JP2003246710A - 睫用化粧料 - Google Patents

睫用化粧料

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JP2003246710A
JP2003246710A JP2002046168A JP2002046168A JP2003246710A JP 2003246710 A JP2003246710 A JP 2003246710A JP 2002046168 A JP2002046168 A JP 2002046168A JP 2002046168 A JP2002046168 A JP 2002046168A JP 2003246710 A JP2003246710 A JP 2003246710A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 睫のカール効果とボリュームアップ効果に優
れ、且つ重ね塗りした時でも化粧膜の均一性に優れる睫
用化粧料を提供すること。 【解決手段】 次の成分(a)及び(b) (a)平均板径が1〜20μmの板状窒化硼素と平均粒
径0.01〜0.5μmの無機粉体とを必須成分として
構成される崩壊性球状窒化硼素粒子 (b)油溶性樹脂を含有することを特徴とする睫用化粧
料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、崩壊性球状窒化硼
素粒子、油溶性樹脂を含有する睫用化粧料に関するもの
であり、更に詳しくは、睫のカール効果とボリュームア
ップ効果に優れ、且つ、重ね塗りした時でも化粧膜の均
一性に優れる睫用化粧料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マスカラ等の睫用化粧料においては、睫
を上方にカールさせる効果(以下、単に「カール効果」
と略す。)と、睫を太く見せる効果(以下、単に「ボリ
ュームアップ効果」)は、極めて重要な機能である。こ
のため、これら機能を高めるために、各種技術が用いら
れている。具体的には、ワックスや皮膜形成剤を配合す
ることによりカール効果を高める技術、繊維を配合する
ことによりボリュームアップ効果を高める技術等が挙げ
られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、単にワ
ックスや皮膜形成剤を配合した睫用化粧料は、カール効
果は向上するものの、化粧膜がべたつくため、重ね塗り
時に睫同士が付着し合う現象(いわゆる、「束付き現
象」)を生じる場合があった。また、繊維を配合した睫
用化粧料は、ボリュームアップ効果やロングラッシュ効
果(睫を長く見せる効果)は向上するものの、重ね塗り
時の化粧膜の均一性は必ずしも満足できる水準になかっ
た。このため、使用時のべたつきを低減する目的で、無
水ケイ酸等の粉体を配合することも行われていたが、化
粧膜が不均一になる場合があった。
【0004】このため、使用時にべたつかず、塗りやす
く、睫のカール効果とボリュームアップ効果に優れ、且
つ、重ね塗り時に束付き現象等を生じずに、化粧膜の均
一性に優れる睫用化粧料の開発が望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる実情に鑑み、本発
明者らは鋭意検討した結果、崩壊性を有する球状窒化硼
素粒子と、油溶性樹脂とを含有する睫用化粧料は、化粧
料塗布時に睫上で球状窒化硼素粒子が崩壊し板状窒化硼
素となるため、仕上がり膜の均一性に優れ、しかも使用
時に滑らかで、べたつかず、塗りやすくなることを見出
し、本発明を完成した。
【0006】すなわち、本発明は次の成分(a)及び
(b)、(a)平均板径が1〜20μmの板状窒化硼素
と平均粒径0.01〜0.5μmの無機粉体とを必須成
分として構成される崩壊性球状窒化硼素粒子(b)油溶
性樹脂を含有する睫用化粧料を提供するものである。
【0007】また、成分(a)の崩壊性球状窒化硼素粒
子の粒子崩壊強度が1000〜50000Paであるこ
とを特徴とする前記睫用化粧料、成分(a)の無機粉体
が窒化硼素粉末であることを特徴とする前記睫用化粧料
を提供するものである。
【0008】更に、成分(a)の含有量が化粧料全体に対
して0.1〜20質量%、且つ成分(b)の含有量が化
粧料全体に対して0.1〜30質量%であることを特徴
とする前記何れかの睫用化粧料を提供するものである。
そして更に、成分(b)が、ロジン系樹脂であることを特
徴とする前記何れかの睫用化粧料を提供するものであ
る。
【0009】そして、30℃での粘度が10万mPa・
s以上であることを特徴とする前記何れかの睫用化粧料
を提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の睫用化粧料に用いられる
成分(a)の崩壊性球状窒化硼素粒子(以下「球状粒
子」という)は、平均板径1〜20μmの板状窒化硼素
と平均粒径0.01〜0.5μmの無機粉体を必須成分
として構成した球状複合粒子であり、化粧動作等の比較
的弱い力で崩壊する程度の粒子崩壊強度を有するもので
ある。
【0011】球状粒子を構成する平均板径1〜20μm
の板状窒化硼素(以下、「板状窒化硼素」という)は、
上記のようにその平均板径が1〜20μmの範囲の板状
ないし扁平形状のものである。ここでいう「平均板径」
とは、板状窒化硼素の長辺と短辺の平均値を意味するも
のである。また、この板状窒化硼素の厚さは、一般には
0.1〜0.5μm程度であることが好ましい。このよ
うな板状窒化硼素としては、例えば、従来より化粧料等
に用いられている六方晶窒化硼素等を用いることができ
る。
【0012】また、球状粒子を構成する平均粒径0.0
1〜0.5μmの無機粉体(以下、「無機粉体」とい
う)は、後述の焼結時に上記板状窒化硼素同士を結合さ
せる結合剤としての作用を有するものである。このよう
な無機粉体としては、例えば、無水ケイ酸、酸化アルミ
ニウム、水酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化亜鉛、
酸化ジルコニウム、窒化硼素等が挙げられ、これらの一
種又は二種以上を用いることができる。これらの無機粉
体のうち、窒化硼素は焼結性が優れ、上記の板状窒化硼
素の結合効果が高まり、更に崩壊強度を制御することが
容易になるため好ましい。
【0013】球状粒子における板状窒化硼素と無機粉体
の含有比率は、質量比で、95:5〜40:60の範囲
であることが好ましい。この範囲であれば、球状粒子は
化粧動作による力で崩壊し、板状粒子に変化し、化粧膜
を均一にすることができる。
【0014】上記板状窒化硼素と無機粉体を用い、球状
粒子を調製するには、例えば、以下の方法を用いること
ができる。まず、板状窒化硼素と無機粉体を水、エタノ
ール、イソプロピルアルコール、アセトン等の一種又は
二種以上の分散溶媒中に均一分散させ、必要であれば高
分子結合剤を加え、さらに均一分散させスラリー状物と
する。
【0015】球状粒子の調製に使用される高分子結合剤
としては、ポリビニルアルコール、アラビアゴム、ポリ
エチレングリコール、エチルセルロース等が例示され、
これらの高分子結合剤は、球状粒子全体に対して、0.
1〜5質量%(以下、単に「%」とする)含有させるこ
とが好ましい。
【0016】次いで、上記したスラリー状物は球状化処
理される。この球状化処理は、通常公知の造粒方法、例
えば噴霧乾燥法(スプレードライ法)、流動層造粒法等
を用いることができるが、噴霧乾燥法を用いれば、成分
を美観よく球状化できるため好ましい。
【0017】最後に、球状化処理された粒子は熱処理炉
等を用いて焼結される。焼結は、窒素、アルゴン等の不
活性ガス雰囲気中で行われる。焼成温度は1000〜2
200℃で行うのが好ましく、1800〜2200℃が
より好ましい。この焼結に要する時間は、5〜15時間
程度である。
【0018】この焼結により、球状粒子が得られると共
に当該球状粒子中の原料や造粒処理に起因する不純物は
除去される。例えば、板状窒化硼素に起因する硼素の溶
出量を、20ppm以下と大幅に低下させることがで
き、化粧料用の原料としての安全性を向上させることが
できる。
【0019】このようにして得られる球状粒子は、板状
窒化硼素同士が無機粉体を介して結合したものである
が、更に球状粒子同士が一部焼結して、粒子が粗大化す
る場合がある。しかし、このような結合は弱いものであ
るため、解砕機等で容易に分散させることができる。ま
た、得られた球状粒子は、必要に応じて分級して用いる
こともできる。
【0020】この球状粒子の平均粒径は、特に制約はな
いが、製造時の球状化しやすさや他の成分との均一混合
性、あるいは、睫上での違和感の無さ等の観点より、5
〜100μm程度であることが好ましく、10〜70μ
m程度であることがより好ましい。
【0021】また、球状粒子は、前記したように加圧す
ることにより崩壊する特性を有するものであり、その崩
壊強度は睫上にてブラシ等の小道具で塗擦する程度の加
圧で崩壊する強度である。
【0022】球状粒子の粒子崩壊強度は、具体的には一
定個数の粒子をスライドガラス上に均等に散布し、平面
状の圧子を該粒子の上に置き、該圧子に所定の荷重をか
け、顕微鏡等により粒子の崩壊状態を観察して、粒子が
完全に崩壊した時の荷重値として得られるものである。
【0023】球状粒子の粒子崩壊強度は、化粧料に添加
することを想定した場合、1000〜50000Paで
あることが好ましく、特に1000〜30000Paが
より好ましい。粒子崩壊強度がこの範囲であると、化粧
料製造時には崩壊せず、塗擦により容易に崩壊して板状
窒化硼素に変化するため、化粧膜の均一性に優れた睫用
化粧料を得ることができる。
【0024】本発明の睫用化粧料における成分(a)の
含有量は、化粧料全体に対して、好ましくは0.1〜2
0%、更に好ましくは1〜10%である。成分(a)の
含有量がこの範囲であると、滑らかで塗りやすく、重ね
塗り時の化粧膜の均一性が更に向上する睫用化粧料が得
られる。
【0025】一方、本発明の睫用化粧料に用いられる成
分(b)は、通常皮膜形成剤として、油剤に溶解して用
いられる樹脂である。このような樹脂は、ロジン系樹
脂、アクリル酸、メタアクリル酸及びそれらのアルキル
エステルから選ばれる一種以上のモノマーを重合して得
られるホモポリマー又はコポリマー、アクリルスチレン
樹脂、酢酸ビニル樹脂、アクリルーシリコーングラフト
共重合体、トリメチルシロキシケイ酸等のシリコーン樹
脂等が挙げられ、これらより一種又は二種以上用いるこ
とができる。
【0026】これら樹脂の中でも、成分(b)として、
ロジン系樹脂を選択すると、睫のカール効果が特に優れ
た睫用化粧料を得ることができる。このようなロジン系
樹脂としては、ロジン、水添ロジン、重合ロジン等の主
成分である樹脂酸をペンタエリスリトール、ジペンタエ
リスリトール、グリセリン、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、ジエチレングリコール、ネオペンチ
ルグリコール、ヘキサントリオール等でエステル化した
もの等が挙げられ、これらより一種又は二種以上用いる
ことができる。
【0027】本発明の睫用化粧料における成分(b)の
含有量は、化粧料全体に対して、好ましくは0.1〜3
0%、更に好ましくは1〜20%である。成分(b)の
含有量がこの範囲であると、睫のカール効果やボリュー
ムアップ効果が更に向上する睫用化粧料が得られる。
【0028】本発明の睫用化粧料には、成分(b)を溶
かす溶媒等として油剤を含有する。このような油剤は、
通常化粧料に使用される油剤であればよく、動物油、植
物油、合成油等の起源及び、固形油、半固形油、液体
油、揮発性油等の性状を問わず、炭化水素類、油脂類、
ロウ類、硬化油類、エステル油類、脂肪酸類、高級アル
コール類、シリコーン油類、フッ素系油類、ラノリン誘
導体類等が挙げられる。具体的には、流動パラフィン、
スクワラン、ワセリン、パラフィンワックス、セレシン
ワックス、マイクロクリスタリンワックス、モンタンワ
ックス、フィッシャートロプシュワックス等の炭化水素
類、モクロウ、オリーブ油、ヒマシ油、ミンク油、マカ
デミアンナッツ油等の油脂類、ミツロウ、カルナウバワ
ックス、キャンデリラワックス、ゲイロウ等のロウ類、
ホホバ油、イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプ
ロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オク
チルドデシル、トリオクタン酸グリセリル、ジイソステ
アリン酸ジグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセ
リル、トリベヘン酸グリセリル、ジオクタン酸ネオペン
チルグリコール、コレステロール脂肪酸エステル、N−
ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・ベヘ
ニル・オクチルドデシル)等のエステル類、ステアリル
アルコール、セチルアルコール、ラウリルアルコール、
オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘ
ニルアルコール等の高級アルコール類、低重合度ジメチ
ルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、デ
カメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロ
テトラシロキサン等のシリコーン油類、ラノリン、酢酸
ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアル
コール等のラノリン誘導体類等が挙げられ、これらより
一種又は二種以上を用いることができる。本発明の睫用
化粧料におけるこれら油剤の含有量は、化粧料全体に対
して、好ましくは0.1〜95%、更に好ましくは5〜
50%である。
【0029】本発明の睫用化粧料には、上記成分の他
に、必要に応じて本発明の効果を損なわない範囲で、成
分(a)以外の粉体、繊維、成分(b)以外の皮膜形成
剤、水性成分、界面活性剤、水溶性高分子、イソステア
リン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム等の油性
ゲル化剤、パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシ
ル、パラアミノ安息香酸エチル、4−tert−ブチル
−4’−メトキシジベンゾイルメタン、オキシベンゾン
等の紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、ビタミンA、
ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミン
E等のビタミン類、キレート剤、ローズマリーエキス、
カミツレエキス、ニンジン抽出物、センブリ抽出物、カ
テキン、カテキン誘導体、カンゾウ抽出物、ソウハクヒ
抽出物、ホップ抽出物、コラーゲン、ヒアルロン酸、ヒ
アルロン酸誘導体、トレハロース、アロエエキス等の美
容成分、メントール、カンファ、ソルビトール等の清涼
剤、香料等の通常化粧料に汎用される成分の一種又は二
種以上を含有することができる。
【0030】本発明に用いられる成分(a)以外の粉体
としては、球状、板状、針状等の形状や、煙霧状、微粒
子、顔料級等の粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造等
により特に限定されず、無機粉体類、光輝性粉体類、有
機粉体類、色素粉体類、複合粉体類等が挙げられる。具
体的には、酸化チタン、低次酸化チタン、コンジョウ、
群青、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化亜鉛、酸化
アルミニウム、無水ケイ酸、酸化マグネシウム、酸化ジ
ルコニウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、酸化
クロム、水酸化クロム、カーボンブラック、ケイ酸アル
ミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマ
グネシウム、雲母、合成フッ素雲母、合成フッ素金雲
母、合成セリサイト、セリサイト、タルク、カオリン、
炭化珪素、硫酸バリウム、板状窒化硼素等の無機粉体
類、オキシ塩化ビスマス、雲母チタン、酸化鉄コーティ
ング雲母、酸化鉄雲母チタン、有機顔料処理雲母チタ
ン、金属酸化物被覆ガラスフレーク、アルミニウムパウ
ダー、ラメ等の光輝性粉体類、ナイロンパウダー、ポリ
メチルメタクリレートパウダー、ポリエチレンパウダ
ー、ポリスチレンパウダー、オルガノポリシロキサンエ
ラストマーパウダー、ポリメチルシルセスキオキサンパ
ウダー、ウールパウダー、シルクパウダー、結晶セルロ
ース、N−アシルリジン等の有機粉体類、有機タール系
顔料、有機色素のレーキ顔料等の色素粉体類、微粒子酸
化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタ
ン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、酸化チタン含有二酸
化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体等が挙げ
られ、これらより一種又は二種以上を用いることができ
る。尚、これら粉体は、通常公知の表面処理剤であるシ
リコーン化合物、フッ素化合物、油脂類、ワックス類、
界面活性剤類、レシチン、アシルアミノ酸等により処理
を施して用いることもできる。本発明の睫用化粧料に、
これら成分(a)以外の粉体を含有する場合の含有量
は、化粧料全体に対して、好ましくは0.1〜30%、
更に好ましくは1〜20%である。
【0031】本発明に用いられる繊維としては、ナイロ
ン、ポリエステル等の合成繊維、レーヨン等の人造繊
維、セルロース等の天然繊維、アセテート人絹等の半合
成繊維等が挙げられ、これらより一種又は二種以上を用
いることができる。尚、これら繊維は、前記粉体と同様
に通常公知の表面処理剤であるシリコーン化合物、フッ
素化合物、油脂類、ワックス類、界面活性剤類、レシチ
ン、アシルアミノ酸等により処理を施して用いることも
できる。
【0032】本発明に用いられる成分(b)以外の皮膜
形成剤としては、アクリル酸・アクリル酸アルキルコポ
リマーエマルション、アクリル酸アルキル・スチレンコ
ポリマーエマルション等のアクリル酸系ポリマーエマル
ション、酢酸ビニルポリマーエマルション、ビニルピロ
リドン・スチレンコポリマーエマルション、シリコーン
系ポリマーエマルション等が挙げられ、これらより一種
又は二種以上を用いることができる。尚、これら皮膜形
成剤の中でも、睫のカール効果とボリュームアップ効果
の観点より、酢酸ビニルポリマーエマルションが特に好
ましい。
【0033】本発明に用いられる水性成分としては、水
の他に、エタノール、イソプロピルアルコール等の低級
アルコール類、プロピレングリコール、1,3−ブチレ
ングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレン
グリコール等のグリコール類、グリセリン、ジグリセリ
ン、ポリグリセリン等のグリセロール類等が挙げられ、
これらより一種又は二種以上を用いることができる。
【0034】本発明に用いられる界面活性剤としては、
陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、両性界
面活性剤、非イオン性界面活性剤等が挙げられ、これら
より一種又は二種以上を用いることができる。
【0035】このうち、陰イオン性界面活性剤として
は、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベヘニ
ン酸、イソステアリン酸、オレイン酸等の脂肪酸の塩、
アシルグルタミン酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシ
アルキレン付加アルキルリン酸塩等が挙げられる。
【0036】陽イオン性界面活性剤としては、アルキル
アミン塩、アルキル四級アンモニウム塩等が挙げられ
る。また、両性界面活性剤としては、N,N−ジメチル
−N−アルキル−N−カルボキシルメチルアンモニウム
ベタイン、N,N−ジアルキルアミノアルキレンカルボ
ン酸、N,N,N−トリアルキル−N−スルフォアルキ
レンアンモニウムベタイン、N,N−ジアルキル−N,
N−ビス(ポリオキシエチレン硫酸)アンモニウムベタ
イン、2−アルキル−1−ヒドロキシエチル−1−カル
ボキシメチルイミダゾリニウムベタイン、レシチン、リ
ン脂質等が挙げられる。
【0037】非イオン性界面活性剤としては、グリセリ
ン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加
物、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレン
グリコール付加物、プロピレングリコール脂肪酸エステ
ル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビタン脂
肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソ
ルビトールの脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコ
ール付加物、ポリアルキレングリコール脂肪酸エステ
ル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、グリセリ
ンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェ
ニルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ラノ
リンのアルキレングリコール付加物、蔗糖脂肪酸エステ
ル、デンプン脂肪酸エステル等の糖脂肪酸エステル類、
ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン類等
が挙げられる。
【0038】本発明に用いられる水溶性高分子として
は、グアーガム、スクレロチウムガム、ジェランガム、
コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸、アラビ
アガム、アルギン酸ナトリウム、カラギーナン、キサン
タンガム、ローカストビーンガム、メチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ース、カルボキシビニルポリマー、アルキル変性カルボ
キシビニルポリマー、ポリビニルアルコール、ポリビニ
ルピロリドン、ポリアクリル酸ナトリウム等が挙げら
れ、これらより一種又は二種以上を用いることができ
る。
【0039】本発明の睫用化粧料の剤型は、水中油乳化
型、油中水乳化型、油性型等が挙げられる。
【0040】本発明の睫用化粧料の形態としては、クリ
ーム状、ゲル状、液状等が挙げられる。また、本発明の
睫用化粧料の形態は、睫への塗りやすさの観点より、3
0℃の粘度が10万mPa・s以上のものが好ましい。
尚、本発明において、30℃の粘度は、試料を30℃で
一日放置後、単一円筒型回転粘度計ビスメトロン型式V
S−A1(芝浦システム社製)を用いて測定した。
【0041】本発明の睫用化粧料の調製方法は、特に限
定されないが、例えば、成分(b)を油剤に溶解し、成
分(a)と混合し、必要に応じて他の粉体等を添加し分
散した後、容器に充填する方法等が挙げられる。また、
これらの各工程の方法についても特に制限はなく、常法
を用いて行うことができる。
【0042】
【作用】本発明の睫用化粧料は、睫への塗布動作によっ
て崩壊する球状粒子を含有しているので、化粧動作の初
期では球状粒子が崩壊せず、化粧料塗布時の滑らかさが
良好となり、化粧動作の終期では球状粒子が崩壊して板
状粒子に変化するため、重ね塗りした時でも束付きせ
ず、化粧膜の均一性に優れる睫用化粧料となる。
【0043】
【実施例】次に参考例、試験例及び実施例を挙げて本発
明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらに何ら制
約されるものではない。
【0044】参 考 例 1 崩壊性球状窒化硼素粒子の製造:板状窒化硼素(平均板
径14μm、酸素0.5%)800gと窒化硼素粉末
(平均粒径0.2μm、酸素2.5%)200gを水3
L中に均一分散させ、これにポリビニルアルコールを2
0g加え、さらに均一分散させスラリーを調製した。次
に、このスラリーを攪拌しながら噴霧乾燥により球状化
処理し、平均粒径50μmの積層球状粒子を得た。この
後、この積層球状粒子を、窒素雰囲気中2000℃で1
0時間加熱処理を行い、崩壊性球状窒化硼素粒子(球状
粒子1)を得た。
【0045】参 考 例 2 崩壊性球状窒化硼素粒子の製造:板状窒化硼素(平均板
径14μm、酸素0.5%)700gと窒化硼素粉末
(平均粒径0.2μm、酸素2.5%)300gを水3
L中に均一分散させ、これにポリビニルアルコール20
gを加え、さらに均一分散させスラリーを調製した。次
に、このスラリーを攪拌しながら噴霧乾燥により球状化
処理し、平均粒径50μmの積層球状粒子を得た。この
積層球状粒子を窒素雰囲気中2000℃で10時間加熱
処理を行い、崩壊性球状窒化硼素粒子(球状粒子2)を
得た。
【0046】参 考 例 3 崩壊性球状窒化硼素粒子の製造:板状窒化硼素(平均板
径14μm、酸素0.5%)600gと窒化硼素粉末
(平均粒径0.2μm、酸素2.5%)400gを水3
L中に均一分散させ、これにポリビニルアルコール20
gを加え、さらに均一分散させスラリーを調製した。次
に、このスラリーを攪拌しながら噴霧乾燥し球状化処理
し、平均粒径50μmの積層球状粒子を得た。この積層
球状粒子を窒素雰囲気中2000℃で10時間加熱処理
を行い、崩壊性球状窒化硼素粒子(球状粒子3)を得
た。
【0047】参 考 例 4 崩壊性球状窒化硼素粒子の製造:板状窒化硼素(平均板
径の平均が14μm、酸素0.5%)500gと窒化硼
素粉末(平均粒径0.2μm、酸素2.5%)500g
を水3L中に均一分散させ、これにポリビニルアルコー
ル20gを加え、さらに均一分散させスラリーを調製す
る。次に、このスラリーを攪拌しながら噴霧乾燥して球
状化処理し、平均粒径50μmの積層球状粒子を得た。
この積層球状粒子を窒素雰囲気中2000℃で10時間
加熱処理を行い、崩壊性球状窒化硼素粒子(球状粒子
4)を得た。
【0048】参 考 例 5 崩壊性球状窒化硼素粒子の製造:板状窒化硼素(平均板
径14μm、酸素0.5%)700gと窒化硼素粉末
(平均粒径0.2μm、酸素2.5%)300gを水3
L中に均一分散させ、これにポリビニルアルコール20
gを加え、さらに均一分散させスラリーを調製する。次
に、このスラリーを攪拌しながら噴霧乾燥して球状化処
理し、平均粒径20μmの積層球状粒子を得た。この積
層球状粒子を窒素雰囲気中2000℃で10時間加熱処
理を行い、の崩壊性球状窒化硼素粒子(球状粒子5)を
得た。
【0049】参 考 例 6 崩壊性球状窒化硼素粒子の製造:板状窒化硼素(平均板
径9μm、酸素0.5%)700gと窒化硼素粉末(平
均粒径0.2μm、酸素2.5%)300gを水3L中
に均一分散させ、これにポリビニルアルコール20g加
え、さらに均一分散させスラリーを調製した。次に、こ
のスラリーを攪拌しながら噴霧乾燥して球状化処理し、
平均粒径50μmの積層球状粒子を得た。この積層球状
粒子を窒素雰囲気中2000℃で10時間加熱処理を行
い、崩壊性球状窒化硼素粒子(球状粒子6)を得た。
【0050】参 考 例 7 崩壊性球状窒化硼素粒子の製造:板状窒化硼素(平均板
径14μm、酸素0.5%)800gと無水ケイ酸(平
均粒径0.01〜0.03μm、コロイダルシリカ)2
00gを水3L中に均一分散させ、これにポリビニルア
ルコール20g加え、さらに均一分散させスラリーを調
製する。次に、このスラリーを攪拌しながら噴霧乾燥し
て球状化処理し、平均粒径50μmの積層球状粒子を得
た。この積層球状粒子を窒素雰囲気中2000℃で10
時間加熱処理を行い、崩壊性球状窒化硼素粒子(球状粒
子7)を得た。
【0051】なお、噴霧乾燥は、以下の仕様で行った。 装置: スプレードライヤーSD12型(ディスクアトマイザー) (三井鉱山社製) 条件: ディスク回転数=4000〜7000rpm 熱風入口温度: 250℃ 溶媒: 水(スラリー固形分濃度:23%)
【0052】以上のようにして得られた崩壊性球状窒化
硼素粒子を電子顕微鏡写真により500倍で、粒子形状
を観察した結果、何れの粒子も球状であることが確認で
きた。また、これら球状粒子は、板状窒化硼素と窒化硼
素等が混合し結合され、かつ一次粒子が層状に積層して
いることが確認できた。
【0053】試 験 例 1 溶出硼素量の測定:参考例1から7の球状粒子の溶出硼
素量を、化粧品原料基準外成分規格の「窒化ホウ素」の
欄に規定されている方法を用いて測定した。結果を表1
に示す。
【0054】試 験 例 2 粒子崩壊強度の測定:参考例1から7で得られた球状粒
子(10ヶ/1球状粒子)を、スライドガラス上に散布
させ、平面状の圧子(材質:アルミニウム、面積:3.
02×10 )を該粒子の上に置き、該圧子に荷
重をかけ、顕微鏡にて粒子の崩壊状態を観察し、粒子が
完全に崩壊する時の荷重値を測定し、下記の式(I)に
て粒子崩壊強度(Pa)を算出した。結果を表1に示
す。
【0055】
【数1】
【0056】(結果)
【表1】
【0057】表1の結果からわかるように、球状粒子1
〜7の溶出硼素量は、いずれも20ppm以下であり、
また、粒子崩壊強度は、いずれも1000〜50000
Paの範囲であった。
【0058】実施例及び比較例:水中油型乳液状マスカ
ラ 表2に示す処方の水中油型乳液状マスカラを下記製造方
法により調製し、「使用性(塗りやすさ)」、「化粧膜
の均一性(重ね塗り時)」、「睫のカール効果」及び
「睫のボリュームアップ効果」の各項目について、以下
に示す評価方法及び判定基準により評価し、結果を併せ
て表2に示した。
【0059】
【表2】
【0060】(製造方法) A:成分(1)〜(7)を加熱溶解し、混合する。 B:Aに成分(11)〜(12)を加えて均一に分散し
70℃に保温する。 C:成分(13)〜(19)を均一に混合し、70℃に
保温する。 D:CにBを加え、乳化する。 E:Dを室温まで冷却し、成分(8)〜(10)を加
え、均一分散する。 F:Eを容器に充填し、水中油型乳液状マスカラを得
た。 ※このようにして得られた実施例及び比較例の水中油型
乳液状マスカラは、何れも、30℃の粘度が10万mP
a・s以上の乳液状であった。
【0061】(評価方法)前記実施例1〜5及び比較例
1〜5の水中油型乳液状マスカラを化粧品評価専門パネ
ル20名に使用してもらい、「使用性(塗りやす
さ)」、「化粧膜の均一性(重ね塗り時)」、「睫のカ
ール効果」及び「睫のボリュームアップ効果」の各項目
について、各パネルが各マスカラ毎に以下の評価基準に
より評点を付し、そして全パネルの評点の平均点を算出
し、以下の4段階の判定基準により判定した。
【0062】<評価基準> 内 容 評 点(点) 非常に良好 : 5 良好 : 4 普通 : 3 やや不良 : 2 不良 : 1
【0063】
【0064】表2の結果より明らかなように、実施例1
〜5の水中油型乳液状マスカラは、「使用性(塗りやす
さ)」、「化粧膜の均一性(重ね塗り時)」、「睫のカ
ール効果」及び「睫のボリュームアップ効果」の全ての
項目を満足する優れた睫用化粧料であった。一方、従来
技術であるワックスの含有量を高めた比較例1では、使
用性(塗りやすさ)、化粧膜の均一性(重ね塗り時)に
おいて、実施例より劣っていた。また、成分(a)を含
有しない比較例2、成分(a)の代わりに板状窒化硼素
を含有する比較例3、成分(a)の代わりに球状無水ケ
イ酸を含有する比較例4では、何れも化粧膜の均一性
(重ね塗り時)において、実施例より劣っていた。更
に、成分(b)を含有しない比較例5では、睫のカール
効果、睫のボリュームアップ効果において、実施例より
劣っていた。
【0065】 実施例6:油中水型クリーム状マスカラ (処 方) 成 分 質量% 1.軽質流動イソパラフィン 30 2.黒酸化鉄 5 3.ロジン酸ペンタエリスリトール 30 4.参考例2で得られた球状粒子2 8 5.有機変性ベントナイト 5 6.シリコーン系界面活性剤(注1) 1 7.精製水 残量 8.塩化ナトリウム 0.5 9.油溶性アルニカエキス 0.1 10.フェノキシエタノール 0.3 11.ビニルピロリドン・スチレン共重合体 エマルションポリマー(固形分40%) 5 12.ポリエチレンテレフタレート・ ポリオレフィン積層フィルム末 1 13.ベンガラ被覆雲母チタン 5 ※注1:シリコンKF6026(信越化学工業社製)
【0066】(製造方法) A:成分(1)〜(3)を加熱溶解し、混合する。 B:Aに成分(5)〜(6)を添加し、混合する。 C:成分(7)〜(11)を混合する。 D:BにCを加え、乳化する。 E:Dに成分(4)及び成分(12)〜(13)を添加
して、分散する。 F:Eを容器に充填して、油中水型クリーム状マスカラ
を得た。 ※このようにして得られた実施例6の油中水型クリーム
状マスカラは、30℃の粘度が10万mPa・s以上の
クリーム状であった。
【0067】実施例6の油中水型クリーム状マスカラ
は、「使用性(塗りやすさ)」、「化粧膜の均一性(重
ね塗り時)」、「睫のカール効果」及び「睫のボリュー
ムアップ効果」の全ての項目を満足する優れた睫用化粧
料であった。
【0068】 実施例7:油性クリーム状マスカラ (処 方) 成 分 質量% 1.トリメチルシロキシケイ酸(注2) 10 2.デンプン脂肪酸エステル 0.5 3.パラフィンワックス 8 4.参考例3で得られた球状粒子3 10 5.有機変性ベントナイト 5 6.黒酸化鉄 15 7.デカメチルシクロペンタシロキサン 残量 8.ナイロン繊維 3 ※注2:シリコンKF7312J(信越化学工業社製)
【0069】(製造方法) A:成分(1)〜(3)を加熱溶解し、混合する。 B:Aに成分(4)〜(8)を添加し、均一分散する。 C:Bを容器に充填して、油性クリーム状マスカラを得
た。 ※このようにして得られた実施例7の油性クリーム状マ
スカラは、30℃の粘度が10万mPa・s以上のクリ
ーム状であった。
【0070】実施例7の油性クリーム状マスカラは、
「使用性(塗りやすさ)」、「化粧膜の均一性(重ね塗
り時)」、「睫のカール効果」及び「睫のボリュームア
ップ効果」の全ての項目を満足する優れた睫用化粧料で
あった。
【0071】
【発明の効果】本発明の睫用化粧料は、一定以上の圧力
が加わると崩壊する特性をもつ球状粒子及び油溶性樹脂
を含有しているので、化粧料塗布時の滑らかな使用感が
良好なものとなる。また、該球状粒子は、崩壊後は睫上
で板状粒子に変化し、均一な化粧膜となるため、本発明
の睫用化粧料は、睫のカール効果とボリュームアップ効
果に優れ、且つ重ね塗りした時でも束付きすることな
く、化粧膜の均一性に優れる睫用化粧料である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AA082 AA112 AB151 AB152 AB172 AB232 AB332 AB432 AB442 AC012 AC072 AC122 AC172 AC242 AC422 AC442 AC542 AC912 AD022 AD072 AD092 AD162 AD172 AD222 AD242 AD531 AD532 BB23 BB26 CC14 CC50 DD22 DD23 DD31 DD32 DD33 EE06 EE07 EE50

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(a)及び(b); (a)平均板径が1〜20μmの板状窒化硼素と平均粒
    径0.01〜0.5μmの無機粉体とを必須成分として
    構成される崩壊性球状窒化硼素粒子(b)油溶性樹脂を
    含有することを特徴とする睫用化粧料。
  2. 【請求項2】 成分(a)の崩壊性球状窒化硼素粒子の
    粒子崩壊強度が1000〜50000Paであることを
    特徴とする請求項1記載の睫用化粧料。
  3. 【請求項3】 成分(a)の無機粉体が窒化硼素粉末で
    あることを特徴とする請求項1又は2記載の睫用化粧
    料。
  4. 【請求項4】 成分(a)の含有量が化粧料全体に対して
    0.1〜20質量%、且つ成分(b)の含有量が化粧料
    全体に対して0.1〜30質量%であることを特徴とす
    る請求項1〜3の何れかの項記載の睫用化粧料。
  5. 【請求項5】 成分(b)が、ロジン系樹脂であることを
    特徴とする請求項1〜4の何れかの項記載の睫用化粧
    料。
  6. 【請求項6】 30℃での粘度が10万mPa・s以上
    であることを特徴とする請求項1〜5の何れかの項記載
    の睫用化粧料。
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