JPS61225223A - 多孔性シ−ト材料の製造法 - Google Patents

多孔性シ−ト材料の製造法

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JPS61225223A
JPS61225223A JP60067251A JP6725185A JPS61225223A JP S61225223 A JPS61225223 A JP S61225223A JP 60067251 A JP60067251 A JP 60067251A JP 6725185 A JP6725185 A JP 6725185A JP S61225223 A JPS61225223 A JP S61225223A
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polyurethane
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porous sheet
solution
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Tatsushi Sasagi
達士 鷦鷯
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正道 杉本
Koji Horai
宝来 康治
Kazunari Matsuura
一成 松浦
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は多孔性シート材料の製法に関するものである。
[従来の技術] 従来、ポリウレタンエラストマー溶液を湿式処理して多
孔性シート材料を製造する方法が知られている(特公昭
46−25269号公報、特公昭58−5931号公報
など)。
[発明が解決しようとする問題点] このようなシート材料としては、表面平滑性に優れシー
ト密度が小さく且つ収縮の少ない、いわゆる湿式成膜性
に優れた多孔性シート材料が要望されている。
[問題点を解決するための手段] 本発明者らはこのような要件を満足させる多孔性シート
材料の製造法を見出すべく鋭意検討した結果、特定のア
ルミニウム化合物を使用することにより、優れた湿式成
膜性を有する多孔性シート材料が得られることを見出し
、本発明に到達した。
すなわち、本発明は有機ジイソシアネート(A)と高分
子ジオール(B)および必要により鎖伸長剤(C)とか
らのポリウレタン溶液を基体に適用し湿式処理すること
により多孔性シート材料を製造する方法において、該ポ
リウレタン溶液中に式Iで表わされるアルミニウム化合
物(0)を存在させることを特徴とする多孔性シート材
料の製造法である。
[式中、R1,R2、R3、Raは炭素数1〜20の直
鎖または分校状の飽和または不飽和脂肪族炭化水素基;
RはHまたは炭素数1〜20の直鎖または分枝状の飽和
または不飽和脂肪族炭化水素基を表わす。] 上記R1、Rz 、R3、R4およびRの飽和または不
飽和脂肪族炭化水素基としてはメチル、エチル、n−お
よび1so−プロピル、n−,1so−,5ec−およ
びtert−ブチル、オクチル、2−エチルヘキシル、
ペラゴニル、カプリル。
ラウリル、トリデシル、ミリスチル、セチル、ステアリ
ル、ノナデシル、アラキシルなどのアルキル基:ビニル
、プロペニル、ブテニル、ペンテニル、ヘキセニル、オ
クテニル、デセニル、ドデセニル、トリデセニル、フィ
セテリル、ペンタデセニル、ゾーマリル、オレイル、ガ
ドレイル、リルイルなどの不飽和脂肪族炭化水素基(ア
ルケニル基など)が挙げられる。これらのうち好ましい
のはメチル、1so−プロピル、オクチル、ラウリル、
ステアリル、ドデセニル、フィセテリル。
ペンタデセニル、オレイル、リルイルである。
式1で示されるアルミニウム化合物の好ましい群として
は式IIで示されるものがある。
[式中、R4は炭素数1〜20の直鎖または分枝状の飽
和または不飽和脂肪族炭化水素基°を表わす。]式II
で示されるアルミニウム化合物の具体例としてはたとえ
ば下記のものが挙げられる:■Al化合物(1):R4
が −CH2CH(CH2)3 CH3 2Hs のちの。
■Ai化合物(2):R4が −(CH2) 8 CH=CHCH2CH=CH(CH
2) 4 CH3のちの。
本発明で使用されるポリウレタン溶液の製造に用いられ
る有機ジイソシアネート(A)としては従来からポリウ
レタン製造に使用されているものが使用できる。このよ
うなジイソシアネートには炭素数(NCO基中の炭素を
除く)6〜20の芳香族ジイソシアネート、炭素数2〜
18の脂肪族ジイソシアネート、炭素数4〜15の脂環
式ジイソシアネート、炭素数8〜15の芳香脂肪族ジイ
ソシアネートおよびこれ”らのシイジシアネートの変性
物(ウレタン基、カルボジイミド基、アロファネート基
、ウレア基、ビューレット基、ウレトジオン基、ウレト
ジオン基、イソシアヌレート基、オキサゾリドン基含有
変性物など)が含まれる。
このようなジイソシアネートの具体例としては特開昭5
3−42294号公報記載のもの例えば1,3−および
1.4−フェニレンジイソシアネート、2.4−および
/または2.6−トリレンジイソシアネート(TD I
 )、ジフェニルメタン−2,4°−および/または4
,4゛−ジイソシアネート(MD I ) 、ナフチレ
ン−1,5−ジイソシアネート、m−およびp−インシ
アナトフェニルスルホニルイソシアネートなどの芳香族
ジイソシアネート:エチレンジイソシアネート、テトラ
メチレンジインシアネート、ヘキサメチレンジイソシア
ネート、ドデカメチレンジイソシアネート、2,2.4
−トリメチルヘキサンジイソシアネート、リジンジイソ
シアネート、2,6−ジインシアネートメチルカプロエ
ート、ビス(2−イソシアネートエチル〉フマレート、
ビス(2−イソシアネートエチル)カーボネート、2−
イソシアネートエチル−2,6−ジインシアネートヘキ
サノエートなどの脂肪族ジイソシアネート:イソホロン
ジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシア
ネート(水添MDI)、シクロヘキシレンジイソシアネ
ート、メチルシクロヘキシレンジイソシアネート(水添
TDI>、ビス(2−イソシアネートエチル)4−シク
ロヘキセン−1,2−ジカルボキシレートなどの脂環式
ジイソシアネート:キシリレンジイソシアネート、ジエ
チルベンゼンジインシアネートなどの芳香脂肪族ジイソ
シアネート:変性MDI(ウレタン変性MDI、カルボ
ジイミド変性MDI、トリヒドロカルビルホスフェート
変性MDIなど)、ウレタン変性TDIなどのジイソシ
アネートの変性物およびこれらの2種以上の混合物が挙
げられる。これらのうち実用上好ましいのは芳香族ジイ
ソシアネートとくにMDIである。
ポリウレタン溶液の製造に用いられる高分子ジオール(
B)としてはポリエーテルジオール、ポリエステルジオ
ールおよびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
ポリエーテルジオールとしてはアルキレンオキサイド(
エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、 1.2
−、2.3−、1.3−ブチレンオキサイドなど)、複
素環式エーテル(テトラヒドロフランなど)を重合また
は共重合(ブロックおよび/またはランダム付加)させ
て得られるもの0例えばポリエチレングリコール、ポリ
プロピレングリコール。
ポリエチレン−プロピレン(ブロックおよび/またはラ
ンダム)グリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリ
コール、ポリテトラメチレン−エチレン(ブロックおよ
び/またはランダム)グリコール、ポリテトラメチレン
−プロピレン(ブロックおよび/またはランダム)グリ
コール、ポリへキサメチレンエーテルグリコール、ポリ
オクタメチレンエーテルグリコールおよびこれらの2種
以上の混合物が挙げられる。
ポリエステルジオールには低分子ジオールおよび/また
は分子量1000以下′のポリエーテルジオールとジカ
ルボン酸とを反応させて得られる縮合ポリエステルジオ
ールや、ラクトンの開環重合により得られるポリラクト
ンジオールなどが含まれる。
上記低分子ジオールとしてはエチレングリコール、ジエ
チレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレ
ングリコール、1.4−、1.3−ブタンジオール、ネ
オペンチルグリコール、1.6−ヘキサンジオール:環
状基を有する低分子ジオール類[たとえば特公昭45−
1474号記載のもの:ビス(ヒドロキシメチル)シク
ロヘキサン、ビス(ヒドロキシエチル)ベンゼン、ビス
フェノールAのエチレンオキサイド付加物等]、および
これらの2種以上の混合物が挙げられる。分子量100
0以下のポリエーテルジオールとしてはポリテトラメチ
レンエーテルグリコール、ポリプロピレングリコール。
ポリエチレングリコールおよびこれらの2種以上の混合
物が挙げられる。また、ジカルボン酸としては脂肪族ジ
カルボン酸(コハク酸、アジピン酸。
アゼライン酸、セパチン酸など)、芳香族ジカルボン酸
くテレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸など)、およ
びこれらの2種以上の混合物が挙げられ:ラクトンとし
てはε−カプロラクトンが挙げられる。ポリエステルは
通常の方法、たとえば低分子ジオールおよび/または分
子量1000以下のポリエーテルジオールを、ジカルボ
ン酸もしくはそのエステル形成性誘導体[たとえば無水
物(無水マレイン酸、無水フタル酸など)、低級エステ
ル(テレフタル酸ジメチルなど)、ハライド等]と、ま
たはその無水物およびアルキレンオキサイド(たとえば
エチレンオキサイドおよび/またはプロピレンオキサイ
ド)とを反応(縮合)させる、あるいは開始剤(低分子
ジオールおよび/または分子量1000以下のポリエー
テルジオール)にラクトンを付加させることにより製造
することができる。これらのポリエステルジオールのう
ちで好ましいのは、ポリエチレンアジペート、ポリブチ
レンアジペート、ポリへキサメチレンアジペート。
ポリネオペンチルアジペート、ポリエチレンプロピレン
アジペート、ポリエチレンブチレンアジベーh、ポリブ
チレンヘキサメチレンアジペート。
ポリジエチレンアジペート、ポリ(ポリテトラメチレン
エーテル)アジペート、ポリエチレンアゼレート、ポリ
エチレンセバケート、ポリブチレンアゼレート、ポリブ
チレンセバケート、およびポリカプロラクトンジオール
である。
また、これらのジオール(ポリエーテルジオールおよび
/またはポリエステルジオールおよび必要により低分子
ジオール)とエチレン性不飽和単量体くアクリロニトリ
ル、スチレンなど)を重合させて得られる重合体ジオー
ル(たとえば特開昭54−101899号、特開昭54
−122396号公報記載のもの)や、ポリブタジェン
ジオール、水酸基含有ビニル重合体(アクリル系ジオー
ル)たとえば特開昭58−57413号および5741
4号公報記載のものも使用できる。
高分子ジオール(B)の平均分子量は、通常500〜5
000、好ましくは1000〜3000である。
ポリウレタン溶液製造に際し必要により用いられる鎖伸
長剤(C)としては2個)の活性水素原子含有基(水酸
基、アミノ基、メルカプト基なと;好ましくは水酸基お
よび/またはアミノ基とくに好ましくは水酸基)を有す
る低分子活性水素化合物(分子量:通常500以下好ま
しくは60〜400)[低分子ジオール、アミノアルコ
ール、ジアミンなど]が使用できる。このような低分子
活性水素化合物としては、特開昭53−42294号公
報記載のもの、例えば低分子ジオール[エチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、
ジプロピレングリコール、ブタンジオール、ネオペンチ
ルグリコール、ヘキサンジオール、分子量200〜40
0のポリエチレングリコールおよびポリプロピレングリ
コール、環状基を有する低分子ジオール類(たとえば特
公昭45−1474号記載のもの:ビスフェノールAの
プロピレンオキサイド付加物等)、第3級または第4級
窒素原子含有低分子ジオール類(たとえば特開昭54−
130699号公報記載のもの:アルキルレジアル力ノ
ールアミン等およびそれらの4級化物)、チオジエチレ
ングリコール等];シアミン類たとえば脂肪族ジアミン
(エチレンジアミンなど)、脂環式ジアミン(イソホロ
ンジアミンなど)、複素環式ジアミン(ピペラジン、ア
ミノエチルピペラジンなど)、芳香脂肪族ジアミン(キ
シリレンジアミンなど)、芳香族ジアミン、ヒドラジン
、ヒドラジッド(アジピン儀ジヒドラジッドなど)ニア
ミノアルコールたとえばアルカノールアミン(モノエタ
ノールアミン、モノプロパツールアミン等):およびこ
れらの2種以上の混合物が挙げられる。これらのうちで
好ましいのは、低分子ジオール(とくにエチレングリコ
ール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、1.6−ヘキサンジオール、およびこれらの2種以
上の混合物)である。
高分子ジオール(B)と鎖伸長剤(C)のモル比は、通
常1:0〜15、好ましくは1:1〜7である。高分子
ジオール(B)および鎖伸長剤(C)の全体の平均分子
量は通常300〜1000である。平均分子量が100
0より大きい場合はポリウレタンの湿式成膜性が低下し
、また300より小さいと湿式成膜性は良いが耐屈曲性
とくに低温での耐屈曲性が不充分となり、好ましくない
ポリウレタン製造にあたり、有機ジイソシアネート(A
)と高分子ジオール(B)および必要により鎖伸長剤(
C)との割合は、NCO基:活性水素含有基の当量比が
通常0.9〜1.1:1.好ましくは実質的に1である
。当量比が上記範囲外では、高重合度のポリウレタンを
得ることが難しくなり、好ましくない。
ポリウレタンの製造は2通常の方法で行うことができ、
例えば有機ジイソシアネート(A)と高分子ジオール(
B)および必要により鎖伸長剤(C)とを同時に反応さ
せるワンショット法、(A)と(B)を反応させてNG
O末端プレポリマーを製造し次いでこれを(C)で鎖伸
長するプレポリマー法が挙げられる。
ポリウレタン製造は、NGO基に対して不活性な溶媒の
存在下または不存在下で行うことができる。適当な溶媒
としては、アミド系溶媒[ジメチルフォルムアミド(以
下DMFと略記)、ジメチルアセトアミドなど]、スル
フオキシド系溶媒(ジメチルスルフオキシドなど)エー
テル系溶媒(ジオキサン、テトラヒドロフランなど)、
ケトン系溶媒(シクロヘキサノン、メチル°エチルケト
ンなど)、エステル系溶媒(酢酸エチルなど)、芳香族
炭化水素系溶媒(トルエンなど)、およびこれらの2種
以上の混合物が挙げられる。実用上好ましいのはアミド
系溶媒およびスルフオキシド系溶媒、とくにDMFであ
る。
ポリウレタン製造に際し、反応温度はポリウレタン化反
応に通常採用される温度と同じ良く、溶媒を使用する場
合は通常20〜100℃、無溶媒の場合は通常20〜2
20℃好ましくは150〜200℃である。
反応を促進させるため、ポリウレタン反応に通常使用さ
れる触媒[たとえばアミン系触媒(トリエチルアミン、
N−エチルモルホリン、トリエチレンジアミンなど)、
錫系触媒(トリメチルチンラウレート、ヂブチルチンジ
ラウレートなど)]を必要により使用することができる
また、必要により、重合停止剤[たとえば1価アルコー
ル(メタノール、ブタノール、シクロヘキサノールなど
)、1価アミン(メチルアミン。
ブチルアミン、シクロヘキシルアミンなど)]を用いる
こともできる。
ポリウレタンの製造は通常用いられている製造装置で行
うことができる。無溶媒の場合は例えばニーダ−やエク
ストルーダーのような装置を用いることができる。
このようにして製造されるポリウレタンとしては、30
重量%DMF溶液として測定した溶液粘度が20℃で2
000〜1000000cps)のものが、実用上好ま
しい。
本発明において用いられるポリウレタン溶液としては、
上述の不活性溶媒中で製造したポリウレタン溶液、ポリ
ウレタンを前記溶媒に溶解したものの何れも使用できる
。好ましいのは前者である。
ポリウレタン溶液の濃度は通常5〜40重量%。
好ましくは10〜30重量%である。
ポリウレタン溶液中には、必要により、ポリウレタン以
外の樹脂たとえばポリ塩化ビニル、ポリアクリル酸エス
テル、ポリメタクリル酸エステル。
ポリスチレン、ポリアクリロニトリル、アクリロニトリ
ル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル
共重合体を配合することもできる。
また、必要により、ポリウレタン溶液中に凝固調節剤た
とえば高級アルコール(特公昭42−22719号公報
)、結晶性有機化合物(特公昭56−41652号公報
)、疎水性ノニオン系界面活性剤(特公昭45−396
34号公報および特公昭45−39635号公報)、シ
リコーン系界面活性剤(ポリオキシアルキレン変性ジメ
チルポリシロキサン)、ウレタン変性シリコーン(特願
昭59−1148号明細書)などを含有させることがで
きる。これらの凝固調節剤のうち、好ましいのはウレタ
ン変性シリコーン(特願昭59−11413@明細書)
であり、その添加量はポリウレタン溶液固形分に対して
通常061〜20重量%、好ましくは064〜10重量
%である。
さらに、必要により安定剤ETli化防止剤たとえ  
   ”ば4,4°−ブチリデンビス(3°−メチル−
6−トブチルフエノール)などのヒンダードフェノール
:トリフェニルフォスファイト、トリクロロエチルホス
ファイトなどの有機ホスファイト等:紫外線吸収剤たと
えばベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系など:酸
性物質たとえばカルボン蒙、オキシカルボン酸、リン酸
、ハロゲン化フェノール等]や、顔料(酸化チタン、酸
化鉄、カーボンブラックなど)、フィラー(次数カルシ
ウムなど)、難燃剤、可塑剤、揺変剤、帯電防止剤、殺
菌剤などを添加することもできる。
本発明において用いる基体としては、不織布。
織布、It布、起毛布1紙(離型紙など)、プラスチッ
クフィルム、ガラス板などが挙げられる。また、予め高
分子物質で樹脂加工した基体でも良く、例えば不織布、
織布2編布、起毛布などの繊維質基体の場合、予め高分
子物質[例えばポリウレタン溶液中のポリウレタンとは
異なる組成の(窒素含量の異なる)ポリウレタン]で樹
脂加工した基体も使用できる。樹脂加工の方法としては
基体を高分子物質の溶液または分散液で含浸処理する方
法、またはその後湿式処理する方法が挙げられる。
本発明に従って式■で示されるアルミニウム化合物を含
有するポリウレタン溶液を基体に適用し湿式処理するに
当り、該溶液の適用(塗布および/または含浸)および
湿式処理は通常の方法により行うことができる。湿式処
理に用いる液体(非溶媒としては水、エチレングリコー
ル、グリセリン、エチレングリコールモノエチルエーテ
ル、ヒドロキシエチルアセテートおよびこれらの2種以
上の混合物が挙げられる。また、上記非溶媒と前記溶媒
(ポリウレタン溶液用の溶媒)との混合物(重量比:た
とえば90:10〜30: 70)を用いることもでき
る。湿式処理の方法としてはポリウレタン溶液を適用し
た基体を凝固浴中へ浸漬する方法、水蒸気により凝固さ
せる方法、水蒸気により部分的に凝固させ次いで凝固浴
中へ浸漬する方法、ポリウレタン溶液に非溶剤を加えて
コロイド状分散液として基体に適用し次いで凝固浴中へ
浸漬する方法が挙げられる。このような湿式処理の具体
的な方法としては米国特許第3284274号明細書1
0〜111mの(a) 、 (b)、 (c)、 (d
)の方法が挙げられる。湿式処理後は通常の方法で脱溶
剤、洗浄(水、メタノールなどにより)、乾燥される。
脱溶剤促進にアニオン、ノニオン、カチオンまたは両性
の界面活性剤を使用することもできる。また、英国特許
第1168872号明細書記載の方法により架橋処理を
行うこともできる。
得られた多孔性シート材料は、そのまま使用しても、基
体(プラスチックフィルム、離型紙、ガラス板などを用
いた場合)から剥がして使用してもよい。
本発明の方法で得られる多孔性シート材料には、(a)
基体にポリウレタン溶液を被覆し湿式処理した後、基体
を剥がして得られる多孔性ポリウレタン層からなるもの
:(b)基体にポリウレタン溶液を被覆し湿式処理して
得られる基体層と多孔性ポリウレタン被覆層からなるも
の:(C)基体にポリウレタン溶液を含浸させ、湿式処
理して得られる多孔性ポリウレタン含浸層を有する基体
層からなるもの:(d)あらかじめポリウレタン溶液を
含浸し必要により湿式処理した基体層を作っておき、(
1)その上にポリウレタン溶液を塗布したのち湿式処理
するが。
あるいは(i)その上に、別の基体の上に被覆して作っ
たポリウレタンの湿式処理フィルムを貼り合せることに
より得られる。樹脂加工した基体層と多孔性ポリウレタ
ン被覆層を有するものが挙げられる。これらのうちで好
ましいのは(C)および(ψである。
[実施例] 以下実施例により本発明を説明するが、本発明はこれに
限定されるものではない。(実施例中に示す部は重量部
を表わす。) 実施例および比較例で使用したは次の通りである。
凝固調節剤(1):ウレタン変性シリコーン凝固調節剤
(2):ポリオキシアルキレン変性ジメチルポリシロキ
サン 実施例1〜2.比較例1 平均分子量2220のポリエチレンアジペート133Q
、エチレングリコール150およびMDI7hをDMF
800gに加え、乾燥窒素雰囲気下に反応させて樹脂濃
度20%、粘度110ポイズ(20℃)の実質的に線状
のポリウレタン樹脂の溶液(a)を得た。
この溶液(a)を使用して、第1表のような組成のポリ
ウレタン溶液を調製した。
第1表 これらの溶液をそれぞれガラス板上に111[11の厚
さに塗布し、30℃に調整した20%DMF水溶液から
なる凝固浴中に浸漬して凝固させた。次いで、ガラス板
から剥がした多孔性シートを30℃の温水中で90分間
洗浄した後80℃で熱風乾燥した。
得られた多孔性シート材料の外観および特性を第2表に
示す。
第2表 実施例3〜4.比較例2 平均分子量2050(7)P丁HG 122o、1.4
−7チLzンク’)ml−ル1B、5g オJ:ヒMD
 I61.5g ヲDMF aooaに加え、乾燥窒素
雰囲気下に反応させて樹脂濃度20%、粘度50ポイズ
(20’C)の実質的に線状のポリウレタン樹脂の溶液
(b)を得た。
この溶液(b)を使用して、第3表のような組成のポリ
ウレタン溶液を調製した。
第3表 これらの溶液をそれぞれガラス板上に1mmの厚さに塗
布し、25℃に調整した20χDMF水溶液からなる凝
固浴中に20分間浸漬して凝固させた。次いで、ガラス
板から剥がし多孔性シートを40℃の温水中で60間洗
浄した後80℃で熱風乾燥した。
得られた多孔性シート材料の外観および特性を第4表に
示す。
第4表 [発明の効果] 本発明°で得られる多孔性シート材料は、非常に優れた
湿式成膜性を有している。高分子ジオールとしてポリエ
ステルジオールを用いた場合とポリエーテルジオールを
用いた場合では多孔性シート材料を製造する際の相対的
な湿式成膜性が異なっており、一般的にポリエーテルジ
オールを用いた場合の方が成膜性が悪いが二本発明の効
果は、ポリエステルジオールの場合はもちろん、ポリエ
ーテルジオールの場合にも、著しい効果が認められる。
また、本発明で得られる多孔性シート材料は、非常に優
れた透気性を有しており、しかも吸湿性。
風合、柔軟性、物性(引張強度、伸び、耐摩耗性。
対屈曲性など)の点でも優れている。さらに、表面は平
滑性に優れ緻密で高い強度を有し、内部が優れた透気性
、柔軟性を有するものである。
このような効果を奏することから、本発明で得られる多
孔性シート材料は、人工皮革および合成皮革(靴、履物
、衣類、バッグ、家具、自動車用シートなど)に有用で
ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、有機ジイソシアネート(A)と高分子ジオール(B
    )および必要により鎖伸長剤(C)とからのポリウレタ
    ン溶液を基体に適用し湿式処理することにより多孔性シ
    ート材料を製造する方法において、該ポリウレタン溶液
    中に式 I で表わされるアルミニウム化合物(D)を存
    在させることを特徴とする多孔性シート材料の製造法。 ▲数式、化学式、表等があります▼ I [式中、R_1、R_2、R_3、R_4は炭素数1〜
    20の直鎖または分枝状の飽和または不飽和脂肪族炭化
    水素基;RはHまたは炭素数1〜20の直鎖または分枝
    状の飽和または不飽和脂肪族炭化水素基を表す。] 2、(D)の含有量が該ポリウレタン溶液の固形分に対
    して0.05〜5重量%である特許請求の範囲第1項記
    載の製法。 3、(B)がポリアルキレンエーテルジオールである特
    許請求の範囲第1項または第2項記載の製法。 4、該ポリウレタン溶液が凝固調節剤を含有するポリウ
    レタン溶液である特許請求の範囲第1〜3項のいずれか
    記載の製法。 6、凝固調節剤がウレタン変成シリコーンである特許請
    求の範囲第4項記載の製法。
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