JPS61179214A - シクロオレフインの共重合法,反応組成物およびポリマ− - Google Patents

シクロオレフインの共重合法,反応組成物およびポリマ−

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JPS61179214A
JPS61179214A JP60255161A JP25516185A JPS61179214A JP S61179214 A JPS61179214 A JP S61179214A JP 60255161 A JP60255161 A JP 60255161A JP 25516185 A JP25516185 A JP 25516185A JP S61179214 A JPS61179214 A JP S61179214A
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  • Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は精製されたノルボルネン・タイプのシクロオレ
フィン、特にジシクロペンタジェンの、メタセシス触媒
系による塊状重合と、重合したジシクロペンタジェン単
位を少くとも約50%含む熱硬化した実質的な架橋した
ポリマー組成物に関する。
別に指定されない限り、「ノルボルネン・タイプ」とい
う語はノルボルネンまたはジシクロペンタジェンのそれ
のような歪んだ5員環を有するシクロオレフィンを意味
する。
米国特許4,002,815号は、ガソリン、ナフサ、
塩素イビ炭化水素、芳香族溶剤・のような普通の溶媒゛
 に溶解するシクロペンテンとジシクロペンタジェンの
コポリマーを造るためにジアルキルアルミニウム・ヨー
シト、アルキルアルミニウムジョーシトまたはトリアル
キルアルミニウム化合物と元素状ヨウ素の混合物を使用
する溶液重合法を開示している。米国特許3,557,
072号は、ジメタノオクタヒドロナフタレン(“DM
ON”と呼ばれる)から誘導されるノルボルネン・タイ
プのシクロオレフィン・プラス1−マーの製法を開示し
ている。米国特許4,426,502号は反応混合物、
即ち、反応射出成形系においてメタセシス触媒系を使用
する方法による、ノルボルネン環を含む環状オレフィン
の塊状重合法を開示している。重合時間を延長するため
のアルコキシ基を有する共触媒の改良も開示されている
米国特許4,400,340号は、反応射出成形法(R
IM法と呼ばれる)により、メタセシス触媒系を使用す
る熱硬化した架橋したポリ(ジシクロペンタジェンの製
法を開示している。RIM法は2種以上の低粘度の反応
剤の流れを混合し、型内に注入し、そこで速やかに不融
解性の固体塊に硬化させることを含む。
この特許は、ハロゲン化タングステン、オキシハロゲン
化タングステンのようなメタセシス触媒系の触媒を含む
一つの反応剤の流れと、ハロゲン化アルキルアルミニウ
ムのようなメタセシス触媒の活性化剤(供触媒)とジシ
クロペンタジェンを含む少くとも一つの反応剤の流れを
含むもう一つの流れを開示する。タングステンを含む触
媒は好ましくはWCI、または1dOc14である。ア
ルキルアルミニウム化合物はトリアルキルアルミニウム
、ジハロゲン化アルキルアルミニウムまたはハロゲン化
ジアルキルアルミニウムであって、アルキル基が1ない
し10個の炭素原子を含むものか、その混合物でよい。
高い衝撃強度および高いモジュラス(弾性率)後右する
熱硬化したジシクロペンタジェンのホモポリマーとジシ
クロペンタジェンとシクロペンテンのコポリマーを製造
する、二つの部分からなるメタセシス触媒の使用を開示
する他の米国特許は米国特許4,469,809 ; 
4,481,344および4,485,208号である
。米国特許4,436,858号と4,485,208
号は、衝撃強度と増加するためにジエステルおよびグリ
セリド可塑剤のようなエステル可塑剤の使用を開示して
おり、後者はまた約10%までのノルボルネンのような
別のモノマーを混合することを開示している。
熱硬化ポリマー生成物はガソリン、ナフサ、塩素化炭化
水素、芳香族溶剤等の通常の溶剤には不溶であり、高い
衝撃強度を有し、高温で流れにくい傾向を有する。これ
らはRIM法で容易に合成成形される。
RIM系が有効であるためには、ある種の要件が満され
ねばならぬ。■)個々の流れが安定で、おかれている条
件下で妥当な貯蔵寿命を有しなければならぬ。2)混合
部において硬化することなく流れを混合できねばならな
い。3)型に注入される時、材料が速やかに固体に固化
しなければならぬ。
既知のメタセシス触媒重合において使用されるタングス
テン含有触媒は好ましくはジシクロペンタジェンモノマ
ーと相溶する。タングステン化合物は、もし変性されな
いと、速やかにモノマーを重合させるので、まずは少量
の適当の溶媒に懸濁して使用すべきである。溶媒はタン
グステン化合゛物と反応するものであってはならない。
例えば、ハロゲン化タングステンが使用される場合、溶
媒はハロゲン化されてはならない。好適溶媒の例はベン
ゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、ジクロロ
ベンゼンおよびトリクロロベンゼンである。タングステ
ン化合物の濃度が溶液1リツトルにつき約0.1〜1.
0モルの間になるように加えられる。
活性化剤も好ましくはジシクロペンタジェンモノマーと
相溶する。
市販で入手できるジシクロペンタジェンはエンレ ドーucPD (3a、 4,7.7aテトラヒドロ−
4,7−メタノ−IH−インデン)である。エキソ異性
体は、市販では得られないが、同様に使用することがで
きる。
市販品位のモノマーの得られる最高純度(97重量%ジ
シクロペンタジェン)のものも精製することなしには重
合に使用できない。市販品は、不純物が重合を阻害しな
いように精製されなければならない。低沸点成分が除去
され、ねばならない。このことは数%の4〜6の炭素原
子を含む揮発性成分、即ち、およぞ90±3Torrの
絶対圧で100℃未満で蒸留される揮発性成分を除くこ
とによってなされる。しばしば出発材料をモレキュラー
シーブ、アルミナ、シリカゲル等の吸着剤で処理するこ
とが好ましい。水分の存在は(触媒系中の触媒および活
性化剤成分の加水分解により)重合を阻害するので、出
発材料の水分は約1100pp未満にすべきである。水
分は減圧下に共沸蒸留によって除去される。
公知の特許に前記の米国特許4,400,340号は、
触媒系の成分が組合せられる時、結果としてのシクロオ
レフィン(例えば、ジシクロペンタジェン)のタングス
テンに対する比はモルで約500 : 1ないし約15
.0(10: I、好ましくは2,000 : 1であ
り、ジシクロペンタジェン:アルキルアルミニウムの比
はモルで約100:1ないし約2,000:1、好まし
くは約200:1ないし約500:1である。
公知の特許による好ましい組み合せにおいて、充分なジ
シクロペンタジェンが、上記のように調製された0、5
モル/Qのタングステンを含む触媒溶液に加えられ、最
終的タングステン化合物濃度は0.007モル/Qとな
る。これはジシクロペンタジェン対タングステン化合物
比1000 : 1に相当する。
充分なジシクロペンタジェンが上記のように調製された
塩化ジエチルアルミニウム(Et、AQCQ)溶液に加
えられ、アルキルアルミニウム濃度が0.048Mとな
る。これはジシクロペンタジェン対アルキルアルミニウ
ム比150 : 1となる。これらの二つの流れは1:
1の比で混合され、ジシクロペンタジェンとタングステ
ン化合物の最終的な比は2000:1となり、ジシクロ
ペンタジェンとタングステン化合物の最終的な比は30
0 : 1となり、タングステン化合物とアルキルアル
ミニウムの最終的な比は約1ニアとなる。
これらの既知のメタセシス触媒系に使用されるタングス
テン化合物/モノマー溶液の時期尚早の重合を阻止する
(そうしなければ数時間のうちに起る)ために、約1な
いし約5モルのルイス酸またはキレート剤をタングステ
ン化合物1モルについて加えることができる。好ましい
キレート剤はアセチルアセトンおよび1ないし10個の
炭素原子を含むアルキル基を有するアルキルアセトアセ
タートを含む。好ましいルイス酸は、ベンゾニトリルや
テトラヒドロフランのようなニトリルとエーテルである
。タングステン化合物/モノマー溶液の安定性と貯蔵寿
命の改良はフェノール化合物の前または後に錯化剤を加
えることによって達成される。精製シクロオレフィン、
例えばジシクロペンタジェンがこの触媒溶液に加えられ
ると、安定で数ケ月の貯蔵寿命を有する溶液が得られる
これらの既知のメタセシス触媒系において、誘導時間は
、触媒、活性化剤、モノマーの混合時と発熱重合の開始
を示す発熱の間の時間である。もし改良されない活性化
剤/モノマー溶液が゛触媒/モノマー溶液と混合される
と、重合は自然に即時に始まり、混合部分でポリマーの
硬化を起す。重合の開始は活性化剤/モノマー溶液に反
応速度調節剤を加えることによって遅らせることができ
る。
従来の特許によれば、シクロオレフィンの重合は実質的
に15秒から約7.5分で完了する。通常、重合は約3
0秒ないし約75秒で実質的に完了する。
エーテル、エステル、ケトン、およびニトリルはアルキ
ルアルミニウム化合物の調節剤として作用することが知
られている。安息香酸エチル、ブチルエーテル、および
(2−メトキシエチル)エーテルは好ましいことが知ら
九でいる。誘導時間は反応速度調節剤の量を加減するこ
とによって制御できる。好ましいアルキルアルミニウム
対調節剤比はモル比で約1. : 1.5ないし約1:
5である。
誘導時間はまた温度に依存する。反応が行われる温度が
上昇すると、誘導時間は減少する。従って、高い反応温
度で誘導時間を制御するためには、例えば、適当な調節
剤を使用することによって、より活性でない触媒系組成
物を使用する必要がある。
既知の調節剤の一つを使用することの不利は、重合後に
調節剤がポリマーから拡散して、成形物品の表面にブル
ーミング(泌み出し)を起し、塗料の付着を阻害するこ
とである。驚くべきことに、ポリマーの疎水性非極性を
考慮すると、このブルーミングが避けられるならば、塗
料の付着性は優秀である。
ン それ故、ブルーミングの可能性を避けるためにポリマー
に反応速度調節剤を混合し、DCPDおよびノルボルネ
ンエステルのコポリマーが、従来技術の非シクロオレフ
ィン速度調節剤の一つを加えることなく、約1分ないし
2分15秒で均一に重合することを確保することが好ま
しい。
米国特許4,400,340号に開示された方法によっ
て造られる熱硬化架橋ポリ(シクロペンタジェン)は高
い衝撃強度、高い弾性率、および高い程度のクリープ耐
性を有し、多くの用途における荷重負担能力を有する。
自動車への応用において重要であるheat sag 
val、uesは、20%の粉砕ガラス繊維を含む材料
において流れに対して平行に約15mm、直角に約23
mmである。線膨張係数は他のプラスチックと同様であ
る。
しかしながら、このポリマーのガラス転移温度Tgは通
常120℃以下で、約90℃程度であり得る。
かくして約80〜85℃で軟化し始め、約75℃以上の
温度では使用することができない。(ポリマーのガラス
転移温度はポリマーの弾性率が、ポリマーがガラス状態
からゴム状態に遷移する時に、急速に減少する温度と定
義される。) 誘導時間の増加と、調節剤のブルーミングの防止に加え
て、これらの熱硬化性ポリマー製品の構造を、それらが
、100℃近くの温度でその性質を保留するように、例
えば、成形物品が塗料を塗られ、塗料が塗布後に炉で加
熱されなければならないような用途において、また成形
物品がポリマーの後硬化のために加熱されなければなら
ない用途において、100℃近くの温度でその性質を保
留するように改良することが望ましい。
本発明によれば、ノルボルネン・タイプのシクロオレフ
ィンモノマーと、触媒としてのモノマー可溶性または溶
媒可溶性のタングステン化合物と活性化剤としてのジア
ルキルアルミニウム化合物を含み、ノルボルネン・タイ
プのシクロオレフィンを重合させるためのメタセシス触
媒系からなる反応組成物は、それが少くとも約5重量%
の、ノルボルネン・タイプのシクロオレフィンコモノマ
ーであって、その重合状態で、該ノルボルネン・タイプ
のシクロオレフィンが重合後に有するであろうガラス転
移温度Tgよりも高いガラス転移温度Tgを有するか、
重合中に開裂し、架橋の数を増すような反応性二重結合
を有するか、またはモノマー構造中で4個以上の環を含
むか、またはノルボルネン構造の5−位置に極性置換基
を有し、該置換基は1個以上のヘテロ原子を含む懸垂基
であり、シクロオレフィンモノマーの残りの部分は非極
性であるものを含む。
本発明による反応組成物が重合させられる時、ポリマー
生成物のガラス転移温度は、該ノルボルネン・タイプの
シクロオレフィンモノマー(好ましくはジシクロペンタ
ジェン)がホモ重合後に有するであろうガラス転移温度
Tgより高いガラス転移温度Tgを重合状態で有するコ
モノマーを混合することによって高められる。
Tg値の上昇は例えばDCPDのTgと、コモノマーの
それとの差によって示されるよりは、比例的により大ま
たはより小であり得る。コモノマーにおける極性置換基
の存在はTgを高める効果を有するであろう。
ポリマー生成物のガラス転移温度はまた、反応組成物中
のコモノマーが、トリメチロールプロパン−トリス−(
5−ノルボルネン−2−カルボキシレート)(TPNC
)のように、重合中に開裂して架橋の数を増すような2
個以上の反応性二重結合を有するならば、高められる。
1.4.5.8−ジメタノ−1,4,4a。
5、8.8a−オク゛タヒドロナフタレン(DMON)
のような、モノマー構造中に4個以上の環を有するコモ
ノマーはポリマーの主鎖の剛性とその屈曲や回転に対す
る抵抗を増し、かくしてポリマーのガラス転移温度を高
める。
好ましくは、ノルボルネン・タイプのシクロオレフィン
における懸垂極性官能基は、ノルボルネン構造の5−位
置における置換基としてのエステル化されたヒドロキシ
ル、またはカルボキシル基(−0CORまたは−COO
R)、ハロゲン原子、またはニトリル基(CN)はアル
キレン基、好ましくはメチレンを介して5−位置に懸垂
し、場合により5−位置における共置換基として1〜6
個の炭素原子を含むアルキル基を有してもよいものと定
義される。最も好ましくは極性ノルボルネン・タイプの
シクロオレフィンはエステル類、特に2以上のノルボル
ネン環を結合するエステルである。
例えば、架橋密度の実質的増加(コポリマーの膨潤の程
度によって測定される)はシクロペンタジェンと多官能
アクリレートの2=1または3:1デイールス・アルダ
−付加物、例えば、トリメチロールプロパン・トリアク
リレート(これは3:1付加物である)、エチレングリ
コール・ジアクリレート、エチレングリコール・ジメタ
クリレート、1,4−ブタンジオール・ジメタクリレー
トおよび1.4−ブタンジオール・ジアクリレート(こ
れらは2:1付加物である)、およびシクロペンタジェ
ンとアジピン酸ジアリルの2:1付加物によって得られ
る。
好ましくは、ノルボルネン・タイプのシクロオレフィン
・コモノマーは約1ないし30重量%の濃度で存在する
。最も好ましくは、コモノマーは約10ないし25重量
%である。好ましい量は全く好みの問題で、コモノマー
のTg、その極性特性(もし有するなら)、所望のTg
上昇程度、一次(主)モノマーのTg、および以前に分
っているTg上昇効果の程度に依存する。
生成物の密度は充填剤も入れて約1 、2g/mQから
約0.04g/mQである。
ポリマーの架橋密度は適当な溶媒中で試料を膨潤させ、
ついで・乾燥することによって測定できる。
架橋間の平均分子量がポリマーの膨潤量から「ゴム弾性
理論」に基づく既知の方程式、または試料のTgの上の
貯蔵弾性率(storage modulus)(G’
)から慣用の動力学的分析(dynamic mech
anicalanalysis)によって計算すること
ができる。ポリマーがより高度に架橋すればする程、同
じ溶媒のなかで同様のポリマーは別の試料と比較して膨
潤しなくなる。
RIMによる開環重合によって形成されるポリ(ジシク
ロペンタジェン)は膨潤実験と動力学的実験によってポ
リマー鎖の7繰り返し単位につきおよそ1個の架橋を有
することが見出された。
ここに使用される材料のパーセンテージは、特記しない
限り、重量によるものであり、r溶媒」はモノマー、ま
たは触媒が容易に溶解する液体である。
好適な反応溶液は、ジシクロペンタジェン;シクロペン
タジェンとトリメチロールプロパン・トリアクリレート
、エチレングリコール・ジアクリレートまたはエチレン
グリコール・ジメタクリレートのディールス・アルダー
付加物のような極性ノルボルネン・タイプ・シクロオレ
フィン・エステル;およびトリアルキルアルミニウムか
らなる。
ただしジシクロペンタジェン対トリアルキルアルミニウ
ムのモル比が約80=1ないし約1300:1、より好
ましくは約200:1ないし約500:1である。
好ましいトリアルキルアルミニウムはトリーn−オクチ
ル・アルミニウムである。
非極性1g上昇コモノマーが、好ましくはビス(2−メ
トキシエチル)エーテルのような非モノマー調節剤とと
もに使用される時、最大効果のためには、調節剤は、モ
ノマーの組合せに、トリアルキルアルミニウムを加える
前に、好ましくはトリアルキルアルミニウム対ビス(2
−メトキシエチル)エーテルモル比少くとも1 : 0
.5、より好ましくは約1:1ないし約1:4で加える
好ましい触媒組成物は、酸素供与体をWCl、、に制御
した条件下で加えて調節され、約10ないし75モル%
のwQcl、iと約25ないし90モル%のllIcl
6からなる。酸素供与体は湿ったN2ガス、水和無機塩
例えばF e S O4・7H20またはt−ブタノー
ルである。酸素供与体の好適割合はタングステンの約0
.25モル%である。
カルボン酸のエステルのような、ある種の極性官能基は
ゆっくりトリアルキルアルミニウム化合物と反応して触
媒活性化剤として有効でない生成物を生ずる。それ故、
トリアルキルアルミニウム化合物が活性化剤として、ま
たは活性化剤中に用いられる場合、極性コモノマーは触
媒を含む反応組成物の一部にのみ含まれるべきであるか
、重合の直前に活性化剤と調節剤の溶液に加えられるべ
きである。
フェノール化合物とアセチルアセトン(acac)がシ
クロオレフィン中の系をそれぞれ可溶化し、安定化する
ために加えられる。このようにして調製された触媒は、
1400:1はども高いシクロオレフィン対触媒比で、
DCPDのようなシクロオレフィンの重合に有効である
する。
式中、RとR1は水素1〜5個の炭素原子を有するアル
キル基、2個の環炭素原子とともにR,R1によって形
成される3〜5個の炭素原子を含む飽和または不飽和の
基である。
好適なノルボルネン・タイプの一次(主)シクロオレフ
ィンモノマーはノルボルネンとDCPDであり、好まし
くは、本発明の方法に使用されるシクロオレフィン反応
組成物は少くとも50重量%のDCPDを、より好まし
くは80重量%のDCPDを含む。
市販最高純度の97重量%のDCPDは蒸留によってR
IMに使用可能なものとされる。例えば、1インチ(2
,54cm)のインタロックス・サドルを充填したカラ
ムは約70〜75%の収率で精製ジシクロペンタジェン
を回収させる。重合禁止剤のあるものの相対的揮発性(
よジシクロペンタジェンのそれに非常に近いからである
粗ジシクロペンタジェン中の重合禁止剤は充分に明らか
にされていないが、疑われる汚染物はエポキシド、アル
コール類、アルデヒド類その他の酸素含有化合物である
。酸素含有化合物は一般に中等度または高度の極性を有
し、アルミナやゼオライトに吸着される。
97%純度の市販ジシクロペンタジェン中の主要な揮発
性不純物はイソプレン、シス/トランス−1,3−ペン
タジェンであり、それらは重合に影響しないが、RIM
法には好ましくない。揮発性化合物は単に蒸留によって
除去される。
次の実施例は適当なコモノマーの製造を例示す=23− る。
DMIINが実施例1において、ビシクロ(2,2,1
)−2゜5−へブタジェン(ノルボルナジェン)とシク
ロペンタジェンを次式(1)に従って反応させて合成さ
れる。
ノルボルナジェン(5,0kg)を5ガロンのオートク
レーブ(反応器)に、内部を窒素雰囲気に保ちながら、
装入した。ついでDCPD (1,35kg)を反応器
に装入した。
反応器を5時間攪拌しながら180℃に加熱し、さらに
16時間180℃に保った。反応器を室温に冷却し、そ
の後反応器の栓を開き、開放して内容物を取り出した。
D M HNを充填カラムで蒸留して精製した。過剰の
ノルボルナジェン(BP7o= 38℃)をまず70T
orr (mmHg)の圧力で蒸留して除き、DMHN
(BP、。
=90℃)は10Torrで蒸留して1.84kgの生
成物を得た。
TTDが、実施例2において、1,5−シクロオクタジ
エンとシクロペンタジェンを反応(II)に従って合成
される。
ジシクロペンタジェン(50g)と150gの1,5−
シクロオクタジエンを反応器に装入し、混合物を2時間
190℃に加熱し、さらにその温度に4時間保ってから
放冷した。TTDは、まず過剰の1,5−シクロオクタ
ジエンを5 Torrの圧力で蒸留して除き、ついで、
TTD (BPS、 = 80℃)を0.05Torr
で蒸留して63gの生成物を得た。
TPNCが、トリロチロールプロパン・トリアクリレー
トとシクロペンタジェンを反応(nT)に従って合成さ
れる。
14.8 gのトリメチロールプロパン・トリアクリレ
ートを150m Qの塩化メチレンに溶解した溶液を窒
素で15分スパージした。シクロペンタジェン(42,
8m(1,0,52モル)をシリンジで1回で加え、混
合物を3時間40℃に加熱した。冷却後、塩化メチレン
と過剰のシクロペンタジェンを回転蒸発器を用いて高真
空下で除去して、生成物を得た。
ENCがエチレングリコール・ジアクリレートとシクロ
ペンタジェンを反応(IV)に従って合成する。
17.0g(0,100モル)の蒸留したエチレングリ
コール・ジアクリレートを200m Qの塩化メチレン
に溶解した溶液を0.5Ωの反応器中で窒素でスパージ
した。シクロペンタジェン(46g、0.70モル)を
シリンジで1回に加え、窒素雰囲気下で4時間40℃に
加熱した。混合物を冷却し、塩化メチレンと加剰のシク
ロペンタジェンを回転蒸発器で除去した。
粗生成物を100gの中性アルミナを充填したカラムで
クロマトグラフ法によって精製し、まず1.5Qのヘキ
サンで溶離し、ついで、ヘキサンと塩化メチレンの1=
1混合物4Qで溶離した。ヘキサン/塩化メチレンを留
去して精製ENCを得た。
EMNCがまず、21.0g(0,200モル)のメタ
クリロイル・クロリドを50mQのエーテルに溶解した
溶液を、26g(0,39モル)のシクロペンタジェン
を50mQのエーテルに溶解した溶液に0℃で1時間か
けて加えることによって合成した。混合物を室温に加温
し、1夜攪拌した。この溶液をカニユーレで6.10g
(0,983モル)のエチレングリコールと25g (
0,32モル)のピリジンを150mQの塩化メチレン
に溶解した0℃の溶液中に注いだ。混合物を室温に加温
しながら1夜攪拌した。溶液をデカントして沈澱した塩
を集め、50mQのヘキサンで2回洗った。有機層を5
%KOH飽和NaCΩ溶液200mQで洗い、硫酸マグ
ネシウムで乾燥し、回転蒸発器で濃縮した。粗生成物は
アルミナカラムでクロマトグラフ法により、まず200
mGのヘキサンで溶離し、ついでIQの塩化メチレンで
溶離して精製した。塩化メチレンの蒸発により12.5
gのIEMNcが得られた。
BMNCが、まず15.5g(0,148モル)のメタ
クリロイル・クロリドを25+y+flのエーテルに溶
解した溶液を、15g(0,z3モル)のシクロペンタ
ジェンを25n+9のエーテルに溶解した溶液に、0℃
で1時間かけて加えることによって合成された。混合物
を室温に加温し、1夜攪拌した。この溶液をカニユーレ
で6.66g(0,107モル)(7)エチレングlJ
:l−ルト20g(0,253モル)のピリジンを1’
80mffの塩化メチレンに溶解した0℃の溶液に注い
だ。混合物を室温に戻しながら1夜攪拌した。溶液をデ
カントし、沈澱した塩を集め50+nQのヘキサンで2
回洗った。有機層を200+nQの5%KOH飽和Na
CQの溶液で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥し、回転蒸
発器で濃縮した。粗生成物はアルミナでクロマトグラフ
法で、まず100mQのヘキサンで、ついで600mQ
の塩化メチレンで溶離した。ヘキサンと塩化メチレンを
蒸発して12.5gのBMNCが得られた。
227.5gアジポイル・クロリドをIQのエーテルに
溶解した溶液を3uの反応器で0℃に冷却した。
31.7 gの5−ヒドロキシメチル−2−ノルボルネ
ンを227.5抛Qのピリジンに溶解した溶液を2時間
かけてゆっくり加えた。混合物を1夜攪拌して濾過した
固体分はヘキサンで洗って濾液と合し、IQの希塩酸溶
液と、250mQのNaCQ溶液とで洗い、硫酸マグネ
シウムで乾燥した。溶媒とその他の揮発成分の除去後、
粗生成物をアルミナのクロマトグラフ法で精製し、27
1gのHMNAを得た。
DMONが、ノルボルネンとシクロペンタジェンを反応
(V)に従って合成される。
ノルボルネン(76g、0.807モル)を秤取し、1
0オンス瓶に入れ、栓をしてスパージした。DCPD 
(54+nQ、0.439モル)をシリンジで加えた。
過剰のノルボルネンを蒸留によって除去し、生成物を窒
素雰囲気下で蒸留精製して41.7gのDMONを得た
シクロペンタジェンとノルボルネンのこの付加物はただ
一つの二重結合を有し、得られるコポリマー架橋密度を
増加しない。しかしながら、このコモノマーは四環モノ
マーで、開環コポリマー内でポリマー鎖内の繰り返し単
位は3個の融合環を有する。これらの3環単位は相当に
低い自由回転度を有し、従ってDCPDより柔軟性が少
なく、その=31− 存在はより剛性のポリマー鎖をもたらし、したがってよ
り高いTgを示す。同様の結果は、5−メチルノルボル
ネンのようなアルキルノルボルネンのシクロペンタジェ
ン付加物についても得られる。
以下の実施例はコポリマーの製造を示す。
失亀虹主 DCPDのコポリマー タングステン触媒が次のように調製された。t−ブタノ
ールを、20gのvCQ6を7抛Qの乾燥トルエンを溶
解した溶液と、t−ブタノール対wcn、モル比0.2
5で、窒素雰囲気下で混合し、0.73M濃度のvCQ
、、とIjOCQ4の触媒溶液を得た。生成したIII
CQ6対wocQ4のモル比は3対1である。ついで、
11.1gのノニルフェノールを30抛Qのトルエンに
溶解した溶液を加え、溶液を窒素でスパージしてH(4
を追い出した。ついで10.1 gの2,4−ペンタジ
ェンをシリンジで加え、溶液を再び窒素で18時間スパ
ージしてHCQを除去した。
アルミニウム・アルキル活性他剤溶液が2.OOmD(
0,00376モル)のジエチルアルミニウム・クロリ
ド(DBAC)の1.88M溶液を、8 、00mMの
蒸留トルエンと0.64mff(0,0038モル)の
ジブチルエーテルで希釈することによって調製された。
DCPDとDMHNの計量され−た混合物を含む溶液(
複数)が調製された。ゴムの栓をした窒素で置換された
15mm X 125mmの試験管に、コモノマーの溶
液の一つを5gシリンジで入れた。アルミニウムアルキ
ル活性化痢(0,15mff、0.054mmol)を
シリンジでモノマーに加えた。次に、0.15抛Qのジ
ブチルエーテルを加えた。熱電対を挿入して反応発熱を
測定し、0.19抛Q(0,019mmol)の0.1
Mタングステン触媒を加え、試験管をすばやく振りって
反応剤を混合する。短時間の後に、混合物は重合して、
固体の非溶融性塊となる。第1表はコポリマーの%不溶
性ゲル、%膨潤(トルエン中)および示差走査熱量測定
で測定したTgを示す。
第  1  表 wt%DMI(N  wt%ゲル w、t%膨潤  T
g(’c)0 97 11.0 140 2遣1旦および11 これらの実施例は10重量%のDMHN (実施例1で
合成)と90重量%のDCPDをRIM法で製造した例
を記す。RIM法によって得られたDCPDコポリマー
の試料は、アメリカ合衆国インデアナ州Jeffers
onvilleのAccuratio Co+製の標準
的RIM機械を使用して得られた。次の記載は、試料を
成形するRIMの標準的手法を例示する。まず、機械の
」二方に設けた二つのモノマータンクを閉じて窒素で置
換した。タンクはRIM機械の両側に設けられており、
一方のタンクAは後で活性化剤が加えられるものであり
、他方のタンクBは後で触媒が加えられるものである。
90重量%のDCPDと10重量%のD M HNの混
合物であって、6重量%のスチレン−ブタジェン・ゴム
(”5tereon 720”)を含むものを両側のタ
ンクに装入した。所望ならば、粉砕したガラス繊維やウ
オラストナイト(lilollastonite)のよ
うな個体充填剤を加えることができる。タンクAにはジ
エチルアルミニウム・クロリドを0.048Mの濃度に
なるように加え、さらにジ−n−ブチル・エーテルをエ
ーテル対アルミニウム比が]、、5:1になるように加
えた。
次いで、タンクBには、タングステン触媒溶液を触媒濃
度が0.0071Mになるように加えた。これらの添加
は酸素や水分が反応系に入り込まないように注意してな
され、それぞれのタンクで材料は完全に混合された。
Aの流れとBの流れの混合は、標準的インピンジ型RI
M混合部(mixhead)で行われた。活性化剤/モ
ノマー溶液と触媒/モノマー溶液の混合比は1:1であ
った。インピンジ混合は両方の溶液を直径0.032イ
ンチ(0,08cm)のオリフィスを通じて、80ml
1/秒の流速で流すことによって達成された。これは約
1000psi (70kg/ aK )のポンプ圧力
を要した。
得られる混合流は、直接、50℃と60℃の間に加熱さ
れた型のなかに注入された。型は1011X 10”X
 1/ 811(25,4cm X 25.4cm X
 0.3cm)の板状試料を形成するための平たい空腔
を有するものであった。
型に充填してから10ないし30秒後に、型を開いて、
−35= 成形された板を取り出した。実施例10では上に述べた
手続きが行われて板は15秒後に取り出された。
実施例11ではモノマー溶液に、1 / 15” (1
,5mm)に粉砕されたガラス繊維が試料中の含有量が
20%になるように加えられた。これはガラスを触媒/
モノマー溶液および活性化剤/モノマー溶液の両方にス
ラリー化することによってなされた。このようにして得
られた試料の物理的性質は第2表に示されている。
%ガラス充填材     0    20屈曲モジュラ
ス(kpsi) 23℃     224   421 100°C66、187 屈曲力(kpsj ) 23°c      ”9.6    to、7100
℃      1.4   2.0衝撃エネルギー(f
t−1b) 23℃      8.4   9.1=29℃   
   3.8   9.0夾胤魅耳 実施例9の手法を、DCPDともにTTD (実施例2
で合成)を使用して、繰り返した。固体の非溶融ポリマ
ー塊が得られた。これらのコポリマー試料の不溶性ゲル
のパーセンテージと、トルエンによる膨潤度(%)と、
動力学的分析によって求めたTgを第3表に示す。
第  3  表 wt%TTDwt%ゲル wt%膨潤 」13u10 
99 、103 実施例13〜17 アルミニウムアルキル活性他剤溶液を、2.OO+nQ
(0,00376モル)のジエチルアルミニウム・クロ
リド(deac)の1.88M溶液を8 、00mQの
蒸留トルエンで希釈することによって調製された。種々
のモノマーの溶液を、タングステン触媒溶液を加えた直
後に試験管を60℃の加熱浴に浸すことによって60℃
に加熱した。種々のコポリマーについて、コモノマーの
種類、%コポリマー、%膨潤、動力学的分析によって求
めたTgを第4表に示す。
+3  TpNC(Ex、3)    5    95
  93  15814  ENC(Ex、4)   
 5    95  9515  EMNC(Ex、5
)    5    93  10716 8MNC(
Ex、6)    5    97  9417  H
MNA(Ex、7)    5    98  100
Ex、=実施例 実施例I8 実施例9の手法を、DCPDとともにコモノマーとして
DMON (実施例8で合成)を使用して、繰り返した
。すべての場合に、固体の非溶融性のポリマー塊が得ら
れた。第5表は、これらのコポリマー試料について、%
不溶性ゲル、%膨潤(トルエンによる)、示差走査熱量
測定によるTgを示す。
第5表 wt%コモノマー wt%ゲル wt%膨潤 ■(’C
)5       97      1.10末嵐班1
9〜25 これらの実施例においては、実質的に架橋したジシクロ
ペンタジェンのポリマーおよびコポリマーが形成された
。生成物は触媒モノマー溶液と活性化剤モノマー溶液を
混合して重合溶液を形成し、それを重合させる。結果と
ともに第6表に示しである。タングステン触媒は実施例
9に記されているように調製された。10mQの千ツマ
−を0 、30mQの触媒溶液に加えた。モノマーと触
媒の溶液は24時間35℃に加温し、その間窒素でスパ
ージしてトルエンとフェノールを蒸発させて実質的に溶
媒を含まない触媒の千ツマー溶液とした。活性他剤溶液
は窒素雰囲気下で、8.6m12のモノマーとモノマー
に溶解した1、0Mのトリーn−オクチルアルミニウム
0.39mQを混合して調製された。
これらの実施例において、活性他剤溶液はまた0、1m
Qのビス−(2−メトキシエチル)エーテルを含む。
重合の発熱が、5 、0m(lの触媒モノマー溶液を5
.0mQの活性化剤モノマー溶液に混合後約15〜25
秒で起った。両方の溶液ははじめは25℃であった。こ
れらは緊密に混合され、混合物は型に注入された。
実施例19と22においては、引火遅延剤が触媒溶液に
、活性他剤溶液と混合する以前に加えられた。
実施例21.24および25においては、粉砕ガラス繊
維が活性他剤溶液に、触媒溶液と混合する以前に加えら
れた。実施例22〜25においては、触媒溶液と活性他
剤溶液の両方に、混合前にエラストマーが等量加えられ
た。
81 d  宮。    l   c; : g % 
ぴ−目゜ 1 O1 11等 へ ム 夫11」岨 この実施例は2−ヒドロキシメチル−5−ノルボルネン
・アセテートの合成を例示する。
99.2gの2−ヒドロキシメチル−5−ノルボルネン
と50mQのピリジンの溶液に、84.0gの無水酢酸
を100mQのクロロホルムに溶解した溶液を滴下して
加えた。この混゛合物を室温で1夜攪拌し、続いて還流
下に3時間加熱した。冷却した反応混合物を水中に注い
で未反応無水酢酸を加水分解した。層は分離し、有機相
を等量のヘキサンで希釈し、混合物を水で繰り返し洗っ
てピリジンの大部分を除く。
希塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム溶液、および飽和塩化
ナトリウム溶液による最終洗浄によって有機相から、ピ
リジン、酢酸、水が除かれる。硫酸マグネシウムによる
乾燥と回転蒸発器による溶剤の除去により、淡黄色で快
い臭を有する油状物としての粗生成物137gを得た。
これは容量で2倍量のヘキサンで希釈し、300gの中
性アルミナのカラムに通し、ヘキサンでもはや溶離液中
に溶離物が見出されなくなるまで溶離した。ヘキサンの
留去と、残渣の真空蒸留(55℃10.8mm)により
、103.1g(84%)のアセテートが透明な、特徴
的な果実具を有する油状物として得られた。赤外分光ス
ペクトル: 3139.3061.、2965.286
8.1741.1361゜1235、1028.714
cm−’ ; 65MHz NMR(CD(43) ;
 2.02(H3CCO□−)。
実施例27 この実施例は2−ヒドロキシメチル−5−ノルボルネン
・アジペートの別の合成を例示するものである。
62.0gの2−ヒドロキシメチル−5−ノルボルネン
と100+++Qのピリジンの溶液を窒素雰囲気下で0
℃に冷却し、これに45.7g(36,4mQ)の蒸留
した(107℃、2mm)アジポイル・クロリドを20
0m12のクロロホルムに溶解した溶液を滴下して加え
た。添加完了後に水浴を除き、混合物を室温で1夜攪拌
した。反応混合物を容量で2倍量のヘキサンで希釈し、
希塩酸で繰り返し洗浄してピリジンを除去した。ついで
、飽和炭酸水素ナトリウム溶液と飽和NaCQ溶液で洗
い、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を除去する
と95.53 g (104%)の粗生成物が快い臭を
有する黄色の油状物として得られた。粗生成物を真空下
で蒸留する(206°10.4mm)と、93.82g
(82%)の生成物がほとんど無色無臭の油状物として
得られた。この生成物を容量で2倍量のヘキサンで希釈
し、250gの中性アルミナに通し、ヘキサンで容離し
、゛減圧下に溶媒を留去して最終的に水様の生成物を7
5%の収率で得た。赤外線吸収スペクトル: 3120
.3061.2965.2870.1735.1170
゜714cm−1゜ 大凰餌訃 この実施例はメチル−5−ノルボルネン−2−カルボキ
シレートの合成を例示する。
0℃の100mQ、の無水エーテルに、30mQのシク
ロペンタジェンと32mQのメチル・アクリレートを混
合した。水浴を取り除いて、混合物を1夜攪拌した。
溶媒、未反応のメチル・アクリレートおよびシフ五 ロペンタジエンを室温で減気下に除去した。混合物から
物質が留去されるにつれて次第に0 、5mmまで減圧
した。所望のメチルカルボキシレートのエピマー混合物
は42〜43°C10,5mmで留出した。赤外線吸収
スペクトル: 3118.3060.2965.294
1゜2862、1,734.1428.1329.12
64.1190.1024゜704cm−’ ; 60
MHz NMR: endo/exo=80/20゜大
鼻餌冊二旦 DCPDと2−ヒドロキシメチル−5−ノルボルネン・
アセテート、2−ヒドロキシメチル−5−ノルボルネン
・アジペートおよびメチル−5−ノルボルネン−2−カ
ルボキシレートのコポリマーが実施例13〜17の手法
によって製造された。
本発明によって製造されたこれらのコポリマーのゲル膨
潤度の決定法は次の通りである。コポリマーの試料5g
をその試験情から取り(試験管を破壊する)、帯のこぎ
りで注意深く、円柱軸に直角に1〜2mmの厚さの切片
に薄切りにする。ぎざぎざを除き、各薄切り切片をミリ
グラムまで秤量し、ステンレス鋼のワイヤーに通す。こ
れは各コポリマーの試料についてなされ、各試片の順序
を記録しておく。ワイヤーをループにしてコポリマーI
gにつき50m1llのトルエンの入ったフラスコに入
れ、これを16時間還流加熱した後冷却する。
各ループをフラスコから出し、新鮮なトルエンを入れた
結晶皿に入れ、切片を外し、トルエンをぬぐい取り、個
々に秤量してから、順序を乱さず、膨潤した切片をこわ
さないように注意して再びワイヤーに通し、135℃で
窒素の強制通風下に16時間置く。試料を再び秤量し、
ゲル値と膨潤値を次の式に従って計算する。
最終的乾燥ポリマーの重量 次の第7,8表のデータは各コモノマー組成物の組につ
き2つの試料を反応させて得た結果に基づいている。そ
こに示されている通り、コポリマーはおよそ88.7〜
99.2の重量%ゲル値を示した。
手続補正書 昭和60年12月 9日 特許庁長官 宇 賀 道 部 殿 1 事件の表示 昭和60年 特 許 願 第255161号2 発明の
名称 シクロオレフィンの共重合法、反応組成物およびポリマ
ー 3 補正をする者 事件との関係  特許出願人

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ノルボルネン・タイプのシクロオレフィン一次モノ
    マーと、該ノルボンネンタイプのシクロオレフィンを重
    合させるための、触媒としてモノマー可溶または溶媒可
    溶のタングステン化合物と活性化剤としてジアルキルア
    ミノ化合物を含むメタセシス触媒系からなる反応組成物
    であって、少なくとも5重量%の、該ノルボルネン・タ
    イプのシクロオレフィンモノマーが重合後に有するガラ
    ス転移温度Tgよりも高いガラス転移点Tgを重合状態
    で有するか、2個以上の重合中に開裂して架橋の数を増
    す反応性二重結合を有するか、モノマー構造中に4個以
    上の環を含むか、ノボルネン構造の5−位置に1個以上
    のヘテロ原子を含む極性置換基を含むノルボルネン・タ
    イプのシクロオレフィンコモノマーを含むことを特徴と
    する反応組成物。 2、特許請求の範囲第1項に記載の反応組成物であって
    、一次モノマーがジシクロペンタジエンであるもの。 3、特許請求の範囲第1項または第2項に記載の組成物
    であって、シクロオレフィンコモノマーから生ずるポリ
    マーが一次モノマーのポリマーのガラス転移温度Tgよ
    り高いガラス転移温度Tgを有することを特徴とするも
    の。 4、特許請求の範囲第1項または第2項に記載の組成物
    であって、シクロオレフィンコモノマーが重合中に開裂
    する2個以上の反応性二重結合を有することを特徴とす
    るもの。 5、特許請求の範囲第3項に記載の反応組成物であって
    、反応性二重結合がノルボルネン・タイプの環の中にあ
    ることを特徴とするもの。 6、特許請求の範囲第1項または第2項に記載の反応組
    成物であって、シクロオレフィンコモノマーがポリマー
    の主骨格の剛性と、その屈曲や回転に対する抵抗性を増
    す4個以上の環を含む構造を有することを特徴とするも
    の。 7、特許請求の範囲第1項または第2項に記載の反応組
    成物であって、ノルボルネン構造の5−位置にある極性
    置換基が、2個以上のノルボルネン構造を結合するエス
    テル化されたヒドロキシル基またはカルボキシル基であ
    ることを特徴とするもの。 8、特許請求の範囲第7項に記載の反応組成物であって
    、極性置換基がシクロペンタジエンと多官能性アクリル
    酸エステルまたはアジピン酸エステルのディールス・ア
    ルダー付加物であることを特徴とするもの。 9、触媒としてのモノマー可溶性または溶媒可溶性のタ
    ングステン化合物と、活性化剤としてのアルキルアルミ
    ニウム化合物を含むメタセシス触媒を使用するノルボル
    ネン・タイプのシクロオレフィンモノマーの重合速度調
    節方法であって、ノルボルネン・タイプのシクロオレフ
    ィンが、少くとも約5重量%の、ノルボルネン構造の5
    −位置に極性置換基を有し、核極性置換基が1個以上の
    ヘテロ原子を含むシクロオレフィンコモノマーとともに
    重合させられ、該極性コモノマーが重合前の誘導時間を
    増加させる有効な濃度で存在することを特徴とする方法
    。 10、特許請求の範囲第9項に記載のノルボルネン・タ
    イプのシクロオレフィンモノマーの重合速度調節方法で
    あって、該モノマーがジシクロペンタジエンであること
    を特徴とする方法。 11、特許請求の範囲第9項または第10項に記載のノ
    ルボルネン・タイプのシクロオレフィンモノマーの重合
    速度調節方法であって、ノルボルネン構造の5−位置の
    極性置換基が2個以上のノルボルネン環構造を結合する
    エステル化されたヒドロキシル基またはカルボキシル基
    であることを特徴とする方法。 12、特許請求の範囲第11項に記載のノルボルネン・
    タイプのシクロオレフィンモノマーの重合速度調節方法
    であって、極性コモノマーがシクロペンタジエンと多官
    能性アクリル酸エステルまたはアジピン酸エステルのデ
    ィールス・アルダー付加物であることを特徴とする方法
    。 13、ノルボルネン・タイプのシクロオレフィン一次モ
    ノマー成分と少くとも約10重量%のシクロオレフィン
    コモノマー成分の熱硬化コポリマーであって、コモノマ
    ー成分がノルボルネン・タイプのシクロオレフィンであ
    り、コポリマーが、一次モノマーがホモポリマーとして
    有するガラス転移温度Tgより高いガラス転移温度を有
    することを特徴とするコポリマー。
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