JPH04132178U - パワーウインドウ装置の制御回路 - Google Patents
パワーウインドウ装置の制御回路Info
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- JPH04132178U JPH04132178U JP4001191U JP4001191U JPH04132178U JP H04132178 U JPH04132178 U JP H04132178U JP 4001191 U JP4001191 U JP 4001191U JP 4001191 U JP4001191 U JP 4001191U JP H04132178 U JPH04132178 U JP H04132178U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 オート動作時における誤操作の安全性を向上
させたパワーウインドウ装置の制御回路を得る。 【構成】 マニュアル動作スイッチの閉成信号を受けて
モータを駆動させるモータ駆動回路1と、マニュアル動
作スイッチの閉成信号を受けた後に前記モータの作動を
保持するとともに該モータを停止させるオート回路と、
オート動作スイッチの閉成信号に基づいてセット信号を
これ以外の場合リセット信号を出力するセットリセット
信号出力回路と、セット信号を受けてオート動作である
ことを記憶する記憶回路と、いずれかのマニュアル動作
スイッチの閉成信号を受けてオート回路のリセットする
マニュアルリセット回路と、オート動作であることを記
憶した記憶回路の出力信号を受けて不作動状態を維持し
オート回路のリセットからマニュアル動作スイッチをリ
セットスイッチとして機能させる時間を設定するタイマ
回路とを備えたものである。
させたパワーウインドウ装置の制御回路を得る。 【構成】 マニュアル動作スイッチの閉成信号を受けて
モータを駆動させるモータ駆動回路1と、マニュアル動
作スイッチの閉成信号を受けた後に前記モータの作動を
保持するとともに該モータを停止させるオート回路と、
オート動作スイッチの閉成信号に基づいてセット信号を
これ以外の場合リセット信号を出力するセットリセット
信号出力回路と、セット信号を受けてオート動作である
ことを記憶する記憶回路と、いずれかのマニュアル動作
スイッチの閉成信号を受けてオート回路のリセットする
マニュアルリセット回路と、オート動作であることを記
憶した記憶回路の出力信号を受けて不作動状態を維持し
オート回路のリセットからマニュアル動作スイッチをリ
セットスイッチとして機能させる時間を設定するタイマ
回路とを備えたものである。
Description
【0001】
この考案はモータを正転または逆転させて、ウインドウガラスを昇降させる自
動車のパワーウインドウ装置に好適な制御回路に関するものである。
【0002】
従来のこの種の制御回路としては、例えば、
1)特開昭61−294081号公報に示されるように、ウインドウガラスのア
ップ操作、ダウン操作のためにそれぞれ1つずつの操作スイッチがあり、この操
作スイッチのいずれかを1回操作(押して離す)すると、駆動源としてのモータ
が起動してウインドウガラスをアップまたはダウンの方向に動作させる。この動
作中にいずれかの操作スイッチを再度操作(押して離す)すると、モータは停止
してウインドウガラスをその位置に止める。これをマニュアル動作とする。
【0003】
一方、操作スイッチの再度操作をしなければ、ウインドウガラスは動作を続行
して全開位置または全閉位置でモータを自動的に停止する。これをオート動作と
するものがある。
【0004】
2)また、実公昭63−15504号公報に示されるように、マニュアル動作に
おいてはスイッチを押している間モータに通電してウインドウガラスを昇降させ
、オート操作においてはウインドウガラスの全開位置または全閉位置までモータ
に通電し、ウインドウガラスがブレードに突入するときにモータにかかる負荷に
よってモータ電流量の増大を検知し、所定時間後にモータへの通電を遮断するも
のがある。
【0005】
従来のパワーウインドウ装置の制御回路は以上のように構成されているので、
前者1)の従来回路では例えばウインドウガラスをわずかだけ開けたい場合、ス
イッチを押して離すという操作を瞬時に2回行わなければならない。また、ウイ
ンドウガラスを適当な位置まで開けたいあるいは閉じたいといった場合、一旦手
をスイッチから離すことはできるが、結局はウインドウガラスが動いている最中
はウインドウガラスの位置を注意していなくてはならなず操作性が悪いという課
題があった。
【0006】
また、後者2)の従来回路では、ウインドウガラスのオート動作時におけるオ
ート解除は、逆側マニュアル操作を行って解除するため、一時的に逆動作状態に
なってしまい、ウインドウガラスは任意の位置で止まらない。また、誤って、今
、動いている方向への操作をした場合は止まらず非常に危険であるという課題が
あった。
【0007】
この考案は上記のような従来の課題を解消するためになされたもので、操作性
、質感に優れ、安全性を向上させたパワーウインドウ装置の制御回路を得ること
を目的とする。
【0008】
この考案に係るパワーウインドウ装置の制御回路は、上昇用のマニュアル動作
スイッチの閉成信号を受けて導通するスイッチング素子及び下降用のマニュアル
動作スイッチの閉成信号を受けて導通するスイッチング素子と該スイッチング素
子の導通によって励磁されモータ回路を切換えてモータを所定方向に駆動させる
リレーを有するモータ駆動回路と、前記いずれかのマニュアル動作スイッチの閉
成信号を受けた後に上昇用のオート動作スイッチの閉成信号または下降用のオー
ト動作スイッチの閉成信号を受けることで作動して前記スイッチング素子に導通
信号を供給して前記いずれかのマニュアル動作スイッチ及びオート動作スイッチ
の開成後も前記モータの作動を保持するとともに該モータの通電量が規定値以上
になったことを検出する電流値検出回路からの検出信号を受けることにより前記
スイッチング素子を不導通にして該モータを停止させるオート回路と、前記上昇
用のオート動作スイッチの閉成信号に基づいてセット信号をこれ以外の場合リセ
ット信号を出力するセットリセット信号出力回路と、前記セット信号を受けて上
昇用オート動作であることを記憶する上昇用オート同だ記憶回路と、前記いずれ
かのマニュアル動作スイッチの閉成信号を受けて前記オート回路の動作をリセッ
トするマニュアルリセット回路と、上昇用オート動作であることを記憶した前記
記憶回路の出力信号を受けて不作動状態を維持し前記オート回路のリセットから
前記マニュアル動作スイッチをリセットスイッチとして機能させる時間を設定す
るタイマ回路とを備えたことを特徴とする。
【0009】
この考案におけるパワーウインドウ装置の制御回路は、上昇用のマニュアル動
作スイッチの導通信号を受けて導通するスイッチング素子及び下降用のマニュア
ル動作スイッチの導通信号を受けて導通するスイッチング素子と該スイッチング
素子の導通によって励磁されモータ回路を切換えてモータを所定方向にモータ駆
動回路で駆動させ、前記いずれかのマニュアル動作スイッチの導通信号を受けた
後に上昇用のオート動作スイッチのオート動作信号または下降用のオート動作ス
イッチのオート動作信号を受けることにより、オート回路で前記スイッチング素
子に導通信号を供給して前記いずれかのマニュアル動作スイッチ及びオート動作
スイッチの開成後も前記モータの作動を保持するとともに該モータの通電量が規
定値以上になったことを検出する電流値検出回路からの検出信号を受けることに
より前記スイッチング素子を不導通にして該モータを停止させ、前記いずれかの
マニュアル動作スイッチの閉成によるリセット信号を受けて前記オート回路の動
作をマニュアルリセット回路で解除することにより、オート動作を直ちに停止さ
せてウインドウガラスを任意の所定位置に確実に停止させ、この解除から前記マ
ニュアル動作スイッチをリセットスイッチとして機能させる時間を設定するタイ
マ回路を、前記記憶回路が上昇用オート動作であることを記憶しているときには
該記憶回路の出力信号によって作動させないようにする。
【0010】
以下、この考案の実施例を図面について説明する。図1乃至図3においては、
1はモータ駆動の回路であり、このモータ駆動回路1はウインドウガラス上昇用
のマニュアル動作スイッチSW1を抵抗R1を介してベース接続したスイッチン
グ素子としてのトランジスタTR1及びウインドウガラス下降用のマニュアル動
作スイッチSW2を抵抗R2を介してベースに接続したスイッチング素子として
のトランジスタTR2と該トランジスタTR1,TR2の導通によって励磁され
モータ回路を切換えてモータMを所定方向に駆動させるリレーRL1,RL2を
有し、このリレーRL1,RL2のそれぞれの励磁コイルはトランジスタTR1
,TR2と直列に接続され該リレーの切換え接点はモータ回路に挿入されている
。また、上記励磁コイルには並列にダイオードD1,D2が接続されているとと
もに一端側はコンデンサC1,C2を介してアースに接続されている。
【0011】
2はマニュアル動作スイッチSW1またはSW2の閉成操作に引続いて、ウイ
ンドウガラス上昇用のオート動作スイッチSW3または下降用のオート動作スイ
ッチSW4を閉成操作することで、上記マニュアル動作スイッチSW1及びSW
2及びオート動作スイッチSW3及びSW4の開成後も上記トランジスタTR1
またはTR2に導通信号を供給して、モータMを作動状態に維持するオート回路
(自己保持回路)である。このオート回路2は一方の入力端子をインバータIN
V1と抵抗R5を介して上記トランジスタTR1のコレクタと上記コンデンサC
1の電源端側に接続し他方の入力端子をオート動作スイッチSW3(SW4)に
接続したナンドゲートNAND1と、一方の入力端子をインバータINV2と抵
抗R6を介して上記トランジスタTR2のコレクタと上記コンデンサC2の電源
端側に接続し他方の入力端子をオート動作スイッチSW3(SW4)に接続した
ナンドゲートNAND2と、一方の入力端子に上記ナンドゲートNAND1,N
AND2の出力信号をインバータINV3、INV4を介して入力し他方の入力
端子にモータMに流れる電流の大きさを抵抗R7の電圧降下として検出する電流
検出回路3の出力信号を入力するアンドゲートAND1,AND2と、このアン
ドゲートAND1,AND2の出力端子と上記トランジスタTR1,TR2のベ
ース間を接続する抵抗R8,R9と、上記ナンドゲートNAND1,NAND2
の一方の入力端子同志の接続路と上記インバータINV3,INV4の出力端子
との間に接続した自己保持(オート動作スイッチSW3(SW4)の閉成によっ
て変化したナンドゲートNAND1,NAND2、インバータINV3,INV
4の出力端子の電位をその変化状態に保持する)用のダイオードD3,D4とで
構成されている。
【0012】
4はマニュアル動作スイッチSW1,SW2の閉成操作によって、オート回路
2の動作をリセットさせるマニュアルリセット回路であり、このマニュアルリセ
ット回路4はアンドゲートAND1,AND2の一方の入力端子間にダイオード
D5,D6を介して接続した分圧抵抗R10,R11と、このダイオードD5,
D6のカソードとマニュアル動作スイッチSW1,SW2の第2接点SW1−b
,SW2−bとの間に順次直列に接続したコンデンサC3、C4、インバータI
NV5,INV6、抵抗R12,R13とで構成されている。
【0013】
5はセットリセット信号出力回路であり、この回路5は一方の入力端子にナン
ドゲートNAND1の出力端子を他方の入力端子に上記インバータINV5の出
力端子を接続したナンドゲートNAND3と、一方の入力端子にナンドゲートN
AND3の出力端子を接続し他方の入力端子に上記インバータINV5の出力端
子を接続したナンドゲートNAND4とで構成されている。
【0014】
6はオートアップ動作を記憶する記憶回路であり、この回路6は上記ナンドゲ
ートNAND3,NAND4の出力端子及び抵抗R14,R15を介して給電路
7を一方の入力端子に接続した一対のナンドゲートNAND5,NAND6を有
し、このNAND5のダイオードD8を接続した他方の入力端子をNAND6の
出力端子に、このNAND6の他方の入力端子をNAND5の出力端子に接続し
た構成である。
【0015】
8はオート動作を解除後、マニュアル動作スイッチSW1,SW2をリセット
スイッチとして機能させる時間を設定するタイマ回路であり、このタイマ回路8
はベース抵抗R16,R22、ダイオードD8,D9を介して保護回路9に接続
したトランジスタTR3と、このトランジスタTR3の導通により抵抗R17を
介して充電されるコンデンサC5と、このコンデンサC5の充電端側を抵抗R1
8を介してマニュアル動作スイッチSW1,SW2の電源端側に接続するインバ
ータINV7と、抵抗R19と直列接続して上記コンデンサC5と並列接続した
トランジスタTR4と、このトランジスタTR4のベースを上記ナンドゲートN
AND6の出力端子に接続したベース抵抗R20とで構成されている。
【0016】
上記保護回路9は電源電圧が変動しても負荷に安定下電圧を供給するための回
路で、この回路9は直列に接続されたダイオードD7、抵抗R21、コンデンサ
C6と、このコンデンサC6と並列接続されたツエナダイオードZDとで構成さ
れており、その出力端子に給電路7が接続されている。そして、抵抗R21を電
流検出回路3と分圧抵抗R10,R11の分圧点に接続している。
【0017】
なお、上記マニュアル動作スイッチSW1,SW2は、モータ駆動回路1のト
ランジスタTR1、TR2に導通信号を供給する第1接点SW1−a,SW2−
a及び抵抗R3,R4と直列接続されマニュアルリセット回路4にリセット信号
を供給する第2接点SW1−b,SW2−bを有する2接点連動スイッチである
。また、上記オート動作スイッチSW3,SW4はオート回路2にオート動作信
号を供給する第1接点SW3−a,SW4−a及びタイマ回路8のコンデンサ放
電路を形成する第2接点SW3−b,SW4−bを有する2接点連動スイッチで
あり、特にオート動作スイッチSW3のオート動作信号を供給する接点SW3−
aには直列に抵抗R23,R24が接続されている。
【0018】
次に上記実施例構成の動作について説明する。
【0019】
(マニュアル動作)
初期状態において、いま、上昇用のマニュアル動作スイッチSW1を閉成する
と、第1接点SW1−aの閉成によってトランジスタTR1が導通し該トランジ
スタを介してリレーRL1のコイルに矢印方向の電流が流れ、リレーRL1の接
点が図示の状態にONする。これにより、モータMに実線矢印方向に電流が流れ
て該モータが作動し、マニュアル動作スイッチSW1を押し続けることによりウ
インドウガラスは上昇動作を続ける。このとき、第2接点SW1−bの閉成によ
ってマニュアルリセット回路4にリセット信号が供給されるが、オート回路2は
作動していないので回路上変化はない。
【0020】
また、上記とは反対に下降用のマニュアル動作スイッチSW2を閉成すると、
モータMには点線矢印方向に電流が流れて該モータが逆回転し、マニュアル動作
スイッチSW2を押し続けることにより、ウインドウガラスは下降動作を続ける
。
【0021】
以上がマニュアル動作である。
【0022】
(オート動作)
上記マニュアル動作スイッチSW1(SW2)とオート動作スイッチSW3(
SW4)は2段アクションとなっており、マニュアル動作からオート動作にした
後停止状態にするときのスイッチ操作の順番は、SW1ON(閉成)→SW3O
N(閉成)→SW3OFF(開成)→SW1OFF(開成)である。
【0023】
従って、図2に示すように、上記のようにマニュアル動作SW1をONした後
は、トランジスタTR1の導通によってオート回路2のインバータINV1の出
力端子の電位がHとなる。この状態でオート動作スイッチSW3を閉成すると、
第1接点SW3−aの閉成によってインバータINV1、ナンドゲートNAND
1、インバータINV3の入出力端子の電位が図1から図2のように変化し、こ
の電位状態をオート動作スイッチSW3が開成された後もダイオードD3のフィ
ードバック系で保持する。この結果、アンドゲートAND1の両入力端子の電位
がHとなり、上記マニュアル動作スイッチSW1の第1接点SW1−aの閉成に
より導通したトランジスタTR1のベースに導通信号を供給して、上記マニュア
ル動作スイッチSW1及びオート動作スイッチSW3の開成後も導通状態に保持
して、モータMの駆動を継続させ、ウインドウガラスは全閉位置まで上昇動作を
続ける。
【0024】
この場合、オート動作メモリセット、リセット回路5のナンドゲートNAND
3,NAND4の入出力端子の電位が図1から図2のように変化し、この結果、
オートアップ動作の一連の操作が終了した時点で記憶回路6のナンドゲートNA
ND6の出力端子の電位がLとなってオート動作であることがメモリされる。こ
のメモリ状態はオート動作スイッチSW3以外のスイッチSW1,SW2,SW
4が閉成されてマニュアルリセットされるか、電流検出回路3がオート動作解除
信号を出力するまで続く。このとき、タイマ回路5のトランジスタTR3は導通
しトランジスタTR4は不導通となり、コンデンサC5は抵抗R17、トランジ
スタTR3を介して所定電位に充電される。
【0025】
また、マニュアル動作スイッチSW2を閉成した後にオート動作スイッチSW
4を閉成した場合は、上記と同様の動作によりモータMに反対方向の電流を流し
、ウィンドガラスは全開位置まで下降動作を続ける。
【0026】
(オート動作のマニュアル解除)
上記オート動作時、図3に示すように上昇用または下降用のいずれかのマニュ
アル動作スイッチSW1またはSW2を閉成すると、第2接点SW1−bまたは
SW2−bの閉成によるリセット信号で、マニュアルリセット回路4のコンデン
サC3またはC4の充電電荷によって生じた負のトリガ信号がオート回路2のア
ンドゲートAND1の一方の入力端子に供給印加される。このため、アンドゲー
トAND1の出力端子の電位はLとなり、トランジスタTR1を不導通とする。
この結果、リレーRL1が不作動となり、モータMを停止させてウインドウガラ
スの上昇動作を直ちに停止させる。
【0027】
(オート動作時における逆側オート動作)
一方、ウインドウガラスの上昇オート動作時に反対の下降動作とするために、
マニュアル動作スイッチSW2の閉成を経てオート動作スイッチSW4を閉成す
ると、このオート動作スイッチSW4の第2接点SW4−bの閉成によってコン
デンサ放電路を形成し、タイマ回路5のコンデンサC5の充電電荷を瞬時に放電
する。このため、インバータINV7の出力電位が瞬時にHとなり、直ちに逆側
オート動作となる。
【0028】
(オート動作の操作誤まり)
上昇オート動作を停止させるため、または反対の下降オート動作を行なうため
に誤まって、上昇用のマニュアル動作スイッチSW1を閉成した場合は、上記マ
ニュアルリセット回路4の作動でオート回路2をリセットさせてモータMを停止
させる。しかし、記憶回路6のナンドゲートNAND6の出力端子の電位はHの
まま変化しないため、トランジスタTR4は導通しない。この結果、上昇用のマ
ニュアル動作スイッチSW1を閉成し続けてもタイマ回路5はタイマアップする
ことがなく、従って、モータを再起動することなく安全である。
【0029】
(タイマ回路の動作)
オート動作時に上記のように上昇用または下降用のいずれかのマニュアル動作
スイッチSW1またはSW2の一方を閉成すると、上記マニュアルリセット回路
4の作動でオート回路2をリセットさせてモータMを停止させる。そして、オー
ト回路2のナンドゲートNAND1またはNAND2の出力端子の電位変化によ
ってタイマ回路5のトランジスタTR3が不導通となるとともにオート動作記憶
セットリセット回路5の作動によって、記憶回路6のナンドゲートNAND6の
出力端子の電位がHに変化する。この結果、タイマ回路5のトランジスタTR4
が導通し、コンデンサC5の充電電荷が抵抗R19、トランジスタTR4を介し
て放電し、この充電電荷が所定電位になるまでの時間、マニュアル動作スイッチ
SW1,SW2のいずれを閉成していてもトランジスタTR1,TR2はいずれ
も導通しない。従って、ウインドウガラスは所定位置に停止することになる。そ
して、上記タイマ回路5がタイプアップするまでマニュアル動作スイッチSW1
またはSW2を閉成し続けると、自動的にマニュアル動作に移行することになる
。
【0030】
(モータの自動停止)
なお、オート動作時、ウインドウガラスが全開位置または全閉位置になり、モ
ータ負荷が増大して、抵抗R7の電圧降下が増大すると、この電圧降下の増大を
検出して電流検出回路3の出力端子の電位がLとなる。この結果、オート回路2
のアンドゲートAND1,AND2の出力がLとなって、トランジスタTR1,
TR2が不導通となり、モータMは停止する。
【0031】
以上のように、この考案によれば、上昇用のオート動作の場合は、この動作状
態を記憶回路に記憶するように構成したので、上昇用のオート動作時に同じ上昇
用の動作を操作した場合は、記憶内容に基づいて一度停止させたモータを再起動
させることがないので安全である。また、ウインドウガラスのオート動作時に昇
降いずれかのマニュアル動作スイッチを閉成することにより、オート動作を解除
して該ウインドウガラスを任意の所定位置に確実に停止させることができ、操作
性、質感が向上する等の効果が得られるものである。
【図1】この考案の実施例による初期状態時の制御回路
図である。
図である。
【図2】この考案の実施例によるオート動作時の制御回
路図である。
路図である。
【図3】この考案の実施例によるオート動作のマニュア
ル解除時の制御回路図である。
ル解除時の制御回路図である。
1 モータ駆動回路
2 オート回路
3 電流検出回路
4 マニュアルリセット回路
5 タイマ回路
SW1,SW2 マニュアル動作スイッチ
SW3,SW4 オート動作スイッチ
Claims (1)
- 【請求項1】上昇用のマニュアル動作スイッチの閉成信
号を受けて導通するスイッチング素子及び下降用のマニ
ュアル動作スイッチの閉成信号を受けて導通するスイッ
チング素子と該スイッチング素子の導通によって励磁さ
れモータ回路を切換えてモータを所定方向に駆動させる
リレーを有するモータ駆動回路と、前記いずれかのマニ
ュアル動作スイッチの閉成信号を受けた後に上昇用のオ
ート動作スイッチの閉成信号または下降用のオート動作
スイッチの閉成信号を受けることで作動して前記スイッ
チング素子に導通信号を供給して前記いずれかのマニュ
アル動作スイッチ及びオート動作スイッチの開成後も前
記モータの作動を保持するとともに該モータの通電量が
規定値以上になったことを検出する電流値検出回路から
の検出信号を受けることにより前記スイッチング素子を
不導通にして該モータを停止させるオート回路と、前記
上昇用のオート動作スイッチの閉成信号に基づいてセッ
ト信号をこれ以外の場合リセット信号を出力するセット
リセット信号出力回路と、前記セット信号を受けて上昇
用オート動作であることを記憶する記憶回路と、前記い
ずれかのマニュアル動作スイッチの閉成信号を受けて前
記オート回路の動作をリセットするマニュアルリセット
回路と、上昇用オート動作であることを記憶した前記記
憶回路の出力信号を受けて不作動状態を維持し前記オー
ト回路のリセットから前記マニュアル動作スイッチをリ
セットスイッチとして機能させる時間を設定するタイマ
回路とを備えたパワーウインドウ装置の制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4001191U JP2529541Y2 (ja) | 1991-05-30 | 1991-05-30 | パワーウインドウ装置の制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4001191U JP2529541Y2 (ja) | 1991-05-30 | 1991-05-30 | パワーウインドウ装置の制御回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04132178U true JPH04132178U (ja) | 1992-12-07 |
JP2529541Y2 JP2529541Y2 (ja) | 1997-03-19 |
Family
ID=31921154
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4001191U Expired - Fee Related JP2529541Y2 (ja) | 1991-05-30 | 1991-05-30 | パワーウインドウ装置の制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2529541Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102006018927B4 (de) * | 2005-04-25 | 2010-10-21 | Yazaki Corp. | Elektrischer Steckverbinder |
-
1991
- 1991-05-30 JP JP4001191U patent/JP2529541Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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DE102006018927B4 (de) * | 2005-04-25 | 2010-10-21 | Yazaki Corp. | Elektrischer Steckverbinder |
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JP2529541Y2 (ja) | 1997-03-19 |
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