JP2000087283A - 成形金型用電鋳殻の製造方法 - Google Patents

成形金型用電鋳殻の製造方法

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JP2000087283A
JP2000087283A JP10267260A JP26726098A JP2000087283A JP 2000087283 A JP2000087283 A JP 2000087283A JP 10267260 A JP10267260 A JP 10267260A JP 26726098 A JP26726098 A JP 26726098A JP 2000087283 A JP2000087283 A JP 2000087283A
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sheet
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model surface
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Yasuyoshi Noda
泰義 野田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形品の両面を成形するための一対の電鋳殻
を、これまでより少ない工程数、手間、時間及びコスト
で製造できるようにする。 【解決手段】 成形金型用電鋳殻の製造方法は、型割り
面を境として分割された第一モデル面4及び第二モデル
面5が各々型割り面と共通の第一ランド面6及び第二ラ
ンド面7と共に離間方向にオフセットされた三次元モデ
ル1を光造形法により形成する工程と、第一モデル面4
に凹凸模様付シート8を貼り付ける工程と、凹凸模様付
シート8、第一ランド面6、第二モデル面5及び第二ラ
ンド面7に導電被膜を形成する工程と、凹凸模様付シー
ト8が付いた三次元モデル1を電鋳液に直接浸けて導電
被膜上に電鋳を行うことにより、第一電鋳殻11と第二
電鋳殻12とを形成する電鋳殻形成工程とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、真空成形、真空圧
空成形、ブロー成形、スタンピング成形、ロール成形、
射出成形、反応射出成形、圧縮成形等の各種成形用の金
型に使用される電鋳殻の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6に示す自動車のグローブボックス蓋
31は樹脂で射出成形されたもので、その表面にはシボ
模様32が形成されている。図13はその射出成形用の
成形金型61の一例を示し、グローブボックス蓋31の
両面(表面と裏面)を成形する成形面部分には一対の電
鋳殻58,59が使用されている。この一対の電鋳殻5
8,59は、従来、次のような方法(工程〜)で製
造されていた。
【0003】 図7に示すように、グローブボックス
蓋31と同一形状のモデル51を形成する。 図8に示すように、モデル51に凹凸模様付シート
としての本皮52を貼り付ける。 図9に示すように、モデル51の周囲に設定された
型割り面に合致する見切り面53aを備えた見切り台5
3を作成する。 図9に示すように、見切り台53の上にモデル51
をその表面を上にしてセットし、モデル51の表面と見
切り台53の見切り面53aとにシリコンゴム等の付着
性の低い材料を注入して(注入枠等は図示略)、表面側
凹型54を形成する。 図10に示すように、モデル51と表面側凹型54
とを前記見切り台から外して上下反転し、モデル51の
裏面と表面側凹型54の見切り面54aとにシリコンゴ
ム等を注入して裏面側凹型55を形成する。 図11(a)(b)に示すように、表面側凹型54
及び裏面側凹型55に各々エポキシ樹脂等を注入して表
面側マンドレル56及び裏面側マンドレル57を形成す
る。 図12(a)(b)に示すように、表面側マンドレ
ル56及び裏面側マンドレル57の表面に各々導電被膜
(図示略)を形成し、各マンドレル56,57を電鋳液
に浸けて導電被膜上に電鋳を行うことにより、表面側電
鋳殻58及び裏面側電鋳殻59を形成する。
【0004】上記の方法で製造された表面側電鋳殻58
及び裏面側電鋳殻59は、図13に示すように、各々枠
体64,65に取り付けられるとともに、バックアップ
体66,67で裏から補強されることにより、成形金型
61の表面側分割型62及び裏面側分割型63として組
み立てられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の通り、グローブ
ボックス蓋31の両面を成形するための一対の電鋳殻5
8,59を形成するまでには、多くの工程数が必要であ
り、特に、工程の見切り台53の作成、工程のシ
リコンゴム等による表面側凹型54及び裏面側凹型55
の形成、工程のエポキシ樹脂等による表面側マンドレ
ル56及び裏面側マンドレル57の形成には、多大な手
間、時間及びコストがかかっていた。
【0006】そこで、本発明の目的は、成形品の両面を
成形するための一対の電鋳殻を、これまでより少ない工
程数、手間、時間及びコストで製造できるようにするこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の成形金型用電鋳殻の製造方法は、型割り面
を境として分割された第一モデル面及び第二モデル面が
各々型割り面と共通の第一ランド面及び第二ランド面と
共に離間方向にオフセットされた三次元モデルを光造形
法により形成する工程と、第一モデル面又は第二モデル
面のいずれか一方又は両方に凹凸模様付シートを貼り付
ける工程と、第一モデル面、第一ランド面、第二モデル
面及び第二ランド面に導電被膜を形成する工程と、凹凸
模様付シートが付いた三次元モデルを電鋳液に直接浸け
て導電被膜上に電鋳を行うことにより、第一モデル面及
び第一ランド面から各々写し取られた第一成形面及び第
一型割り面を備える第一電鋳殻と、第二モデル面及び第
二ランド面から各々写し取られた第二成形面及び第二型
割り面を備える第二電鋳殻とを形成する電鋳殻形成工程
とを含む。
【0008】光造形法とは、周知の通り、紫外線レーザ
ー、可視光レーザー等をスキャニングミラー、XYプロ
ッター等を介して光硬化性液にスキャニング照射するこ
とにより、照射した部分の光硬化性液を硬化させて三次
元モデルの一層分を形成し、該一層分を降下させてその
上に次の一層分を同様に形成・接合し、この操作を順次
繰り返して多層体よりなる三次元モデルを形成する方法
である(例えば特公昭63−40650号公報等)。光
硬化性液は、特定のものに限定されず、アクリル系、エ
ポキシ系、ウレタン系等の光硬化性液を例示できる。
【0009】本発明における光造形法で使用する三次元
モデルデータは、例えば、成形品データの周囲に型割り
面データを設定し、該型割り面データを境として成形品
データを第一モデル面データ及び第二モデル面データに
分割し、第一モデル面データ及び第二モデル面データを
各々型割り面データに共通の第一ランド面データ及び第
二ランド面データと共に離間方向にオフセットして作成
することができる。
【0010】電鋳時に凹凸模様付シートが第一モデル面
又は第二モデル面から浮いたりめくれたりしないよう、
次の(a)〜(d)のようにすることが好ましい。 (a)第一モデル面又は第二モデル面に凹凸模様付シー
トを電鋳液の浸透や熱で剥がれないよう適切な接着剤に
より堅固に貼り付ける。 (b)第一モデル面又は第二モデル面に凹凸模様付シー
トを接着剤で貼り付けた後、第一モデル面又は第二モデ
ル面と凹凸模様付シートとを予備加熱してそれらの間に
ガスを発生させ、該ガスを凹凸模様付シートに開けた針
孔から抜いて第一モデル面又は第二モデル面と凹凸模様
付シートとの間を密着させる。ガスは、予備加熱により
予め発生してしまうので、電鋳液の熱によっては発生し
ない。 (c)第一モデル面又は第二モデル面に凹凸模様付シー
トを真空吸引しながら電鋳を行う。 (d)上記(a)〜(c)のいずれか二つ又は三つを併
用する。
【0011】凹凸模様付シートは、電鋳液によって膨潤
しないよう、非水膨潤性であることが好ましい。非水膨
潤性の凹凸模様付シートの材質としては、塩化ビニル樹
脂、ポリウレタン樹脂等を例示できる。
【0012】凹凸模様としては、特に限定されないが、
シボ模様、布地模様、梨子地模様、木肌模様、岩肌模
様、幾何学的模様等を例示できる。
【0013】導電被膜は、特定のものに限定されず、
銀、銅、アルミニウム等の導電粉ペーストの塗布、銀鏡
反応、無電解めっき等の方法で形成されたものを例示で
きる。電鋳金属も、特定のものに限定されず、ニッケ
ル、ニッケル−コバルト合金、銅、銅−コバルト合金等
を例示できる。
【0014】第一電鋳殻又は第二電鋳殻は、両方が無孔
質、両方が多孔質、いずれか一方が無孔質で他方が多孔
質、のいずれの組み合わせでもよい。無孔質の電鋳殻を
形成する場合、電鋳殻形成工程は一般的な電鋳方法によ
って可能である。多孔質の電鋳殻を形成する場合、電鋳
殻形成工程は例えば次の方法(1)〜(3)によって可
能である。
【0015】(1)導電被膜の表面に多数の微小な非導
電部を設け、電鋳の初期に非導電部に微小な非電着部を
発生させ、電鋳の進行とともに非電着部を成長させるこ
とにより貫通させて電鋳殻に多数の通孔を形成する方法
(特公平2−14434号公報)。 (2)導電被膜の表面に多数の微小な非導電部を設ける
のではなく、界面活性剤を実質的に加えない電鋳液中に
おいて電鋳を行うことにより、電鋳の初期に導電被膜の
表面に微小な非電着部を発生させ、電鋳の進行とともに
非電着部を成長させることにより貫通させて電鋳殻に多
数の通孔を形成する方法(特公平5−39698号公
報)。 (3)界面活性剤を実質的に加えた電鋳液中において、
三次元モデルに電鋳を行うことにより孔の無い電鋳殻表
面層を形成する第一電鋳工程と、三次元モデル及び電鋳
殻表面層を電鋳液から取り出し、電鋳殻表面層に内径が
孔長方向で略一定である微小真直孔を加工する工程と、
界面活性剤を実質的に加えない電鋳液中において、電鋳
殻表面層の裏面に電鋳を行うことにより電鋳殻裏面層を
形成すると同時に、該電鋳の初期に微小真直孔の開口に
非電着部を発生させ、該電鋳の進行とともに非電着部を
成長させることにより、電鋳殻裏面層に内径が裏面側ほ
ど大きい拡径孔を形成する第二電鋳工程とを含む方法
(特開平9−249987号公報)。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、自動車のグロー
ブボックス蓋の射出成形用金型に使用される一対の電鋳
殻の製造方法に具体化した実施形態例について、図1〜
図5を参照して工程順に説明する。射出成形するグロー
ブボックス蓋31は、前出の図5に示したものと同じで
ある。図4はその射出成形用の成形金型21を示し、グ
ローブボックス蓋31の両面(表面と裏面)を成形する
成形面部分には一対の電鋳殻11,12が使用されてい
る。この一対の電鋳殻11,12は、次のような方法
(工程〜)で製造される。
【0017】 図1に示すように、三次元モデル1を
光造形法により形成する。図2は、その光造形法に使用
する三次元モデルデータD1の作成方法を示している。
まず、成形品データD2の周囲に型割り面データD3を
設定し、該型割り面データD3を境として成形品データ
D2を表面側の第一モデル面データD4及び裏面側の第
二モデル面データD5に分割する。この第一モデル面デ
ータD4及び第二モデル面データD5を、各々型割り面
データD3に共通の第一ランド面データD6及び第二ラ
ンド面データD7と共に、離間方向にオフセットすれ
ば、三次元モデルデータD1を作成できる。オフセット
量は、三次元モデル1がその寸法・形状に見合った十分
な強度となるような量にするとよい。
【0018】こうして作成した三次元モデルデータD1
に基づいて、紫外線レーザー、可視光レーザー等をスキ
ャニングミラー、XYプロッター等を介して光硬化性液
(図示略)にスキャニング照射することにより、照射し
た部分の光硬化性液を硬化させて三次元モデルの一層分
を形成し、該一層分を降下させてその上に次の一層分を
同様に形成・接合し、この操作を順次繰り返して多層体
よりなる三次元モデル1を形成する。三次元モデル1
は、型割り面3を境として分割された表面側の第一モデ
ル面4及び裏面側の第二モデル面5が、各々型割り面3
と共通の第一ランド面6及び第二ランド面7と共に、離
間方向にオフセットされたものとなる。
【0019】また、三次元モデル1の内部構造を横断面
(又は縦断面)が網目をなすハニカム構造とすることに
より、三次元モデル1の軽量化と光硬化性液の節約とを
図ることができる。そのハニカム構造は、前記三次元モ
デルデータD1にハニカム構造に関するデータを加える
ことにより容易に形成することができる。本実施形態で
は、格子網目形状のハニカム構造としたが、その網目形
状(格子網目、六角網目等)や網目粗さは、ハニカム構
造に関するデータを選択・変更することにより適宜設定
・変更することができる。また、三次元モデル1の内部
構造の全部又は一部を中実にしてもよい。図1(a)で
は、前記オフセットを説明するために、ハニカム構造の
中央高さ部分を切り欠いてそこにグローブボックス蓋3
1を二点鎖線で仮想的に示しているが、実際のハニカム
構造は勿論切り欠かれることなく連続している。
【0020】なお、18,19は、それぞれ三次元モデ
ル1に一部埋め込まれた型閉じ時の位置決め用部材であ
る。
【0021】 図3に示すように、三次元モデル1の
第一モデル面4に凹凸模様付シート8を貼り付ける。凹
凸模様付シート8は、前記の通り特に限定されないが、
本実施形態では表面にシボ模様9が付けられた非水膨潤
性の塩化ビニル樹脂シートを使用する。また、後述する
電鋳時に凹凸模様付シート8が第一モデル面4から浮い
たりめくれたりしないよう、第一モデル面4に凹凸模様
付シート8を電鋳液の浸透や熱で剥がれないよう適切な
接着剤により堅固に貼り付ける。
【0022】 第一モデル面4に凹凸模様付シート8
を接着剤で貼り付けた後、第一モデル面4と凹凸模様付
シート8とを予備加熱してそれらの間にガスを発生さ
せ、該ガスを凹凸模様付シート8に開けた針孔(図示
略)から抜いて第一モデル面4と凹凸模様付シート8と
の間を密着させる。ガスは、この予備加熱により予め発
生してしまうので、後の電鋳液の熱によっては発生しな
い。
【0023】 第一モデル面4の凹凸模様付シート
8、第一ランド面6、第二モデル面5及び第二ランド面
7に導電被膜(図示略)を形成する。導電被膜は、前記
の通り特に限定されないが、本実施形態では導電銀粉ペ
ーストの塗布により形成する。
【0024】 図4に示すように、凹凸模様付シート
8が付いた三次元モデル1を電鋳液(図示略)に直接浸
けて導電被膜上に電鋳を行うことにより、第一モデル面
4の凹凸模様付シート8及び第一ランド面6から各々写
し取られた第一成形面13及び第一型割り面14を備え
る表面側の第一電鋳殻11と、第二モデル面5及び第二
ランド面7から各々写し取られた第二成形面15及び第
二型割り面16を備える裏面側の第二電鋳殻12とを形
成する。本実施形態では、第一電鋳殻11も第二電鋳殻
12も、一般的な電鋳方法によって無孔質に形成する。
第一電鋳殻11の成形面には凹凸模様付シート8のシボ
模様9が転写してなる逆シボ模様が形成される。
【0025】この電鋳時に、凹凸模様付シート8は、前
記の通り第一モデル面4に堅固に貼り付けてあり、ま
た、前記予備加熱によるガスの発生により電鋳液の熱に
よるガスの発生はもう無いので、第一モデル面4から浮
いたりめくれたりすることはない。また、凹凸模様付シ
ート8は非水膨潤性なので、電鋳液によって膨潤するこ
ともない。また、一つの三次元モデル1の両面に一対の
電鋳殻11,12を同時にかつ対峙的に形成するので、
三次元モデル1が歪みにくく、高精度の電鋳殻11,1
2を形成することができる。
【0026】上記の方法で製造された第一電鋳殻11及
び第二電鋳殻12は、図5に示すように、各々枠体2
4,25に取り付けられるとともに、バックアップ体2
6,27で裏から補強されることにより、成形金型21
の表面側分割型22及び裏面側分割型23として組み立
てられる。バックアップ体26,27としては、特に限
定されないが、打設したコンクリート、注入したエポキ
シ樹脂、同エポキシ樹脂と砂との積層、充填した粒状
体、加工した金属ブロック、組み付けた支持板やスタッ
ドボルト等を例示できる。
【0027】本実施形態の電鋳殻の製造方法によれば、
前記従来例では必要であった見切り台の作成、シリコン
ゴム等による表面側凹型及び裏面側凹型の形成、エポキ
シ樹脂等による表面側マンドレル及び裏面側マンドレル
の形成といった面倒な工程が不要になるため、成形品
(本実施形態ではグローブボックス蓋31)の両面を成
形するための一対の電鋳殻11,12を、これまでより
少ない工程数、手間、時間及びコストで製造することが
できる。
【0028】なお、本発明は前記実施形態の構成に限定
されるものではなく、例えば以下のように、発明の趣旨
から逸脱しない範囲で変更して具体化することもでき
る。 (1)射出成形金型の他にも、真空成形、真空圧空成
形、ブロー成形、スタンピング成形、ロール成形、射出
成形、反応射出成形(ウレタン成形、ウレタン発泡成形
等)、圧縮成形等の各種成形用の金型に使用される電鋳
殻の製造方法に具体化すること。
【0029】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明に係る成形金
型用電鋳殻の製造方法によれば、成形品の両面を成形す
るための一対の電鋳殻を、これまでより少ない工程数、
手間、時間及びコストで製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態で作成し使用する三次元モデ
ルを示し、(a)は断面図、(b)は斜視図である。
【図2】同三次元モデルのための三次元モデルデータの
作成方法を示す説明図である。
【図3】同三次元モデルに凹凸模様付シートを貼り付け
たときの斜視図である。
【図4】同三次元モデルに一対の電鋳殻を形成したとき
の断面図である。
【図5】同電鋳殻を使用して組み立てた成形金型の断面
図である。
【図6】同成形金型で射出成形した成形品(グローブボ
ックス蓋)の斜視図である。
【図7】従来の電鋳殻の製造方法で使用するモデルの断
面図である。
【図8】同モデルに凹凸模様付シートを貼り付けたとき
の断面図である。
【図9】同モデル及び見切り台を使用して形成した表面
側凹型の断面図である。
【図10】同モデル及び表面側凹型を使用して形成した
裏面側凹型の断面図である。
【図11】同表面側凹型及び裏面側凹型を使用して形成
した表面側マンドレル及び裏面側マンドレルの断面図で
ある。
【図12】同表面側マンドレル及び裏面側マンドレルを
使用して形成した表面側電鋳殻及び裏面側電鋳殻の断面
図である。
【図13】同電鋳殻を使用して組み立てた成形金型の断
面図である。
【符号の説明】
D1 三次元モデルデータ D2 成形品データ D3 型割り面データ D4 第一モデル面データ D5 第二モデル面データ D6 第一ランド面データ D7 第二ランド面データ 1 三次元モデル 3 型割り面 4 第一モデル面 5 第二モデル面 6 第一ランド面 7 第二ランド面 8 凹凸模様付シート 9 シボ模様 11 第一電鋳殻 12 第二電鋳殻 13 第一成形面 14 第一型割り面 15 第二成形面 16 第二型割り面 21 成形金型 22 表面側分割型 23 裏面側分割型 31 グローブボックス蓋 32 シボ模様

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型割り面を境として分割された第一モデ
    ル面及び第二モデル面が各々型割り面と共通の第一ラン
    ド面及び第二ランド面と共に離間方向にオフセットされ
    た三次元モデルを光造形法により形成する工程と、 前記第一モデル面又は第二モデル面のいずれか一方又は
    両方に凹凸模様付シートを貼り付ける工程と、 前記第一モデル面(凹凸模様付シートがあるときはその
    表面;以下同じ。)、第一ランド面、第二モデル面(凹
    凸模様付シートがあるときはその表面;以下同じ。)及
    び第二ランド面に導電被膜を形成する工程と、 前記凹凸模様付シートが付いた三次元モデルを電鋳液に
    直接浸けて導電被膜上に電鋳を行うことにより、第一モ
    デル面及び第一ランド面から各々写し取られた第一成形
    面及び第一型割り面を備える第一電鋳殻と、第二モデル
    面及び第二ランド面から各々写し取られた第二成形面及
    び第二型割り面を備える第二電鋳殻とを形成する電鋳殻
    形成工程とを含む成形金型用電鋳殻の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記光造形法で使用する三次元モデルデ
    ータは、成形品データの周囲に型割り面データを設定
    し、該型割り面データを境として成形品データを第一モ
    デル面データ及び第二モデル面データに分割し、第一モ
    デル面データ及び第二モデル面データを各々型割り面デ
    ータに共通の第一ランド面データ及び第二ランド面デー
    タと共に離間方向にオフセットして作成する請求項1記
    載の成形金型用電鋳殻の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第一モデル面又は第二モデル面に凹
    凸模様付シートを前記電鋳液の浸透や熱で剥がれないよ
    うな適切な接着剤により堅固に貼り付ける請求項1又は
    2記載の成形金型用電鋳殻の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第一モデル面又は第二モデル面に凹
    凸模様付シートを接着剤で貼り付けた後、第一モデル面
    又は第二モデル面と凹凸模様付シートとを予備加熱して
    それらの間にガスを発生させ、該ガスを凹凸模様付シー
    トに開けた針孔から抜いて第一モデル面又は第二モデル
    面と凹凸模様付シートとの間を密着させる請求項1〜3
    のいずれか一項に記載の成形金型用電鋳殻の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第一モデル面又は第二モデル面に凹
    凸模様付シートを真空吸引しながら前記電鋳を行う請求
    項1〜4のいずれか一項に記載の成形金型用電鋳殻の製
    造方法。
  6. 【請求項6】 前記凹凸模様付シートが非水膨潤性であ
    る請求項1〜5のいずれか一項に記載の成形金型用電鋳
    殻の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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