JPS61170958A - 磁気デイスク記憶装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、磁気ディスク回転停止時に、磁気ヘッドが磁
気ディスク上に接触して停止する、コンタクト・スター
ト／ストップ（以下Ｃ８／Ｓと略す）形磁気ディスク記
憶装置に関する。特に連続運転が必要な大容量磁気ディ
スク記憶装置に好適な磁気ディスク記憶装置に関する。

〔発明の背景〕

磁気ディスク記憶装置は、計算機の主要なオンラインフ
ァイルとして使われている。そのため磁気ヘッドが磁気
ディスクと摺動し、データを破壊するヘッド・クラッシ
ュの発生確率を極力低くする必要がある。

ヘッド・クラッシュの原因の１つに磁気ヘッドと磁気デ
ィスクの間に侵入する塵埃によるものがある。この原因
によるヘッド・クラッシュの発生確率は塵埃濃度を低く
すること、潤滑剤の使用により低下し、ヘッド浮動スペ
ーシングの短縮により増加することが、平野他により報
告されている。

（昭和５６年度電子通信学会総合全国大会予稿集ｐｉ−
１６９）、その報告では塵埃の侵入によるヘッド・クラ
ッシュの発生は磁気ヘッドの付着物の発生／成長の後に
起ることが明らかにされている。

しかし、従来の磁気ディスク記憶装置では電源投入後磁
気ディスクが回転を開始すると、計算機システムの使用
終了まで磁気ディスクは連続回転していた。従って、一
旦磁気ヘッドに付着物が発生すると長時間連続回転した
場合に成長し、ヘッド・クラッシュに至る可能性があっ
た。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、塵埃の侵入による磁気ヘッドへの付着
物の発生、成長しにくい、ヘッド・クラッシュ発生確率
の低い磁気ディスク記憶装置を提供することにある。

〔発明の概要〕

本発明では、磁気ディスクの回転を所定の期間毎に短時
間、計算時システム全体の動作に影響を与えない様に停
止させることにより上記した目的を達成する。

本発明は、磁気ディスクの回転の停止により、磁気ヘッ
ドが磁気ディスク面上に接触停止、再始動するため、磁
気ヘッド面上の少量の付着物は磁気ディスクに清掃され
除去されることが明らかとしたことによりなされた。

〔発明の実施例〕

以下本発明を第１図の実施例により説明する。

本実施例の磁気ディスク装置では、磁気ディスク、磁気
ディスクを固定した回転軸、磁気ヘッド、磁気ヘッドを
固定した移動機構を内部に持つヘッド・ディスク・アッ
センブリ（以下ＨＤＡと整す）１中の記録ディスク表面
に磁気ヘッドを用いて情報を記録再生する。ＨＤＡＩ中
の磁気ディスクはベルト２を介してモータ３により回転
駆動される。

モータ３はモータ駆動回路４からの電流により動作する
。モータ３には停止時間を短くするために電磁ブレーキ
を持ち、これもモータ間転開始時に開放、停止時にブレ
ーキ動作を行なう様モータ駆動回路により制御される。

モータ駆動回路４は、磁気ディスク記憶装置制御回路５
からのモータ回転制御信号３２によりモータ３を回転開
始、停止させる。

磁気ディスク記憶装置制御回路５は、手動回転スイッチ
４０あるいは磁気ディスク制御装置７からの磁気ディス
ク装置制御バスを通じた回転開始　　　　　−信号によ
り、ＨＤＡＩ中の磁気ディスクをモータ駆動回路４にモ
ータ回転開始信号を送ることにより回転を開始させる。

磁気ディスク記憶装置制御回路５は、モータ駆動回路４
からの磁気ディスク回転が一定速度以上に到達した信号
をモータ回転制御信号線３２を通して検出し、タイマ６
を始動する。タイマ６は、磁気ディスクが回転中はカウ
ントを続ける。従って回転開始からの連続回転時間をタ
イマ６により知ることができる。

磁気ディスク記憶装置制御袋ｗ５は、データ伝送線１０
、ＶＣＭ制御線２０により、ＨＤＡＩを磁気ディスク制
御袋Ｍ７を通して計算機本体（図示せず）から送られて
来る命令により動かす、磁気ディスク記憶装置制御装置
Ｅ５は更に、磁気ディスク装置動作状態表示線３１によ
り磁気ディスク装置が動作可能状態（ＲＥ（ＡＤＹ状１
ｒ！Ａ）にあるかどうか、および、磁気ディスク制御袋
ｆｆ１７からの命令を実行中（ＢＵＳＹ状態）にあるか
を磁気ディスク制御装置に知らせる。

タイマ６により、連続回転時間が別に設定した所定の時
間を超えたことを検出すると、磁気ディスク記憶装置制
御回路５は、磁気ディスク制御装置７からの命令をすべ
て実行し終ってから、磁気ディスク装置動作状態表示線
３１を通してＲＥＡＤＹ信号、ＢＵＳＹ信号を送り、磁
気ディスク制御装置７からの以後の命令を抑え、そのま
まの状態に保ってモータ停止信号をモータ駆動回路４に
送る。モータ３の停止に必要な時間（本装置では約３０
秒であった。）経過後、磁気ディスク記憶装置制御回路
５はモータ回転開始信号をモータ駆動回路４に送り、モ
ータ３を始動させる。そしてモータ３が所定の回転数に
到達した後、ＢＵＳＹ信号のみを解除する。またこの時
点で、タイマ６をリセットし。

再びＯからカウントを開始する。

従来の磁気ディスク装置では、磁気ディスクの回転が停
止すると、　ＲＥＡＤＹ信号が解除されるため。

計算機側から検出されてエラーとなっていたが、本発明
により計算機側に検出されること無く、磁気ディスクの
回転を停止することが可能となった。

本発明を用い、０．５μｍ以上の塵埃濃度が３×１０５
ケ／ｆｆ’の大気塵中で５時間ごとに回転を停止させた
所、連続回転では１００時間でヘツドクラッシュに至っ
たものが、７２０時間を経過してもヘッド・クラッシュ
を起さなかった。この回転停止までの時間は５時間に限
るわけではなく、装置の塵埃濃度、動作状態により変更
可能である。

特に計算機の使用状態を考えると、使用率の低下する夜
間に行なうことが好ましく、磁気ディスク記憶装置制御
回路５が、内部に２４時間の時計を持つあるいは計算機
本体側からの信号による等の手段で夜間１日に１回の停
止、再始動を行うことが望ましい、また、磁気ディスク
装置が多数台接続されている計算機システムでは、同時
には１〜少数台のみが停止する様に信号線またはシステ
ム側で動作させる事により、磁気ディスクの自動停止に
よる動作の低下を最少に止めることができる。

〔発明の効果〕

以上、要するに本発明によれば、従来不可避であった、
連続回転中の塵埃の侵入による磁気ヘッド面上の付着物
の発生を自動停止、再回転により清掃し、致命的なヘッ
ド・クラッシュの発生確率を大幅に低下させる事が可能
となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す図である。 １・・・ヘッド・ディスク・アッセンブリ、２・・・駆
動ベルト、３・・・駆動モータ、４・・・モータ駆動回
路、５・・・磁気ディスク記憶装置制御回路、６・・・
タイマ、７・・・磁気ディスク制御装置１．１０・・・
データ伝送線。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 磁気ディスクの回転停止時には、磁気ヘッドが磁気ディ
   スク面上に接触して静止する浮上形磁気ヘッドを用いる
   磁気ディスク記憶装置において、磁気ディスクの回転開
   始からの連続回転時間を知るための手段と、上記連続回
   転時間が所定の値を越えた時に磁気ディスクの回転を自
   動的に停止および再始動させるための手段とを持つこと
   を特徴とする磁気ディスク記憶装置。