JPS61163290A - 通気性を有する電鋳殻の製造方法 - Google Patents

通気性を有する電鋳殻の製造方法

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JPS61163290A
JPS61163290A JP60002669A JP266985A JPS61163290A JP S61163290 A JPS61163290 A JP S61163290A JP 60002669 A JP60002669 A JP 60002669A JP 266985 A JP266985 A JP 266985A JP S61163290 A JPS61163290 A JP S61163290A
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Yuichi Tsuchimoto
土元 裕一
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    • C25D1/08Perforated or foraminous objects, e.g. sieves
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A1発明の目的 (1)産業上の利用分野 本発明は、例えば高温加熱された合成樹脂シートの表面
に真空吸引下で模様付を行う場合に用いられる通気性を
有する電鋳殻の製造方法に関する。
(2)従来の技術 従来、この種電鋳殻の製造方法としては、模型の表面に
導電層を形成し、次いで模型に電鋳処理を施して析出し
た金属により電鋳殻を形成し、その後電鋳殻を導電層よ
り剥離し、その電鋳殻にドリル加工、レーザ加工等を施
し無数の通気孔を穿設する方法、および前記模型の導電
層上に多数の有機質繊維、絶縁処理された金属繊維等の
繊維を立設し、次いで前記同様に模型に電鋳処理を施し
て電鋳殻を形成し、その後電鋳殻を導電層より剥離し、
その電鋳殻より前記繊維を抜き取って多数の通気孔を形
成する方法が知られている。
(3)  発明が解決しようとする問題点しかしながら
、前者の場合は、通気孔を得るために高価な設備を必要
とする、レーザ加Tでは電鋳殻の厚さにより焦点調整を
行って通気孔の直径をコントロールしなければならず作
業性が悪い、ドリル加工ではトリルの直径に限度があり
微細な直径のi11気孔を得ることができず、合成樹脂
シー1〜に通気孔が転写されることがある、前記各加工
手段においては通気孔のピンチを任意にコン1−ロール
できるとしても無数の通気孔を得るためには工数が極端
に多くなり、生産性が極めて悪い等の諸欠点がある。
また後者の場合は、1ffl気孔の直径が繊維径に依存
するため前記直径を微細化することができない、導電層
上に繊維を立設するのでその数に限界があり、したがっ
て十分な数の通気孔が得られない、それら繊維立設作業
のために工数が極端に多くなり、生産性が極めて悪い等
の諸欠点がある。
本発明は上記に鑑の、極めて簡単な手段により無数の微
細な通気孔を備えた電鋳殻を容易に得ることのできる、
前記製造方法を提供することを目的とする。
B0発明の構成 (1)問題点を解決するだめの手段 本発明は、模型の表面に導電層を形成する工程と; +
iii記導電層の表面に溶出可能な粒子の層を密着する
工程と;前記模型に電鋳処理を施し、前記導電層と前記
粒子との密着部を除く該導電層と前記粒子間および相隣
る前記粒子間を、析出した金属により満たし°ζ前記粒
子の層より薄い電鋳殻を14Iる工程と;前記電鋳殻よ
り前記粒子を溶出して該電鋳殻にその表裏両面に開口部
を有する無数のmk ilnな1m気孔を形成する工程
と;を用いることを特徴とする。
(2)作 用 前記粒子の層より薄い電鋳殻を形成すると、その電鋳殻
の表裏両面に粒子の層の一部が露出する。
したかっ−C電鋳殻より粒子を溶出すると表裏両面に開
1」部を有し、また粒子溶出後の相隣る空孔間を連通さ
せた無数の通気孔が得られる。
(3)実施例 第1.第2A、第2B図は本発明により得られたニッケ
ル電鋳殻Seを示し、その電鋳殻Seは所定の形状を有
しく第4.第7図参照)、表面にはステッチ部Sを持つ
凹凸模様pが形成される。
また電鋳殻Seにるよその厚さ方向に無数の倣細な通気
孔Hが全体に亘って略均−に分布するように形成される
。それら通気孔Hは縦および横方向に0.4〜0.7ピ
ンチで配列しており、その表面側の開口部0.の直径は
0.08〜0.1鶴である。
このように通気孔Hの開口部O4は極めて小径であるか
ら凹凸模様pを何等損なうことがない。
次に第3図により前記電鋳殻Seの製造について説明す
る。
(a)工程 原物より石膏を用いて前記凹凸模様pを有する精密な模
型Mを作製する。
Fbl工程 模型Mの凹凸模様pを有する表面に銀鏡処理を施して銀
よりなる薄い導電層COを形成し、その導電層COの表
面全体に凹凸模様pを現出させる。
(C1工程 模型Mの周囲を絶縁筒体Tで囲み、導電層COの表面全
体に溶出可能で微細な粒子である直径0゜2111の無
数のポリスチレン粒子すを略4段に積層して層pを形成
し、その」二にガラス粒子をナイロン製のX14に入れ
た浮き上がり防止体Wを載せて最下層のポリスチレン粒
子すを導電層Coの表面に密着させる。これにより最下
層の各ポリスチレン粒子すば導電層eの表面に点接触状
態で密着する。
(d)]二二 部記模型Mを電鋳槽Taのニッケルメッキ液SO中に入
れて導電層COを電源Esの(+)極に、また浮き−に
かり防止体Wと対向する電極Eを電源Esの(−)極に
それぞれ接続して模型Mに電鋳処理を施す。この電鋳処
理工程中に、析出したニッケルnが導電層COとポリス
チレン粒子すとの密着部を除く導電層COとポリスチレ
ン粒子す問および相隣るポリスチレン粒子す間の空間を
満たし、これにより凹凸模様pを有する電鋳殻Seを得
る。ごの電鋳殻Seの厚さは、最上層のポリスチレン粒
子すの上部周面が電鋳殻Seより僅かに露出する程度と
なるように前記粒子の層pよりも薄く設定される。
fel工程 電鋳殻Seを導電層COより剥離した後I−ルエン、塩
化メチレン等の溶剤中に浸漬してポリスチレン粒子すを
電鋳殻Seより溶出する。この場合電鋳殻Seの凹凸模
様pを有する表面および裏面には粒子の層pの一部が露
出しているので、それら露出部分からポリスチレン粒子
すが溶解し開口部ol+  02が形成され、また電鋳
殻Se内部にはポリスチレン粒子溶出後の空孔h1およ
び相隣るポリスチレン粒子す等の接点であったところに
相隣る空孔61間を連通ずる連通孔h2が形成される。
これにより第1〜第2B図に示す表裏両面に究めて小径
の開口部O3,0□を有する無数の通気孔Hを持った電
鋳殻Seが得られる。
溶出可能な粒子としては、前記ポリスチレン粒子すの外
にパラフィン粒子、アルミニウム粒子等の使用が可能で
あり、パラフィン粒子の場合は加熱により電鋳殻より溶
出し、またアルミニウム粒子の場合は加熱または化学エ
ツチング処理により電鋳殻より溶出する。
第4図シ、1、本発明により得られた電鋳殻Seを用い
た、凹凸模様pを持つ積層体を得るための装置を示す。
前記装置は昇降自在な第1可動部11と、その下方に位
置する昇降自在な第2可動部1□を備えている。
第1可動部1.は下記のように構成される。
天壁2を有する箱体3の下向き開口部4は、凹凸模様p
を下向きにした電鋳殻Seにより閉鎖され、その殻Se
の外周縁は当て板6を介して箱体3のフランジ7に複数
のボルト8およびナツト9により固着されている。箱体
3の天壁2からは支持板10が吊下されており、その支
持板10の下縁には複数本のアングル材11の中間部が
第4図と直交する平面内において所定の間隔で溶着され
、また各アングル)411の両端部は箱体3内面に溶着
される。電鋳殻Seは各アングル材11に、アングル材
11を貫通して電鋳殻Seのねじ筒12に螺着した複数
のボルト13により吊持される。
フランジ7の内周縁において、それと電鋳殻Se間には
真空シール材14が介装される。
箱体3内において電鋳殻Seの背面側には電鋳殻Seを
補強すべく連続気孔を有するバックアツプ体17が一体
に接合される。そのバックアツプ体17は、電鋳殻Se
側に配設されてステンレス鋼等の耐食性に優れた無数の
鋼球の相隣るもの相互間をエポキシ樹脂等の熱硬化性合
成樹脂により部分接合した第1層IL と、その第1層
171に積層されて無数のガラス粒子の相隣るもの相互
間を前記同様の熱硬化性合成樹脂により部分接合した第
2層17□とよりなる。
第1層171を形成する場合には、電鋳殻Seの背面に
おいて箱体3内に、第5図に示すように表面に薄い前記
熱硬化性合成樹脂よりなる樹脂層R1を有する40〜5
0/10)鋼球18を所定量注入し、その後鋼球18お
よび樹脂層RIを50〜60℃に加熱して樹脂層R3の
相隣る鋼球18間の接点に位置する部位を接合し、各接
合点で囲まれる空隙■1を形成するものである。この空
隙V1により第1層171に連続気孔が形成される。
この鋼球18相互間の接合時に第1層17.と電鋳殻S
e間も前記樹脂層R1により接合される。
また第2層17□を形成する場合には、軽量化のために
凹部17aを形成すべくそれと同形の部材(図示せず)
を箱体3内に吊持し、第1層171の上に第6図に示す
ように表面に薄い前記樹脂層R2を有する500〜60
0μのガラス粒子19を所定量注入し、その後、ガラス
粒子19および樹脂層R2を50〜60℃に加熱して樹
脂層R2の相隣るガラス粒子19間の接点に位置する部
位を接合し、各接合点で囲まれる空隙V2を形成するも
のである。この空隙■2により第2層172に連続気孔
が形成される。このガラス粒子19相互間の接合時に第
1層171と第2層172間も前記樹脂R2によりそれ
ぞれ接合される。
支持板10には、複数の貫通孔20が形成され、これら
貫通孔20によりガラス粒子19の注入時その流れが支
持板10により妨げられないようになっている。
第1層17Iには、電鋳殻Seを全域に亘り均等に冷却
し得るように冷却管21が蛇行して埋設される。この場
合第1層171は鋼球18を主体とするので熱伝導性が
良好であり、したがって電鋳殻Seを効率良く冷却する
ことができる。また冷却管21の蛇行埋設により第1層
17.が補強される。
箱体3内は切換弁22を介して真空ポンプ23およびブ
ロア24に接続される。
第2可動部1□ば下記のように構成される。
底壁25を有する箱体26の−1=向き開口部27には
電鋳殻Seに合致する形状を持つ押圧型28が固着され
る。その押圧型28の上面には芯材Cを嵌め込むための
凹部29が形成され、また押圧型28にはそれを貫通ず
るように複数の真空吸引作用0が型全体に略均−に分布
するように形成される。箱体26内は真空ポンプ23□
に接続される。
積層体は合成樹脂シー1−3と芯材Cとよりなり、その
合成樹脂シートSとしては、ポリ塩化ビニル等よりなる
シート単体、またばそのシートを表皮層とし、これにポ
リプロピレン発泡シートをクッション層として貼合わせ
た積層シートが該当する。
また芯+A’Cは、ABS樹脂等よりなる板に複数の小
径な真空吸引孔31を形成し、この板を押圧型28の凹
部29に合致するように成形したものである。
次に、積層体の製造について説明する。
芯材Cの表面に接着剤としてホットメルト接着剤を塗布
し、その接着剤を加熱軟化する。
第4図に示すように第1可動部IIを上昇させ、また第
2可動部1□を下降させて電鋳殻Seと押圧型28を開
き、その押圧型28の凹部29に前記芯材Cをその接着
剤塗布面を外側に向けて嵌め込んで設置し、その各真空
吸引孔31を押圧型28の各真空吸引孔30に合致させ
る。
表皮層aおよびクッション層すよりなる合成樹脂シー+
−Sを略180°Cに高温加熱して軟化させ、その表皮
層aを−1−にして合成樹脂シーl−Sを第1および第
2町動部15,1□間に配設する。
第7図に示すように第1可動部1.を下降させ、また第
2可動部1□を上昇させて電鋳殻Seと押圧型28間に
合成樹脂シートSを挟着する。合成樹脂シー+−Sは押
圧型28により電鋳殻Ssの表面に押圧されるので、そ
の表面に対するなじみ性が良い。
第1可動部1.の箱体3内を切換弁22を介して真空ポ
ンプ231に接続し、その真空ポンプ23Iにより合成
樹脂シートSを真空吸引する。電鋳殻S、eは、その全
体に亘って無数の微細通気孔Hを有し、また合成樹脂シ
ー)Sは電鋳殻Seの表面に押圧型28により充分にな
じませられているので、そのシートSは電鋳殻Seの表
面全体に強く密着し、これによりそのシートSの表面に
は凹凸模様pが正確且つ明瞭に転写され、同時にシー)
Sは電鋳殻Seの形状に成形される。電鋳殻Seは冷却
管21により冷却されているので、シートSは直ちに冷
却され、凹凸模様pおよび形状の崩れが防止される。
第2可動部1゜側の真空ポンプ23□を作動させて前記
シー)Sより成形された成形体を押圧型28および芯材
Cの表面に真空吸引すると共に第1可動部IIの箱体3
内を切換弁22を介しブロア24側に切り換えて成形体
にブロー圧をかける。
これにより成形体は電鋳殻Seより離型すると共に芯材
Cに密着してそれと一体に接合される。
成形体は電鋳殻Seに強く密着しているので前記真空吸
引作用およびブロー圧を併用することは、成形体の離型
を促進するために極めて有効な手段である。
ブロア24を停止し、また第2可動部12の箱体26内
を大気に切換え、その後第1可動部11を上昇させ、ま
た第2可動部1□を下降させて押圧型28より積層体り
を外す。
この積層体りの表面には、凹凸模様pが流れることなく
明瞭に付され、また合成樹脂シートSよりなる成形体と
芯材Cとの接合強度も大きく、耐久性に優れている。
C0発明の効果 本発明によれば、電鋳殻形成時にその内部に溶出可能な
粒子を包1■させておき、その後粒子を電鋳殻より溶出
して通気孔を形成するので、極めて簡単な手段により通
気性を有する電鋳殻を少ない工数で能率良く容易に製造
することができ、生産性が極めて良好である。
また粒子の直径により通気孔開口部のピンチの調整を任
意にコントロールするごとができ、さらに通気孔開口部
の直径も化学エツチング等の手法を用いて任意に変化さ
せることができる。
さらにまた各種形状の模型より通気性を有する電鋳殻を
得ることができ、汎用性に優れている。
ぞの」二導電層側の粒子の直径を微細にして電鋳殻表面
における通気孔の開口部の数を増し、前記粒子と反対側
に位置する粒子の直径を大きくして電鋳殻裏面における
通気孔の開口部を大径にすると共にその数を減少させる
ことも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は電鋳殻の要部の平面図、第2A図は第1図Ha
部の拡大図、第2B図は第2A図nb−nb線断面図、
第3図は本発明の工程説明図、第4図は凹凸模様を持つ
積層体を得るための装置の断面図、第5図はバンクアッ
プ体における第1層の一部の断面図、第6図はバンクア
ップ体における第2層の一部の断面図、第7図は成形工
程を示す前記装置の断面図である。 Co・・・導電層、H・・・通気孔、M・・・模型、S
e・・・電鋳殻、oI+  02・・・開口部 手続補正書(方却 昭和60年 5 月−1日 1、事件の表示 昭和60年特許 願第2669  号 2、発 明 の名 称 通気性を有する電鋳殻の製造方
法3、゛補正をする者 事件との関係 特許出願人 名 称  (532)本田技研工業株式会社4、代  
 理   人  〒105 電話東京434−4151 5 補正命令の日付 昭和60年4月10日(発送日:昭和60年4月30日
)6 補正の対象 図面全図(第1図〜第7図) 補正の内容 手続補正書6.8) 昭和 60年12 月−4μ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 模型の表面に導電層を形成する工程と;前記導電層の表
    面に溶出可能な粒子の層を密着する工程と;前記模型に
    電鋳処理を施し、前記導電層と前記粒子との密着部を除
    く該導電層と前記粒子間および相隣る前記粒子間を、析
    出した金属により満たして前記粒子の層より薄い電鋳殻
    を得る工程と;前記電鋳殻より前記粒子を溶出して該電
    鋳殻にその表裏両面に開口部を有する無数の微細な通気
    孔を形成する工程と;よりなる通気性を有する電鋳殻の
    製造方法。
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