JPS6116144B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6116144B2 JPS6116144B2 JP6449981A JP6449981A JPS6116144B2 JP S6116144 B2 JPS6116144 B2 JP S6116144B2 JP 6449981 A JP6449981 A JP 6449981A JP 6449981 A JP6449981 A JP 6449981A JP S6116144 B2 JPS6116144 B2 JP S6116144B2
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- Japan
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- insulator
- plastic
- cables
- outside
- conductor
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- Expired
Links
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Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
- Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、低温又は極低温で使用する場合に、
プラスチツク絶縁体に作用する収縮応力を極力少
なくするようにした低温用プラスチツク電線・ケ
ーブルの製造方法に関するものである。
プラスチツク絶縁体に作用する収縮応力を極力少
なくするようにした低温用プラスチツク電線・ケ
ーブルの製造方法に関するものである。
合成樹脂等の高分子材料を電気絶縁体に用いた
電線・ケーブルは、導体の外周にこれら絶縁体を
加熱軟化させたのち、押出機により成型被覆して
いる。しかしながら、このように被覆された絶縁
体は、均一な被覆をするために柔軟性が大きいう
ちに引張られ冷却凝固されるので、冷却後に絶縁
体内部に残留応力が生ずることを避けらなれい。
この残留応力は時間の経過とともに緩和され、絶
縁体は収縮し導体が絶縁体中につき出てくる。さ
らにはこの電線・ケーブルを低温において使用す
ると、絶縁体はさらに収縮し収縮応力が発生し、
ついには部分的に脆性破壊が生じ、使用不能とな
る虞れが多分にある。
電線・ケーブルは、導体の外周にこれら絶縁体を
加熱軟化させたのち、押出機により成型被覆して
いる。しかしながら、このように被覆された絶縁
体は、均一な被覆をするために柔軟性が大きいう
ちに引張られ冷却凝固されるので、冷却後に絶縁
体内部に残留応力が生ずることを避けらなれい。
この残留応力は時間の経過とともに緩和され、絶
縁体は収縮し導体が絶縁体中につき出てくる。さ
らにはこの電線・ケーブルを低温において使用す
ると、絶縁体はさらに収縮し収縮応力が発生し、
ついには部分的に脆性破壊が生じ、使用不能とな
る虞れが多分にある。
本発明の目的は、このような問題点を解消し、
低温又は極低温下において使用しても収縮応力も
発生せず、安定した電気的特性のもとで使用し得
る低温用プラスチツク電線・ケーブルの製造方法
を提供することにあり、その内容は、外層にプラ
スチツク絶縁体を被覆したケーブル等の一旦凝固
した該絶縁体を、その外径の膨張を許容しながら
形状の崩れを防止する抑制層により囲んだ状態で
加熱して溶融軟化して膨張させ、その後直ちに外
側から急冷して前記絶縁体の外側から内側に向つ
て凝固が進行するようにして前記絶縁体を再び凝
固させ、前記絶縁体の外形及び内径がもとの値よ
りも大となるようにすることを特徴とするもので
ある。
低温又は極低温下において使用しても収縮応力も
発生せず、安定した電気的特性のもとで使用し得
る低温用プラスチツク電線・ケーブルの製造方法
を提供することにあり、その内容は、外層にプラ
スチツク絶縁体を被覆したケーブル等の一旦凝固
した該絶縁体を、その外径の膨張を許容しながら
形状の崩れを防止する抑制層により囲んだ状態で
加熱して溶融軟化して膨張させ、その後直ちに外
側から急冷して前記絶縁体の外側から内側に向つ
て凝固が進行するようにして前記絶縁体を再び凝
固させ、前記絶縁体の外形及び内径がもとの値よ
りも大となるようにすることを特徴とするもので
ある。
製造方法を図示の実施例により説明すると、第
1図はプラスチツクケーブルの製造工程を示す説
明図であり、1は加熱槽、2は冷却槽である。加
熱槽1はプラスチツク絶縁体を溶融軟化し得る温
度度、例えば200℃程度に加熱されており、冷却
槽2は例えば液体窒素により−196℃に冷却され
ている。そこで導体3の外層にプラスチツク絶縁
体4を設けたプラスチツクケーブル5に、第2図
aに示すように抑制層として熱可塑性を有するマ
イラーテープ6を巻回し加熱槽1を通過させる。
すると絶縁体4は第2図bに示すように熱膨張
し、マイラーテープによつて形状を維持されなが
ら、絶縁体4の外径が大きくなる。次に直ちに冷
却槽2を通過させ絶縁体4の外側から急冷する
と、膨張した絶縁体4の径は殆ど変わることなく
絶縁体4の表面が凝固し、次第に第2図cに示す
ように絶縁体4内部に凝固が進行し、ついには絶
縁体の全体が凝固する。この場合の凝固は冷却に
よる収縮を伴いながら進行するので、先に凝固し
た外側に絶縁体4に沿うように凝固し、第2図d
に示すように導体3との間に空隙7が生ずるに至
る。導体3と絶縁体4の間に合成樹脂製の半導電
層が介在されているときは、この半導電層も絶縁
体4に密着して導体1から剥離されることにな
る。
1図はプラスチツクケーブルの製造工程を示す説
明図であり、1は加熱槽、2は冷却槽である。加
熱槽1はプラスチツク絶縁体を溶融軟化し得る温
度度、例えば200℃程度に加熱されており、冷却
槽2は例えば液体窒素により−196℃に冷却され
ている。そこで導体3の外層にプラスチツク絶縁
体4を設けたプラスチツクケーブル5に、第2図
aに示すように抑制層として熱可塑性を有するマ
イラーテープ6を巻回し加熱槽1を通過させる。
すると絶縁体4は第2図bに示すように熱膨張
し、マイラーテープによつて形状を維持されなが
ら、絶縁体4の外径が大きくなる。次に直ちに冷
却槽2を通過させ絶縁体4の外側から急冷する
と、膨張した絶縁体4の径は殆ど変わることなく
絶縁体4の表面が凝固し、次第に第2図cに示す
ように絶縁体4内部に凝固が進行し、ついには絶
縁体の全体が凝固する。この場合の凝固は冷却に
よる収縮を伴いながら進行するので、先に凝固し
た外側に絶縁体4に沿うように凝固し、第2図d
に示すように導体3との間に空隙7が生ずるに至
る。導体3と絶縁体4の間に合成樹脂製の半導電
層が介在されているときは、この半導電層も絶縁
体4に密着して導体1から剥離されることにな
る。
このように処理されたケーブル5は冷却槽2か
ら出て室温に戻された後も若干の熱膨張を伴うだ
けで殆どこの第2図dは示す形状に維持される。
この場合に絶縁体4は急冷に伴う内部応力を有し
ているが、低温又は極低温においてこのケーブル
を使用すると、絶縁体4は収縮され応力は相殺さ
れて絶縁体4内には残留応力が殆どなくなる。ま
た、収縮力は膨張に伴う絶縁体4の内径の変化
は、空隙7において補なわれ、導体3を圧縮した
りすることがなく絶縁体4には導体3からの応力
が作用することがない。しかも急冷により絶縁体
4の分子の配列が揃わずにランダムとなるので、
絶縁体4の均質となり電気的特性の向上が期待で
きる。
ら出て室温に戻された後も若干の熱膨張を伴うだ
けで殆どこの第2図dは示す形状に維持される。
この場合に絶縁体4は急冷に伴う内部応力を有し
ているが、低温又は極低温においてこのケーブル
を使用すると、絶縁体4は収縮され応力は相殺さ
れて絶縁体4内には残留応力が殆どなくなる。ま
た、収縮力は膨張に伴う絶縁体4の内径の変化
は、空隙7において補なわれ、導体3を圧縮した
りすることがなく絶縁体4には導体3からの応力
が作用することがない。しかも急冷により絶縁体
4の分子の配列が揃わずにランダムとなるので、
絶縁体4の均質となり電気的特性の向上が期待で
きる。
加熱の際に絶縁体4の形状が崩れないようにす
るための抑制層は実施例のようなマイラーテープ
6でなくとも、加熱槽1及び冷却槽2に金型を設
けることとによつても代用は可能である。
るための抑制層は実施例のようなマイラーテープ
6でなくとも、加熱槽1及び冷却槽2に金型を設
けることとによつても代用は可能である。
以上説明したように本発明に係る低温用プラス
チツク電線・ケーブルの製造方法は、一旦形成さ
れた電線・ケーブルのプラスチツク絶縁体の外径
及び内径を加熱及び急冷により大きくするので、
この方法により製造された電線・ケーブルは、低
温又は極低温下の使用時において絶縁体に無理な
応力がかかることがなく、絶縁破壊等の電気的特
性の安定化が図れる。
チツク電線・ケーブルの製造方法は、一旦形成さ
れた電線・ケーブルのプラスチツク絶縁体の外径
及び内径を加熱及び急冷により大きくするので、
この方法により製造された電線・ケーブルは、低
温又は極低温下の使用時において絶縁体に無理な
応力がかかることがなく、絶縁破壊等の電気的特
性の安定化が図れる。
図面は本発明に係る低温用プラスチツク電線・
ケーブルの製造方法の実施例を示すものであり、
第1図はその製造工程の説明図、第2図はケーブ
ルの断面であり、aは加熱前の状態図、bは加熱
後の状態図、cは冷却中の状態図、dは冷却後の
状態図である。 符号1は加熱槽、2は冷却槽、3は導体、4は
プラスチツク絶縁体、5はケーブル、6はマイラ
ーテープ、7は空隙である。
ケーブルの製造方法の実施例を示すものであり、
第1図はその製造工程の説明図、第2図はケーブ
ルの断面であり、aは加熱前の状態図、bは加熱
後の状態図、cは冷却中の状態図、dは冷却後の
状態図である。 符号1は加熱槽、2は冷却槽、3は導体、4は
プラスチツク絶縁体、5はケーブル、6はマイラ
ーテープ、7は空隙である。
Claims (1)
- 1 外層にプラスチツク絶縁体を被覆したケーブ
ル等の一旦凝固した該絶縁体を、その外径の膨張
を許容しながら形状の崩れを防止する抑制層によ
り囲んだ状態で加熱して溶融軟化して膨張させ、
その後直ちに外側から急冷して前記絶縁体の外側
から内側に向つて凝固が進行するようにして前記
絶縁体を再び凝固させ、前記絶縁体の外形及び内
径がもとの値よりも大となるようにすることを特
徴とする低温用プラスチツク電線・ケーブルの製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6449981A JPS56165219A (en) | 1981-04-27 | 1981-04-27 | Method of producing low temperature plastic wire and cable |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6449981A JPS56165219A (en) | 1981-04-27 | 1981-04-27 | Method of producing low temperature plastic wire and cable |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56165219A JPS56165219A (en) | 1981-12-18 |
JPS6116144B2 true JPS6116144B2 (ja) | 1986-04-28 |
Family
ID=13259948
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6449981A Granted JPS56165219A (en) | 1981-04-27 | 1981-04-27 | Method of producing low temperature plastic wire and cable |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS56165219A (ja) |
-
1981
- 1981-04-27 JP JP6449981A patent/JPS56165219A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56165219A (en) | 1981-12-18 |
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