JPS6116090B2

JPS6116090B2 -

Info

Publication number: JPS6116090B2
Application number: JP55152619A
Authority: JP
Inventors: Kazumasa Kaneko
Original assignee: Omron Tateisi Electronics Co
Current assignee: Omron Corp
Priority date: 1980-10-29
Filing date: 1980-10-29
Publication date: 1986-04-28
Also published as: JPS5775341A

Description

【発明の詳細な説明】この発明は電子機器におけるキーの名称表示装
置に関し、特に操作されたキーの処理動作を表わ
す名称を表示器で表示するような、電子機器にお
けるキーの名称表示装置に関する。

一般に、キーボードを含む電子機器としては、
ガソリンスタンドにおけるPOSシステムや電子式
キヤツシユレジスタやパーソナルコンピユータな
どの各種のものが知られている。これらの電子機
器のキーボードには、登録情報を入力するための
キーや処理動作を指令するための各種のキーが含
まれる。たとえば、従来のガソリンスタンドなど
のPOSシステムにおいては、処理動作を指令する
キーとして、売上キー、仕入キー、入金キー、支
払キー、訂正キー、および返品キーなどの各種の
キーが設けられている。そして、従来のPOSシス
テムは、各種のキーが操作されたとき、キーの操
作によつて指令される処理動作をオペレータに知
らせるために、各キーに対応して処理動作を表わ
す名称別に表示ランプを設け、操作されたキーに
対応する処理動作別の表示ランプを点灯表示させ
ていた。

ところが、このようなランプ表示によつて操作
されたキーの処理動作を表示するのは、各表示ラ
ンプに対応して印字されている処理動作の名称が
小さな字であるため、オペレータが見にくく、見
誤まりやすく、それによつて誤操作を招きやすい
とう問題点があつた。

それゆえに、この発明の目的は、操作されたキ
ーの種類を見やすい態様で表示して、キーの誤操
作を防止できるとともに、誤操作のあつた場合は
迅速に誤操作を知らしめることのできるような、
電子機器におけるキーの名称表示装置を提供する
ことである。

この発明は、要約すれば、処理動作指令キーが
操作されていないときは、キーの名称情報に相関
するキヤラクタ情報以外の表示情報を表示手段に
表示し、処理動作指令キーのいずれかが操作され
たことに応じて、直前に表示手段に表示している
キヤラクタ情報以外の表示情報を一時退避させる
とともに、名称情報記憶手段から該処理動作指令
キーに対応する名称情報を読出し、該名称情報に
相関するキヤラクタ情報をキヤラクタ情報発生手
段から発生させ、該名称情報に相関するキヤラク
タ情報を予め定める時間だけ表示手段に表示さ
せ、予め定める時間の経過後、一時退避していた
キヤラクタ情報以外の表示情報を表示手段に再び
表示させるようにしたものである。

以下に、図面を参照してこの発明の具体的な実
施例について説明する。

第１図はこの発明の一実施例のブロツク図であ
る。図において、この実施例の電子機器における
キーの名称表示装置１０は、マイクロプロセツサ
またはマイクロコンピユータのような演算処理機
能を有する演算処理装置（以下CPU）１１を含
む。このCPU１１には、登録または処理データ
を記憶するための書き込み読み出し可能なランダ
ムアクセスメモリ（以下RAM）１２およびタイ
マ１３が接続される。このRAM１２は、操作さ
れたキーの名称を表示する直前に後述のドツト表
示器３１で表示されていた表示データを退避させ
るための退避エリア１２１、および点滅表示回数
を記憶するカウンタとして用いられるカウンタ領
域１２２を含む。さらに、CPU１１には、後述
の第２図で詳細に説明するキーボード２０、後述
の第３図で詳細に説明する表示装置３０および後
述の第４図で詳細に説明するリードオンリメモリ
（以下ROM）４０が接続される。

第２図は前記キーボードの一例を示す図解図で
ある。キーボード２０は、操作パネル２１上に各
種のキーを配設して構成される。たとえば、操作
パネル２１上には、数値情報を入力するための数
値キー２２、処理動作（または処理区分）を指令
するための処理動作指令キー群２３、およびその
他各種のフアンクシヨンキー２４が配設される。
処理動作指令キー群２３は、この実施例の電子機
器がPOSシステムに用いられるものであれば、売
上キー２３１、仕入キー２３２、入金キー２３
３、支払キー２３４、通常キー２３５、訂正キー
２３６、返品キー２３７およびその他各種の処理
動作指令キーを含む。

第３図は前記表示装置３０の具体的な図解図で
ある。表示装置３０は、表示パネル３２上にドツ
ト表示器３１および処理動作表示部３３を配設し
て構成される。このドツト表示器３１は、複数桁
の表示部を含み、各表示部がドツトマトリクス態
様に配列された複数の表示素子で構成される。処
理動作表示部３３は、たとえば処理動作指令キー
群２３の各キーに対応する複数の表示ランプ３３
１〜３３７を含み、各表示ランプに対応して対応
するキーの名称が描かれている。

第４図は前記ROM４０の記憶領域を図解的に
示した図である。図において、ROM４０はプロ
グラム記憶領域４１、名称情報記憶領域４２およ
びキヤラクタ情報記憶領域４３を含む。プログラ
ム記憶領域４１には、後述の第５図に示す表示制
御のためのプログラムおよび電子機器の所定の動
作を達成するための各種のプログラムが予め設定
記憶される。名称情報記憶領域４２は複数の番地
（または記憶領域）を含み、前記処理動作指令キ
ー群２３に含まれる各キーの名称を表わす情報を
それぞれ対応する番地にコード化して記憶してい
る。たとえば、処理動作指令キー群２３の各キー
の処理動作を表わす名称がカタカナで表示される
場合は、前記売上キー２３１に対応する番地には
「ウリアゲ」を表わすコードが記憶される。キヤ
ラクタ情報記憶領域４３は複数の番地（または記
憶領域）を含み、各番地に動作処理指令キー群２
３の各キーの名称を表示するための文字またはキ
ヤラクタをコード化した情報（以下キヤラクタ情
報）を記憶している。たとえば、処理動作指令キ
ーの名称をカタカナで表示する場合は、カタカナ
の50音の文字別に、前記ドツト表示器３１の１桁
の表示素子毎に表示の要否を表わすデータをそれ
ぞれ記憶している。

なお、動作処理指令キーの名称を表示するの
は、カタカナに限らず、アルフアベツトによるロ
ーマ字態様またはアルフアベツトで記号化して表
示したり、漢字で表示してもよい。

第５図はこの発明の具体的な動作を説明するた
めのフローチヤートである。次に、第１図ないし
第５図を参照してこの発明の具体的な動作を説明
する。

前記CPU１１は、前記処理動作指令キー群２
３に含まれるいずれかのキーが操作されたことに
応じて、第５図に示すフローチヤートの動作を開
始する。まず、ステツプ１において、操作された
処理動作指令キー（以下キー）に対応する表示ラ
ンプが点灯表示される。たとえば、売上キー２３
１が操作されると、表示ランプ３３１が点灯表示
される。ステツプ２において、それまでドツト表
示器３１に表示されていた表示情報が退避エリア
１２１へ退避してストアされる。ステツプ３にお
いて、キーの名称を点減表示させるための回数が
カウンタ領域１２２に設定される。

続いて、ステツプ４において、操作されたキー
（たとえば売上キー）に対応する名称情報（たと
えば「ウリアゲ」コード）を記憶している名称情
報記憶領域４２の番地が指定されて、該名称情報
が読み出される。そして、名称情報記憶領域４２
から読み出された名称情報に基づいて、各文字の
キヤラクタ情報がキヤラクタ情報記憶領域４３か
ら読み出される。これによつて、次のステツプ５
において、キヤラクタ情報記憶領域４３から順次
読み出されたキヤラクタ情報（すなわちキーの名
称を表わすキヤラクタ情報）が、ドツト表示器３
１に与えられ、ドツト表示器３１で表示される。
ステツプ６において、タイマ１３が１回の点灯時
間（たとえば１秒）だけ計時してタイムアツプし
たか否かを判断する。タイマ１３がタイムアツプ
していない場合、すなわち１回の点灯時間を経過
していない場合は、ステツプ６の判断が繰返され
る。そして、１回の点灯時間が経過すると、ステ
ツプ７へ進む。ステツプ７において、CPU１１
はドツト表示器３１の全桁の表示部の表示駆動を
停止して、全桁をブランク状態にさせる。続い
て、ステツプ８において、タイマ１３が予め定め
るブランク時間（たとえば１秒）だけ計時したか
否か、すなわち一定のブランク時間が経過したか
否かを判断する。一定のブランク時間が経過して
いなければ、ステツプ８の判断動作が繰返され
る。そして、一定のブランク時間が経過すると、
ステツプ９へ進む。ステツプ９において、カウン
タ領域１２２の内容が１だけ減算される。ステツ
プ１０において、カウンタ領域１２２で記憶され
ている内容が０か否かを判断する。すなわち、こ
こでは予め設定された点滅回数だけ点滅表示した
か否かが判断される。そして、カウンタ領域１２
２の内容が０でなければ、前述のステツプ４〜ス
テツプ１０の動作を繰返す。このようにして、所
定の回数だけ操作されたキーの名称が点滅表示さ
れると、ステツプ１０においてカウンタ領域１２
２の内容が０であることを判断し、ステツプ１１
へ進む。

ステツプ１１において、退避エリア１２１に退
避されていた直前の表示情報が再びドツト表示器
３１に与えられ、表示される。これによつて、キ
ーの操作に応じて、操作されたキーの名称の表示
制御が終了する。

なお、上述の実施例では、操作された処理動作
指令キーの名称を一定時間表示する場合、その名
称を表わすキヤラクタを所定回数点滅表示させて
いる。このようにすればオペレータの注意をひき
やすい利点がある。しかしながら、この発明はキ
ーの名称を表わすキヤラクタを点滅表示するのに
限らず、単に表示する場合であつてもよいことは
言うまでもない。その場合は、前述のステツプ
４，５および６の動作を行ない、ステツプ６にお
いて一定時間（ただし１回の点灯時間よりも長い
一定時間）経過したことを判断した後、ステツプ
１１へ進むように、フローチヤートを変更すれば
よい。

なお、この発明の技術思想は、ガソリンスタン
ドのPOSシステムや、電子式キヤツシユレジスタ
や、その他各種の電子機器に有効に適用し得る。

以上のように、この発明によれば、操作された
キーの処理動作を表わす名称を文字またはキヤラ
クタとして表示器に表示しているため、キー操作
の誤りをオペレータに容易に知らしめることがで
き、円滑かつ迅速なキー操作を達成できる。ま
た、表示器は処理動作指令キーのいずれかが操作
されたことに応じて、操作されたキーに対応する
キヤラクタ情報を一定時間表示した後、自動的に
元の表示に戻るので、操作者は表示を元に戻す操
作を行なう必要がなく、しかも、元の情報および
操作に関する情報の２種類の情報得ることができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例のブロツク図であ
る。第２図はキーボード２０の具体的な図解図で
ある。第３図は表示装置３０の具体的な図解図で
ある。第４図はROM４０の記憶領域を図解的に
示した図である。第５図はこの発明の動作を説明
するためのフローチヤートである。図において、１１はCPU、１２はRAM、１３
はタイマ、２０はキーボード、２３は処理動作指
令キー群、３０は表示装置、３１はドツト表示
器、３３は処理動作表示部、４０はROM、４１
はプログラム記憶領域、４２は名称情報記憶領
域、４３はキヤラクタ情報記憶領域を示す。

Claims

【特許請求の範囲】１それぞれ異なる処理動作を指令し、かつその
処理動作を表わす名称が定められた複数個の処理
動作指令キー、表示すべき情報を表示する複数桁の表示部を含
む表示手段、前記複数個の処理動作指令キーのそれぞれに対
応する名称を表わす情報を記憶する名称情報記憶
手段、前記各処理動作指令キーのそれぞれの名称を表
わすキヤラクタ情報を発生するためのキヤラクタ
情報発生手段、および前記処理動作指令キーが操作されていないこと
に応じて、前記名称情報に相関するキヤラクタ情
報以外の表示情報を前記表示手段に表示させ、前
記処理動作指令キーのいずれかが操作されたこと
に応じて、直前に表示手段に表示されているキヤ
ラクタ情報以外の表示情報を一時退避させるとと
もに、前記名称情報記憶手段から該処理動作指令
キーに対応する名称情報を読出し、該名称情報に
相関するキヤラクタ情報を前記キヤラクタ情報発
生手段から発生させて、該名称情報に相関するキ
ヤラクタ情報を予め定める時間だけ前記表示手段
に表示させ、予め定める時間経過後、前記一時退
避していたキヤラクタ情報以外の表示情報を前記
表示手段に再び表示させる表示制御手段を備え
た、電子機器におけるキーの名称表示装置。