ ンヒドリン反応、塩化鉄反応および坂口 反応は陰性。 2、ストレプトマイセス属に属する抗生物質L11−1
生産菌を培養し、その培養物から抗生物質L11−1を
採取することを特徴とする抗生物質L11−1の製造法
。 3、抗生物質L11−1生産菌がストレプトマイセス・
スピーシズ(Streptomyces sp.)L1
1−1株(微工研菌寄第7917号)である特許請求の
範囲第2項記載の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59234489A JPS61111696A (ja) | 1984-11-07 | 1984-11-07 | 新規な抗生物質l11−1及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59234489A JPS61111696A (ja) | 1984-11-07 | 1984-11-07 | 新規な抗生物質l11−1及びその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61111696A true JPS61111696A (ja) | 1986-05-29 |
JPH0377193B2 JPH0377193B2 (ja) | 1991-12-09 |
Family
ID=16971825
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59234489A Granted JPS61111696A (ja) | 1984-11-07 | 1984-11-07 | 新規な抗生物質l11−1及びその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61111696A (ja) |
-
1984
- 1984-11-07 JP JP59234489A patent/JPS61111696A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0377193B2 (ja) | 1991-12-09 |
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