JPS61165740A - カメラの巻き上げ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はカメラの巻き上げ装置に関するもので、該巻き
上げ装置は外側から作動することができる引張り軸を備
え、引出し運動が第１施錠機構により停止されるまでカ
メラのフィルム引出しのため引張り軸を回転可能に配設
し，カメラの露光行程が完了した時に引張り軸に作用す
る回転モーメントに関係なくカメラのフィルム引出しを
再び解錠するように第１施錠ａａを配設させ、更に電気
モータと、該電気モータから引張り軸にトルクを伝送す
るための伝送機構とを備えてある。

市販のカメラは補助品としてフィルムの自動引出し又は
自動巻き上げ用及びフィルム前進用の巻き上げ装置と呼
ばれる各種の異なる型式のものがある。この巻き上げ装
置は電気モータ及び電源を含んでいる。

露光が行なおれた後、カメラが次の撮影のためにフィル
ム引出しを行うことが必要な時、電源とモータとの間の
回路が形成されねばならず、換言すれば或る種のスイッ
チが閉鎖されねばならない。

露光がカメラの内側で行なわれ，そして巻き上げ装置内
に回路を形成させることが必要であるので、カメラと巻
き上げ装．置との間の或る形式の信号伝送を行なわなけ
九ばならない．１つの解決策は前述したスイッチをカメ
ラの内側に位置付けさせ。

そしてカメラと巻き上げ装置に電流用の接触ピンを備え
ることにある。他の解決策はカメラから巻き上げ装置ま
で延伸するか又は巻き上げ装置からカメラまで延伸し且
つ露光が行なわれたこと及びカメラがフィルムを巻き上
げる必要があることを感知する機械的アームを備えるこ
とにある。従って、カメラはカメラに接続させた巻き上
げ装置を制御させることができる特別な特徴を備えなけ
ればならない。

しかし、多くのカメラはカメラの状態を巻き上げ装置に
伝送する必要があることを考慮にいれていない特徴を有
している。この特徴の性質は、カメラが十分に巻き上げ
られた時にカメラの巻き上げ軸を更に回転することがで
きないこと、及び露光が完了した時にロックが解放され
、そして新たな巻き上げを行なうためにその軸が自由に
回転することにある．これを感知するために，本発明に
よっては付加時にカメラが作動する状態で巻き上げ方向
に付加させたトルクの形態で巻き上げ軸に荷重を付加す
ることができる。ハラセルブラッドＦＶＷがこの種のカ
メラである。

本発明の目的は一定のカメラに上述した特徴を利用する
カメラの巻き上げ装置を提供することにあり、この目的
にとって、伝送機構を駆動主軸と巻き上げ軸に接続した
駆動従軸との間に装着したばね付加駆動機構に備えた動
力伝送部材から構成し、カメラがフィルム出しを行なっ
た時にモータと伝送機構とからの駆動に基づいて第１施
錠機構との相互作用によってそれ自体が緊張するように
駆動機構を配設し、カメラがフィルム出しを行い、そし
て撮影の準備が完了した時にカメラの状態に応答する従
軸の第１角度位置において従軸と相互作用することによ
りモータに対する電力の供給を遮断するように第１スイ
ッチを設け、モータがスイッチオフされた時に駆動機構
の緊張を解放するようになっている主軸の復帰運動を制
御する第１角度位置に関して互いの角度位置に配置され
た主軸上の切欠部と相互作用するように第２施錠機構を
配設し、カメラが駆動された時に施錠機構によりばね付
加駆動機構に蓄えられたエネルギーが新しいエネルギー
が新しいフィルム出しの始動を行うようにモータに対す
る電力供給の遮断に応答する角度位置から従軸に接続さ
せた巻き上げ軸を回転させることができるように主軸と
従軸とを配設させたことを特徴とするものである。

本発明においては、例えば巻き上げ装置用のホルダーの
装着のような多少の変形のみで、モータの電子スイッチ
や機械的感知アームを用いないで巻き上げ装置をカメラ
に接続させることができる。

本発明の実施例において、第１スイッチは２つの位置に
切換える切換えスイッチから形成され、第１位置におい
てモータに電流を供給し、第２位置において巻き上げ装
置による巻き上げサイクルが完了した時に第２施錠機構
の位置を感知することによって閉鎖される第２スイッチ
を介してモータと平行に接続する。

本発明のこの実施例において１巻き上げ機構はカメラの
内側のロックに代えてモータを短絡させることによりフ
ィルム引出しサイクルの末端で停止するので、巻き上げ
装置はそれが接続されているカメラに対する作用が特に
穏やかである。

外部スイッチを必要としないので１巻き上げ装置のスイ
ッチを自動的にオンとするために本発明の一実施例にお
ける巻き上げ装置はモータと直列に接続し且つカメラに
配設した部材、特にベルトボタンと接触する接触機構を
介して巻き上げ機構がカメラに接続されたことを感知す
る第３スイッチを備えている。

ハラセルブラッド２０００ＦＣＷカメラに特に適する他
の実施例のおける本発明の巻き上げ装置はカメラの二重
露光ボタンを作動させるためのプランジャーを装着しで
ある。これは巻き上げ装置がマガジンの交換により解放
された場合に第１シヤツターの引張りを自動的に行う課
題に対して技術的解決を備えている。

本発明を添付図面に示した実施例について詳細に説明す
る。

図に示した通り、本発明による巻き上げ装置はモータ１
と、モータ１に連結された歯車箱２と。

端板３とを含んでいる。歯車箱２からの出力には第１シ
ヤフト４を連結し、第１シヤフト４はピン５を介して同
軸的な円筒状本体、即ち円筒体６に連結され、円筒体６
は歯車箱２から離れている対向端部で開口している同軸
的な円筒状凹部７を備えている。

円筒体６を有する第１シヤフト４は以下に主軸８として
説明する。主軸８の凹部７内には第２シヤフト９の一端
を同軸的に延伸させ、第２シヤフト９の他端には歯１１
を有する中空連結部１０を取付けてあり、歯１１はカメ
ラの巻き取り軸上に取付けられ、且つ連結部１０と同様
の連結部材（図示せず）と噛合っている。

連結部１０を有する第２シヤフト９は以下に従軸１２と
して説明する。

第１シヤフト４は案内ピン１３を装着してあり。

案内ピン１３は従軸１２を保持するために円筒体６の内
側に配置される従軸９の端部に形成した凹部内を延伸す
る。

第２シヤフト９用の円筒体６の入口開口部の近くにおい
て、軸１２は円筒体６に溝１５を有する同軸的に固定し
たリング１４を取付けである。円筒体６とリング１４は
実際には対称的であるけれど、その内部を明確に示すた
めに図面には断面で示しである。

第２シヤフト９は円筒体６の内側に配置させた内端に２
津の溝１６を備えており、２つの溝１６（片側のものだ
けを示す）を通してピン５が延伸している。溝１６の巾
はピン５の肉厚よりも大きいため、従軸１２と主軸８は
溝１６の巾により定められた一定量だけ互いに対して自
由に回転する。

主軸８と従軸１２との間には四部７の内側に配設させた
コイルばね１７を連結させである。ばね１７の一端は円
筒体６に形成した孔１９内に配設し、その他端２０はリ
ング１４に形成した孔２１内に配設させである。

図面に示した場合において、巻き上げ装置は主軸８及び
従軸１２が巻き上げ進行中に図に矢印で示した方向に回
転するような方法で図示されているけれど、回転の方向
は巻き上げ装置が意図したカメラの型式に依存して異に
することができる。

ばね１７は溝１６中のピン５用に備えた間隙内で主軸８
に関して矢印の方向に従軸１２を回転させるような方法
で予め緊張されている。

リング１４には第１マイクロスイッチ２２が配設されて
おり、マイクロスイッチ２２のブレーカ−腕２３がリン
グ１４の外面と接触している６マイクロスイッチ２２は
図を明確にするため自由に離して示しであるが、しかし
実際にはカメラ枠（図示せず）に取付けられている。マ
イクロスイッチという表現は切換スイッチとして使用す
る型式のマイクロスイッチを示すために用いられている
。

従軸１２の一定の回転角度において、溝１５はブレーカ
−腕２３とリング１４とが接触する地点を有する線上に
直接配置されている。溝１５の深さとマイクロスイッチ
２２用の切換地点はブレーカ−腕２３が溝１５に落下し
た時又は溝１５から外側に上昇した時にスイッチの切換
えが生じるように定められている。

円筒体６の外周面は端板３に配設したその端部に切欠部
２４を備えており、該切欠部２４は回転方向に対向する
端縁に矩形段部を有しているが、対向端縁では傾斜して
いる。

円筒体６の外周面に対しては切欠部２４を含む部分を互
いに作用するレバーアーム２５の一端が接しており、該
レバーアーム２５は端板３上のリベット２６により支持
されている。レバーアーム２５の他端はばね２７と相互
作用し、該ばね２７はレバーアーム２５の一端が円筒体
６の外面と第２マイクロスイッチ２８に接触するように
し／＜　−アーム２５の一端を保持し、第２マイクロス
イッチ２８はレバーアーム２５の一端が主軸８の回転中
にばね２７の作用により切欠部２４中の位置を占めた時
にレバーアーム２５の他端によって解放位置から閉鎖位
置に切り換える作用をなす。レバーアーム２５は切欠部
２４の矩形端縁と相互に作用することによって主軸８用
の巻き戻し施錠部材としての作用をもなす。

巻き上げモータに対する電力供給用の基本的な回路図を
示す第２図に関して巻き上げ装置の作動形態を以下に説
明する。実際には容器内の巻き上げ装置の内側に配置さ
せた多数の蓄電池から成る電源を示すために図には十及
び−の符号を用いている。

回路図は切り換えスイッチ２９をも示してあり。

切り換えスイッチ２９は図示した実施例においてはカメ
ラに配置させたベルト締付は具と相互作用し、巻き上げ
装置がカメラに取付けられた時に切り換えスイッチはカ
メラ上のベルト締付は具により図示した方法で回路を閉
鎖し、巻き上げ装置が取外された時に回路を遮断する。

第３図には切り換えスイッチ２９が作用する方法を略図
的に示しである。巻き上げ装置の端板３０は開口部３１
を備え、巻き上げ装置をカメラに取付けた時にその開口
部３１を通してカメラの巻き上げ軸（図示せず）が連結
冠と連結する。開口部３１のまわりには取付はリング３
２が設けられ、該取付はリング３２は巻き上げ装置を固
定するためにカメラ上の取付はリング（図示せず）と相
互作用をなす。

端板３０には鍵穴形の開口部３１も形成してあり、開口
部３３は巻き上げ装置がカメラに取付けられた時にカメ
ラに配設されているベルト締付け具の頭部はこの目的の
ため開口部３３の拡大部分３４を通過し、取付はリング
と共に施錠するため行なわれる回動運動がベルト締付は
具を開口部３３の軌道３５内に走行させ、ベルト締付は
具は取付はリングと共に１回転軸線の中心に沿って円弧
を描く。

ベルト締付は具が溝３５の端部に到着するすぐ前に、即
ち取付はリングが互いに合致し且つ巻き上げ装置が施錠
位置に到着する前に締付は具は切り換えスイッチ２９の
ブレーカ−アーム３６に衝突し、切り換えスイッチ２９
は回動運動の最終部分に関連してその回路を鎖線で図示
した位置から実線で示した位置に切り換え、それにより
第２図によりモータに対する電力供給回路のその部分を
閉鎖する。

開口部３４の端部の近くの端板３０には指標３７を設け
、該指標３７と同様の指標３８が連結冠１０に備えられ
ている。これらの指標３７と３８は巻き上げ装置をカメ
ラに取付ける時に互いに一致させて直接位置させねばな
らず、その後連結冠１０をカメラの巻き上げ軸に係合さ
せる。

巻き上げ装置がカメラに取付けられていない場合に切り
換えスイッチ２９は第２図に鎖線で示した位置にあり、
成る理由のため１巻き上げ装置の指標が互いに一致して
いない場合に、この状態は施錠アーム２５と共に切欠部
２４は正しい位置で適切に停止するために巻き上げ装置
をカメラに取付ける前に従軸１２を時計廻り方向に回転
させることによって訂正させねばならない。しかし、切
り換えスイッチ２９はマイクロスイッチ２８に連結され
ているので施錠アーム２５が切欠部２４に落下すると切
り換えスイッチ２９は同時に閉鎖されるため、モータは
短絡により有効に制動され。

施錠アーム２５上の荷重は軽くなるけれども２回転が高
速で行なわれていた場合にはアーム２５は損傷してしま
う。

取付はリングを施錠するため巻き上げ装置により与えら
えた回動運動中に従軸１２がカメラの巻き上げ軸に連結
されているので従軸１２が回動運動を伴うことができな
いためにばね１７が緊張され、カメラ内のフィルムが引
張られた場合にカメラの巻き上げ軸は動かな（なり、こ
の位置における従軸と主軸でアーム２５は切欠部２４と
係合することによって主軸８が不適当な方向に回転する
のを防止する。

従って、マイクロスイッチ２２が取付けられているカメ
ラ枠に対して巻き上げ装置の従軸１２と主軸との間の回
転角度について切り換えが行なわれると、スイッチ２９
が第２図に示した位置を占めるすぐ前に切り換えられる
場合にブレーカ−腕２３が係合溝１５中に落下する。フ
ィルムが引張られていないカメラの場合にカメラの巻き
上げ軸は回転運動を伴い、マイクロスイッチ２２のブレ
ーカ−腕２３はその落下位置に保持され、換言すれば第
２図に実線で示した位置にスイッチ２２を備えており、
このためマイクロスイッチ２９が第２図に示した位置に
変わる回転角度に巻き上げ装置が到着する時にモータが
始動し、アーム２３が溝１５に到着する時、即ちカメラ
の巻き上げ軸が更に巻き上げることを阻止するために固
定され、そして巻き上げサイクルが完了した時にマイク
ロスイッチ２２が回路を遮断するまでモータは連続して
走行する。

１回の巻き上げサイクル中に基本的な装備を有するカメ
ラ、即ちレンズ及びフィルム充填室を有するカメラにお
ける巻き上げ軸を回転させるために必要なトルクは大き
いのでピンＳのまわりの間隙により定められた角度の全
てを介してばね１７を巻きつける。これはリング１４と
ブレーカ−腕２３との接触面が溝１５に到着する時に円
筒体６と接触するアーム２５の端部が切欠部２４に到着
し、そして同時に切欠部２４中に落下することを意味す
る。この関係においてマイクロスイッチ２７は第２図に
鎖線で示した位置に切り換えられ、同時にマイクロスイ
ッチ２２が第２図に鎖線で示した位置に切り換えられる
ので、モータはその結果として短絡される。上述した通
り、電気モータの短絡はモータを制御する有効な手段を
提供し。

これは巻き上げサイクルが一度完了すると巻き上げ装置
の回転部材が制動されることを意味し、力メラの巻き上
げ軸とカメラの内部機構が巻き上げ装置の全ての巻き上
げ機構を保持するに必要なトルクを吸収しなければなら
ないので非常に重要である。

巻き上げ装置がレンズを備えておらず且つフィルムを充
填していないカメラに適用された場合にはね１７がピン
５のまわりの間隙内で緊張されないので巻き上げが非常
に簡単に行なわれる。モータの回転速度は低抵抗のため
比較的速くなるにれはカメラのフィルムが引き出され且
つ写真をとる準備が行なわれた時、即ちマイクロスイッ
チ２２が第２図に鎖線で示した位置に切り換えられ、そ
の結果溝１５と接触し、それによりモータに対する電力
の供給が遮断されるようになった時、モータと電力伝送
機構のインパルスモーメントが主軸８を回転させるに十
分となる速度でモータと電力伝送機構とが作動するので
、アーム２５が切欠部２４と係合し、そしてモータが最
終的にスイッチ２８を介して短絡により制動されること
を意味する。このためばね１７は所望の緊張を達成する
だけでなく、カメラの巻き上げ軸の固定に対する衝撃力
の減衰装置としても作用する。

フィルムを引き出したカメラがレリーズボタンに付加さ
れた圧力により解錠され、フィルムが露光された時に巻
き上げ軸のロックが解錠される。

これはピン５のまわりの間隙内で緊張していたばね１７
の力の解放を生じ、巻き上げ軸はマイクロ　　・スイッ
チ２２の腕２３が溝１５から離れるように。

そしてマイクロスイッチ２２が第２図に実線で示した位
置を占めるように十分な距離に亘って回転する。換言す
ればモータが始動し、巻き上げ装置は新しい巻き上げサ
イクルを生じる。

上述した巻き上げ装置を装着させることを意図したカメ
ラ（ハラセルブラッド２０００ＦＣＷ）はフィルムを前
進させないか、又は機械的効果を介して損傷の可能性を
除去するためにフィルム充填マガジンを取外すことによ
り通常解錠されるシャッターの第１仕切り幕上に巻き上
げないでカメラのフィルム張出しを行う機構を内蔵して
いる。

この機構はフィルム張出し軸の中心に配設されたボタン
、即ち二重露光ボタンを押すことにより駆動される。従
ってフィルム張出し軸のロックはこの方法で解錠される
。フィルム充填マガジンを取り換える場合に、第１仕切
り幕は最初のマガジンを取外すことにより解放され、次
のマガジンを取付けた時にその露光を行う前に第１仕切
り幕を後側に巻き付けなければならない。通常のハラセ
ルブラッド２０００ＦＣ型のカメラにおいて、これを達
成する方法は１本の指を用いてボタンを押し下げ、巻き
上げ軸に配設したクランクハンドルでカメラのフィルム
張出しを行う。この機能、即ち。

マガジンの交換中に第１仕切り幕が解放された時にその
緊張を行う機能を巻き上げ装置において自動化すること
が所望されている。この目的のため、本発明による巻き
上げ装置は第４図及び第５図に示した機構によって構成
されている。

二重露光ボタン（図示せず）を機械的に作動さ１せるこ
とかできるようにするため、巻き上げ装置は従軸１２と
同中心的に従軸１２の内部の凹部内に配設したプランジ
ャー３９と巻き上げ冠１ｏの底部に配設したその一方の
端部４０とを備えている。プランジャー３９とシャフト
９に互いに対向するように形成した２つの孔４２をピン
４１が直線的に貫通している。第４図及び第５図から明
らかな通り、プランジャー３９はピン４１と孔４２に依
存して一定量だけ同軸方向に移動することができ、巻き
上げ装置がカメラに装着された時にこの移動量はプラン
ジャー３９が二重露光ボタンを駆動位置にさせたり、非
駆動位置にさせるために必要な量と合致する。プランジ
ャーを制御するための機構は駆動アーム４３を有してお
り、駆動アーム４３の一端を第１軸承４４（第１図には
アーム４３の変形例を示す。）に回動可能に取付けであ
る。アーム４３はピン４１に接触して揺動することがで
きる。クランクアーム４Ｃの一端は案内ピン４５を介し
てアーム４３の他端に取付けられている。アーム４６は
第２軸受４７を中心に自動に回動し、ばね４８はアーム
４３がプランジャー３９の他端４０をピン４１を介して
巻き上げ冠１０内に移動させる時、案内ピン４５を介し
てア−ム４３を巻き上げ冠１０の方向に移動させるよう
にピン４９に巻き付けである。巻き上げ装置がカメラに
装着されている場合に、プランジャー３９は従って二重
露光ボタンを押し下げ、そしてフィルムを前進させるこ
となく巻き上げ機構を駆動する。この機構は通常で休止
させておくことが必要であり、換言すればプランジャー
３９をその内側位置に位置させることが必要であるので
、レバーを回動させるための機構をこの機構中に内蔵さ
せである。アーム４３は巻き上げ冠１０の内側支持面５
１に対接している支持体５０を備えている。支持面５１
はカムを備えるように形成され、カムはカメラの巻き上
げと共働した回転中に支持体５０を介してアーム４３を
巻き上げ冠１０から離れる方向に移動させ、プランジャ
ー３９をピン４１で孔４２内に自由に移動することがで
きるようになる。この方法において巻き上げが行われた
時にカメラの巻き上げ軸上のボタンによりプランジャー
をその内側位置にもどすように移動させることができる
。案内ピン４５を介して４３に連結したクランクアーム
４６はその外端５２にフック５３を備えている。支持面
５１がアーム４３により移動したとき、アーム４６は軸
受４７を中心に枢軸４５を介して回動するようになり、
フック５３を有する端部４２は第４図及び第５図に示す
ように施錠フック５４と係合するように移動する。

施錠フック５４は停止ピン５６により保持され且つ軸受
５７を中心に吸引電磁石５８から離れて停止部材５９に
向かって施錠フック５４を回転させるように付勢したば
ね５５によって予め緊張されている。アーム４６と、停
止部材５９と、施錠フック５４はばね５５が圧縮される
とアーム４３を介して支持面５１により間接的に付加さ
れた回転力に基づいてアーム４６が施錠フック５４のフ
ック上を摺動し、支持面５１上のカムが支持体５０から
離れるように移動する時にアーム４６が復帰するのを防
止する。これにより本機構は使用の準備が完了する。例
えばマガジンの交換に関して第１仕切り幕を引張るため
にカメラのフィルム引き出しが行われる時に第４図及び
第５図に示した回路がスイッチ６０及び電源６１により
形成され、電磁石５８が吸引し、施錠フック５４が電磁
石に向ってばね５５に抗して引張られ、アーム４６が解
錠され、ばね４８は枢軸４５、アーム４３及びピン４１
を介してプランジャー３９を移動させて二重露光ボタン
を押し下げる。引出し軸のロックがこの方法で解放され
た時に巻き上げ装置のばね１７が従軸を回転させ、マイ
クロスイッチ２２がモータに対する回路を閉鎖し、引出
しサイクルが始まり、カメラのフィルム引出しが行なわ
れ、握持機構が支持面５１を介して再セットさせる。

スイッチ６０はカメラのマガジン取付は枠に装着されて
おり、マガジンが取付けられた時又は取外された時をス
イッチオン又はスイッチオフすることにより前述した方
法で機械的に感知する。マガジンが取付けられた時成る
種の電子回路（図示せず）がスイッチのスイッチオフを
感知し、カメラと巻き上げ装置との間の接点に伝送する
電気インパルスを発生させ、そして電磁石５８を駆動さ
せる。接点に低電流を発生させるため、巻き上げ装置は
電流を電磁石５８に流通させるためモータの蓄電池から
電圧を用いるダーリントン回路（図示せず）のような電
子回路を含んでいる。

本発明は上述し且つ図示した実施例に限定するものでは
なく、本発明の範囲内において各種の変形例を行うこと
ができる。従って、プランジャー３９を作動させるため
にレバーを回動させる機構を多くの場合に大型になって
実用的でないけれどソレノイドに代えることができる。

マイクロスイッチ２２は支持体５０用のカムを別の型式
のものを利用することもできる。カメラのフィルム引出
しのために１回転の１部分のみを介して引張り軸を回転
させることが必要な他の型式のカメラにも使用できる。

このために複数の溝１５及び２４が必要となることは勿
論のことである。角度位置の光学感知器を備えることも
、更に電子回路遮断器及び切換えスイッチを使用するこ
とも可能である。

更に巻き上げ装置を装着した時に駆動するスイッチ２９
の場所に外部スイッチを巻き上げ軸に非対称的又は他の
方法で接続させることができる。巻き上げ装置が取外さ
れた時に指標をゼロに合せるために一連の抵抗とスイッ
チを回路に接続することができる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明によるカメラの巻き上げ装置の実施例を示し
たもので、第１図は図を明瞭にするためカバーと枠の一
部分とを取外した巻き上げ装置の斜視図、第２図は巻き
上げ装置の電気回路図、第３図は巻き上げ装置をカメラ
に接続する機構の正面図、第４図及び第５図はフィルム
を前進させないでカメラのフィルム引出しを行うための
巻き上げ装置のレバーを回動させる機構側面図である。 １・・・モータ　８・・・主軸　１２・・・従軸　１７
・・・コイルばね　２２・・・マイクロスイッチ　２４
・・・切欠部　２５・・・レバーアーム 特許出願人　　ビクター　ハッセルブラッド手続補正書
（方式） 昭和６１年２月巴日

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）外側から作動でき且つフィルム引き出し運動が第１
   施錠機構により停止されるまでカメラを巻き上げるため
   に回転可能に配設した巻き上げ軸と、カメラの露光が完
   了した時に巻き上げ軸に作用する回転モーメントに関係
   なくカメラの引出しを行うことができるように巻き上げ
   軸を再び施錠させるために配設させた第１施錠機構と、
   電気モータと、該電気モータから巻き上げ軸にトルクを
   伝送するための伝送機構とから成る巻き上げ装置におい
   て、伝送機構を駆動主軸と巻き上げ軸に接続した駆動従
   軸との間に装着したばね付加駆動機構に備えた動力伝送
   部材から構成し、カメラがフィルム出しを行った時にモ
   ータと伝送機構とからの駆動に基づいて第１施錠機構と
   の相互作用によってそれ自体が緊張するように駆動機構
   を配設し、カメラがフィルム出しを行い、そして撮影の
   準備が完了した時にカメラの状態に応答する従軸の第１
   角度位置において従軸と相互作用することによりモータ
   に対する電力の供給を遮断するように第１スイッチを設
   け、モータがスイッチオフされた時に駆動機構の緊張を
   解放するようになっている主軸の復帰運動を制御する第
   １角度位置に関して互いの角度位置に配設された主軸上
   の切欠部と相互作用するように第２施錠機構を配設し、
   カメラが駆動された時に施錠機構によりばね付加駆動機
   構に蓄えられたエネルギーが新しいフィルム出しの始動
   を行うようにモータに対する電力供給の遮断に対応する
   角度位置から従軸に接続させた巻き上げ軸を回転させる
   ことができるように主軸と従軸とを係合させたことを特
   徴とするカメラの巻き上げ装置。 ２）第１スイッチがカムを介して従軸の角度位置を機械
   的に感知することを特徴とする特許請求の範囲第１項に
   記載の巻き上げ装置。 ３）角度位置を感知するのは一回転につき一度にしたこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第２項に記載の巻き上げ
   装置。 ４）第１スイッチを２つの位置に切換える切換えスイッ
   チから構成し、その切換え極により切換えスイッチをモ
   ータに接続し、モータに対する電力の供給を遮断してい
   る位置にある時にその切換えスイッチをモータと平行な
   第２スイッチに直列に接続させ、第２施錠機構が主軸上
   の切欠部に到着する時の位置を感知し且つその回路を形
   成するように第２スイッチを配設させた前記特許請求の
   範囲のいずれか１項に記載の巻き上げ装置。 ５）第３スイッチをモータに近接させ且つモータと直列
   に接続させ、カメラに巻き上げ装置を取付ける際に、カ
   メラの接点により機械的に感知させることにより巻き上
   げ装置がカメラに関して全走行角度に到着したことを感
   知するように第３スイッチを配設し、該第３スイッチが
   モータに電力を供給する回路の一部を閉鎖することを特
   徴とする前記特許請求の範囲第１項乃至第４項のいずれ
   か１項に記載の巻き上げ装置。 ６）接点をカメラに備えている通常のベルトボタンから
   構成したことを特徴とする特許請求の範囲第５項に記載
   の巻き上げ装置。 ７）巻き上げ軸上に装着した二重露光ボタンを有するハ
   ッセルブラッド２０００ＦＣＷのようなカメラに用いる
   巻き上げ装置において、巻き上げ冠の中心に配設した圧
   力機構を備え、握持機構の解放時に電磁石により巻き上
   げ冠中に突出するように圧力機構を配設し、巻き上げ軸
   上に配設した二重露光ボタンを押し下げた状態に保持し
   、伝送機構に接続させたカムを介して機械的に緊張する
   ように握持機構を配設させたことを特徴とする前記特許
   請求の範囲第１項乃至第６項のいずれか１項に記載の巻
   き上げ装置。