JPS61171238A - 電力線搬送方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電力線搬送方式に関するものである。

従来の技術 従来、商用電源に接続された屋内電力線に振幅変調され
たデジタル信号を重畳して送受信全行なうこの種の電力
線搬送方式としては９例えば特開昭５６−７４０４７号
の公報による第５図のように信号の各ビットが商用電源
の各半サイクルにそれぞれ同期し、かつ各半サイクル金
４つの区間に分割して、上記区間のうち夫々第１の区間
ｔｒｉ常に搬送高周波の存在しない雑音検知区間、第２
の区間ｔ２を機器制御データが搬送されているとき常に
搬送高周波が存在するデータ搬送表示区間、第４の区間
ｔ４ヲ制御データ区間、第６の区間ｔ３全制御データの
送出開始及び送出完了傅号が送出される制御区間として
いる。従って、雑音検知区間ｔ１に信号を検出した場合
にはノイズの混入と判断し、制御データの判定を中断し
て誤ったデータの取り込みを防止し、雑音検知区間ｔ１
に信号が存在せずデータ搬送表示区間ｔ２に信号を検出
した場合には制御データｌ）と判断して制御データ区間
１１の制御データの取り込みを行なう。

発明が解決しようとする問題点 従って、従来方式では商用電源からの同期信号を検出す
る同期回路が必要であった。また、一般に屋内電力線に
発生するノイズは連続的に発生する高周波ノイズよりも
むしろ屋内電力線に接続された１気機器のスイッチング
時に発生するノイズや１位相制御方式によって通電制御
される電気機器により位相制御の都度発生するノイズな
どのインパルス性のノイズの方が極めて多く、またノイ
ズ発生時のピーク電圧等のレベルも高いという特徴全持
っている。このため雑音検知区間ｔ１にノイズが存在せ
ず、制御データ区間ｔ４にノイズが存在する場合や、逆
に雑音検知区間ｔ４にのみノイズが存在する場合などが
発生し、前者の場合にはノイズがないと判断して、ノイ
ズの混入した制御データを取込むため１０′を１１Ｎ又
は％　１＃　ｔ−％　Ｑ　＃と誤判断して誤動作の可能
性があり、更に後者の場合にはノイズあジと判断するた
め単発のノイズによって信号の送受信が行なえなくなる
という問題があった。また従来方式では信号の伝送速度
が商用電源の周波数によって制約されるため任意の伝送
速度の設定ができないという問題があった。

問題点を解決するための手段 本発明は、上述の事項に鑑みてなされたもので。

電源同期信号を必要とせず、かつインパルス性ノイズに
対して強い電力線搬送方式を提供するものである。その
几め送信信号の各ビットを２分割して信号の前半のレベ
ルと後半のレベルを異ならせるとともに受信時にはビッ
トごとにビットの中央のレベルの変動するビット同期点
の検出を行なって受信タイミングの補正全行ない、更に
ビットの前半と後半のレベルの判定には夫々少なくとも
３個所以上の受信入力レベルを取り込んで多数決によっ
て判定するようにしたものである。

作用 このようにすることによって受信部の入力波形に発生し
たノイズは受信部に設けたビット同期点の検出と位置の
補正機能によって少なくとも３個所以上の受信入力レベ
ルを取込んだ多数決により判定し、受信部に誤ったデー
タを読みこまないよ　　Ｊうにしたものである。

実施例 以下２本発明の一実施例を図面により説明する。

第１図は本発明の一実施例の回路ブロック図であり、１
は送信部、２は受信部を示す。３は制御入力回路であり
送信信号のデータの設定を行なうものである。４はマイ
クロプロセッサ−又は送信用ＩＣを用い比信号作成回路
であり、データに応じて信号を出力し、アンド回路６で
発振回路５とのアンドをとることによって搬送高周波に
振幅変調し、増幅回路７で増幅した後結合回路８によっ
て屋内電力線９に搬送高周波を出力する基になるもので
ある。商用電源Ｓに接続された屋内電力線に出力された
搬送高周波は受信部１の結合回路１０で受信され、増幅
回路１１で増幅した後、復調回路１２でデータ信号の復
調を行なわれるようになっている。１６はローパスフィ
ルタでアリパルス幅の狭いノイズの除去を行なうもので
ある。１４は波形整形回路で６．ｐｔｌｓはマイクロプ
ロセッサ−又は受信用ＩＣによる信号解読回路であり、
信号に応じてデータを出力するものである。１６は制御
出力回路であり、上記データに応じた制御出力を出力す
るものである。

第２図は送信データのビット構成を示す。論理１０′で
はビット２１の前半が１Ｌ１で後半が１Ｈ′であり、論
理％１１では逆にビット２２の前半が％ＨＩで後半が％
Ｌ１でアリ、夫々ビット２１．２２の中央にレベルの変
動するビット同期点Ｌ−，Ｈ，Ｈ→Ｈ、Ｌの情報を含ん
でいる。

以下１本考案の動作について述べる。

第３図は信号解読回路１５の入力信号と入力検知タイミ
ング（以下、入力）に係わるビット２２の同期点ｄの場
合の本発明の動作説明図を示す。信号入力の検知はビッ
ト長の１４倍のサイクルで行なう。

入力ａでビット２２の立上クラ検出し、続く５ケ所の人
力すの多数決によってビット２２前半のレベルの判定を
行なう。ここで％Ｈルベルと判定した場合にはビット２
２のビット同期点Ｈ→Ｌの検出を行なう。すなわち人力
Ｃが１ＬＩレベルであればビット同期点Ｈ→Ｌは人力Ｃ
であり、人力Ｃが１Ｈ＃レベルであり、入力ｄが％Ｌｌ
レベルであればビット同期点Ｈ−，Ｌは入力ｄであり、
夫々人力ｃ、ｄともに％ＨＩレベルであればビット同期
点Ｈ−，Ｌは入力ｅとするとともにビット２２後半のレ
ベルはビット同期点Ｈ→Ｌに続く５ケ所の人力ｆの多数
決によって判定する。次のビット２２前半のレベルは前
のビット２２のビット同期点Ｈ，Ｌの人力ｄから数えて
８サイクルめからの５ケ所の入力ｇの多数決によって判
定し１次のビット２２のビット同期点Ｈ→Ｌは、前のビ
ット２２のビット同期点Ｈ４Ｌの人力ｄから数えて１３
サイクルめの人力り、１４サイクルめの人力ｉにより決
定する。すなわち次のビット２２前半のレベルが１Ｈｌ
の場合には入力りが％Ｌ＃のときはビット同期点Ｈ−，
Ｌはり、入力りが１Ｈ′で入力ｉが１ＬＩのときにはビ
ット同期点Ｈ→Ｌはｉ、入力り、ｉがともに％ＨＩのと
きにはｊｔそれぞれ次のビット２２のビット同期点Ｈ，
Ｌとする。次のビット２２の後半のレベルは次のビット
２２０ビット同期点Ｈ−，Ｌ（この場合人力ｉ）に続く
５ケ所の入力ｋにより判定する。同様の方法で第ｎビッ
トにおいてもレベルの判定、ビット同期点Ｈ−＋　Ｌの
検出及び補正全行なう。ただし、第ｎビットの受信中ビ
ットの前半と後半のレベルが等しいと判定し友場合には
ノイズの混入と判断して直ちに前のビット２２の受信時
期状態に復帰する。以上の受信判定法によれば、ビット
単位でビット同期点の補正を士／１４ビットの割合で行
なうため送信スピードと受信スピードがずれた場合でも
±７．１４％のずれまでは受信可能である。

第４図に送信信号のインパルス性ノイズが混入した場合
の送信部１及び受信部２の各部の波形等に係わる本発明
の動作説明図を示す。Ａは信号作成回路４の出力波形、
Ｂは屋内電力線９に発生したノイズが混入し、結合回路
１０によって受信される入力波形、　　Ｃ，Ｄ、Ｅは復
調回路１２．ローパスフィルタ１３．波形整形回路１４
の夫々の出力波形、Ｆは信号解読回路１５０ビット同期
点（Ｈ→Ｌ、　Ｌ→Ｈ）の判定タイミングを示す。出力
波形Ａの信号のレベルの変動点（即ち各ビットの同期点
Ｈ→Ｌ、Ｌ、Ｈ又は各ビットの区切点）から離れ九位置
にノイズ　　　、伊（ｎ−２又はｎ−３）が混入した入
力波形Ｂでは。

ノイズがローパスフィルタ１３によって除去され。

出力波形Ｅには現われない。しかし、前期同期点Ｈ−，
Ｌ、Ｌ、Ｈの附近の位置にノイズ（ｎ−１又はｎ−４）
が混入した波形Ｂではノイズが完全に除去されずに各入
力信号の立下り点、立上り点の変動として出力波形Ｅに
遅れたり進んだりした状態で現われる。しかし、このよ
うな変動に対してもビットごとにビット同期点Ｈ，Ｌ又
はり、Ｈの検出及び位置の補正を行なって極めて柔軟に
波形変動に追従する。さらに幅の広いノイズｎ−５に対
しても５ケ所の入力の多数決によって判定全行ない。

入力のノイズが６個所以下の時はノイズを信号解読回路
１５で多数決処理によって受信部２で受信出来る。また
実施例のビット構成では、第２図のようにピッ）２１．
２２の前半と後半がともに反転しない限り論理が反転し
ないため入力波形Ｂにおいて入力信号のパルス幅に近い
ノイズｎ　−６が混入した場合でも、ノイズの混入と判
断して受信部２での受信を中断でき、誤まったデータの
読み取りを防止する。

発明の効果 以上１本発明によれば電源同期信号が不要であるため送
受信回路が簡素化できる。且つ、入力信号のビットごと
にビット同期点の検出及び位置の補正を行なうため、信
号の送受信スピードを厳密に一致させる必要がない。ま
た送受信スピードの設定の変更を容易に行なうことがで
きる。

さらに、データの判定には３ケ所以上の信号レベルの多
数決によって行なうためインパルス性のノイズに対して
強いという利点を持っている。また、ビットの前半と後
半がともに反転しない限りデータの論理が反転しないた
め１幅の広いノイズに対しても容易にノイズの混入？検
出でき、誤まったデータを読み込むという誤動作を防止
する電力線搬送方式を得ることが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による電力線搬送方式の回路
のブロック図、第２図は同ピットの構成を説明するため
の概略図、第３図及び第４図は同上の動作説明図、第５
図は従来の電力線搬送方式の商用電源の波形及びこの波
形に同期して変形された搬送高周波よジなる動作説明図
である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 屋内電力線に送信部からデジタル信号よりなるデータを
   振幅変調した搬送高周波を重畳し、この搬送高周波を受
   信部にて受信する電力線搬送方式において、前記送信部
   （１）より出力信号各ビット（２１、２２）のほぼ中央
   に出力信号の信号レベル（Ｌ、Ｈ）が変動するビット同
   期点（Ｌ→Ｈ、Ｈ→Ｌ）を設けるとともにこのビット同
   期点（Ｌ→Ｈ、Ｈ→Ｌ）の検出及び位置の補正機能を受
   信部（２）に設け、前記信号レベル（Ｌ、Ｈ）の判定を
   夫々少なくとも３個所以上の信号レベルの検出結果の多
   数決により行なうことを特徴とする電力線搬送方式。