JPS61166714A - 後輪のサスペンシヨン制御装置 - Google Patents
後輪のサスペンシヨン制御装置Info
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- JPS61166714A JPS61166714A JP725085A JP725085A JPS61166714A JP S61166714 A JPS61166714 A JP S61166714A JP 725085 A JP725085 A JP 725085A JP 725085 A JP725085 A JP 725085A JP S61166714 A JPS61166714 A JP S61166714A
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- suspension
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- B60G17/00—Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load
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- B60G17/0165—Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load the regulating means comprising electric or electronic elements characterised by their responsiveness, when the vehicle is travelling, to specific motion, a specific condition, or driver input to an external condition, e.g. rough road surface, side wind
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2800/00—Indexing codes relating to the type of movement or to the condition of the vehicle and to the end result to be achieved by the control action
- B60G2800/90—System Controller type
- B60G2800/91—Suspension Control
- B60G2800/916—Body Vibration Control
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は車両の後輪のサスペンション制御装置に関し、
特に自動車の走行時、路面の凹凸を原因とする単発的な
ショックに有効な後輪のサスペンション制御装置に関す
るものでおる。
特に自動車の走行時、路面の凹凸を原因とする単発的な
ショックに有効な後輪のサスペンション制御装置に関す
るものでおる。
、 [従来の技術]
路面の状態あるいは車両の走行状態にあわせて、車両の
ショック・振動を防止したり、車両の操縦性・安定性を
保持するため、車輪と車体との間に設けられた各種サス
ペンション構成装置のばね定数、減衰力、ブツシュ特性
あるいはスタビライザ特性の変更制御が行なわれている
。例えば、路面状態に応じてサスペンション装置の空気
ばねのばね定数を変更するものに特開昭59−2663
8号公報、空気ばねの定数およびショックアブソーバの
減衰力の両者を変更するものに特開昭59−23712
号公報、ショックアブソーバの減衰力のみを変更するも
のに特開昭58−30542号公報、車高を変更するも
のに特開昭59−23713号公報、また、単にブツシ
ュの剛性を変更するものに実開昭59−132408@
公報、さらに、スタビライザ特性を変更するものに実開
昭59−129613号公報および実開昭59−135
213号公報に示すような方法が提案されている。
ショック・振動を防止したり、車両の操縦性・安定性を
保持するため、車輪と車体との間に設けられた各種サス
ペンション構成装置のばね定数、減衰力、ブツシュ特性
あるいはスタビライザ特性の変更制御が行なわれている
。例えば、路面状態に応じてサスペンション装置の空気
ばねのばね定数を変更するものに特開昭59−2663
8号公報、空気ばねの定数およびショックアブソーバの
減衰力の両者を変更するものに特開昭59−23712
号公報、ショックアブソーバの減衰力のみを変更するも
のに特開昭58−30542号公報、車高を変更するも
のに特開昭59−23713号公報、また、単にブツシ
ュの剛性を変更するものに実開昭59−132408@
公報、さらに、スタビライザ特性を変更するものに実開
昭59−129613号公報および実開昭59−135
213号公報に示すような方法が提案されている。
上記制御は、車高センサにより連続悪路走行であること
を検出したり、ブレーキランプスイッチやスロットルポ
ジションセンサによりノーズダイブ・ノーズアップを検
出したりした場合に、各種のサスペンション特性を変更
し、連続悪路走行における操縦性、安定性を維持したり
、ノーズダイブ・ノーズアップを防止したりするもので
ある。
を検出したり、ブレーキランプスイッチやスロットルポ
ジションセンサによりノーズダイブ・ノーズアップを検
出したりした場合に、各種のサスペンション特性を変更
し、連続悪路走行における操縦性、安定性を維持したり
、ノーズダイブ・ノーズアップを防止したりするもので
ある。
[発明が解決しようとする問題点]
ところが、上記従来の制御は、車高センサにて連続して
大きな変化を生じた場合に、初めて悪路走行と判断し、
全輪に設けられたサスペンションのばね定数を大きくし
たり、ショックアブソーバの減衰力を高めたりして所定
の効果を達成するものであった。しかし、他のショック
、例えば道路の目地や単発的な凹凸を乗り越える場合に
は、主に1回のショックを受けるのみで再度平坦部の走
行を行なうため、サスペンション特性は変更されていな
い。
大きな変化を生じた場合に、初めて悪路走行と判断し、
全輪に設けられたサスペンションのばね定数を大きくし
たり、ショックアブソーバの減衰力を高めたりして所定
の効果を達成するものであった。しかし、他のショック
、例えば道路の目地や単発的な凹凸を乗り越える場合に
は、主に1回のショックを受けるのみで再度平坦部の走
行を行なうため、サスペンション特性は変更されていな
い。
そのため、上記のような単発的な凹凸の場合、乗員にと
っては悪路走行と異なり、不快なショックが防止できず
、場合によっては操縦性・安定性も、凹凸通過以後、低
下するという問題点があった。
っては悪路走行と異なり、不快なショックが防止できず
、場合によっては操縦性・安定性も、凹凸通過以後、低
下するという問題点があった。
また、上記のような単発的な路面の凹凸に起因するショ
ックや振動は、該凹凸を有する路面を走行する車速の増
加に伴って増大する。このため、一定の規準を設定して
、路面の凹凸の程度を判定するサスペンション制御が可
能であるとしても、該規準に対して車速に応じた補正を
行わない場合は、特に高速走行時にサスペンション制御
の頻度が増し、操縦性・安定性を損うとともに、制御用
アクチュエータの耐久性に関しても不利になるという問
題点も考えられる。
ックや振動は、該凹凸を有する路面を走行する車速の増
加に伴って増大する。このため、一定の規準を設定して
、路面の凹凸の程度を判定するサスペンション制御が可
能であるとしても、該規準に対して車速に応じた補正を
行わない場合は、特に高速走行時にサスペンション制御
の頻度が増し、操縦性・安定性を損うとともに、制御用
アクチュエータの耐久性に関しても不利になるという問
題点も考えられる。
さらに、上記のような問題点が考えられるため、路面の
凹凸を検出する規準を設けるとしても、低速時の場合あ
るいは高速時の場合のいずれか一方に設定した場合、サ
スペンション設計時にサスペンション特性設定の自由度
が減るという問題点も考えられる。
凹凸を検出する規準を設けるとしても、低速時の場合あ
るいは高速時の場合のいずれか一方に設定した場合、サ
スペンション設計時にサスペンション特性設定の自由度
が減るという問題点も考えられる。
[問題点を解決するための手段]
本発明の上記問題点を解決するための手段を第1図に基
づいて説明する。第1図は本発明の基本概念を示す構成
図である。
づいて説明する。第1図は本発明の基本概念を示す構成
図である。
即ち、第1図に示すごとく、本発明は、車体aと後輪す
との間にサスペンションCを備えた車両の後輪のサスペ
ンション制tI装置において、 前輪dと車体aとの間隔を車高として検出する前輪車高
検出手段eと、 車両の速度を検出する車速検出手段fと、上記車高検出
手段eの検出値から得られる車高データが所定範囲外で
あるか否かを判定する判定手段qと、 上記判定手段qにより車高データが所定範囲外であると
判定されると後輪のサスペンション特性を変更する後輪
サスペンション特性変更手段りと、上記判定手段qの所
定範囲を上記車速検出手段fから得られる車速に対応し
て変更する変更手段iと、 ゛ を備えたことを特徴とする後輪のサスペンション制m装
置を要旨としたものである。
との間にサスペンションCを備えた車両の後輪のサスペ
ンション制tI装置において、 前輪dと車体aとの間隔を車高として検出する前輪車高
検出手段eと、 車両の速度を検出する車速検出手段fと、上記車高検出
手段eの検出値から得られる車高データが所定範囲外で
あるか否かを判定する判定手段qと、 上記判定手段qにより車高データが所定範囲外であると
判定されると後輪のサスペンション特性を変更する後輪
サスペンション特性変更手段りと、上記判定手段qの所
定範囲を上記車速検出手段fから得られる車速に対応し
て変更する変更手段iと、 ゛ を備えたことを特徴とする後輪のサスペンション制m装
置を要旨としたものである。
ここで前輪車高検出手段eは前輪dと車体aとの間隔を
検出し、車高とするものであり、この検出値から車高デ
ータかえられる。この車高データは、直前における平均
車高からの変位であったり、変位の速度あるいは加速度
、又は車高振動の振幅であったりする。本発明の場合は
、主に単発的な路面の凹凸を前輪にて車高データとして
捉えることになる。
検出し、車高とするものであり、この検出値から車高デ
ータかえられる。この車高データは、直前における平均
車高からの変位であったり、変位の速度あるいは加速度
、又は車高振動の振幅であったりする。本発明の場合は
、主に単発的な路面の凹凸を前輪にて車高データとして
捉えることになる。
車速検出手段fは車軸に連動して車速に応じた信号を出
力するものである。
力するものである。
判定手段9は車高の検出値から車高データを得るととも
に、後輪のサスペンション特性を維持するべき所定範囲
と、車高データとを比較して結果を出すものである。
に、後輪のサスペンション特性を維持するべき所定範囲
と、車高データとを比較して結果を出すものである。
サスペンション特性とは主にサスペンションのばね定数
、減衰力、ブツシュ特性、スタビライザ特性を言い、後
輪サスペンション特性変更手段りは、判定手段9の判定
結果が所定範囲外の車高データであると、これらばね定
数、減衰力、ブツシュ特性、スタビライザ特性を変更す
ることによって後輪のサスペンション特性を変更するも
のである。
、減衰力、ブツシュ特性、スタビライザ特性を言い、後
輪サスペンション特性変更手段りは、判定手段9の判定
結果が所定範囲外の車高データであると、これらばね定
数、減衰力、ブツシュ特性、スタビライザ特性を変更す
ることによって後輪のサスペンション特性を変更するも
のである。
変更手段iは上記車速検出手段fから車速データを得る
とともに、この車速に対応した車高の所定範囲を上記判
定手段に指令するものである。
とともに、この車速に対応した車高の所定範囲を上記判
定手段に指令するものである。
[作用]
次に本発明の作用を第2図(イ)、(ロ)および(ハ)
とともに説明する。第2図(イ)は自動車jが凸部Qを
有する路面kを速度Vで走行している状態の模式図でお
る。第2図(ロ)は、車速Vとサスペンション装置のシ
ョックアブソーバピストン上下動速度Vp=h/lの関
係を示した図である。また、第2図(ハ)は、路面上の
同一の凹部を車両が低速で通過した場合と高速で通過し
た場合の前輪車高の変化の相違を示した図である。
とともに説明する。第2図(イ)は自動車jが凸部Qを
有する路面kを速度Vで走行している状態の模式図でお
る。第2図(ロ)は、車速Vとサスペンション装置のシ
ョックアブソーバピストン上下動速度Vp=h/lの関
係を示した図である。また、第2図(ハ)は、路面上の
同一の凹部を車両が低速で通過した場合と高速で通過し
た場合の前輪車高の変化の相違を示した図である。
第2図(ロ)に示すように、車速Vが増加するに従い、
サスペンションのショックアブソーバピストンの上下動
速度は増加する。すなわち、同一路面を、走行する場合
、車速の増加に伴って車高の変化も増大する。第2図(
ハ)に示すように、路面の同一凹部を通過する場合の前
輪車高の変化は、車高検出時間tsを一定とすると、低
速時はHQであるのに対し高速時はHhとなる。ここに
おいてHh>HQである。従って障害物判定車高は車速
の増加に伴って増加させるものとする。
サスペンションのショックアブソーバピストンの上下動
速度は増加する。すなわち、同一路面を、走行する場合
、車速の増加に伴って車高の変化も増大する。第2図(
ハ)に示すように、路面の同一凹部を通過する場合の前
輪車高の変化は、車高検出時間tsを一定とすると、低
速時はHQであるのに対し高速時はHhとなる。ここに
おいてHh>HQである。従って障害物判定車高は車速
の増加に伴って増加させるものとする。
第2図(イ)に示すように、自動車jが路面kを走行中
に、前輪dが凸部Ωに乗り上げる。すると、前輪車高検
出手段eによりこの場合の車高変化データが与えられる
。一方、車速検出手段fにより該凸部Q通過時の車速V
が検出され変更手段iに車速データが送られる。変更手
段iでは、上記したような理由により、車速■に対応し
た障害物判定車高を演算し、判定手段qに出力する。判
定手段qでは、上記した車高データと、同じく上記した
障害物判定車高とを比較し、車高データが障害物判定車
高を越えている場合は、後輪サスペンション特性変更手
段りに対して後輪サスペンション特性を変更するように
指令する。これにより、後輪サスペンション特性変更手
段りが駆動し、後輪サスペンション装置Cのサスペンシ
ョン特性が切り替えられる。この切り替え動作は、前輪
dが凸部Qに乗り上げ始めてから後輪すが該凸部Ωに到
達する以前に完了する。このため、後輪すは、そのサス
ペンション特性を変更された状態で凸部Qに乗り上げる
。このため、乗り心地または操縦性・安定性の向上が図
れる。
に、前輪dが凸部Ωに乗り上げる。すると、前輪車高検
出手段eによりこの場合の車高変化データが与えられる
。一方、車速検出手段fにより該凸部Q通過時の車速V
が検出され変更手段iに車速データが送られる。変更手
段iでは、上記したような理由により、車速■に対応し
た障害物判定車高を演算し、判定手段qに出力する。判
定手段qでは、上記した車高データと、同じく上記した
障害物判定車高とを比較し、車高データが障害物判定車
高を越えている場合は、後輪サスペンション特性変更手
段りに対して後輪サスペンション特性を変更するように
指令する。これにより、後輪サスペンション特性変更手
段りが駆動し、後輪サスペンション装置Cのサスペンシ
ョン特性が切り替えられる。この切り替え動作は、前輪
dが凸部Qに乗り上げ始めてから後輪すが該凸部Ωに到
達する以前に完了する。このため、後輪すは、そのサス
ペンション特性を変更された状態で凸部Qに乗り上げる
。このため、乗り心地または操縦性・安定性の向上が図
れる。
[実施例」
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。
。
第3図は本発明の第1実施例である、エアサスペンショ
ンを用いた自動車の後輪のサスペンション制@装置を示
す。
ンを用いた自動車の後輪のサスペンション制@装置を示
す。
HlRは自動車の右前輪と車体との間に設けられた右前
輪車高センサを表わし、車輪の動きに追従する右のサス
ペンションアームと車体との間隔を検出している。Hl
Lは左前輪と車体との間に設けられた左前輪車高センサ
を表わし、左のサスペンションアームと車体との間隔を
検出している。
輪車高センサを表わし、車輪の動きに追従する右のサス
ペンションアームと車体との間隔を検出している。Hl
Lは左前輪と車体との間に設けられた左前輪車高センサ
を表わし、左のサスペンションアームと車体との間隔を
検出している。
車高センサHIR,H1Lの短円筒状の本体1Ra、1
Laは車体側に固定され、該本体1Ra。
Laは車体側に固定され、該本体1Ra。
ILaの中心軸から略直角方向にリンク1Rb。
11bが設けられている。、該リンク1Rb、1LLb
の他端にはターンバックルIRC,ILCが回動自在に
取り付けられており、更に該ターンバックルIRc、1
Lcの他端はサスペンションアームの一部に回動自在に
取り付けられている。
の他端にはターンバックルIRC,ILCが回動自在に
取り付けられており、更に該ターンバックルIRc、1
Lcの他端はサスペンションアームの一部に回動自在に
取り付けられている。
なお、車高センサHIR,H11の本体部には、その中
心軸の回転に応じて電気抵抗値が変化し、車高変化を電
圧の変化として取り出せるポテンショメータが内蔵され
ている。また、車高センサH1R,HILとしては、本
実施例では、上記方式のものを使用したが、この他、本
体内部にフォトインタラプタを複数個配設し、車高セン
サ中心軸と同軸のスリットを有するディスクプレートが
車高の変化に応じてフォトインタラプタを0N10FF
させることにより車高を検出する方式のものを使用して
もよい。
心軸の回転に応じて電気抵抗値が変化し、車高変化を電
圧の変化として取り出せるポテンショメータが内蔵され
ている。また、車高センサH1R,HILとしては、本
実施例では、上記方式のものを使用したが、この他、本
体内部にフォトインタラプタを複数個配設し、車高セン
サ中心軸と同軸のスリットを有するディスクプレートが
車高の変化に応じてフォトインタラプタを0N10FF
させることにより車高を検出する方式のものを使用して
もよい。
S2Rはエアサスペンション(空気ばね式サスペンショ
ン)を表わす。該エアサスペンションS2Rは右後輪の
図示しないサスペンションアームと車体との問(図示し
ない懸架ばねと並行して設けられている。該エアサスペ
ンションS2Rは主にショックアブソーバ52RC,主
空気1s2Ra、副空気室52Rb、アクチュエータA
2Rとからなり、空気ばね機能、車高調整機能及びショ
ックアブソーバ機能を兼ね備えている。又S1R。
ン)を表わす。該エアサスペンションS2Rは右後輪の
図示しないサスペンションアームと車体との問(図示し
ない懸架ばねと並行して設けられている。該エアサスペ
ンションS2Rは主にショックアブソーバ52RC,主
空気1s2Ra、副空気室52Rb、アクチュエータA
2Rとからなり、空気ばね機能、車高調整機能及びショ
ックアブソーバ機能を兼ね備えている。又S1R。
S1L、S2Lも同様なエアサスペンションを表わし、
エアサスペンションS2Lは左後輪に、エアサスペンシ
ョンS1Rは右前輪に、エアサスペンションSILは左
前輪に各々対応して設けられている。
エアサスペンションS2Lは左後輪に、エアサスペンシ
ョンS1Rは右前輪に、エアサスペンションSILは左
前輪に各々対応して設けられている。
第4図にエアサスペンションS2Rの主要部の構成例を
示す。他のエアサスペンションSIR。
示す。他のエアサスペンションSIR。
S1L、S2Lも全く同様な構成である。
本エアサスペンションS2Rは、第4図に示されている
ように、従来よく知られた°ピストン、シリンダから成
るショックアブソーバ52RCと、ショックアブソーバ
52Rcに関連して設けられた空気ばね装置14とを含
む。
ように、従来よく知られた°ピストン、シリンダから成
るショックアブソーバ52RCと、ショックアブソーバ
52Rcに関連して設けられた空気ばね装置14とを含
む。
ショック7ブソーバ52Rc (緩衝器〉のシリンダ1
2aの下端には、車軸(図示せず)が支承されており、
シリンダ12a内に滑動可能に配置されたピストン(図
示せず)から伸長するピストンロッド12bの上端部に
は、該ピストンロッド12bを車体16に弾性支持する
ための筒状弾性組立体18が設けられている。図示の例
では、ショックアブソーバ52RCは、前記ピストンに
設けられた弁機能を操作することによって減衰力の調整
が可能な従来よく知られた減衰力可変緩衝器であり、減
衰力を調整するためのコントロールロッド20がシール
部材22を介して液密的にかつ回転可能にピストンロッ
ド12b内に配置されている。
2aの下端には、車軸(図示せず)が支承されており、
シリンダ12a内に滑動可能に配置されたピストン(図
示せず)から伸長するピストンロッド12bの上端部に
は、該ピストンロッド12bを車体16に弾性支持する
ための筒状弾性組立体18が設けられている。図示の例
では、ショックアブソーバ52RCは、前記ピストンに
設けられた弁機能を操作することによって減衰力の調整
が可能な従来よく知られた減衰力可変緩衝器であり、減
衰力を調整するためのコントロールロッド20がシール
部材22を介して液密的にかつ回転可能にピストンロッ
ド12b内に配置されている。
空気ばね装置14は、ピストンロッド12bの貫通を許
す開口24が設けられた底部26aおよび該底部の縁部
分から立ち上がる周壁部26bを備える周壁部材26と
、該周壁部材26を覆って配置されかつ車体に固定され
る上方ハウジング部材28aと、該ハウジング部材28
aの下端部に接続された下端開放の下方ハウジング部材
28bと、該下方ハウジング部材28bの下端を閉鎖す
る弾性部材から成るダイヤフラム30とにより規定され
たチャンバ32を有する。チャンバ32は、前記周壁部
材の底部26a1.:設けられた前記開口24に対応す
る開口34を有しかつ前記底部26aに固定された隔壁
部材36により、下方の主空気室52Raおよび上方の
副空気室52Rbに区画されており、両室52Raおよ
び52Rbには圧縮空気が充填されている。隔壁部材3
6には、シリンダ12aの上端に当接可能の従来よく、
知られた緩衝ゴム40が設けられており、該緩衝ゴム4
0には、前記両開口24および34を主空気室52Ra
に連通するための通路42が形成されている。
す開口24が設けられた底部26aおよび該底部の縁部
分から立ち上がる周壁部26bを備える周壁部材26と
、該周壁部材26を覆って配置されかつ車体に固定され
る上方ハウジング部材28aと、該ハウジング部材28
aの下端部に接続された下端開放の下方ハウジング部材
28bと、該下方ハウジング部材28bの下端を閉鎖す
る弾性部材から成るダイヤフラム30とにより規定され
たチャンバ32を有する。チャンバ32は、前記周壁部
材の底部26a1.:設けられた前記開口24に対応す
る開口34を有しかつ前記底部26aに固定された隔壁
部材36により、下方の主空気室52Raおよび上方の
副空気室52Rbに区画されており、両室52Raおよ
び52Rbには圧縮空気が充填されている。隔壁部材3
6には、シリンダ12aの上端に当接可能の従来よく、
知られた緩衝ゴム40が設けられており、該緩衝ゴム4
0には、前記両開口24および34を主空気室52Ra
に連通するための通路42が形成されている。
周壁部26bで副空気室52Rbの内周壁部を規定する
周壁部材26の内方には、前記筒状弾性組立体′1.8
がピストンロッド12bを取り拳いて配置されてあり、
この筒状弾性組立体18に雨空気室52Raおよび52
Rbの連通を制御するバルブ装置44が設けられている
。
周壁部材26の内方には、前記筒状弾性組立体′1.8
がピストンロッド12bを取り拳いて配置されてあり、
この筒状弾性組立体18に雨空気室52Raおよび52
Rbの連通を制御するバルブ装置44が設けられている
。
前記筒状組立体18は、互いに同心的に配置された外筒
18a、筒状弾性体18bおよび内筒18Cとを備え、
筒状弾性部材18bは両筒18aおよび18bに固着さ
れている。前記筒状組立体18の外筒18aは、上方ハ
ウジング部材28aを介して前記車体に固定された前記
周壁部材26の周壁部26bに圧入されている。また、
前記内筒18Gにはピストンロッド12bの貫通を許す
前記バルブ装置44の弁数容体44aが固定されており
、ピストンロッド12bは前記弁数容体44aに固定さ
れていることから、ピストンロッド12bは前記筒状弾
性組立体18を介して前記車体に弾性支持される。外筒
18aおよび周壁部2 −6b間は環状のエアシール部
材46によって密閉されてあり、ピストンロッド12b
と前記回収容体44aとの間は環状のエアシール部材4
8によって密閉されている。また内筒18Gと回収容体
44aとの間は環状のエアシール部+450によって密
閉されている。
18a、筒状弾性体18bおよび内筒18Cとを備え、
筒状弾性部材18bは両筒18aおよび18bに固着さ
れている。前記筒状組立体18の外筒18aは、上方ハ
ウジング部材28aを介して前記車体に固定された前記
周壁部材26の周壁部26bに圧入されている。また、
前記内筒18Gにはピストンロッド12bの貫通を許す
前記バルブ装置44の弁数容体44aが固定されており
、ピストンロッド12bは前記弁数容体44aに固定さ
れていることから、ピストンロッド12bは前記筒状弾
性組立体18を介して前記車体に弾性支持される。外筒
18aおよび周壁部2 −6b間は環状のエアシール部
材46によって密閉されてあり、ピストンロッド12b
と前記回収容体44aとの間は環状のエアシール部材4
8によって密閉されている。また内筒18Gと回収容体
44aとの間は環状のエアシール部+450によって密
閉されている。
前記回収容体44aには、ピストンロッド12bと並行
に伸長する両端開放の穴52が形成されており、該穴内
にはロータリ弁44bが回転可能に収容されている。前
記弁体44bは、前記穴52の下端部に配置された下方
位置決めリング54aに当接可能の本体部分56aと、
該本体部分から前記筒状弾性組立体18の上方へ突出す
る小径の操作部56bとを備える。前記穴52の上端部
には、下方位置決めリング54aと協働して前記弁体4
4bの穴52からの脱落を防止する上方位置決めリング
54bが配置されており、該上方位置決めリング54b
と本体部分との間には、穴52を密閉するための内方エ
アシール部材58aおよび外方エアシール部材58bを
有する環状のシールベース60が配置されている。また
、シール噛− べ−ス60と弁体44bの本体部分56aとの間には、
空気圧によって前記弁体の本体部分56aがシールベー
ス60に押圧されたとき前記弁体44bの回転運動を円
滑にするための摩擦低減部材62が配置されている。
に伸長する両端開放の穴52が形成されており、該穴内
にはロータリ弁44bが回転可能に収容されている。前
記弁体44bは、前記穴52の下端部に配置された下方
位置決めリング54aに当接可能の本体部分56aと、
該本体部分から前記筒状弾性組立体18の上方へ突出す
る小径の操作部56bとを備える。前記穴52の上端部
には、下方位置決めリング54aと協働して前記弁体4
4bの穴52からの脱落を防止する上方位置決めリング
54bが配置されており、該上方位置決めリング54b
と本体部分との間には、穴52を密閉するための内方エ
アシール部材58aおよび外方エアシール部材58bを
有する環状のシールベース60が配置されている。また
、シール噛− べ−ス60と弁体44bの本体部分56aとの間には、
空気圧によって前記弁体の本体部分56aがシールベー
ス60に押圧されたとき前記弁体44bの回転運動を円
滑にするための摩擦低減部材62が配置されている。
前記筒状弾性組立体18の下方には前記開口24.34
6よび緩衝ゴム40の通路42を経て主空気室52Ra
に連通するチャンバ64が形成されており、前記弁体4
4bの前記本体部分56aには、チャンバ64に開放す
る凹所66が形成されている。また前記本体部分56a
には、該本体部分を直径方向へ貫通して前記凹所66を
横切る連通路68が形成されている。
6よび緩衝ゴム40の通路42を経て主空気室52Ra
に連通するチャンバ64が形成されており、前記弁体4
4bの前記本体部分56aには、チャンバ64に開放す
る凹所66が形成されている。また前記本体部分56a
には、該本体部分を直径方向へ貫通して前記凹所66を
横切る連通路68が形成されている。
前記弁体56aを受は入れる回収容体56bには、第5
図に明確に示されているように、一端が連通路68にそ
れぞれ連通可能の一対の通気路70が設けられており、
該通気路は弁体44bの外周面へ向けてほぼ同一平面上
を穴52の直径方向外方へ伸長し、各通気路70の他端
は座孔72で回収容体44aの前記外周面に開放する。
図に明確に示されているように、一端が連通路68にそ
れぞれ連通可能の一対の通気路70が設けられており、
該通気路は弁体44bの外周面へ向けてほぼ同一平面上
を穴52の直径方向外方へ伸長し、各通気路70の他端
は座孔72で回収容体44aの前記外周面に開放する。
また、穴52の周方向における一対の通気路70間には
、一端が連通路68に連通可能の通気路74が前記通気
路70とほぼ同一平面上を回収容体44aの前記外周面
へ向けて伸長する。通気路74の直径は通気路70のそ
れに比較して小径であり、通気路74の他端は座孔75
で回収容体44aの前記外周面に開放する。前記回収容
体44aの前記外周面を覆う内筒18cの内周面には、
前記通気路70および74の各座孔72.75を連通す
べく回収容体44aの前記外周面を取り巻く環状の凹溝
76が形成されている。
、一端が連通路68に連通可能の通気路74が前記通気
路70とほぼ同一平面上を回収容体44aの前記外周面
へ向けて伸長する。通気路74の直径は通気路70のそ
れに比較して小径であり、通気路74の他端は座孔75
で回収容体44aの前記外周面に開放する。前記回収容
体44aの前記外周面を覆う内筒18cの内周面には、
前記通気路70および74の各座孔72.75を連通す
べく回収容体44aの前記外周面を取り巻く環状の凹溝
76が形成されている。
前記内筒18Gには、環状の空気路を形成する前記凹溝
76に開放する開ロア8が形成されており、前記筒状弾
性部材18bには前記開ロア8に対応して該弾性部材の
径方向外方へ伸長する貫通孔80が形成されている。ま
た、各貫通孔80は外筒18aに設けられた開口82を
経て外筒18aの外周面に開放する。従って、前記開ロ
ア8゜82および貫通孔80は、前記通気路70に対応
して設けられかつ前記筒状弾性組立体18を貫通する空
気通路を規定する。
76に開放する開ロア8が形成されており、前記筒状弾
性部材18bには前記開ロア8に対応して該弾性部材の
径方向外方へ伸長する貫通孔80が形成されている。ま
た、各貫通孔80は外筒18aに設けられた開口82を
経て外筒18aの外周面に開放する。従って、前記開ロ
ア8゜82および貫通孔80は、前記通気路70に対応
して設けられかつ前記筒状弾性組立体18を貫通する空
気通路を規定する。
前記開ロア8.82および貫通孔80を前記副空気至5
2Rbに連通すべく、前記外筒18aを覆う前記周壁部
材の周壁部26bの外周面には、前記副空気is 2
Rbに開放する複数の開口84が周方向へ等間隔をおい
て設けられている。全ての開口84と前記開ロア8.8
2および貫通孔80とを連通すべく、前記外筒18aの
外周面には、開口82が開放する部分で前記外筒を取り
巻く環状の凹溝86が形成されてあり、環状の空気路を
形成する該凹1M86に前記開口84が開/itする。
2Rbに連通すべく、前記外筒18aを覆う前記周壁部
材の周壁部26bの外周面には、前記副空気is 2
Rbに開放する複数の開口84が周方向へ等間隔をおい
て設けられている。全ての開口84と前記開ロア8.8
2および貫通孔80とを連通すべく、前記外筒18aの
外周面には、開口82が開放する部分で前記外筒を取り
巻く環状の凹溝86が形成されてあり、環状の空気路を
形成する該凹1M86に前記開口84が開/itする。
第5図に示す例では、前記開ロア8.82および貫通孔
8Qは、回収容体44aの2つの通気路70に対応して
設けられているが、内筒18cと回収容体44aとの間
には前記通気路70および74が連通する環状の前記空
気路76が形成されていることから、前記弾性部材18
bの周方向の所望の位置に前記空気路を形成することが
できる。
8Qは、回収容体44aの2つの通気路70に対応して
設けられているが、内筒18cと回収容体44aとの間
には前記通気路70および74が連通する環状の前記空
気路76が形成されていることから、前記弾性部材18
bの周方向の所望の位置に前記空気路を形成することが
できる。
再び第4図を参照するに、ピストンロッド12bの上端
部には、ショックアブソーバ52Rcの減衰力を調整す
るためのコントロールロッド20および前記バルブ装置
44の弁体44bを回転操作するための従来よく知られ
たアクチュエータA2Rが出ブられており、このアクチ
ュエータA2Rによって前記弁体44bが回転操作され
る。
部には、ショックアブソーバ52Rcの減衰力を調整す
るためのコントロールロッド20および前記バルブ装置
44の弁体44bを回転操作するための従来よく知られ
たアクチュエータA2Rが出ブられており、このアクチ
ュエータA2Rによって前記弁体44bが回転操作され
る。
本エアザスペンションS2Rは上述のごとく構成されて
いることにより、次のような作用をなす。
いることにより、次のような作用をなす。
先ず、前記弁体44bが第5図に示されているような閉
鎖位置すなわち前記弁体の連通路68が前記弁数容体4
4aのいずれの通気路70および74にも連通しない位
置に保持されると°、副空気室52Rbおよび主空気室
32Raの連通が断たれることから、これにより前記サ
スペンションS2Rのばね定数は大きな値に設定される
。
鎖位置すなわち前記弁体の連通路68が前記弁数容体4
4aのいずれの通気路70および74にも連通しない位
置に保持されると°、副空気室52Rbおよび主空気室
32Raの連通が断たれることから、これにより前記サ
スペンションS2Rのばね定数は大きな値に設定される
。
また、アクチュエータA2Rにより前記弁体の連通路6
8が前記弁数容体44aの大径の通気路70に連通する
位置に操作されると、主空気室52Raは、該空気室に
連通ずる前記連通路68、大径の通気路70、前記弾性
組立体18の前記開ロア8、貫通孔80および開口82
および84を経て、副空気’[32Rbに連通すること
から、前記サスペンションS2Rのばね定数は小さな値
に設定される。
8が前記弁数容体44aの大径の通気路70に連通する
位置に操作されると、主空気室52Raは、該空気室に
連通ずる前記連通路68、大径の通気路70、前記弾性
組立体18の前記開ロア8、貫通孔80および開口82
および84を経て、副空気’[32Rbに連通すること
から、前記サスペンションS2Rのばね定数は小さな値
に設定される。
また、アクチュエータA2Rの調整により航記弁体44
bの連通路68が前記弁数容体44aの小径の通気路7
4に連通する位置に操作されると、主空気室52Raは
、該主空気室52Raに連通する前記連通路68、小径
の通気路74、前記空気路76、前記弾性組立体18の
前記開ロア8、貫通孔80,1−;よび開口82および
開口84を経て、副空気室52Rbに連通ずる。前記小
径の通気路74は大径の通気路70に比較して大きな空
気抵抗を与えることから、前記サスペンションS2Rの
ばね定数は中間の値に設定される。
bの連通路68が前記弁数容体44aの小径の通気路7
4に連通する位置に操作されると、主空気室52Raは
、該主空気室52Raに連通する前記連通路68、小径
の通気路74、前記空気路76、前記弾性組立体18の
前記開ロア8、貫通孔80,1−;よび開口82および
開口84を経て、副空気室52Rbに連通ずる。前記小
径の通気路74は大径の通気路70に比較して大きな空
気抵抗を与えることから、前記サスペンションS2Rの
ばね定数は中間の値に設定される。
再度、第3図に戻り、10は各エアサスペンションSI
L、S1R,S2L、S2Rの各空気ばねに連通する圧
縮空気給排系を表わし、モータ10aによりコンプレッ
サ10bを作動させ、圧縮空気を発生させている。この
圧縮空気は逆止め弁10Gを介してエアドライヤ10d
に導かれる。
L、S1R,S2L、S2Rの各空気ばねに連通する圧
縮空気給排系を表わし、モータ10aによりコンプレッ
サ10bを作動させ、圧縮空気を発生させている。この
圧縮空気は逆止め弁10Gを介してエアドライヤ10d
に導かれる。
逆止め弁10Cはコンプレッサ10bからエアドライヤ
10dに向かう方向を順方向としている。
10dに向かう方向を順方向としている。
エアドライヤ10dは各エアサスペンションS1L、S
IR,S2L、S2Rに供給される圧縮空気を乾燥させ
、空気配管や各エアサスペンションS1L、S1R,S
2L、S2Rの構成部品を湿気から保護するとともに、
各エアサスペンションS1L、SIR,S2L、S2R
の主空気室51La、51Ra、52La、52Raお
よび副空気室51Lb、51Rb、52Lb、52Rb
内部での水分の相変化に伴う圧力異常を防止している。
IR,S2L、S2Rに供給される圧縮空気を乾燥させ
、空気配管や各エアサスペンションS1L、S1R,S
2L、S2Rの構成部品を湿気から保護するとともに、
各エアサスペンションS1L、SIR,S2L、S2R
の主空気室51La、51Ra、52La、52Raお
よび副空気室51Lb、51Rb、52Lb、52Rb
内部での水分の相変化に伴う圧力異常を防止している。
固定絞り付逆止め弁10eの逆止め弁はコンプレッサ1
0bから各エサスペンションS1L。
0bから各エサスペンションS1L。
S1R,S2L、S2Rに向かう方向を順方向としてい
る。該固定絞り付逆止め弁10eは、圧縮空気供給時に
は逆止め弁部分が開き、圧縮空気排出時には逆止め部分
が閉じ、固定絞り部分のみから排出される。排気バルブ
用弁10fは2ボ一ト2位置スプリングオフセット型電
磁弁である。該排気バルブ用弁10fは、通常は第3図
に示す位置にあり、遮断状態となっているが、エアナス
ペンションS1L、S1R,S2L、S2Rからの圧縮
空気排出時には、第3図の右側の位置に示す連通状態に
切り換えられ、固定絞り付逆止め弁1Qeおよびエアド
ライヤ10dを介して圧縮空気を大気中に放出する。
る。該固定絞り付逆止め弁10eは、圧縮空気供給時に
は逆止め弁部分が開き、圧縮空気排出時には逆止め部分
が閉じ、固定絞り部分のみから排出される。排気バルブ
用弁10fは2ボ一ト2位置スプリングオフセット型電
磁弁である。該排気バルブ用弁10fは、通常は第3図
に示す位置にあり、遮断状態となっているが、エアナス
ペンションS1L、S1R,S2L、S2Rからの圧縮
空気排出時には、第3図の右側の位置に示す連通状態に
切り換えられ、固定絞り付逆止め弁1Qeおよびエアド
ライヤ10dを介して圧縮空気を大気中に放出する。
VlL、VlR,V2L、V2Rは、車高調整機能を果
たす空気ばね給排気バルブであり、それぞれ各エアサス
ペンションS1L、S1R,32L、S2Rと前述した
圧縮空気給排系10との間に配設されている。該空気ば
ね給排バルブV1L。
たす空気ばね給排気バルブであり、それぞれ各エアサス
ペンションS1L、S1R,32L、S2Rと前述した
圧縮空気給排系10との間に配設されている。該空気ば
ね給排バルブV1L。
VIR,V2L、V2Rは2ボ一ト2位置スプリングオ
フセット型電磁弁であり、通常は第3図に示す位置にあ
り、遮断状態となっているが、車高調整を行う場合は、
第3図の上側に示す連通状態に切り換えられる。すなわ
ち、空気ばね給排気バ/L、’7V1L、VIR,V2
L、V2Rを連通状態にすると、各エアサスペンション
の主空気室51La、51Ra、52La、52Raと
圧縮空気給排系10との間で給排気が可能となる。圧縮
空気給排系10から給気すると、上記各主空気室51L
a、51Ra、52La、52Raの容積が増加して車
高が高くなる。また、車両の自重により排気すれば、各
主空気室51La、51Ra。
フセット型電磁弁であり、通常は第3図に示す位置にあ
り、遮断状態となっているが、車高調整を行う場合は、
第3図の上側に示す連通状態に切り換えられる。すなわ
ち、空気ばね給排気バ/L、’7V1L、VIR,V2
L、V2Rを連通状態にすると、各エアサスペンション
の主空気室51La、51Ra、52La、52Raと
圧縮空気給排系10との間で給排気が可能となる。圧縮
空気給排系10から給気すると、上記各主空気室51L
a、51Ra、52La、52Raの容積が増加して車
高が高くなる。また、車両の自重により排気すれば、各
主空気室51La、51Ra。
52La、52Raの容積が減少して車高が低くなる。
一方、上記空気ばね給排気バルブを遮断状態とすると、
車高はその時点の車高に維持される。
車高はその時点の車高に維持される。
このように、前述した圧縮空気給排気系の排気バルブ用
弁10fと上記の各空気ばね給排気パル7V1L、Vl
R,V2L、V2Rの連通・遮断制御を行うことにより
、各エアサスペンションS1L、SIR,S2L、S2
Rの主空気室51La、51Ra、52La、52Ra
の容積を変更して、車高調整を行うことが可能である。
弁10fと上記の各空気ばね給排気パル7V1L、Vl
R,V2L、V2Rの連通・遮断制御を行うことにより
、各エアサスペンションS1L、SIR,S2L、S2
Rの主空気室51La、51Ra、52La、52Ra
の容積を変更して、車高調整を行うことが可能である。
また、SElは車速センサを表わし、例えばスピードメ
ータ内に設けられ、車軸に連動して車速に応じたパルス
信号を出力する。
ータ内に設けられ、車軸に連動して車速に応じたパルス
信号を出力する。
上述した車高センサH1R,H1Lおよび車速センサS
E1からの信号は電子制御装置(以下ECUとよぶ。)
4に入力される。ECU4はこれら信号を入力して、そ
のデータを処理し、必要に応じて適切な制御を行なうた
め、エアサスペンションS1R,SIL、S2R,S2
LのアクチュエータA1R,AIL、A2R,A2L、
空気ばね給排気バ/L、7V1R,VIL、V2R,V
2L、圧縮空気給排系10のモータ10aおよび排気バ
ルブ用弁10fに対し駆動信号を出力する。 ゛第
6図にECU4の構成を示す。
E1からの信号は電子制御装置(以下ECUとよぶ。)
4に入力される。ECU4はこれら信号を入力して、そ
のデータを処理し、必要に応じて適切な制御を行なうた
め、エアサスペンションS1R,SIL、S2R,S2
LのアクチュエータA1R,AIL、A2R,A2L、
空気ばね給排気バ/L、7V1R,VIL、V2R,V
2L、圧縮空気給排系10のモータ10aおよび排気バ
ルブ用弁10fに対し駆動信号を出力する。 ゛第
6図にECU4の構成を示す。
4aは各センサより出力されるデータを制御プログラム
に従って入力及び演算すると共に、各種装置を作動制御
等するための処理を行うセントラルプロセシングユニッ
ト(以下単にCPUとよぶ。
に従って入力及び演算すると共に、各種装置を作動制御
等するための処理を行うセントラルプロセシングユニッ
ト(以下単にCPUとよぶ。
)、4bは前記制御プログラム及び初期データが格納さ
れるリードオンリメモリ(以下単にROMとよぶ。)、
4cG、tECU4に入力されるデータや演算制御に必
要なデータが読み書きされるランダムアクセスメモリ(
以下単にRAMとよぶ。)、4dはキースイッチがオフ
されても以後の必要なデータを保持するようバッテリに
よってバックアップされたバックアップランダムアクセ
スメモリ(以下単にバックアップRAMとよぶ。)、4
eは、図示していない入力ボート、必要に応じて設けら
れる波形整形回路、各センサの出力信号をCPU4aに
選択的に出力するマルチプレクサ、アナログ信号をデジ
タル信号に変換するA/D変換器等が備えられた入力部
を表わしている。4fは図示していない出力ボート、必
要に応じて各アクチユエータをCPtJ4aの制御信号
に従って駆動する駆動回路等が備えられた出力部、4g
は、CPU4a、ROM4b等の各素子及び入力部4e
、出力部4fを結び各データが送られるパスラインをそ
れぞれ表わしている。又、4hはCPLJ4aを始めR
OM4b、RAM4c等へ所定の間隔で制御タイミング
となるクロック信号を送るクロック回路を表わしている
。
れるリードオンリメモリ(以下単にROMとよぶ。)、
4cG、tECU4に入力されるデータや演算制御に必
要なデータが読み書きされるランダムアクセスメモリ(
以下単にRAMとよぶ。)、4dはキースイッチがオフ
されても以後の必要なデータを保持するようバッテリに
よってバックアップされたバックアップランダムアクセ
スメモリ(以下単にバックアップRAMとよぶ。)、4
eは、図示していない入力ボート、必要に応じて設けら
れる波形整形回路、各センサの出力信号をCPU4aに
選択的に出力するマルチプレクサ、アナログ信号をデジ
タル信号に変換するA/D変換器等が備えられた入力部
を表わしている。4fは図示していない出力ボート、必
要に応じて各アクチユエータをCPtJ4aの制御信号
に従って駆動する駆動回路等が備えられた出力部、4g
は、CPU4a、ROM4b等の各素子及び入力部4e
、出力部4fを結び各データが送られるパスラインをそ
れぞれ表わしている。又、4hはCPLJ4aを始めR
OM4b、RAM4c等へ所定の間隔で制御タイミング
となるクロック信号を送るクロック回路を表わしている
。
上記車高センサHIR,l−11Lから出力される信号
がデジタル信号であれば、第7図に示すようにバッファ
を備えた入力部4eを介してCPU4aに伝達されるが
、アナログ信号を出力するような車高センサHIR,H
1Lでは例えば第8図に示すような構成とすることがで
きる。ここでの車高センサH1R,HILは車高値をア
ナログの電圧値にて信号を出力するものである。このア
ナログ電圧信号は、直接に現車高値を示す電圧値VH(
SinとしてA/D変換器4eに入力する。A/D変換
器4eにては、マルチプレクサの働きにより両信号を各
々デジタル化した債、各信号をCPU4aに伝達する。
がデジタル信号であれば、第7図に示すようにバッファ
を備えた入力部4eを介してCPU4aに伝達されるが
、アナログ信号を出力するような車高センサHIR,H
1Lでは例えば第8図に示すような構成とすることがで
きる。ここでの車高センサH1R,HILは車高値をア
ナログの電圧値にて信号を出力するものである。このア
ナログ電圧信号は、直接に現車高値を示す電圧値VH(
SinとしてA/D変換器4eに入力する。A/D変換
器4eにては、マルチプレクサの働きにより両信号を各
々デジタル化した債、各信号をCPU4aに伝達する。
ここにおいて第1図に示す後輪サスペンション装置Cは
後輪エアサスペンションS2R,S2Lに前輪車高検出
手段eは、前輪車高センサH’lR。
後輪エアサスペンションS2R,S2Lに前輪車高検出
手段eは、前輪車高センサH’lR。
HlLに、また車高検出手段fは車速センサSE1に、
後輪サスペンション特性変更手段りはアクチュエータA
2L、A2R,およびECU4に、そして、判定手段9
および変更手段iはECtJ4にそれぞれ該当するもの
である。
後輪サスペンション特性変更手段りはアクチュエータA
2L、A2R,およびECU4に、そして、判定手段9
および変更手段iはECtJ4にそれぞれ該当するもの
である。
次に上記ECU4にて実行される本発明の第1実施例の
処理を第9図のフローチャートに基づいて説明する。
処理を第9図のフローチャートに基づいて説明する。
第9図は車高センサH1R,H1Lとして第8図に示し
たアナログ信号を出力するiノニア型の車高センサを用
いたECU4にて行なわれる処理のフローチャートを表
わす。
たアナログ信号を出力するiノニア型の車高センサを用
いたECU4にて行なわれる処理のフローチャートを表
わす。
本フローチャートの処理の概略は次のごとくである。尚
、括弧内の3桁の番号はその処理のステップを示す。
、括弧内の3桁の番号はその処理のステップを示す。
(1) まず現車高VH(S)nを検出する(108)
。
。
(2)次に、その時点における車速■に対応する障害物
判定車高り、1が演算される(110)。
判定車高り、1が演算される(110)。
(3) 次に、規定時間内の車高変化が障害物判定車高
h1を越えるか否かが判定される。
h1を越えるか否かが判定される。
(122>。
(4) (3)にて車高変化が障害物判定車高h1
を越えている場合、後輪サスペンション特性を変更する
(134)。
を越えている場合、後輪サスペンション特性を変更する
(134)。
例えば車両の特に後部のショックを防止しなければなら
ないような運転条件の場合、後輪のサスペンション特性
はソフトな方向、即ち前述したエアサスペンションS2
R,S2Lでは主空気室52Ra、52Laと副空気至
52Rb。
ないような運転条件の場合、後輪のサスペンション特性
はソフトな方向、即ち前述したエアサスペンションS2
R,S2Lでは主空気室52Ra、52Laと副空気至
52Rb。
52LbとをアクチュエータA2R,A2Lを作動させ
て、連通し、空気ばねのばね定数を低下させる処理ヤシ
ョツクアブソーバ52RC。
て、連通し、空気ばねのばね定数を低下させる処理ヤシ
ョツクアブソーバ52RC。
32LCの減衰力を低下させる処理等が該当する。又、
逆に路面からのショックに対して車両の操縦性、安定性
を重視しなければならない運転条件の場合、後輪のサス
ペンション特性はハードな方向、即ちエアサスペンショ
ンS2R。
逆に路面からのショックに対して車両の操縦性、安定性
を重視しなければならない運転条件の場合、後輪のサス
ペンション特性はハードな方向、即ちエアサスペンショ
ンS2R。
S2Lでは主空気WS2Ra、52Laと副空気至52
Rb、52Lbとの間を遮断し、ばね定数を上昇させる
処理ヤショツクアブソーバ52RC,32LCの減衰力
を上昇させる処理等が該当する。
Rb、52Lbとの間を遮断し、ばね定数を上昇させる
処理ヤショツクアブソーバ52RC,32LCの減衰力
を上昇させる処理等が該当する。
以上(1)〜(4)が本実施例における本発明の効果を
生じさせるための主な処理であるが、本実施例にては更
に次の処理が加えられている。
生じさせるための主な処理であるが、本実施例にては更
に次の処理が加えられている。
(5) 上記(4)の処理がなされた後、一定時間経過
後前輪車高が所定範囲内にあれば、一度変更した後輪サ
スペンション特性を元の状態に戻す。(126〜134
) 次に本処理の詳細について説明する。
後前輪車高が所定範囲内にあれば、一度変更した後輪サ
スペンション特性を元の状態に戻す。(126〜134
) 次に本処理の詳細について説明する。
まず、処理がECU4起動後第1回目であるか否かが判
定される(100)、今回の処理が第1回目の処理であ
れば、初期化設定が行なわれ、メモリクリア、フラグリ
セット、タイヤリセットがなされる。初期化処理(10
2)の後、おるいはあるいは本ルーチンの処理が2回目
以降のものであればステップ(104)において、車高
データサンプリング間隔時間tが経過したか否かが判定
される。この車高データサンプリング間隔時間とは、第
10図にtで示すように、車高データをサンプリングす
る最小の時間間隔のことである。−力筒9図(ロ)に示
した一定時間間隔割込み処理ル−チンよりタイマT1が
カウントアツプされていく。第9図(イ)に戻り、タイ
マT1が加算ざ間隔時間計測用タイマをリセットする。
定される(100)、今回の処理が第1回目の処理であ
れば、初期化設定が行なわれ、メモリクリア、フラグリ
セット、タイヤリセットがなされる。初期化処理(10
2)の後、おるいはあるいは本ルーチンの処理が2回目
以降のものであればステップ(104)において、車高
データサンプリング間隔時間tが経過したか否かが判定
される。この車高データサンプリング間隔時間とは、第
10図にtで示すように、車高データをサンプリングす
る最小の時間間隔のことである。−力筒9図(ロ)に示
した一定時間間隔割込み処理ル−チンよりタイマT1が
カウントアツプされていく。第9図(イ)に戻り、タイ
マT1が加算ざ間隔時間計測用タイマをリセットする。
次に現車高Vl−1f: (S) nを検出する(10
8)、ざらにステップ(110)に進み、後輪サスペン
ション特性復帰時間Tr、判定時間内最大車高VHh、
判定時間内最小車高VHuおよび制御開始時障害物判定
車高h1、制御終了時障害物判定車高h2各値の演算が
行われる。
8)、ざらにステップ(110)に進み、後輪サスペン
ション特性復帰時間Tr、判定時間内最大車高VHh、
判定時間内最小車高VHuおよび制御開始時障害物判定
車高h1、制御終了時障害物判定車高h2各値の演算が
行われる。
このステップ(110)の詳細について第9図(ハ)に
基づいて説明する。ステップ(108)にて検出した現
車高VH(Sinとそれまでの最大車高VHhを比較す
る(110a)。現車高VH(S)nがそれまでの最大
車高VHhより大きければVHiにVH(Sinの値を
入れる(110b)。現車高Vl−1(S)nがそれま
での最大車高VHhより小さければ、該現車高VH(S
inとそれまでの最小車高VHQを比較する(110C
)。現車高Vt−1(S)nがそれまでの最小車高Vt
−IQより小さければVH党にVH(Senの値を入れ
る(110d)、現車高Vl−1(S)nがそれまでの
最小車高VHΩより大きい場合、およびステップ(11
0b、110d>に進んだ場合は、次に現車速Vを検出
する(110e)。そして、接輪サスペンション特性復
帰時間lrの計算を以下の要領で行う(110f)。す
なわら、Tr =WB/V十A2 ここにWBは車両のホイールベース、■はステップ(1
10e)で検出した現車速、△2は検出遅れ等を考慮し
た定数補正項である。また、現車高の車速■に対応する
制御開始時障害物判定車高h1および制御終了時障害物
判定車高h2の合価を算出する(110g)。ここに、
車速■とhlおよびh2の関係は第11図に示す曲線で
規定している。すなわち、車速Vの増加に伴いhl、h
2ともに増加する。なお常にhl〉h2でめる。またf
l、f2はVに応じて増加する関数である。
基づいて説明する。ステップ(108)にて検出した現
車高VH(Sinとそれまでの最大車高VHhを比較す
る(110a)。現車高VH(S)nがそれまでの最大
車高VHhより大きければVHiにVH(Sinの値を
入れる(110b)。現車高Vl−1(S)nがそれま
での最大車高VHhより小さければ、該現車高VH(S
inとそれまでの最小車高VHQを比較する(110C
)。現車高Vt−1(S)nがそれまでの最小車高Vt
−IQより小さければVH党にVH(Senの値を入れ
る(110d)、現車高Vl−1(S)nがそれまでの
最小車高VHΩより大きい場合、およびステップ(11
0b、110d>に進んだ場合は、次に現車速Vを検出
する(110e)。そして、接輪サスペンション特性復
帰時間lrの計算を以下の要領で行う(110f)。す
なわら、Tr =WB/V十A2 ここにWBは車両のホイールベース、■はステップ(1
10e)で検出した現車速、△2は検出遅れ等を考慮し
た定数補正項である。また、現車高の車速■に対応する
制御開始時障害物判定車高h1および制御終了時障害物
判定車高h2の合価を算出する(110g)。ここに、
車速■とhlおよびh2の関係は第11図に示す曲線で
規定している。すなわち、車速Vの増加に伴いhl、h
2ともに増加する。なお常にhl〉h2でめる。またf
l、f2はVに応じて増加する関数である。
第9図(イ)に戻り、ステップ(112)で現車速Vと
走行中判定車速vOとを比較して走行中のみ以下の制御
を行う。次に、運転者からのマニュアルスイッチによる
指示で走行モードがAUTOモードであるか否かが判定
され、AUTOモードの時のみ以下の後輪サスペンショ
ン制御が行われる(114)。次にステップ(116)
にて、後輪サスペンション特性切り替え制御中を示すフ
ラグF1の状態が調べられ、この場合は制御中でないた
めステップ(118)に進む。ステップ(118)では
、車高判定間隔時間tsが経過したか否かが判定される
。ここに、車高判定間隔時間tsは第10図に示すよう
に、車高データサンプリング間隔時間の整数倍で規定さ
れる時間である。車高判定間隔時間計測用タイヤT2は
第9図(ロ)に示す一定時間間隔割込処理ルーチンでカ
ウントアツプされている。該タイマT2が加算されて車
高判定間隔時間ts経過後にはステップ(120)に進
み、該タイマT2をリセットする。
走行中判定車速vOとを比較して走行中のみ以下の制御
を行う。次に、運転者からのマニュアルスイッチによる
指示で走行モードがAUTOモードであるか否かが判定
され、AUTOモードの時のみ以下の後輪サスペンショ
ン制御が行われる(114)。次にステップ(116)
にて、後輪サスペンション特性切り替え制御中を示すフ
ラグF1の状態が調べられ、この場合は制御中でないた
めステップ(118)に進む。ステップ(118)では
、車高判定間隔時間tsが経過したか否かが判定される
。ここに、車高判定間隔時間tsは第10図に示すよう
に、車高データサンプリング間隔時間の整数倍で規定さ
れる時間である。車高判定間隔時間計測用タイヤT2は
第9図(ロ)に示す一定時間間隔割込処理ルーチンでカ
ウントアツプされている。該タイマT2が加算されて車
高判定間隔時間ts経過後にはステップ(120)に進
み、該タイマT2をリセットする。
次に、車高判定間隔時間ts内の最大車高VHhと同最
小車高VHQの差でおる車高変化と、この時点の車速V
に対応した制御開始時障害物判定車高h1とが比較され
る(122)。ここで上記車高変化がhlを越えると判
定された場合にはステップ(124)に進み、フラグF
1をセットする。
小車高VHQの差でおる車高変化と、この時点の車速V
に対応した制御開始時障害物判定車高h1とが比較され
る(122)。ここで上記車高変化がhlを越えると判
定された場合にはステップ(124)に進み、フラグF
1をセットする。
ステップ(132)では、判定時間内最大車高VHhと
同最小車高VHQに現車高VH(S)nの値を代入して
リセットしている。次に、ステップ(134)に進み、
後輪サスペンション特性変更アクチュエータが駆動され
る。
同最小車高VHQに現車高VH(S)nの値を代入して
リセットしている。次に、ステップ(134)に進み、
後輪サスペンション特性変更アクチュエータが駆動され
る。
このステップ(134)の詳細を第9図(ニ)により説
明する。ステップ(134a)においてフラグF]の状
態が調べられ、この場合はFl−1のためステップ(1
34d)に進む。ここでは後輪サスペンション特性がソ
フト状= (SOFT)にあるか否かを示すフラグFS
Fの状態が調べられ、この場合はFSF=Oのためステ
ップ(134e)に進む。ステップ(134e)におい
て後輪サスペンション特性をソフト状態(SOFT)に
切り替える動作が行われ、上記フラグFSFがセットさ
れるとともに、スポーツ状=(SPORT)にあること
を示すフラグFSPがリセットされる。次に復帰時間計
測用タイマT3がリセットされる(134f)。
明する。ステップ(134a)においてフラグF]の状
態が調べられ、この場合はFl−1のためステップ(1
34d)に進む。ここでは後輪サスペンション特性がソ
フト状= (SOFT)にあるか否かを示すフラグFS
Fの状態が調べられ、この場合はFSF=Oのためステ
ップ(134e)に進む。ステップ(134e)におい
て後輪サスペンション特性をソフト状態(SOFT)に
切り替える動作が行われ、上記フラグFSFがセットさ
れるとともに、スポーツ状=(SPORT)にあること
を示すフラグFSPがリセットされる。次に復帰時間計
測用タイマT3がリセットされる(134f)。
再び第9図(イ)に戻り、ステップ(100)より繰り
返しステップ(116)で今回はFl−1のためステッ
プ<126>に進む。ステップ(126)では、後輪サ
スペンション特性復帰時間T「が経過したか否かが判定
される。復帰時間計測用タイマ゛T3は第9図(ロ)に
示す一定時間間隔割込み処理ルーチンでカウントアツプ
されている。タイマT3が加算されて後輪サスペンショ
ン特性復帰時間Tr経過後にはステップ(127)に進
む。ステップ(127>では、車高判定間隔時間tsが
経過したか否かが判定される。車高判定間隔時間計測用
タイマT2は、第9図(ロ)に示す一定時間間隔割込み
処理ルーチンでカウントアツプされている。該タイマT
2が加算されて車高判定間隔時間ts経過俊にはステッ
プ(12B>に進み、該タイマT2をリセシトする。次
に、車高判定間隔時間ts内の最大車高VHhと同最小
車高Vl−112の差でおる車高変化と、この時点の車
速■に対応した制御終了時障害物判定車高h2とが比較
される。(129)、ここで上記車高変化がh2を越え
ないと判定された場合には、ステップ(130)に進み
、フラグF1をリセットする。
返しステップ(116)で今回はFl−1のためステッ
プ<126>に進む。ステップ(126)では、後輪サ
スペンション特性復帰時間T「が経過したか否かが判定
される。復帰時間計測用タイマ゛T3は第9図(ロ)に
示す一定時間間隔割込み処理ルーチンでカウントアツプ
されている。タイマT3が加算されて後輪サスペンショ
ン特性復帰時間Tr経過後にはステップ(127)に進
む。ステップ(127>では、車高判定間隔時間tsが
経過したか否かが判定される。車高判定間隔時間計測用
タイマT2は、第9図(ロ)に示す一定時間間隔割込み
処理ルーチンでカウントアツプされている。該タイマT
2が加算されて車高判定間隔時間ts経過俊にはステッ
プ(12B>に進み、該タイマT2をリセシトする。次
に、車高判定間隔時間ts内の最大車高VHhと同最小
車高Vl−112の差でおる車高変化と、この時点の車
速■に対応した制御終了時障害物判定車高h2とが比較
される。(129)、ここで上記車高変化がh2を越え
ないと判定された場合には、ステップ(130)に進み
、フラグF1をリセットする。
そして、判定時間内最大車高VHhと同最小車高VHQ
を現車高VH(s)nによってリセットする(132)
。次にステップ(134)に進み、後輪サスペンション
特性変更アクチュエータが駆動される。
を現車高VH(s)nによってリセットする(132)
。次にステップ(134)に進み、後輪サスペンション
特性変更アクチュエータが駆動される。
この場合のステップ(134)の詳細を第9図(ニ)に
より説明する。ステップ(134a)にてフラグF1の
状態が調べられ、今回の場合はF1=Oため、ステップ
(134b)に進む。ここでは後輪ナスペンション特性
がスポーツ状態(SPORT)にあるか否かを示すフラ
グFSPの状態が調べられ、この場合にはFSP=Oの
ためステップ(134c)に進む。ステップ(134c
)において後輪サスペンション特性をスポーツ状態(S
PORT)に切り替える動作が行なわれ、上記フラグF
SPがセットされるとともに、ソフト状態(SOFT)
にあることを示すフラグFSFがリセットされる。次に
、復帰時間計測用タイマT3がリセットされる。(13
4f)。以下このルーチンを繰返す。
より説明する。ステップ(134a)にてフラグF1の
状態が調べられ、今回の場合はF1=Oため、ステップ
(134b)に進む。ここでは後輪ナスペンション特性
がスポーツ状態(SPORT)にあるか否かを示すフラ
グFSPの状態が調べられ、この場合にはFSP=Oの
ためステップ(134c)に進む。ステップ(134c
)において後輪サスペンション特性をスポーツ状態(S
PORT)に切り替える動作が行なわれ、上記フラグF
SPがセットされるとともに、ソフト状態(SOFT)
にあることを示すフラグFSFがリセットされる。次に
、復帰時間計測用タイマT3がリセットされる。(13
4f)。以下このルーチンを繰返す。
次に、上記の制御タイミングの一例を第12図(イ)、
(ロ)により説明する。第12図(イ)は自動車jが路
面kを速度V(m/S)で走行中に前輪W1R,(WI
L)が路面凹部mに乗り下げた状態を示すものである。
(ロ)により説明する。第12図(イ)は自動車jが路
面kを速度V(m/S)で走行中に前輪W1R,(WI
L)が路面凹部mに乗り下げた状態を示すものである。
また、第12図(ロ)は上記の場合の前輪車高センサH
1R,(HlL)の出力、後輪サスペンション特性可変
アクチュエータA2R,(A2L)駆動電流、後輪サス
ペンション特性および後輪W2R,(W2L)の車高変
化を時間経過に従って表現したものである。
1R,(HlL)の出力、後輪サスペンション特性可変
アクチュエータA2R,(A2L)駆動電流、後輪サス
ペンション特性および後輪W2R,(W2L)の車高変
化を時間経過に従って表現したものである。
第12図(イ)に示すように、自動車jが平坦な路面k
を走行中に、前輪W1R,(WlL)が凹部mを乗り越
え始める場合、第12図(ロ)に示すように乗り越え始
める時刻が11である。t1以後、前輪車高センサH1
R,(HIL)の出力VH(Sinは大きく増加してい
く。時刻t2より第10図に示したように時間を毎に車
高データがサンプルされる。そして、時刻t2より車高
判定間隔時間ts経過後の時刻t3までの間で最小車高
データVHQと最大車高データVHhが求められる。こ
の両データの差VHh−VHQが検出時間ts時間内の
車高の変化である。一方、この場合の車速■に対応する
制御開始時障害物判定車高h1および制御終了時障害物
判定車高h2が第11図より求められる。第12図(ロ
)に示すように、時刻t3において上記車高変化VHh
−VHQと制御開始時障害物判定車高h1とが比較され
、車高変化が所定値h1を越えたことをECU4判定し
、時刻t3において、後輪W2R,〜′12Lの後輪サ
スペンション特性変更アクチュエータA2R,A2Lに
サスペンション特性をソフト状ts (SOFT)に切
り替えるようにECU4が信号を出力し駆動電流を通電
する。この駆動電流により、後輪サスペンション特性変
更アクチュエータA2R,A2Lが作動し、後輪エアサ
スペンションS2R,S2Lの主空気室52Ra、32
1aと副空気室52Rb、321bとを連通させて空気
ばねのばね定数を低下させて後輪サスペンション特性を
ソフト状態(SOFT)にする。上記の後輪サスペンシ
ョン特性の切り替えは、時刻t3から時間Ta経過後の
時刻t4において完了する。なお、アクチュエータA2
R,A2Lへの駆動電流は時刻t5まで通電される。
を走行中に、前輪W1R,(WlL)が凹部mを乗り越
え始める場合、第12図(ロ)に示すように乗り越え始
める時刻が11である。t1以後、前輪車高センサH1
R,(HIL)の出力VH(Sinは大きく増加してい
く。時刻t2より第10図に示したように時間を毎に車
高データがサンプルされる。そして、時刻t2より車高
判定間隔時間ts経過後の時刻t3までの間で最小車高
データVHQと最大車高データVHhが求められる。こ
の両データの差VHh−VHQが検出時間ts時間内の
車高の変化である。一方、この場合の車速■に対応する
制御開始時障害物判定車高h1および制御終了時障害物
判定車高h2が第11図より求められる。第12図(ロ
)に示すように、時刻t3において上記車高変化VHh
−VHQと制御開始時障害物判定車高h1とが比較され
、車高変化が所定値h1を越えたことをECU4判定し
、時刻t3において、後輪W2R,〜′12Lの後輪サ
スペンション特性変更アクチュエータA2R,A2Lに
サスペンション特性をソフト状ts (SOFT)に切
り替えるようにECU4が信号を出力し駆動電流を通電
する。この駆動電流により、後輪サスペンション特性変
更アクチュエータA2R,A2Lが作動し、後輪エアサ
スペンションS2R,S2Lの主空気室52Ra、32
1aと副空気室52Rb、321bとを連通させて空気
ばねのばね定数を低下させて後輪サスペンション特性を
ソフト状態(SOFT)にする。上記の後輪サスペンシ
ョン特性の切り替えは、時刻t3から時間Ta経過後の
時刻t4において完了する。なお、アクチュエータA2
R,A2Lへの駆動電流は時刻t5まで通電される。
前輪W1R,W1Lが凹部mを乗り越し始める時刻t1
から、前・後輪の通過時間差Tc経過後の時刻t6にお
いて後輪W2R,W2Lが該凹部mを乗り越え始める。
から、前・後輪の通過時間差Tc経過後の時刻t6にお
いて後輪W2R,W2Lが該凹部mを乗り越え始める。
従って後輪サスペンション特性切替完了時刻t4は時刻
t6より以前である必要がある。
t6より以前である必要がある。
障害物判定時刻t3より後輪サスペンション特性復帰時
間Tr経過後の時刻t7においては、後輪W2R,W2
Lも該凹部mを通過し、平坦な路面を走行する。このた
め、時刻t7より車高判定間隔時間ts経過後の時刻t
8において、上記時間ts内の車高変化がVHh−VH
Qとして求められ、この値と前述した制御開始時障害物
判定車高h2とが比較され、車高変化が所定値12以内
に収まったことをECU4が判定し、時刻t8において
、ECU4は、ソフト状態(SOFT)にある後輪サス
ペンション特性をスポーツ状態(SPORT)に切り替
えるように、制御信号を出力し駆動電流を後輪サスペン
ション特性変更アクチュエータA2R,A2Lに通電す
る。この駆動電流により後輪サスペンション特性変更ア
クチュエータA2R,A2Lが作動し、後輪エアサスペ
ンションS2R,32Lの主空気室52Ra、S2しa
と副空気室52Rb、32Lbを遮断して空気ばねのば
ね定数を高い状態に切り替える。上記後輪サスペンショ
ン特性の切替時間は時刻t8より時間Ta経過後の時刻
t9において完了する。
間Tr経過後の時刻t7においては、後輪W2R,W2
Lも該凹部mを通過し、平坦な路面を走行する。このた
め、時刻t7より車高判定間隔時間ts経過後の時刻t
8において、上記時間ts内の車高変化がVHh−VH
Qとして求められ、この値と前述した制御開始時障害物
判定車高h2とが比較され、車高変化が所定値12以内
に収まったことをECU4が判定し、時刻t8において
、ECU4は、ソフト状態(SOFT)にある後輪サス
ペンション特性をスポーツ状態(SPORT)に切り替
えるように、制御信号を出力し駆動電流を後輪サスペン
ション特性変更アクチュエータA2R,A2Lに通電す
る。この駆動電流により後輪サスペンション特性変更ア
クチュエータA2R,A2Lが作動し、後輪エアサスペ
ンションS2R,32Lの主空気室52Ra、S2しa
と副空気室52Rb、32Lbを遮断して空気ばねのば
ね定数を高い状態に切り替える。上記後輪サスペンショ
ン特性の切替時間は時刻t8より時間Ta経過後の時刻
t9において完了する。
なお、アクチュエータA2R,A2Lへの駆動電流は時
刻tlOまで通電される。
刻tlOまで通電される。
本第1実施例は以上詳述したようにに構成されているた
め、路面の単発的な凹凸通過時に、後輪のショック防止
が可能となり、乗り心地の向上が図れる。
め、路面の単発的な凹凸通過時に、後輪のショック防止
が可能となり、乗り心地の向上が図れる。
また、本第1実施例では、前輪が通過した路面の凹凸を
後輪が通過する場合に一度ソフト状態(SOFT)に切
り替えた後輪のサスペンション特性を、該凹凸部を後輪
が通過以俊スポーツ状態(SPORT>に復帰させてい
るため、単発的凹凸通過時の乗り心地向上および凹凸通
過以後障害物のない路面を走行する場合の操縦制・安定
性との両立を図ることができる。
後輪が通過する場合に一度ソフト状態(SOFT)に切
り替えた後輪のサスペンション特性を、該凹凸部を後輪
が通過以俊スポーツ状態(SPORT>に復帰させてい
るため、単発的凹凸通過時の乗り心地向上および凹凸通
過以後障害物のない路面を走行する場合の操縦制・安定
性との両立を図ることができる。
なお、本第1実施例では、後輪サスペンション特性をソ
フト状態(SOFT)とスポーツ状態(SPORT)の
2段階に切り替え制御しているが、後輪サスペンション
の空気ばねとショックアブンーバおよびブツシュやスタ
ビライザの諸特性を組みあわせてざらに多段階に切り替
えることにより、多様な路面状態および走行速度に応じ
たサスペンション特性制御が可能となる。
フト状態(SOFT)とスポーツ状態(SPORT)の
2段階に切り替え制御しているが、後輪サスペンション
の空気ばねとショックアブンーバおよびブツシュやスタ
ビライザの諸特性を組みあわせてざらに多段階に切り替
えることにより、多様な路面状態および走行速度に応じ
たサスペンション特性制御が可能となる。
また、後輪サスペンション特性を路面状態および走行速
度に応じて制御できるため、サスペンション設計時のサ
スペンション特性設定の自由度が増加する。
度に応じて制御できるため、サスペンション設計時のサ
スペンション特性設定の自由度が増加する。
ざらに、本第1実施例では、路面の凹凸の程度を判定す
る基準となる障害物判定車高を、車速の増加に伴い増加
させているため、各場合の走行速度に応じた後輪サスペ
ンション特性の制御が可能となることにより、多様な走
行環境各々に最適な乗り心地および操縦制・安定性が得
られる。
る基準となる障害物判定車高を、車速の増加に伴い増加
させているため、各場合の走行速度に応じた後輪サスペ
ンション特性の制御が可能となることにより、多様な走
行環境各々に最適な乗り心地および操縦制・安定性が得
られる。
また、本第1実施例では上記のように障害物判定車高を
車速に応じて変更しているため、特に高速走行時に後輪
サスペンション特性変更の頻度が減少し、アクチュエー
タの耐久性が向上する。
車速に応じて変更しているため、特に高速走行時に後輪
サスペンション特性変更の頻度が減少し、アクチュエー
タの耐久性が向上する。
ざらに、本第1実施例では、前輪における障害物検出開
始時の障害物判定値と、後輪が該障害物を通過後、サス
ペンション特性を元に戻す場合の障害物判定値に差を設
けているため、後輪サスペンション特性制御に伴うハン
ティングを防止できる。
始時の障害物判定値と、後輪が該障害物を通過後、サス
ペンション特性を元に戻す場合の障害物判定値に差を設
けているため、後輪サスペンション特性制御に伴うハン
ティングを防止できる。
次に、本発明の第2実施例にて行なわれる処理を第1,
3図(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)の各フローチャー
トおよび第14図(イ)、(ロ)。
3図(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)の各フローチャー
トおよび第14図(イ)、(ロ)。
に基づいて説明する。なお、システム構成に関しては第
1実施例と同様であり、実行される処理に関しては第1
実施例と同様の部分には第9図(イ)、(ロ)、(ハ)
、(ニ)の各フローチャートのステップ番号下2桁を同
一符号に表記し、第12図(イ)、(ロ)では同一時刻
は同一符号で表わし説明を省略する。
1実施例と同様であり、実行される処理に関しては第1
実施例と同様の部分には第9図(イ)、(ロ)、(ハ)
、(ニ)の各フローチャートのステップ番号下2桁を同
一符号に表記し、第12図(イ)、(ロ)では同一時刻
は同一符号で表わし説明を省略する。
本発明第1実施例と第2実施例の相違は以下に示すよう
な制御方法によるものである。すなわち、後輪サスペン
ション特性を切り替える時期が、第1実施例の場合は、
前輪車高センサで障害物を判定すると同時に切替制御を
行っているのに対し第2実施例では、後輪がその障害物
を乗り越える直前に切替制御を行うことである。このた
め、第2実施例では、前輪車高センサで障害物を判定し
た後、アクチュエータ操作遅延時間Tdを設定し、時間
Td経過後に後輪サスペンション特性の切替制御を行う
ものである。
な制御方法によるものである。すなわち、後輪サスペン
ション特性を切り替える時期が、第1実施例の場合は、
前輪車高センサで障害物を判定すると同時に切替制御を
行っているのに対し第2実施例では、後輪がその障害物
を乗り越える直前に切替制御を行うことである。このた
め、第2実施例では、前輪車高センサで障害物を判定し
た後、アクチュエータ操作遅延時間Tdを設定し、時間
Td経過後に後輪サスペンション特性の切替制御を行う
ものである。
第13図(イ)のフローチャートにおいて、ステップ(
300)〜(308)は第1実施例と同様である。ステ
ップ(311)において第1実施例で算出した後輪サス
ペンション特性復帰時間Tr2判定時間内最大車高VH
h、判定時間内最小車高VHQ、および制御開始時障害
物判定車高h1、制御終了時障害物判定車高h2に加え
て、上記の7クチユ工−タ操作遅延時間Tdを算出して
いる。このステップ(311)の詳細を第13図(ハ)
に示す。ステップ(311a)〜(311g)は第1実
施例のステップ(110a)〜(110C1)と同様で
のる。ステップ(311h)において、上述したアクチ
ュエータ操作遅延時間Tdを以下のように算出している
。すなわち、Td=WB/V−A1−Ta ここにおいて、WBは車両のホイールベース、■は車速
、A1は検出遅れ等に対する定数補正項、Taはアクチ
ュエータによるサスペンション特性切替時間である。
300)〜(308)は第1実施例と同様である。ステ
ップ(311)において第1実施例で算出した後輪サス
ペンション特性復帰時間Tr2判定時間内最大車高VH
h、判定時間内最小車高VHQ、および制御開始時障害
物判定車高h1、制御終了時障害物判定車高h2に加え
て、上記の7クチユ工−タ操作遅延時間Tdを算出して
いる。このステップ(311)の詳細を第13図(ハ)
に示す。ステップ(311a)〜(311g)は第1実
施例のステップ(110a)〜(110C1)と同様で
のる。ステップ(311h)において、上述したアクチ
ュエータ操作遅延時間Tdを以下のように算出している
。すなわち、Td=WB/V−A1−Ta ここにおいて、WBは車両のホイールベース、■は車速
、A1は検出遅れ等に対する定数補正項、Taはアクチ
ュエータによるサスペンション特性切替時間である。
再び第13図(イ)に戻り、ステップ(312)〜(3
32)は第1実施例ステップ(112〜132)と同様
である。ステップ(335)において、Td時間経過後
の後輪サスペンション特性の切替制御を行っている。
32)は第1実施例ステップ(112〜132)と同様
である。ステップ(335)において、Td時間経過後
の後輪サスペンション特性の切替制御を行っている。
このステップ(335)の制御の詳細を第13図(ニ)
に基いて説明する。ステップ(335a)において、フ
ラグF1の状態が調べられる。この場合はF=1のため
、ステップ(335d)に進みフラグFSFの状態を調
べる。この場合はFSF=Oのためステップ(335e
)に進む。ここでは、遅延時間計測用タイマT5にTd
の値が代入され、フラグFSFがセットされてステップ
(335f)に進む。ここではT5の値の正負が判定さ
れる。T5は第13図(ロ)に示す一定時間間隔割込み
処理ルーチンによりカウントダウンされている。この場
合はT5がまだ正のためステップ(335i)に進み、
T4が正のため、さらにステップ(335k)に進む。
に基いて説明する。ステップ(335a)において、フ
ラグF1の状態が調べられる。この場合はF=1のため
、ステップ(335d)に進みフラグFSFの状態を調
べる。この場合はFSF=Oのためステップ(335e
)に進む。ここでは、遅延時間計測用タイマT5にTd
の値が代入され、フラグFSFがセットされてステップ
(335f)に進む。ここではT5の値の正負が判定さ
れる。T5は第13図(ロ)に示す一定時間間隔割込み
処理ルーチンによりカウントダウンされている。この場
合はT5がまだ正のためステップ(335i)に進み、
T4が正のため、さらにステップ(335k)に進む。
ここではFSP=Oのためステップ(335Q)に進み
遅延時間計測用タイマT4に2Tdの値が代入されステ
ップ(135m>に進む。ステップ(135m>では、
この場合FSF=1のため再び第13図(イ)のステッ
プ(300)にもどる。この間に第13図(ロ)の一定
時間間隔割込み処理ルーチンのステップ(400)によ
りT4とT5はカウントダウンされていくが、第13図
(ニ)のステップ(335U)にてT4の値が負になら
ないようにT4の値に毎回2Tdの値が代入される。一
方、T5の値は一度Tdに設定されたままである。従っ
てT5の値は第13図(ロ)の一定時間間隔側3図(ニ
)においてステップ(335a)、(335d)、(3
35f)と進んできて、ステップ(335f)において
T5負のためステップ(335g)に進み、後輪サスペ
ンション特性がソフト状態(SOFT)に切り替えられ
るとともにフラグFSFがリセットされる。このように
して遅延時間Td経過後、後輪サスペンション特性が切
り替えられる。ざらにステップ(335j)に進み、復
帰時間計測用タイマT3がリセットされて第13図(イ
)のステップ(300)にもどる。
遅延時間計測用タイマT4に2Tdの値が代入されステ
ップ(135m>に進む。ステップ(135m>では、
この場合FSF=1のため再び第13図(イ)のステッ
プ(300)にもどる。この間に第13図(ロ)の一定
時間間隔割込み処理ルーチンのステップ(400)によ
りT4とT5はカウントダウンされていくが、第13図
(ニ)のステップ(335U)にてT4の値が負になら
ないようにT4の値に毎回2Tdの値が代入される。一
方、T5の値は一度Tdに設定されたままである。従っ
てT5の値は第13図(ロ)の一定時間間隔側3図(ニ
)においてステップ(335a)、(335d)、(3
35f)と進んできて、ステップ(335f)において
T5負のためステップ(335g)に進み、後輪サスペ
ンション特性がソフト状態(SOFT)に切り替えられ
るとともにフラグFSFがリセットされる。このように
して遅延時間Td経過後、後輪サスペンション特性が切
り替えられる。ざらにステップ(335j)に進み、復
帰時間計測用タイマT3がリセットされて第13図(イ
)のステップ(300)にもどる。
ステップ(304)からステップ(316)を経てステ
ップ(330>に到りFl−0となってステップ(33
2)を通りステップ(335)に進むまでは第1実施例
の場合と同様である。
ップ(330>に到りFl−0となってステップ(33
2)を通りステップ(335)に進むまでは第1実施例
の場合と同様である。
第13図(ニ)において、F1=Oの状態でステップ(
335)に進んだ場合は、ステップ(335a)から、
ステップ(335b)に進み、この場合はFSP=Oの
ためステップ(335c)に進み、遅延時間計測用タイ
マT4にTdの値が代入され、フラグFSPがセットさ
れる。次にステップ(335f)に進みT5正のためス
テップ(335h)に進みやはりT4正のためステップ
(335k>に進み、FSP=1のためステップ(33
5m>に進みFSF=Oのためステップ(335n)に
進みタイマT5には2Tdの値が代入されて、第13図
(イ)のステップ(300)に戻る。遅延時間計測用タ
イマT4.T5はそれぞれ第13図(ロ)に示す一定時
間間隔割込み処理ルーチンでカウントダウンされ、上述
したタイマT5の場合と同様に今回はT5は正のままだ
がT4はTd時間後に負となる。この状態でステップ(
335)に進むと、ステップ(335a、335b、3
35f、335h)と進み、ステップ(335h)にて
T4負の条件により、ステップ(335i )に進む。
335)に進んだ場合は、ステップ(335a)から、
ステップ(335b)に進み、この場合はFSP=Oの
ためステップ(335c)に進み、遅延時間計測用タイ
マT4にTdの値が代入され、フラグFSPがセットさ
れる。次にステップ(335f)に進みT5正のためス
テップ(335h)に進みやはりT4正のためステップ
(335k>に進み、FSP=1のためステップ(33
5m>に進みFSF=Oのためステップ(335n)に
進みタイマT5には2Tdの値が代入されて、第13図
(イ)のステップ(300)に戻る。遅延時間計測用タ
イマT4.T5はそれぞれ第13図(ロ)に示す一定時
間間隔割込み処理ルーチンでカウントダウンされ、上述
したタイマT5の場合と同様に今回はT5は正のままだ
がT4はTd時間後に負となる。この状態でステップ(
335)に進むと、ステップ(335a、335b、3
35f、335h)と進み、ステップ(335h)にて
T4負の条件により、ステップ(335i )に進む。
ここで後輪サスペンション特性がスポーツ状態(SPO
RT)に切り替えられるとともにフラグFSPがリセッ
トされる。その後各ステップ(335j、335に、3
35Q。
RT)に切り替えられるとともにフラグFSPがリセッ
トされる。その後各ステップ(335j、335に、3
35Q。
335m、335n)を経由して第13図(イ)のステ
ップ(300)に戻る。以後上述のルーチンを繰返す。
ップ(300)に戻る。以後上述のルーチンを繰返す。
次に第2実施例の制御のタイミングの一例を第14図(
イ)、(ロ)により説明する。第14図(イ)は第12
図(イ)と同様な状態を示す図である。第14図(イ)
に示すように、自動車jが平坦な路面kを走行中に、前
輪W1R,(’#1L)が凹部mを乗り越え始める場合
、第14図(ロ)に示すように乗り越え始める時刻がt
lである。
イ)、(ロ)により説明する。第14図(イ)は第12
図(イ)と同様な状態を示す図である。第14図(イ)
に示すように、自動車jが平坦な路面kを走行中に、前
輪W1R,(’#1L)が凹部mを乗り越え始める場合
、第14図(ロ)に示すように乗り越え始める時刻がt
lである。
そして時刻t2から時間ts経過後の時刻t3において
、車高変化りが所定値h1を越えたとECU4により判
定される。すると時刻t3より、アクチュエータ操作遅
延時間Tdだけ経過した時刻111において、ECU4
より後輪サスペンション特性変更アクチュエータA2R
,A2Lに後輪サスペンション特性をソフト状ts (
SOFT)に切り替えるように制御信号が出力され駆動
電流が通電される。時刻↑11よりサスペンション特性
切替時間Ta経過後の時刻t6において、後輪サスペン
ション特性はソフト状態(SOFT)に切り替わる。こ
の時刻t6は後輪W2R,W2Lか、該凹部mに到達す
る時刻と一致する。なお、アクチュエータA2R,A2
Lへの駆動電流は時刻↑12まで通電される。
、車高変化りが所定値h1を越えたとECU4により判
定される。すると時刻t3より、アクチュエータ操作遅
延時間Tdだけ経過した時刻111において、ECU4
より後輪サスペンション特性変更アクチュエータA2R
,A2Lに後輪サスペンション特性をソフト状ts (
SOFT)に切り替えるように制御信号が出力され駆動
電流が通電される。時刻↑11よりサスペンション特性
切替時間Ta経過後の時刻t6において、後輪サスペン
ション特性はソフト状態(SOFT)に切り替わる。こ
の時刻t6は後輪W2R,W2Lか、該凹部mに到達す
る時刻と一致する。なお、アクチュエータA2R,A2
Lへの駆動電流は時刻↑12まで通電される。
時刻t3より時間Tr経過後の時刻t7から第1実施例
と同様にts時間経過後の時刻t8において、車高変化
りが所定1h2以内に収まったとECU4が判定すると
、時刻t8より時間Td経過後の時刻t13において、
ソフト状態(SOFT)にある後輪サスペンション特性
をスポーツ状態(SPORT)に切り替えるように、E
(JJ4は制御信号を出力し駆動電流を後輪サスペンシ
ョン特性変更アクチュエータA2R,A2Lに通電する
。これにより時刻t13より時間Ta経過後の時刻t1
4にて後輪サスペンション特性切替が完了する。なお、
アクチュエータA2R,A2Lへの駆動電流は時刻t1
5まで通電される。
と同様にts時間経過後の時刻t8において、車高変化
りが所定1h2以内に収まったとECU4が判定すると
、時刻t8より時間Td経過後の時刻t13において、
ソフト状態(SOFT)にある後輪サスペンション特性
をスポーツ状態(SPORT)に切り替えるように、E
(JJ4は制御信号を出力し駆動電流を後輪サスペンシ
ョン特性変更アクチュエータA2R,A2Lに通電する
。これにより時刻t13より時間Ta経過後の時刻t1
4にて後輪サスペンション特性切替が完了する。なお、
アクチュエータA2R,A2Lへの駆動電流は時刻t1
5まで通電される。
本発明第2寅施例は以上詳記したように構成されている
ため、第1実施例の効果に加えてざらに以下のような効
果を有する。すなわち、前輪が乗り越した路面の凹凸に
後輪が到達する直前に後輪サスペンション特性を変更す
るように遅延時間を設けた切り替え制御を行っているた
め、必要最小限の後輪サスペンション制御を実施するこ
とが可能となる。
ため、第1実施例の効果に加えてざらに以下のような効
果を有する。すなわち、前輪が乗り越した路面の凹凸に
後輪が到達する直前に後輪サスペンション特性を変更す
るように遅延時間を設けた切り替え制御を行っているた
め、必要最小限の後輪サスペンション制御を実施するこ
とが可能となる。
なお、本発明第1および第2実施例では、障害物判定時
、車高検出時間を一定として第11図に示すように車速
の増加に応じて障害物判定車高を増加させるように変更
したが、逆に障害物判定車高を一定として第15図に示
すように車速の増加に応じて車高変化判定時間を短縮す
るように変更制御しても同様な効果が得られる。
、車高検出時間を一定として第11図に示すように車速
の増加に応じて障害物判定車高を増加させるように変更
したが、逆に障害物判定車高を一定として第15図に示
すように車速の増加に応じて車高変化判定時間を短縮す
るように変更制御しても同様な効果が得られる。
次に、エアサスペンション以外で、後輪サスペンション
特性変更手段として用いられるものの他の例を挙げる。
特性変更手段として用いられるものの他の例を挙げる。
まず第1例として第16図(イ)、(ロ)にサスペンシ
ョンのアッパコントロールアームやロアコントロールア
ームの如き棒状サスペンション部材の連結部に用いられ
るブツシュの剛性を変更させる機構を有することにより
、サスペンション特性を変更できる構成を示す。剛性の
変更は、ブツシュにおけるばね定数・減衰力を変更する
ことを意味する。
ョンのアッパコントロールアームやロアコントロールア
ームの如き棒状サスペンション部材の連結部に用いられ
るブツシュの剛性を変更させる機構を有することにより
、サスペンション特性を変更できる構成を示す。剛性の
変更は、ブツシュにおけるばね定数・減衰力を変更する
ことを意味する。
第16図(イ)は棒状サスペンション部材の連ン部材の
連結部を示す縦断面図、第16図(ロ)は第16図(イ
)の線B−8による断面図である。
連結部を示す縦断面図、第16図(ロ)は第16図(イ
)の線B−8による断面図である。
これらの図に於て、901は軸線902に沿って延在し
中空孔903を有するコントロールアームを示している
。コントロールアーム901の一端には軸線902に垂
直な軸線904を有し、孔905を有するスリーブ90
6が孔905の周りにて溶接により固定されている。ス
リーブ906内には孔907を有する外筒908が圧入
によって固定されている。外筒908内には該外筒と同
心に内筒909が配置されており、外筒908と内筒9
09との間には防振ゴム製のブツシュ910が介装され
ている。ブツシュ910は外筒908と共動して軸線9
02に沿う豆いに対向する位置に軸線904の周りに円
弧状に延在する空洞部911及び912を郭定してあり
、これにより軸線902に沿う方向の剛性を比較的低い
値に設定されている。
中空孔903を有するコントロールアームを示している
。コントロールアーム901の一端には軸線902に垂
直な軸線904を有し、孔905を有するスリーブ90
6が孔905の周りにて溶接により固定されている。ス
リーブ906内には孔907を有する外筒908が圧入
によって固定されている。外筒908内には該外筒と同
心に内筒909が配置されており、外筒908と内筒9
09との間には防振ゴム製のブツシュ910が介装され
ている。ブツシュ910は外筒908と共動して軸線9
02に沿う豆いに対向する位置に軸線904の周りに円
弧状に延在する空洞部911及び912を郭定してあり
、これにより軸線902に沿う方向の剛性を比較的低い
値に設定されている。
コントロールアーム901の中空孔903は軸線902
に沿って往復動可能にピストン部材913を支持するシ
リンダを構成している。ピストン部材913と中空孔9
03の壁面との間はシール部材914によりシールされ
ている。ピストン部材913の一端には空洞部911の
内壁面915と密に当接するよう軸線904の周りに湾
曲し軸線904に沿って延在する当接板916が固定さ
れている。
に沿って往復動可能にピストン部材913を支持するシ
リンダを構成している。ピストン部材913と中空孔9
03の壁面との間はシール部材914によりシールされ
ている。ピストン部材913の一端には空洞部911の
内壁面915と密に当接するよう軸線904の周りに湾
曲し軸線904に沿って延在する当接板916が固定さ
れている。
コンドロールアーム901の他端も第16図(イ)及び
第16図(ロ)に示された構造と同一の構造にて構成さ
れてあり、ピストン部材913と、コントロールアーム
901の他端に嵌合する図には示されていないピストン
部材との間にはシリンダ室917が郭定されている。シ
リンダ室917はコントロールアーム901に設けられ
たねじ孔918により外部と連通されている。ねじ孔9
18には図示せぬ一端にて液圧発生源に接続された導管
921の他端922に固定されたニップル923がねじ
込まれており、これによりシリンダ室917には液圧が
供給されるように構成されている。
第16図(ロ)に示された構造と同一の構造にて構成さ
れてあり、ピストン部材913と、コントロールアーム
901の他端に嵌合する図には示されていないピストン
部材との間にはシリンダ室917が郭定されている。シ
リンダ室917はコントロールアーム901に設けられ
たねじ孔918により外部と連通されている。ねじ孔9
18には図示せぬ一端にて液圧発生源に接続された導管
921の他端922に固定されたニップル923がねじ
込まれており、これによりシリンダ室917には液圧が
供給されるように構成されている。
シリンダ室917内の液圧が比較的低い場合は、ピスト
ン部材913を図にて左方へ押圧する力も小ざく、ピス
トン部材913は当接板916がブツシュ910の内壁
面915に軽く当接した図示の位置に保持され、これに
よりブツシュ910の軸線902に沿う方向の剛性は比
較的低くなっている。これに対しシリンダ室917内の
液圧が比較的高い場合は、ピストン部材913が図にて
左方へ駆動され、当接板916がブツシュ910の内壁
面915を押圧し、ブツシュ910の当接板916と内
筒909との間の部分が圧縮変形されるので、ブツシュ
910の軸線902に沿う方向の剛性が増大される。
ン部材913を図にて左方へ押圧する力も小ざく、ピス
トン部材913は当接板916がブツシュ910の内壁
面915に軽く当接した図示の位置に保持され、これに
よりブツシュ910の軸線902に沿う方向の剛性は比
較的低くなっている。これに対しシリンダ室917内の
液圧が比較的高い場合は、ピストン部材913が図にて
左方へ駆動され、当接板916がブツシュ910の内壁
面915を押圧し、ブツシュ910の当接板916と内
筒909との間の部分が圧縮変形されるので、ブツシュ
910の軸線902に沿う方向の剛性が増大される。
後輪と車体との間に、上記のような棒状サスペンション
部材が設けられているので、後輪サスペンション特性の
変更は、シリンダ室917内の液圧を液圧源および液圧
制御弁等のアクチュエータで制御することにより行なわ
れる。即ち、ECU4からの指示により液圧が高くなれ
ば、ブツシュ910の剛性が高くなり、サスペンション
特性は減衰力が高くなるとともに、ばね定数が高くなり
、後輪のサスペンション特性はハード状態(HARD)
となり、操縦性・安定性を向上させることができ、逆に
液圧が低くなれば、後輪でのショックを低減させること
ができる。
部材が設けられているので、後輪サスペンション特性の
変更は、シリンダ室917内の液圧を液圧源および液圧
制御弁等のアクチュエータで制御することにより行なわ
れる。即ち、ECU4からの指示により液圧が高くなれ
ば、ブツシュ910の剛性が高くなり、サスペンション
特性は減衰力が高くなるとともに、ばね定数が高くなり
、後輪のサスペンション特性はハード状態(HARD)
となり、操縦性・安定性を向上させることができ、逆に
液圧が低くなれば、後輪でのショックを低減させること
ができる。
次に第2例として第17図(イ)、(ロ)に、同様な作
用のあるブツシュの他の構成を示す。
用のあるブツシュの他の構成を示す。
第17図(イ)はブツシュ組立体として内筒及び外筒と
一体に構成されたブツシュを示す長手方向断面図、第1
7図(ロ)は第17図(イ)の線C−Cによる断面図で
ある。
一体に構成されたブツシュを示す長手方向断面図、第1
7図(ロ)は第17図(イ)の線C−Cによる断面図で
ある。
ブツシュ1005の内部には軸線1003の周りに均等
に隔置された位置にて軸線1003に沿っで延在する四
つの伸縮自在な中空袋体1010が埋設されており、該
中空袋体により軸線1003の周りに均等に隔置された
軸線1003に沿って延在する四つの至空間1011が
郭定されている。各中空袋体1010はその一端にて同
じくブツシュ1005内に埋設された口金1012の一
端にクランプ1013により固定されており、各至空間
1011は口金1012によりブツシュ1005の外部
と連通されている。口金1012の他端にはクランプ1
014によりホース1015の一端が連結固定されてい
る。各ホース1015の他端は図には示されていないが
圧力制御弁等のアクチュエータを経て圧縮空気供給源に
連通接続されており、これにより各至空間1011内に
制御された空気圧を導入し得るようになっている。
に隔置された位置にて軸線1003に沿っで延在する四
つの伸縮自在な中空袋体1010が埋設されており、該
中空袋体により軸線1003の周りに均等に隔置された
軸線1003に沿って延在する四つの至空間1011が
郭定されている。各中空袋体1010はその一端にて同
じくブツシュ1005内に埋設された口金1012の一
端にクランプ1013により固定されており、各至空間
1011は口金1012によりブツシュ1005の外部
と連通されている。口金1012の他端にはクランプ1
014によりホース1015の一端が連結固定されてい
る。各ホース1015の他端は図には示されていないが
圧力制御弁等のアクチュエータを経て圧縮空気供給源に
連通接続されており、これにより各至空間1011内に
制御された空気圧を導入し得るようになっている。
ECU4によりアクチュエータを作動させると、各至空
間1011内の空気圧を変化させることができ、これに
よりブツシュの剛性を無段階に変化させることができる
。こうして前輪のショック検出後にブツシュの剛性を硬
軟適宜に変化させることができる。
間1011内の空気圧を変化させることができ、これに
よりブツシュの剛性を無段階に変化させることができる
。こうして前輪のショック検出後にブツシュの剛性を硬
軟適宜に変化させることができる。
次に第18図(イ)〜(ト)に第3例としてのスタビラ
イザの構成を示す。
イザの構成を示す。
第18図(イ)は自動車の車軸式リアサスペンションに
組み込まれたトーションバ一式スタビライザを示す斜視
図、第18図(ロ)及び第18図(ハ)はそれぞれ第1
8図(イ)に示された例の要部をそれぞれ非連結状態及
び連結状態にて示す拡大部分縦断面図、第18図(ニ)
は第18図(ロ)及び第18図(ハ)に示された要部を
クラッチを除去した状態にて示す斜視図、第18図(ホ
)は第18図(ニ)に示された要部を上方より見た平面
図である。
組み込まれたトーションバ一式スタビライザを示す斜視
図、第18図(ロ)及び第18図(ハ)はそれぞれ第1
8図(イ)に示された例の要部をそれぞれ非連結状態及
び連結状態にて示す拡大部分縦断面図、第18図(ニ)
は第18図(ロ)及び第18図(ハ)に示された要部を
クラッチを除去した状態にて示す斜視図、第18図(ホ
)は第18図(ニ)に示された要部を上方より見た平面
図である。
これらの図に於て、110]は車輪1102に連結され
た車軸1103を回転可能に支持するアクスルハウジン
グを示している。アクスルハウジング1101には車幅
方向に隔置された位置にて一対のブラケット1104及
び1105が固定されており、こうのブラケットにより
図には示されていないゴムブツシュを介して本例による
トーションバ一式スタビライザ1106がアクスルハウ
ジング]1Q]に連結されている。
た車軸1103を回転可能に支持するアクスルハウジン
グを示している。アクスルハウジング1101には車幅
方向に隔置された位置にて一対のブラケット1104及
び1105が固定されており、こうのブラケットにより
図には示されていないゴムブツシュを介して本例による
トーションバ一式スタビライザ1106がアクスルハウ
ジング]1Q]に連結されている。
スタビライザ1106は車輌の右側に配設されたスタビ
ライザライト1107と車輌の左側に配設されたスタビ
ライザレフト1108とよりなっており、スタビライザ
ライト1107及びスタビライザレフト1108は連結
装置1109により選択的に互いに一体的に連結される
ようになっている。ロッド部1110及び1112のそ
れぞれのアーム部1111及び1113とは反対側の第
18図、(ロ)に示す端部1114及び1115には軸
線1116に沿って延在する突起1117及び孔111
8が形成されている。これらの突起及び孔にはそれぞれ
互いに螺合する雄ねじ及び雌ねじが設けられており、こ
れによりロッド部1110及び1112は軸線1116
の周りに相対的に回転可能に互いに接続されている。再
び第18図(イ)に戻りアーム部1111及び1113
の先端はそれぞれリンク1119及び1120により車
輌のサイドフレーム1121及び1122に固定された
ブラケット1123及び1124に連結されている。
ライザライト1107と車輌の左側に配設されたスタビ
ライザレフト1108とよりなっており、スタビライザ
ライト1107及びスタビライザレフト1108は連結
装置1109により選択的に互いに一体的に連結される
ようになっている。ロッド部1110及び1112のそ
れぞれのアーム部1111及び1113とは反対側の第
18図、(ロ)に示す端部1114及び1115には軸
線1116に沿って延在する突起1117及び孔111
8が形成されている。これらの突起及び孔にはそれぞれ
互いに螺合する雄ねじ及び雌ねじが設けられており、こ
れによりロッド部1110及び1112は軸線1116
の周りに相対的に回転可能に互いに接続されている。再
び第18図(イ)に戻りアーム部1111及び1113
の先端はそれぞれリンク1119及び1120により車
輌のサイドフレーム1121及び1122に固定された
ブラケット1123及び1124に連結されている。
第18図(ハ)に示すように連結装置1109は筒状を
なすクラッチ1125と、ロッド部1110の一端11
14に設けられクラッチ1125を軸線1116の周り
に相対回転不能に且軸線1116に沿って往復動可能に
支持するクラッチガイド1126と、ロッド部1112
の端部1115に設けられクラッチ1125を軸線11
16の周りに相対回転不能に受けるクラッチレシーバ1
127とを含んでいる。第18図(ロ)のD−D断面図
である第18図(へ)に示されているように、クラッチ
1125の内周面は軸線1116の両側にて互いに対向
し軸線1116に沿って平行に延在する平面1128及
び1129と、これらの平面を軸線11161対し互い
に対向した位置にて接続する円筒面1130及び113
1とよりなっている。これに対応して、クラッチがイド
1126の外周面は軸線1116の両側にて互いに対向
し軸111116に沿って平行に延在する平面1132
及び1133と、これらの平面を軸線1116に対し互
いに対向した位置にて接続する円筒面1134及び11
35とよりなっている。第18図(ニ)および(ホ)に
示すように同様にクラッチレシーバ1127の外周面は
軸線1116の両側にて互いに対向し軸線1116に沿
って平行に延在する平面1136及び1137と、これ
らの平面を軸線1116に対し互いに対向した位置にて
接続する円筒面1138及び1139とよりなっている
。
なすクラッチ1125と、ロッド部1110の一端11
14に設けられクラッチ1125を軸線1116の周り
に相対回転不能に且軸線1116に沿って往復動可能に
支持するクラッチガイド1126と、ロッド部1112
の端部1115に設けられクラッチ1125を軸線11
16の周りに相対回転不能に受けるクラッチレシーバ1
127とを含んでいる。第18図(ロ)のD−D断面図
である第18図(へ)に示されているように、クラッチ
1125の内周面は軸線1116の両側にて互いに対向
し軸線1116に沿って平行に延在する平面1128及
び1129と、これらの平面を軸線11161対し互い
に対向した位置にて接続する円筒面1130及び113
1とよりなっている。これに対応して、クラッチがイド
1126の外周面は軸線1116の両側にて互いに対向
し軸111116に沿って平行に延在する平面1132
及び1133と、これらの平面を軸線1116に対し互
いに対向した位置にて接続する円筒面1134及び11
35とよりなっている。第18図(ニ)および(ホ)に
示すように同様にクラッチレシーバ1127の外周面は
軸線1116の両側にて互いに対向し軸線1116に沿
って平行に延在する平面1136及び1137と、これ
らの平面を軸線1116に対し互いに対向した位置にて
接続する円筒面1138及び1139とよりなっている
。
第18図(へ)に示すようにクラッチガイド1126の
平面1132及び1133はクラッチ1125の平面1
129及び1128と常時係合しており、クラッチ11
25が第18図(ハ)に示された位置にあるときには、
クラッチレシーバ1127の平面1136及び1137
もそれぞれクラッチ1125の平面1129及び112
8に係合し、これによりスタビライザライト1107と
スタビライザレフト1108とが軸線1116の周りに
相対回転不能に一体的に連結されるようになっている。
平面1132及び1133はクラッチ1125の平面1
129及び1128と常時係合しており、クラッチ11
25が第18図(ハ)に示された位置にあるときには、
クラッチレシーバ1127の平面1136及び1137
もそれぞれクラッチ1125の平面1129及び112
8に係合し、これによりスタビライザライト1107と
スタビライザレフト1108とが軸線1116の周りに
相対回転不能に一体的に連結されるようになっている。
第18図(ボ)に示すように特にクラッチレシーバ11
27の平面1136及び]137のスタビライザライト
1107の側の端部には面取り1140及び1141が
施されており、これによりロッド部1110及び111
2が軸線1116の周りに互いに僅かに相対回転した状
態にある場合に於ても、クラッチ1125が第18図(
ロ)に示された位置より第18図(ハ)に示された位置
まで移動することができ、これによりスタビライザライ
ト11Q7とスタビライザレフト1108とがそれらの
アーム部1111及び1113が同一平面内に存在する
状態にて互いに一体的に連結されるようになっている。
27の平面1136及び]137のスタビライザライト
1107の側の端部には面取り1140及び1141が
施されており、これによりロッド部1110及び111
2が軸線1116の周りに互いに僅かに相対回転した状
態にある場合に於ても、クラッチ1125が第18図(
ロ)に示された位置より第18図(ハ)に示された位置
まで移動することができ、これによりスタビライザライ
ト11Q7とスタビライザレフト1108とがそれらの
アーム部1111及び1113が同一平面内に存在する
状態にて互いに一体的に連結されるようになっている。
クラッチ1125はECU4により制御されるアクチュ
エータ1142により軸線1116に沿って往復動され
るようになっている。第18図(イ)に示すようにアク
チュエータ1142は図には示されていないディファレ
ンシャルケーシングに固定された油圧式のピストン−シ
リンダ装置1143と、第18図(ロ)のE−E断面図
である第18図(ト)に示されているように、クラッチ
1]25の外周面に形成された溝1144及び1145
に係合するアーム部1146及び1147を有し、第1
8図(イ)に示すピストン−シリンダ装置1143のピ
ストンロッド114Bに連結されたシフトフォーク11
49とよりなっている。
エータ1142により軸線1116に沿って往復動され
るようになっている。第18図(イ)に示すようにアク
チュエータ1142は図には示されていないディファレ
ンシャルケーシングに固定された油圧式のピストン−シ
リンダ装置1143と、第18図(ロ)のE−E断面図
である第18図(ト)に示されているように、クラッチ
1]25の外周面に形成された溝1144及び1145
に係合するアーム部1146及び1147を有し、第1
8図(イ)に示すピストン−シリンダ装置1143のピ
ストンロッド114Bに連結されたシフトフォーク11
49とよりなっている。
ECU4の指示によりアクチュエータ1142がクラッ
チ1125を第18図(ハ)に示された位置にもたらせ
ば、スタビライザライト1107とスタビライザレフト
1108とが一体的に連結され、これによりスタビライ
ザ1106がその機構を発揮し得る状態にもたらされる
ことにより、ローリングを低減し、操縦性・安定性が向
上できる。又、アクチュエータ1142がクラッチ11
25を第18図(ロ)に示された位置にもたらせば、ス
タビライザライト1107とスタビライザレフト110
8とが軸線1116の周りに互いに相対的に回転し得る
状態にもたらされ、これにより゛車輌のショック、特に
片輪のみのショック低減ヤ、乗り心地性が向上できる。
チ1125を第18図(ハ)に示された位置にもたらせ
ば、スタビライザライト1107とスタビライザレフト
1108とが一体的に連結され、これによりスタビライ
ザ1106がその機構を発揮し得る状態にもたらされる
ことにより、ローリングを低減し、操縦性・安定性が向
上できる。又、アクチュエータ1142がクラッチ11
25を第18図(ロ)に示された位置にもたらせば、ス
タビライザライト1107とスタビライザレフト110
8とが軸線1116の周りに互いに相対的に回転し得る
状態にもたらされ、これにより゛車輌のショック、特に
片輪のみのショック低減ヤ、乗り心地性が向上できる。
次に第19図(イ)、(ロ)に第4例として、他のスタ
ビライザの例を示す。
ビライザの例を示す。
本例のスタビライザバ一式の組立体1310は第19図
(イ)に示すように、第1のスタビライザバー1318
と第2のスタビライザバー1320とを備える。第1の
スタビライザバーは本体部1322とアーム部1323
とを有している。
(イ)に示すように、第1のスタビライザバー1318
と第2のスタビライザバー1320とを備える。第1の
スタビライザバーは本体部1322とアーム部1323
とを有している。
本体部1322は一対の取付金具1324によって車体
に、その軸線のまわりをねじり可能に取り付けられてい
る。
に、その軸線のまわりをねじり可能に取り付けられてい
る。
第2のスタビライザバー1320は第19図(ロ)に示
すように、中空状に形成され、第1のスタビライザバー
1318の本体部1322を貫通させる。この第2のス
タビライザバー1320は一対の取付金具1324の内
方に配置され、第1のスタビライザバー1318を接続
及び切り離し可能である。図示の例では、スプール13
28を固着したピストン1330が第2のスタビライザ
バー1320の内部の一方の端部に、シール部材133
2によって液密とされた状態で滑動可能に配置されてい
る。このスプール1328はシール部材1334によっ
て液密とされ、第2のスタビライザバー1320から外
部へ突出している。
すように、中空状に形成され、第1のスタビライザバー
1318の本体部1322を貫通させる。この第2のス
タビライザバー1320は一対の取付金具1324の内
方に配置され、第1のスタビライザバー1318を接続
及び切り離し可能である。図示の例では、スプール13
28を固着したピストン1330が第2のスタビライザ
バー1320の内部の一方の端部に、シール部材133
2によって液密とされた状態で滑動可能に配置されてい
る。このスプール1328はシール部材1334によっ
て液密とされ、第2のスタビライザバー1320から外
部へ突出している。
スプール1328はピストン1330に近接してスプラ
イン1336を有し、他方、第2のスタビライザバー1
320はスプライン1336にかみ合い可能なスプライ
ン1338を一方の端部に有する。スプール1328は
外部へ突出している端部の内側に更にスプライン134
0を有する。
イン1336を有し、他方、第2のスタビライザバー1
320はスプライン1336にかみ合い可能なスプライ
ン1338を一方の端部に有する。スプール1328は
外部へ突出している端部の内側に更にスプライン134
0を有する。
第1のスタごライザバー1318の本体部1322に、
スプライン1342によって結合されたカップラ134
4が取り付けられている。このカップラ1344はスプ
ール1328に対向する端部に、スプライン1340に
かみ合い可能なスプライン1346を有する。カップラ
1344は図示の例では、ゴムのブツシュ1345を介
して取付金具1324に結合されており、ブツシュ13
45を変形させることによって、本体部1322がねじ
り変形するように構成されている。カップラ1344の
取付位置は、スプール132Bが左方向へ移動し、スプ
ライン1336がスプライン1338にかみ合ったとき
、スプライン1340がスプライン1346にかみ合う
ことができる位置である。2つのスプライン1340.
1346をダストから保護するしゃばら状のブーツ13
47が第2のスタビライザバー1320とカップラ13
44との間に設けられている。
スプライン1342によって結合されたカップラ134
4が取り付けられている。このカップラ1344はスプ
ール1328に対向する端部に、スプライン1340に
かみ合い可能なスプライン1346を有する。カップラ
1344は図示の例では、ゴムのブツシュ1345を介
して取付金具1324に結合されており、ブツシュ13
45を変形させることによって、本体部1322がねじ
り変形するように構成されている。カップラ1344の
取付位置は、スプール132Bが左方向へ移動し、スプ
ライン1336がスプライン1338にかみ合ったとき
、スプライン1340がスプライン1346にかみ合う
ことができる位置である。2つのスプライン1340.
1346をダストから保護するしゃばら状のブーツ13
47が第2のスタビライザバー1320とカップラ13
44との間に設けられている。
第2のスタビライザバー1320の、ピストン1330
をはさんだ両側となる部位に2つのボート1348.1
350を設け、各ボートに圧力流体を導くことができる
ように配管し、使用に供する。
をはさんだ両側となる部位に2つのボート1348.1
350を設け、各ボートに圧力流体を導くことができる
ように配管し、使用に供する。
いま、ボート1350に液圧制御弁等の7クチユエータ
を介して圧力流体を導くと、ピストン1330はスプー
ル1328と共に左方向へ移動し、スプライン1336
がスプライン1338に、またスプライン1340がス
プライン1346にそれぞれかみ合う。この結果、第1
及び第2のスタビライザバー1318.1320は接続
状態となり、スタビライザバー組立体の剛性は大きくな
る。
を介して圧力流体を導くと、ピストン1330はスプー
ル1328と共に左方向へ移動し、スプライン1336
がスプライン1338に、またスプライン1340がス
プライン1346にそれぞれかみ合う。この結果、第1
及び第2のスタビライザバー1318.1320は接続
状態となり、スタビライザバー組立体の剛性は大きくな
る。
逆にボート1348に圧力流体を導くと、ピストン13
30は右方向へ移動するので、各スプラインのかみ合い
は解放され、スタビライザバー組立体の剛性は第1のス
タビライザバー1318の剛性のみとなる。
30は右方向へ移動するので、各スプラインのかみ合い
は解放され、スタビライザバー組立体の剛性は第1のス
タビライザバー1318の剛性のみとなる。
次に第20図(イ)〜(ハ)に第5例として、他のスタ
ビライザの例を示す。
ビライザの例を示す。
本例のスタビライザ1410は第20図(イ)の概略平
面図に示される。ここで1411は車輪、1412はサ
スペンションアームである。本体1414と、一対のア
ーム1416と、伸長手段1418とを備える。
面図に示される。ここで1411は車輪、1412はサ
スペンションアームである。本体1414と、一対のア
ーム1416と、伸長手段1418とを備える。
丸棒状の本体1414は、車体の幅方向へ間隔をおいて
配置される一対のリンク1420の軸受部1421に貫
通され、この軸受部1421に対してその軸線の回りを
ねじり可能に支持されている。リンク1420の上方の
端部にある別の軸受部1422は、車体1424に溶接
したブラケット1426に通されたビン1428によっ
て、回動可能に支持されている。この結果、本体141
4は車体の幅方向へ配置され、車体に対してねじり可能
となっている。
配置される一対のリンク1420の軸受部1421に貫
通され、この軸受部1421に対してその軸線の回りを
ねじり可能に支持されている。リンク1420の上方の
端部にある別の軸受部1422は、車体1424に溶接
したブラケット1426に通されたビン1428によっ
て、回動可能に支持されている。この結果、本体141
4は車体の幅方向へ配置され、車体に対してねじり可能
となっている。
一対のアーム1416は図示の例では、平棒によって形
成されており、その第1の端部1430は本体1414
の各端部に、ボルト及びナツト1432によって、垂直
軸線の回りを回動可能に接続されている。第2の端部1
431はこの端部1430から車体の前後方向へ間隔を
おいて配置される。ここで前後方向とは、斜めの場合を
含む。
成されており、その第1の端部1430は本体1414
の各端部に、ボルト及びナツト1432によって、垂直
軸線の回りを回動可能に接続されている。第2の端部1
431はこの端部1430から車体の前後方向へ間隔を
おいて配置される。ここで前後方向とは、斜めの場合を
含む。
伸長手段1418はアーム1416の第2の端部143
1を車体の幅方向へ変位させる。図示の例では、伸長手
段1418はパワーシリンダによって構成されている。
1を車体の幅方向へ変位させる。図示の例では、伸長手
段1418はパワーシリンダによって構成されている。
パワーシリンダは第20図(ハ)に示すように、シリン
ダ1434と、このシリンダ1434内に液密状態で滑
動可能に配置されるピストン1436と、このピストン
1436に一端で連なり、他端がシリンダ1434から
外部へ突出するピストンロッド1438と、ピストン1
436をピストンロッド1438が縮む方向へ付勢する
圧縮ばね1440とを備える。ピストン1436の所定
以上の付勢はピストンに固定されたストッパ1442に
よって抑止される。
ダ1434と、このシリンダ1434内に液密状態で滑
動可能に配置されるピストン1436と、このピストン
1436に一端で連なり、他端がシリンダ1434から
外部へ突出するピストンロッド1438と、ピストン1
436をピストンロッド1438が縮む方向へ付勢する
圧縮ばね1440とを備える。ピストン1436の所定
以上の付勢はピストンに固定されたストッパ1442に
よって抑止される。
シリンダ1434は、ピストンロッド1438が車体の
幅方向の外方に位置することとなるように、サスペンシ
ョンアーム1412に固定される。
幅方向の外方に位置することとなるように、サスペンシ
ョンアーム1412に固定される。
そして、ピストンロッド1438の外部へ突出している
端部1439にアーム1416の第2の端部1431が
、ボルト及びナツト1432によって、垂直軸線の回り
を回動可能に接続される。
端部1439にアーム1416の第2の端部1431が
、ボルト及びナツト1432によって、垂直軸線の回り
を回動可能に接続される。
シリンダ1434の、圧縮ばね1440が位置する側と
は反対側の液室1444にフレキシブルホース1446
の一端が接続されている。このフレキシブルホース14
46の他端を液圧制御弁等のアクチュエータを介して液
圧源(図示せず)に接続されている。
は反対側の液室1444にフレキシブルホース1446
の一端が接続されている。このフレキシブルホース14
46の他端を液圧制御弁等のアクチュエータを介して液
圧源(図示せず)に接続されている。
ECU4の指示に応じたアクチュエータの状態により、
パワーシリンダの液室1444に圧力の供給はがなけれ
ば、アーム1416の第2の端部1431は第20図(
イ)に示すように内方に位置する。そのため、スタビラ
イザーのホイールレートは低い。
パワーシリンダの液室1444に圧力の供給はがなけれ
ば、アーム1416の第2の端部1431は第20図(
イ)に示すように内方に位置する。そのため、スタビラ
イザーのホイールレートは低い。
一方、ECU4の指令によりアクチュエータが作動し、
パワーシリンダの液’[1444に圧力の供給があると
、ピストン1436に圧力が働き、圧縮ばね1440に
抗してピストンロッド1438が押し出されるので、ア
ーム1416の第2の端部1431は第20図(イ)に
仮想線で示すように外方へ押し出され、スタビライザの
アーム比が大きくなって、ロー1リングに対する剛性が
上がることとなる。
パワーシリンダの液’[1444に圧力の供給があると
、ピストン1436に圧力が働き、圧縮ばね1440に
抗してピストンロッド1438が押し出されるので、ア
ーム1416の第2の端部1431は第20図(イ)に
仮想線で示すように外方へ押し出され、スタビライザの
アーム比が大きくなって、ロー1リングに対する剛性が
上がることとなる。
次に第6例として、第21図(イ)、(ロ)にスタビラ
イザとロアコントロールアームとの連結装置の構成を示
す。・ 第21図(イ)は本例による車輌用スタビライザの連結
装置が組込まれたウィツシュボーン式サスペンションを
示す部分正面図、第21図(ロ)は第21図(イ)に示
された連結装置を示す拡大断面図で必る。これらの図に
おいて、1501はナックル1503により回転自在に
担持された車輪を示している。ナックル1503はそれ
ぞれ上端にて枢軸1505によりアッパコントロールア
ーム1507の一端に枢着されており、またそれぞれ下
端にて枢軸1509によりロアコントロールアーム15
11の一端に枢着されている。アッパコントロールアー
ム1507及びロアコントロールアーム1511はそれ
ぞれ枢軸1513及び枢軸1515により車輌のクロス
メンバ1517 ’に枢着されている。
イザとロアコントロールアームとの連結装置の構成を示
す。・ 第21図(イ)は本例による車輌用スタビライザの連結
装置が組込まれたウィツシュボーン式サスペンションを
示す部分正面図、第21図(ロ)は第21図(イ)に示
された連結装置を示す拡大断面図で必る。これらの図に
おいて、1501はナックル1503により回転自在に
担持された車輪を示している。ナックル1503はそれ
ぞれ上端にて枢軸1505によりアッパコントロールア
ーム1507の一端に枢着されており、またそれぞれ下
端にて枢軸1509によりロアコントロールアーム15
11の一端に枢着されている。アッパコントロールアー
ム1507及びロアコントロールアーム1511はそれ
ぞれ枢軸1513及び枢軸1515により車輌のクロス
メンバ1517 ’に枢着されている。
また第21図(イ)において、151Bは車幅方向に配
設されたコの字状のスタビライザを示している。スタビ
ライザ1518はその中央ロンド部1519にて図には
示されていないゴムブツシュを介してブラケット152
2により車体1524にその軸線の回りに回動自在に連
結されている。
設されたコの字状のスタビライザを示している。スタビ
ライザ1518はその中央ロンド部1519にて図には
示されていないゴムブツシュを介してブラケット152
2により車体1524にその軸線の回りに回動自在に連
結されている。
スタビライザ1518のアーム部1520の先端152
0aはそれぞれ本例による連結装置1525によりロア
コントロールアーム1511の一端に近接した位置に連
結されている。
0aはそれぞれ本例による連結装置1525によりロア
コントロールアーム1511の一端に近接した位置に連
結されている。
第21図(ロ)に詳細に示されている如く、連設装置1
525はシリンダーピストン装置1526を含んでいる
。シリンダーピストン装置1526は互に共動して二つ
のシリンダ11527及び1528を郭定するピストン
1529とシリンダ1530とよりなっている。シリン
ダ1530はピストン1529を軸線1531に沿って
往復動可能に受けるインナシリンダ1532と、インナ
シリンダ1532に対し実質的に同心に配置されたアウ
タシリンダ1533と、インナシリンダ及びアウタシリ
ンダの両端を閉じるエンドキャップ部材1534及び1
535とよりなっている。ピストン1529は本体15
36と、一端にて本体1536を担持しエンドキャップ
部材1534及びスタビライザ1518のアーム部15
20の先Da1520a1.:設けられた孔1538を
貫通して軸線1531に沿って延在するピストンロッド
1537とよりなっている。
525はシリンダーピストン装置1526を含んでいる
。シリンダーピストン装置1526は互に共動して二つ
のシリンダ11527及び1528を郭定するピストン
1529とシリンダ1530とよりなっている。シリン
ダ1530はピストン1529を軸線1531に沿って
往復動可能に受けるインナシリンダ1532と、インナ
シリンダ1532に対し実質的に同心に配置されたアウ
タシリンダ1533と、インナシリンダ及びアウタシリ
ンダの両端を閉じるエンドキャップ部材1534及び1
535とよりなっている。ピストン1529は本体15
36と、一端にて本体1536を担持しエンドキャップ
部材1534及びスタビライザ1518のアーム部15
20の先Da1520a1.:設けられた孔1538を
貫通して軸線1531に沿って延在するピストンロッド
1537とよりなっている。
ピストンロッド1537に形成された肩部1539と先
端1520aとの間にはゴムブツシュ1540及びこれ
を保持するりテーナ1541が6・装されており、ピス
トンロッド1537の先端にねじ込まれたナツト154
2と先端1520aとの間にはゴムブツシュ1543及
びリテーナ1544が介装されており、これによりピス
トンロッド1537はスタビライザ1518のアーム部
1520の先端1520aに緩衝連結されている。
端1520aとの間にはゴムブツシュ1540及びこれ
を保持するりテーナ1541が6・装されており、ピス
トンロッド1537の先端にねじ込まれたナツト154
2と先端1520aとの間にはゴムブツシュ1543及
びリテーナ1544が介装されており、これによりピス
トンロッド1537はスタビライザ1518のアーム部
1520の先端1520aに緩衝連結されている。
エンドキャップ部材1535にはロアコントロールアー
ム1511に形成された孔1545を貫通して軸線15
31に沿って延在するロッド1546が固定されている
。エンドキャップ部材1535とロアコントロールアー
ム1511との間にはゴムブツシュ1547及びこれを
保持するりテーナ1548が介装されており、ロッド1
546の先端にねじ込まれたナツト1549とロアコン
トロール7−ム1511との間にはゴムブツシュ155
0及びこれを保持するりテーナ1551が介装されてお
り、これによりロッド1546はロアコントロールアー
ム1511に緩衝連結されている。
ム1511に形成された孔1545を貫通して軸線15
31に沿って延在するロッド1546が固定されている
。エンドキャップ部材1535とロアコントロールアー
ム1511との間にはゴムブツシュ1547及びこれを
保持するりテーナ1548が介装されており、ロッド1
546の先端にねじ込まれたナツト1549とロアコン
トロール7−ム1511との間にはゴムブツシュ155
0及びこれを保持するりテーナ1551が介装されてお
り、これによりロッド1546はロアコントロールアー
ム1511に緩衝連結されている。
インナシリンダ1532にはそれぞれエンドキヤップ部
材1534及び1535に近接した位置にて貫通孔15
52及び1553が設けられている。エンドキャップ部
材1534にはインナシ1ノンダ1532とアウタシリ
ンダ1533との間にて軸線1531に沿って延在しイ
ンナシリンダ及びアウタシリンダに密着する突起155
4が一体的に形成されている。突起1554には一端に
て貫通孔1552に整合し他端にてインナシリンダ15
32と7ウタシリンダ1533との間の環状空間155
5に開口する内部通路1556が形成されている。こう
して貫通孔1552、内部通路1556、環状空間15
55および貫通孔1553は二つのシリンダ11527
及び1528を相互に連通接続する通路手段を郭定して
いる。尚環状空間1555の一部には空気が封入されて
おり、シリンダ室1527および、内部通路1556、
環状空間1555の一部にはオイルが封入されており、
ピストン1529がシリンダ1530に対し相対変位す
ることにより生ずるピストンロッド1537のシリンダ
内の体積変化が環状空間1555に封入された空気の圧
縮、膨張により?li償されるようになっている。
材1534及び1535に近接した位置にて貫通孔15
52及び1553が設けられている。エンドキャップ部
材1534にはインナシ1ノンダ1532とアウタシリ
ンダ1533との間にて軸線1531に沿って延在しイ
ンナシリンダ及びアウタシリンダに密着する突起155
4が一体的に形成されている。突起1554には一端に
て貫通孔1552に整合し他端にてインナシリンダ15
32と7ウタシリンダ1533との間の環状空間155
5に開口する内部通路1556が形成されている。こう
して貫通孔1552、内部通路1556、環状空間15
55および貫通孔1553は二つのシリンダ11527
及び1528を相互に連通接続する通路手段を郭定して
いる。尚環状空間1555の一部には空気が封入されて
おり、シリンダ室1527および、内部通路1556、
環状空間1555の一部にはオイルが封入されており、
ピストン1529がシリンダ1530に対し相対変位す
ることにより生ずるピストンロッド1537のシリンダ
内の体積変化が環状空間1555に封入された空気の圧
縮、膨張により?li償されるようになっている。
内部通路1556の連通は常開の電磁開閉弁1557に
より選択的に制御されるようになっている。1vi1開
閉弁1557は内部にソレノイド1558を有し一端に
てアウタシリンダ1533に固定されたハウジング15
59と、ハウジング1559内に軸線1560に沿って
往復動可能に配置されたコア1561と、該コアを第2
1図(ロ)で見て右方へ付勢する圧縮コイルばね156
2とよりなっている。コア1561の一端には弁要素1
563が一体的に形成されており、該弁要素1563は
突起1554に内部通路1556を横切って形成された
孔1564に選択的に嵌入するようになっている。
より選択的に制御されるようになっている。1vi1開
閉弁1557は内部にソレノイド1558を有し一端に
てアウタシリンダ1533に固定されたハウジング15
59と、ハウジング1559内に軸線1560に沿って
往復動可能に配置されたコア1561と、該コアを第2
1図(ロ)で見て右方へ付勢する圧縮コイルばね156
2とよりなっている。コア1561の一端には弁要素1
563が一体的に形成されており、該弁要素1563は
突起1554に内部通路1556を横切って形成された
孔1564に選択的に嵌入するようになっている。
こうしてECLJ4の指示によりソレノイド155Bに
通電が行なわれていない時には、コア1561が圧縮コ
イルばね1562により図にて右方へ付勢されることに
より、図示の如く開弁じて内部通路1556の連通を許
し、一方、EC(J4の指示により、ソレノイド155
8に通電が行なわれるとコア1561が圧縮コイルばね
1562のばね力に抗して第21図(ロ)にて左方へ駆
動され弁要素1563が孔1564に嵌入することによ
り、内部通路1556の連通を遮断するようになってい
る。
通電が行なわれていない時には、コア1561が圧縮コ
イルばね1562により図にて右方へ付勢されることに
より、図示の如く開弁じて内部通路1556の連通を許
し、一方、EC(J4の指示により、ソレノイド155
8に通電が行なわれるとコア1561が圧縮コイルばね
1562のばね力に抗して第21図(ロ)にて左方へ駆
動され弁要素1563が孔1564に嵌入することによ
り、内部通路1556の連通を遮断するようになってい
る。
上述のように構成された連結装置において、電磁開閉弁
1557のソレノイド1558に通電が行なわれること
により、電磁開閉弁が閉弁され、これによりシリンダ室
1527及び1528の間の連通が遮断され、二つのシ
リンダ室内のオイルが内部通路1556等を経て相互に
流動することが阻止され、これによりピストン1529
はシリンダ1530に対し軸線1531に沿って相対的
に変位することが阻止され、これによりスタビライザ1
518がその本来の機能を発揮し得る状態にもたらされ
るので、車両のローリングが抑制されて片輪乗り上げ、
乗り下げ時の車両の操縦性・安定性が向上される。
1557のソレノイド1558に通電が行なわれること
により、電磁開閉弁が閉弁され、これによりシリンダ室
1527及び1528の間の連通が遮断され、二つのシ
リンダ室内のオイルが内部通路1556等を経て相互に
流動することが阻止され、これによりピストン1529
はシリンダ1530に対し軸線1531に沿って相対的
に変位することが阻止され、これによりスタビライザ1
518がその本来の機能を発揮し得る状態にもたらされ
るので、車両のローリングが抑制されて片輪乗り上げ、
乗り下げ時の車両の操縦性・安定性が向上される。
また、ソレノイド1558に通電しなければ、電磁開閉
弁1557は第21図(口〉に示されているような開弁
状態に維持され、これにより二つのシリンダ室1527
及び1528内のオイルが内部通路1556等を経て相
互に自由に流動し得るので、ピストン1529はシリン
ダ1530に対し相対的に自由に遊動することができ、
これによりスタビライザ1518の左右両方のアーム部
の先端はそれぞれ対応するロアコントロールアーム15
11に対し相対的に遊動することができるので、スタビ
ライザはその機能を発揮せず、これにより後輪のショッ
クが低減でき、乗り心地性が十分に確保される。
弁1557は第21図(口〉に示されているような開弁
状態に維持され、これにより二つのシリンダ室1527
及び1528内のオイルが内部通路1556等を経て相
互に自由に流動し得るので、ピストン1529はシリン
ダ1530に対し相対的に自由に遊動することができ、
これによりスタビライザ1518の左右両方のアーム部
の先端はそれぞれ対応するロアコントロールアーム15
11に対し相対的に遊動することができるので、スタビ
ライザはその機能を発揮せず、これにより後輪のショッ
クが低減でき、乗り心地性が十分に確保される。
以上本発明の実施例について説明したが、本発明はこの
ような実施例に回答限定されるものではなく、本発明の
要旨を逸脱しない範囲内において種々なる態様で実施し
得ることは勿論である。
ような実施例に回答限定されるものではなく、本発明の
要旨を逸脱しない範囲内において種々なる態様で実施し
得ることは勿論である。
[発明の効果]
以上詳記したように本発明によれば、単発的凹凸を有す
る路面走行時に、後輪のサスペンション制御を行ない、
後輪のショックを防止できるので、単発的凹凸通過時の
乗り心地向上と撮動・騒音特性の向上、および、障害物
のない路面を走行する場合の操縦制・安定性、とを高度
に両立させた、いわゆるサスペンション1寺性のアクテ
ィブコントロールが可能となる。
る路面走行時に、後輪のサスペンション制御を行ない、
後輪のショックを防止できるので、単発的凹凸通過時の
乗り心地向上と撮動・騒音特性の向上、および、障害物
のない路面を走行する場合の操縦制・安定性、とを高度
に両立させた、いわゆるサスペンション1寺性のアクテ
ィブコントロールが可能となる。
また、後輪サスペンション特性を制御できるため、前輪
と後輪のサスペンション特性に明確な差をつけた調整が
可能となり、サスペンション設計時にサスペンション特
性設定の自由度が増加する。
と後輪のサスペンション特性に明確な差をつけた調整が
可能となり、サスペンション設計時にサスペンション特
性設定の自由度が増加する。
さらに、本発明では、路面の凹凸の程度を判定する障害
物判定車高を、車速に応じて変更しているため多様な走
行速度合々に最適な乗り心地および操縦制・安定性が得
られる。
物判定車高を、車速に応じて変更しているため多様な走
行速度合々に最適な乗り心地および操縦制・安定性が得
られる。
ざらに、本発明では特に高速走行時に後輪サスペンショ
ン特性変更の頻度が減少し、アクチュエータの耐久性が
向上する。
ン特性変更の頻度が減少し、アクチュエータの耐久性が
向上する。
第1図は本発明の基本概念を示す構成図、第2図(イ)
は本発明の詳細な説明する説明図、第2図(ロ)は車速
■とサスペンションのショックアブソーバピストン上下
動速度の関係図、第2図(ハ)は低速時と高速時の前輪
車高変化の相違を示す図、第3図は本発明第1実施例の
システム構成図、第4図は本実施例に用いられるエアサ
スペンションの主要部断面図、第5図は第4図のA−A
断面図、第6図は電子制御装置(ECU)を説明するた
めのブロック図、第7図はディジタル車高センサ信号入
力回路を示すブロック図、第8図はアナログ車高センサ
信号入力回路を示すブロック図、第゛9図(イ)、(ロ
)、(ハ)、(ニ)はそれぞれECUにて実行される第
1実施例で行われる処理のフローチャート、第10図は
前輪車高の検出時間および車高判定時間の説明図、第1
1図は車速Vと障害物判定車高ill、h2の関係図、
第12図(()は本発明第1実施例の場合の自動車が凹
部を有する路面を走行している状態の模式図、第12図
(ロ)は第12図(イ)の場合の前輪車高センサ出力、
後輪サスペンション特性変更アクチュエータ駆動電流、
後輪サスペンション特性、および後輪車高の変化を時間
経過に従って表わしたタイミングチャート、第13図(
イ)。 (ロ)、(ハ)、(ニ)、はそれぞれECUにて実行さ
れる第2実施例で行われる処理のフローチャート、第1
4図(イ)は本発明第2実施例の自動車が凹部を有する
路面を走行している状態の模式図、第14図(ロ)は第
14図(イ)の場合の前輪車高センサ出力、後輪サスペ
ンション特性変更アクチュエータ駆動電流、後輪サスペ
ンション特性、および後輪車高の変化を時間経過に従っ
て表わしたタイミングチャート、第15図は車速Vと車
高変化判定時間tsの関係図、第16図〜第21図はリ
スペンション特性を変更ざぜる他の装置の例を示し、第
16図(イ)は第1例の縦断面図、第16図(ロ)はそ
のB−B断面図、第17図(イ)は第2例の断面図、第
17図(0)はそのC−C断面図、第18図(イ)は第
3例の使用状態の斜視図、第18図(ロ)と(ハ)とは
各々第3例の拡大部分縦断面図、第18図(ニ)は要部
斜視図、第18図(ホ)はその平面図、第18図(へ)
は第18図(ロ)におけるD−C断面図、第18図(ト
)はE−E断面図、第19図(イ)は第4例の斜視図、
第19図(ロ)はその部分拡大縦断面図、第20図(イ
)は第5例の概略平面図、第20図(ロ)はその部分説
明図、第20図(ハ)は伸長手段の断面図、第21図(
イ)は第6例の使用状態を示す部分正面図、第21図(
ロ)はその連結装置の拡大断面図である。 a・・・車体 b・・・後輪 C・・・後輪サスペンション装置 d・・・前輪 e・・・前輪車高検出手段 f・・・車速検出手段 q・・・判定手段 h・・・後輪サスペンション特性変更手段i・・・変更
手段 S2R,32L・・・後輪エアサスペンション装置H1
R,1−flL・・・前輪車高センサSE1
・・・車速センサ 4 ・・・電子制@装置(ECU>A2R,
A2L・・・後輪サスペンション特性変更アクチュエー
タ
は本発明の詳細な説明する説明図、第2図(ロ)は車速
■とサスペンションのショックアブソーバピストン上下
動速度の関係図、第2図(ハ)は低速時と高速時の前輪
車高変化の相違を示す図、第3図は本発明第1実施例の
システム構成図、第4図は本実施例に用いられるエアサ
スペンションの主要部断面図、第5図は第4図のA−A
断面図、第6図は電子制御装置(ECU)を説明するた
めのブロック図、第7図はディジタル車高センサ信号入
力回路を示すブロック図、第8図はアナログ車高センサ
信号入力回路を示すブロック図、第゛9図(イ)、(ロ
)、(ハ)、(ニ)はそれぞれECUにて実行される第
1実施例で行われる処理のフローチャート、第10図は
前輪車高の検出時間および車高判定時間の説明図、第1
1図は車速Vと障害物判定車高ill、h2の関係図、
第12図(()は本発明第1実施例の場合の自動車が凹
部を有する路面を走行している状態の模式図、第12図
(ロ)は第12図(イ)の場合の前輪車高センサ出力、
後輪サスペンション特性変更アクチュエータ駆動電流、
後輪サスペンション特性、および後輪車高の変化を時間
経過に従って表わしたタイミングチャート、第13図(
イ)。 (ロ)、(ハ)、(ニ)、はそれぞれECUにて実行さ
れる第2実施例で行われる処理のフローチャート、第1
4図(イ)は本発明第2実施例の自動車が凹部を有する
路面を走行している状態の模式図、第14図(ロ)は第
14図(イ)の場合の前輪車高センサ出力、後輪サスペ
ンション特性変更アクチュエータ駆動電流、後輪サスペ
ンション特性、および後輪車高の変化を時間経過に従っ
て表わしたタイミングチャート、第15図は車速Vと車
高変化判定時間tsの関係図、第16図〜第21図はリ
スペンション特性を変更ざぜる他の装置の例を示し、第
16図(イ)は第1例の縦断面図、第16図(ロ)はそ
のB−B断面図、第17図(イ)は第2例の断面図、第
17図(0)はそのC−C断面図、第18図(イ)は第
3例の使用状態の斜視図、第18図(ロ)と(ハ)とは
各々第3例の拡大部分縦断面図、第18図(ニ)は要部
斜視図、第18図(ホ)はその平面図、第18図(へ)
は第18図(ロ)におけるD−C断面図、第18図(ト
)はE−E断面図、第19図(イ)は第4例の斜視図、
第19図(ロ)はその部分拡大縦断面図、第20図(イ
)は第5例の概略平面図、第20図(ロ)はその部分説
明図、第20図(ハ)は伸長手段の断面図、第21図(
イ)は第6例の使用状態を示す部分正面図、第21図(
ロ)はその連結装置の拡大断面図である。 a・・・車体 b・・・後輪 C・・・後輪サスペンション装置 d・・・前輪 e・・・前輪車高検出手段 f・・・車速検出手段 q・・・判定手段 h・・・後輪サスペンション特性変更手段i・・・変更
手段 S2R,32L・・・後輪エアサスペンション装置H1
R,1−flL・・・前輪車高センサSE1
・・・車速センサ 4 ・・・電子制@装置(ECU>A2R,
A2L・・・後輪サスペンション特性変更アクチュエー
タ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 車体と後輪との間にサスペンションを備えた車両の
後輪のサスペンション制御装置において、前輪と車体と
の間隔を車高として検出する前輪車高検出手段と、 車両の速度を検出する車速検出手段と、 上記車高検出手段の検出値から得られる車高データが所
定範囲外であるか否かを判定する判定手段と、 上記判定手段により車高データが所定範囲外であると判
定されると後輪のサスペンション特性を変更する後輪サ
スペンション特性変更手段と、上記判定手段の所定範囲
を上記車速検出手段から得られる車速に対応して変更す
る変更手段と、を備えたことを特徴とする後輪のサスペ
ンション制御装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60007250A JP2555304B2 (ja) | 1985-01-16 | 1985-01-16 | 後輪のサスペンシヨン制御装置 |
US06/815,441 US4647068A (en) | 1985-01-16 | 1985-12-31 | Rear suspension controller |
DE8686100420T DE3660656D1 (en) | 1985-01-16 | 1986-01-14 | Rear suspension controller system |
EP86100420A EP0188275B1 (en) | 1985-01-16 | 1986-01-14 | Rear suspension controller system |
US07/317,826 USRE33626E (en) | 1985-01-16 | 1989-03-01 | Rear suspension controller |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60007250A JP2555304B2 (ja) | 1985-01-16 | 1985-01-16 | 後輪のサスペンシヨン制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61166714A true JPS61166714A (ja) | 1986-07-28 |
JP2555304B2 JP2555304B2 (ja) | 1996-11-20 |
Family
ID=11660776
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60007250A Expired - Lifetime JP2555304B2 (ja) | 1985-01-16 | 1985-01-16 | 後輪のサスペンシヨン制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2555304B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1985478A3 (en) * | 2007-04-23 | 2009-10-07 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Integrated vehicle body attitude control apparatus |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5893615A (ja) * | 1981-11-30 | 1983-06-03 | Nec Home Electronics Ltd | シヨツクアブソ−バ制御装置 |
JPS5963218A (ja) * | 1982-09-30 | 1984-04-10 | Hino Motors Ltd | エアサスペンシヨン装置 |
JPS59124710U (ja) * | 1983-02-09 | 1984-08-22 | 日産自動車株式会社 | 車両用シヨツクアブソ−バの減衰力制御装置 |
-
1985
- 1985-01-16 JP JP60007250A patent/JP2555304B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5893615A (ja) * | 1981-11-30 | 1983-06-03 | Nec Home Electronics Ltd | シヨツクアブソ−バ制御装置 |
JPS5963218A (ja) * | 1982-09-30 | 1984-04-10 | Hino Motors Ltd | エアサスペンシヨン装置 |
JPS59124710U (ja) * | 1983-02-09 | 1984-08-22 | 日産自動車株式会社 | 車両用シヨツクアブソ−バの減衰力制御装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1985478A3 (en) * | 2007-04-23 | 2009-10-07 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Integrated vehicle body attitude control apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2555304B2 (ja) | 1996-11-20 |
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