JPS61161257A - インドールの濃縮方法 - Google Patents
インドールの濃縮方法Info
- Publication number
- JPS61161257A JPS61161257A JP257985A JP257985A JPS61161257A JP S61161257 A JPS61161257 A JP S61161257A JP 257985 A JP257985 A JP 257985A JP 257985 A JP257985 A JP 257985A JP S61161257 A JPS61161257 A JP S61161257A
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- Japan
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- indole
- fraction
- coal tar
- naphthalene
- methylnaphthalenes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
発明の技術分野
この発明はコールタール中に含有されるインドールをイ
ンド−ル留分から溶剤抽出するに先立ち行なわれろイン
ドールの濃縮方法に関する。
ンド−ル留分から溶剤抽出するに先立ち行なわれろイン
ドールの濃縮方法に関する。
従来の技術
インドールは香料、染料、医薬なとの原料として用いら
れている他に、近年必須アミノ酸の原料としても使用さ
れている。インドールを得る方法としては、合成による
以外にコールタール中に存在しているインド−ルを分離
回収する方法が一般的に採用されている。
れている他に、近年必須アミノ酸の原料としても使用さ
れている。インドールを得る方法としては、合成による
以外にコールタール中に存在しているインド−ルを分離
回収する方法が一般的に採用されている。
コールタールからインドールを分離する方法としては、
コールタールを蒸留して得られる沸点範囲220−27
0℃の留分をナトリウムあるいはナトリウムアミドとと
もに100−125℃に加熱し、あるいは水酸化カリウ
ムとともに220℃に加熱して、インドールをアルカリ
塩にして分離し、この分離したアルカリ塩を加水分解し
てインドールを得る方法が一般的である。
コールタールを蒸留して得られる沸点範囲220−27
0℃の留分をナトリウムあるいはナトリウムアミドとと
もに100−125℃に加熱し、あるいは水酸化カリウ
ムとともに220℃に加熱して、インドールをアルカリ
塩にして分離し、この分離したアルカリ塩を加水分解し
てインドールを得る方法が一般的である。
しかしながら、この方法は、高価なナトリウムやナトリ
ウムアミドを使用すること、および危険を伴い、容器の
材質にも考慮を要し、しかも複雑な操作を必要とし、効
率的ではない。
ウムアミドを使用すること、および危険を伴い、容器の
材質にも考慮を要し、しかも複雑な操作を必要とし、効
率的ではない。
また、Koks Kh imi i (4)、1B
(1972)には、クロマトグラフィーによってコール
タール中のインドール留分からインドールを分離する例
が記載されているが、これは多量の原料を処理するには
不適であり得策ではない。さらにKoks Khim
ii (9)29 (1977)にはとリジンとあ
るいはキノリンと35%硫酸水溶液とを用いて、また、
ソ連特許第598889号には、ペンタンと極性溶剤を
用いて、コールタール中のインドール留分からインドー
ルを抽出する方法が示されているが、これらの方法では
、インドール留分中のインドール含有率が低いと、最終
製品に不純物が混入し高純度インドールの分離精製が望
めない上、使用する抽出溶剤のインドールに対する選択
率も低下する。
(1972)には、クロマトグラフィーによってコール
タール中のインドール留分からインドールを分離する例
が記載されているが、これは多量の原料を処理するには
不適であり得策ではない。さらにKoks Khim
ii (9)29 (1977)にはとリジンとあ
るいはキノリンと35%硫酸水溶液とを用いて、また、
ソ連特許第598889号には、ペンタンと極性溶剤を
用いて、コールタール中のインドール留分からインドー
ルを抽出する方法が示されているが、これらの方法では
、インドール留分中のインドール含有率が低いと、最終
製品に不純物が混入し高純度インドールの分離精製が望
めない上、使用する抽出溶剤のインドールに対する選択
率も低下する。
解決しようとする問題点
この発明は、コールタール中に含有されるインドールを
溶剤抽出によって分離精製する際の原料として適したイ
ンドール含有率の高いインドール留分を提供すること、
すなわち、インドールの濃縮方法を提供するものである
。
溶剤抽出によって分離精製する際の原料として適したイ
ンドール含有率の高いインドール留分を提供すること、
すなわち、インドールの濃縮方法を提供するものである
。
問題点を解決するだめの手段
この発明は、コールタール中のナフタレン留分からナフ
タレンを回収して得られる釜残力くらメチルナフタレン
を共沸蒸留ζこより除去した缶出油を精密蒸留し、沸点
246〜256℃の留分を回収することを特徴とするイ
ンドールの濃縮方法である。
タレンを回収して得られる釜残力くらメチルナフタレン
を共沸蒸留ζこより除去した缶出油を精密蒸留し、沸点
246〜256℃の留分を回収することを特徴とするイ
ンドールの濃縮方法である。
作 用 効 果
コールタール中のナフタレン留分からナフタレンを回収
して得られる釜残中には、メチルナフタレン類、ジメチ
ルナフタレン類、ヒフェニル、ギノリン等がインド−ル
と共に含有されており、単に精密蒸留したたりては、イ
ンドールと共に沸点の接近したメチルナフタレン類が一
緒に留出し、高含有率で、しかも高収率てインドール留
分な回収することはできない。
して得られる釜残中には、メチルナフタレン類、ジメチ
ルナフタレン類、ヒフェニル、ギノリン等がインド−ル
と共に含有されており、単に精密蒸留したたりては、イ
ンドールと共に沸点の接近したメチルナフタレン類が一
緒に留出し、高含有率で、しかも高収率てインドール留
分な回収することはできない。
この発明においては、上記釜残中のメチルナフタレン類
をポリアルキレングリコール類による共沸蒸留により除
去したのち、精密蒸留するから、インド−ルと沸点の接
近したメチルナフタレン類がほとんど除去されているた
め、高含有率で、しかも高収率でインド−ルの濃縮され
た留分を回収することが出来るのである。
をポリアルキレングリコール類による共沸蒸留により除
去したのち、精密蒸留するから、インド−ルと沸点の接
近したメチルナフタレン類がほとんど除去されているた
め、高含有率で、しかも高収率でインド−ルの濃縮され
た留分を回収することが出来るのである。
したがって、溶剤抽出により精製インドールを回収する
場合には、高純度のインド−ルを高収率て回収すること
が出来るのである。
場合には、高純度のインド−ルを高収率て回収すること
が出来るのである。
実 施 例
コールタールを蒸留して得られたナフタレン油からター
ル酸を除去した脱酸ナフタレン油を蒸留してナフタレン
を回収後の第1表に示す組成の釜残油1500mlを理
論段数50段のヘリパック式蒸留塔を用い、真空度10
0100rn、還流比30で精密蒸留し、166〜17
5℃留分をインドール留分として回収した。また、同じ
釜残油からポリアルキレングリコールを用いてメチルナ
フタレン類を共沸蒸留により除去した原料油1500m
lを同し蒸留塔を用い、常圧下、還流比15で精密蒸留
し、246〜256℃留分なインドール留分として回収
した。その結果を第1表に示す。
ル酸を除去した脱酸ナフタレン油を蒸留してナフタレン
を回収後の第1表に示す組成の釜残油1500mlを理
論段数50段のヘリパック式蒸留塔を用い、真空度10
0100rn、還流比30で精密蒸留し、166〜17
5℃留分をインドール留分として回収した。また、同じ
釜残油からポリアルキレングリコールを用いてメチルナ
フタレン類を共沸蒸留により除去した原料油1500m
lを同し蒸留塔を用い、常圧下、還流比15で精密蒸留
し、246〜256℃留分なインドール留分として回収
した。その結果を第1表に示す。
また、上記各インドール留分からヘプタンおよびモノエ
タノールアミンを用いて、インドールを抽出分離して減
圧蒸留し、得られた粗インドールにヘプタンを加えて加
熱溶解し、ヘプタン不溶分を除去し、濾液を00Cに冷
却して析出したインドール結晶を回収した。なお、イン
ドールの抽出分離は、同条件で行なった。その結果を第
2表に示す 。
タノールアミンを用いて、インドールを抽出分離して減
圧蒸留し、得られた粗インドールにヘプタンを加えて加
熱溶解し、ヘプタン不溶分を除去し、濾液を00Cに冷
却して析出したインドール結晶を回収した。なお、イン
ドールの抽出分離は、同条件で行なった。その結果を第
2表に示す 。
第 1 表
第 2 表
第1表に示すとおり、釜残油を単むこ精密蒸留したたく
りでは、インド−ルの含有率も低く、回収率も約75%
と低いが、メチルナフタlノン留分を共沸蒸留により除
去した缶出油を精密蒸留した本願発明の場合は、インド
−ルの回収率も高く、しかも回収率がほぼ100%を示
している。 2また、各インドール留分から溶剤抽出に
よってインド−ルを分離精製した場合には、本願発明の
方が高純度のものが得られる。
りでは、インド−ルの含有率も低く、回収率も約75%
と低いが、メチルナフタlノン留分を共沸蒸留により除
去した缶出油を精密蒸留した本願発明の場合は、インド
−ルの回収率も高く、しかも回収率がほぼ100%を示
している。 2また、各インドール留分から溶剤抽出に
よってインド−ルを分離精製した場合には、本願発明の
方が高純度のものが得られる。
Claims (1)
- コールタール中のナフタレン留分からナフタレンを回収
して得られる釜残からメチルナフタレンを共沸蒸留によ
り除去した缶出油を精密蒸留し、沸点246−256℃
の留分を回収することを特徴とするインドールの濃縮方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP257985A JPS61161257A (ja) | 1985-01-09 | 1985-01-09 | インドールの濃縮方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP257985A JPS61161257A (ja) | 1985-01-09 | 1985-01-09 | インドールの濃縮方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61161257A true JPS61161257A (ja) | 1986-07-21 |
JPH0443910B2 JPH0443910B2 (ja) | 1992-07-20 |
Family
ID=11533278
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP257985A Granted JPS61161257A (ja) | 1985-01-09 | 1985-01-09 | インドールの濃縮方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61161257A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5200634A (en) * | 1988-09-30 | 1993-04-06 | Hitachi, Ltd. | Thin film phototransistor and photosensor array using the same |
CN103709088A (zh) * | 2013-12-05 | 2014-04-09 | 南京理工大学 | 吲哚的提纯精制方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5826825A (ja) * | 1981-07-28 | 1983-02-17 | アライド・コ−ポレ−シヨン | メチルナフタレン並びにインド−ルを含むタ−ル塩基の製造方法 |
JPS58135862A (ja) * | 1982-02-05 | 1983-08-12 | Jgc Corp | インド−ル類の回収法 |
-
1985
- 1985-01-09 JP JP257985A patent/JPS61161257A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5826825A (ja) * | 1981-07-28 | 1983-02-17 | アライド・コ−ポレ−シヨン | メチルナフタレン並びにインド−ルを含むタ−ル塩基の製造方法 |
JPS58135862A (ja) * | 1982-02-05 | 1983-08-12 | Jgc Corp | インド−ル類の回収法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5200634A (en) * | 1988-09-30 | 1993-04-06 | Hitachi, Ltd. | Thin film phototransistor and photosensor array using the same |
CN103709088A (zh) * | 2013-12-05 | 2014-04-09 | 南京理工大学 | 吲哚的提纯精制方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0443910B2 (ja) | 1992-07-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
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R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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