JPS61176639A - シ−ト材料の製造法 - Google Patents

シ−ト材料の製造法

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JPS61176639A
JPS61176639A JP1717085A JP1717085A JPS61176639A JP S61176639 A JPS61176639 A JP S61176639A JP 1717085 A JP1717085 A JP 1717085A JP 1717085 A JP1717085 A JP 1717085A JP S61176639 A JPS61176639 A JP S61176639A
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polyoxyalkylene
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Masamichi Sugimoto
正道 杉本
Tatsushi Sasagi
達士 鷦鷯
Koji Horai
宝来 康治
Kazunari Matsuura
一成 松浦
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はシート材料の製造法に関する。
〔従来の技術〕
従来、ポリウレタンの溶液を基体に適用し、ついで湿式
処理することによってシート材料を製造する方法として
、特公昭58−39451号公報に記載のオキシエチレ
ン基とオキシプロピレン基を有する平均分子量が600
〜6000のポリオキシアルキレン変性ジメチルポリシ
ロキサンをポリウレタンの溶液に含有させることにより
、ポリウレタンの湿式凝固性を改良させる方法があった
しかしこの方法で得られたシート材料は、シート材料中
に残留したポリオキシアルキレン変性ジメチルポリシロ
キサンがシート自身の耐加水分解本発明者らは、湿式製
膜性および耐加水分解性がすぐれかつ経口後も表面外観
の良好なシート材料を得るべく鋭意検討した結果、本発
明に到達した。
〔問題を解決するための手段〕
本発明は、ポリウレタンの溶液を基体に適用し、ついで
湿式処理することによって シート材料を製造する方法において、該ポリウレタンの
溶液中に一般式 (式中Rはアルキル基、フェニル基またはフロロアルキ
ル基などの非反応性基である。Y、ZはRおよび/また
はXであり、b=oのときは、少くとも1つはXを表わ
し、b−+00ときは少くとも1つはRを表わす。Xは
+A、O妊A20大だで、A、 、 A2は各々炭素数
2〜4のアルキレン基、R′は水素原子、アルキル基ま
たはアシル基である。mは10〜100である。a、b
はポリオキシアルキレン変性ポリシロキサン化合物の平
均分子量が7,000以J:!こなるようなOまたは1
以上の整数を表わす)で示されるポリオキシアルキレン
変性ポリシロキサン化合物を含有させることを特徴とす
るシート材料の製造法である。
一般式(1)および(2)において、Rのアルキル基と
しては、炭素数18以下のアルキル基たとえばメチル基
、エチル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル基、オク
タデシル基などがあげられる。フロロアルキル基として
は、−CH2CH2CF3.−CH2CH2C6F、3
゜などがあげられる。Rのうち好ましくはメチル基であ
る。
られる。これらのうち好ましくは−CH2CH2CH2
−である。
A2の炭素数2−4のアルキレン基としては、エチレン
基、プロピレン基、テトラメチレン基などがあげられる
。これらのうち好ましくはプロピレン基、および/また
はテトラメチレン基である。
÷A20+−としては、オキシプロピレン基および/ま
たはオキシテトラメチレン基を主体とするポリオキシア
ルキレン鎖があげられる。A2oとしてはオキシプロピ
レン基、オキシテトラメチレン基。
オキシプロピレン基とオキシテトラメチレン基の併用、
これらの基とオキシエチレン基の併用などがあげられる
。併用の場合、ランダムおよびブロックのいずれの結合
形式でもよいがランダムの方が好ましい。÷A20+、
における(オキシプロピレン基および/またはオキシテ
トラメチレン基)とオキシエチレン基のモル比は通常9
0/10〜10010、好ましくは1oo10である。
K′のアルキル基としては、Rのアルキル基と同様のも
のがあげられる。またR′のアシル基としては炭素数1
〜20のアシル基(たとえばアセチル基。
ステアロイル基など)があげられる。
R′のうち好ましくは、水素原子、メチル基、ブチル基
、およびアセチル基である。
mは好ましくは15〜70である。
a、bは、ポリシロキサン化合物の平均分子量が700
0以上、好ましくは9000以上となるような0または
1以上の整数である。平均分子量が7.000未満では
、シート材料中に残留したポリシロキサン化合物がシー
ト表面に早くブリードアウトしてシート材料の表面外観
に悪影響を与える。
またa、bは、Xの含量がポリシロキサン化合物の平均
分子量の通常20〜80%、好ましくは30〜70%と
なるような0または1以上の整数である。
Xの含量がポリシロキサン化合物の平均分子量の20%
未満または80%より大きくなると、ポリウレタンの溶
液に含有させても、湿式成膜性は充分でない。
一般式(1)お゛よび(2)で示されるポリシロキサン
化合物の量は、ポリウレタンの溶液の固型分に対して通
常10重量%以下、好ましくは0.5〜5重量%である
本発明におけるポリウレタンとしては、有機ジイソシア
ネート、高分子ジオールおよび必要により鎖伸長剤とか
らの実質的に線状構造のポリウレタンまたはポリ尿素ウ
レタンがあげられる。
有機ジイソシアネートとしては、芳香族ジイソシアネー
ト(4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、ト
リレンジイソシアネートなど)、芳香脂肪族ジイソシア
ネート(キシリレンジイソシアネートなど)、脂肪族ジ
イソシアネート(ヘキサメチレンジイソシアネート、リ
ジンジイソシアネートなど)、脂環式ジイソシアネート
(イソホロンジイソシアネート、水添化4,4′−ジフ
ェニルメタンジイソシアネートなど)などがあげられる
。詳細は特開昭53−42294号公報に記載されてい
る。これらのうち実用上好ましし)ものは芳香族ジイソ
シアネートであり、とくに好ましし)もの(よ4.4′
−ジフェニルメタンジイソシアネート(以下MDIと略
記)である。
高分子ジオールとしてはポリエーテルジオールポリエス
テルジオール、ポリエーテルエステルジオール、重合体
ジオールおよびこれらの2m以上の混合物が挙げられる
。ポリエーテルジオールとしてはアルキレンオキシド〔
エチレンオキシド( JJ 下tlEl)と略記)、プ
ロピレンオキシド(以下POと略記)、ブチレンオキシ
ドなど〕、複素環式エーテル(テトラヒドロフランなど
)を重合また(よ共重合(ブロックまたはランダム)さ
せて得られるもの、たとえばポリエチレンエーテルグリ
コール、ポリプロピレン二ーラ′ルグリコール,ポリエ
チレン−プロピレン(ブロックまたはランダム)エーテ
ルグリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコール
、ポリへキサメチレンエーテルグリコール、ポリオクタ
メチレンエーテルグリコールおよびそれらの2種以との
混合物が挙げられる。
ポリエステルジオールとしてはジカルボン酸(アジピン
鍍,コハク酸,セバシン酸,グルタル酸。
マレイン酸,フマル酸,フタル酸など)とグリコール〔
エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−
ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘ
キサンジオール、ジエチレングリコール、ジプロピレン
グリコール、1.8−オクタメチレンジオール、ネオペ
ンチルグリコール、ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘ
キサン。
ビス(ヒドロキシエチル)ベンゼン、アルキルジアルカ
ノールアミンなど〕とを縮重合させて得られたもの、た
とえばポリエチレンアジペート、ポリブチレンアジペー
ト、ポリへキサメチレンアジベート、ポリエチレンブチ
レンアジペート2ポリエチレンプロピレンアジペート;
ポリラクトンジオールたとえばポリカプロラクトンジオ
ール;およびこれらの2種以上の混合物があげられる。
ポリエーテルエステルジオールとしてはエーテル基含有
ジオール(前記ポリエーテルジオール、ジエチレングリ
コール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコ
ールなと)もしくはこれらと他のグリコールとの混合物
を前記ジカルボン酸とまたはジカルボン酸無水物(無水
フタル酸、無水マレイン酸等)ならびにアルキレンオキ
シドとを反応させることによって得られるもの、たとえ
ばポリ(ポリテトラメチレンエーテル)アジペートがあ
げられる。重合体ジオールとしては特開昭53−167
96号、特開昭58−42294号、特開昭53−79
965号各公報に記載のもの、高分子ジオール(前記ポ
リエーテルジオール、ポリエステルジオール、および/
またはポリエーテルエステルジオール)あるいはこれら
と中〜低分子ジオールとの混合物中でエチレン性不飽和
モーマー(アクリロニトリル、スチレンなどまたはそれ
らの混合物)を重合させて得たものがあげられる。高分
子ジオールの平均分子量(水酸基価測定による)は通常
500〜5000、好ましくは1000〜3000であ
る。
鎖伸長剤としては特開昭53−42294号公報に記載
のもの、たとえば低分子ジオール(エチレングリコール
、プロピレングリコール、1.4−7’タンジオール、
1.6−ヘキサンジオールなど)、脂肪族ジアミン(エ
チレンジアミンなど)、脂環式ジアミン(イソホロンジ
アミンなど)、芳香族ジアミン(4、4’−ジアミノジ
フェニルメタンなど)、芳香脂肪族ジアミン(キシレン
ジアミンなど)、アルカノールアミン(エタノールアミ
ンなど)、ヒドラジン、ジヒドラジツド(アジピン酸ジ
ヒドラジツドなど)などおよびこれらの二種以上の混合
物があげられる。これらのうち好ましいものは、低分子
グリコールである。とくに好ましいものはエチレングリ
コール、1,4−ブタンジオール、1.6−ヘキサンジ
オールおよびこれらの二種以上の混合物である。高分子
ジオールと必要により使用される鎖伸長剤のモル比は、
通常1:0〜10、好ましくは1:2〜5である。高分
子ジオールと鎖伸長剤を合わせたジオール(イ巨し鎖伸
長剤として低分子ジオールを使用した場合)の平均−分
子量は、通常300〜800である。ジオールの平均分
子量が800より大きい場合は、ポリウレタンの湿式製
膜性が不良となり、又300より小さい場合は、ポリウ
レタンの湿式製膜性は良好だが、硬いポリウレタンが得
られ、耐屈曲性、とくに低温での耐屈曲性が充分でない
ポリウレタンの製造にあたり、有機ジイソシアネートと
高分子ジオールおよび必要により使用される鎖伸長剤と
の割合は、通常イソシアネート基:活性水素含有基=0
.9〜1.1:1(当量比)好ましくは実質的に1であ
る。割合が上記通常の範囲外の場合には、高重合度のポ
リウレタンを製造することが難しい。
ポリウレタンを製造する方法は、公知の方法でよく、(
イ)ワンショット法、たとえば有機ジイソシアネートと
高分子ジオールおよび必要により、鎖伸長剤とを同時に
反応させる方法、(0)プレポリマー法、例えば高分子
ジオールと有機ジイソシアネートとを反応させて末端N
COプレポリマーを得、これを鎖伸長剤で鎖伸長する方
法があげられる。
これらのうち、好ましいのはワンショット法である。
上記製造は、イソシアネート基に対して不活性な溶媒の
存在下または非存在下で行うことができる。溶媒の存在
下で行う場合の適当な溶媒としては、アミド系溶媒〔ジ
メチルホルムアミド(以下DMFと略記)、ジメチルア
セトアミドなど〕、スルホキシド系溶媒(ジメチルスル
ホキシドなど)、エーテル系溶媒(ジオキサン、テトロ
ヒドロフランなど)、ケトン系溶媒(シクロヘキサノン
、メチルエチルケトンなど)、エステル系溶媒(酢酸エ
チルなど)、芳香族炭化水素溶媒(トルエンなど)およ
びこれらの二種以上の溶媒があげられる。
実用上好ましいものは、アミド系溶媒およびスルホキシ
ド系溶媒であり、特に好ましいものは、DMFである。
ポリウレタンの製造にさいし、反応温度は当該業界にお
いてポリウレタン化反応を行う際通常採用される温度と
同じでよく、溶媒を使用する場合は、通常20〜100
℃であり、溶、媒を使用しない場合は通常20〜220
°C1好ましくは150〜200℃である。反応を促進
させるため、通常のポリウレタン反応において使用され
るアミン系触媒(トリエチルアミン、N−エチルモルホ
リン、トリエチレンジアミンなど)、錫系触媒(トリメ
チルチンラウレート、ジブチルチンジラウレートなど)
を使用してもよい。さらに必要があれば、重合停止剤例
えば1価アルコール(メタノール、ブタノール。
シクロヘキサノールなど)、1価アミン(メチルアミン
、ブチルアミン、シクロヘキシルアミンなど)などを使
用することもできる。
ポリウレタンの製造は通常当該業界において採用されて
いる製造装置で行うことができる。また溶剤を筺用しな
い場合はニーダ−やエクストルーダーなどの製造装置を
用いることができる。このようにして製造されるポリウ
レタンは30重量%(固型分) DMF溶液として測定
した溶液粘度が2.000〜1,000,000cps
/20″Cのものが実用上好ましい。
シート材料の製造に用いられるポリウレタンの溶液とし
ては、前記イソシアネート基に対して不活性な溶媒の存
在下で製造したポリウレタン溶液を使用することもでき
るし、またポリウレタンを前記溶媒に溶解させたものを
使用することもできる。
溶液の濃度は通常5〜30重量%、好ましくは10〜3
0重量%である。
ポリウレタン溶液中にはポリウレタン樹脂以外の樹脂た
とえばポリ塩化ビニル、ポリアクリル酸エステル、ポリ
メタクリル酸エステル、ポリスチレン、ポリアクリロニ
トリル、アクリロニトリル−塩化ビニリデン共重合体、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体を配合することもでき
る。また、必要により酸化防止剤(4,4’−ブチリデ
ン−ビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)な
どのヒンタードフェノール;トリフェニルホスファイト
、トリクロルエチルホスファイトなどの有機ホスファイ
ト〕、紫外線吸収剤(ベンゾフェノン系、ベンゾトリア
ゾール系等)、カルボン酸、リン酸、オキシカルボン酸
、ハロゲン化フェノ−、ルなどの安定剤や顔料(酸化チ
タン、カーボンブラック等)、フィラー(炭酸カルシウ
ム等)、可塑剤。
帯電防止剤、殺菌剤および公知の凝固調節剤〔高級アル
コール(特公昭42−22719号公報)、結晶性有機
化合物(特公昭56−41652号公報)、疎水性ノニ
オン系界面活性剤(特公昭45−89634号および特
公昭45−39685号各公報)〕も添加することがで
きる。
基体としては不織布1編布、織布、起毛布1紙(離型紙
など)、プラスチックフィルム、ガラス板などがあげら
れる。また、あらかじめ高分子物質で樹脂加工した基体
でもよく、たとえば不織布。
編布、織布、起毛布などの繊維質基体の場合、あらかじ
め高分子物質(ポリウレタンたとえばポリエーテルポリ
オールおよび/またはポリエステルホリオール、鎖伸長
剤および有機°ジイソシアネートからの通常のポリウレ
タンおよび本発明におけるポリウレタンなど)で樹脂加
工した基体も使用できる。樹脂加工の方法としては基体
を高分子物質の溶液または分散液で含浸処理する方法、
またはその後湿式処理する方法があげられる。
ポリウレタンの溶液を基体に適用する方法としては塗布
および/または含浸する方法があげられる。
次いで湿式処理を行う。湿式処理に用いる液体(非溶媒
)としては水、エチレングリコール、グリセリン、エチ
レングリコールモノエチルエーテル、ヒドロキシエチル
アセテートおよびこれらの混合物があげられる。また上
記非溶媒と前述の溶媒との混合物(混合割合二通常、重
量比90:10〜30ニア0)も使用できる。これらの
うちで好ましいものは水と溶媒との混合物および水であ
る。
湿式処理の方法は通常の方法たとえばポリウレタンの溶
液を適用した基体を凝固浴中へ浸漬する方法、水蒸気に
より凝固させる方法、水蒸気(≦より部分的凝固させ次
いで凝固浴中へ浸漬する方法、ポリウレタン溶液に非溶
剤を加えてコロイド状分散液として基体に適用し、凝固
浴中へ浸漬する方法などがある。通常の湿式処理の方法
は米国特許第8284274号第10〜11欄記載の(
a) 、 (b) 、 (c) 、 (d)の方法とし
ても記載されている。
湿式処理後は通常の方法で脱溶剤、洗滌(水。
メタノールなどにより)乾燥される。脱溶剤促進にアニ
オン、ノニオンまたはカチオンまたは両性の界面活性剤
を使用することもできる。また英国特許第116887
2号記載の方法により架橋処理を行うこともできる。
得られたシート材料はそのま\使用しても、基体(プラ
スチックフィルム、離型紙、ガラス板などを用いた場合
)からはがして使用してもよい。
本発明の方法で得ら4するシート材料には(()基体に
ポリウレタン溶液を被覆し湿式処理した後、基体をはが
して得られる多孔性ポリウレタン層からなるもの;(0
)基体にポリウレタン溶液を被覆し湿式処理して得られ
る、基体層と多孔性ポリウレタン被覆層からなるもの;
(ハ)基体にポリウレタン溶液を含浸させ、湿式処理し
て得られる多孔性ポリウレタン含浸層を有する基体層か
らなるもの;に)あらかじめ樹脂溶液を含浸し必要によ
り湿式処理した基体層をつくっておきI)その上にポリ
ウレタン溶液を塗布したのち湿式処理するかまたは■)
その上に別の基体の上に被覆してつくったポリウレタン
の湿式処理フィルムを貼り合わすことにより得らnる、
樹脂加工した基体層と多孔性ポリウレタン被覆層を有す
るものがあげられる。これらのうちで好ましいものは(
ハ)およびに)である。
〔実施例〕
以下実施例により本発明をさらに;、;B男するが、本
発明はこれらに限定さ几るものではない。
実施例1〜8および比較例1〜2 分子量が2000のポリエチレンアジペート400 !
(0,2モル)と1,4−ブタンジオール49.4F(
0,55モル)とを31!のコルベンに投入し、148
6fのDMFを加え均一に溶解させた後MDI 187
J ’j(0,75モル)を加え、60−70″Cで反
応させた。反応開始10時間後粘度が9万cps/20
″Cの透明均一なポリウレタン溶液を得た。このポリウ
レタン溶液の2096DMF溶液100部に対し、黒色
トナー〔グイラックブラック(Dilac Black
)大日本インキ化学工業■製品〕5部と、表−1の実施
例1〜3、比較例1〜2に記載の組成を有するポリオキ
シアルキレン変性ポリシロキサン化合物を各々1.5部
添加したものをポリエステルフィルムとに1.□wit
の厚さに塗布し、20゛Cに調整した20%DMF水浴
中に10分間浸漬して凝固製膜させて、次にポリエステ
ルフィルムより、この多孔性シートをはく離して、これ
をさらに20−30°Cの温水中で90分間浸漬して洗
浄を行った後、100℃で20分間熱風乾燥し、黒色多
孔性シートを得た。得られた黒色多孔性シートの外観お
よび特性は表−2の通りであった。
また上記で得られた黒色多孔性シート(7cIrLX7
CIrL)を1%のNa OHの水溶液中に室温下6時
間浸漬し、シート中に含有される水溶液の含液率を下記
式により測定した。さらに室温下でシートを水平に置き
乾燥後、1.10℃スチーミング下で28時間処理した
。処理後のシートを折りまげクラック発生の有無をチェ
ックした。テスト結果は表−2の通りであった。
(参考)本テストは多孔性シートが靴用素材として使わ
れた場合、多孔性シート自身が汗を吸い易かったり、外
部からの塩水溶液を吸い易い場合、着用中に劣化が促進
されることが予想される為、本テストはこの予備テスト
として採用されるものである。
また黒色多孔性シート(7cI′fL×7cIrL)を
40’cの画風乾燥機中に入れて表面上のブリードアウ
ト物の発生有無を虎口的に観察し、発生した日数を記録
した。テスト結果は表−2の通りであった。
本発明で得られる多孔性シートは、表面平滑性に優れ、
かつカーリング現象のない均一な微多孔層が得られ、か
つ耐加水分解性も良好で、又暦日的なブリード アウト
物の発生がなく表面外観が良好なのに対し、比較例1〜
2の多孔性シートは均一な微多孔層であるが、耐加水分
解性が悪かったりt4i的にブリード アウト物が発生
したりして、表面外観が悪くなるなど商品価値として実
用的なものではなかった。
〔発明の効果〕
本発明で得られるシート材料は、非常に優れた湿式製膜
性および耐加水分解性を有し、かつ表面外観の良好なも
のである。また非常に優れた透気性を有しており、しか
も風合、柔軟性および物性(引張強度、伸び、耐摩耗性
、耐屈曲性など)の点でも優れている。さらに表面が緻
密で高い強度を有し、内部が優れた透気性および柔軟性
を有するものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ポリウレタンの溶液を基体に適用し、ついで湿式処
    理することによってシート材料を製造する方法において
    、該ポリウレタン溶液中に、一般式▲数式、化学式、表
    等があります▼(1) ▲数式、化学式、表等があります▼(2) (式中Rはアルキル基、フェニル基またはフロロアルキ
    ル基などの非反応性基である。Y、ZはRおよび/また
    はXであり、b=0のときは、少くとも1つはXを表わ
    し、b≠0のときは少くとも1つはRを表わす。Xは−
    (A_1O)−(A_2O)−_mR′で、A_1、A
    _2は各々炭素数2−4のアルキレン基、R′は水素原
    子、アルキル基またはアシル基である。mは10〜10
    0である。a、bはポリオキシアルキレン変性ポリシロ
    キサン化合物の平均分子量が7000以上になるような
    0または1以上の整数を表わす。)で示されるポリオキ
    シアルキレン変性ポリシロキサン化合物を含有させるこ
    とを特徴とするシート材料の製造法。 2、一般式(1)および(2)における−(A_2O)
    −_mがオキシプロピレン基および/またはオキシテト
    ラメチレン基を主体とするポリオキシアルキレン鎖であ
    る特許請求の範囲第1項記載の製造法。 3、一般式(1)および(2)の−(A_2O)−_m
    における(オキシプロピレン基および/またはオキシテ
    トラメチレン基)とオキシエチレン基とのモル比が90
    /10〜100/0である特許請求の範囲第1項または
    第2項記載の製造法。 4、一般式(1)および(2)におけるXの含量がポリ
    オキシアルキレン変性ポリシロキサン化合物の平均分子
    量の20〜80%である特許請求の範囲第1項〜第3項
    のいずれか一項に記載の製造法。 5、ポリオキシアルキレン変性ポリシロキサン化合物の
    含有量がポリウレタンの溶液の固型分に対し10重量%
    以下の量である特許請求の範囲第1項〜第4項のいずれ
    か一項に記載の製造法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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