JPS62190193A - 新規血小板凝集抑制物質アグリセリドa,b,cそれらの製造法およびそれらの用途 - Google Patents

新規血小板凝集抑制物質アグリセリドa,b,cそれらの製造法およびそれらの用途

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JPS62190193A
JPS62190193A JP61032386A JP3238686A JPS62190193A JP S62190193 A JPS62190193 A JP S62190193A JP 61032386 A JP61032386 A JP 61032386A JP 3238686 A JP3238686 A JP 3238686A JP S62190193 A JPS62190193 A JP S62190193A
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JP
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aglyceride
platelet aggregation
aggregation inhibitor
chloroform
soluble
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JP61032386A
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Satoshi Omura
智 大村
Akira Nakagawa
彰 中川
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Kitasato Institute
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Kitasato Institute
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野〕 本発明は新規血小板凝集抑制物質アグリセリドA、Bま
たはC1それらの製造法または血圧低下剤あるいは血栓
症治療剤としての用途に関する。
〔従来の技術〕
従来、抗血小板活性物質は化学合成物質に限られており
、ストレプトマイセス属の微生物が血小板凝集抑制物質
を産生ずることは知られていなかった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
近年、微生物の代謝産物から有効な物質のスクリーニン
グが活発に行われている。本発明者らは、新規な抗血小
板活性物質の探索を目的として種々の土壌から菌株を分
離し、その生産する代謝産物について研究を続けた結果
、放線菌OM−3209株の培養物中に血小板凝集抑制
活性を有する物質が産生されることを艶出した。そこで
、該培養物から該有効物質を分離、精製し、その理化学
的性質を調べた結果、新規物質であることが判明したの
でm物質をアグリセリド(八ggreceride)と
命名した。本発明は係る知見に基いて完成されたもので
ある。
〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、後記の理化学的性質を有する血小板凝集抑制
物質アグリセリドA、、BまたはCおよびストレプトマ
イセス属に属し、血小板凝集抑制物質アグリセリドA、
BまたはCを生産する微生物を培地に培養して該培養物
中に血小板凝集抑制物質アグリセリドA、BまたはCを
生産蓄積させ、その培養物から該血小板凝集抑制物質ア
グリセリドA、BまたはCを採取することを特徴とする
特脱血小板凝集抑制物質アグリセリドA、あたはCの製
造法ならびに血小板凝集抑制物質OM−3209A、B
またはCの少なくとも1種を有効成分とする血小板凝集
抑制剤である。
本発明の血小板凝集抑制物質°アグリセリドA、Bまた
はC(以下総称して云う場合は、単にアグリセリドとい
う)を生産する微生物は、ストレプトマイセス属に属す
るが、例えば本発明者らが土壌から分離したストレプト
マイセス属に属するOM−3209株は、本発明に最も
有効に使用される菌株の一例であって、本菌株の菌学的
性質を示すと次の通りである。
(a)形態的性質 栄養菌糸は、各種東天培地上でよく発達し、通常は隔壁
を有しない。気菌糸は、顕微鏡下の観察では胞子柄はら
線状を呈し、20ケ以上の胞子の連鎖が認められる。胞
子の大きさは0.5×1.0μmで円柱状である。胞子
の表面はトゲ状である。菌核、胞子のうおよび遊走子は
見出されない。
(b)次の各培地上での性状 イー・ビー・シャーリング(IE、 B、 Shiri
ng)とディー・ゴツトリーブ(D、 Gottlie
b )の方法(インターナショナル・ジャーナル・オブ
・システィマチック・バクテリオロジー、16巻、31
3頁、1966年)によって調べた本生産菌の墳養性状
を次表に示す。色調は標準色として、カラーハーモニー
・マニュアル第4版(コンテナー・コーポレーション・
オブ・アメリカ・シカゴ、1958年)を用いて決定し
、色票名ともに括弧内にそのコードを併せて記した。以
下は特記しない限り27°C12週間目の各培地におけ
る観察の結果は第1表の通りである。
第1表 ISP:インターナショナル・ストレプトマイセス・プ
ロジェクト選定の培地。
(C)次の各生理学的諸性質 (1)メラニン色素の形成 (イ)チロシン寒天     陽性 (ロ)ペプトン・イースト 鉄寒天        陽性 (ハ)グルコース・ペプトン・ セラチン培地 穿刺(21−23’C)陽性 (ニ)トリプトン・イースト 液          陽性 (2)チロシナーゼ反応     陽性(3)硝酸塩の
還元       陰性(4)ゼラチンの液化(21− 23’C) (グルコース・ペプトン・ ゼラチン培地)     陽性 (5)スターチの加水分解    陽性(6)脱脂乳の
凝固(37”C)  陰性(7)脱脂乳のペプトン化 (37°C)       陽性 (8)生育温度範囲   L5−42 °C(d)次の
炭素源の同化性 (プリドハム・ゴドリーブ 寒天培地) 利用する;D−グルコース、L−アラビノース、D−キ
シロース、ラフィ ノース、メリビオース、D−マ ンニトール、Dフラクトース、 L−ラムノース、i−イノシト ール、シュークロース 利用しない;セルロース (e)細胞壁の組成 ジアミノピメリン酸はLL型であり、アラビノース、ガ
ラクトースは認められない。以上、木菌の菌学的性状を
要約すると次の通りになる。
細胞壁のジアミノピメリン酸はLL型である。
また形態的には、ら線状の長い胞子鎖を形成し、胞子の
表面はトゲ状である。培養上の諸性質としては、栄誉菌
糸はヘージュ系の色誹1を星し、気菌糸はグレイ系ある
いはシェルピンクの色調を呈する。可溶性色素として、
メラニン色素を生産する以−ヒの菌学的性質から、零〇
M−3209株はストレプトマイセス属に属する菌株で
あり、ブリドハムとトレスナーの分類(バーシズ・マニ
ュアル・オプ・デタミネーティブ・ハタテリオロジー第
8版、748−829頁、1974年)によるグレイあ
るいはレットシリーズに属する菌種と考えられる。しか
しながら、どの種に属するかは明らかに出来ないので、
取りあえず本菌株をストレプトマイセス スピーシーズ
 OM−3209と命名することにする。なお、本菌株
は工業技術院微生物工業技術研究所に寄託番号「微工研
菌寄第8427J (FERM−P  No、 842
7)として寄託されている。
以上、アグリセリド生産菌について説明したが、放線菌
の一般的性状として蘭学上の性状は極めて変異し易く、
一定したものではなく、自然的にあるいは通常行われる
紫外線照射、X線照射または変異誘導剤例えばN−メチ
ル−N−二トローN−ニトロソグアニジン、エチルメタ
ンスルホネートなどを用いる人工的変異手段により変異
することは周知の事実であり、このような人工的変異株
は勿論、自然変異株も含め、ストレプトマイセス属に属
し、アグリセリドを生産する能力を有する菌株はすべて
本発明に使用することができる。
本発明においては、先ずストレプトマイセス属に属する
アグリセリド生産菌が適当な培地に培養される。木閑の
培養におい”Cは、通常放線菌の培養が一般に用いられ
る。培地としては、微生物が同化し得る炭素源、消化し
得る窒素源、さらには必要に応じ無機塩などを含有させ
た栄養培地が培養される。同化し得る炭素源としては、
ブドウ糖、tel?、 蜜、澱粉、デキストリン、セル
ロース、コーン・ステイープ・リカー、グリセリン、有
機酸などが単独または組み合わせて用いられる。消化し
得る窒素源としては、ペプトン、肉エキス、酵母エキス
、乾燥酵母、大豆粉、コーン・ステイープ・リカー、綿
実粕、カゼイン、大豆蛋白分解物、アミノ酸、尿素など
の有機窒素源、硝酸塩、アンモニウム塩などの無機窒素
化合物が単独または組み合わせて用いられる。その他、
必要に応じナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、
マグネシウム塩、リン酸塩などの無機塩類が添加される
さらに、培地には、必要に応じて、本菌の生育やアグリ
セリドの生産を促進する微量栄養素、発育促進物質、前
駆物質を適当に添加してもよい。
培地は通常、振とうまたは通気攪拌培養などの好気的条
件丁で行うのがよい。工業的には深部通気攪拌培養が好
ましい。培地のp Hはやや酸性ないし中性付近で行う
のが好ましい。培養温度は20−40’Cの範囲である
が、通常は24−30″C1好ましくは27@C付近に
保つのがよい。
培養時間は、液体培をの場合、通常1−8日でよいが、
好ましくは血小板凝集抑制物質の培養中の蓄積量が最大
に達した時に培養を終了させる。培地組成、培地の液性
、培地温度、攪拌速度、通気+i十などの培交条件は、
使用する菌株の種類や外部の条件などに応じて好ましい
結果が得られるよう適宜調節選択されることはいうまで
もない。液体において発泡があるときは、シリコン油、
植物油、界面活性剤などの消泡剤が適宜使用される。
このようにして得られた培養物中に蓄積された血小机凝
集抑制物箕アグリセリドは菌体内および培在濾液中に含
有されるので、遠心分離して培養濾液と菌体とに分離し
、各々から本血小板凝集抑11−1物質を採取するのが
有利である。
培養沖゛液から木血小キム凝集抑制物質゛rクリセリド
を採取するには、培養濾液を酢酸エチル、ベンゼンなど
の非親水性有a溶媒で抽出する。得られた抽出液または
溶出液を減圧濃縮し、得られる粗物質はさらに脂溶性物
質の精製に通常用いられる公知の方法、例えばシリカゲ
ル、アルミナなどの担体を用いるカラムクロマトグラフ
ィーによりアグリセリドΔ、BおよびCを各々分離精製
することができる。
菌体から本血小板凝集抑制物管アグリセリドを採取する
には、菌体を含水7セトンや含水メタノールなどの含水
親水性有a、溶媒で抽出し、得られた抽出液を減圧濃縮
し、そのγM縮物を酢酸エチルで抽出し、この酢酸エチ
ル抽出液は、前記の培養71心液から得た酢酸エチル抽
出液と合わせて分割精製するか、あイ、いは前記と同し
方法で分離精製することができる。次に、本皿小板凝集
抑制物質アグリセリドの理化学的性質について述べる。
〔1]血小板顔集抑制物質アクリセリド(1)分子式;
 C1,1H360a  (l′、−;+分解能マスス
ペクトルによ る) (2)分子:’il;316  (GC−マススペクト
ルによる )、 21     。
(3)比旋光度;〔α)、 +9. 7   (C=0
゜03、クロロホルム)、 (4)紫外線吸収スペクトル;特徴的な吸収を示さない
、 (5)赤外線吸収スペクトル(クロロホルム中;第1図
の通り、 (6)溶剤に対する溶解性 ;アセトン、メタノール、
エタノ ール、酢酸エチ ル、クロロホル ム、ベンゼンに 可溶、水に 不 溶 (7)塩基性、酸性、中性の 区別        ;中性脂溶性モノグリセライド、 (8)物質の色      ;無色、 (9)ブト1ント核磁気共鳴スペクトル;第2図の通り
、 (10)質量分析     ;ガスクロマド−マススペ
クトル ;第3図の通り、 (12)化学構造 CI’+3 CToOCOCHz(CHz)*C)lc82clls
CIIO)l Hz011 〔2〕血小板凝集抑制物質アグリセリドB(1)分子式
;C1gHzsOa  (高分解能マススペクトルによ
る )、 (2)分子量;330(GC−マススペクトルによる)
、 (3)比旋光度; 〔α)25+8.0゜(C=0.0
5.クロロホル ム)、 (4)紫外線吸収スペクトル;特徴的な吸収を示さない
、 (5)赤外線吸収スペクトル(クロロホルム中;アグリ
セリド Aに同し、 (6)溶剤に対する溶解性 ;アセトン、メタノール、
エタノ ール、酢酸エチ ル、クロロホル ム、ベンゼンに 可溶、水に不溶 (7)塩基性、酸性、中性の 区別        ;中性脂溶性モノグリセライド (8)物′αの色      ;無色、(9)アグリセ
リドAの構造において脂肪酸アルキル側鎖の炭素数が異
なる類似物質である。
〔3〕皿小板凝集抑制物質アグリセリドC0(1)分子
式; C20H4004C8s分解能マススペクトルに
よる )、 (2)分子量、344(低分解能GC−マススペクトル
による)、 (3)紫外線吸収スペクトル;特徴的な吸収を示さない
、 (4)赤外線吸収スペクトル;了グリセリドΔに同じ、
) (5)溶剤に対する溶解性 ;アセトン、メタノール、
エタノ ール、酢酸エチ ル、クロロホル ム、ベンゼンに 用液、水に不溶 (6)塩基性、酸性、中性の 区別        ;中性脂溶性モノグリセライド、 (7)物質の色      ;無色、 (8)アグリセリト°Aの構造において、脂肪酸アルキ
ル側鎖の炭素数が異なる類似物質である。
黄明の少魁閃 次に、本発明の血小板凝集抑制物質アグリセリトの生物
学的性質について述べる。
(1)血小板凝集抑制作用 アグリセリドの家兎由来の血小板’41 ”JS抑制作
用は以下の方法により求められる。
家兎由来の血液から調製した洗浄血小板(250pl)
をキュベツトに入れ、これにアグリセリト (100μ
m)を添加し、37’Cで10分間インキュベーション
を行う。次いで、rht小板凝集剤として1−ロンビン
(’l U / rn (! 、 5011 /! )
を加え、反応液を10分間インキュベーションし、アグ
リコメーターで血小板凝集抑制度を調べた。
アグリセリドの血小板凝集抑制率(%)は50μg /
 m eで92%、25μH/ m 7!の濃度で81
%であった。尚級脂肪酸からなるモノグリセリドがこの
ように強い血小板凝集抑制作Jt1を有することは初め
ての知見である。生体内に存在するモノグリセリド、1
−モノミリスチルグリセロール、■−モノバルミチルグ
リセロール、1−モノステアリールグリセロール等にも
アグリセリドと比較して弱いが血小板凝集抑制作用が認
められた。これらモノグリセラドが血小板凝集抑制作用
を示すという知見は今回初めて見出されたものである。
なお、アグリセリドは1000μg / m 1の濃度
においても全(抗菌活性を示さない。
(2)毒性 本杭血小板凝集抑制物質アグリセリドを200mg/k
gマウス腹腔内に投与したが、なんら毒性は認められな
かった。
上記の通り、本杭血小板凝集抑制物質アグリセリドは毒
性が極めて低く、トロンビン、ADPなどの血小板凝集
剤に対し著しい凝集抑制率を示すことから、ヒトの血圧
低下作用ならびに血栓症の予防薬として有用である。
来貢± 次に、実施例により本発明を具体的に示すが、これによ
り本発明が限定されるものではない。
実施例 500m#容三角フラスコにグルコース0.1%、澱粉
2.4%、ペプトン0.3%、肉エキス0.3%、酵母
エキス0.5%、炭酸カルシウム0.4%を含む液体培
地(pH7,0>100mpを分注し、121 °Cで
15分間蒸気滅菌し、これらにグリセロール1.0%、
リンゴ酸カルシウム1.0%、塩化アンモノ0.05%
、リン酸二カリウム0.05%、酵母エキス0.1%に
寒天1.5%を含む寒天斜面培地上で27°Cで培養し
たストレプトマイセスOM−3209株の斜面培養から
1白金耳ずつ接種し、回転大振とう機を用い、27°C
にて2日間振とう培養し、種母を得た。
50I!容ジャーファーメンタ−にグルコース0.1%
、澱粉2.4%、ペプトン0.3%、肉エキス0.3%
、酵母エキス0.5%、炭酸カルシウム0.4%、寒天
0.1%、塩化コバルト20m 1z、 / i!を含
む液体培地(pH7,0)30ffを仕込み、121”
Cで15分間蒸気滅菌した。これに上記の種母9本分を
移植し、攪拌速度250rpm、il気+B: 15 
(! / m i nの条件下で、276Cで70時間
通気攪拌培介した。培養液をシャープレス型遠心機で遠
心分1111(10000r p m)して、菌体と培
養液上清に分別した。
得られた上清に酢酸エチル101を加え攪拌し抽出した
。酢酸エチル層を分取し、減圧−ト流縮することによっ
て暗褐色油状物質約6gを得た。
なお、菌体中にも若干の抗血小板凝集抑制物質アグリセ
リドが蓄積されるが上清中にHfnされる計と比較する
と少ない。
油状物質6gをkise14el 60シリカゲル(1
60g)を用い、カラムクロマトグラフィーを行った。
展開溶媒クロロホルム:メタノール(100:1)にて
まず油状物を溶出させ、次いで、クロロホルムメタノー
ル(50: 1−20 : l)にて展開させ、アグリ
セリドを含む両分を集め、減圧下淵縮乾固し、粗製物質
650mgを得た。これを出来るだけ少量のクロロホル
1、に溶解し、kiese14el 60F254シリ
力ゲル薄層プレート上にチャージし、展開溶媒ベンゼン
対アセトン(3:1)にて展開させ、Rr研0.4の部
分(40%H,So、水溶液をプレート上に噴霧し、わ
ずかに茶色に呈色する)をかきとった。アグリセリドを
含むシリカゲル粉末をカラムに詰め、溶出溶媒クロロホ
ルム:メタノール(3:1)を用いて、活性物質を?容
出させ、減)王濃縮し、アグリセリド(主成分Aの他微
量成分I3およびCを含む)75mgを白色粉末として
得た。
本粉末からの主成分Aおよび微量成分B、Cの分離は、
高速液体クロマトグラフィー(tJV210nm、展開
溶媒;40%アセトニル、カラム10DS)にて行い、
白色粉末としてA32.1mg、84.5mg、C2,
1mgを得た。
【図面の簡単な説明】
第1図は血小板凝集抑制物質アグリセリドAの赤外線吸
収スペクトル、第2図は血小板凝集抑制物質アグリセリ
ドAのプロトン核磁気共鳴スペクトル、第3図は血小板
凝集抑制物質γグリセリドAのガスクロマド−マススペ
クトルを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、次の理化学的性質を有する血小板凝集抑制物質アグ
    リセリドA。 (1)分子式;C_1_8H_3_6O_4(高分解能
    マススペクトルによる)、 (2)分子量;316(GC−マススペクトルによる)
    、 (3)比旋光度;〔α〕^2^1_D+9.7°(C=
    0.03,クロロホルム) (4)紫外線吸収スペクトル;特徴的な吸収を示さない
    、 (5)赤外線吸収スペクトル(クロロホルム中);第1
    図の通り、 (6)溶剤に対する溶解性;アセトン、メタノール、エ
    タノール 、酢酸エチル、ク ロロホルム、ベン ゼンに可溶、水に 不溶、 (7)塩基性、酸性、中性の 区別;中性脂溶性モノグ リセライド (8)物質の色;無色、 2、次の理化学的性質を有する血小板凝集抑制物質アグ
    リセリドB。 (1)分子式;C_1_9H_3_8O_4(高分解能
    マススペクトルによる)、 (2)分子量;330(低分解能GC−マススペペクト
    ルによる)、 (3)比旋光度;〔α〕^2^5_D+8.0°(C=
    0.5,クロロホルム) (4)紫外線吸収スペクトル;特徴的な吸収を示さない
    、 (5)赤外線吸収スペクトル;アグリセリドAに同じ、 (6)溶剤に対する溶解性;アセトン、メタノール、エ
    タノール 、酢酸エチル、ク ロロホルム、ベン ゼンに可溶、水に 不溶、 (7)塩基性、酸性、中性の 区別;中性脂溶性モノグ リセライド (8)物質の色;無色、 3、次の理化学的性質を有する血小板凝集抑制物質アグ
    リセリドC。 (1)分子式;C_4_0H_2_0O_4(高分解能
    マススペクトルによる)、 (2)分子量;344(GC−マススペクトルによる)
    、 (3)紫外線吸収スペクトル;特徴的な吸収を示さない
    、 (4)赤外線吸収スペクトル(クロロホルム中);アグ
    リセリドAに 同じ、 (5)溶剤に対する溶解性;アセトン、メタノール、エ
    タノール 、酢酸エチル、ク ロロホルム、ベン ゼンに可溶、水に 不溶、 (6)塩基性、酸性、中性の 区別;中性脂溶性モノグ リセライド (7)物質の色;無色、 4、ストレプトマイセス属に属し、血小板凝集抑制物質
    アグリセリドA、BまたはCを生産する微生物を培地に
    培養して、該培養物中に血小板凝集抑制物質アグリセリ
    ドA、BまたはCを生産蓄積させ、その培養物から該血
    小板凝集抑制物質アグリセリドA、BまたはCを採取す
    ることを特徴とする新規血小板凝集抑制物質アグリセリ
    ドA、BまたはCの製造法。 5、血小板凝集抑制物質アグリセリドA、BまたはCを
    生産する微生物がストレプトマイセススピーシーズ O
    M−3209(FERM−PNo8427)である特許
    請求の範囲第4項記載の製造法。 6、血小板凝集抑制物質アグリセリドA、BまたはCの
    少なくとも1種を有効成分とする血小板凝集抑制剤。
JP61032386A 1986-02-17 1986-02-17 新規血小板凝集抑制物質アグリセリドa,b,cそれらの製造法およびそれらの用途 Pending JPS62190193A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0372986A2 (en) * 1988-12-09 1990-06-13 Kyowa Hakko Kogyo Kabushiki Kaisha Compound KS-505 and a process for producing the same

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EP0372986A2 (en) * 1988-12-09 1990-06-13 Kyowa Hakko Kogyo Kabushiki Kaisha Compound KS-505 and a process for producing the same

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