JPS61163060A - 動力操向装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 には車両のステアリングホイールである入力制御部材に
連結されるピニオン及び同ビニオンと協働するラックを
内部に配置している固定ケーシングと、第１ロツドによ
ってケーシングに固定された第１固定ピストン及びラッ
クに平行に配置結合され第１固定ピストンと協働して同
ピストンの両側に第１対の室を形成する第１可動シリン
ダを含む圧力流体援助組立体と、入力制御部材によって
駆動されて第１対の室に圧力流体を選択的に供給する分
配弁装置と、ラックに連結されると共に車両の車輪を操
向する機構に連結される連結手段とを包含する型の動力
操向装置に関するものである。

この型の動力操向装置がフランス特許第２，３５７，４
１３号に記載されている。この特許では、圧力流体援助
組立体は、固定ケーシングに平行となるように同ケーシ
ングの外部に配置された固定ピストン及び可動シリンダ
を備えた単一組立体から成り、この構成のため、保護す
べき多数の摺動区域を有している。更に、この特許では
、ラックは援助組立体のシリンダが連結された管状ベア
リングを介して固定ケーシング内を摺動するようになっ
ており、このためケーシングと管状ベアリングとを極め
て精密に機械加工する必要がある。

又、各々の流体回路に連結され連続的に駆動され得る複
数個のピストン及びシリンダを備えた圧力流体援助組立
体を用いている動力援助装置は特に米国特許第３，２４
９，１７３号から周知である。

本発明の目的は、特にコンパクトで頑丈な構造であり、
製造コストが安く、適応融通性があり、しかも特に二系
統回路を備えた流体装置において広範囲の援助力を利用
できるようにした上記型の動力操向装置を提案すること
にある。

この目的を達成するため、本発明の特徴によると、動力
操向装置は、第１ロッドに平行な第２ロッドによってケ
ーシングに固定された第２固定ピストンと、第２固定ピ
ストンと協働して同ピストンの両側に第２対の室を形成
する第２可動シリンダとを設け、第２可動シリンダがラ
ックを支持すると共に連結手段に連結され、分配弁装置
が第２対の室に圧力流体を選択的に供給するように構成
されている。

この構成により、一系統回路での作動に関し、全占有ス
ペース及び製造コストを大幅に増加することなく援助力
を相当増大させることができる。

更に、この構成は、製造コストの増加及び車両への設置
の問題を伴うことなく、直列及び又は並列に作動できる
二系統回路を動力操向装置に用いることを可能にしてい
る。

本発明の好ましい特徴によると、連結手段は、固定ケー
シングの横方向の壁に形成された開口を密封し且つ案内
されるように貫通している。

中央出力取出し型と称するこの構成により、装着クリア
ランス及び公差の補償に関する問題を事実上解消でき、
製造コスト及び装着コストを更に低減させることができ
る。

本発明の上記及び他の特徴及び利点は、添付図面を参照
して行う実施例の下記説明から明白となるであろう。

第１図ないし第４図に示されているように、本発明によ
る動力操向装置は総括的に符号１で示す固定操向ケーシ
ングな備え、ケーシングは゛典型的には鋳造品として作
られ、第５図に示すように自動車のシャシ２に横方向に
固定されるようになっている。互いに平行な第１ロッド
３と第２ロッド４がケーシング１の横方向側面間に延在
しこれら側面に固定される。第１ロッド３は第１固定ピ
ストン５を中央に具えている。同様に、第２ロッド４は
第２固定ピストン６を中央に具えている。圧力流体援助
組立体を構成する第１可動シリンダ７が第１ロッド３及
び第１ピストン５上に摺動自在且つ密封的に嵌装されて
、第１ピストン５の両側に第１対の室８□、８□を形成
する。同様に、第２可動７リンダ９が第２ロッド４及び
第２ピストン６上に摺動自在且つ密封的に嵌装されて、
内部に第２対の室１０．　、１０２を形成する。シリン
ダ７と９の本体は環状端部フランジを一体に設けた鋳造
品で作られることが有利である。

図示の実施例では、第２シリンダ９はその上方外面にラ
ック１１を形成され、ラックは、ケーシング１内に回転
自在に支持され動力操向装置の入力軸１３に連結された
ビニオン１２と噛合し、入力制御部材を構成する入力軸
１３は車両のステアリングホイール１４に連結されるよ
うになっている。

第２シリンダ９は、第１シリンダ７に向かって延び凹所
１６を形成された中央部分１５を具えており、凹所１６
内には第１シリンダ７に固定された連結突出部１８が弾
性材料製ベアリング１７を介して収容され、従って、こ
れら要素から成る弾性連結部又は継手によって２つのシ
リンダ７と９が互いに中央で連結されている。第２シリ
ンダ９の中央部分１５はケーシングｌの底壁２０に近接
して延在する横方向ウェブ１９を形成され−Ｃいる。

連結手段としての軸部材２１が各ウェブ１９に固定され
、ケーシング１の底壁２０の長手方向開口２２を密封し
且つ案内されるように貫通して、第５図に明瞭に示され
ているように、車両の操向車輪を操向させるための機構
のリンク２４にボールジヨイント２３を介して連結され
る。開口２２を閉鎖する閉鎖部材２５が軸部材２１に連
結され、本出願人名義のヨーロッパ特許出願第０１４４
２５９号に記載されているように、軸部材２１に固定さ
れたスライダを有する摺動閉鎖型連結部によって互いに
解放可能に結合し得る２つの長手方向起伏を具えたカバ
ーから成る。

動力操向装置は更に、入力軸１３と同時に駆動されて分
配ラインＡ１．　Ａ２及びＢ１．Ｂ２を介し室８□、８
２及びｌＯ□、１０２に圧力流体を選択的に供給する分
配弁装置３０を包含する。分配弁装置３０は回転式のも
のであることが有利であり、ステアリングホイール１４
とビニオン１２との間の伝達部のいかなる場所に配置さ
れてもよい。第５図に示されているように、分配弁装置
３０はステアリングコラムの底部に配置され、アングル
歯車３１に連結されていてもよく、この場合には、分配
弁装置３．０の出力軸はビニオン１２に固定された入力
軸１３に中間軸３２を介して連結される。第３図に示さ
れているように、変形例として、分配弁装置３０は固定
ケーシング１に取付けられたケーシング３３内に配置さ
れ、即ち、入力軸１３とビニオン１２との間に直接配置
されていてもよい。

この場合には、製造を簡素化し装着を容易にするため、
上述したヨーロッパ特許出願第０１４４２５９号に記載
されているようにラック１１を第２可動シリンダ９に弾
性的に装着してもよい。

本発明による動力操向装置は、分配弁装置３０を介して
並列のシリンダ７と９に圧力流体を供給する一系統流体
回路により作動され得る。しかし、有益的には、第１図
に示されているように、本発明による動力操向装置は、
シリンダ７と９に夫々関連し連続的に駆動される対の回
転弁３０２と３０２を作動させて、圧力源３３□と３３
□からの圧力流体を各々のシリンダに供給し対のリザー
バ３４に戻す二系統回路のものとして構成されている。

対の回転弁３０２と３０２は本出願人名義のヨーロッパ
特許出願第０１６６６５７号に記載されているような対
の星形ロータを備えた型のものであることが有利である
。分配弁装置３０及びシリンダ７と９の室間の分配ライ
ンＡ１．Ａ２及びＢ、　、　Ｂ２は可撓管として構成で
きるが、これら分配ラインは第２図に示されているよう
に中空ロッドとして作られたロッド３と４の両端部に連
結され、従って対応するロッド３，４の壁に設けられた
穴３５．と３５□を介して各ピストン５，６０両側にあ
るシリンダの室８１と８□、１０．と１０２に連通ずる
２つの中央流体供給通路を各シリンダに関して配置する
ことが有利である。第３図及び第４図に明瞭に示されて
いるように、固定ケーシングｌはロッド３と４及びシリ
ンダ７と９を完全に収蔵するように成形されているので
、特に中空のロッド３と４及びケーシング３３内に配置
された分配弁装置３０により動力操向装置をコンパクト
で頑丈な単一構造体として形成でき、既存の車両のいか
なる型のシャシに多種の方法で容易に配置することがで
きる。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明による動力操向装置を部分的に断面で示
す概略平面図、第２図は第１図の動力操向装置の長子方
向中央断面図、第３図は第１図の１−１［［線に？ｊ５
断面図、第４図は第１図のＩＶ−ＩＶ線に沿う断面図、
第５図は動力操向装置を車両のシャシに装置した状態を
示す斜視図である。 １・・回外操向ケーシング、３・・第１ロッド、４・・
第２ロッド、５・・第１固定ピストン、６・・第２固元
ピストン、７・・第１可動シリンダ、８　　、８　　、
１１１．１０　　・・室、９・・第２可動シリング、１
１・・ラック、１２・・ピニオン、１３・・入丈軸、１
５・・中央部分、１６・・凹所、１７・・ベアリング、
１８・・連結突出部、１９・・ウェブ、２０・・底壁、
２１・・軸部材、２２＠・開口、′２３・・ボールジヨ
イント、２４・・リンク、２５・・閉鎖部材、３０・・
分配弁装置、３０．．３０２・・回転弁、３３．　、３
３□・・圧力源、３５１，３５□・・穴、ＡＩ　ｐ　Ａ
２　ｐ　ＢＩ　Ｐ　Ｂ２・・の

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　入力制御部材（１３）に連結されるピニオン（１２
   ）及び同ピニオンと協働するラック（１１）を内部に配
   置している固定ケーシング（１）と、第１ロッド（３）
   によつて上記ケーシング（１）に固定された第１固定ピ
   ストン（５）及び上記ラック（１１）に平行に配置結合
   され上記第１固定ピストン（５）と協働して同ピストン
   の両側に第１対の室（８＿１、８＿２）を形成する第１
   可動シリンダ（７）を含む圧力流体援助組立体と、上記
   入力制御部材（１３）によつて駆動されて第１対の室に
   圧力流体を選択的に供給する分配弁装置（３０）と、上
   記ラック（１１）に連結されると共に車両の車輪を操向
   する機構に連結される連結手段（２１）とを包含するも
   のにおいて、上記第１ロッド（３）に平行な第２ロッド
   （４）によつて上記ケーシング（１）に固定された第２
   固定ピストン（６）と、上記第２固定ピストン（６）と
   協働して同ピストンの両側に第２対の室（１０＿１、１
   ０＿２）を形成する第２可動シリンダ（９）とを設け、
   上記第２可動シリンダが上記ラック（１１）を支持する
   と共に上記連結手段（２１）に連結され、上記分配弁装
   置（３０）が上記第２対の室（１０＿１、１０＿２）に
   圧力流体を選択的に供給するように構成されたことを特
   徴とする動力操向装置。 ２　上記第１ロッド（３）、上記第２ロッド（４）、上
   記第１可動シリンダ（７）及び上記第２可動シリンダ（
   ９）が上記ケーシング（１）内に完全に収蔵されている
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の動力操向
   装置。 ３　上記第１ロッド（３）と上記第２ロッド（４）が中
   空であり、各ロッドが対応する上記対の室（８＿１、８
   ＿２；１０＿１、１０＿２）に夫々連結される流体通路
   を形成していることを特徴とする特許請求の範囲第２項
   記載の動力操向装置。 ４　上記連結手段（２１）が、上記ケーシング（１）の
   横方向の壁（２０）に形成された開口（２２）を密封し
   且つ案内されるように貫通していることを特徴とする特
   許請求の範囲第２項又は第３項記載の動力操向装置。 ５　上記第２可動シリンダ（９）が、上記第１可動シリ
   ンダ（７）に向かつて延びる中央部分（１５、１９）に
   よつて上記連結手段（２１）及び第１可動シリンダ（７
   ）に連結されていることを特徴とする特許請求の範囲第
   １項ないし第４項の何れか１項に記載の動力操向装置。 ６　上記第２可動シリンダ（９）が弾性連結部（１８、
   １７）によつて上記第１可動シリンダ（７）に連結され
   ていることを特徴とする特許請求の範囲第５項記載の動
   力操向装置。 ７　上記分配弁装置（３０）が上記第１対の室（８＿１
   、８＿２）と上記第２対の室（１０＿１、１０＿２）に
   流体を夫々給送する第１弁（３０＿１）と第２弁（３０
   ＿２）から成ることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   ないし第６項の何れか１項に記載の動力操向装置。 ８　上記第１弁（３０＿１）と上記第２弁（３０＿２）
   の各々が対応する圧力流体供給回路（３３＿１、Ｂ＿１
   、Ｂ＿２；３３＿２、Ａ＿１、Ａ＿２）に連結されてい
   ることを特徴とする特許請求の範囲第７項記載の動力操
   向装置。