JPS6117506A - クレイ状パツク化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、クレイ状パック化粧料の改良に関し、その目
的は、安定性が良好で感触の良好なりレイ状パック化粧
料を提供することにある。

［従来の技術］ 従来、クレイ状パック化粧料としては、水溶性高分子と
粉体と水とを主成分とするものや、ビーガムと粉体と水
とを主成分とするものが知られている（例えば、化粧品
科学研究全編「最新化粧品科学」、（昭５５．４．１０
）、薬事日報社、Ｐ５１〜５５）。しかしながら、前者
のクレイ状パック化粧料は安定性に劣るという欠点を有
し、また後者のクレイ状パック化粧料はべとつきがあり
、のびが重いという欠点を有するものであった。

［発明が解決しようとする問題点］ 本発明者等は係る点に鑑み、安定性が良好でかつ感触の
良好なりレイ状パック化粧料を得るために、べたつきが
ある・のびが重い等の感触の悪さを生じさせることなく
、水の離しようが生じる等の安定性の悪さを解決すべく
安定化方法につき鋭意研究の結果、本発明を完成させた
。

［問題点を解決するための手段］ すなわち本発明は、カオリンと微粒子粉体と水溶性高分
子と水とを必須に含有することを特徴とするクレイ状パ
ック化粧料である。

以下に本発明の構成について述べる。

本発明に使用するカオリンは、通常に化粧料に用いられ
るものであり、その本質は天然に産する含水ケイ酸アル
ミニウムである。その使用量は、１０〜７０重量％で使
用可能であり、好ましくは２０〜６０重量％の範囲であ
る。すなわち、１０重量％以上では、クレイ状パック化
粧料として、使用時に於いて可塑性が十分で、良好な使
用感が得られ、さらに肌に塗布後に於いても乾燥時の適
度な膜強度が得られる。また、７０重量％以下では、系
もかたくなりすぎず感触の良好なものが得られる。

本発明に使用する微粒子粉体は、その表面積が１００ｍ
’／ｇ以上のものが好ましく、例えば無水ケイ酸等の微
細粉体や、ケイ酸アルミン酸のマグネシウム塩等の多孔
性の粉体を挙げることができる。

無水ケイ酸は、通常に化粧料に用いられるものであり、
本発明には親水性のものが用いられれる。

ケイ酸アル、ミン酸マグネシウムは、多孔性の粉体であ
り、微細粒子が二次粒子を形成し高い表面積をもつもの
である。また同種のものとして、メタケイ酸アルミン酸
マグネシウム・ケイ酸アルミン酸カルシウム・メタケイ
酸カルシウム等を挙げることができる。

微粒子粉体の使用量は、０．１〜２０重量％で使用可能
であり、好ましくは１〜１０重量％の範囲である。すな
わち、０．１重量％以上では、クレイ状パック化粧料の
ゲル化力が十分であり、安定性が良好である。また、　
２０重量％以下では系のゲル化力が強すぎることもなく
、のびもなめらかで使用感が良好である。

次に本発明に使用する水溶性高分子は、通常化粧料の分
野で使用され、人体に対して安全とされているものであ
る。例えば、グアーガム−アラビアガム・アルギン酸ナ
トリウム・カラギーナン等の天然系のもの、メチルセル
ロース・ヒドロキシエチルセルロースｅカルボキシメチ
ルセルロース等の半合成系のもの、カルボキシビニルポ
リマー・ポリビニルアルコール・ポリビニルピロリドン
・ポリアクリル酸ナトリウム等の合成系のものを挙げる
ことができる。またその使用料は、０．０１〜５重量％
で使用可能であり、好ましくは、０．１〜３重量％の範
囲である。すなわち、０．０１重量％以上では、皮膜形
成が十分で良好なパック効果が得られ、さらにはゲル化
力が十分で、安定性も良好である。また、５重量％以下
ではゲル化力が強すぎることもなく、のびもなめらかで
、使用性が良好である。

本発明に使用する水は、２０〜８０重量％で使用可能で
ある。

本発明は、上記成分を必須に配合することを特徴とする
クレイ状パック化粧料であり、さらに、化粧料に一般に
使用される油剤・界面活性剤・粉体・色素・香料・アル
コール・保湿剤・防腐剤・美容剤・酢化防止剤等を適宜
添加することができる。

本発明のクレイ状パック化粧料の製造方法についてまず
述べる。

■　加熱した水に、微粒子粉体と水溶性高分子を均一に
混合する。

■　次いでカオリンを加え、均一に混合する。

■　脱泡をし、容器に充填する。

また、必須成分以外の成分の配合については、一般の行
なわれている化粧料の製造方法に従がって行なえばよい
。例えば、油剤を配合する場合は、あらかじめ一部の水
と界面活性剤と油剤等でエマルジョンを調整しておき、
製造工程中に適宜添加するなどすればよい。

本発明のクレイ状パック化粧料は、カオリンと水溶性高
分子が水をかかえて基剤となっており、カオリンの独特
な質感と可塑性に、水溶性高分子の連続的な伸展性があ
いまって、のびのよい、なめらかで、べたつきのない良
好なものである。さらに、水溶性高分子と微粒子粉体の
ゲル化力の相互作用により、水の離しよう等が生じるこ
となくクレイ状パック化粧料の安定性を向上させており
、またこのことにより、べたつきが生じるなど使用感に
悪影響を及ぼすという欠点もない、また、乾燥時に於い
ては、カオリンの適度な固化作用と、水溶性高分子の皮
膜形成作用があいまって、好適な緊張感が得られるもの
であり、微粒子粉体の配合によりその乾燥も肌に塗布後
退速であり好ましいものである。

［実施例］ 次に本発明について、実施例をあげてさらに説明する。

これらは本発明を何ら限定するものではない。

実施例［１］ （処方）　　　　　　　　　　　（重量％）（１）　　
カオリン　　　　　　　　　　　　４０．０（２無水ケ
イ酸（微粒子粉体）５．０ （３）　　プロピレングリコール　　　　　　５．０（
４）　ヒドロキシエチルセルロース　　　　０．１（５
）　カルボキシエチルセルロース　　　　０．１（句　
パラオキシ安息香酸メチル　　　　　０．１（′７）　
　エタノール　　　　　　　　　　　　１０．０（８）
　　香料　　　　　　　　　　　　　　０．３（９）　
　精製水　　　　　　　　　　　　　残量（製法） Ａ　　（２）〜（匂、（９）を加熱して均一に混合する
。

ＢＡに（η〜（８）を加え、均一に混・合する。

ＣＢに（１）を加え、均一に混合する。

′Ｄ　Ｃを３５°Ｃまで冷却し、脱泡して、容器に充填
する。

以上の如くして得られたクレイ状パック化粧料は、のび
がよく、強い緊張感が得られ、さっばりとした使用感を
有するものであった。また、安定性についても長期間良
好であった。

実施例［２］ （処方）　　　　　　　　　　　（重量％）（１）　　
カオリン　　　　　　　　　　　２５．０（２ケイ酸ア
ルミン酸マグネシウム （微粒子粉体）５．０ （３）無水ケイ酸（微粒子粉体）３．０（４）グリセリ
ン　　　　　　　　　　３．０（（ト）　カルボキシメ
チルセルロース　　　０．３（０パラオキシ安息香酸メ
チル　　　　０．１（力　色素　　　　　　　　　　　
　　　適量（８）　　流動パラフィン　　　　　　　　
　３・０（９）クリセリンモノステアレート （自己乳化型）２．０ （１０）　　モノオレイン酸ポリオキシエチレン（２０
）ソルビタン　　　　　１．０（１リ　精製水　　　　
　　　　　　　　　２０．０（１２）　　香料　　　　
　　　　　　　　　　０．２０３）精製水　　　　　　
　　　　　　　残量（製法） Ａ（８）〜（ｌＯ）を７５°Ｃにて加熱溶解し、それに
７５°Ｃにて加熱した（口）を加えて乳化をする。

Ｂ　　（２）〜（力、θ３）を加熱して均一に混合する
。

ＣＢにＡ　、　（１２）を加え、均一に混合する。

ＤＣに（１）を加え、均一に混合する。

ＥＤを３５°Ｃまで冷却し、脱泡して、容器に充填する
。

以上の如くして得られたクレイ状ノくツク化粧料は、の
びがよく、なめらかな感触で、適度な緊張感が得られ、
しっとりとした使用感を有するものであった。また、安
定性についても長期間良好であった。

実施例［３］ （処方）　　　　　　　　　　　（重量％）（１）　　
カオリン　　　　　　　　　　　５０．０（匈　結晶性
セルロース　　　　　　　　２．０（３）　　メタケイ
酸アルミン酸マグネシウム（微粒子粉体）１．０ （４）無水ケイ酸（微粒子粉体）２．０（５）　カルボ
キシメチルセルロース　　　０．３（６）　　ポリアク
リル酸ナトリウム　　　　０．０１（η　１，３−ブチ
レングリコール　　　　１３．０（８）　　パラオキシ
安息香酸メチル　　　　０．１（９）　　酸化チタン　
　　　　　　　　　　１．０（１０）　　ベンガラ　　
　　　　　　　　　　　０．０００１（ロ）　プロピレ
ングリコール　　　　　　３．０（１２）　　モノオレ
イン酸ポリオキシエチレン（２０）ソルビタン　　　　
　０．０５（１３）　　香料　　　　　　　　　　　　
　　０．３（匍　精製水　　　　　　　　　　　　　残
量（製法） Ａ　　（９１〜（１２）を３本ロールにて均一に混合す
る。

Ｂ（３）〜（８１、（→を加熱して均一に混合する。

ＣＢにＡ　、　＋１３）を加え、均一に混合する。

ＤＣに（１）〜（匂を加え、均一に混合する。

ＥＤを３５℃まで冷却し、脱泡して、容器に充填する。

以上の如くして得られたクレイ状パック化粧料は、のび
がよく、迅速なる乾燥速度を有し、強い緊張感が得られ
、さっばりとした使用感を有するものであった。また、
安定性についても長期間良好であった。

［発明の効果］ 本発明のクレイ状パック化粧料の感触の良さは、実施例
の項に記載したというとおりであるが、安定性試験につ
き、遠心分離による試験も行なったので以下に示す。

遠心分離試験は、国産遠心機■製の高速遠心機Ｈ−２０
０を使用し、サンプルは実施例１のクレイ状パック化別
、料及び比較例１〜２のクレイ状パック化粧料（以下に
示す）を用いた。各試料３０ｇを１５分間１０．００Ｏ
ｒ　ｐ　ｍの回転で遠心機にかけ、その水の離しよう重
量％を求めた。

結果は、表１に示すとおりである。

比較例［１］ （処方） 実施例１の処方中、（２）無水ケイ酸（微粒子粉体）５
．０手縫％を削除したものを比較例１の処方とする。

（製法　） 実施例１の製法に準拠する。

比較例［２］ （処方） 実施例１の処方中、Ｃ視ヒドロキシエチルセルロース　
０．１重量％、（句カルボキシエチルセルロース　０．
１重量％を削除したものを比較例１の処方とする。

（製法） 実施例１の製法に準拠する。

表１ 表１の結果より明らかなように、本発明のクレイ状パッ
ク化粧料は、遠心分離による安定性試験に於いても良好
な結果を示した。

以上

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）カオリンと微粒子粉体と水溶性高分子と水とを必
   須に含有することを特徴とするクレイ状パック化粧料。
2. （２）微粒子粉体が、表面積が１００ｍ＾２／ｇ以上の
   微粒子粉体である特許請求の範囲第１項記載のクレイ状
   パック化粧料。