JPS61167669A - 5−ベンジルヒダントインの製造方法 - Google Patents
5−ベンジルヒダントインの製造方法Info
- Publication number
- JPS61167669A JPS61167669A JP60007430A JP743085A JPS61167669A JP S61167669 A JPS61167669 A JP S61167669A JP 60007430 A JP60007430 A JP 60007430A JP 743085 A JP743085 A JP 743085A JP S61167669 A JPS61167669 A JP S61167669A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- benzylidenehydantoin
- benzylhydantoin
- catalyst
- hydrogen
- supported
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
イ、産業上の利用分野
本発明は5−ベンジルヒダントインの製造方法に関する
ものである。
ものである。
5−ベンジルヒダントインは各種有用化合物の合成中間
体として重要な化合物である0例えば、アルカリ加水分
解することにより、医薬・食品に有用なりL−フェニル
アラニンを得ることができる。
体として重要な化合物である0例えば、アルカリ加水分
解することにより、医薬・食品に有用なりL−フェニル
アラニンを得ることができる。
口、従来の技術及び問題点
5′−ベンジルヒダントインの従来の合成法としては、
(1)フェニルアセトアルデヒド、青化ソーダ、重炭酸
アンモニウムを原料とする Bucherer法、(特公昭5O−5702)(2)
ベンズアルデヒドとヒダントインを脱水縮合させて、5
−ベンジリデンヒダントインを得、次いで還元して5−
ベンジルヒダントインを得る方法。
アンモニウムを原料とする Bucherer法、(特公昭5O−5702)(2)
ベンズアルデヒドとヒダントインを脱水縮合させて、5
−ベンジリデンヒダントインを得、次いで還元して5−
ベンジルヒダントインを得る方法。
等の方法が知られている。
(1)のBucherer法は、原料のフェニルアセト
アルデヒドが高価であるうえに不安定であり、反応中に
重合物質が生成し、しかも粗製品は精製が必要である上
、精製が困難である等、工業的に不利な点が多い。
アルデヒドが高価であるうえに不安定であり、反応中に
重合物質が生成し、しかも粗製品は精製が必要である上
、精製が困難である等、工業的に不利な点が多い。
これに対し、(2)の方法は、工業的に安価なベンズア
ルデヒド、ヒダントインを原料とし、しかも高純度、高
品質で5−ベンジリデンヒダントインが容易に得られる
という点で有利な方法である。
ルデヒド、ヒダントインを原料とし、しかも高純度、高
品質で5−ベンジリデンヒダントインが容易に得られる
という点で有利な方法である。
5−ベンジリデンヒダントインの還元方法としては、
(ア)アルカリ性溶媒中で電解還元する方法(1,G、
Kiceleua:Elektrokhi*i7a、1
2,902−8(19(イ)ラネーニッケルを触媒とし
て高圧水添する方法(υSP 2,479,065(1
941) )等が知られているが、(ア)の方法では5
−ベンジリデンヒダントインのアルカリ分解が避けられ
ず、収率が高々80%止まりであり、(イ)の方法は7
00気圧余りの高圧を要する上、触媒量も多く、設備的
・経済的に不利である、という不備な点を有していた。
Kiceleua:Elektrokhi*i7a、1
2,902−8(19(イ)ラネーニッケルを触媒とし
て高圧水添する方法(υSP 2,479,065(1
941) )等が知られているが、(ア)の方法では5
−ベンジリデンヒダントインのアルカリ分解が避けられ
ず、収率が高々80%止まりであり、(イ)の方法は7
00気圧余りの高圧を要する上、触媒量も多く、設備的
・経済的に不利である、という不備な点を有していた。
ハ9問題点を解決するための手段
本発明者らは、鋭意検討の結果、活性炭を担体としたパ
ラジウムを触媒とすることにより、5−ペンジリデンヒ
ダントインに対し0.2〜2 wt%の触媒量、 5〜
15Kg/cm’の圧力下で定量的に5−ベンジルヒダ
ントインが得られることを見い出し、本発明を完成する
に至った。
ラジウムを触媒とすることにより、5−ペンジリデンヒ
ダントインに対し0.2〜2 wt%の触媒量、 5〜
15Kg/cm’の圧力下で定量的に5−ベンジルヒダ
ントインが得られることを見い出し、本発明を完成する
に至った。
本発明に使用する触媒は活性炭を担体とするパラジウム
であり、パラジウム担持量は2〜lO%。
であり、パラジウム担持量は2〜lO%。
好ましくは5%程度がよい、また、含水量であっても、
乾燥品であってもよい。
乾燥品であってもよい。
触媒量としては、5−ベンジリデンヒダントインに対し
0.2〜2wt%、好ましくは0.5〜5 wt%であ
る。これ以上だと経済的に不利であり、逆に少ないと十
分な反応速度が得られず実用的でない。
0.2〜2wt%、好ましくは0.5〜5 wt%であ
る。これ以上だと経済的に不利であり、逆に少ないと十
分な反応速度が得られず実用的でない。
水素圧は5〜15Kg/ctn’がよく、好ましくは8
〜10Kg/ c rn’である。圧力が高すぎると、
芳香環の水添等により5−ベンジルヒダントインの選択
率が低下し、逆に低すぎると十分な反応速度が得られな
い。
〜10Kg/ c rn’である。圧力が高すぎると、
芳香環の水添等により5−ベンジルヒダントインの選択
率が低下し、逆に低すぎると十分な反応速度が得られな
い。
反応温度は80〜120℃、好ましくは、80〜110
℃である。温度が高いと、5−ベンジルヒダントインの
選択率の低下を招き、逆に低いと、十分な反応速度が得
られない。
℃である。温度が高いと、5−ベンジルヒダントインの
選択率の低下を招き、逆に低いと、十分な反応速度が得
られない。
触媒としては一般にメタノール・エタノール等のアルコ
ール類が用いられるが、酢酸争ジオキサン等も使用でき
る。水の添加は5−ベンジリデンヒダントインの溶解度
を下げるので余り好ましくない。
ール類が用いられるが、酢酸争ジオキサン等も使用でき
る。水の添加は5−ベンジリデンヒダントインの溶解度
を下げるので余り好ましくない。
5−ベンジリデンヒダントインの濃度は5〜30wt%
、好ましくは10〜20wt%である。濃度が低いと生
産の効率が悪く、逆に高すぎるとスラリー濃度が大きく
なり、操作上困難である。
、好ましくは10〜20wt%である。濃度が低いと生
産の効率が悪く、逆に高すぎるとスラリー濃度が大きく
なり、操作上困難である。
反応時間は0.5〜3時間、好ましくは1〜2時間であ
る。長ずざると5−ベンジリデンヒダントインが更に水
添され収率の低下を招く。
る。長ずざると5−ベンジリデンヒダントインが更に水
添され収率の低下を招く。
二、実施例
以下、実施例において本発明について更に具体的に説明
する。但し、これらは単なる例示であり、本発明はこれ
らの例に何ら制限を受けない。
する。但し、これらは単なる例示であり、本発明はこれ
らの例に何ら制限を受けない。
実」1例」、
5−ベンジリデンヒダントイン7.52g (0,04
0mol)、メタノール50m1、及び5%Pd/C0
,075gを、撹はん機を備えた1001オートクレー
ヴ(sus316)に仕込み、系内を窒素及び水素でそ
れぞれ2回洗浄した後、水素を8Kg/Cm’封入し、
昇温した。90℃にて1時間反応させたところ、5−ベ
ンジルヒダントインが7.57 g (0,0398m
ol)生成していた。5−ベンジリデンヒダントイン基
準の収率89.6%であった。
0mol)、メタノール50m1、及び5%Pd/C0
,075gを、撹はん機を備えた1001オートクレー
ヴ(sus316)に仕込み、系内を窒素及び水素でそ
れぞれ2回洗浄した後、水素を8Kg/Cm’封入し、
昇温した。90℃にて1時間反応させたところ、5−ベ
ンジルヒダントインが7.57 g (0,0398m
ol)生成していた。5−ベンジリデンヒダントイン基
準の収率89.6%であった。
支ム皇」
、5−ベンジリデンヒダントイン7.52g (0,0
401101)、 xタノール50m1、及び5%Pd
/CO,040gを、撹はん機を備えた1001オート
クレーヴ(sus31B)に仕込み、系内を窒素及び水
素でそれぞれ2回洗浄した後、水素を10Kg/crn
’封入し、昇温した。100℃にて 1.5時間反応さ
せたところ。
401101)、 xタノール50m1、及び5%Pd
/CO,040gを、撹はん機を備えた1001オート
クレーヴ(sus31B)に仕込み、系内を窒素及び水
素でそれぞれ2回洗浄した後、水素を10Kg/crn
’封入し、昇温した。100℃にて 1.5時間反応さ
せたところ。
5−ベンジルヒダントインが7.52 g (0,03
98101)生成していた。5−ベンジリデンヒダント
イン基準の収率88.8%であった。
98101)生成していた。5−ベンジリデンヒダント
イン基準の収率88.8%であった。
ル11」
5−ベンジリデンヒダントイン7.52g (0,04
0mol)、メタノール501、及び5%Pd/G
O,010gを、撹はん機を備えた1001オートクレ
ーヴ(sus31B)に仕込み、系内を窒素及び水素で
それぞれ2回洗浄した後、水素を10Kg/crn’封
入し、昇温した。90’Cにて3.5時間反応させたと
ころ、5−ベンジルヒダントインが5.09 g (0
,0268so l)生成していた。5−ベンジリデン
ヒダントイン基準の収率67.0%であった。
0mol)、メタノール501、及び5%Pd/G
O,010gを、撹はん機を備えた1001オートクレ
ーヴ(sus31B)に仕込み、系内を窒素及び水素で
それぞれ2回洗浄した後、水素を10Kg/crn’封
入し、昇温した。90’Cにて3.5時間反応させたと
ころ、5−ベンジルヒダントインが5.09 g (0
,0268so l)生成していた。5−ベンジリデン
ヒダントイン基準の収率67.0%であった。
比10殊ヱ
5−ベンジリデンヒダントイン7.52g (0,04
0mol)、 メタノール501、及び5%Pd/G
O,075gを、撹はん機を備えた1001オート
クレーウ゛(SUS316)に仕込み、系内を窒素及び
水素でそれぞれ2回洗浄した後、水素を8Kg/cm’
封入し、昇温した。150℃にて1時間反応させたとこ
ろ、5−ベンジルヒダントインが8.47 g (0,
0340層01)生成していた。5−ベンジリデンヒダ
ントイン基準の収−J85.1%であった。
0mol)、 メタノール501、及び5%Pd/G
O,075gを、撹はん機を備えた1001オート
クレーウ゛(SUS316)に仕込み、系内を窒素及び
水素でそれぞれ2回洗浄した後、水素を8Kg/cm’
封入し、昇温した。150℃にて1時間反応させたとこ
ろ、5−ベンジルヒダントインが8.47 g (0,
0340層01)生成していた。5−ベンジリデンヒダ
ントイン基準の収−J85.1%であった。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 5−ベンジリデンヒダントインを、5−ベンジリデンヒ
ダントインに対し、0.2〜2wt%の活性炭を担体と
したパラジウムを触媒として、80〜120℃、5〜1
5Kg/cm^2の水素圧にて水添することを特徴とす
る 5−ベンジルヒダントインの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60007430A JPH0772180B2 (ja) | 1985-01-21 | 1985-01-21 | 5−ベンジルヒダントインの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60007430A JPH0772180B2 (ja) | 1985-01-21 | 1985-01-21 | 5−ベンジルヒダントインの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61167669A true JPS61167669A (ja) | 1986-07-29 |
JPH0772180B2 JPH0772180B2 (ja) | 1995-08-02 |
Family
ID=11665645
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60007430A Expired - Lifetime JPH0772180B2 (ja) | 1985-01-21 | 1985-01-21 | 5−ベンジルヒダントインの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0772180B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2479065A (en) * | 1945-09-06 | 1949-08-16 | Du Pont | Preparation of 5-benzylhydantoin |
JPS5124494A (ja) * | 1974-06-26 | 1976-02-27 | Kraftwerk Union Ag | |
JPS59161326A (ja) * | 1983-03-01 | 1984-09-12 | Toyo Eng Corp | アセトアルデヒドの製造法 |
-
1985
- 1985-01-21 JP JP60007430A patent/JPH0772180B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2479065A (en) * | 1945-09-06 | 1949-08-16 | Du Pont | Preparation of 5-benzylhydantoin |
JPS5124494A (ja) * | 1974-06-26 | 1976-02-27 | Kraftwerk Union Ag | |
JPS59161326A (ja) * | 1983-03-01 | 1984-09-12 | Toyo Eng Corp | アセトアルデヒドの製造法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0772180B2 (ja) | 1995-08-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR0127755B1 (ko) | 4-클로로-2.5-디메톡시아닐린의 제조방법 | |
CN106588738B (zh) | N-Boc-3-吡咯烷甲醛的合成方法 | |
JPS61167669A (ja) | 5−ベンジルヒダントインの製造方法 | |
JPS5925779B2 (ja) | 立体異性脂環ジアミンの異性化法 | |
CA1202982A (en) | Hydrogenation process | |
JPS63130588A (ja) | 2,4,5−トリアミノ−6−ヒドロキシピリミジンを製造する方法 | |
CN108299466A (zh) | 一种改进的度鲁特韦合成方法 | |
JPS62298552A (ja) | グリオキシル酸の製造方法 | |
JPS63297363A (ja) | 3−メチルインド−ル類の製造法 | |
JPS6256870B2 (ja) | ||
JPS60252463A (ja) | インド−ル類の製造方法 | |
JPH03204854A (ja) | 3−アミノ−1−ベンジルピロリジンの製造法 | |
JPH1112238A (ja) | 1−(β−ヒドロキシエチル)−2,5−ジアミノベンゼン又はその塩の製造法 | |
CN114920646A (zh) | 一种2-正丁基乙酰乙酸乙酯的新合成方法 | |
JPS5946274A (ja) | 2−アルキル−4−アミノ−5−アミノメチルピリミジンの製法 | |
CN115232058A (zh) | 一种格列齐特中间体1,2-环戊二甲酰胺的合成方法 | |
JPS59219253A (ja) | ヘキサメチレンジアミンの製造方法 | |
JPS6379879A (ja) | ヒダントイン類の製造方法 | |
JPS62135451A (ja) | 3−アミノ−2−シクロヘキセン−1−オンの製造法 | |
JPH01168649A (ja) | 2−(0−アミノフェニル)エタノールの製造法 | |
JP2004083495A (ja) | 2−アミノメチルピリミジン及びその塩の製造法 | |
JPH10204048A (ja) | 芳香族シアノメチルアミンの製造方法 | |
JPS62242651A (ja) | 2−(o−アミノフエニル)エタノ−ルの製造法 | |
JPH05255210A (ja) | テトラメチルジアミノポリオキシエチレンの製法 | |
JPS60260544A (ja) | 1,4−ジアミノブタンの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |