JPS6117685A

JPS6117685A - パワ−ウインド及び電動で開閉制御するサンル−フの安全装置

Info

Publication number: JPS6117685A
Application number: JP59139349A
Authority: JP
Inventors: 裕一村上; 健一小室; 五策寺林; 久敏太田
Original assignee: Aisin Seiki Co Ltd; Toyota Motor Corp
Current assignee: Toyota Motor Corp; Aisin Corp
Priority date: 1984-07-05
Filing date: 1984-07-05
Publication date: 1986-01-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、自動車、その他の車輌の車体或いはドアーの
、窓枠またはその付近に配設された感圧スイッチによっ
て、窓ガラスを自動的に開閉するパワーウィンドの閉動
動作中に、窓ガラスと窓枠との間に何かが蛛まれると窓
ガラスの閉動動作を中断するパワーウィンドの安全装置
に関するものである。また、この種の安全装置はパワー
ウィンドに限らず、電動で開閉制御するサンルーフの安
全装置としても使用できるものである。

［従来の技術］この種の感圧スイッチを用いたパワーウィンドの安全装
置の従来例として、特公昭４８−４４４４５号公報を挙
げることができる。

第２図は前記公報に記載されたパワーウィンドの安全装
置の制御回路図である。図において、感圧スイッチＳは
窓枠等に配設されたもので、押圧力が感圧スイッチＳに
作用するとその電極部が接触し、押圧力を除けば直ちに
原形に復する周知の構造を有するものである。

この種の制御回路は、次の様に動作するものであ）・まず、窓ガラスを開く場合には、手動スイッチ５の可動
接点５Ｃを固定接点５ａ側に接続し、電源１からモータ
３の窓ガラス開動動作側の回転用端子３ａに通電し、モ
ータ３の回転によって窓ガラスを開動させる。

また、窓ガラスを閉じる場合には、手動スイッチ５の可
動接点５Ｃを固定接点５ｂ側に接続し、電源１からリレ
ーＲの可動接点ＲＣ１固定接点Ｒｂを経てモータ３の窓
ガラス閉動動作側の回転用端子３ｂに通電し、モータ３
の回動によって窓ガラスを閉動させる。

いま、窓ガラスの閉動動作中に、窓ガラスと窓枠或いは
ルーフサイトレールとの間に、手、頭、首等が挾まれる
と、感圧スイッチＳは押圧され、その電極部が接触する
。このため、常時充電されているコンデンサＣは、感圧
スイッチＳによって瞬時に放電され、トランジスタＱは
オンとなり、リレーＲの励磁コイルＲ［が励磁され、リ
レーＲの可動接点Ｒｃと固定接点Ｒｂが閉じる。したが
って、電ｍ１から手動スイッチ５の可動接点５Ｃ１固定
接点５ｂ及びリレーＲの可動接点ＲＣと固定接点Ｒａを
経て、モータ３の窓ガラス開動動作側の回転用端子３ａ
に通電し、モ〜り３の回転が窓ガラスの開動方向に切換
わる。一般に、窓ガラスが開動動作中に感圧スイッチＳ
は開路するが、コンデンサＣは直列抵抗Ｒによって充電
電流を制限しているから、抵抗Ｒ及びコンデンサＣによ
って決定される遅延時間の経過後に、トランジスタＱは
オフとなる。この開窓ガラスは開動を継続する。

トランジスタＱがオフとなると、窓ガラスは手動スイッ
チ５によって再び開動することができる。

この間に、窓ガラスと窓枠等の間から、手等が除かれて
おれば、窓ガラスは閉動動作に入ることができる。

そして、第３図は従来から用いられているパワーウィン
ドの制御回路図である。

ドライバー席に配設されたパワーウィンドマスタースイ
ッチ部Ａは、各席の窓ガラスの開動動作を行う方向に回
転するパワーウィンド用モータＭを回動させるダウンス
イッチ（以下、単にＤＯＷＮ−８Ｗと記載する）と、各
席の窓ガラスの開動動作を行う方向に回転するパワーウ
ィンド用モータＭを前者とは逆に開動させるアップスイ
ッチ（以下、単にｕｐ−ｓｗと記載する）と、各席の両
ＤＯＷＮ　−ＳＷとＵ　Ｐ　−ＳＷが助手席側、後部左
右座席側等に配設されたパワーウィンドスイッチ部Ｂの
各スイッチの制御を不可能にするロックスイッチ（以下
、単にＬＯＣＫ　−ＳＷと記載する）等を有している。

各席のパワーウィンドスイッチ部Ｂには、パワーウィン
ドマスタースイッチ部Ａと同様にＤＯＷＮ−８Ｗとｕｐ
−ｓｗとを有している。

両者間は、ＤＯＷＮ−８Ｗの信号を送るＤＯＷＮ信号線
及びｕｐ−ｓｗの信号を送るＵＰ信号線並びにＬＯＣＫ
　−ＳＷと直列接続されたＬ（＞ＣＫ信号線によってパ
ワーウィンド用モータＭの電力が供給されるように構成
されている。なお、パワーウィンド用モータＭの両端子
はパワーウィンドスイッチを操作しない状態では、通常
アース側に接続されている。

したがって、運転席側のパワーウィンドマスタースイッ
チ部Ａ或いは各ドアーのパワーウィンドスイッチ部Ｂか
ら窓ガラスを上昇させる場合には、夫々に配設したｕｐ
−ｓｗによって電源電圧＋ＶＢを与えてパワーウィンド
用モータＭを回動して窓の閉動を行うものであり、窓ガ
ラスを下降させる場合には、ＤＯＷＮ　−ＳＷによって
電源電圧子ＶＢを与えてパワーウィンド用モータＭを前
者とは逆方向に回動し、窓の開動を行うものである。

そして、ＬＯＣＫ信号線は通常型ｌＩ！電圧＋ｖ８の供
給用に使用されるが、パワーウィンドマスタースイッチ
部ＡのＬＯＣＫ　−ＳＷを開くことにより、パワーウィ
ンドスイッチ部Ｂの電源電圧子■Ｂを断ち、助手席側、
後部左右座席側等の各パワーウィンドスイッチ部Ｂの制
御を停止させる。

［発明が解決しようとする問題点］従来のパワーウィンドの安全装置は、第２図の如く回路
構成されるものであり、通常は感圧スイッチＳが押圧力
によって動作しても、窓ガラスの下降により感圧スイッ
チＳの押圧力が解かれ、継続して手動スイッチ５の可動
接点５ｃ、固定接点５ｂ間が閉じていると、窓ガラスは
再度閉動動作に入ることができる。

しかし、例えば、荷崩れ等によって手動スイッチ５が入
り、手等が窓ガラスと窓枠との間に挾まれた場合には、
継続して手動スイッチ５の可動接点５Ｃ１固定接点５ｂ
間が閉じていると、再度、窓ガラスは開動動作に入り、
結果として、窓ガラスがハンチングを起し、再三窓ガラ
スと窓枠との間に挾まれることになる。

［発明の課題］そこで、本発明は、一旦感圧スイッヂＳが動作した場合
には、窓の閉動動作を解除し、窓の閉動動作以外の信号
を与えない限り、再度窓の閉動を行わない電動で開閉制
御する窓の安全装置の提供をその目的とするものである
。

Ｅ問題点を解決するための手段］本発明のパワーウィンドの安全装置は、窓の開閉動作を
パワーウィンド用モータＭに印加された電圧の極性切換
えによって行うと共に、窓の閉動動作中に窓付近に配設
した公知の感圧スイッチ（一般にタッチスイッチと呼称
されるものも含む）Ｓが動作すると、前記パワーウィン
ド用モータＭに印加する電圧の極性を切換える各入力端
子に接続された第１の入力切換用リレーＲＬＩの接点及
び第２の入力切換用リレーＲＬ２の接点を有するパワー
ウィンドの安全回路において、上記第１の入力切換用リ
レーＲＬ１を窓の開動時に感圧スイッチＳの回路を解放
し、窓の閉動時に感圧スイッチＳの動作状態を検出する
抵抗Ｒ１、ダイオードＤ２、感圧スイッチＳ、抵抗Ｒ２
、ダイオードＤＯから構成される感圧スイッチ動作検出
回路によって、感圧スイッチＳの動作が検出されたとき
自己保持し、窓の閉動信号以外の信号、即ち、窓の開動
停止信号或いは窓の開動信号のＤＯＷＮ信号によって前
記自己保持を解除するように制御し、上記第２の入力切
換用リレーＲＬ２を前記感圧スイッチ動作検出回路によ
って感圧スイッチＳの動作が検出されたとき、作動し、
感圧スイッチＳの動作終了後も、任意の時間その作動状
態を維持するように制御したパワーウィンドの安全装置
を構成するものである。また、電動で開閉制御するサン
ルーフの安全装置も同様に構成されるものである。

［作用］上記本発明のパワーウィンドの安全装置は、窓の開閉動
作をパワーウィンド用モータＭに印加された電圧の極性
切換えによって行うと共に、窓の閉動動作中に窓付近に
配設した感圧スイッチが動作すると、前記パワーウィン
ド用モータＭに印加する電圧の極性を切換える各入力端
子に接続された第１の入力切換用リレーＲＬ１の接点及
び第２の入力切換用リレーＲＬ２の接点を有するパワー
ウィンドの安全回路において、上記第１の入力切換用リ
レーＲＬ１を窓の開動時に感圧スイッチＳの回路を解放
し、窓の閉動時に感圧スイッチＳの動作状態を検出する
抵抗Ｒ１、ダイオードＤ２、感圧スイッチＳ１抵抗Ｒ２
、ダイオードＤＯから構成される感圧スイッチ動作検出
回路によって、感圧スイッチＳの動作が検出されたとき
自己保持し、窓の閉動信号以外の信号、即ち、窓の開動
停止信号或いは窓の開動信号のＤＯＷＮ信号によって前
記自己保持を解除するように制御し、上記第２の入力切
換用リレーＲＬ２を前記感圧スイッチ動作検出回路によ
って感圧スイッチＳの動作が検出されたとき、作動し、
感圧スイッチＳの動作終了後も、任意の時間その作動状
態を維持するように制御することを特徴とするものであ
る。

［実施例］第４図及び第５図及び第６図、第７図は、本発明の感圧
スイッチの配設例を示す説明図である。

第４図は自動車のドアー１０に窓枠１１を有するもので
、窓ガラス１２の端縁１３と当接する付近に感圧スイッ
チＳを配設した例を示すもので、第５図はドアーに窓枠
１１を有する要部断面図で、ドアー側に取付けられてい
る窓ガラス１２が閉じるどき、ドアーの窓枠１１に配設
された窓ガラス用封止ゴム２１に当接するように構成さ
れている。

したがって、窓ガラス１２に挾まれるときとは、窓ガラ
ス１２とその窓枠１１で狭圧されることを意味するから
、感圧スイッチＳは前記封止ゴム２１付近に配設される
。なお、封止ゴム２２及び封止ゴム２３は車体２０とド
アーの窓枠１１との間を封止するものである。

第６図はハードトップタイプの窓ガラスと感圧スイッチ
との要部断面を示す説明図である。

ハードトップタイプの自動車は、ドアー側に取付（プら
れている窓ガラス３１が閉じるとき、ドアーに窓枠がな
いから、車体３０に配設された封止ゴム３２に当接する
ように構成されている。したがって、窓ガラス３１に挾
まれるときとは、窓ガラス３１と車体３０の封止ゴム３
２との間で狭圧されることを意味するから、感圧スイッ
チＳは封止ゴム３２付近に配設される。

そして、第７図は電動制御のサンルーフに感圧スイッチ
を取付けた例を示す。ルーフ４０のルーフ開口部４１は
その両側に設けられたルーフガイドレール４２及び４３
を電動制御によって移動する窓板４４によって開閉され
る。感圧スイッチＳは窓板４４が閉じるとき当接する封
止ゴム４５付近に配設される。

第１図は本発明の一実施例のパワーウィンドの安全装置
の構成回路図である。図中、第３図の従来例と同一記号
は従来例と同一部分を示すものであり、第１図のＵＰ信
号線及びＤＯＷＮ信号線及びＬＯＣＫ信号線は、第３図
のパワーウィンドスイッチ部Ｂの夫々のＵＰ信号線、Ｄ
ＯＷＮ信号線、ＬＯＣＫ信号線を意味し、パワーウィン
ドスイッチ部Ｂからパワーウィンド用モータＭへの出力
線は、第１の入力切換用リレーＲＬ１及び第２の入力切
換用リレーＲＬ２を介してパワーウィンド用モータＭに
接続される。

したがって、パワーウィンドスイッチ部Ｂの手動スイッ
チはそのまま使用できることになる。

まず、窓ガラスを間くべくＤＯＷＮ−８ＷによりＤＯＷ
Ｎ信号、即ち、電源電圧＋ＶＢを印加づ−ると、ＵＰ信
号線側はアース側電位にあるから、パワーウィンド用モ
ータＭは回動し窓ガラスを下降させ窓ガラスの回動を行
う。

このとき、ダイオードＤ１は順方向バイアスとなる。ま
た、ダイオードＤ２はそのアノード側が抵抗Ｒ１によっ
てアース側電位にあるから、逆方向バイアスとなる。ダ
イオードＤＯも逆方向バイアスとなる。このとき、感圧
スイッチＳの電極板間が接触するような押圧力が加わっ
ても、ダイオードＤＯ及びダイオードＤ２が逆方向バイ
アスとなり、実質的に開路状態となるから、抵抗Ｒ２に
電圧降下は生じない。即ち、窓ガラスの開動時にダイオ
ードＤＯ及びダイオードＤ２は、感圧スイッチＳの作動
状態が作動状態検出抵抗Ｒ２に発生することを禁止し、
感圧スイッチ動作検出回路を開路する。

したがって、窓ガラスの開動動作中に、たとえ、感圧ス
イッチＳに押圧力を加えても、パワーウィンド用モータ
Ｍは停止或いは逆回転することはない。

そして、窓ガラスを閉じるべくｕｐ−ｓｗにより、ＵＰ
信号、即ち、電′＃Ａ電圧＋ＶＢを印加すると、ＤＯＷ
　Ｎ信号線側はアース側電位にあるから、パワーウィン
ド用モータＭは前者とは逆方向に回動し、窓ガラスを上
昇して閉動作を行う。

そして、ダイオードＤｏ及びダイオードＤ１は順方向バ
イアス、ダイオードＤ２のアノード側は抵抗Ｒ１によっ
て順方向バイアスとなり、感圧スイッチ動作検出回路を
開路する。

このとき、窓ガラスの閉動動作時に、窓枠と窓ガラス端
縁との間に手、頭、首等が挾まったとすると、それを感
圧スイッチＳが検出し、抵抗Ｒ１、ダイオードＤ２及び
感圧スイッチＳの電極板間及び抵抗Ｒ２、ダイオードＤ
Ｏを通り、感圧スイッチＳの作動状態検出抵抗Ｒ２に電
流が流れる。作動状態検出抵抗Ｒ２の電圧降下は、トラ
ンジスタＱ１をオンとし、ダイオードＤ３及びダイオー
ドＤ５を順方向バイアスとする。ダイオードＤ３は抵抗
Ｒ３によってトランジスタＱ２をオンとし、トランジス
タＱ２がオンとなると、抵抗Ｒ５により、トランジスタ
Ｑ３のベース電流が流れ、トランジスタＱ３はオンとな
り、第１の入力切換用リレーＲＬＩが作動する。トラン
ジスタＱ３がオンとなり第１の入力切換用リレーＲＬ１
に電圧を印加すると、その電圧は抵抗Ｒ７及び抵抗Ｒ３
によってトランジスタＱ２のベースに導かれており、第
１の入力切換用リレーＲＬ１は自己保持する。

第１の入力切換用リレーＲＬＩがオンするとパワーウィ
ンド用モータＭの入力が常閉接点１ｂと可動接点１Ｃと
の接続が断たれ、常閉接点１ａと可動接点１Ｃとの接続
に切換えられる。

なお、コンデンサＣ１は電源電圧＋ＶＢの変動に伴う誤
動作を防止するものであり、抵抗Ｒ４及び抵抗Ｒ６はバ
イアス設定用抵抗である。また、ダイオードＤ６は第１
の入力切換用リレーＲＬ１がオフになるときのサージ吸
収用である。

また、トランジスタＱ１のオンと同時に、ダイオードＤ
５を介してトランジスタＱ４のベース電流が流れ、トラ
ンジスタＱ４をオンする。トランジスタＱ４がオンとな
ると、抵抗Ｒ９によりトランジスタＱ５のベース電流が
流れ、第２の入力切換用リレーＲＬ２が作動する。同時
に、ダイオードＤ５は抵抗Ｒ１１及びコンデンサＣ２の
時定数回路の充電を行い、感圧スイッチＳの瞬時動作に
対しても、第２の入力切換用リレーＲＬ２の動作が任意
の時限をもって切換ねるように設定されている。

第２の入力切換用リレーＲＬ２がオンすると、パワーウ
ィンド用モータＭの入力が常閉接点２ｂと一可動接点２
Ｃとの接続が断たれ、常閉接点２ａと可動接点２Ｃとの
接続に切換えられる。

なお、抵抗Ｒ８及び抵抗Ｒ１０はバイアス設定用抵抗で
ある。また、ダイオードＤ７は第２の入力切換用リレー
ＲＬ２がオフになるときのサージ吸収用である。

即ち、感圧スイッチＳが押圧されると、パワーウィンド
用モータＭは第１の入力切換用リレーＲ［１及び第２の
入力切換用リレーＲＬ２の接点の切換えにより逆回転し
、それまで上昇していた窓ガラスが、下降に切換わり、
窓ガラスの開動動作となる。たとえ、感圧スイッチＳの
作動が瞬時であっても、第１の入力切換用リレーＲＬＩ
は自己保持し、第２の入力切換用リレーＲＬ２は抵抗Ｒ
１１、コンデンザＣ２で決まる時定数によって、その作
動が任意の時間継続するから、この場合には、それまで
上昇していた窓ガラスが、感圧スイッチＳの動作時間と
時定数で決定される時間だけ下降する窓ガラスの開動動
作となる。

感圧スイッチＳの押圧力が解かれても、第１の入力切換
用リレーＲＬＩは自己保持しているが、第２の入力切換
用リレーＲＬ２は任意の時間継続した後、非作動状態と
なり、その接点は常開接点２ｂと可動接点２ｃとの接続
となる。即ち、パワーウィンド用モータＭの両人力は、
アース電位に落とされ、停止状態のまま維持される。し
たがって、この状態で窓ガラスを閉じるべくアップスイ
ッチｕｐ−ｓｗによってＵＰ信号の電源電圧＋ＶＢが継
続印加されていても、第１の入力切換用リレーＲＬ１の
自己保持は継続する。

再度窓ガラスを閉動動作に入れるには、−担、ｕ　ｐ　
−ｓｗを切り、ＵＰ信号線側をアース電位とする。それ
によって、ダイオードＤ４はオンとなり、トランジスタ
Ｑ２のベースをアース電位に引込み、トランジスタＱ２
及びトランジスタＱ３をオフとして、第１の入力切換用
リレーＲＬ１の自己保持を解除して非作動状態とする。

爾後、窓ガラスを上昇させて閉動動作を行うには、ｕｐ
−ｓｗによってＵＰ信号線側に電源電圧＋ＶＢを印加す
ると、前者と同様に窓ガラスの開動動作を行うことがで
きる。

この様に、ｕｐ−ｓｗによる窓ガラスの閉動動作中に、
感圧スイッチＳが動作して窓ガラスを開動させた場合に
は、意図しない窓ガラスの閉動指示、例えば、窓際の作
業或いは荷崩れ等によりドアーに荷物が凭り掛った場合
、人体の一部の荷重が加わった場合等が存在することを
想定して、ＵＰ−８Ｗによって窓ガラスの上昇を停止し
ない限り、たとえ、継続してｕ　ｐ　−ｓｗによって窓
ガラスの閉動指示がでていても、それに従わないように
したものである。

第８図は第１図に示した本発明のパワーウィンドの安全
装置の構成回路の伯の実施例である。

図中、第１図と同一符号は同一部分を示すものである。

特に、第１図の回路構成との相違点のみを述べると、ダ
イオードＤＯのカソード側から、抵抗Ｒ１２及び抵抗Ｒ
１３を接続することによって、トランジスタＱ６のスイ
ッチング回路を構成し、第１の入力切換用リレーＲＬＩ
の自己保持を、−担、ＤＯＷＮ　−ＳＷを操作して、Ｄ
ＯＷＮ信号を＋ＶＢにすることで、トランジスタＱ６を
オンとし、ダイオードＤ４によって第１の入力切換用リ
レーＲＬ１の自己保持を解除するものである。

この様な回路構成とすることによって、感圧スイッチＳ
が動作した場合には、ＤＯＷＮ　−ＳＷを一担操作しな
ければ、再び窓ガラスの閉動動作が不能となり、窓ガラ
スがハンチングを起すことなく閉動動作させることがで
き安全である。

以上の実施例においては、パワーウィンドの安全装置に
ついて説明したが、パワーウィンド用モータＭをサンル
ーフ用モータとし、第７図の如く感圧スイッチＳを窓板
４４が閉じるとき当接するＩ止ゴム４５付近に配設すれ
ば電動で開閉制御するサンルーフの安全装置を構成でき
る。その動作は前記パワーウィンドの安全装置の実施例
と相違するところがないので省略する。

本発明を実施するにあたって、感圧スイッチの一実施例
として、電極板を有し、その電極板相互が押圧力によっ
て接触するものについて説明したが、本発明は前記事例
に限定されるものでなく、トランジスタＱ１の比較機能
を利用すればアナログ的に変化する感圧スイッチ或いは
タッチスイッチと呼称される公知のスイッチの使用がで
きることはいうまでもない。

また、積極的にアナログ的に変化する感圧スイッチを使
用する場合は、感圧スイッチ動作検出回路の出力を比較
回路を介して、その出力によって第１の入力切換用リレ
ーＲＬ１、第２の入力切換用リレーＲＬ２を作動させる
ように構成すればよい。

感圧スイッチＳの配設場所においても、自動車用ドアー
の窓枠に限定されるものではなく、ハードトップタイプ
の自動車ドアーの場合には、ルーフサイトレールの付近
に、サンルーフの場合においても、前者と同様に感圧ス
イッチＳを配設することができる。

［発明の効果］以上の様に本発明のパワーウィンドの安全装置は、感圧
スイッチの動作が検出されたとき自己保持し、窓ガラス
の閉動信号以外の信号によって前記自己保持を解除する
ように制御する第１の入力切換用リレーＲＬ１と、第２
の入力切換用リレー前記感圧スイッチ動作検出回路によ
って感圧スイッチの動作が検出されたとき、作動し、感
圧スイッチの動作終了後も、任意の時間その作動状態を
維持するように制御する第２の入力切換用リレーによっ
て構成されるものであるから、連続して窓ガラスの閉動
信号がでていても、ｕｐ−ｓｗの停止或いはＤＯＷＮ　
−ＳＷを動作させて、閉動信号を停止しない限り、再度
窓ガラスの閉動動作に入らないから、窓ガラスがハンチ
ングを起すことなく閉動動作させることができ安全であ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のパワーウィンドの安全装置
の構成回路図、第２図は従来例のパワーウィンドの安全
装置の制御回路図、第３図は従来例のパワーウィンド制
御回路図、第４図は窓枠を右するドアーに配設した感圧
スイッチの説明図、第５図は窓枠を有するドアーに配設
した感圧スイッチの要部断面を示す説明図、第６図はハ
ードトップタイプの自動車に感圧スイッチを配設した要
部の断面を示す説明図、第７図はサンルーフに配設した
感圧スイッチの説明図、第８図は本発明の他の実施例の
パワーウィンドの安全装置の構成回路図である。図において、Ｓ・・・感圧スイッチ、Ｍ・・・パワーウィンド用モータ、ＲＬＩ・・・第１の入力切換用リレー、ＲＬ２・・・第
２の入力切換用リレー、ＤＯ〜Ｄ７ダイオード、Ｒ１−Ｒ１３・・・抵抗、０１〜Ｑ６・・・トランジスタ、ＣＩ　、Ｃ２・・・コンデンサ、である。なお、図中、同−符号及び同一記号は、同一または相当
部分を示す。特許出願人　アイシン精機株式会社（外１名）

Claims

【特許請求の範囲】

（１）窓ガラスの開動時に感圧スイッチの回路を開路し
、閉動時に感圧スイッチの動作状態を検出するように閉
路する感圧スイッチ動作検出回路と、前記感圧スイッチ
動作検出回路の出力によつて自己保持し、窓ガラスの閉
動信号以外の信号によって前記自己保持を解除する入力
電圧切換用リレーと、前記感圧スイッチ動作検出回路の
出力によって作動し、感圧スイッチの動作終了後も、任
意の時間その作動状態を維持する入力電圧切換用リレー
によって、パワーウィンド用モータに印加する入力電圧
の極性を切換えることを特徴とするパワーウインドの安
全装置。
（２）窓板の開動時に感圧スイッチの回路を開路し、閉
動時に感圧スイッチの動作状態を検出するように閉路す
る感圧スイッチ動作検出回路と、前記感圧スイッチ動作
検出回路の出力によつて自己保持し、窓板の閉動信号以
外の信号によつて前記自己保持を解除する入力電圧切換
用リレーと、前記感圧スイッチ動作検出回路の出力によ
って作動し、感圧スイッチの動作終了後も、任意の時間
その作動状態を維持する入力電圧切換用リレーによって
、サンルーフ用モータに印加する入力電圧の極性を切換
えることを特徴とする電動で開閉制御するサンルーフの
安全装置。
（３）前記感圧スイッチ動作検出回路を、感圧スイッチ
、抵抗、ダイオードからなる直列回路によって形成した
ことを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載のパワー
ウィンドの安全装置。
（４）前記感圧スイッチ動作検出回路を、感圧スイッチ
、抵抗、ダイオードからなる直列回路によって形成した
ことを特徴とする特許請求の範囲第２項に記載の電動で
開閉制御するサンルーフの安全装置。
（５）前記窓ガラスの閉動信号以外の信号を、窓ガラス
の開動信号としたことを特徴とする特許請求の範囲第１
項に記載のパワーウィンドの安全装置。
（６）前記窓ガラスの閉路信号以外の信号を、窓ガラス
の閉動停止信号としたことを特徴とする特許請求の範囲
第１項に記載のパワーウィンドの安全装置。
（７）前記窓板の閉路信号以外の信号を、窓板の閉動停
止信号としたことを特徴とする特許請求の範囲第２項に
記載の電動で開閉制御するサンルーフの安全装置。
（８）前記窓板の閉動信号以外の信号を、窓板の開動信
号としたことを特徴とする特許請求の範囲第２項に記載
の電動で開閉制御するサンルーフの安全装置。
（９）前記感圧スイッチの配設箇所を、窓枠としたこと
を特徴とする特許請求の範囲第１項に記載のパワーウィ
ンドの安全装置。
（１０）前記感圧スイッチの配設箇所を、車体としたこ
とを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載のパワーウ
ィンドの安全装置。