JPS611544A - 車両の加速スリツプ検知方法 - Google Patents

車両の加速スリツプ検知方法

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JPS611544A
JPS611544A JP59122337A JP12233784A JPS611544A JP S611544 A JPS611544 A JP S611544A JP 59122337 A JP59122337 A JP 59122337A JP 12233784 A JP12233784 A JP 12233784A JP S611544 A JPS611544 A JP S611544A
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JP
Japan
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speed
engine
acceleration slip
vehicle
slip
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JP59122337A
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English (en)
Inventor
Seiki Ise
伊勢 清貴
Masaharu Ebara
江原 正晴
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPS611544A publication Critical patent/JPS611544A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K28/00Safety devices for propulsion-unit control, specially adapted for, or arranged in, vehicles, e.g. preventing fuel supply or ignition in the event of potentially dangerous conditions
    • B60K28/10Safety devices for propulsion-unit control, specially adapted for, or arranged in, vehicles, e.g. preventing fuel supply or ignition in the event of potentially dangerous conditions responsive to conditions relating to the vehicle 
    • B60K28/16Safety devices for propulsion-unit control, specially adapted for, or arranged in, vehicles, e.g. preventing fuel supply or ignition in the event of potentially dangerous conditions responsive to conditions relating to the vehicle  responsive to, or preventing, skidding of wheels

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は車両の加速スリップ検知方法に関し、詳しくは
、車両の加速スリップを駆動輪の車輪速度と内燃機関の
機関回転数とを用いて検知するようにした車両の加速ス
リップ検知方法に関するものである。
[従来技術] 従来、車両の発進時や走行時等、急加速を行なうような
場合に生ずる加速スリップの防止は、運転者自身が加速
スリップを感知してアクセル操作を制御することによっ
て行なわれていた。
そこで近年、このような加速スリップを自動的に防止す
る制御方法が研究されており、その一つとして、車両の
運転状態に応じて燃料噴射量、点火時期等を制御すると
いった電子制御式のエンジン制御装置を用いて、加速ス
リップが生じないように、即ち駆動輪トルクが路面摩擦
力を越えない程度に内燃機関の出力を制御するものが考
えられている。
ところでこの種の加速スリップ防止装置においては車両
の加速スリップを検知した際に上記内燃機関の出力制御
を行なうようにされているのであるが、従来では車両の
加速スリップを検知するものとして、例えば特開昭58
−38347号公報に開示されている如く、駆動輪の車
輪速度及び従動輪の車輪速度を検出してその車輪速度の
速度差が大きくなった時に車両の加速スリップを検知す
るとか、あるいは単に駆動輪の車輪速度のみを検出して
その車輪速度が大きく変化した時に車両の加速スリップ
を検知するとかいったものが考えられている。そして前
者の駆動輪と従動輪の2つの車輪速度から加速スリップ
を検出する方法の場合、従来の車両に用いられている駆
動輪の車輪速度を検出する車速センサ以外に、従動輪の
車輪速度を検出するセンサを設ける必要があることから
、駆動輪の車輪速度のみから加速スリップを検出し得る
後者の加速スリップ検知方法が有望であるとされている
どころがこの検知方法の場合、始動時等、車両の低速走
行時には車輪速度の変化を良好にとらえることができ、
加速スリップを精度よく検知し得るのであるが、車両の
走行時、特に高速走行時にあっては、車輪速度が大きく
、車輪の回転に応じて出力される車速センサからのパル
ス信号のパルス幅が小さいことから、車速センサ自体の
誤差が無視し得なくなり、加速スリップを良好に検知で
きなくなってしまうという問題が生ずるのである。
ここで車速センサ自体の誤差とは、駆動輪の回転を車速
センサ本体に伝達するケーブルやリンク等の回転変動に
よる誤差、あるいは車速センサ本体のパルス発生回転子
の組み付は誤差等による車速パルス幅のばらつきのこと
である。
[発明の目的] そこで本発明は、車両の走行時、特に高速走行時に加速
スーリップを生ずるのは、クラッチが接続状態にあり、
駆動輪の車輪速度と内燃機関の機関回転数とが相対応し
ている状態であるというごとに着目しなされたものであ
って、車両走行時の加速スリップを検知するに際しては
内燃機関の機関回転数を用いるようにした加速スリップ
の検知方法を提供することによって、車速センサの誤差
に影響されることなく、また従来の車両に特別なセンサ
を設けることなく、加速スリップを良好に検知し得るよ
うにすることを目的としている。
[発明の構成] かかる目的を達するための本発明の構成は、第1図のフ
ローチャートに示す如く、 駆動輪の車輪速度を検出しくPl)、該検出された車輪
速度の変化量が第1の設定値以上の場合(P2)に加速
スリップを検知(P3)する車両の加速スリップ検知方
法において1 、E2駆動輪の車輪速度が所定値以上である場合(P4
)には、当該車両の内燃機関の機関回転数を検出しくP
5)、加速スリップの検知条件を少なくとも上記機関回
転数の変化量が第2の設定値以上である(P6)ように
することを特徴とする車両の加速スリップ検知方法を要
旨としている。
[実施例J 以下に本発明の実施例を挙げて図面と共に説明する。
まず第2図は本発明方法が適用される実施例の四ザイク
ル四気筒内燃機関(エンジン)及びその周辺装置を表わ
す概略系統図である。
1はエンジン、2はピストン、3は点火プラグ、4は排
気マニホールド、5は排気マニホールド4に備えられ、
排ガス中の残存酸素濃度を検出する酸素センサ、6は各
気筒に対してそれぞれ設けられ燃料を噴射する燃料噴射
弁、7は吸気マニホールド、8は吸気マニホールド7に
備えられ、エンジン本体1に送られる吸入空気の湿度を
検出する吸気温センサ、9はエンジン1の冷却水温を検
出する水it=ンサ、10はスロットルバルブ、11は
スロットルバルブ10に連動し、スロットル開度に応じ
た信号を出力するスロットルポジションレンザ、12は
スロットルバルブ10を迂回する空気通路であるバイパ
ス路、13はバイパス路12の開口面相を制御してアイ
ドル回転数を制御ll′!1′るアイドルスピードコン
トロールバルブ(l5CV)、14は吸入空気量を測定
するエア70メータ、15は吸入空気を浄化するエアク
リーナをそれぞれ表わしている。
また、16は点火コイルを備え点火に必要な高電圧を出
力するイグナイタ、17は図示していないクランク軸に
連動し上記イグナイタ16で発生した高電圧を各気筒の
点火プラグ3に分配供給するディストリビュータ、18
はデイストリピュータ17内に取り付けられ、ディスト
リビュータ17の1回転、即ちクランク軸2回転に24
発のパルス信号(クランク角信号)を出力する回転角セ
ンサ、19はディストリビュータ17の1回転に1発の
パルス信号を出力する気筒判別センサ、20は電子制御
回路、21はエンジン1にて発生された動力を駆動輪に
伝達する図示しないプロペラシャフトに設【ブられ、駆
動輪の回転に応じた信号を出力する車速センサをそれぞ
れ表わしている。
更に22はエンジン冷間時に、スロットルバルブを迂回
し−C流れる空気の通路、即ちファーストアイドル用バ
イパス路、23はファーストアイドル用バイパス路22
を通る空気量を制御1m−るエアバルブを夫々示してお
り、エアバルブ23はエンジン冷間時に暖機運転に必要
なエンジン回転数を確保するためにファーストアイドル
用バイパス路22を開くように作動する。
次に第3図は電子制御回路20のブロック図を表わして
いる。
30は各センサより出力されるデータを制御ブ(−Jグ
ラl−に従って入ツノ及び演算すると共に、燃料噴射弁
6、イグナイタ16等の各種装置を作動卿制御するため
の処理を行うセントラルプロセシングユニット(CPU
)、31は前記制御プログラムや点火進角演算のための
マツプ等のデータh℃格納されるリードオンリメモリ(
ROM> 、32Gよ電子制御回路20に入力されるデ
ータや演算制御覧こ必要なデータが一時的に読み書きさ
れるランダixアクセスメモリ(RAM)、33は図示
せ−ぬ=)−−−スイッチがオフされても以後の]−ン
ジン作動に必要なデータ等を保持するよう、バッテリに
よつ(バックjlツブされたバックアップランダムアク
セスメモリくバックアップRAM) 、34iよ図示し
ていない人力ポートや必要に応じて設けられる波形整形
回路、各センサの出力信号をCPU304こ選択的に出
力するマルチプレクサ、アナログ信号をデジタル信号に
変換するA/D変換器、等が備えられた入力部をそれぞ
れ表わしている。35(ま図示していない入力ボート等
の他に出力ポートが設けられその他必要に応じて燃料噴
射弁6、イグナイタ16等をCPU30の制御信号に従
って駆動する駆動回路等が備えられた入・出り部、3G
は、CPU30、ROM31等の各素子及び入力部34
、入・出力部35を結び各データが送られるパスライン
をそれぞれ表わしている。
以上の如き構成からなる本実施例のエンジン制御装置に
おいては、上記各センサからの検出信号に基づき、運転
状態に応じて燃料噴躬邑、点火時期等が制御されること
となるのであるが、次に本発明にかかる主要な処理であ
る加速スリップの検出及びそれに伴うエンジンの出力洞
部について第4図ないし第6図に示づフローチャートに
沿って説明する。尚、本実施例においては加速スリップ
時にエンジンの出力を抑制する手段として点火時期を制
御するものとする。
第4図は従来より実行されているエンジン1の燃料噴射
m IIJ陣、点ソ(時期制御等、一連のエンジン制御
を実行するメインルーチンの1つとして処理される、加
速スリップの検知処理及び加速スリップ発生時にエンジ
ン1の出力を抑制し加速スリップを防止する点火時期の
遅角制御処理を表わづフローチャートである。また第5
図及び第6図は」コ記第4図のメインルーチンに対する
割り込みルーチンを示し、第5図番ま駆動輪の回転に対
応して車速ヒン’j−21より出力される車速パルスの
入力毎に実行される車速パルス割り込みルーチンを、第
6図はエンジン1の回転に対応して回転角センサ18よ
り出力されるクランク角信号の入力毎に実行されるクラ
ンク角信号割り込みルーチンを示している。
イして、第5図の車速パルス割り込みルーチンにおいで
は、まずステップ101にて本ルーチンの前回の処理か
ら今回の処理までの時間間隔Δ1−1即ち車速パルスの
パルス間隔から駆動輪の車輪速度Vを算出し、続くステ
ップ102にてこの車輪速度Vと前回の処理にて求めら
れた車輪速度V′と−F記時間間隔ΔT1とをパラメー
タとする次式 を用いて車輪速度Vの変化量を車輪加速度として算出す
る処理を行ない、処理を終了する。またクランク角信号
割り込みルーチンにおいても上記第5図の車速パルス割
り込みルーチンと同様に、エンジン回転数Neとエンジ
ン回転数Neの変化量とを算出する処理がなされるので
あるが、この割り込みルーチンにおいては、まずステッ
プ201にて例えば30°CA(クランク角痕)毎に入
力されるクランク角信号のパルス間隔に基づきエンジン
回転数Neを算出し、続くステップ202にてこのエン
ジン回転数Neと前回の処理にて求められたエンジン回
転数Ne−とその時間間隔ΔT2とをパラメータとする
次式 を用いてエンジン回転数Neの変化量を回転加速度Ne
として算出する処理を行ない、一旦処理を終了する。
次に第4図に示した加速スリップ検知及び点火時期遅角
制御処理について説明する。
この処理が開始されるとまずステップ301を実行し、
後述の処理によりクリア又はセットされ、セット状態の
場合に遅角制御の実行中を表わすフラグFθがクリア状
態であるか否かの判定を行なう。そしてフラグFθがク
リア状態である場合には本ステップ301にてrYEs
Jと判断され、続くステップ302に移行する。
ステップ302においては前記第5図の車速パルス割り
込みルーチンにて算出された車輪速度Vが予め定められ
た所定速度に1例えば20[km/h]以上であるか否
かの判定を実行し、■≧に1の場合には本ステップ30
2にてrYEsJと判定してステップ303に移行する
ステップ303においては前記第6図のクランク角信号
割り込みルーチンにて算出されたエンジン10回転加速
度Neが前記第2の設定)aに相当する設定値に2以上
であるか否かの判定を実行し、Qe≧に2の場合には本
ステップ303にて[YESJと判定イーる。
そして上記ステップ303にてrYEsJと判断された
場合、あるいはV<K+であり前記ステップ302にて
「NO」と判断された場合にはステップ304に移行し
て、今度は前記第5図の車速パルス割り込みルーチンに
て算出された車輪加速度ワが前記第1の設定値に相当す
る設定値に3以上であるか否かの判定を実行する。
ここで上記ステップ302ないし304の処理は加、速
スリップの検知処理を表わしており、車輪速度Vが所定
値に1を下回るような車両の低速走行時には、車輪速度
Vの変化量である車輪加速度が設定値に3以上か否かに
よって加速スリップを検知し、一方車輪速度■が所定値
に1以」−となる車両の高速走行時には、エンジン回転
数Neの変化量である回転加速度が設定値に2以上であ
り、かつ車輪加速度が設定値に3以上である場合に加速
スリップを検知するようにしているのである。
そして上記ステップ303にてNe <K2でありrN
Ojと判断された場合、あるいはステップ304にて夏
<Kaであり「NO」と判断された場合には加速スリッ
プは検知されずそのまま本ルーチンの処理を終え、次の
処理に移行する。
次に上記ステップ304にてrYESJと判断された場
合には、ステップ305に移行して、加速スリップ検知
後の点火時期の遅角制御を実行中である旨を示すフラグ
Fθをセットする処理を実行し、続くステップ306に
移行する。
ステップ306に゛おいては、前記第6図のクランク角
信号割り込みルーチンにて算出されICエンジン回転数
Neをパラメータとする第7図に示す如きマツプあるい
は演算式により点火遅角量Δθを算出し、ステップ30
7に移行する。ここで第7図において、(イ)はエンジ
ン回転数Neと点火遅角量△θとが比例関係にあるグラ
フを、(ロ)はエンジン回転数Neと点火遅角量Δθと
が所定のエンジン回転数以下の場合にだけ比例関係にあ
り、その回転数を越えると点火遅角量Δ0が一定の値と
されるグラフを、(ハ)はエンジン回転数Neの増加に
伴ない点火進角量△θがより大きく増加されるグラフを
夫々表わしているが、これら3種類のグラフは点火遅角
量ΔOを求めるに当って用いるマツプとして例えばこう
いったものを用いればよいということを示しているので
あって、エンジン1の特性に応じて実験的に設定マーれ
ばよい。
次にステップ307においては現時刻T3即ち車両の加
速スリップが検知され、初めて点火時期の遅角制御を実
行する時点での時刻T1を、例えばフリーランニングタ
イマ等より読み取り、続くステップ308に移行号−る
そしてステップ308にて、メインルーチンにおける図
示しない他の制御処理にてエンジン1の運転状態に応じ
て求められた点火時期θを、上記ステップ307にて求
められた点火遅角量△θを用いて補正する処理を実行し
、この制御処理を一旦終了し、次の処理に移行する。
一方上記ステップ301にてrNOJと判断された場合
、つJ、り加速スリップが検知され、ステップ305に
てフラグEθがセットされて点火時期の遅角ルリ御が実
行中である場合には、ステップ309が実行され、この
時点での時刻T2が読み込まれる。そして次ステツプ3
10に(前回の処理にてステップ307ぐ読み込まれた
時刻下1と一1皿記時刻T2との差を次式 %式% を用いて算出し、点火時期の遅角制御が開始されてから
の経過時間Ta+を求める処理を実11′vl−る。
続くスー1ツブ311においては上記ステップ310に
て算出された遅角制御開始後の経過時間下mが所定時間
1〈4より小さいか否かの判定を実行し、Ti1l<K
4の場合にはステップ31zに移行して今度はスロワ1
〜ルポジシヨンセン与11からの(51号に上1づき求
められるスロワ1〜ル開度Sが所定値KsJ、り小さい
か否かの判定を実行する。ぞしてS<Ksの場合には本
スiツブ312にて1NOJど判断し、上記ステップ3
08に移行して前回の処理と同様にステップ306にて
求められた点火遅角量へ〇によって点火時期θを補正し
水制御l@理を終える。
一方上記ステップ311にてTl1l≧に4でありrN
OJと判断されIc場合、あるいはステップ312にて
S・く)く5でありrYEsJと判断された場合にはス
テップ313に移行して、今回の点火時期遅角制御を停
止づ−ベく、フラグFθをクリア状態として本制御処哩
を終了する。
ここで上記ステップ307及びステップ309ないしス
テップ312の処理は、この点大時期の遅角制御の終了
を決定するための処理であって、加速スリップが検知さ
れ、遅角制御が開始されて力冒ろ所定時間に4を経過し
た場合、あるいはスロットル開度Sが所定値に5より小
さくなった場合には加速スリップが抑えられたものとし
て遅角制御を終了するのである。
また本実施例においては、車輪速度Vかに1以上となる
ような車両の走行時には回転加速度&eと車輪加速度ワ
とを用いてその値がいずれも設定値以上となった時に加
速スリップを検知するようにしているのであるが、これ
は車両走行中の加速スリップを前述した加速センサ自体
の誤差によって誤検出しないようにするものである。そ
してこの場合、単にエンジン回転数Neの変化量である
回転加速F3 N Oのみを用いて加速スリップを検知
でるにうにし−(もよいのであるが、本実施例において
は更に車輪加速度Vによりぞの加速スリップを確認覆る
ようにしている。従って例えば回転角ピンザ18からの
信号にエアコンスイッヂ等からの011−OFF信号が
重畳し、回転加速aNeが見かけ上大きくなったような
場合であっても加速スリップの誤検出を防止でき、加速
スリップをより精度高く検知することができるようにな
る。
以上説明したように、本実施例においては車輪速度Vか
に1より低い、車両の始動時等の低速走行時には車輪加
速度を用いて加速スリップを検知し、車輪速度Vかに1
以上となる車両の走行時にはエンジン回転数Neの回転
加速度Neを用いて加速スリップを検知すると共に車輪
加速度ワにJ、りぞの検知を確認(−るようにしている
ので加速スリップを精度高く検知することができる。そ
して加速スリップを検知した場合にはその時点でのエン
ジン回転数Neをパラメータとして求められる点火遅角
量△θにより点火時期を遅角させ、その遅角制御を、所
定時間に4経過するまでの間、あるいはスロットル開度
Sが所定値に5より小さくなるまでの間実行するように
している。従って、加速スリップを検知するとその加速
スリップの程度に応じてエンジン1の出力を抑制するこ
とができ、加速スリップを良好に防止することができる
ようになる。ここで第8図は点火時期θとエンジン出力
Pの関係を示すグラフであって、図に示す如く、点火時
期θをθ1からθ2に△θだけ遅角するとエンジン出力
PはPlからPlに低下してエンジン1の出力が抑制で
きるようになる。
尚、加速スリップを検知した際にエンジン出力を抑制し
て加速スリップを防止する方法としては、上記実施例の
ように点火時期を制御する方法以外にも、例えば燃料噴
射量を制御するとか、あるいは吸入空気量を制御すると
かいった方法もある。
また上記実施例のように点火時期を制御する際その制御
時間を制限する所定時間に4としては、単に予め定めら
れた時間としてもよいが、加速スリップの程度に応じて
より精度よくエンジン制御を行なうために、例えば加速
スリップ発生時のエンジン回転数Neをパラメータとし
て設定するようにしてもよい。
[発明の効果1 以上詳述した如く、本発明の加速スリップ検知方法にあ
っては、加速スリップの検知を単に駆動輪の車輪速度の
変化量により検知するのではなく、車輪速度が所定値以
上となる車両走行中には少なくとも機関回転数の変化量
を用いて検知するようにしている。従って駆動輪の車輪
速度を検出する車速センサからの信号の誤差により車両
走行中に加速スリップを誤検知してしまうといったこと
を防IFでき、加速スリップの検知を精度高く行なえる
J:うになる。従って加速スリップを検知した際、内燃
機関の出力を抑制し、加速スリップを防止しようとする
場合、その制御を加速スリップの誤検出により誤って実
行し、車両の走行性を低下させるといったことも防止で
きる。また本発明の加速ス゛リップ検知方法を実行する
にあたっては、従来より車両に搭載されている車速セン
サ及び回転角センサをそのまま使用することができ、他
に特別なセンサを設ける必要もない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すフローチャート、第2図な
いし第9図は本発明の一実施例を示し、第2図は本発明
方法が適用された車両のエンジン及びその周辺装置を表
わす概略系統図、第3図は電子制御回路20を表わすブ
ロック図、第4図は加速スリップの検知及び点火時期の
遅角制御を表わすフローチャート、第5図は車速パルス
割り込みルーチンを示づフローチャート、第6図はクラ
ンク角信号割り込みルーチンを示すフローチャート、第
7図(イ)(ロ)〈ハ)は各々点火時期の遅角量△θを
求める際に用いられるエンジン回転数Neをパラメータ
としたマツプを表わすグラフ、第8図は点火時期θとエ
ンジン出力Pとの関係を表わすグラフである。 1・・・エンジン 11・・・スロットルポジションセンサ18・・・回転
角センサ 20・・・電子制御回路 21・・・d1速センサ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 駆動輪の車輪速度を検出し、該検出された車輪速度の変
    化量が第1の設定値以上の場合に加速スリップを検知す
    る車両の加速スリップ検知方法において、 上記駆動輪の車輪速度が所定値以上である場合には、当
    該車両の内燃機関の機関回転数を検出し、加速スリップ
    の検知条件を少なくとも上記機関回転数の変化量が第2
    の設定値以上であるようにすることを特徴とする車両の
    加速スリップ検知方法。
JP59122337A 1984-06-14 1984-06-14 車両の加速スリツプ検知方法 Pending JPS611544A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63101998A (ja) * 1986-10-17 1988-05-06 株式会社ダイフク 自走型監視装置
JPS63246426A (ja) * 1987-04-02 1988-10-13 Komatsu Ltd ブルド−ザの履帯滑り防止方法
JPH01130018A (ja) * 1987-11-16 1989-05-23 Nissan Motor Co Ltd 車両用駆動力制御装置
JP2008068704A (ja) * 2006-09-13 2008-03-27 Aisin Seiki Co Ltd 車両の駆動源制御装置

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