JPH0555346B2 - - Google Patents
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- JPH0555346B2 JPH0555346B2 JP59053675A JP5367584A JPH0555346B2 JP H0555346 B2 JPH0555346 B2 JP H0555346B2 JP 59053675 A JP59053675 A JP 59053675A JP 5367584 A JP5367584 A JP 5367584A JP H0555346 B2 JPH0555346 B2 JP H0555346B2
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- JP
- Japan
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- rack
- piston
- steering
- casing
- main
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- Expired - Lifetime
Links
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- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 6
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- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 5
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D5/00—Power-assisted or power-driven steering
- B62D5/06—Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle
- B62D5/20—Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle specially adapted for particular type of steering gear or particular application
- B62D5/22—Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle specially adapted for particular type of steering gear or particular application for rack-and-pinion type
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Power Steering Mechanism (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、互いにに協働するピニオン及びラツ
クを収蔵する操向ケーシングと、操向ケーシング
に結合され、ラツクに結合されたピストンを収蔵
するシリンダと、少なくともピストンのラツクと
は反対側にある室に圧力流体を選択的に供給する
分配装置と、ラツク及びピストンの組立体を操向
される車輪のためのリンク機構に連結し、同組立
体の軸線方向の両端部の中間位置に配設されてい
る連結装置とを包含する型の動力援助操向装置に
関するものである。
クを収蔵する操向ケーシングと、操向ケーシング
に結合され、ラツクに結合されたピストンを収蔵
するシリンダと、少なくともピストンのラツクと
は反対側にある室に圧力流体を選択的に供給する
分配装置と、ラツク及びピストンの組立体を操向
される車輪のためのリンク機構に連結し、同組立
体の軸線方向の両端部の中間位置に配設されてい
る連結装置とを包含する型の動力援助操向装置に
関するものである。
中間に出力取出し部を具えた上記型の動力援助
操向装置は、一般に、ラツクの一方の側でこのラ
ツクの延長部に配置された復動式ピストンを有し
ており、可動のラツク・ピストン組立体の所謂
「中間」連結装置は、例えばフランス特許第
1108056号あるいは米国特許第3312148号に開示さ
れているように、ラツクの端部区域、ピストンロ
ツドあるいはピストンに連結されている。しかし
ながらこれら公知の操向装置は、注意深く製造し
組立てることを必要とする相当重い可動の組立体
を用いなければならないという欠点がある。更
に、ピストン自身及びピスロンロツドが協働して
ラツクを案内しており、このため、シリンダと操
向ケーシングとを正確に整合させることが必要と
なるばかりでなく、シリンダの室を限定する異な
る摺動シールをも正確に整合させることが必要で
あり、結果として操向位置の製造及び組立コスト
が大幅に増大することとなる。
操向装置は、一般に、ラツクの一方の側でこのラ
ツクの延長部に配置された復動式ピストンを有し
ており、可動のラツク・ピストン組立体の所謂
「中間」連結装置は、例えばフランス特許第
1108056号あるいは米国特許第3312148号に開示さ
れているように、ラツクの端部区域、ピストンロ
ツドあるいはピストンに連結されている。しかし
ながらこれら公知の操向装置は、注意深く製造し
組立てることを必要とする相当重い可動の組立体
を用いなければならないという欠点がある。更
に、ピストン自身及びピスロンロツドが協働して
ラツクを案内しており、このため、シリンダと操
向ケーシングとを正確に整合させることが必要と
なるばかりでなく、シリンダの室を限定する異な
る摺動シールをも正確に整合させることが必要で
あり、結果として操向位置の製造及び組立コスト
が大幅に増大することとなる。
本発明の目的は、製造及び組立コストを低減で
きる一方、作動信頼性を向上でき、しかも慣性の
小さい簡単且つ頑固な構造の上記型の動力援助操
向装置を提供することにある。
きる一方、作動信頼性を向上でき、しかも慣性の
小さい簡単且つ頑固な構造の上記型の動力援助操
向装置を提供することにある。
この目的を達成するために、本発明は、上記型
の動力援助操向装置において、2つのシリンダが
操向ケーシングの各側で同ケーシングのう延長部
として互いに対向して装着され、各シリンダ内に
収蔵されたピストンが、操向ケーシング内に案内
されたラツクの対応する端部にロツドを介して結
合され、ピストンとは反対側の各ロツドの端部が
自在継手によつて上記対応する端部に結合され、
ラツクに固着された連結装置が内側接触面を形成
している操向ケーシングの壁を貫通し、ラツクが
その歯付面に対し直角で且つ操向ケーシングの内
側接触面に接触する接触面を具え、ラツクと協働
する弾性反動装置がラツクの歯付面に対する垂線
から角方向にオフセツトした方向の力をラツクに
加えるようになつていることを特徴とするもので
ある。
の動力援助操向装置において、2つのシリンダが
操向ケーシングの各側で同ケーシングのう延長部
として互いに対向して装着され、各シリンダ内に
収蔵されたピストンが、操向ケーシング内に案内
されたラツクの対応する端部にロツドを介して結
合され、ピストンとは反対側の各ロツドの端部が
自在継手によつて上記対応する端部に結合され、
ラツクに固着された連結装置が内側接触面を形成
している操向ケーシングの壁を貫通し、ラツクが
その歯付面に対し直角で且つ操向ケーシングの内
側接触面に接触する接触面を具え、ラツクと協働
する弾性反動装置がラツクの歯付面に対する垂線
から角方向にオフセツトした方向の力をラツクに
加えるようになつていることを特徴とするもので
ある。
この構成により、ラツク自身はその接触面によ
つて操向ケーシング内に案内されており、そして
ラツクが、限定された相対変位が可能となるよう
に自在継手によりラツクに結合されたロツドを介
して、ピストンに連結されるようになつているの
で、ラツクの歯付面の軸線方向長さをラツクの変
位に必要な最小限の長さとし且つラツクの全長を
その間付面と実質的に同じ長さに減少させ、重量
軽減を図ることことができるとともに、シリンダ
を操向ケーシングに取付けるために極めて正確な
整合基準を守る必要がなくなり、製造及び組立コ
ストの低減を図ることができる。また、精密な機
械加工を要する操向装置の部分は接触面のみに限
定されるので、製造コストの低減をさらに図るこ
とができ、作動信頼性を向上させることができる
とともに、連結装置及び弾性反動装置の配置は操
向装置を完全に対称的な構造のものとすることを
可能にし、剛性を高め組立を容易にすることがで
きる。
つて操向ケーシング内に案内されており、そして
ラツクが、限定された相対変位が可能となるよう
に自在継手によりラツクに結合されたロツドを介
して、ピストンに連結されるようになつているの
で、ラツクの歯付面の軸線方向長さをラツクの変
位に必要な最小限の長さとし且つラツクの全長を
その間付面と実質的に同じ長さに減少させ、重量
軽減を図ることことができるとともに、シリンダ
を操向ケーシングに取付けるために極めて正確な
整合基準を守る必要がなくなり、製造及び組立コ
ストの低減を図ることができる。また、精密な機
械加工を要する操向装置の部分は接触面のみに限
定されるので、製造コストの低減をさらに図るこ
とができ、作動信頼性を向上させることができる
とともに、連結装置及び弾性反動装置の配置は操
向装置を完全に対称的な構造のものとすることを
可能にし、剛性を高め組立を容易にすることがで
きる。
又、本発明は適宜の分配装置を具えた上記型の
動力援助操向装置に適用でき、製造及び組立の複
雑さを増すことなしに多種多様の操向装置に採用
することを可能にしている。
動力援助操向装置に適用でき、製造及び組立の複
雑さを増すことなしに多種多様の操向装置に採用
することを可能にしている。
このため、本発明の好ましい特徴によると、各
ピストンのロツドは操向ケーシング内に嵌装され
たシール装置を介して密封的に摺動し、分配装置
は対応するピストンの両側で各シリンダ内に形成
された主室及び副室に圧力流体を選択的に供給す
るようになつている。
ピストンのロツドは操向ケーシング内に嵌装され
たシール装置を介して密封的に摺動し、分配装置
は対応するピストンの両側で各シリンダ内に形成
された主室及び副室に圧力流体を選択的に供給す
るようになつている。
この構成により、ラツクの各側にある各シリン
ダは複式作動シリンダとして働くことができ、二
系統回路においては、対の主室のいずれか一方内
の圧力を上昇させるか、あるいは、対の副室のい
ずれか一方内の圧力を上昇させることにより、車
両が走行している際の操向操作に援助を与えるこ
とができ、また、対の主室の一方又は他方内の圧
力を上昇させると同時に、対の副室の他方又は一
方内の圧力を上昇させることにより、駐車操作時
の操向操作に援助を与えることができる。又、一
系統回路においても、前者の場合と同様の作動を
行うことができる。
ダは複式作動シリンダとして働くことができ、二
系統回路においては、対の主室のいずれか一方内
の圧力を上昇させるか、あるいは、対の副室のい
ずれか一方内の圧力を上昇させることにより、車
両が走行している際の操向操作に援助を与えるこ
とができ、また、対の主室の一方又は他方内の圧
力を上昇させると同時に、対の副室の他方又は一
方内の圧力を上昇させることにより、駐車操作時
の操向操作に援助を与えることができる。又、一
系統回路においても、前者の場合と同様の作動を
行うことができる。
本発明の上記及び他の特徴及び利点は、添付図
面を参照して行う好適な実施例の下記説明から明
白となるであろう。
面を参照して行う好適な実施例の下記説明から明
白となるであろう。
以下の説明及び図面において、同一の構成部品
には同一符号を付し、又類似するものには同一符
号に「′」を付してある。
には同一符号を付し、又類似するものには同一符
号に「′」を付してある。
第1図及び第2図に示す本発明の第1実施例に
おいて、動力援助操向装置は、2つの円筒形端部
分11を有し鋳造品として形成された操向ケーシ
ング10を備えている。ケーシング10内には、
ピニオン12と噛合するラツク20が装架されて
おり、ピニオン12はケーシングの円筒形ハウジ
ング13内に回転し得るように装架され、ケーシ
ングの管状延長部内にピニオンと共軸的に配設さ
れた回転式分配装置14を介して、車両のステア
リングホイールに連結される入力部材15により
駆動されるようになつている。
おいて、動力援助操向装置は、2つの円筒形端部
分11を有し鋳造品として形成された操向ケーシ
ング10を備えている。ケーシング10内には、
ピニオン12と噛合するラツク20が装架されて
おり、ピニオン12はケーシングの円筒形ハウジ
ング13内に回転し得るように装架され、ケーシ
ングの管状延長部内にピニオンと共軸的に配設さ
れた回転式分配装置14を介して、車両のステア
リングホイールに連結される入力部材15により
駆動されるようになつている。
第2図に明瞭に示されているように、ラツク2
0はピニオン12に噛合する歯を具えた面に対し
直角をなす横方向の平坦な接触面21を有し、こ
の平坦な接触面はケーシング10の横方向の壁1
7(第4図参照)に形成された内側接触面16に
摺動接触する。又、ラツク20は歯付面と平行な
面を有し、この面は、ピニオン12と整合してケ
ーシング10内に傾斜して配設された弾性反動装
置18に係合し、反動装置はラツク20の歯付面
に対する垂線から角方向にオフセツトした方向の
力をラツクに加え、回転可能なローラ18′を端
部に設けている。ケーシング10は、これを車両
のシヤシに堅固に固定する装置19を具えている
(第4図参照)。
0はピニオン12に噛合する歯を具えた面に対し
直角をなす横方向の平坦な接触面21を有し、こ
の平坦な接触面はケーシング10の横方向の壁1
7(第4図参照)に形成された内側接触面16に
摺動接触する。又、ラツク20は歯付面と平行な
面を有し、この面は、ピニオン12と整合してケ
ーシング10内に傾斜して配設された弾性反動装
置18に係合し、反動装置はラツク20の歯付面
に対する垂線から角方向にオフセツトした方向の
力をラツクに加え、回転可能なローラ18′を端
部に設けている。ケーシング10は、これを車両
のシヤシに堅固に固定する装置19を具えている
(第4図参照)。
本発明の特徴によると、ケーシングの壁17に
は、一対の軸部材31が貫通する長手軸線方向の
長円形開口30が穿設されており、軸部材31は
内方端部をラツク20に固定され、外方端部に、
車両の操向される車輪のリンク機構のロツド33
に連結されるボール・ソケツト型自在継手付コネ
クタ32を支持し、従つて軸部材31はラツク2
0をロツド33に連結する連結装置を構成してい
る。
は、一対の軸部材31が貫通する長手軸線方向の
長円形開口30が穿設されており、軸部材31は
内方端部をラツク20に固定され、外方端部に、
車両の操向される車輪のリンク機構のロツド33
に連結されるボール・ソケツト型自在継手付コネ
クタ32を支持し、従つて軸部材31はラツク2
0をロツド33に連結する連結装置を構成してい
る。
この構成により、ラツク20はケーシング10
内でピニオン12と係合状態に案内保持される。
内でピニオン12と係合状態に案内保持される。
本発明によると、ケーシング10の各円筒形端
部分11の端部孔40内にシリンダ41が嵌合さ
れねじ付リング42によつて定位置に保持されて
おり、シリンダは例えば深絞り加工によつて形成
される。シリンダ41の内部を研削された端部分
には、ピストン50が摺動し得るように装架さ
れ、中空の管からなるロツド51によつてラツク
20に結合されている。ピストン50とは反対側
のロツド51の端部は自在継手としての玉継手5
2のステム上にクリンプされ、玉継手はラツク2
0の円筒形端部23に形成された半球形ハウジン
グ又はソケツト22内に装入され、ロツクリング
53によつて、このソケツト22内でピストン5
0とシリンダ41との適正な整合状態を保つ位置
に固定されている。シリンダ41は外方底部に、
分配配置14の対応する出口コネクタ141(又
は142)に連結されるコネクタ43を具えてお
り、分配装置は又作動圧力流体のための入口コネ
クタ143及び戻しコネクタ144を具えてい
る。この構成により、入力部材15がいずれか方
向に回転されると、対応するピストン50とシリ
ンダ41の底部との増に形成された室44内に圧
力が発生され、この圧力がラツク20従つて出力
部材32,33の変位を援助することとなるので
ある。
部分11の端部孔40内にシリンダ41が嵌合さ
れねじ付リング42によつて定位置に保持されて
おり、シリンダは例えば深絞り加工によつて形成
される。シリンダ41の内部を研削された端部分
には、ピストン50が摺動し得るように装架さ
れ、中空の管からなるロツド51によつてラツク
20に結合されている。ピストン50とは反対側
のロツド51の端部は自在継手としての玉継手5
2のステム上にクリンプされ、玉継手はラツク2
0の円筒形端部23に形成された半球形ハウジン
グ又はソケツト22内に装入され、ロツクリング
53によつて、このソケツト22内でピストン5
0とシリンダ41との適正な整合状態を保つ位置
に固定されている。シリンダ41は外方底部に、
分配配置14の対応する出口コネクタ141(又
は142)に連結されるコネクタ43を具えてお
り、分配装置は又作動圧力流体のための入口コネ
クタ143及び戻しコネクタ144を具えてい
る。この構成により、入力部材15がいずれか方
向に回転されると、対応するピストン50とシリ
ンダ41の底部との増に形成された室44内に圧
力が発生され、この圧力がラツク20従つて出力
部材32,33の変位を援助することとなるので
ある。
第3図及び第4図に示す本発明の第2実施例は
上述した第1実施例とは以下の点でも相違してい
る。即ち、分配装置14′は二系統型のもので、
この実施例では、共通の入力部材15によつて駆
動される主分配弁14′1と副分配弁14′2とから
成る直列配置の組立体を有し、2つの分配弁は、
例えば本出願人名義のヨーロツパ特許第0077710
号に開示されているように、星形ロータ及びC形
スプリングを備えたものでよい。ピストン50と
シリンダ41との組立体は操向ケーシング10の
各側に配設され、複式作動を行うようになつてい
る。このため、ピストン50のロツド51を形成
する大径の管の外面上を密封的に摺動する環状シ
ール装置60が、ケーシング10の円筒径端部分
11内に嵌装され、シリンダ41のための停止肩
部と同じ肩部に当接している。従つて、環状シー
ル装置60は、ピストン50の主室44Rとは反
対の側に、ケーシング10の円筒形端部分11の
内部環状溝に開口する環状シール装置60内の供
給通路61を介して作動圧力流体を供給される環
状の副室45Rを形成しており、内部環状溝は、
各ピストン・シリンダ組立体の2つの室に連関す
る分配弁装置14′の対応する対の出口コネクタ
141,141′,又は142,142′の一方に
連結されるコネクタ62に連通している。第3図
に示すように、ピストン50は互いに軸線方向に
離隔された2つの円周方向の摺動シール54を具
えており、これらの2つのシール54間に環状空
所又は円周方向溝55が設けられ、ピストン50
内の内部通路としての半径方向通路56を介して
中空ロツド51の内部空所に連通して、シール5
4のいずれか一方を通過した作動圧力流体を排出
することができ、この排出流体は、ラツク20に
連結されたロツド51の端部の区域でロツドの壁
に形成されたオリフイス又は連通路57を介し
て、ケーシング10の内部に排出される。第3図
に示す実施例では、ラツク20とピストン50と
の適正な整合状態を保つ玉継手は、ラツク2の円
筒形端部23に形成された円筒形ハウジング又は
ソケツトの底部に当接され且つねじ付ロツクリン
グ53によつて所望の角位置に固定される両凸レ
ンズ状のボール端部52′を有している。
上述した第1実施例とは以下の点でも相違してい
る。即ち、分配装置14′は二系統型のもので、
この実施例では、共通の入力部材15によつて駆
動される主分配弁14′1と副分配弁14′2とから
成る直列配置の組立体を有し、2つの分配弁は、
例えば本出願人名義のヨーロツパ特許第0077710
号に開示されているように、星形ロータ及びC形
スプリングを備えたものでよい。ピストン50と
シリンダ41との組立体は操向ケーシング10の
各側に配設され、複式作動を行うようになつてい
る。このため、ピストン50のロツド51を形成
する大径の管の外面上を密封的に摺動する環状シ
ール装置60が、ケーシング10の円筒径端部分
11内に嵌装され、シリンダ41のための停止肩
部と同じ肩部に当接している。従つて、環状シー
ル装置60は、ピストン50の主室44Rとは反
対の側に、ケーシング10の円筒形端部分11の
内部環状溝に開口する環状シール装置60内の供
給通路61を介して作動圧力流体を供給される環
状の副室45Rを形成しており、内部環状溝は、
各ピストン・シリンダ組立体の2つの室に連関す
る分配弁装置14′の対応する対の出口コネクタ
141,141′,又は142,142′の一方に
連結されるコネクタ62に連通している。第3図
に示すように、ピストン50は互いに軸線方向に
離隔された2つの円周方向の摺動シール54を具
えており、これらの2つのシール54間に環状空
所又は円周方向溝55が設けられ、ピストン50
内の内部通路としての半径方向通路56を介して
中空ロツド51の内部空所に連通して、シール5
4のいずれか一方を通過した作動圧力流体を排出
することができ、この排出流体は、ラツク20に
連結されたロツド51の端部の区域でロツドの壁
に形成されたオリフイス又は連通路57を介し
て、ケーシング10の内部に排出される。第3図
に示す実施例では、ラツク20とピストン50と
の適正な整合状態を保つ玉継手は、ラツク2の円
筒形端部23に形成された円筒形ハウジング又は
ソケツトの底部に当接され且つねじ付ロツクリン
グ53によつて所望の角位置に固定される両凸レ
ンズ状のボール端部52′を有している。
このような構成としたことにより、右側の主室
44R及び副室45Rと対称的に配置されている
図示しない左側の主室を44Lまた副室を45L
とすると、二系統型分配装置14′は、主分配弁
14′1に接続される主回路における右側の主室4
4R又は左側の主室44L内の圧力を上昇させる
か、あるいは、副分配弁14′2に接続される副回
路における右側の副室45Rまたは左側の副室4
5L内の圧力を上昇させることにより、車両が走
行している際の操向操作に援助を与えることがで
き、また、右側の主室44R及び左側の副室45
L内の圧力を上昇させるか、あるいは、左側の主
室44L及び右側の副室45R内の圧力を上昇さ
せることにより、駐車操作時の操向操作に援助を
与えることができる。
44R及び副室45Rと対称的に配置されている
図示しない左側の主室を44Lまた副室を45L
とすると、二系統型分配装置14′は、主分配弁
14′1に接続される主回路における右側の主室4
4R又は左側の主室44L内の圧力を上昇させる
か、あるいは、副分配弁14′2に接続される副回
路における右側の副室45Rまたは左側の副室4
5L内の圧力を上昇させることにより、車両が走
行している際の操向操作に援助を与えることがで
き、また、右側の主室44R及び左側の副室45
L内の圧力を上昇させるか、あるいは、左側の主
室44L及び右側の副室45R内の圧力を上昇さ
せることにより、駐車操作時の操向操作に援助を
与えることができる。
本発明を特定の実施例に関して詳述したが、本
発明はこれにのみ限定されるものではなく、当業
技術者に本発明の範囲を逸脱することなく幾多の
変更及び修正を加え実施し得ることが理解できよ
う。
発明はこれにのみ限定されるものではなく、当業
技術者に本発明の範囲を逸脱することなく幾多の
変更及び修正を加え実施し得ることが理解できよ
う。
第1図は本発明による動力援助操向装置の第1
実施例を示す同装置の半部分の縦断面図、第2図
は第1図の−線に沿う断面図、第3図は本発
明の第2実施例を第4図の−線に沿つて示す
第1図と同様の断面図、第4図は第3図の−
線に沿う断面図である。 10……操向ケーシング、12……ピニオン、
14,14′……分配装置、16……内側接触面、
17……壁、18……弾性反動装置、20……ラ
ツク、21……接触面、31……軸部材、32…
…自在継手付コネクタ、33……リンク機構のロ
ツド、41……シリンダ、50……ピストン、5
1……ロツド、52,52′……玉継手(自在継
手)。
実施例を示す同装置の半部分の縦断面図、第2図
は第1図の−線に沿う断面図、第3図は本発
明の第2実施例を第4図の−線に沿つて示す
第1図と同様の断面図、第4図は第3図の−
線に沿う断面図である。 10……操向ケーシング、12……ピニオン、
14,14′……分配装置、16……内側接触面、
17……壁、18……弾性反動装置、20……ラ
ツク、21……接触面、31……軸部材、32…
…自在継手付コネクタ、33……リンク機構のロ
ツド、41……シリンダ、50……ピストン、5
1……ロツド、52,52′……玉継手(自在継
手)。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 互いに協働するピニオン12及びラツク20
を収蔵する操向ケーシング10と、操向ケーシン
グ10に接合され、ラツクに結合されたピストン
50を収蔵するシリンダ41と、少なくともピス
トンのラツクとは反対側にある室に圧力流体を選
択的に供給する分配装置14;14′と、ラツク
及びピストンの組立体を操向される車輪のための
リンク機構33に連結し、同組立体の軸線方向の
両端部の中間位置に配設されている連結装置31
とを包含するものにおいて、2つのシリンダ41
が操向ケーシング10の各側で同ケーシングの延
長部として互いに対向して装着され、各シリンダ
内に収容されたピストン50が、操向ケーシング
10内に案内されたラツク20の対応する端部2
3にロツド51を介して結合され、ピストン50
とは反対側の各ロツドの端部が自在継手52;5
2′によつて上記対応する端部23に結合され、
ラツク20に固着された連結装置31が内側接触
面16を形成している操向ケーシング10の壁1
7を貫通し、ラツク20がその歯付面に対し直角
で且つ操向ケーシング10の内側接触面16に接
触する接触面21を具え、ラツク20と協働する
弾性反動装置18がラツクの歯付面に対する垂線
から角方向にオフセツトした方向の力をラツクに
加えるようになつていることを特徴とする動力援
助操向装置。 2 各ピストン50のロツド51が操向ケーシン
グ10内に嵌装されたシール装置60を介して密
封的に摺動し、分配装置14′が対応するピスト
ンの両側で各シリンダ41内に形成された主室4
4R,44L及び副室45R,45Lに圧力流体
を選択的に供給するようになつていることを特徴
とする特許請求の範囲第1項記載の動力援助操向
装置。 3 各ロツド51が中空の管から成つていること
を特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項記
載の動力援助操向装置。 4 ピストン50が、互いに軸線方向に離隔され
た2つの円周方向の摺動シール54間に形成され
た環状空所55と、この環状空所を中空のロツド
51の内部空所に連通させる内部通路56とを具
え、ピストン50とは反対側のロツドの端部51
の区域に連通路57が設けられて、ロツドの内部
空所を操向ケーシング10の内部に連通させてい
ることを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の
動力援助操向装置。 5 シール装置60が、対応するシリンダ41の
隣接する副室45R,45Lに圧力流体を供給す
る通路61を具えていることを特徴とする特許請
求の範囲第2項記載の動力援助操向装置。 6 分配装置14′が、対の主室44R,44L
内の圧力を調整する主分配弁14′1と、対の副室
45R,45L内の圧力を調整する副分配弁1
4′2とから成る組立体を有し、主及び副分配弁1
4′1;14′2が、主室の一方44R又は主室の他
方44L内の圧力を上昇させるか、あるいは、副
室の一方45R又は副室の他方45L内の圧力を
上昇させるように作動されることを特徴とする特
許請求の範囲第2項又は第5記載の動力援助操向
装置。 7 分配装置14′が、対の主室44R,44L
内の圧力を調整する主分配弁14′1と、対の副室
45R,45L内の圧力を調整する副分配弁1
4′2とから成る組立体を有し、主及び副分配弁1
4′1;14′2が、主室の一方44R及び副室の他
方45L内の圧力を上昇させるか、あるいは、主
室の他方44L及び副室の一方45R内の圧力を
上昇させるように作動されることを特徴とする特
許請求の範囲第2項又は第5項記載の動力援助操
向装置。 8 分配装置14;14′が回転式弁を具えた型
のものであり、ピニオン12と共軸的に操向ケー
シング10内に配設されていることを特徴とする
特許請求の範囲第1項ないし第7項のいずれか1
項に記載の動力援助操向装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
ES521289A ES521289A0 (es) | 1983-03-22 | 1983-03-22 | Perfeccionamientos en mecanismos de direccion asistida con salida central. |
ES521,289 | 1983-03-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59176162A JPS59176162A (ja) | 1984-10-05 |
JPH0555346B2 true JPH0555346B2 (ja) | 1993-08-16 |
Family
ID=8485551
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59053675A Granted JPS59176162A (ja) | 1983-03-22 | 1984-03-22 | 動力援助操向装置 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4651842A (ja) |
EP (1) | EP0119923B1 (ja) |
JP (1) | JPS59176162A (ja) |
AU (1) | AU569285B2 (ja) |
BR (1) | BR8401380A (ja) |
DE (1) | DE3460498D1 (ja) |
ES (1) | ES521289A0 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES8406332A1 (es) * | 1983-09-21 | 1984-08-01 | Bendiberica Sa | Mecanismo de direccion asistida compacta para vehiculos automoviles |
US4599911A (en) * | 1984-09-12 | 1986-07-15 | Bendiberica S.A. | Compact assisted steering mechanism for an automotive vehicle |
JPH0696385B2 (ja) * | 1984-12-10 | 1994-11-30 | 日本精工株式会社 | 電気式動力舵取装置 |
EP0466747A1 (de) * | 1989-04-07 | 1992-01-22 | ZF FRIEDRICHSHAFEN Aktiengesellschaft | Zahnstangen-hilfskraftlenkung, für - insbesondere schwere - kraftfahrzeuge |
DE19545439A1 (de) * | 1995-12-06 | 1997-06-12 | Zahnradfabrik Friedrichshafen | Zahnstangen-Hilfskraftlenkung, insbesondere für Kraftfahrzeuge |
DE19647797A1 (de) | 1996-11-19 | 1998-05-20 | Zahnradfabrik Friedrichshafen | Zahnstangen-Hilfskraftlenkung |
US7114429B1 (en) | 2004-09-22 | 2006-10-03 | Turn One, Inc. | Power steering assist apparatus and method of retrofitting |
FR3016343B1 (fr) * | 2014-01-14 | 2018-04-13 | Safran Landing Systems | Atterrisseur d'aeronef muni d'une partie inferieure orientable |
Family Cites Families (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US1872714A (en) * | 1930-09-02 | 1932-08-23 | Otis N Farley | Power steering mechanism for automobiles |
US2638850A (en) * | 1952-01-24 | 1953-05-19 | Ferris Walter | Piston assembly for axial type hydrodynamic machines |
BE522714A (ja) * | 1952-05-16 | |||
US2848056A (en) * | 1955-04-18 | 1958-08-19 | Thompson Prod Inc | Power steering system of the hydraulic type |
FR1188784A (fr) * | 1956-12-24 | 1959-09-25 | Bendix Aviat Corp | Perfectionnements aux dispositifs de servo-direction |
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US3444784A (en) * | 1966-12-19 | 1969-05-20 | Robert L Wengerd | Fluid motor rotary actuator |
GB1241428A (en) * | 1968-11-15 | 1971-08-04 | Adwest Eng Ltd | Rack and pinion steering mechanisms for motor vehicles |
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US3831697A (en) * | 1973-10-03 | 1974-08-27 | Wahlmark Systems | Rack and pinion power steering |
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US4146244A (en) * | 1977-05-31 | 1979-03-27 | The Bendix Corporation | Rack and pinion power steering device |
US4183421A (en) * | 1978-03-31 | 1980-01-15 | The Bendix Corporation | Steering control for an integrated brake and steering system |
SU918518A1 (ru) * | 1978-11-20 | 1982-04-07 | Московское научно-производственное объединение по строительному и дорожному машиностроению (Объединение "ВНИИстройдормаш") | Регул тор рабочего объема гидромашины |
DE2852021C2 (de) * | 1978-12-01 | 1982-07-22 | Zahnradfabrik Friedrichshafen Ag, 7990 Friedrichshafen | Zahnstangenlenkung |
US4296641A (en) * | 1980-03-31 | 1981-10-27 | Ford Motor Company | Rack and pinion gear bearing support |
FR2504485A1 (fr) * | 1981-04-22 | 1982-10-29 | Renault | Dispositif de direction assistee a pignon et cremaillere pour vehicules automobiles |
JPS57174275U (ja) * | 1981-04-30 | 1982-11-02 | ||
DE3277008D1 (en) * | 1981-06-03 | 1987-09-24 | Trw Cam Gears Ltd | A power assisted steering gear assembly |
-
1983
- 1983-03-22 ES ES521289A patent/ES521289A0/es active Granted
-
1984
- 1984-03-14 EP EP84400521A patent/EP0119923B1/fr not_active Expired
- 1984-03-14 DE DE8484400521T patent/DE3460498D1/de not_active Expired
- 1984-03-16 AU AU25689/84A patent/AU569285B2/en not_active Ceased
- 1984-03-20 US US06/591,612 patent/US4651842A/en not_active Expired - Fee Related
- 1984-03-22 BR BR8401380A patent/BR8401380A/pt not_active IP Right Cessation
- 1984-03-22 JP JP59053675A patent/JPS59176162A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE3460498D1 (en) | 1986-09-25 |
ES8402781A1 (es) | 1984-03-16 |
JPS59176162A (ja) | 1984-10-05 |
AU569285B2 (en) | 1988-01-28 |
EP0119923A1 (fr) | 1984-09-26 |
EP0119923B1 (fr) | 1986-08-20 |
ES521289A0 (es) | 1984-03-16 |
US4651842A (en) | 1987-03-24 |
AU2568984A (en) | 1984-09-27 |
BR8401380A (pt) | 1984-11-06 |
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