JP3917352B2 - 整髪料 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、整髪料、特にクリーム状およびワックス状整髪料に関し、手にとる時に指どれがよく、ふわっとした感触があり、髪に塗布する時にのびがよく、整髪力に優れ、櫛通りがよい乳化型整髪料に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
従来より一般に用いられている整髪料としては、セット樹脂により整髪するムース、ヘアスプレー、ジェル、セットローション等と、主として固型ワックスの整髪力を用いるヘアスチック、ポマード、ヘアクリーム、ヘアワックス等がある。このうち、ヘアクリームは粘度が比較的低く、のびがよく髪に均一に塗布でき、適度なつやを与えるが、整髪力は弱い。また、ヘアワックスは、ナチュラルな整髪力はあるがのびが悪くべたつくなどの欠点がある。また、本発明の整髪料と類似した技術としては、特開平10−45546号公報に開示されたロウ類と曳糸性のある水溶性高分子を配合した整髪料があるが、これは整髪力はあるものの、のびやべたつき等の使用性の点、ならびに整髪時の指通り性の点で改善の余地があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本発明においては、固型ワックス、常温液状油分(以下、流動油分と称する。)、水溶性高分子、水、および粉末を配合することにより、固型ワックスのナチュラルな整髪力を長時間維持しながら、塗布時ののびがよく、指通りがよく、さらにべたつきのない整髪料が得られることを見出した。特に、本発明においては、粉末を配合することにより、手にとる時に従来にないふわっとした感触が得られることが特徴である。
【0004】
即ち、本発明は、下記(A),(B),(C),(D)および(E)成分を必須成分として含有することを特徴とする整髪料である。
(A)固型ワックス:1.0〜30.0重量%
(B)水溶性高分子:0.01〜5.0重量%
(C)常温で液状の油分:1.0〜30.0重量%
(D)粉末:0.1〜10.0重量%
(E)水:30.0〜90.0重量%
【0005】
本発明の整髪料は、常温(30℃)での粘度が0.5〜200Pa・sの範囲であることが好ましく、さらに10〜100Pa・sであることが好ましい。粘度測定に用いる計器としては、例えば、BH式粘度計;ローターNo.6あるいはNo.7/10rpmが挙げられる。
【0006】
本発明で用いられる固型ワックスとは、常温にて固体ないし半固体の油分を意味し、一般に化粧料に用いられるものでよい。具体的には、パラフィンワックス,マイクロクリスタリンワックス,セレシン,ルナセラ,ポリエチレン,カルナバロウ,キャンデリラロウ,ミツロウ,綿ロウ,ベイベリーロウ,モンタンロウ,ラノリン,モクロウ,オゾケライト,酢酸ラノリン,液状ラノリン,ラノリン脂肪酸イソプロピル,還元ラノリン,硬質ラノリン,POEラノリンアルコールエーテル,POEラノリンアルコールアセテート,POEコレステロールエーテル,ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール,脂肪酸グリセリド,硬化ヒマシ油,ヤシ油,パーム油,ワセリン,セラックロウ,ビースワックス等が挙げられる。このうち好ましくは、カルナバロウ,マイクロクリスタリンワックスである。
【0007】
固型ワックスの配合量としては1.0〜30.0重量%が好ましく、より好ましくは2.0〜15.0重量%である。30.0重量%を超えると、のびが悪く、ふわっとした感触も損なわれる。1.0重量%未満では、整髪力が弱くなる。なお、これらのワックスは混合して用いることが可能である。
【0008】
また、上記の固型ワックスは、その他の固型油分と組み合せて用いることができる。その他の固型油分としては、セチルアルコール,ステアリルアルコール,ベヘニルアルコール等の高級アルコールが挙げられる。
【0009】
水溶性高分子としては、多糖類,天然高分子,半合成高分子,無機高分子等が挙げられる。
【0010】
そのうち多糖類としては、セルロース,デンプン,グリコーゲン,ヒアルロン酸,コンドロイチン,グアガム,ローカストビンガム,クインスシード,ガラクタン,アラビアガム,トラガントガム,キサンタンガム,デキストラン,サクシノグルカン,コンドロイチン硫酸,ムコイチン硫酸等が挙げられる。天然高分子としては、アラビアガム,グアガム,カラギーナン,クインスシード,デンプン,グリチルリチン酸,トラガカントガム,キャロブガム,ペクチン,ガラクタン,カラヤガム,アルゲコロイド等の植物系高分子、キサンタンガム,デキストラン,サクシノグルカン,プルラン等の微生物系高分子、コラーゲン,アルブミン等の動物系高分子等が挙げられる。半合成高分子としては、カルボキシメチルデンプン,メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系、メチルセルロース,エチルセルロース,ヒドロキシエチルセルロース,ヒドロキシプロピルセルロース,結晶セルロース,メチルヒドロキシプロピルセルロース,セルロース硫酸Na,カルボキシメチルセルロースNa,セルロース末等のセルロース系、アルギン酸Na,アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系が挙げられる。合成高分子としては、ポリビニルアルコール,ポリビニルピロリドン,カルボキシビニルポリマー,ポリビニルメチルエーテル等のビニル系、ポリエチレングリコール等のポリエチレン系、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体等の共重合系、ポリアクリル酸ナトリウム,ポリアクリルアミド,ポリエチルアクリレート等のアクリル系、ポリエチレンイミン,カチオンポリマー等が挙げられる。無機高分子としては、ベントナイト,ラボナイト,無水ケイ酸等が挙げられる。
【0011】
このうち、使用感触および安定性の面から、カルボキシビニルポリマーが好ましい。
【0012】
水溶性高分子の配合量としては、0.01〜5.0重量%が好ましく、より好ましくはべたつきのなさ、のびの良さ、ふわっとした感触に優れる0.05〜2.0重量%である。
【0013】
本発明に用いられる流動油分としては、一般に常温で液状である油分であり、具体的にはメチルポリシロキサン,メチルフェニルポリシロキサン等のシリコーン油、セチルイソオクタノエート,グリセリルトリヘキサノエート,イソプロピルミリステート等のエステル油、流動パラフィン,スクワラン等の炭化水素油、ヒマシ油,オリーブ油,ツバキ油,マカデミアナッツ油,ホホバ油,アボガド油,アマニ油,サフラワー油等の天然植物油が挙げられ、これらは組み合せて用いることができる。このうち好ましくは炭化水素油もしくはエステル油である。
【0014】
流動油分の配合量としては、1.0〜30.0重量%であり、より好ましくは5.0〜20.0重量%である。流動油分の配合量が30.0重量%を超えるとべたつくようになる。また1.0重量%未満では、なめらかさ、指通りが良くない。
【0015】
本発明に用いる粉末としては、タルク,カオリン,雲母,絹雲母(セリサイト),白雲母,金雲母,合成雲母,紅雲母,黒雲母,リチア雲母,バーミキュライト,炭酸マグネシウム,炭酸カルシウム,ケイ酸アルミニウム,ケイ酸バリウム,ケイ酸カルシウム,ケイ酸マグネシウム,ケイ酸ストロンチウム,シリカ,ゼオライト,フッ素アパタイト,ヒドロキシアパタイト,セラミックパウダー,チッ化ホウ素等の無機粉末、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末),ポリエチレン粉末,ポリメタクリル酸メチル粉末,ポリスチレン粉末,スチレン−アクリル酸共重合体樹脂粉末,ベンゾグアナミン樹脂粉末,ポリ四フッ化エチレン粉末,セルロース粉末等の有機粉末、酸化チタンコーティッドマイカ,酸化チタンコーティッドオキシ塩化ビスマス,酸化チタンコーティッドタルク,着色酸化チタンコーティッドマイカ,オキシ塩化ビスマス,魚鱗箔等のパール顔料、赤色201号,赤色202号,橙色203号,橙色204号,黄色205号および青色404号などの有機顔料、クロロフィル,βカロチン等の天然色素等が挙げられる。これらは一種を用いてもよいし二種以上を用いてもよい。但し、一般の化粧品に適用できる粉末であれば良く、上記の成分に限定されるものではない。
【0016】
粉末の配合量は、0.1〜10.0重量%であり、より好ましくは0.3〜2.0重量%である。粉末の配合量が10.0重量%を超えるときしみ感がでてくるようになり、0.1重量%未満では手にとる時のふわっと感があまりない。
【0017】
本発明において、特に好ましい粉末は、シリカである。また、その粒径は1〜10μmが好ましく、さらに好ましくは、2〜7μmである。シリカを配合する時の配合量は、0.1〜5.0重量%、特に0.3〜2.0重量%が好ましい。
【0018】
また、板状粉末を配合した場合は他の粉末を配合した場合に比較して整髪力があがり、髪のハリに優れ、べたつかない。かかる板状粉末としては板状シリカまたはカオリンが好ましく、特にカオリンが好ましい。さらに平均粒子径は0.1〜30μmが好ましい。
【0019】
板状粉末を配合する時の配合量は、0.5〜10.0重量%が好ましく、より好ましくは0.5〜9.0重量%、最も好ましくは1.0〜6.0重量%である。10.0重量%を超えるとクリームの軟らかさがなくなり、のびが重く、整髪力がなくなってくる。また、1.0〜6.0重量%の範囲ではのびもよく、髪のハリも出て適度な整髪力が得られる。
【0020】
本発明における水の配合量は、30.0〜90.0重量%が好ましく、より好ましくは60.0〜80.0重量%である。30.0重量%未満では硬く、のびが悪くなり、安定性も良くない。
【0021】
本発明においては、(A)固型ワックスと(E)水との比率(重量比)が、(A):(E)=1:40〜1:4の範囲であることが好ましく、特に1:20〜1:5の範囲が好ましい。
【0022】
本発明における整髪料には、上記必須成分に加えて、本発明の効果が損なわれない範囲で、通常の化粧料、医薬部外品に用いられる成分を配合することができる。このような成分としては、例えば、界面活性剤、保湿剤、分散剤、防腐剤、香料、薬剤、紫外線吸収剤等が挙げられる。
【0023】
界面活性剤としては、2−エチルヘキサン酸、カプロン酸、カプリル酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、2−パルミトレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、リシノール酸、アラキン酸、ベヘニン酸、ペトロセリン酸、エライジン酸、リノエライジン酸、アラキドン酸、12−ヒドロキシステアリン酸等の高級脂肪酸のナトリウム塩、カリウム塩、トリエタノールアミン塩や、アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、アシルN−メチルタウリン塩、アルキルエーテルリン酸エステル塩等のアニオン性界面活性剤;塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ジアルキルジメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム等のカチオン性界面活性剤;アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルアミドジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルカルボキシヒドロキシイミダゾリニウムベタイン等の両性界面活性剤;ポリオキシエチレン付加高級脂肪酸エステル、高級脂肪族アルコールエステル類や多価アルコールエステル系、エチレンオキシド/プロピレンオキシドブロック共重合体等のノニオン界面活性剤;高分子界面活性剤等が挙げられる。
【0024】
保湿剤としては、例えば、ダイナマイトグリセリン,1,3−ブチレングリコール,ジプロピレングリコール,プロピレングリコール等の多価アルコール、ヒアルロン酸,コンドロイチン硫酸等の水溶性高分子等が挙げられる。配合量としては0.1〜30.0重量%が好ましい。
【0025】
【実施例】
次に実施例によって本発明をさらに詳細に説明する。なお、本発明はこれにより限定されるものではない。配合量は重量%である。
【0026】
実施例1〜12(参考例を含む),比較例1
表1,表3に示す組成のクリーム状整髪料を後記する方法で調製し、実施例1〜12(参考例を含む)および比較例1とした。得られた各クリーム状整髪料について、下記の方法でその使用性を評価した。また、常温(30℃)での粘度(BH式粘度計;ローターNo.6/10rpm)を測定した[単位:Pa・s]。その結果を表2,表4に示す。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】
【表3】
【0030】
【表4】
【0031】
[製法]
(1)〜(5)を80〜90℃で攪拌溶解して油相部とし、(6)および(7)を70〜80℃で攪拌溶解して水相部とする。水相部に(9)〜(15)を加えて攪拌分散し、これに油相部を加えて乳化した後、(8)を加えて中和し、脱気、冷却し、充填する。
【0032】
[評価法]
20名の専門パネルによる使用テストを行い、各人の評価結果を平均し、◎、○、△、×の4段階に分類した。
【0033】
[結果]
表2,表4から分かるように、粉末としてはシリカが他の粉末に比べ最もふわっと感があり、適度な軟らかさで指通りも良く、べたつかなかった。さらに、粒径は1〜10μmが好ましい。
また板状粉末は他の粉末を配合した場合に比較して整髪力があがり、髪のハリに優れ、べたつかない。このような粉末としては板状シリカまたはカオリンが好ましく、特にカオリンが好ましい。さらに粒径は0.1〜30μmが好ましく、配合量は0.5〜9.0重量%が好ましい。10.0重量%を超えるとクリームの軟らかさがなくなり、のびが重く、整髪力がなくなってくる。また配合量は1.0〜6.0重量%がより好ましく、この範囲ではのびもよく、髪のハリも出て適度な整髪力が得られる。
【0034】
実施例13〜17,比較例2
表5に示す組成のクリーム状整髪料を後記する方法で調製し、実施例13〜17および比較例2とした。得られた各クリーム状整髪料について、上記の方法でその使用性を評価した。また、常温(30℃)での粘度(BH式粘度計;ローターNo.6/10rpm)を測定した[単位:Pa・s]。その結果を併せて表5に示す。
【0035】
【表5】
【0036】
[製法]
(1)〜(5)を80〜90℃で攪拌溶解して油相部とし、(6)、(7)、(9)および(10)を70〜80℃で攪拌溶解して水相部とする。水相部に(11)を加えて攪拌分散し、これに油相部を加えて乳化した後、(8)を加えて中和し、脱気、冷却し、充填する。
【0037】
[結果]
表5から分かるように、ふわっと感および指通り、きしみの点から、シリカ配合量については0.3〜1.0重量%が特に好ましいことが分かる。シリカが配合されていない場合はふわっと感があまりなく、1.0重量%を超えると、粉末のきしみ感が出てくる。
【0038】
実施例18 乳液状整髪料
(1)カルナバロウ 2.0 重量%
(2)パラフィンワックス 3.0
(3)ステアリン酸 2.0
(4)流動パラフィン 5.0
(5)メチルポリシロキサン 3.0
(6)イソステアリン酸POEグリセリル 1.5
(7)モノステアリン酸グリセリン 1.5
(8)プロピレングリコール 10.0
(9)苛性ソーダ 0.2
(10)カルボキシビニルポリマー 0.02
(11)シリカ 0.5
(12)イオン交換水 71.28
(13)香料 適量
[製法]
(1)〜(7)および(13)を80〜90℃で攪拌溶解し、これを油相部とする。(8)、(10)および(12)を70〜80℃で攪拌溶解し、これに(11)を加えて攪拌分散し、これを水相部とする。水相部に油相部を加えて乳化し、(9)を加えて中和し、脱気、冷却し、充填する。
【0039】
実施例19 クリーム状整髪料
(1)流動パラフィン 15.0重量%
(2)ワセリン 10.0
(3)ステアリルアルコール 1.0
(4)セレシン 1.0
(5)カルボキシビニルポリマー 0.2
(6)グリセリン 10.0
(7)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 3.0
(8)苛性ソーダ 0.1
(9)イオン交換水 59.0
(10)シリカ 0.7
[製法]
(1)〜(4)および(7)を80〜90℃で攪拌溶解し、これを油相部とする。(5)、(6)および(9)を70〜80℃で攪拌溶解し、これに(10)を加えて攪拌分散し、これを水相部とする。水相部に油相部を加えて乳化し、(8)を加えて中和し、脱気、冷却し、充填する。
【0040】
実施例20 クリーム状整髪料
(1)グリセリン 20.0重量%
(2)プロピレングリコール 3.0
(3)エタノール 10.0
(4)カルボキシビニルポリマー 0.4
(5)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 8.0
(6)ミツロウ 1.0
(7)流動パラフィン 2.0
(8)ひまわり油 0.5
(9) 苛性ソーダ 0.1
(10)メチルパラベン 0.1
(11)イオン交換水 54.4
(12)シリカ 0.5
[製法]
(5)〜(8)を80〜90℃で攪拌混合し油パーツとし、(1)〜(4)および(10)〜(12)を攪拌混合し、これに油パーツを加え乳化した後、(9)を加え中和し、脱気、冷却し、充填する。
【0041】
実施例21 クリーム状整髪料
(1)流動パラフィン 5.0重量%
(2)ジメチルポリシロキサン 3.0
(3)高重合メチルポリシロキサン 7.0
(4)マイクロクリスタリンワックス 2.0
(5)ステアリン酸グリセリン 1.0
(6)ヒドロキシプロピルセルロース 0.5
(7) エタノール 10.0
(8)脂肪酸ポリオキシエチレングリセリル 1.0
(9)ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル 2.0
(10)ポリビニルピロリドン 0.5
(11)エチルセルロース 0.5
(12)メチルパラベン 0.1
(13)1,3−ブチレングリコール 5.0
(14)シリカ 0.8
(15)イオン交換水 61.6
[製法]
(1)〜(5)を80〜90℃で攪拌溶解して油相部とする。(6)〜(15)を攪拌混合したものに油相部を加え、攪拌混合した後、脱気、充填する。
【0042】
比較例3〜6
実施例18〜21において、シリカを除いた他は実施例18〜21と同様の処方で乳液状整髪料あるいはクリーム状整髪料を調製し、比較例3〜6とした。得られた実施例18〜21および比較例3〜6の整髪料について、上記の方法でその使用性を評価した。また、常温(30℃)での粘度(BH式粘度計;ローターNo.6/10rpm、但し、実施例20および比較例5についてはローターNo.7)を測定した[単位:Pa・s]。その結果を表6に示す。
【0043】
【表6】
【0044】
[結果]
表6から分かるように、粉末配合系である実施例18〜21のいずれにおいても比較例3〜6と比較して指通りがよくふわっと感がある傾向がある。実施例のなかでも、18、20についてはすべての項目において良い傾向があり、特にふわっと感、指通りに優れ、さらに、実施例18、20、21においては整髪力および再整髪力にも優れる。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の整髪料は、 毛髪に塗布する際に軽く均一に伸び、みずみずしくべたつきのない使用感触を有し、手櫛がきき、かつ整髪効果に優れ、さらに手にとった時の感触として従来にないふわっとした感触を有するものである。
Claims (2)
- 下記(A),(B),(C),(D)および(E)成分を必須成分として含有し、(B)水溶性高分子がカルボキシビニルポリマーであり、常温(30℃)での粘度が0.5〜200Pa・sの範囲であることを特徴とする整髪料。
(A)固型ワックス:1.0〜30.0重量%
(B)水溶性高分子:0.01〜5.0重量%
(C)常温で液状の油分:1.0〜30.0重量%
(D)粒径1〜10μmのシリカ:0.3〜2.0重量%
(E)水:30.0〜90.0重量% - (A)固型ワックスと(E)水との比率(重量比)が(A):(E)=1:40〜1:4の範囲である請求項1記載の整髪料。
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